元スレ新ジャンル「青いサンタ」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 :
1 :
妹「今年ももう12月だね」
男「だな」
妹「ところで」
2 :
妹「どっこいしょ」
3 = 1 :
男「だめ」
妹「えーまだ何も言ってないじゃない!」
男「どうせ欲しい物があるんだろ」
妹「さすが兄上、素晴らしい洞察力」
男「だめったらだめだからな」
妹「なんでよぉ」
男「サンタさんはもう卒業しろ」
4 = 1 :
妹「おにいはロマンがない!」
男「ロマンを求めるならはがき買ってやるからサンタさんにでもお願いしろ」
妹「ぶー」
男「マジで欲しかったら彼氏にでもねだれ」
妹「私に彼氏なんていないのわかってるくせに」
男「もう8時だぞ、学校遅れる」
妹「は~い」
5 = 1 :
男「授業ちゃんと聞けよ、また期末で泣くぞ」
妹「わかってますよーだ」
男「じゃあ俺こっちだから」
妹「いってらっさい」
6 = 1 :
男「・・・。」
青サンタ「・・・。」
男「なんだこれ」
青サンタ「・・・。」
男「おい、こんなところで寝てると危ないぞ」
青サンタ「・・・。」
男「死んでる・・・?」
青サンタ「うぅ・・・」
7 = 1 :
男「生きてるか、しかしなんでこのサンタ青いんだ、どっかの企業のコスプレか?」
青サンタ「うーん・・・」
男「あれ?女の子?どっかのバイトにしては幼いな」
青サンタ「あなたは?」
男「いや学校いく途中であんたが倒れてるの見つけて」
青サンタ「そうでスか」
男「こんなところで寝てると危ないぞ、しかもそんな格好で」
男(なんか危なそうな空気だな、とっとと離脱しよう)
8 :
血の抜かれたサンタ
つまりホラーですねわかります
9 = 1 :
男「そこを右に曲がったら警察署だから何かあったらそこにいけ」
青サンタ「はい」
男「じゃ」
テクテク
テクテク
男「ってなんでついてくんだよ!」
青サンタ「いえ・・・あの・・・」
10 :
死ぬほど洒落にならない怖い話
「青サンタ」
11 = 1 :
男「なんだよ!」
青サンタ「わたシ・・・サンタなんでス・・・」
男「見りゃわかる」
青サンタ「信じてないでスよねその目」
男「大丈夫、トラストユー」
青サンタ「信じてない」
男「ビラ配りか看板持ちだろ、どこの店だ?そこの揚げ物屋か?」
12 = 1 :
青サンタ「違いまス、本物のサンタでス」
男「本物ならなんで青いんだよ」
青サンタ「それは説明スると長くなりまスがいいでスか?」
男「いやいい、俺は学校行くから」
青サンタ「ふえぇ・・・」
13 :
見てるぞ
14 = 1 :
キュッ
男「裾を掴むのをやめろ」
青サンタ「あの・・・」
男「だからなんだよ!」
青サンタ「助けてくだサい」
男「込み入った事情があるのはわかった、だから警察にいけ」
青サンタ「わかりまシた・・・」
男「やれやれ、おっと遅れるやばいやばい」
15 = 1 :
キーンコーンカーンコーン
先生「期末はここまで出るからな~、今日はここまで」
男友「おいすー、男帰ろうずぇ~」
男「おう」
男友「今年もいよいよあの時期が近づいてますなぁ」
男「お前は彼女と過ごすのか?」
男友「どっかに俺とクリスマスを一緒に過ごしてくれる彼女は落ちてないかな」
男「正直すまんかった」
16 :
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3768866.bmp
17 = 1 :
男友「男よ、一緒にクリスマスぱーっと 騒 が な い か 」
男「断る」
男友「妹ちゃんもそろそろ彼氏できてんじゃねえの?俺がいなきゃひとりぼっちじゃないの?」
男「馬鹿言え」
男友「怒るな怒るな、両親をはやくに亡くして兄の男手ひとつで丹念に育て上げてきたかわいい妹が
どこぞの男にかっさらわれるとか想像もしたくないよなぁニヤニヤ」
18 = 1 :
男「もういいや、お前も誘って3人でクリスマスパーティでも開こうと思っていたが
今年も2人分のメシだけでよさそうだな」
男友「うわぁ~!すいませんすいません!」
男「帰るなら帰ろうぜ、学生にはクリスマスの前に期末試験というイベントがあるからな」
男友「あーあー嫌だねぇ」
19 = 1 :
男「・・・。」
男友「どったの?」
男「通用門から出よう」
男友「ん?なんかあんの?」
男「何もない、いや裏手の本屋に寄りたいなって」
男友「お?なんだあれ」
男「ビクッ!」
男友「青い服のサンタさん・・・?」
男「な、なんだろうな~あれ」
21 = 1 :
男友「しかもちょっとかわいいぞ」
男「へ、へー」
青サンタ「あ!やっと見つけまシた!」
男(NOOOOOO!!!)
22 = 1 :
男友「はれ?知り合いなの?」
男「い、いや・・・その・・・」
男友「くっそ!親友だからって油断してた!こんなかわいいサンタコス娘が彼女だなんて・・・およよ・・・」
男「ち、ちげぇって!」
23 = 1 :
男友「名前なんてーの?」
青サンタ「名前?」
男友「うん、君かわいいね、学校どこ?」
青サンタ「学校?」
男友「あれ、もしかして年上の働いてるお姉さんだったりするの?」
青サンタ「働く?」
男友「うーんと、あれ?」
24 = 1 :
男「そいつよくわからないんだ、無視して行こうぜ」
男友「いやでもそういうわけには」
男「とにかく注目される前に逃げ出したい・・・ッ!」
男友「あ、ああ」
ダッ!!
青サンタ「あ、待ってくだサい!!」
25 = 1 :
タッタッタッタ
男「ハァハァ」
男友「で、誰なのあの子」
男「なんか朝道端に倒れてたから声かけたら絡まれた」
男友「それでほっぽってきたのかよひでぇ」
男「ひでぇって・・・」
男友「女の子を助けてあげるのが男ってもんだろぉ?」
男「いやまあそうだけどさあ」
26 = 1 :
青サンタ「ハァハァ・・・」
男「げぇっ」
青サンタ「やっと見つけまシた」
男「なんで追いかけてくんだよ!」
男友「まぁまぁ、事情くらい聞いてあげようぜ」
青サンタ「うるうる、いい人でスね」
男友「おう、ドーンと任せなさい!」
男「おいおい」
ギュルるるるる
男友「・・・とりあえず飯でも食いながら話そうか」
青サンタ「スいまセん・・・」
27 = 1 :
男「で、なんで俺ん家なんだよ!!」
男友「いいだろー」
男「よくねぇよ!妹に見つかったら」
男友「何か都合悪いの?」
男「いや・・・しかしだな・・・」
男友「じゃあオッケー、で、何してたの?」
青サンタ「私はサンタなんでス」
男「それはもう聞いた」
28 = 13 :
サンタかわいい
29 = 1 :
男友「へぇ、青いのに?」
青サンタ「それは説明スると長くなりまスがいいでスか?」
男友「大丈夫大丈夫、お兄さんに話してご覧」
男「はあ・・・全然だいじょうぶじゃねえよ・・・」
青サンタ「お二人はサンタが本当にいると信じていまスか?」
男「いるわけねぇだろ・・・」
男友「俺は13歳まで信じてたぞ」
青サンタ「サンタは実在しまス」
30 :
久々の新ジャンルだぜ
ひゃっほう!
31 = 1 :
青サンタ「サンタには2種類いるのをご存知でスか?」
男友「2種類?」
男「もしかして・・・赤いのと青いのってことか?」
青サンタ「はい、そうでス」
男友「一般的な赤いやつと君みたいな青いの?」
青サンタ「その通りでス」
男「その赤と青で何が違うんだよ」
32 = 1 :
プルルルルル
男友「もしもし、うん、えー、わかった」
男友「すまん、ちょっと用事ができたわ」
男「お、おい」
男友「その子のことは頼んだ、手出すなよ」
男「おいおい、俺を残していくなよ」
男友「じゃーなー!」
33 :
これは期待大
34 = 1 :
男「おーい」
青サンタ「バイバイ」
男「チラッ」
青サンタ「ニコッ」
男「はぁ・・・」
青サンタ「話の続き聞きまスか?」
男「いやいい・・・これからどうすっか・・・」
35 :
>>16
かわいい
jpgではってくれ
36 = 1 :
青サンタ「あの、相談なのでスが」
男「ん?」
青サンタ「クリスマスまでここに泊めてくれまセんか」
男「ブッ!!」
青サンタ「ダメでスか?」
男「ってかお前は一体何者なんだよ!」
青サンタ「サンタクロースでス」
37 = 1 :
男「お前なぁ・・・」
ガチャ
妹「ただいまー!」
男「げっ」
ズサッ
妹「お、おにぃが女の子を・・・しかもコスプレまでして・・・」
男「ち、違うんだこれは誤解だ」
38 = 1 :
カクカクシカジカ
妹「ふーん、それで連れて帰ってきたんだ」
男「違う、勝手についてきたんだ」
妹「んでどうすんの?」
男「警察にでも行ってもらったほうが・・・」
妹「えーいいじゃない!」
男「は?」
妹「本物のサンタさんなんでしょ?」
39 = 1 :
男「いや、まあそう言ってるんだが・・・」
男(なんだこのキラキラした瞳は・・・)
青サンタ「クリスマスにはあなたたちにもぜひプレゼントを」
妹「はい契約完了!ねね、いいでしょ、泊まってもらおうよ」
男「やれやれ・・・わっけわかんねぇ」
妹「わーい!今年のクリスマスは楽しくなりそうね、部屋はいっぱいあるし」
男「そういう問題じゃねえだろ・・・」
40 = 1 :
妹「そういえば名前聞いてないわね、なんて名前?」
青サンタ「サンタに名前はありまセん」
妹「そうなの?」
青サンタ「えぇ、サンタはサンタでス」
妹「ふーん変なの。服は?荷物はないの?」
青サンタ「ありまセん」
妹「じゃあ私の着替えを貸してあげるよ、私の部屋おいで」
青サンタ「おじゃましまス」
男「はぁ・・・」
41 = 13 :
しえん
42 = 1 :
ジリリリリリリリリリ
妹「おにぃ!朝だぞ!」
男「う、うーん」
妹「起きろー!」
男「ふあぁ~」
妹「朝ごはんもうできてるから」
男「おう」
トットットット
青サンタ「おはようございまス」
男「げっ!」
43 = 1 :
青サンタ「お先いただいてまス」
妹「この紅茶ね、サンタちゃんが淹れてくれたの」
男「夢じゃなかった・・・」
妹「そういえば私達が学校行ってる間サンタちゃんどうしよっか」
男「さすがに家に置いておくわけにはいかんだろう」
青サンタ「大丈夫でスよ」
妹「家でいいんじゃ」
44 = 16 :
45 = 1 :
ふぅ・・・
46 = 13 :
なんでこんなに人いないん?
47 = 35 :
>>44
ありがと。かわいい
48 = 1 :
男「そういうわけにもいかんだろう、とりあえず服を着替えてどっかネカフェにでも
いてもらうか?」
妹「そこまでするなら家にいたらいいのに・・・」
青サンタ「いえ、私もサンタでスから色々と仕事がありまシて」
妹「仕事?」
青サンタ「ええ、願い事を集めなければ」
妹「願い事!」
男「うっ、出た妹のキラキラフェイス」
49 = 1 :
青サンタ「はい、人の願いが私たちサンタの力の源なのでス」
妹「願い事が力になるなんてロマンチックぅ・・・」
男「とにかく、そういうことならまあいいんだ」
妹「そういうことならパパっと朝ごはん食べちゃいましょう」
青サンタ「ええ、このサンドイッチおいシいでスね」
妹「それね、私のオリジナルなんだ」
青サンタ「ほほー、そういえばあのクッキーも」
妹「あ、食べてくれたの?自信作なんだ」
青サンタ「あれは素晴らシいものでシた」
男「クッキーもいいけどもうそろそろ8時だぞ~」
50 = 30 :
みてるぞ
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