女友「ねぇ、男ってさ」
男「何だ？」
女友「好きな子はいないの？」
男「いや・・・特にはいないけど」
女友「ふーん、そうなんだ（よかったな女、チャンスはある！）」
男「なんで急にそんなこと聞くんだ？（まさか女友、俺のこと・・・）」
女友「・・・あー」
男「ん？」
女友「言っておくけど、それは無いから」
男「あ、あぁ・・・（こいつ、読心術でも使えるのか）」

女友さんは、決して男にデレない

ほ

そろそろ俺も行かねばならなくなったので去ります。

さいごのほしゅ

残ってるかな？

>>47続き
女友「ほら、ぼーっとすんな！」
神「だってなぁ…」
死「お前のような人間には関係ないことだ」
女友「るせぇっ！」
女友「あんたらに、人の生き死にを選ぶ権利はないだろ！」
神「あるんだけどな…」
死「おい貴様、そもそも何故我々がもめているのか知っているのか」
女友「んなもな知るか！早く救急車呼べ……」
死「そいつは、悪質な強盗犯だぞ？」
女友「はぁ？」
死「勧善懲悪のために、トラックにひいてもらったのだがな」
神「こいつ、前に捨て猫拾っててさぁ、こいつが死んだら猫も死んじゃうんだよねぇ」
死「そのような理由で、こいつを生き返らす気か」
神「カンダタだって、蜘蛛一匹助けただけで地獄行き免れたじゃ～ん」
死「甘いな神よ、そのような特例そうそう出す訳には……」
女友「ぐじゃぐじゃうるせーーーっっ！！」
神・死「ビクッ！？」

>>55続き
女友「この人は死にかけてんの、瀕死なの！」
女友「意味不明な議論ふっかけてる場合じゃないだろ！」
神「し、しかし…」
女友「猫がいるならなおさら死なせたら駄目！」
女友「さぁ急いで！」
死「我々に指図など百年早い…」
女友「うるさい！」
死「か、神にうるさいなどと…」
女友「人　命　優　先　！」
死「ぬっ…」
神「ワシらの負けじゃろ、死神よ……」
神「ほれ！」
---ﾋﾟﾛﾘﾛﾘﾝｯ
女友「あれ…」
女友「どんどん血の気が戻ってきてる」
神「怪我は全て治したぞ」
女友「一体何したんだ…！？」
女友「……もういないし」
---天界
神「人もまだまだ捨てたもんじゃないなぁ」
死「お前は人に、甘すぎるぞ」
神「人にごり押しされて負けた奴よりゃマシじゃろ」
死「ぬぅ……」

女友さんの熱意は、神をも動かす。

今日は、中編と単発ネタ織り交ぜてお送りします。

なんかいいな

女友「真夏のビューティーコンテストぉ？」
女「うん」
女「今度の夏祭りで開催されるんだって」
女友「サカッてんだねぇ、男も女も……」
女「女友も一緒に出ようよ！」
女友「うーん…」
女友「うちそういう見せ物になるみたいなの、あんまり
　　好きじゃないんだけどなぁ」
女「いいじゃない、人生一度だけだと思えば！」
女「ね？お願い出ようよー」
女友「仕方ないなぁ」
女友「そこまで熱烈に誘うんだったら、いいよ」
女「やった！」

実況「さあさ今年もやって参りました、町内夏祭り！」
実「今年の目玉はなんといってもこれ！」
実「『真夏のビューティーコンテスト』！」
実「ヒマと予算を持て余した町役場のスケベオヤジたちが、町内活性化を銘打って
　　自分たちの目の保養をしようと企画立案したお祭りのメインイベント！」
実「審査をして下さるのはこちら、10点審査員さんでーす！」
10『4.649』
実「それでは早速参りましょう！」
実「まずはエントリーナンバー１、脇役さんです！」

---ガヤガヤ
男友「やっぱり来てたか、男」
男「よう」
男友「女友と女さんも出るんだって？」
男「らしいな」
男友「なあ、お前どっちが勝つと思うよ？」
男「勝ち負けの問題じゃないだろ」
男友「まあそう言うなよ。タダのお遊びだ」
男「まあ、単純に考えて、女友は乗り気じゃなかったしな」
男「女さんが得点では上だろう」
男友「なんだよ、けっこう冷静に分析してんじゃん」
男「うるさい」

実「次はエントリーナンバー12、女さんです」

男友「おっ、来たぞ」

女「エントリーナンバー12、女です」
実「おっとぉ、これはなかなかの美少女の登場だ！」
実「それでは、自己紹介と一言アピールをお願いします！」
女「はい。私は、新ジャンル学園の二年生で、趣味はピアノを弾くことです」
女「こういうコンテストに出るのは初めてなので、
どうかお手柔らかにお願いします」
実「はい、ありがとうございました！」
実「普遍的かつ典型的な美少女像で勝負に出た女さんですが」
実「さぁ審査員さん、得点は！？」
10「………」
10『8.72』
実「ななんと、本日の最高得点が出ましたーーーーーっ！！」
男「おぉ」
男友「すげぇ！」
実「このまま優勝はきまってしまうのか、ノリノリのまま次の方、エントリーナンバー13女友さんどうぞ！！」
女友「はーい」

女友「うちは友達の付き添いで出ただけなんで、
あんまりやる気とかないっすわー」
女友「それでも良ければ、適当に誉めてやって下さーい」
---ブーッブーッ
実「うぅーむ。なまじ容姿がいいだけに、その態度はいただけなーいっ」
実「会場からも、ブーイングが飛び交っています！」
10『3.31』
実「審査員の得点も伸び悩み、今日の最低得点をマークしてしまいましたー」
男友「もったいねー」
男「あーあ」
女友（アホくさ…）
女友（やっぱり付き合いで出るもんじゃないや）
女友（裏で審査が終わるの待っとこ）
---テクテク
？「よいしょ、よいしょ」
---タッタッタッタッ
女友「ん？」
？「きゃあっ！」
---ドカッ
女友「あ……ごめんなさい、大丈夫？」
？「いたた…」
女友「怪我とか、ない？」
？「平気っす、こちらこそすみませんっした」
女友「……んん？」
---ジロジロ
女友「…へぇ」

女友「……」
---じーっ
？「ど、どうかしたっすか？」
女友「…お姉さん、名前なんていうの？」
裏「あ、はい。自分、裏方っていうっす！」
女友「ふーん、裏方さんかぁ…」
女友「…裏方さんは、ビューティーコンテストに出ないの？」
裏「自分は祭りの裏方っすから、そんな大それたマネできないっすよー」
女友「なるほどねぇ…こんな可愛い子が」
裏「？」
女友「あのさ、裏方さん」
裏「なんっすか？」
女友「出てみない？コンテスト」
裏「えっ？」
女友「町内規模のお祭りなんだから、飛び入り参加くらい許されるわよ」
裏「え、えっ？」
女友「水着なら海の家で貸し出してるし、コーディネートはうちがしたげる！」
裏「ええぇ？」
女友「という訳で、善は急げ！」
女友「海の家まで、れっつらごーよ！」
---ぐいっ
裏「えぇぇぇぇっ！？」

邪気眼「くそ、まずい…っ！封印がっ！」
構っちゃう「どうしたの？大丈夫？」
邪気眼「ええい！触るな！『持たぬ者』の分際で！！」
バシッ！
構っちゃう「あぅ、、い、痛いよぉ…」
邪「ふん。迂闊に触るから…」
バシッ！
邪「ぬう！？」
女友「女の子に手をあげるなんて最低ね。大丈夫？立てる？」
構「あ…うん…」
女友「いこ。」
邪「……………………お、おおおおのれぇっ……」

>>10
縦読みで卑屈になってる件

女友「あれ？誤解殺気さん、どうしたの？」
誤解殺気「あ………えと…その…」
女友「あー。他クラスに用事があるのか。なかなか入りづらいよね？違うクラスって」
誤解殺気「う、うん！」
女友「大丈夫！私が一緒についててあげるよ？」

ガラララララ

邪「来た！境界の裁者だっ！」
邪「くそ！！さっそく『覇気』を放ってきてや…ぐえっ！はっ、、あっ、、、、」
邪「目を合わせるなと言ったろ！！死にたいのか！？」
邪「あ、や、、こっち見た…なんで私が惑星エーテリオンの生き残りだって……はぁう！！」
邪「畜生！畜生ぉ！！俺達がなにしたってんだあ！！」

誤解殺気「あうあう……お、女友ちゃん…」
女友「………………」（ピクピク
誤解殺気「……………」

邪「なん……だと？あいつ、『覇気』の位相ねレベルを上げただと！？」

興味津々「おー！すげえ！！中からまた人が！！なあ？まだ入ってるのか！？」
ﾏﾄﾘｮｰｼｶ「い、いたい！無理矢理開けないでください！」
興「おおっ、開くぞっ」
カパ
女友「……………」
興「女……友？」
ﾏﾄﾘｮｰｼｶ「あれ…？中ちゃんじゃ………ない？」
女友「興味津々。来なさい。説教よ？」
興「わっ！い、痛い！耳は引っ張るなぁ…っ」
ﾏﾄﾘｮｰｼｶ「なんで………え？中ちゃん？」

興味津々は結構背が高いと思うんだ。等身高めで白痴美なのな

興味津々とかﾏﾄﾘｮｰｼｶの絵師って、実は隠れた名絵師だな。ダークホース的な
来ないかな…

>>64続き
裏「ちょ、ちょっと待ってほしいっす！」
女友「なぁに、早くしないと大会終わっちゃうよ？」
裏「初対面の人間にコンテスト出ろなんて言われても、よく意味が分かんないっす」
女友「意味とかは別にないよ」
女友「ただ、こういうところには、本当に可愛い人が出るべきだと思っただけ」
裏「自分、可愛くなんかないっす」
女友「それは、裏方さんが自分を知らないだけだよ」
女友「いやね。このコンテスト、うちの友達も出てるんだけどさ」
女友「正直な話し、出場者で一番可愛いのはその子だと思ってんのよ」
裏「だったら、自分が出る意味なんか……」
女友「でもね、裏方さんはその子に負けないくらいいい素質を持ってんの」
裏「ジョーダンは止めて下さいっす！」
女友「冗談抜きで、よ」
裏「……本当っすか？」
女友「うん、もちろん！」
女友「その素質を、このままここで腐らせたら、うちはいくら後悔してもしたりないね」
裏「………」
女友「だから、一夜限りのシンデレラでいい」
女友「うちに、裏方さんの力添えをさせてよ」
裏「……分かったっす」
女友「まだ渋々って感じだね」
女友「その苦い顔、十分後には笑顔にしてあげるから」
裏「うーん…？」

女友「うーん、貸し出し程度の水着なら、これが限界かなぁ。さ、着てみて」
裏「はわわ…」
女友「裏方さんは、あんまりゴテゴテ飾るより、ナチュラルなメイクのがいいね」
---ぱふぱふ
裏「化粧なんか、ほとんどしたことないっす…」
女友「んで、その水着じゃイマイチインパクトが足りないから、アクセントに私のパレオをつけて…」
女友「あとは、髪を下ろせば出来上がり！」
女友「ほら、鏡をみてごらん」
裏「……うわぁ」
裏「…これ、本当に自分っすか？」
女友「正真正銘、裏方さん自身だよ」
裏「うわぁ…うわぁ…」
女友「言葉にもならないかい？」
裏「すごいっす！」
女友「すごいのはうちじゃなく、裏方さん自身の素質だよ」
女友「さぁ、裏方さん」
女友「その美貌で、優勝かっさらっておいで！」
裏「…はい！」

男友「結局、女さんの得点を抜けるヤツは出なかったな」
男「あぁ」
男友「これで優勝は、女さんで決まりかな」
男「かもしれんな」
男友「ま、これで祭りも終わりだし、イベントとしちゃ面白かったか」
男（女友は結局、最下位か……）
実「これで出場者３０名の審査が終わりました！」
実「それでは、結果発表に移りま……」

「ちょっと待ったぁ！」

実「！？」
裏「え、エントリーナンバーなし。飛び入り参加の裏方っす！」

---ざわっ

実「こ、これはなんというサプライズ！」
実「謎の美少女の乱入だあぁぁぁぁぁっ！」

ΩΩ Ω＜な、なんだってー！？

裏「あ、あの…やっぱり飛び入りじゃあダメっすかね？」
実「いいえそんなことはありません！」
実「むしろあなたほどの美人なら大歓迎！」
裏「美人…初めて言われたっす」
実「それでは、自己紹介と一言アピールをどーぞ！！」
裏「は、はい！」
裏「自分は、いつもスタジオとかお祭りの雑用係をさせてもらってる、裏方っていうっす」
裏「今日も本当なら、裏方で終わるはずだったんすけど…」
裏「ある人の勧めで、今この舞台に立ってるっす」
裏「自分には、シンデレラなんて似合わないっすけど」
裏「一度だけでも、こうして表舞台に立てて、嬉しいっす」
裏「皆さん、ありがとうございました！」
---ワアッ
実「これは、これは素晴らしい！」
実「私女だけど、彼女に惚れてしまいそうです！」
---ワーッ、ワーッ！
実「会場も今までになくヒートアァァァップ！」
実「ここで、審査員の得点は！？」

10『10.00』バンッ
実「文句なし、文句なしの10点満点だあァァァ！！！」
実「という訳で、今回の優勝は、飛び入り参加の裏方さんに決定いィィィィィ！！」
裏「本当っすか！？」

実「おめでとうございまーす！」
裏「優勝って……夢みたいっす…」
実「いいえ現実ですよ！」
実「この喜びを、誰に伝えたいですか！？」
裏「え？えーと…」
裏「…今日この舞台に立つきっかけを作ってくれた、あの人に伝えたいっす！」
実「それはどなた？」
裏「そういえば、名前も聞いてなかったっすね…」
裏「なんて人だったんだろう……」

女友「うちの目に狂いはなかった！」
女友「さて、帰るか」
女「あ、いたいた」
男「おーい、女友ー」
女友「あれ、男？来てたんだ」
男「おう。お前の圧倒的なやる気の無さも、全て見てたぜ」
男友「俺も見てたぞー、最低得点さん」
女友「うちは別にいいんだよ」
女友「輝くべき人が、ちゃんと輝いてればね」
女「いっしょに帰ろ、女友」
女友「うん、そうしよっか」

男友「何ぃっ、お前あの飛び入り参加の子と知り合いなのか！？」
女友「知り合いっつうか、きっかけ作ったっつうかね」
男友「もちろん連絡先くらい知ってるよな！」
女友「残念、今回はバタバタしてたから聞きそびれたんだ」
男友「うわあぁぁぁっ、なんて馬鹿な真似をぉぉぉぉっ…！」
男「相変わらず見境ないな男友…」
女「そういえば、一位の賞品って何だったんだろうね？」
女友「えっ、賞品なんか出たの！？」
女「うん。ちなみに二位の賞品が図書券二千円分」
女友「なんだよそれー、賞品出るんだったらもっと真面目に
　　媚び売っとくんだったよー」
女「真面目に媚びって……」
男「お前らしいな」
男友「ちくしょおぉぉぉぉ…」
男「お前は引きずり過ぎだ」

一方そのころ、裏方さんは……
裏「コンテストの賞品がお米券だったっす！」
裏「これでしばらく食いっぱぐれはないっすねー、虎吉！」
虎吉「がうっ！」

女友さんは、審美眼に優れる。

>>68
俺ん中で興味津々は、ロリっこのイメージが拭えない。
つうか無邪気キャラ全般ロリで再生してしまう。

飯落ちします。

>>76
俺も最初はそう思ってたが、物置の絵を見て気が変わった
むしろそのギャップが良いと思うんだ。デフォルメしないと大人っぽい顔の長さで
純粋すぎる姉と同じタイプだな
後らきすたの日下部みさおとか

あれだな。新ジャンル、背の高いロリ系だなあ

下着デレを出したらどんな風になるんだろうか

司書「おーい、女友さーん」
女友「なんすか、司書先生？」
司書「じゃじゃーん！」
女友「おお！」
女友「それはエンデの『はてしない物語』の原書！」
司書「うふふ、ついに手に入ったんだよ～」
女友「うおぉ、読みてえ～」
司書「ドイツ語なんか読めるの？」
女友「なんとなく、雰囲気で」
女友「あと、和訳本と照らし合わせてみたりして読みますよ」
司書「熱心な読書家だね、エラいエラい！」
女友「じゃあ早速、貸し出しの手続きを……」
司書「あ、駄目駄目！」
女友「え？」
司書「これは私の私物だから、貸し出しはできません！」
女友「そ、そんな～」
司書「読み終わったら貸してあげるから！」
女友「じゃあなんでうちに見せたんっすか…」
司書「良書を見つけたら、見せたくなるのが人のサガだろ？」
女友「ズルいっすよ自分だけ～」

女友さんは、おあずけが嫌い。

下着デレ読んでくる。
ちょっと待ってて。

下着デレ読んできた。
ついでに抜いてきた。

これは良いな

新ジャンル「下着デレ」
＋
新ジャンル「全裸」
どうなるかな？

下着デレ「男君、パンツを嗅がせて？」
男「イヤだよ！」
下「いいじゃないの」
男「触るな！」
全裸「やあ男、こんなところで何をしてるんだ？」
男「ﾋｬｰｲ」
下「現れたわね、変態全裸女」
全「ふん、人の下着の匂いを嗅ぐお前には負ける」
女友「……あんたら、何してんのよ」
女友「とりあえず、下着デレは男に近づくな」
女友「全裸さんは、服を着る努力をしなさい」
下「素っ裸なんて、いやらしい人ね」
全「体質だから仕方ない」
全「病的な匂いフェチよりはマシだ」
女「ハイハイ、分かったから解散解散」
二人「ふんっ！」
女友「あの二人、仲悪かったんだなぁ…」
女友「男、大丈夫？」
男「……」
女友「駄目だ、完全に放心してる」

興味津々の絵って、形態からでも見れるかな？
ちょっと探してくるわ。

女友「こう？」
姉「違う！」
女友「こんな感じか」
妹「全然違うわ！」
女友「難しすぎるよこれー」
姉「もっと魂の奥底からポージングするのよ！」
妹「夢の三人フォーメーションは、あなたの手にかかってるんだから！」
女友「ごめん、もっかいやってみせてくんない？」
姉「仕方ないわね…」
妹「私が妹！」
姉「私が姉！」
姉妹「二人合わせて！」
姉妹「策・略・姉・妹！！」
----ビッシィィッ
（AA略）
女友「おぉー…」
妹「荒ぶる鷹のポーズは！」
姉「我ら姉妹の専売特許！」

女友が恋する話ってどうかな？
　
　
　
未だにシューが出てない(´･ω･｀)
誰も書かないなら後で書いてみようかな、面白いの書ける自信無いけど

>>88
ぜひ書いてくれ。

俺もシメの長編は、ベッタベタなラブコメ調にするつもりだから。

シュール「………米」
女友「米？」
女友「お腹減ったの？」
シ「別に減ってない」
女友「そう…？」
シ「米がないなら、ライスを食べればいいじゃない……」
女友「？？？」
シ「…パンは邪道、お粥は異端」
シ「………やっぱり、米がいいの」
女友「なんのこっちゃ」

実況「天気は快晴、気分は上々。今日は最高のイタズラ日和」
実「クラスメートで遊ぼう会、本日結成です」
実「メンバーはこちら、女友さんとガチレズ保健医先生」
ガ「どーもー♪」
女友「こういうイタズラ、大好物です！」
実「さて、発案者の女友さん。そもそも友達思いのあなたが何故、こんな計画を？」
女友「そうだねぇ、うちはあいつらのこと大好きなんだけど」
女友「あいつらの困った顔もまた、嫌いじゃないんだよねぇ」
ガ「女友さん、女王様の素質もあるのね。ほれぼれするわぁ」
実「聞きたくなかった事実を聞いてしまったところで、今回のターゲットの発表です」
女友「今日のターゲットはこの人！」
ガ「『ほぼ無反応』ちゃんよ！」
実「それでは参りましょう！」

実「女友さんと保健医先生が準備をしている間に、今回のイタズラの全貌を説明しましょう！」
実「まずは女友さんが、ほぼ無反応さんを保健室まで呼び出します」
実「その後保健医先生には、意味深な発言や行動をしてもらい」
実「ほぼ無反応さんを誘惑しているかのような態度を取り続けてもらいます！」
実「そうして、ほぼ無反応さんの美味しいリアクションがとれたところでネタばらし！」
実「これが、今回のドッキリの一連の流れとなっております！」
実「…どうやら、スタンバイはOKのようです！」
実「それでは、こちらのモニターから女友さんの様子をうかがって見ましょう！」

女友『おーい、ほぼむー』
ほぼ『………』
実「相変わらずのクールビューティー、ほぼ無反応さん」
実「女友さんの『ほぼむー』という呼称に、親愛の情が感じられます」
ほ『………』
ほ『………ほぼむーって、呼ばないで』
実「おや？どうやら本人は、『ほぼむー』という呼ばれ方が好きではないようです」
女友『怒んないでよ、悪かったからさ』
ほ『………』
ほ『………何？』
実「心なしか、女友さんに警戒心を抱いているようにも見えますが…」
女友『保健室の先生が、何か話があるみたい。ほぼむーのこと探してたよ』
ほ『………』
ほ『………分かった』
実「教師からの呼び出しと知って、若干険しい表情を浮かべるほぼ無反応さん」
実「しかし、ともかくも呼び出しに成功したのは事実に変わりありません！」
実「後は、保健医先生の誘惑の手腕に頼るだけ！」
実「モニターを保健室へと写し変えて、待機しましょう！」
---カチッ
実「…あれ？」

女友「これで、うちの出番は終わったねー」
女友「あとは別室で観戦しとこっと」
女友「実況さん、ほぼむーの様子はどう？」
実「おかしいなー…？」
女友「どうかした？」
実「保健室に設置したモニターが、映らなくなってるんです」
女友「えー、こんな時に故障？」
実「直前まではちゃんと映ってたんですけど…」
実「まるで電源が落ちたみたいにぱったりと」
女友「電源…？」
女友「……待てよ」
女友「保健室…ガチレズ保健医…密室で二人きり……」
女友「……しまった！」
女友「実況さん、もしかしたらヤバいかもしんない！」
実「一体どうしました？」
女友「はめられたのは、うちらの方かもってこと！」
実「？」
女友「ちょっと保健室までダッシュで行ってくる！」
実「なんだかよく分かりませんが、ここは私も行くべきでしょう！」

女友「……くっ！」
---ガチャガチャ
実「なんと、保健室の戸には鍵がかかっていたぁーーっ！」
女友「あのエロ教師、最初からこうするつもりで私たちに協力してたんだ！」
実「これはとんだ確信犯、我々も思いがけない超展開！」
女友「ほぼむーが危ない…！」
女友「実況さん、ちょっと扉から離れてて！」
実「一体どうするんですか！？」
女友「…ぶっ壊す！」
女友「せりゃあぁっっ！！」
実「こっ、この技は！」
---バキャッ
実「真空飛び膝蹴りだぁぁぁっ！！」
ほ「！？」
ガ「あら…」
実「すごい…鉄扉がひしゃげた……」
女友「ほぼむー！」
女友「その紅茶は、飲んじゃ駄目だ！」
実「どうなる、どうする！」

ガ「一体どうしたの、女友さん？」
女友「先生、なんで保健室に鍵を？」
ガ「イタズラがバレたらマズいからに決まってるじゃない」
ほ「………イタズラ？」
女友「それなら、今ほぼむーに出そうとしてた紅茶、飲み干してもらえませんか？」
ガ「うっ……」
ガ「……流石は女友さん、勘が鋭いわね」
女友「あんたの行動様式が単純なだけだ！」
女友「うちの友達に手ぇ出したら、たとえ教師でも許さん！」
ほ「………友達」
ガ「しょうがないわねぇ。今回のところはあきらめましょ」
ガ「私、今から職員会議だから、ぽかんとしてるほぼ無反応ちゃんに説明おねがいね」
女友「あっ、コラ…」
ガ「あと、壊した保健室の戸は、弁償だから」
女友「なっ…！」
ガ「それじゃ、バイビー♪」
---スタタターッ
女友「あの変態め……」
ほ「………」

女友「ごめんね、ほぼむー」
---ぎゅむ
女友「うちが馬鹿なこと考えたせいで、あんたの貞操を危機にさらしちゃった」
ほ「………」
ほ「……ほぼむーって、呼ばないでってば」
女友「それもごめん」
ほ「………」
ほ「……膝、血が出てる」
女友「あぁ、さっき膝蹴りぶちかましたからね」
ほ「………」
ほ「……消毒してあげる」
女友「いいよ。唾つけときゃ治るよ」
女友「それに、迷惑かけた上にそんなことまでしてもらっちゃ、申し訳なさすぎるしさ」
ほ「………」
ほ「……いいから」
女友「……いいの？」
ほ「………」---コクン

なんとなく「七人のナナ」の瞳を思い出した。

女友「うあー、今日のうち最悪だわ」
ほ「………」
女友「迷惑かけ通しな上に、傷の消毒までさせちゃった」
女友「ほんと、申し訳ない」
ほ「………」
女友「…怒ってる、よね？」
ほ「………」
ほ「………ありがとう」
女友「え？」
女友「お礼言われるようなことは何もしてないよ？」
ほ「………」
女友「むしろ、腹を切ってわびたいくらいの勢いなんですけど」
ほ「………」
ほ「……ふふ」---クスクス
女友「そんなに可笑しい？」
ほ「………」
ほ「……変な人、って思った」
女友「そうかな？」
ほ「………」
ほ「……そう」
実「今日のほぼ無反応さんはよく喋りますねぇ」
実「きっと彼女は、女友さんの友情の篤さへ、ありがとうを言ったのでしょう」
実「それでは、なし崩し的に女の友情が深まったところで、今回はお開きです」
実「さよなら、さよなら、さよなら～」

女友さんは、格闘技ファンで、身体能力も高い。
ほぼ無反応さんは、この一件以来保健室に極力近寄らないようになった。

遅レスすんません。
ちょっと休憩します。