男「ったく、今日も暑くてやってらんねーな…」

女「………」

男「お？あれは…おーい、女ー」

女「あ…男くん…おはよ…」

男「何だよ、テンション低いな。あ、そうだ。傘入れてくれねー？」

女「…いいけど…」

男「さんきゅ。これでちょっとは涼しいか？」

女「………」

男「…蒸すな、やっぱり」

駄
ス
レ

乙

爺「おや、女ちゃん、おはよう」

女「…おはようございます」

婆「あらあら、おはよう、女ちゃん。今日はまた一段と雨ねぇ」

女「周りが快晴ですから…」

店員「あ、おーい、女ちゃん、こっちにも水撒いてってー」

女「…はい」

男「…大変だな、お前も」

女「打ち水…涼しくなるしね…」

女「学校、ついたよ…」

男「ああ。さっさと中に入ろうぜ。遅刻ギリギリになったからな…」

女「………」

男「ん？入らねぇの？」

女「…グラウンドを横切ると、ぐちゃぐちゃになって運動部の人、困るから…」

男「…あー…じゃあ、どうすんの？」

女「…裏から入る」

男「…そっか。んじゃ、また教室でな」

女「…うん」

３ｍは広すぎだろ…

ぴんぽんぱんぽーん

『２年Ｃ組の女さん、２年Ｃ組の女さん、屋上が浸水していますので、今すぐ校舎から出てください。繰り返します…』

男「あー…何だ、その…」

ガタッ

女「…いいよ、気にしないで…」

教師「気を付けて帰れよー」

女「…はい」

「あー…今日はピーカンだもんねぇ」

「頭上は豪雨、かぁ…台風レベル？」

女「…はぁ」

男「どうした？元気無いな」

女「…男くん…授業は…？」

男「早退してきたんだよ。今時物騒だからな」

女「…こんな変な女、誰も襲わないよ…」

男「そうか？」

女「…雨の中じゃ、レイプも何も無いでしょ…」

男「…とりあえず送ってくから」

女「…ありがと、気を使ってくれて」

男「そういえば、家どっちだっけ？」

女「…男くんの家より、ちょっと手前を曲がるんだよ」

男「…へぇ…あれ、俺の家、知ってんの？」

女「…うん。何度か見掛けた事、あるし…」

男「声、かけてくれりゃよかったのに」

女「………」

男「あ、ここ？」

女「…うん」

男「あちー」

女「……寒い」

男「溶けそう」

女「…凍りそう」

男「そっち行っていい？」

女「…寒いよ…？」

男「あづいー」

女「……」

男「よいしょっと…さむうううっ！！」

女「だ、だから言ったのに…！早く…離れて…」

男「ううう…で、でもこうすればばばば寒くないいいぞぞぞ」

ぎゅっ

男「なﾞなﾞなﾞなﾞ？あっだがいだろ？」ｶﾞﾁｶﾞﾁ

女「………………あったかい…////」


こうですかわかりません＞＜

男「………」

女「………」

男「何か、家の上だけすげー雨降ってんだけど」

女「…お母さん、雨女だから…。帰ってきてたんだ…」

男「どこか行ってたのか？」

女「………ただいま…」

男「お、おい！…あ、女が通ると晴れるのか…」

女「…送ってくれて、ありがと。じゃあ、また…」

翌朝

男「…今日は雨か…面倒だな…」

女「おはよー、男くんっ！昨日はごめんねぇ、私、晴れの日はテンション低くてさぁ」

男「お、女。おはよ」

女「あ、こっち寄ってよ。傘さすの、面倒でしょ？」

男「あ、ああ…いいのか？」

女「いいのいいの。雨の日は皆やってることだしね」

男「………」

「あ、女さーん、ちょっといれてってよ」

女「あ、うん。いいよー」

「あ、いたいた。私も入れてー」

女「おはよ。いいよー」

「あ、もしかして満員？残念だなぁ…」

男「…俺、先に行くわ」

女「あ…うん、また学校でね」

男「おう」

支援

女「ふぅ、やっとついたよ」

男「大変だったな」

女「もうぎゅーぎゅーでね、疲れちゃった」

「女さーん、帰り、一緒に帰ろうよー」

女「あ…うん、いいよー」

男「…なぁ、女…」

女「いいの」

男「………」

女「分かってるよ…皆、私の周りの『晴れ』目当てだって。でも、いいから…」

女「………」

男「…晴れたな」

女「…うん」

男「皆、帰ったな…」

女「…うん」

男「今朝の奴等も…」

女「………」

男「…一緒に帰ろうぜ」

女「…うん」

男「あれ…今日は降ってないな、女の家」

女「…そっか、お母さん、行っちゃったんだ…」

男「…？」

おっさん「ああああっ！ダメ、まだダメだっ！」

女「お父さん…」

女父「洗濯物取り入れてないから！まだ、入ってくるなよ！」

男「ちょっとアンタ、おかえりくらい言ったら…」

女「…いいの、大丈夫…」

男「でも…」

女「…あれ」

男「…あぁ、布団干してたのな…」

女父「ふぅ、もういいよ。お帰り、女。…と、キミは？」

女「…男くん。…クラスメイト」

男「あー…男です」

女父「クラスメイト、ね…」

男「友達です」

女「…！」

男「友達ですから」

女父「そうか！女にも友達ができたか…っ！」

女父「いやぁ、嬉しいなぁ、嬉しいなぁ…」

女「…お父さん、もういいから…」

女父「今日は赤飯だな！男くんも食べて行くかい？」

女「…っ…男くん、きて…」

男「お、おう…じゃあ、お邪魔します…」

女父「ゆっくりしていってね！」

はやくかけ

毎回毎回このコテキモいんだけど

しえん

女「…適当に、座って…」

男「あ、あぁ…」

女「…キョロキョロして、どうしたの…？」

男「いや…何か、女の子らしい部屋なんだなぁ、って…」

女「…女の子だもん…」

男「何だか、いい香りも…」

女「…っ！息、止めて…っ」

男「いやいやいや、ごめんなさい、ゴメン。だから息は許してください」

女「…口から吸って…」

男「はぁ…はぁ…」

女「………」

男「ハァ…ハァ…」

女「………」

男「ハァハァハァハァ…」

女「…やっぱり、普通にしてていいから…」

俺、エロのない擬音は好きだぜ

男「…ん？これ、何だ？」

女「…っ、そ、それはダメ…！」

男「横向きと、逆さになったてるてるぼうず…？」

女「…っ、返して…っ」

ばっ

男「お、おう…すまん…」

女「…帰って…」

男「…わかった」

女「…ゴメンなさい…」

今回は一旦の終わりまでエロ無しです。
あしからずご了承ください。



男「…今日も雨、か…あ、おはよ、女」

女「あ、男くん。おはよう。昨日はゴメンねぇ」

男「いや、こっちこそすまん。ただ…あれの意味を、教えてくれないか」

女「………」

男「あ、いや…ダメなら、いい…から」

女「…私、雨だとこうして明るくなれる」

男「…？」

女「くもりでも…くもりでも、まだ普通でいられるの。でも…晴れだと、暗くなっちゃうから…。だから、アレを吊るして…雨か、曇りになるように、お願いするの」

これはいい

女「晴れると私の周り、雨だから…小学校とか中学校、凄く虐められたから…その名残」

男「………」

女「私の周りだけ雨だから、いつも私は仲間外れ。体育は見学どころじゃないの。いつも教室で本、読んでた。図書館に行ってた」

女「そのうち、図書館も晴れの日は立ち入り禁止になったの。湿気が本をダメにするから」

女「プールの頃は、ひどかった。水辺に行くこともできなかった。仕方なく教室にいた」

女「熱中症で倒れても、誰も助けてくれないの。私がいると、晴れでも雨が降るから。いないほうが良いって言うの」

女「…だから私は、雨が好き」

男「女…」

女「雨なら、皆…私の周りに来るんだよ。少しだけだけど、人気者なんだ」

男「そんな…！」

女「男くんには、分からないよ…。修学旅行も、キャンプも、体育祭も文化祭も！私、休まなきゃダメなんだよ…雨が降るから…」

男「………」

女「…私は、皆に迷惑かけるんだ。雨女のお母さんと一緒だもん。…私、お父さんみたいな晴れ女になりたかった…」

女「…ゴメンね、先に行くよ」

男「…わかった」

女「じゃ…」

男「…今日は、サボるか…」

男「…イジメ、か…」

TV「明日からお子さんが夏休みと言う方も多いのでは無いでしょうか？今年の夏はとってもいい天気です！」

男「…夏休み、か…忘れてたな…」

男「…女、引き込もるのかな…やっぱり…」

良スレだと思ったらコテかよ

数日後

TV「連日の快晴、海は大にぎわいです！どちらを見ても人ばかり！」

TV「ただ、その快晴、良いことばかりでは有りません。今年は梅雨が開けるのが例年より大分早く、しかも雨が降らない空梅雨で…」

男「…あ…そうか…そうだ！」


ぴんぽーん

女「…はい…」

男「女、明日出掛けるぞ！準備しておけよ！」

女「…え、ちょっと、そんな急に…」

男「明日の朝10時、駅に集合な！あ、携帯の番号教えておいて。…ん、さんきゅ。じゃ、また明日！」

女「…何なの…急に…」

擬音か……あの獣みたいなやつ以来だな…

翌朝

男「お、来たな。よしよし」

女「…何なの、こんなピーカンの日に…」

男「お前に、見せたい所があってな。ほら、行くぞ！」

女「あ、もう…！」




『次は、黒部…黒部…黒部ダムへ行かれる方は、ここでお降り下さい』

男「ほら、ここだ」

女「…雨の中、くるところじゃ無いでしょ…」

さっさと書けカス

熱中症助けるぐらいなら雨でも別に助けるだろ

>>38
コテかよとか言ってたのに見てくれてるのかよｗ
ありがとう。



男「いや、見てみろよ。水量」

女「………」

男「今年は空梅雨で雨も少なかったから、まったくたまってないだろ」

女「…うん」

男「…女なら、何とかできそうじゃないか？」

女「っ！？きゅ、急に何？」

男「お前が降らせた雨が、役に立つんだぞ？」

女「…そんなの、夢物語でしょ？…たった半径３ｍよ？」

男「…それでも、さ。雨が嫌われるだけじゃ無いって、知らせたくてさ…」

さいごのしえぬ

はっぴりぃえんどでたのんだ…

>>40
これはいい人柱

女「…無理よ、私じゃ」

男「女…」

サァー…ザァーーッ

男「…っ？急に、雨足が…？」

女母「あら、女じゃない。何してるの？彼氏とデート？」

女「お母さん…」

女母「それとも、私の仕事、手伝ってくれるの？」

>>31
女「…私は、皆に迷惑かけるんだ。雨女のお母さんと一緒だもん。…私、お父さんみたいな晴れ女になりたかった…」

>>44
お父さんみたいな晴れ男…もとい晴れ女に…に脳内変換してください。



女「…仕事？お母さんが、仕事？」

女母「そうよ、私の仕事は雨を降らせる事。こうしてダムに水を溜めたりもするし、水不足の畑なんかに行くこともあるし。外国だって行くわよ？」

女「…知らなかった」

男「…は？」

女「…だってお母さん、いつも居ないし…」

女母「ま、いいわ。手伝っていきなさいよ」

スレタイしか見てないけどウエザーリポート

>>45
だから逆wwwwwwwww

>>47
だよなｗｗｗｗ
ギャグなんかじゃ絶対ないよなｗｗｗｗｗｗ

なるほど女がなりたいって言ってるから晴れ女なのな。わかった






早く書けカス

よくわからんが、解決してくれたか？



女「…これだけ？こうして座ってるだけ？」

女母「そ、これだけ。座ってるだけ。女がいると、ここだけ晴れるから助かるわ」

女「…どれくらい溜まるの？」

女母「今は一時間に３０センチくらいかしら」

女「………」

女母「それを、ダム全域に」

女「…雨、役に立つの？」

女母「もちろん。雨がなきゃ野菜も出来ないし、何より生活に困るでしょう」

女「………」

女母「若い頃は雨が嫌でも、そのうち分かるわ。雨がなきゃ、プールだって入れないんだからね」