元スレ新ジャンル「借金取たて幼馴染」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ▲
1 :
誰か頑張れ。
3 :
それより、新ジャンル「爆裂・妹チャーハン」を……
4 :
それよりも
新ジャンル『幼女源義経』を
5 :
女「早くお金返しなさいよ!期限はとっくにすぎてるのよ!」
男「嫌だ」
女「借りたものは返すのが普通でしょ!」
男「返しちゃったら、お前もう取り立てに来なくなるだろ
それが嫌なんだ」
女「え?」
これは駄目だ
6 :
えーっと…ワーキングの、なんだっけ?
7 :
家に帰ったら書く
8 = 1 :
>>7
期待保守
9 :
>>6
進藤と鎌倉だっけ
10 = 1 :
>>5
頑張れ頑張れ‼
11 = 1 :
保守
13 :
ドアが鳴っている。
「早くお金返しなさいよ! 期限はとっくに過ぎてるのよ!」
ドアが鳴っている。
「ちょっと、聞いてるの!? 返事しなさいよ!」
無視したのがいけなかったのか、ドアが更に激しく鳴っている。
音が響く度に、俺の部屋も一緒に振動する。
あ、天井から埃が落ちてきやがった。このボロアパートめ。
「ねぇ、いるんでしょ? いい加減に返事してよぅ……」
尻すぼみの声。
彼女がドアを叩く音に、だんだんと力がなくなっていくのが分かった。
「もうそろそろ手が痛くなってきたわよぅ……。男くぅん……」
ならインターホン使えよ。
俺はそう思った。
16 :
17 :
>>13に期待
19 :
中ノ島 妙がペンチ持って朝凸してくるのか
20 :
「これも差し押さえ!これも差し押さえよ!」
「え、ちょっ、それ取られたら明日から生きて行けないんだけd」
「うるさいわね!これは何?アルバム?」
「げ、それは」
「小さい頃の私と男君の写真……」
「……それは許してくれよ」
「……うっさい!差し押さえよ!」
21 = 13 :
と、その時。騒音がぴたりと止まった。
そしてしばしの静寂の後。
「……おーい、男くーん。返事してくださーい」
猫撫で声の訴えかけるような女の声。だが、無視。
「いるのは分かってますよー。ここを開けてくださーい」
無視。
「おーい……。ま、まさか、本当に留守なの……? いや、しかし……」
無視。
「うおーい! 開けてよぅ!」
無視。断固として無視。
「……ていうか、金返せ馬鹿ァ! 本当はいるんだろチクショー!?」
再び打ち鳴らされる俺の部屋のドア。
時を同じくして揺れる天井。
埃が俺の頭上から舞い落ちてくる。
「あ痛ッ!? い、今ドアノブで小指打った! す、す、すごい痛いよぅ……」
涙混じりにドアの向こうから女が訴えかけてきた。
だったらインターホン使えよ。
俺はぼんやりと、またそう思った。
24 = 12 :
>>21だった・・・・・・orz
25 = 13 :
「痛いよぅ……。小指、赤くなってるよぅ……。ぐすッ、なんで私がこんな目に……」
ドアの向こうで愚痴愚痴と女がわめいている。とても鬱陶しい。
「こ、こうなったのも全部、男くんが悪いんだからね。うぅ、すごく痛いよぅ……」
知るか。と俺は心の中で思った。
無論、口には出さない。
あくまでも俺は無言を貫くのだ。
「ああもうッ! お金は返ってこないし、指は痛いし、男くんは無視するし最低!!」
女は憤慨している様子。
「腹が立ってきたわ! 私の怒りゲージはマックスよ!」
憤慨だけではない。激昂までしているようだ。
「最後の手段! ていッ!!」
女がそう叫ぶや否や。
ドアに大きな衝撃と共に轟音……と言えなくもない、これまた大きな音が響いた。
「ああッ!! こ、今度は足の小指打った!? い、痛いってもんじゃないわよぅ……!」
どうやら、ドアに蹴りを入れていたらしい。
「手と足の小指が痛いよぅ……。男くぅん……」
手の次は足か。いい加減インターホン使えよ阿呆。
26 :
志保ちゃん!鎌倉志保ちゃんじゃないか!
29 = 13 :
「うううううううう!!」
あ、なんか女が呻り出した。
今度は何事だ?
また珍妙なことを仕出かすんじゃなかろうな?
「ううううう…………わんッ!」
吠えた!?
「ううう! 男くんの馬鹿! ばーか! ヴァーカ! ヴァーカ! ヴァーカ!!」
巻き舌で馬鹿馬鹿と連呼するな。
無駄に発音がいいのが少しイラッとくる。
「男くんのバーカ! バカバカバカバカバカバカ! バッ……」
あれ?
止まったぞ?
「バ……ゲフッ、ゴフッ! ゴホッ、ゴホッ。の、喉が痛いよぅ……」
むせてやがる。
「ゴフッ……お、おぇええ……。な、なんか気持ぢ悪い……」
こいつは何がやりたいんだ。
誰か俺に教えてくれ。
30 = 12 :
癖になりそうな文体w 支援
32 = 13 :
「お、男くーん。お、お水ちょうだい……ゴホッ」
咳と共にドアが弱弱しく、二度三度と叩かれる。
ドアの向こうには、きっと今にも死にそうな顔をしている女がいることだろう。
「おーい、男くーん」
無視。
「無視しないでよぅ……」
だが、心を鬼にして俺は無視を敢行する。
ここで返事をすると、必ず女はつけ上げる。
幼馴染だからこそ俺には分かるのだ。
「ちょっとでいいからお水ちょうだいよぅ……。男くん、本当はいるんでしょう…・・・?」
いません。
俺は留守です。
「ど、どうしてそんなに意地悪ばっかりするのよ!?」
金を返したくないからです。
「うぅうう……」
あ、また呻り出した。
また吠えるのか?
というか、そろそろ諦めて帰ってくれ。頼むから。
34 = 13 :
「うううううう……」
相変わらず、ドアの向こうでは唸り声は続いている。
声の位置から判断するに、ドアの真ん前に女は座り込んでいるようだ。
迷惑だから正直止めて欲しい。
ご近所の方に見られたら、俺があいつと同類の変人だと思われてしまう。
「ううううう! うワンッ!!」
また吠えてやがる。それはさっきも聞いた。
「バーカ! バーカ! 男くんのバーカ!」
それもさっき聞いた。まったく、芸がない女だな。
「バカバカバカバ……ゲフッ! ゴホッ! の、喉がまた痛いよぅ……」
馬鹿はお前だ。
お前の頭にはさっきの失敗はインプットされていないのか。
ワープロ以下の学習能力なのか。
脳味噌がフロッピー以下のメモリ容量なのか。
「ねぇ、男くん、お水ちょうだいよぅ……」
嫌だ。
「……もういいわよ! 男くんのば……ゴフッ、ゴフッ!」
いいからもう帰れ。
35 = 13 :
>>7はいつ帰ってくるんだ
俺はいつまで書き続ければいいんだ
そろそろ>>7が交代してくれ
36 :
いいから続きを書くんだ
38 = 13 :
俺の願いが通じたのか、ほどなくして玄関先からは物音がしなくなった。
ようやく諦めて帰った……のか?
いや、女のことだ。
俺が安心してドアを開けて確認した隙に、強引に入ってくるという可能性も捨てきれない。
むしろ、その可能性は高い。
ドアの前に立つと気配でバレるやもしれぬ。
ここは部屋から動かず、しばらく様子を見よう。
俺は部屋の中で横になると、そのまま目を閉じた。
……一分。二分。三分。
時間はどんどん過ぎていく。
そして、そろそろ体感時間で五分が経過しようとした頃。
「うがぁーーッ!!」
獣の咆哮がドアの向こうから聞こえてきた。
間違いない。
あれは女の声だ。
「どうして? ねぇ、どうしてなのよ!?」
何がだ。
「どうして私を心配して出てきてくれないのよーーッ!?」
知るか。
「男くんの意地悪! 鬼! 悪魔! まぬけ! ツンデレ! 味噌汁!」
おい、最後の二つはなんだ?
お前は何が言いたいんだ?
40 = 13 :
「本当は私のこと好きなくせに! ツンデレめ! このツンデレめ!!」
話している内に興奮したのか、どんどん内容が明後日の方向にエスカレートしていく。
そんな彼女を俺は止める術を持たない。
むしろ持ちたくない。
係わり合いになりたくない。
どうして俺はあんなのと幼馴染なんだろう。
ああ、人生は後悔ばかりだ。
「出て来いツンデレ! そして金返せ! いい加減金返せ!」
無視だ、無視。
俺は留守です。
だからお金は返せません。
残念でした。
「あと、さっきから急に味噌汁が飲みたくなったからちょうだい!」
そんなもん知るか。
「もうこの際、水分ならなんでもいいからちょうだい! 私、喉が痛いのよぅ……!!」
なら叫ぶな。
もう帰れよ、馬鹿女。
「男くーん! ドアを開けてよぅ~!!」
ドアがまた騒がしく叩かれる。
このままではエンドレスだ。
いつ終わるんだよ、このやり取り。
42 :
>水分ならなんでもいい
wktk
44 = 13 :
「ドアを開けないなら、私にも考えがあるんだからね」
お? 何をする気だ?
「いくら叩いても開けてくれないのなら……」
また蹴るのか?
で、小指をぶつけるのか?
「体ごとぶつかる、究極のタックルよ!!」
女は、そう言うや否やドアへとタックルを強行してきた模様。
ドアの向こう側は見えないので、はっきりと断定はできないが。
まぁ、ドアに鈍い音がしたからタックルしたんだろう、恐らく。
「か、肩が痛いよぅ……。男くぅん……」
今度は肩かよ!
お前は馬鹿か?
馬鹿なんだよな?
叩いても蹴っても開かない金属のドアが、女が適当にタックルした程度で開くものか。
「すごい痛い! これ絶対骨が折れた! 責任取れ! もうお嫁に行けない!!」
おい、俺のせいなのか?
その痛みは自業自得じゃないのか?
「こんなかわいい幼馴染が言ってるんだから、いい加減ドアを開けてよ! 馬鹿!」
何度も言うが、馬鹿はお前の方だと思う。
45 :
>>35
その気持ち良く分かる
何度>>1が投げ出したスレにいたことか orz
47 = 12 :
>>45
念のために聞くけど何ていう擦れ合う?
49 = 12 :
>>47
完全に誤字www
スレねw
みんなの評価 : ▲
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