元スレジャンル「魔法」
新ジャンル覧 / PC版 /みんなの評価 :
1 :
男「暇だな……」
カタカタカタ
男「巡回は粗方終わったし、ニコ動もつまんねーし……」
カチカチ
男「2ちゃんでもみるか…」
カチッ
男「…ん?」
2 = 1 :
【1:1】魔法を教えてやろう
1 名前: 悪魔(イタリア) 200X/09/24(水) 0:00:00.00 ID:magicxxx
男「……プッ…なんだこれ…駄スレたてんなよ……」
カカッ、カリカリカリ…
男「………?」
2 名前: 悪魔(イタリア) New! 200X/09/24(水) 2:17:38.49 ID:magicxxx
お前、このスレが見えてるな?
3 = 1 :
男「!!!!!!!な、なんで勝手に更新されて!!」
3 名前: 悪魔(イタリア) New! 200X/09/24(水) 2:17:45.32 ID:magicxxx
…そう慌てるな。
これが見えるってことは、あんたは選ばれた人間なんだから
男「また!!なんだよこれ!消せないし、戻れない……!誰かのイタズラ…か!?」
4 名前: 悪魔(イタリア) New! 200X/09/24(水) 2:17:53.77 ID:magicxxx
悪戯なんかじゃ、ないんだがな。
まぁいい…選ばれたお前に、一つだけ魔法を教えてやろう
男「…これは……夢…にしてはリアル過ぎるな………魔法、そんなもの本当にあるのか?」
5 名前: 悪魔(イタリア) New! 200X/09/24(水) 2:18:01.21 ID:magicxxx
そうだな…『モノの性質を組み替える』…ってのはどうだ?
男「性質を…組み替える?」
4 :
某スレの糞コテか
5 = 1 :
>>4
新人です
6 名前: 悪魔(イタリア) New! 200X/09/24(水) 2:18:07.54 ID:magicxxx
そうだ、例えば紙を燃えないようにしたり、巨大な岩を発泡スチロールのように軽くしたり、
凶暴な生物を従順で温和的な性格に変えたり…な
男「…そんなことが、可能なのか」
悪魔『何…簡単な事だ、変えたいと念じ、そのモノの真名を口にし、そのあとに如何に変えるか告げればいい』
男「なっ…頭に直接声が!?……………真名ってのは正しい名前、ってことだよな」
悪魔『難しく考えなくてもいい、そのモノを理解して、何であるか知っているか、それをどう変えたいのかイメージすることが重要だ。名前は…まぁ言うなれば魔法の始動キーというやつだ』
男「……人間にも使えるのか?」
悪魔『その人物が、何者であるか知っているならば…な』
6 = 1 :
男「…」
悪魔『まぁいい…とりあえず試してみる事だ。その能力を何に使うかはお前の自由。よくも悪くも、だ』
男「う、頭が…割れるように…!!ぐっ!」
悪魔『チカラに飽きたら、私を呼べ。チカラを消す事は出来ないが、“取り除く”ことはできる』
男「ぐうっ!!駄目だ、意識…が…!…………」
悪魔『チカラをどう使うか、観察させてもらうとしよう…………』
7 = 1 :
男「んっ…朝、か…ネット中に寝てしまったのか…」
男「…はは、変な夢見たな…魔法だって、馬鹿みたいだな…」
男「夢、だよ、な?」
8 = 1 :
(夢だとは思いつつも、俺はモノノタメシニ、とばかりに実験してみることにした)
男「変えたいと念じ、名前を言って、どう変えるか言う…だったか」
男「…鉛筆よ、赤ペンに変われ」
男「はは…馬鹿らしい…何も起きて………」
男「嘘だろ……」
(鉛筆は外見上何も変化は起こってないが、書いてみるといつもの黒線ではなく細い赤線が引かれていた)
男「……この力は、…………本物だ…!」
9 = 1 :
(それから俺は学校に行く時間も無視して、能力の実験に明け暮れた。
そうしていくつか解った事がある。
一つ、この能力は性質を変えたそのものの姿形や数を変える事は出来ない
例えば千円札を分裂させたりだとか、リンゴを巨大化させたりすることはできなかった。
二つ、性質を変えた物で他の物の姿形や数を変えることは出来る
「この定規で強く叩かれたものは分裂する」と変えた定規で先ほどの千円札を叩くと、一瞬でまったく同じ千円札が2枚できていた。
三つ、性質は後から幾つも追加することも可能で、その場合前の性質は残る
「決して燃える事はない」と変えた紙を「絶対に破れない」と性質を加えてみたところ、「燃えないし、破れない」紙ができていた。)
10 = 1 :
(四つ、変えたいと思った対象しか変えることが出来ない
当たり前と思うかもしれないが、同じ名前を持った別のもの、例えば紙なんてのはそれこそどこにでも、世界中にあるものだ。
だが「紙」という名を宣言しても、視認している対象の「紙」以外には効力は及ばなかった。これは人間の同姓同名にも同じルールが適用されるのだろう。
五つ、性質の変更を消すには、前の性質を打ち消す変更をしなければならない
「燃えないし、破れない紙」は「火を付ければ燃え、簡単に破れる」と変更してやることで元の紙とほぼ同じ物に戻っていた。
六つ、肉声で相手に聞こえるように、魔法を唱えなければならない
テレビに写っていた物を実験材料にしようと思ったが、いくらやっても変わることはなかった。また、録音した声や、機械を通した声では何も変化は起こらなかった
七つ、自分にはかけられない
実験だと自分に言い聞かせながら、勇気を出して自分の性質を変更しようとしたが、特に変化は見られなかった。どうやら魔法を「直接」自分にかけることはできないようだ)
11 = 1 :
男「ふぅ…今はこんなとこだな」
ブブッ、ブブッ、ブブッ
男「なんだ?携帯電話…げっ、担任からだ」
…ピッ
男「…もしもし」
女先生『ちょっと男君!今何時だと思ってるの!』
男「…すみません…昨日から体調が悪くて…」
女先生『男君は両親が海外赴任なさってて大変なのは解るけど、もう少しちゃんとしないといけないでしょ!』
男「(コイツ…)…ですから、体調が悪くて」
女先生『いいから昼からはちゃんと来るのよ!?いいわね!』
男「あ…切りやがった…くそ……人の話も聞けっての…」
12 = 1 :
(簡単な昼食をすませた俺は、いつもの通学路を通っていた。
途中見かけた猫にこの能力を試すべきか、とも思ったが、さすがに動物実験は気が引ける…と思い直し、早足で学校へと向かった)
昼休み
男「…おはよう」
友1「何が『…おはよう』だ。もう昼過ぎだっての」
友2「今日はまた、えらい社長出勤じゃないのwwwウラヤマシスwwwww」
男「(うぜぇ…)…体調が悪かったんだ、熱もあったしな」
友1「もう、いいのか?」
男「一応薬飲んだし、女先生が来いってうるさいからな」
友2「愛されてんなwwwお前wwww」
男「………さぁな」
友2「機嫌悪ぃwwwww……まだ熱あるんじゃないか?」
男「…いや、大丈夫だと思う」
13 = 1 :
DQN「いいよな秀才はwこんな遅く来ても呼び出し食らわないってんだからなw」(ニヤニヤ)
男「(チッ、うぜぇ奴らが絡んできやがった…)」
DQN女「ほんと、男クンってちょ~うらやましい~ww」
友1「おい、やめろや。本人が体調悪いって言ってんだろ」
DQN2「俺らも体調悪いんで今からサボるかwwwwwwww」
DQN女「キャハハハハハハwwww」
……
友2「これはいいテンプレDQNww」
友1「おい、気にすんなよ」
男「…ああ」
14 = 1 :
放課後
女教師「…なんで呼ばれたか分かってるわね?」
男「…はい」
女先生「今月に入ってもう三回目よ?前はあんなにマジメだったのに…やっぱり両親が離れた事が原因かしら…」
男「…今日はたまたま、体調が悪かったんです」
15 = 1 :
女先生「言い訳は結構!…男君は頭も良いんだから、真面目に学校来てればいい学校にも入れるのに…このままだと内申が悪くなっていい所行けなくなるわよ?」
男(…イラッ)「別に、いい学校入ろうとか思ってませんから」
女先生「そんな考えじゃだめでしょ!?あなたには素質があるんだから、もっと真面目に…」
男「(…こいつ……実験台にしてやろうか………)」
16 = 1 :
女先生「将来を見据えて…」
老教師「女先生、委員の人来てますよ」
女先生「あ、はい!今行きます!……男君、先生の言った事、真面目に考えるのよ?いいわね?」
男「…はい」
男「(ちっ…邪魔が入ったか…まぁ、いいか…)」
17 = 1 :
通学路
男「(はぁ…長い説教だったな……だが一時の気の迷いとは言え、やっぱり人に使うのは…)」
男「(…ん?あそこでタバコ吸ってるのDQN達じゃないのか?……やべ、目が合った)」
18 = 1 :
DQN「おおwwこれは秀才の男クンじゃないかwwwどうだ?説教は楽しかったか?」
男「…別に」
DQN2「俺らちょっとおこずかいなくってさあ、恵んでくれないかなぁwww」
男「……悪いけど、そんなに持ってない」
DQN女「嘘ついてんじゃねーよww金持ち一家の男クンが持ってないわけないでしょwwww」
DQN「オラ、いいからだせよ」
男「…急いでるんで」
DQN2「逃げんじゃねぇよ!」
19 = 1 :
ゴッ
男「ぐっ」
DQN「だせっつんてんだろーが、よっ!」
ゴッ、ガッ
DQN女「いいぞwwwwやっちゃえwwwww」
男「がはっ!(…………こいつら)」
20 = 1 :
男「(………こいつらに、なら)」
DQN女「キャハハハwwwwwwwww」
男「(…正当防衛だしな)」
21 = 1 :
男「うっ!……おい、DQN…」
DQN「あ?」
男「DQN、お前は持病の喘息持ちだ。激しい運動すると呼吸困難になる」
DQN「なに言って……うっ!うがっ!!い、息が…でき……く、苦しい…!!」
男「DQN、心配するな。お前は“それ”では死ぬことはない。せいぜい気絶程度だ」
DQN「く、くるし、いき、息が………う」
ドサッ
DQN2「…おい、なんだよ……しっかりしろよ…DQN」
DQN女「DQN?ねぇDQNってば!」
22 = 1 :
男「(病気を誘発させることもできるのか……なら…)」
男「DQN2、お前は生来の人間恐怖症だ。他人が怖くて怖くて仕方がない」
DQN2「お、俺は…俺…」
男「いいのか?こんな所にいて?」
DQN2「俺……う、うわああああああああああああああ!!!!!!!!」
DQN女「どこに行くの!?DQN2!DQN2!!」
男「(精神的な性質も変えられるのか……じゃ、非常識な部分を変えるとどうなるのか…)」
男「DQN女、お前は飲んでも飲んでも喉が渇く。だから常に水を飲んでいないといけない」
DQN女「わ…たし……………水!!!!!水!水!水!水!水!水……」
男「(恐ろしい速度で走っていったな…ま、いいか…とりあえず実験成功ってな…)」
23 = 1 :
男「(とりあえず今日は帰るか…)」
男の家
男「ただいまー……誰もいないけどな」
男「………」
24 = 1 :
(殴られた弾みに怪我をした場所に薬を塗りながら、冷静になって考えると俺はとんでもない事をしてしまったという後悔の念が襲い掛かってきた。
いくら正当防衛とはいえ、俺は三人の人間の人生を変えてしまったのだ。たった数分で)
男「(あいつらの親とかも、急に子供が廃人のようになって驚いてんだろうな…)」
男「(………もとに戻す…か?)」
(結局その日一日中、胸の中のもやが晴れる事は無かった)
25 :
これが・・・・中二病なの・・・・か・・・・?
26 = 1 :
次の日 教室
男「…うぃっす」
友1「よう、今日は普通に来たな」
男「……ああ」
友1「そうだ、聞いたか?またDQNが喘息で病院担ぎ込まれたってよ」
男「…“また”?」
27 = 1 :
友1「あれ?お前も知ってるだろ?DQNって喘息持ちでよく入退院くりかえしてるじゃねーか」
男「!!(記憶が……改変されてる……?)」
友1「あいつも災難だよな、まぁ生まれつきらしいから仕方ないっちゃ仕方ないけど」
男「(もしかして…人間の性質を変えると都合が付くように周囲の記憶が改変されるのか!?)」
男「なぁ…DQN2って今何してるんだ?」
友1「DQN2?あの学校やめた奴か?さぁな…精神の病院にでも通ってるんじゃないのか?」
28 = 1 :
男「そうか……」
男「(これは…)」
友1「なんでそんな事聞くんだよ?」
男「(このチカラは…)」
男「いや、なんでもないよ」
友1「?ニヤニヤしやがって、変な男だな」
男「(…想像以上のチカラかもしれない………!!)」
29 = 1 :
ここまで書き溜め
途中ながったるくなったり、詰め過ぎな所が目立ちますね…
まだまだですね…
ここからリアルタイム書き
31 :
デスノート乙
32 :
この魔法使えばハーレムにすることも可能だよな、フヒヒ・・・
33 = 1 :
友2「おはようwお前らwww」
友1「今日もギリギリだな」
友2「まぁよwwww」
男「…」
女先生「はーい、早く席について」
34 :
人に使うもんじゃないな、こりゃ
35 :
実際にこの力あっても、他人に聞こえるように言うのは恥ずかしいなあ///
36 = 1 :
男「(次は教室移動か…)」
女>2「恭子、行こう?」
田中「あ、ちょっと待って」
男「あれ?隣のクラスの田中?」
友2「うはwwwナイスボケww」
友1「おいおい寝ぼけてんのか?田中はずっと同じクラスだぞ」
友2「おっぱお!おっぱお!」
男「(また…改変か?)」
37 = 1 :
友1「この間のMステでラルクがさぁ…」
友2「156大活躍www」
男「(なるほど…DQN2たちが消えて変わりがいるってことか…)」
友1「おい、男、聞いてたか?」
男「…ごめん、考え事してた」
38 :
>22の女死ぬだろ。
水中毒で。
39 = 1 :
男「(田中…か。確か学年でもトップクラスの女子だって友2が言ってたな…)」
ドンッ
男「おわっ」
??「ちょっと!気をつけてよね!」
男「いてて…なんだ、遥か」
遥「入り口でぼーっと突っ立てないでさっさと入りなさいよ!」
男「はいはい…(こいつうるさぇんだよな…)」
40 = 1 :
友2「幼馴染っていいよなぁ、夢があるよなぁ」
男「……あんなのいたって何も良くはないけどな」
友2「まぁ持たざるもののささやかな妬みってねw」
男「(遥…昔はよく話してたのにな…)」
41 :
俺だったらかわいい子に猫耳と尻尾生やしちゃう
42 :
似たような設定でエロ書いてたやつが居た気がする
43 = 1 :
授業中…
男「(お、消しゴムが落ちてる)」
男「(一応…拾ってやるか…)」
バシッ
男「って…」
志保「気安く、触んないで」
男「あ…」
志保「…気持ち悪い(ボソッ)」
男「………」
44 = 1 :
>>42
自慰ジャンルの人はかなりリスペクトしてます
放課後
友1「じゃーな」
友2「おいすー」
男「…ああ」
男「(今日は散々だったな……)」
男「(あんなことした報いってやつかもな……)」
通学路
男「(ん…?あの家の前、人だかりができてる…)」
45 = 1 :
近所の主婦「怖いわねぇ…普通の家庭だとおもってたのに…」
おばちゃん「なんでも長男が心の病気だったみたいよ…他人が信じられないとか…」
はげたおっさん「母親を刺して自殺だって?むごいねぇ…」
男「(殺人事件…か?警察やマスコミが大勢きてるな…)」
男「……」
男「(…この家、まさか)」
46 = 1 :
アナウンサー「殺害されたのは、○○県××に住む会社員、DQN2さん宅で、警察の…」
男「!!!!」
アナウンサー「長男は母親を16箇所も滅多刺しにした後、自ら首の頚動脈を切り…」
男「…」
48 = 1 :
男の家
男「ハァッ!ハァッ!…う!オゥエエエエエエ…」
男「ハァッ…!ハァッ…ハァッ……」
男「(俺が…俺が殺したのか…)」
49 = 1 :
男「(俺が、人一人の命を奪った。俺が、この手で。俺が)」
男「…………」
男「(このチカラは人の人生を、命を弄ぶチカラ…)」
悪魔『怖気付いたか?』
50 = 1 :
男「………」
悪魔『チカラを“取り除いて”ほしいのか?』
男「……」
男「俺は…」
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