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元スレ新ジャンル「借金取たて幼馴染」

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1 :

誰か頑張れ。

3 :

それより、新ジャンル「爆裂・妹チャーハン」を……

4 :

それよりも
新ジャンル『幼女源義経』を

5 :

「早くお金返しなさいよ!期限はとっくにすぎてるのよ!」
「嫌だ」
「借りたものは返すのが普通でしょ!」
「返しちゃったら、お前もう取り立てに来なくなるだろ
それが嫌なんだ」
「え?」

これは駄目だ

6 :

えーっと…ワーキングの、なんだっけ?

7 :

家に帰ったら書く

8 = 1 :

>>7
期待保守

9 :

>>6
進藤と鎌倉だっけ

10 = 1 :

>>5
頑張れ頑張れ‼

11 = 1 :

保守

13 :

ドアが鳴っている。

「早くお金返しなさいよ! 期限はとっくに過ぎてるのよ!」

ドアが鳴っている。

「ちょっと、聞いてるの!? 返事しなさいよ!」

無視したのがいけなかったのか、ドアが更に激しく鳴っている。
音が響く度に、俺の部屋も一緒に振動する。
あ、天井から埃が落ちてきやがった。このボロアパートめ。

「ねぇ、いるんでしょ? いい加減に返事してよぅ……」

尻すぼみの声。
彼女がドアを叩く音に、だんだんと力がなくなっていくのが分かった。

「もうそろそろ手が痛くなってきたわよぅ……。男くぅん……」

ならインターホン使えよ。
俺はそう思った。

16 :

>>7>>13どっちが面白いか

17 :

>>13に期待

19 :

中ノ島 妙がペンチ持って朝凸してくるのか

20 :

「これも差し押さえ!これも差し押さえよ!」

「え、ちょっ、それ取られたら明日から生きて行けないんだけd」

「うるさいわね!これは何?アルバム?」

「げ、それは」

「小さい頃の私と男君の写真……」

「……それは許してくれよ」

「……うっさい!差し押さえよ!」

21 = 13 :

と、その時。騒音がぴたりと止まった。
そしてしばしの静寂の後。

「……おーい、男くーん。返事してくださーい」

猫撫で声の訴えかけるような女の声。だが、無視。

「いるのは分かってますよー。ここを開けてくださーい」

無視。

「おーい……。ま、まさか、本当に留守なの……? いや、しかし……」

無視。

「うおーい! 開けてよぅ!」

無視。断固として無視。

「……ていうか、金返せ馬鹿ァ! 本当はいるんだろチクショー!?」

再び打ち鳴らされる俺の部屋のドア。
時を同じくして揺れる天井。
埃が俺の頭上から舞い落ちてくる。

「あ痛ッ!? い、今ドアノブで小指打った! す、す、すごい痛いよぅ……」

涙混じりにドアの向こうから女が訴えかけてきた。
だったらインターホン使えよ。
俺はぼんやりと、またそう思った。

24 = 12 :

>>21だった・・・・・・orz

25 = 13 :

「痛いよぅ……。小指、赤くなってるよぅ……。ぐすッ、なんで私がこんな目に……」

ドアの向こうで愚痴愚痴と女がわめいている。とても鬱陶しい。

「こ、こうなったのも全部、男くんが悪いんだからね。うぅ、すごく痛いよぅ……」

知るか。と俺は心の中で思った。
無論、口には出さない。
あくまでも俺は無言を貫くのだ。

「ああもうッ! お金は返ってこないし、指は痛いし、男くんは無視するし最低!!」

女は憤慨している様子。

「腹が立ってきたわ! 私の怒りゲージはマックスよ!」

憤慨だけではない。激昂までしているようだ。

「最後の手段! ていッ!!」

女がそう叫ぶや否や。
ドアに大きな衝撃と共に轟音……と言えなくもない、これまた大きな音が響いた。

「ああッ!! こ、今度は足の小指打った!? い、痛いってもんじゃないわよぅ……!」

どうやら、ドアに蹴りを入れていたらしい。

「手と足の小指が痛いよぅ……。男くぅん……」

手の次は足か。いい加減インターホン使えよ阿呆。

26 :

志保ちゃん!鎌倉志保ちゃんじゃないか!

29 = 13 :

「うううううううう!!」

あ、なんか女が呻り出した。
今度は何事だ?
また珍妙なことを仕出かすんじゃなかろうな?

「ううううう…………わんッ!」

吠えた!?

「ううう! 男くんの馬鹿! ばーか! ヴァーカ! ヴァーカ! ヴァーカ!!」

巻き舌で馬鹿馬鹿と連呼するな。
無駄に発音がいいのが少しイラッとくる。

「男くんのバーカ! バカバカバカバカバカバカ! バッ……」

あれ?
止まったぞ?

「バ……ゲフッ、ゴフッ! ゴホッ、ゴホッ。の、喉が痛いよぅ……」

むせてやがる。

「ゴフッ……お、おぇええ……。な、なんか気持ぢ悪い……」

こいつは何がやりたいんだ。
誰か俺に教えてくれ。

30 = 12 :

癖になりそうな文体w 支援

32 = 13 :

「お、男くーん。お、お水ちょうだい……ゴホッ」

咳と共にドアが弱弱しく、二度三度と叩かれる。
ドアの向こうには、きっと今にも死にそうな顔をしている女がいることだろう。

「おーい、男くーん」

無視。

「無視しないでよぅ……」

だが、心を鬼にして俺は無視を敢行する。
ここで返事をすると、必ず女はつけ上げる。
幼馴染だからこそ俺には分かるのだ。

「ちょっとでいいからお水ちょうだいよぅ……。男くん、本当はいるんでしょう…・・・?」

いません。
俺は留守です。

「ど、どうしてそんなに意地悪ばっかりするのよ!?」

金を返したくないからです。

「うぅうう……」

あ、また呻り出した。
また吠えるのか?
というか、そろそろ諦めて帰ってくれ。頼むから。

34 = 13 :

「うううううう……」

相変わらず、ドアの向こうでは唸り声は続いている。
声の位置から判断するに、ドアの真ん前に女は座り込んでいるようだ。
迷惑だから正直止めて欲しい。
ご近所の方に見られたら、俺があいつと同類の変人だと思われてしまう。

「ううううう! うワンッ!!」

また吠えてやがる。それはさっきも聞いた。

「バーカ! バーカ! 男くんのバーカ!」

それもさっき聞いた。まったく、芸がない女だな。

「バカバカバカバ……ゲフッ! ゴホッ! の、喉がまた痛いよぅ……」

馬鹿はお前だ。
お前の頭にはさっきの失敗はインプットされていないのか。
ワープロ以下の学習能力なのか。
脳味噌がフロッピー以下のメモリ容量なのか。

「ねぇ、男くん、お水ちょうだいよぅ……」

嫌だ。

「……もういいわよ! 男くんのば……ゴフッ、ゴフッ!」

いいからもう帰れ。

35 = 13 :

>>7はいつ帰ってくるんだ
俺はいつまで書き続ければいいんだ
そろそろ>>7が交代してくれ

36 :

いいから続きを書くんだ

38 = 13 :

俺の願いが通じたのか、ほどなくして玄関先からは物音がしなくなった。
ようやく諦めて帰った……のか?
いや、女のことだ。
俺が安心してドアを開けて確認した隙に、強引に入ってくるという可能性も捨てきれない。
むしろ、その可能性は高い。
ドアの前に立つと気配でバレるやもしれぬ。
ここは部屋から動かず、しばらく様子を見よう。
俺は部屋の中で横になると、そのまま目を閉じた。
……一分。二分。三分。
時間はどんどん過ぎていく。
そして、そろそろ体感時間で五分が経過しようとした頃。

「うがぁーーッ!!」

獣の咆哮がドアの向こうから聞こえてきた。
間違いない。
あれは女の声だ。

「どうして? ねぇ、どうしてなのよ!?」

何がだ。

「どうして私を心配して出てきてくれないのよーーッ!?」

知るか。

「男くんの意地悪! 鬼! 悪魔! まぬけ! ツンデレ! 味噌汁!」

おい、最後の二つはなんだ?
お前は何が言いたいんだ?

40 = 13 :

「本当は私のこと好きなくせに! ツンデレめ! このツンデレめ!!」

話している内に興奮したのか、どんどん内容が明後日の方向にエスカレートしていく。
そんな彼女を俺は止める術を持たない。
むしろ持ちたくない。
係わり合いになりたくない。
どうして俺はあんなのと幼馴染なんだろう。
ああ、人生は後悔ばかりだ。

「出て来いツンデレ! そして金返せ! いい加減金返せ!」

無視だ、無視。
俺は留守です。
だからお金は返せません。
残念でした。

「あと、さっきから急に味噌汁が飲みたくなったからちょうだい!」

そんなもん知るか。

「もうこの際、水分ならなんでもいいからちょうだい! 私、喉が痛いのよぅ……!!」

なら叫ぶな。
もう帰れよ、馬鹿女。

「男くーん! ドアを開けてよぅ~!!」

ドアがまた騒がしく叩かれる。
このままではエンドレスだ。
いつ終わるんだよ、このやり取り。

42 :

>水分ならなんでもいい
wktk

44 = 13 :

「ドアを開けないなら、私にも考えがあるんだからね」

お? 何をする気だ?

「いくら叩いても開けてくれないのなら……」

また蹴るのか?
で、小指をぶつけるのか?

「体ごとぶつかる、究極のタックルよ!!」

女は、そう言うや否やドアへとタックルを強行してきた模様。
ドアの向こう側は見えないので、はっきりと断定はできないが。
まぁ、ドアに鈍い音がしたからタックルしたんだろう、恐らく。

「か、肩が痛いよぅ……。男くぅん……」

今度は肩かよ!
お前は馬鹿か?
馬鹿なんだよな?
叩いても蹴っても開かない金属のドアが、女が適当にタックルした程度で開くものか。

「すごい痛い! これ絶対骨が折れた! 責任取れ! もうお嫁に行けない!!」

おい、俺のせいなのか?
その痛みは自業自得じゃないのか?

「こんなかわいい幼馴染が言ってるんだから、いい加減ドアを開けてよ! 馬鹿!」

何度も言うが、馬鹿はお前の方だと思う。

45 :

>>35
その気持ち良く分かる
何度>>1が投げ出したスレにいたことか  orz

47 = 12 :

>>45
念のために聞くけど何ていう擦れ合う?

49 = 12 :

>>47
完全に誤字www
スレねw


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