元スレ新ジャンル「春風」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 : ▲
51 = 1 :
男「風を人間にする方法無いかな」
「唐突に何を」
男「いやなんか面白そうだし」
「無理だね」
男「やらないと分からないな」
「馬鹿」
男「馬鹿で結構」
「…馬鹿」
52 = 1 :
女「おいコラ」
男「何だ?」
女「何で学校サボった」
男「別に俺がサボったって関係無いだろ」
女「それはそうだが」
「この女お前の机ずっと見てたぞ」
男「お前ずっと男の机見てたのか」
女「えっ…やだ、監視カメラ!?何処?何処に仕掛けてんだよ!」ヒラッ
男「あ…アズナブル」
女「・・・歯ぁ食いしばれ」
男「ヒッ」
女友「最近女が遊んでくれないから暇だ」
「貴方にももうすぐ春が来るよ」
女友「今何か聞こえたような…」
53 :
これは男が世を去るまで書くのか?
54 = 1 :
>>53
一応そのつもり…途中から曖昧になると思うけどご容赦を
男「一つ聞いておきたい事があるんだけどさ」
女「ん?」
男「風の声って聞いた事あるか?」
女「風の…声…?ひょっとしてガンダム系じゃなくて精霊系だったの?」
男「ああうん普通に考えたらそうなるよね分かってたよハハッワロス」
女「よく分からんけど話振った以上はもう少し説明して」
男「お前…」
「本気で言うのかよ」
男「当たり前だ」女「誰かいるんだ?やっぱり」
男「ああ。確かにいるんだよ。今からお前にしか分からない問題を教えてくれ、それに加えて部屋の窓を開けてた日限定で」
女「分かった」
55 = 1 :
女「じゃあ言うぞ」
男「ああ」
「さて何が来る…」
女「私が大切にしてるガンダムのショーケースの中にキュベレイMk-2は何体いる?」
男「キュベレイか…分かるか?」
「どうだろ…流石に覚えてるかは分からない」
男「今は窓開けてるのか?」
女「多分」
男「よし、頼んだ」
「うん」
女「・・・で、まだ?」
男「もう少し・・・もう少しだけ」
「・・・ただいま」
男「来たぞ」
女「ん」
男「それで数は?」
「・・・多分、0」
男「分かった。キュベレイMk-2の数は0だ」
女「・・・本当によく分かったね、あれだけ沢山あったのに」
男「ん?」
「あの子の家のショーケースに1/256から1/12までのシリーズが各120体程あったんだ…しかもキュベレイMk-2装備と塗装を施したキュベレイが…」
男「何でお前は分かったんだよ」
「ドライヤーで乾かしたんでしょ、あのプラモデル達。一体だけ作り欠けだった奴の近くから熱風が残ってたから」
男「…そうなのか」
女「何となく分かるよ。ドライヤーを使ったっていうんでしょ?正解。時間かけたくないからね」
男「春風ってガンダムオタクだったんだな…知らなかったよ」
「はぁ」
女「春風?変な名前」
56 :
無生物と会話する話とか大好きだ
期待してる
57 = 1 :
女「私は何をしたらいいんだ?」
男「いや、なんとなく紹介したかっただけだ」
女「・・・そっか」
「それもそうか」
女「まー、春風の存在も分かった事だし今日は帰るか!」
男「気を付けてな」
女「飯食ってく?今日カレーなんだけど」
男「いいのか?肉は大盛りな」
女「お前にはやらねーよ!」
「ついに春到来か」
58 = 1 :
「ん?あれは…」
幼児「風船風船~」
「・・・」ビュウッ
幼児「あっ」
幼児「わ…私の風船…ひっくひっく」
「クスクス」
59 = 1 :
男「そこで何してる」
「何で場所分かるんだよ」
男「風の便りって奴だよ」
「そう…分かったよ、全く」
男「お前昨日の奴とは違う春風か」
「何を言って」
男「俺には分かるんだ―」
「・・・たまにいるんだよね、こういう奴」
男「何?」
「風とかもそうだけど、動物とか、植物とか、水とか。そんなのと話せる奴がね」
男「何か知ってるのか?」
「さぁ―どっちにしてもアンタの知ってる風は何処かに行ったよ」
男「そうか」
60 = 1 :
男「風と、動物と、植物と、水…ねぇ」
女「何してんだ?」
男「お前か」
女「そろそろ名前で呼べよ」
男「名前なんて知らねえよ」
女「春子でいいよ春子で」
男「春子ってなんだよ」
女「私に聞くなよ」
男「…やっぱ女って呼ぶわ」
女「つまんねー奴だな」
男「ほっとけ」
61 = 1 :
男「ちょっと聞いていいか?」
女「分かってるよ。小さい頃から何かと話せたりって言いたいんだろ?」
男「…ご明察」
女「そうだなぁ。あ、私ガンダムと話せるよ!」
男「そ、そうなんだ」
女「寝てる時に夜中暴れて出して、私の元に来い、シャオ!って聞こえてくるんだ」
男「・・・もう分かった」
女「春風がいなくなったの?」
男「え?」
女「だって一人言言わなくなったじゃん」
男「お前、俺の事ずっと見てたりするのか?」
女「知らねーよ!それより春風探さないのか!?」
男「問題無い」
女「何でだよ」
男「来年になったらまた逢えるからな―」
63 = 2 :
ヒューーーー支援
64 :
これはいいぞ。
秋風と話すと鬱になりそうだな
65 = 1 :
男「高校生もこれで終わりか・・・」
女「卒業したらどこに行くんだ・・・?」
男「あんま考えてないな。とりあえずバイトだな」
女「・・・そう、なんだ。」
男「お前は?」
女「私は、その」
男「ん?」
女「お前と一緒なら・・・何処でもいいんだ!」
男「え?それって冗談だろ?ハハッワロス」
女「ハハッワロスって何?」
男「あれ?」
女「もう一度言え」
男「ハ、ハハッワロス」
女「・・・死ねば、いいよ。この馬鹿野郎!」ヒュンッ
男「ゲフッ!」
「腹に二発、顔に三発か」
66 = 1 :
男「・・・なぁ」
「何?」
男「あれは告白だったのかな?」
「じゃあ何に見えた?」
男「いつもの冗談かと」
「卒業前にあんなジョーク言うと思うか?」
男「あいつなら言うと思う」
「馬鹿だなお前」
男「うるせぇよ。とりあえずバイト探すか…手当たり次第聞いていこう」
67 = 1 :
さて、ちょっと考えてるんだが…スレタイは春風でやってるけど
秋風と冬風と夏風登場させるべき?
個人的には出してみたいんだけど
68 = 2 :
出してもいいんじゃね?
69 = 1 :
「>>68把握した」
男「今何か聞こえたような…」
「…呼ばれた気がした」
男「お前、春風じゃないな…秋風か?」
「そう…だよ」
男「やっぱり風なら何でも聞こえるのか、俺は」
「最近…人手が足りないって呟いてた…本屋の人…」
男「その情報もらうわ」
「どうぞ…」
70 = 1 :
男「あの、まだバイトって募集してますか?」
本「あ、はい。少し待っててくださいね。」
店長「男君は高校卒業したばかりか。丁度良かった、男手が足りなかったんだよ」
男「それは良かった」
店長「明日の10時くらいから―」
「…どうだった?」
男「ああ、バッチリだったよ」
「…さっきバイトを探してた子が本屋の人に…人手はもう足りてるって言われてたよ…」
男「そ、そうなんだ…」
「…ひょっとして」
男「もうやめてくださいお願いします」
71 = 1 :
本「それじゃまずはレジの打ち方を説明するね」
男「はい」
本「次は本の場所と―」
男「なるほど」
本「最後はお客様への対応の仕方です。」
男「ありがとうございましたー」
本「少しは慣れたかな?」
男「簡単には慣れないですね…それに覚えるのが大変だ」
本「アハハ、仕事だからねーそこんとこは頑張ってもらいますよ」
男「はい」
「…どこもかしこも不景気」
73 = 1 :
男「よっ、と」
「・・・」
男「はい、その本ならこちらに」
「・・・」
男「495円の御返しになります、お確かめください」
「・・・」
「・・・本見たいな」
男「何か言ったか?」
「…ううん」
男「帰ろう」
74 = 1 :
>>72
これ見るとイラッとするんだけど
75 :
ふーん
79 = 1 :
男がバイトを初めて二酸花月―
店長「男君、今日は上がりでいいよ」
男「分かりました」
男「ふぅ」
本「ほら、カンカン」
男「あ、どうも」
本「最初は慣れて無かったけど今じゃ心配無くなったねぇ」
男「先輩の教え方か上手かったんですよ」
本「御世辞言っても何も出ないよ?」
男「そうですね…あ」
本「雪だねー」
男「もうこんな季節なんだ」
本「さて、私も帰ろっかな。また明日ね」
男「あ、はい!お疲れ様でした!」
男「さて、帰るか・・・っと、その前に」
「ふん」
男「帰るぞ、冬風」
「命令するな」
80 :
春ですよ~春ですよ~
81 = 1 :
>>77-78
やめてくれ…頼むから
82 :
>>81
いちいち反応すんなよww
83 = 1 :
男「今日はX'masか、俺には関係無いな」
「そんなんだから童貞なのよ」
男「性別の無い風に言われてもなぁ」
「私女だけど。」
男「う、嘘だ!」
「嘘じゃない。性質的には女ってだけ。人間の尺度で物を測るな下衆」
男「お前が人間だったら押し倒してやるのに」
「切り裂くぞ」
男「ハイハイ・・・」
「ふん」
男「いや、空白的に訪問イベントとか無いのかよ!おかしいだろ!」
84 :
のちの風使いである
85 = 1 :
男「今年も今日で最後か…」
「馬鹿みたい」
男「何がだよ」
「風の噂で聞いた。好意を持ってた女の子に告られたの気付かなかった奴の話」
男「…あぁ」
「本当に馬鹿みたい」
男「馬鹿だよな。ホント」
「…私は只の風だから」
男「ん?」
「お前に何もしてやれない。他の奴らも皆言ってた」
男「お前…」
「知ってるか、男。お前が最初に会った風はな―」ピンポーン
男「ちょっと待っててくれ、人が来た」
「…うん」
男「今出ますよ」ガチャ
男「あ…」
女「よう」
86 = 1 :
>>84
エスパーやめろ
新しいネタ考えないといけないじゃないか
87 :
とりあえず考えてた分を出して、かつ、新しいネタも考えるんじゃないの
88 = 1 :
女「相変わらずなんだな」
男「どうして来たんだ?」
女「来ちゃダメなのか?…あぁ、彼女がいるのか」
男「いや、そうじゃなくて」
女「お邪魔しました」
男「待て!」
女「何だ?」
男「・・・泊まっていかないか」
女「やっぱり気にしてたんだね、あの時の。本気で冗談だと思ってた辺りが男らしいよ」
男「あ、あの、その」
女「んじゃ、飲むか?」
男「…あぁ!」
「…ま、いいか」
聖夜は更けてゆく・・・
89 = 84 :
俺はニュータイプだったのか
91 = 1 :
あれ、聖夜って31日じゃないよな
ミスだミス
男「正月か…」
「起きなよ」
「いつもの事だ」
「そうなの?」
「あぁ」
男「ん…あれ、二人分の声が聞こえる」
「おはようございます」
「やっと起きたか。隙間風攻撃が効いたんだな」
男「さ、寒っ!てか何で二人いるんだよ」
「お正月は春の風と冬の風が混じるんだよ」
「まぁ特例って事ね―今まで無かったんだけど」
女「男…誰と話してんの…?」
男「悪い、起こしたか?」
女「んーん…起きる」
「最後までいったの?」
男「いかねーよ」
「このヘタレが」
男「ヘタレで悪かったな」
女「…ヘタレ」
男「うっさい」
93 = 1 :
男「お前どうしてんの?」
女「んーとね、文あり宿無しってとこ」
男「はぁ?今までどうやって生活してたんだよ」
「この人、男にフラれて自暴自棄になってたんだよ」
「酷い話だ」
男「…暫くウチに泊まってけ、な?」
女「いやーん、男のスケベ!」
男「…ごめんな」
女「マジ本気になってんの~?アハハ」
男「…ごめん」ギュッ
女「ちょっ、ギブギブ!苦しいって!誰かタオル投げて!」ガクッ
「男強いね」
「そうだな」
94 = 1 :
女「…男頼りに来たとは言え、本当に世話になるとは」
「男ももっと早く気付けば良かったのに」
女「…ん?」
「何だ?」
女「誰かいるのか?」
「え…」
「やっぱりそうだ。この人も男と同じだよ」
女「…アンタ達、誰?」
一方男は―
男「695円になります」
95 = 1 :
女「そうなんだ。やっと理解出来た。」
「急に会話が出来るようになるって変だよね」
「春冬の私達にはよく分からんな…秋と夏にも聞きたいところだ」
女「よく分からんが、人工的に呼べたりはしないのか?」
「どうやってだ?」
女「ほら、熱風とか乾燥した空気とか」
「考えた事無かったねぇ」
「試してみる価値はありそうだ」
96 = 1 :
さて寝るか…
続きは残ってたら書く事にするよ
お休みなさい
98 = 48 :
なんやて
みんなの評価 : ▲
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