元スレ新ジャンル「青いサンタ」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 :
51 = 13 :
ほ
52 = 1 :
男「俺の学校はあそこ、妹の学校はそっちだ、2人とも15時に授業が終わって帰るから
15時くらいに家の前にいろ」
青サンタ「スイマセン」
男「ん、まああんまりおかしなことすんなよ」
青サンタ「そこは問題ありまセん」
妹「じゃ、私行ってくるね」
男「俺も行くわ、別に遅くなってもいいが夜には帰ってこないと家入れんから気をつけろよ」
青サンタ「わかりまシた」
男「じゃあの」
53 = 33 :
サンタ可愛いよ
54 = 1 :
青サンタ「さてと・・・そろそろ出てきなサい」
ザッ
青サンタ「ひどい殺気・・・まだクリスマスには早いでスよ」
??「もう貴様たちに居所はないと思っていたがね」
青サンタ「フフフ、もはや絶滅寸前の私達にどうシてそこまで怯えているのかシら?」
??「汚れた青い血の一族め・・・」
青サンタ「あなたたち赤い一族がここまで繁栄したのはここ数百年の話でシょう」
??「じゃが今この世界を握っているのは我々じゃよ」
青サンタ「そうね、今はそう・・・だけど盛者必衰、調子に乗っていると足をすくわれまスよ」
??「ほざけ、せいぜい一族の再興を夢見ておくことじゃ」
青サンタ「かわいそうな人・・・ニンゲンの限りない欲望をあなたごときが飲み込めるかシら」
??「ホッホッホッ・・・貴様のその青い服が赤く染まる日を楽しみにしておるよ」
55 :
トナカイにストライキされプレゼントを紛失して青褪めた顔で街を徘徊するサンタかと思ったら違った
56 = 1 :
キーンコーンカーンコーン
男友「おいすー」
男「おいすー」
男友「昨日はすまんな」
男「いやいいんだ」
男友「あのサンタっ娘、結局どうしたの?」
男「うちに泊まってる・・・」
男友「ヒョエー!」
58 :
サンタの服が赤いのはスポンサーがコカ・コーラだから
これは有名な話
サンタの服が青いという事は
スポンサーはペプシかサントリーか
59 = 1 :
男「よくわからない反応をするな」
男友「一つ屋根の下で男女が一晩」
男「いや妹もいるから・・・」
男友「あ、そうか」
男「今日家来るか?」
男友「そういえばサンタっ娘の話途中で帰っちゃったしな、今日もおじゃましよう」
男「なら帰りにコンビニででも菓子買ってきてくれ」
男友「りょーかい」
60 :
青サンタかわいいよ
61 = 1 :
キーンコーンカーンコーン
妹「はぁ・・・またか・・・」
カサッ
妹友「またラブレター?」
妹「う~ん・・・」
妹友「モテモテねぇ」
妹「困るなぁ」
62 = 1 :
妹友「あらあら、他に好きな人でもいらっしゃるのかしら?」
妹「いないいない」
妹友「またまた~」
妹「ちょっとぉ?それよりあんたも先週駅前で男の子と歩いてたらしいわね」
妹友「ギクッ」
妹「あーあー、勝者の余裕ってやつですかぁ?」
妹友「あ、あはは」
妹「期末も近いし今日は帰るね」
妹友「うん、じゃあね」
妹「んじゃ」
63 = 1 :
男「ふぅ・・・」
妹「あ、おにぃ!」
男「妹か、お前もちょうど帰りだったのか」
妹「うん、サンタちゃんが気になって走って帰ってきちゃった」
男「そうか」
妹「おにぃもいつもより早いね、やっぱ気になる?」
男「そんなわけあるか」
64 = 1 :
青いサンタ「おかえりなサい」
妹「サンタちゃーん!」
男「やっぱいたか・・・」
ガチャ
妹「ささ、入って入って」
青いサンタ「改めてお邪魔シまス」
男「昨日の友達も来るから、話の続きを聞かせてくれ」
青いサンタ「わかりまシた」
65 = 13 :
いいよいいよー
66 = 8 :
赤いサンタはみんな白髭のおっさんで、青いのはみんな女の子か
67 = 1 :
ピンポーン
男友「おいすー」
男「来たか」
男友「おいすー」
青いサンタ「お、おいすー?」
男友「おいすー」
青いサンタ「おいすーってなんでスか?」
男友「挨拶だよ挨拶、友達同士のね」
青いサンタ「あいサつ・・・おいスー」
68 :
このこーえがーかれるっくらーいにー
69 = 1 :
男友「これで俺ら友達!」
青いサンタ「ともだち・・・ともだちか、フフ」
男「お、ピザポテトとか俺の嗜好をよくわかってるな、さすが俺の友達」
男友「おうともよ、ピザポテトとキャベツ太郎も買ってきたぞ」
男「わかってるねぇ、堅揚げポテトはブラックペッパーに限るよな、うすしおも捨てがたいが」
バリバリ
70 = 1 :
男友「んじゃ昨日の話の続きを聞きたいんだけどいいかな」
青いサンタ「えぇ」
妹「はい、コーヒー淹れたよ」
男「おう、サンキュー」
青いサンタ「青いサンタと赤いサンタがいることまでは言いまシたよね」
男友「そうだね」
71 :
青サンタ「単刀直入に申シあげると、青いサンタと赤いサンタは対立シていまス」
妹「ほうほう」
男「そもそも本物のサンタってーのは何が目的なんだよ」
青サンタ「ご存知の通り、人々にプレゼントを配るためでス」
男「それだけか」
青サンタ「それだけでス、私達は人々の祈り、願いを力に活動をしていまス
そう作られた存在なのでス」
男友「なんともロマンティックな・・・」
男「妹と同じ反応をするなよ」
72 = 71 :
青サンタ「しかしこの数百年で赤いサンタの勢力が伸び、青いサンタはもうほとんどいません」
男「まあ普通はサンタといえば赤いイメージだしな」
青サンタ「そもそも、私達サンタは昔は神と呼ばれる存在でシた」
妹「神様!?」
男「いよいよ壮大な話になってきたな・・・」
青サンタ「人々に与える物もプレゼントだけではありまセんでシた」
男友「神様ってことは、つまり神罰とかってこと?」
青サンタ「当たらずとも遠からずといったところでス」
妹「おお・・・」
73 = 71 :
って日付変わっとったな、お前らメリークリスマースwwwwwwwwwwwwホーゥホーゥホーーーゥwwwwwwwwwwwww
74 :
なんかワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
75 = 71 :
青サンタ「いつの頃からか、強大な文明を持った人間はだんだん傲慢になり、神を区別するようになりまシた」
男「区別?」
青サンタ「はい、自分たちに都合のいいプレゼントを与える神と、不都合なプレゼントを与える神をでス」
男友「なるほど」
男「で、その都合のいいほうが赤くて、不都合なほうが青いのか」
青サンタ「・・・はい」
妹「もしかしてサンタちゃんも神罰を・・・?」
青サンタ「少々誤解されていまスが、理不尽な物はありまセんよ」
男友「そうだよな、サンタちゃんがひどいことするわけないよな」
男「ますます信じらんねぇな」
76 = 71 :
青サンタ「そして18世紀、産業革命によって爆発的に人類に資本主義が広まり、人類の物欲がピークに達シまス」
男「・・・。」
青サンタ「その後はもう何でも欲しい物を与えてくれる神、つまり赤いサンタへの祈り、願いが集中シまス
赤いサンタの一族がこの世界を一気に覆い尽くシまシた」
男友「なんだかなぁ」
青サンタ「そして今に至りまス、現在青いサンタなんて存在シていないようなものでスよね」
妹「確かにサンタ=赤いってイメージだもんね私達」
男「まあそれは某飲料会社の陰謀だって噂もあったけどな」
78 = 71 :
>>77
そのセリフをクリスマスはこれで4年連続VIPでサンタSS書いてる俺に言えるのか?え?お?
79 = 77 :
>>78
すまぬ
すまぬ
80 = 71 :
青サンタ「しかし私達は絶滅シたわけではありまセん」
男友「現に今目の前に青いサンタちゃんがいるもんな」
青サンタ「ただ純粋に、幸せを願う人々の祈りによって私達は生きながらえていまス」
男「にわかには信じがたい話だな」
青サンタ「そりゃそうでス、簡単に信じられるような土壌ができていれば私達はもっと赤いサンタと拮抗していまスから」
妹「でもなんかすごい話だよねぇ、サンタちゃんが神様だったなんて」
81 = 71 :
青サンタ「人々がこの能力を神と勘違いしていただけで厳密には神とは違うのでスが」
男友「で、君はなんでここに来たんだい?」
青サンタ「わかりまセん、我々サンタはクリスマスが近くなるとこの世界に受肉しまス」
妹「おお」
青サンタ「その受肉した場所がここだったのでスが、ちょっと受肉時にエラーがあって倒れていたのでス」
男「まあいい、その話が本当だとしてこれからお前は何をするんだ」
青サンタ「何をって、私はサンタでスよ」
妹「プ、プレゼント!?」
82 = 71 :
青いサンタ「そうでス」
男「祈りや願いを集めてプレゼントを作り出すってことか」
青いサンタ「はい、まあここで会ったのも何かの縁、クリスマスが近くなればきっと
あなたたちへのプレゼントも創り出せるとおもいまスよ」
男友「やりぃ!」
妹「きゃー!」
男「ガキかよお前ら・・・、でもお前ら青いサンタは不都合な物も与えるんだろ?」
青いサンタ「ハイ、しかしそれは決して理不尽な物ではありまセん」
妹「ほっ・・・」
男友「ほっ・・・」
男「お前ら・・・」
83 = 71 :
青サンタ「クリスマス頃にはプレゼントを創りだす魔力が貯まりまス、何が出てくるかは私にはわかりまセんがね」
妹「その人の願いに呼応したプレゼントってこと?」
青サンタ「うーん、若干ニュアンスが違いまスがまあそういったところでス」
男友「ほほー、おっともうこんな時間か、俺はそろそろ帰るわ」
男「お、そうか、玄関まで送って行ってやろう」
妹「また来てくださいね」
男友「おう、サンタちゃんもまたね」
青サンタ「はい、ではまた」
84 = 71 :
男「ふぅやれやれ」
青サンタ「ご理解いただけまシたか?」
男「理解はしても信じられはせんがな」
青いサンタ「そうでスよね」
妹「私は信じるよ、だってロマンティックじゃない」
男「お前なぁ・・・」
青サンタ「フフ」
男「期末も近いし勉強しとけよ」
妹「はぁ~い」
85 = 71 :
妹「サンタちゃん、一緒に寝よ~」
青いサンタ「いいのでスか?」
妹「いいのいいの、女同士の楽しい夜を過ごしましょ」
青いサンタ「・・・?」
妹「今から媚売っといて、クリスマスプレゼントでっかいのもらうの♪」
青いサンタ「いいことでス、そういった願いは力になりまスから・・・」
妹「ちょっと狭いけどどうぞ」
青いサンタ「お邪魔シまス」
妹「じゃあ電気消すね」
パチッ
86 :
猟奇的なサンタ
87 :
ガチだとしたら悲しい奴だな
凄い奴だな
88 = 71 :
青サンタ「ベッドで寝るのは久しぶりでス」
妹「いつも何で寝てるの?」
青サンタ「私達は寝る必要がありまセんので」
妹「そうなんだ~」
青サンタ「でも、若干の魔力の節約にはなりまスのでまったくの無意味というわけではありまセんが」
妹「ふ~ん、不思議だね」
青サンタ「あなたは疑わないんでスか?」
妹「おにぃのことはごめんね、なんか変に現実主義なんだ、UFOとか幽霊とか全然信じないんだよね」
青サンタ「普通はああいうものでスよ」
妹「私はね、サンタさんがいるって信じてたんだ」
青サンタ「・・・。」
89 = 71 :
妹「まあ私のサンタさんのイメージってその赤い・・・サンタなんだけど」
妹「だからなんか今すごくわくわくして・・・でも・・・」
青サンタ「・・・?」
妹「なんでもない」
青サンタ「はい」
妹「サンタちゃんってお父さんやお母さんっているの?」
青サンタ「生物の繁殖とは違いまスが男性と女性の番によって次代のサンタが発生しまスから」
妹「今はどこにいるの?」
90 = 71 :
青サンタ「もう・・・両親の存在は消え去りまシた・・・」
妹「えっ・・・?」
青サンタ「実は言っていまセんでシたが、青サンタの生き残りは私だけでス」
妹「そ、そんな・・・」
青サンタ「それも時代の流れってやつでスかね」
妹「ひどいよそんなの・・・」
青サンタ「厳しい話でスが、それがあなた達人間の願いなのでスよ」
妹「そうだよね・・・ごめんね・・・」
青サンタ「いいえ、謝ることはありまセんよ、私達は人間のために存在シているのでスから」
妹「でも・・・」
91 = 71 :
青サンタ「それにあなたは私の話を信じるといってくれまシた」
青サンタ「お兄さんはともかく男友さんも私の話は半信半疑でス」
青サンタ「しかしあなたは本心から信じている、私にとってとても嬉シいことでス」
妹「・・・。」
青サンタ「だからあまり深く考えないほうがいいでスよ」
妹「うん・・・」
青サンタ「もう寝まシょう」
妹「そうだね、おやすみ」
青サンタ「おやすみなサい」
92 = 71 :
ちょっと風呂わいたんで入ってキマスワ
落ちてなかったら続き書くます
93 :
94 = 77 :
全力でほ
97 :
なかなか
98 = 71 :
ふう、さっぱりしたぜ
んじゃ続きいくぜ
100 = 71 :
ズズッ
妹「おにぃおはよ」
男「おはよう」
青サンタ「おはようございまス」
男「そういえばよ」
青サンタ「はい?」
男「初めて会った時、お前俺に助けてって言ってたよな」
青サンタ「そういえば言ってたかも知れないでスね」
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