嬢　「……えあ」

男　「……」

嬢　「あｇｙへあばｊんｊｋっｌ、ぁあうあおおぃえ」

男　「……早くこれ巻けって、会話が成り立たないだろうが」

嬢　まきまききゅう

男　「……おはよう」

嬢　「ひ、人の顔に何を巻きやがりますのー！」

男　「そもそもその人の顔をまともに見れない、極度の上がり症を何とかしてから言えっての」

今日もまた俺は「レス番２」を獲得するためにパソコンにしがみついている
朝も昼も夜も、雨の日も風の日も、春も夏も秋も冬も、たとえ水の中火の中・・・
俺はただ、立ったばかりのできたてホヤホヤのスレッドに、誰よりも早く自分のレスを刻むために、
ひたすらスレッド一覧画面を睨みつづけ、キーボードが壊れるまでF5を連打するのだ・・・。

そして、たった今、２ゲッツするにふさわしい糞スレが、この世に命を受け、誕生した。
俺のような生粋の２ゲッターにとって、このスレッド誕生の瞬間こそが最高の喜びであり、生き甲斐でもある。
光の速さでスレッドをクリックする。画面に表示されるのは、レス番が１までしかない、真のできたてスレッドだった。
そして、満を持して今、「書き込む」ボタンをクリックする。この時の快感。例えるならば童貞や処女を奪うのに似ている。

かくして処女を奪われたスレッドには、俺の誇り高き２ゲットのレスが刻まれる。
以前は、長々と長文を綴っている間に、たびたび他の者に処女を奪われ、中古となったスレッドに３番目のレスを書き込むという屈辱を幾度となく味わったものだ。
だが、今となってはそれもいい思い出。失敗は成功のもと。俺は今、この長き文章を綴りながらもレス番２の座を誰にも奪われないまでに成長した。
俺の２ゲットの前には、他の素人２ゲッターは跪き、恐れおののき、尻尾を巻いて、３番目のレスに書き込むだけである。
そう、まだ新人２ゲッターだったころの俺のように・・・。

今、下のレス番３で「２ゲット！」と意気揚揚に書き込んだ者は、今は激しい屈辱に駆り立てられているだろうが、近い将来
立派な２ゲッターとして、この２ちゃんねるという大規模な掲示板の世界で一世を風靡するのだろう・・・
そう考えると、感慨深いものだ。俺自身が、鼻たれ坊主の２ゲッターをあえて陥れることで、また新たな一人前の２ゲッターが誕生する
同じ２ゲッターとしてこれ以上嬉しいことはない。

さて、長くなったが、俺はこれだけの長文を打ちながらも２ゲットできてしまうのだ。御託はいらない？
ならばお見せしようではないか。この俺の長き２ゲッター活動の集大成としての、この鮮やかなる２ゲットを！

　　　　　　　　２　　　　G　　　　E　　　　T

嬢　「今日こそ言わせて貰いましてよ！　この庶民、男ッ！」

男　「……それ、黒板だぞ。まあ、黒板さんに言いたい事があるなら、止めはしないが」

嬢　「しっ、知ってましてよ！　爺やっ！　男の方向に案内なさい！」

爺　「はい、お嬢様、ささこちらへ」

嬢　「ふふ、これで逃げられなくってよ……前々から貴方には言いたい事があってよ！
　　そもそもこの私、本系総括直系一族ひっくるめてのトップに立つこの私を――」

男　「それ、自動の鉛筆削り器」

爺　「プッ……えんぴつけずりぃ……ひっくひっく」

嬢　「爺やぁぁぁぁぁぁぁ！　へあがぅあっへうっ！」

男　「嬢、そこ壁」

アガリ症で目隠しとかキチガイかよ

男　（……食堂の席が殆ど埋まってるでは無いか……困った、うどんが伸びる）

爺　「男様、どうやら座る席が無くお困りのようで」

男　「ん、この混雑具合は凄いねぇ……」

爺　「それじゃあこちらへ、お嬢様と相席なさっては」

男　「大丈夫か？　お嬢」

爺　「大丈夫ですよ、席は空いてますので。さてささ、こちら」

男　「いや、席が空いてる空いてないの確認じゃなくて、その」

嬢　「爺や、お茶の準備は出来――あえきゃうぎゃｃｆｇｊ」

男　「……こういう意味で『大丈夫か？』と聞いたんだが」

爺　「ほぅほぅほぅ、さてお嬢様、少しきゅっと縛らせて貰いますぞ。ちょいなきゅっと」

嬢　「あわぎゃｓｘｄｆｇｂｈんｊｋ――って、な、何で男がこの席に」

男　「爺さん、アンタ、わざとなんじゃ」

爺　「いぃーえぇ、まさかそのような」

男　「とりあえずさらさらっとうどん食っちまうから、おとなしくしとけ」

嬢　「ふ、ふん！　貧乏臭いランチですこと。この私のランチを見てごらんなさいな
　　　地中海の新鮮な魚介類をふんだんに使った、本格イタリアンシェフの手作」

男　「……なぁ、目隠し取れば？」

嬢　「……余裕でしてよ」

男　「いや、流石にさぁ……ナイフとフォークがさっきから皿をかっつんかっつんしてるんだが」

嬢　「てぇっ！　テーブルマナーも知らない奇天烈愚民な男にそのような心配される程
　　　落ちぶれちゃいなくってよ！　この私の華麗なるフォーク捌きをごらんなさいなっ！」

男　「……ほう」

嬢　「……むま」

男　「美味いか」

嬢　「うえっ、ええ……地中海の、香りが、じまずわ」

男　「そうか、地中海のパセリは美味いか」

ほう

ふむ

爺　「お嬢様」

嬢　「あによっ！？　あんなのよっ！？」

爺　「ずずいっと目隠しをお取りになりましょうか、ええなりましょう、なりましょうとも」

嬢　「ちょ、待っ」

男　（あーあ……ちょっとうどんが伸びちゃってるし）

爺　「……ちょいなっと」

嬢　「……あ、あ」

男　（それにしても良い場所だな……ここ、窓の向こうに港が見えて、地中海とはほど遠いが
　　　港を飛び回るカモメがバカっぽくて良い感じだなぁ）

爺　「ささ、お嬢様……お召し上がり下さいませ、今日のランチも、もの凄く良い出来ですぞ」

嬢　「あわひゃぐあああがｇｘｄｃｆｖｇｂｈ」　かちかちかちかちかちかちかちかち

男　「……大丈夫か、これ？　もの凄い顔真っ赤でナイフとフォークがドラムスティックみたいなんだが」

嬢　「もう、本ッッッッ当に可愛いで御座いますなぁ……お嬢様は」

お嬢様饒舌ですね

「もう本ッッッッ当に可愛いで御座いますなぁ……お嬢様は」ろかいえるんだもん

爺の間違いだよね？脳内変換するよｗ

嬢　「じ、じい……じや、じやじやｓっｆｖｇｂｈ……まきまき、まきまきぃ」

男　「爺さん、お嬢が『爺や、目隠し巻いて』と言っているぞ」

爺　「ふむ……残念では御座いますが、これが限界でしょうなぁ」

嬢　「ひあうおえぁｆｇｂｈｊｋまきまき」

爺　「その前に……涙と鼻水を、このハンカチで、チンしましょうね。はいちーん」

嬢　ちーん

爺　「それじゃまきまききゅっきゅっと」

嬢　「ふぉほほ！　ふぁいふぁいふふががふごふが……ふんごはー！」

男　「……口に巻いてどーすんだ、爺さん」

嬢　「じじじじ爺やぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！　は、鼻水ちんしたハンカチ巻きやがりくさりましたねっ！？」

爺　「あいやうっかり……プ」

爺　「いえね」

男　「……いきなりなんすか」

爺　「あそこまで、人と目を合わすのを拒絶するのも、ひとえにお嬢様の悲しい過去からなのですよ」

男　「悲しい、過去？」

爺　「ええ、まだお嬢様の幼い頃……とあるお方にですね」

男　「ッ！？　何かされたのか！？」

爺　「いえ……それが『お嬢様は糸目でございますねぇ、和みますなぁ』と言われたらしくて」

男　「……糸目」

爺　「へにょーんと垂れてる糸目を、笑われたと勘違いなさって」

男　「あのさ」

爺　「悲しい話ですね、よよよ」

男　「爺さん、アンタだろ？　それ言ったの」

爺　「本当に、和みますねぇ」

まきまき可愛いｗｗｗｗｗｗ

>>11
ｷﾞｬﾌﾝ

>>15
続けてくれ

何やってんだ

嬢　「あら、朝から随分しみったれたお顔です事」

嬢　「ふふ、そうね、たまには一緒に学校に行ってあげても良くってよ」

嬢　「何よ、人の顔をじっと見つめて、やらしいわね」

嬢　「あ、ああそう！　そういえば今日の帰り……ち、ちょっと付き合って貰えないかしら？」

嬢　「買い物に出掛けたいのだけど、男手が足りないのよね」

嬢　「良いから付き合いなさい、人の顔をじっと見つめた罰よ。ふふ」


嬢　「……うっし！」

爺　「お嬢様、流石にお人形相手に練習なさるのは……如何なモノかと」

嬢　「　何　時　か　ら　居　た　こ　の　死　に　損　な　い　」

何かもうダメっぽｗ後は誰かｗ

虐待で両目失って包帯ぐるぐる巻きになってても高貴さのある美少女を想像していた

好きなんだが

お前の作品、好きだぜ

悪くない

メデューサネタだと思ったら上がり症かよ



かまわん、続けたまえ。

もう糸目の垂れ目の高飛車ってだけで死ねる

続けようか

もうひとりくらい登場人物が欲しいな

恋敵的な

俺「おはよう」

女「あら……そのお声は、俺さんですね。おはようございます」
　
　
　
箱入り大和撫子最高だわ。

保守

期待ｱｹﾞ

>>1どこいった

嬢「この嬢！生来目が見えぬ！」
とか期待したんだが

ほ

ほ

なんだ、てっきり盲目(眼病？)で目隠ししてるお嬢様かと思っちまったよ…ほ

爺「お嬢様の目は、もう限界です。これ以上酷使しては…」
男「なっ、何があったんだ！？」
女「い、家で優雅に過ごしていただけですわ…」
爺「ネットゲームのやりすぎです。すっかり廃人と化しグハァ！？」
女「爺っ！　言わんでもいいことを！」
男「目隠ししてても、執事さんの居場所はわかるんだな…」

こんな曲解をしておりましたわ

保守

干す

とりあえず保守

☆彡

ふじのんか

男「ところで、なんでお嬢は目隠しなんでしてるんだ？　不便だろ」
嬢「私は、見たくないものは見ない主義ですから。ですが、その見たくないというのは私のワガママでしょう？」
男「うん。そうだね」
嬢「ならばこの不便さは、私のワガママを通す代わりです。それに」
男「それに？」
嬢「男が周りの見えない私の手を引いてくださるでしょう？　ワガママを通して、側に男がいてくれて、これ以上を望むのは贅沢というものですわ」

くらいのを期待して覗いたんだけど、なかなかうまくいかないもんだなぁ。

＞＞43
ｙｏｕ書いちゃいなよ！

嬢「男さん、今日は随分お日様が出ているのでしょうか？」
男「そうですね、夏は暑いけれど今日は一段と暑いですね」
嬢「申し訳ないのですけれど、窓を開けてくださいませんか？こう暑くては…」
男「あ、はい、わかりました」（ガラガラッ）
嬢「風が心地いいですね、暑いのは苦手ですけれど、夏は嫌いじゃありません」
男「そうなんですか、ひまわりが綺麗に咲いていますよ」
嬢「私ひまわり好きですよ、どうか、私の代わりに見てください」
男「はい、窓の先に、一面黄色と緑の景色が広がっています」
嬢「ステキ、ですね、見れないのが残念ですけれど」
男「……俺の目が、あなたの目になれたら、いいのに…」
嬢「そんなの、ダメです」
男「どうしてですか、僕は……！」
嬢「だって、それじゃあ、あなたの見た景色がどんなものか、教えてもらうことが出来なくなるじゃないですか…」
男「え………」
嬢「目が見えないよりも、私はあなたとお話することができないことのほうが、辛いのです」
男「お、お嬢様………」
嬢「あ、そこの窓に置いてあるグラスをとってくださいますか？そう、それです」（ﾋﾞｼｯ）
男「……………………見えてるんじゃないんですか」
嬢「まさかそんな、この程度、心眼を鍛えれば造作もありませんわ」


うまくいかないな

お嬢すげえｗｗｗ心眼ってｗｗｗ

嬢「男さん、今日は随分お日様が出ているのでしょうか？」
男「そうですね、夏は暑いけれど今日は一段と暑いですね」
嬢「申し訳ないのですけれど、窓を開けてくださいませんか？こう暑くては…」
男「あ、はい、わかりました」（ガラガラッ）
嬢「風が心地いいですね、暑いのは苦手ですけれど、夏は嫌いじゃありません」
男「そうですね、俺も寒いよりは好きです」
嬢「目が見えなくとも、季節が感じられる、夏はいい季節だと思います」
男「はい…」
嬢「……男さん……」
男「はい、なんでしょう？」
嬢「汗をかいてしまいました、着替えの服の用意と………」
男「はい、すぐに」
嬢「着替えを、手伝っていただけますか…？////」
男「えっ？…………」


という感じので誰か続きを頼む

だｗｗｗｗれｗｗｗｗもｗｗいｗｗｗねｗｗｗｗえｗｗｗｗｗ

ここに…いるよ