友人「じゃあなバカ男、また明日」

バカ男「ああ、またな」


母「おかえりバカ男」

バカ男「ただいま」

母「バカ男、今日テストの結果だったんでしょ？見せてみて」

バカ男「ああ、いつもどおり赤点だったよｗｗｗｗ」

母「そう、バカ男はやっぱりバカだねえ・・・」


バカ男「さて、マンガでも読むか・・・」

？「ようバカ男」

バカ男「誰？」

2

リューク「そのノートの落とし主だ。」

？「俺はバカの神だ」

バカ男「神？なに言ってんの？」

神「まぁ聞け、俺はお前を世界一のバカにしてやろうと思う」

バカ男「いや、すでに十分バカだしこれ以上バカになるのは困る」

神「いや、お前がバカになるんじゃない」

バカ男「そうじゃなければどうするんだ？」

神「わからないのか？」

バカ悪「うん！」

神「やっぱりバカだな」

バカ男「はっきり言われると傷つくな」

神「方法は簡単だ、お前よりバカな人間が死ねばいい」

バカ男「なるほどね、じゃあ帰ってくれ」

神「冷たい奴だな・・」

神「とにかくお前よりバカな奴はこれから死んでいく、わかったな」

バカ男「はいはい、それじゃ」

バカ男(なんだったんだアイツは勝手に部屋に侵入しやがって・・・基地外か)


　　　　　数時間後・・・・・。


バカ男「ふぅ、マンガも読み終わったし腹減ったな」

母「バカ男、そろそろご飯よ」

バカ男「ああ、わかったすぐ行く」


父「ただいま～・・・・ん？誰もいないのか？・・・・・」

母「・・・・・・・。」

父「・・・なんだ、いるじゃないか。いるならなぜ返事をしない？」

母「あ、あなたちょっとこれ見て！」

父「テレビのニュース？なにかあったのか？・・アフリカで謎の大量死？」

母「ええ、ニュースではきっと新種のウィルスじゃないかって」

父「ふーん、怖いな。それより飯の準備は？」

母「あなたってマイペースねぇ・・・こんな事件が起こってるっていうのに」

父「ところでバカ男、今日のテストはどうだった？」

バカ男「ああ、いつもどおり赤点だったよｗｗｗｗ」

父「そうか、バカ男はやっぱりバカだな・・・」

バカ男「えへへ、ごちそうさま」

母「少しは勉強もしなさいよ」

バカ男「うん、わかってるよ」(さて、部屋でマンガでも読むか・・・)

神「ようバカ男」

バカ男「お前・・・さっきの基地外。」

神「ククク・・仮にも神に向かって基地外はないだろ」

バカ男「じゃあなんて呼べばいい？」

カラバス「俺のことはカラバスでいい、それよりもどうだ？世界一のバカになった気分は・・」

バカ男「いや、たしかにバカだけど世界一じゃねぇし」

カラバス「いいや、お前は今世界一のバカだ今その証拠を見せてやる」

バカ男「そんなの別にいいから帰れ」

カラバス「まぁそう言うな、とりあえずテレビをつけてみろ」

バカ男「テレビならさっき見たけど」

カラバス「いいから見ろって」

アナウンサー「番組の予定を変更してお送りしています、現在世界中の後進国による
　　　　　　　　謎の大量死が起きています。確認されているだけで23カ国
　　　　　　　　死者は推定で７億人に上る様子・・・・」
　　　　　　　

バカ男「まじでか・・」

なかなか面白い

カラバス「見てみろ、世界中で大量の人が死んでるだろ」

バカ男「・・・？！」

カラバス「どうだ？これで信じる気になったか？」

バカ男「マジなの・・・か？」

カラバス「まだ信じないならテレビに出てる国名を見てみろ、ベナン、セネガル
　　　　　バングラデシュ、エチオピア・・・・どこも貧困でまともな教育が
　　　　　受けられず識字率も低い国ばかりだ」

バカ男「しきじりつってなに？」

カラバス「・・・・・・・・・・。」

着眼点はいいけどこの先どうすんだ

カラバス「識字率っていうのはな、文字の読み書きができる人の割合だ」

バカ男「ほほう」

カラバス「文明が進歩して先進国は豊かになったが、世界ではまだまだ
　　　　　貧困で学校に行けない子供がたくさんいる、この国でトップクラスの
　　　　　バカのお前だが世界的にみればマシなほうだ」

バカ男「なるほど、ひとつ賢くなったよ」


アナウンサー「こちらアフリカから実況リポートです・・・あっ！
　　　　　　　また目の前で人が死にました！」


カラバス「やっちまったな」

バカ男「あちゃ～・・・・・・。」

心の隅で期待しつつ見よう

あれ？苦しくなってきた

バカ男「というか世界一のバカで人殺しなんて冗談じゃない！いますぐやめろ！」

カラバス「嫌だ」

バカ男「なぜ？」

カラバス「この世界で頭の悪いやつは悪人に利用され搾取されるだけだ」

バカ男「ふむ・・・・？」

カラバス「もしくは他人の世話になり迷惑をかけのうのうと生きてる」

バカ男「う、うん・・・・。」

カラバス「それならいっそ死んでもらったほうが世界のためだと思わないか？」

バカ男「・・・むずかしくてよくわがんね」

カラバス「・・・え～っとだな、簡単に説明すると」

　　　　　(小一時間経過)

バカ男「なるほどね、またひとつ賢くなったよ」

アナウンサー「次々に人が死んでいってます！」

カラバス「またやっちまったな」

バカ男「あちゃちゃ～」

カラバス「後はお前次第だ、まぁ好きにしろ」

バカ男「好きにしろって言われてもどうするんだ？」

カラバス「これ以上人を殺したくないならなにも学ぶな、そういうことだ」

バカ男「なるほど、そういうことか、わかったなにも学ばない！」


アナウンサー「またも目の前で人が死にました！これは一体どいうことでしょう？！」


カラバス「お前・・・学習能力ないのかあるのか・・・」

バカ男「えへへ・・・////」

カラバス「えへへじゃねーよ」

　　　　　　　　　　～次の日～

バカ男「はぁ～やっちまったなぁ・・って俺がやったわけじゃないけど」

友「ようバカ男」

バカ男「よう友よ」

友「いや～昨日のテストの結果また赤点だったよ」

バカ男「お前も俺に負けずおとらずバカだよな」

友「ああ、まぁ俺のほうが少しはマシだけどな」

バカ男「・・・・・。」

友「どうした？」

バカ男「お前、もっとしっかり勉強しろ！」

友「なんだよｗｗｗｗお前こそしっかりしろってｗｗｗｗ」

バカ男「俺は・・・そのダメなんだ・・・」

友「な、なんだよ・・・大丈夫だってお前だってやればできるって！そんなに落ち込むなよ！」

バカ男「とにかくダメなんだよ！」

友「なにか辛いことでもあったのか？相談に乗るぜ？」

バカ男(友はいい奴だからな、死なせるわけには・・)

友「おいバカ男、なんか学校のふいんきがおかしいぞ？」

バカ男「え？」

クラスメート「ざわざわ・・・・」

友「なにがあったんだ？」

バカ男「あ、先生が来たみたいだ」

先生「え～非常に残念なお知らせです、学校一のバカで有名なA君が昨日突然死亡しました」

友「なんだってぇ！」

先生「とりあえず今日学校はお休みです皆さん帰宅してください」

クラスメート「ざわざわ・・・昨日の大量死と関係あるのか・・？」

クラスメート「ウィルスだきっと・・・ざわざわ。」

友「ウィルスってなんだ？」

バカ男「さぁ？」

友「ウィルスってなに？」

クラスメート「ウィルスっていうのはね・・・かくかくしかじか」

友、バカ男「なぁ～るほど」

　
　　　　　　　バタッ！


先生「どうした！？学校で３番目のバカで有名なＣ男！？しっかりしろ！」

バカ男(あ、順位入れ替わった)

あれ？心臓が痛いぞ

　　　　　　　　　～それから一週間後～

カラバス「ようバカ男」

バカ男「・・・・・。」

カラバス「無視すんなよ、グレるぞ」

バカ男「友が死んだんだ・・・学校で4番目にバカで有名な」

カラバス「ふーん、お前あれだけ忠告したのに勉強したのか？」

バカ男「・・・・いや。」

カラバス「でも見ろよ、世界中で死者が9億人になってるぜ？」

バカ男「そうか・・・でもなぜ・・・」

カラバス「さぁ？・・ん？なんだその本は？」

バカ男「マンガだよ」

カラバス「ははぁ、そいつが原因だな、例えマンガでも学べることは多いからな」

バカ男「そうか、そういうことか・・・」

カラバス「それにしてもずい分殺したもんだな、まんざらバカでもないのかもなお前、ククク」

バカ男「・・・今すぐ俺を元にもどせ」

カラバス「断る」

バカ男「そうか・・・」

カラバス「なんだ？ずい分あっさり引き下がるな」

バカ男「理由を聞いたらまた人が死ぬかもしれない」

カラバス「なるほどな、じゃあ面白い話でもしてやるか」

バカ男「？」

カラバス「今世界でなにが起こってるかだ」

バカ男「聞きたくない、帰れ」

カラバス「心配するな、聞いたところで誰かが死ぬことはない。今だけ死なないようにしてやる」

バカ男「まじでか」

カラバス「ああ、よく聞け、たくさん人が死んで世界は混沌としてるが、良い方向に動いている」

バカ男「なぜ？」

カラバス「簡単だ、頭の悪い人間が死ねばあらゆる面で効率が良くなる
　　　　　食料問題、資源、環境、犯罪・・・etc」

バカ男「う、うん・・？」

ドクン……！

>>22
俺バカ男より頭いいけどNEETだよ

カラバス「頭の悪い人間を淘汰しなくてはやがて世界は戦争でもっと多くの人間が死ぬ」

バカ男「ふむふむ・・・」

カラバス「つまりお前が賢くなった分世界はより平和になるってことだ」

バカ男「おおっ！なるほど！」

カラバス「わかったらがんばれ」

バカ男「おうよ！」



カラバス(やっぱりバカだなコイツ)

　　　　　　　　　～それから半年後～　　


バカ男「ちっとも世の中良くならないな・・まだまだ勉強不足だなこれは」

カラバス「ようバカ男マリオカートやろうぜ」

バカ男「カラバスか、今勉強してるんだまたあとでな」

カラバス「精が出るじゃいか、おかげで世界人口は30億人まで減ったぜ」

バカ男「まだまだだよ、その証拠に世の中が全然良くならない」

カラバス「まぁがんばれよ」

バカ男「おう」

　　　　　　　　　　～さらに1年後～

父「バカ男、そろそろ出るぞ」

バカ男「うん」

父「あれからもう1年か・・・早いもんだな」

バカ男「そうだね・・・」

父「まぁ母さんは亡くなったがお前もしっかりしてきたしな」

バカ男(そのせいで亡くなったんだけどね)

父「しかし世界の人口が４分の1までなってるというのに死因がわからないなんてな」

バカ男「テレビでやってるじゃない、頭が悪いと死ぬって」

父「それはそうだが・・・はっきりした原因はわかってないだろ」

バカ男「うん、神だの悪魔だの言われてたりおかしな宗教団体まで乱立してるね」

父「世の中どうなっちまったのかなぁ」

バカ男「心配しなくてもこれから良くなるよ必ず」

父「だといいけどな・・・けど途上国はいまや崩壊寸前
　　世界的に労働力も激減して経済はめちゃくちゃだ」

バカ男「そ、それもきっとなんとかなるよ！そのために勉強してるんだから！」

父「と言ってもお前は相変わらず成績ビリだろ、もっとがんばれ」

バカ男「うん、わかってる」

母親どんだけバカだったんだよｗｗｗ

バカ男「なぁカラバス」

カラバス「ん？なんだ？」

バカ男「ホントにこのままで世界は良い方向になるのか？」

カラバス「ならないだろうな」

バカ男「なんだって！？」

カラバス「ようやく気づいたか」

バカ男「騙したのか？」

カラバス「人聞きの悪いことを言うなよ、途中までは良くなってたじゃないか」

バカ男「確かに・・・頭の悪い人間から死ぬと報道されて世界中が必死に勉強していた」

カラバス「ま、それも行き過ぎておかしなことになったけどな」

バカ男「勉強しすぎてもダメってことか？」

カラバス「かもな」

父「おいバカ男、警察の人が来てるけどまさかお前なにかやったのか？」

バカ男「！？」

カラバス(ククク・・・)

警察「バカ男さんですね？」

バカ男「はい、そうですが」

警察「失礼ですがバカ男さんはあまり学校の成績が良くないようで」

バカ男「え、ええ・・・」

警察「いや、すいません、ご存知だと思いますが勉強をしないと死んでしまう
　　　ということが世界で叫ばれているのでそういう家庭を巡回してるのです」

バカ男「あっ、ああ～そうですか。ご苦労さまです」

警察「では失礼します」

バカ男「ご苦労様でした」

カラバス「どうだった？」

バカ男「ああ、単なる巡回みたいだ」

カラバス「そうか、よかったなバレなくって」



警察「本部応答願います」

やべえ俺死んだｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
今あの世だけどバカしかいねえｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

バカ男「ところでカラバス、バカの定義ってなんだ？」

カラバス「めんどくさい質問だな・・・」

バカ男「例えば単純に文字の読み書きができないとバカだけど
　　　　それなら赤ん坊だってできない、けど死なないだろ？」

カラバス「ああ、それはお前の年齢が基準になってる」

バカ男「なるほど、俺が赤ん坊のときよりバカな赤ん坊だけが死ぬってことか」

カラバス「そういうことだ、ちなみに今のところ赤ん坊が死んだケースは０％に近いな」

バカ男「俺って先天的に驚異的なバカだったんだな・・・」

カラバス(だから選んだんだけどな)











警察「バカ男はまだ家の中にいます」

このスレ俺しか読んでなくてﾜﾛﾀ

いやいや、俺も読んでる

(^q^)

バカは死んでるから仕方ない

カラバス「とにかく頭の良し悪しというのは勉強ができるできないとは関係ない」

バカ男「でも勉強したらたくさん死んだじゃないか？」

カラバス「それは単なるきっかけだ、勉強をした分、本質的記憶力や思考力があがった
　　　　　と、まぁそういうことだ」

バカ男「なるほどな」
　　　　　



警察「バカ男を確保しますか？・・はい、わかりました突入します」





バカ男「なんだ・・外が騒がしいな？」

俺だっているさ

俺もいるぞ

(＾ｐ＾)＜あうあうあー

警察「突入！」

警官隊「おぉぉぉ！！」

父「な！？なんですか！！」

バカ男「警察！？」

警察「バカ男発見！」

バカ男「う、うわぁぁぁぁ！！！」

警察「本部応答せよ、バカ男確保しました！はい、ただちに連行します！」






カラバス(ククク・・・やっちまったなバカ男)

何打個のスレｗ

良スレのおかん

バカ男(なぜこんなことに・・・)

カラバス「よう、元気か？」

バカ男「カラバス、どうやって留置所まできた？」

カラバス「バカだな、俺は普通の人間には見えないって知ってるだろ」

バカ男「ああ、そうだったな、うんそうだ。そういう設定ってことで」

カラバス「設定って言うな」

バカ男「それにしてもなぜバレたんだ？」

カラバス「どうやら政府が死にそうな人間をピックアップしてたそうだ」

バカ男「うん？どういうこと？」

カラバス「まだわからないのか、あらかじめ死にそうな人間のリストがあって
　　　　　その中で唯一お前だけが死なずにいた、当然怪しむだろ」

バカ男「それもそうか・・・」

しえん

私怨

局長「というと君はそのカラバスというのに強制的に人殺しにされたと？」

バカ男「ええ、そうです。しかしそそのかされたとはいえ故意に人を殺した罪は認めます」

局長「・・・わかった。残念だが君は死刑にするしかない」

バカ男「はい・・・・。」


カラバス「死刑確定か、俺のこと恨んでるか？」

バカ男「いいや、恨んでないよ・・・」

カラバス「なんでだ？」

バカ男「俺は今までさんざんバカだと言われてきた、けどこの1年
　　　　死ぬ気で勉強してみて生きがいみたいなのを感じてた」

カラバス「ほぅ」

バカ男「人が死ぬたびに自分が努力した成果だと錯覚してた
　　　　けどやっぱりこんな考え方は異常なんだよな
　　　　死刑になるのは自業自得だ」

カラバス「なるほどな、でも所詮世の中は奪って奪われての
　　　　　世界だ、賢いやつほど得するようにできてる」

バカ男「バカなやつほど淘汰されてくならこの結果は自然のなりゆきなんだろうな」

　　　　　　　　～そして死刑執行当日～

バカ男悟りすぎだろ……

きたいあげ