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    元スレ新ジャンル?『素直人間失格』

    新ジャンル覧 / PC版 /
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    51 :

    「空を見て」

    「ん、ああ」

    「星が沢山」

    「綺麗だな」

    「何が」

    「え?…いや、星が綺麗だな、って」

    「…広範囲に広がって動いている物体の群が綺麗なのか」

    「そんな変な言い方されても…」

    「其処で、ゴキブリが群れているのは綺麗か?」

    「うぐっ……」

    「綺麗なのか?」

    「…あぁ!一生懸命、生きてるんだから、綺麗じゃないか!」

    「…ふぅん…(あれも、綺麗、か…)」

    「…あ、いや、ヤケクソなんだが」

    53 = 28 :

    >>50の続きっぽいの

    「ですから、私は近いうちに死のうと思います…」
    「何故だっ?」
    「貴方の死に目に、会いたくないのです」
    「…そうか」
    「はい…。貴方の死に目にあって、なおも私の心から、悲しみが一滴たりとも染み出さぬなどという絶望があっては…」
    「私は、お前には永らく生きてほしいが…」
    「それは、あまりに殺生です…」

    54 = 21 :

    まだ書きたいのに時間が…

    55 = 28 :


    「まぁまぁ…」
    「おや…。起きてしまったのですか?」
    「子にはあの顔は見せぬか…」
    「感情の無い顔を見せるのは、貴方にだけです。子に対して母親は笑顔でなくてはいけないというのは、世の常識ですから」
    「造った笑みしか知らぬとは、不憫だな…」
    「その分、貴方の笑みを見せて差し上げて下さい。人間でない私の笑みでは、きっとこの子も満たされはしないでしょうから」
    「…上手く笑えるかな?」
    「気にする必要はありません、ほら、この子をご覧になって」
    「おぉ…」
    「ほら、ほころんだ。貴方は人間なのですから、子を見れば笑えます」
    「そうだな…」

    56 = 28 :

    うー…。明日、朝から予定が入ってるんだよなぁ…。
    もうちょっと書きたいけど…。

    57 = 29 :

    どうせ後悔するならやって後悔しなさいと死んだひいじいちゃんが…顔知らないけど

    58 :

    「私は、本当に人間なのでしょうか。」

    「・・・どうした、急に。」
    「だって何もないじゃないですか。愛も、憎しみも、悲しみも、喜びも。ただ、あるのは死への恐怖だけです。それ意外、何も感じません。」

    「・・・・・人間は皆死への恐怖を持ってるもんだ。大丈夫、お前は人間だ。」

    「・・・・・・」



    文章おかしい上になんか違う気がするけど投下。

    スレ汚しすまん。

    59 = 28 :


    「花を活けてみました…」
    「美しいな…。庭の梅か」
    「美しいのですか…。私にはわかりませんが、喜んでいただけたようで、ホッとしました」
    「ふむ…。何のために活けたのだ?」
    「いえ、子が梅の花を、物欲しげに見ていましたので…」
    「ついでか」
    「えぇ、ついでです。私に花を愛でる感性などありませんから」
    「しかし、おかげで家の中が少し華やいだ」
    「そう言われたところで、嬉しさも感じないのですが…」
    「ただ、怒られるよりは楽だろう?」
    「えぇ」

    60 = 28 :

    もう時間がヤバいから…。
    もし朝まで残ってたら、もう一度書こう。

    62 = 51 :

    >>52
    そうなのか

    63 = 58 :

    星。

    64 = 58 :

    「なぁ、お前さん。」


    「はい何でしょう。」
    「お前さん生きてて楽しいかい?」
    「いえ、一度も感じた事がありません。その反対も。急にどうしたんですか?」
    「いやなに、なんでもないよ。ただ・・・・」
    「ただ?」



    「俺はお前さんがいるだけで楽しい。」
    「そうですか。」
    「一度でいいからお前さんを楽しませたいなぁ。」
    「その時が来ることを期待せずに待ってます。」

    65 = 58 :

    「男さん男さん。」


    「どうした。」
    「犬が轢かれて死んでます。」
    「そうだな。埋めてやろうか。」
    「何故です?」
    「何故って・・・そうさな、可哀相だからかねぇ。」
    「可哀相・・・ですか。よくわかりません。でも、ここにあったら人の邪魔になるのは良くわかります。」
    「人の迷惑考えられるだけいい。成長したな。」




    俺書いていいのかな。
    まあいっか。書こう。

    66 = 58 :

    「あっ。」
    「わっ。」






    「なんだい急に。」
    「驚いた時の真似です。どうでした?」
    「どうって、普通にこっちがびっくりしたわ。」
    「それはすみません。で、どうでした?」
    「まあいつもと変わらんわな。」
    「そうですか。」
    「しかしお前さんは何やっても可愛いな。」
    「そうですか?」
    「あぁ、すごく可愛い。」

    67 = 58 :

    「おし、海行くぞ海。」



    「やです。」
    「なんでだ。」
    「行く理由が私にはありません。」
    「いや、ある。」
    「なんですか?」
    「お前さんの水着姿を見る事だ。」
    「海は行きたくありませんけど水着姿なら今見せれますよ。」
    「・・・・・いや水着姿は海で見るのが一番だ。だからいい。」
    「そうですか。」

    68 = 58 :

    「おし、海行くぞ海。」



    「やです。」
    「なんでだ。」
    「行く理由が私にはありません。」
    「いや俺にはある。」
    「なんですか?」
    「お前さんの水着姿を見る事だ。」
    「海は行きたくありませんけど水着姿なら今見せれますよ。」
    「・・・・・いや水着姿は海で見るのが一番だ。だからいい。」
    「そうですか。」

    69 = 58 :

    「男さん男さん。」



    「今度はなんだ。烏の死体かなんかか?」
    「いえ、通り魔です。刺されました。」
    「よし。病院行くぞ。車だしてくる。玄関で待ってろ。」
    「わかりました。」



    病院
    「着いたぞ。降りろ。」
    「わかりました。でも動けません。」
    「わかったおぶる。乗れ。」

    70 = 58 :

    >>69

    「すいません。」
    「はいなんでしょ・・・・ひっ!」
    「急患です。通り魔に刺されました。彼女をよろしくお願いします。助けてやってください。」
    「わっわかりました。あの、あなたは・・・?」



    「男です。男。」

    71 = 58 :

    >>70


    「あれ?私生きてる?」


    「よっ。」
    「男さん。」
    「とりあえず失礼」

    パンッ

    「っつ。」
    「心配かけさすな。」
    「すいません。」
    「幸い通り魔は捕まったらしい。」
    「そうですか。」
    「・・・あのさ、俺はお前さんの事が好きなんだ。何があろうとも。」
    「でも私は男さんの事が好きではありません。」
    「知ってる。それでもいい。俺は女が傍にいてくれるだけでいい。だからお前さんの事を一生守らせてくれ。」
    「・・・男さんがそれでいいなら、いいです。」
    「ありがとう」
    「それと・・・」
    「それと?」

    72 = 58 :

    「始めで女゙って呼んでくれましたね。」
    ニコッ
    「!!」



    女が始めて笑った。俺は、彼女の笑顔のためならなんだってしてみせる。そう心に決めた。




    エンド

    73 = 58 :

    なんかごめん。

    最後ぐたぐだで変だわ。

    もう書かないわな。

    ノシ

    76 = 21 :

    「なぜ傘をささない」
    「子供の心がわかるかと」
    「わかったか?」
    「まったく」
    「そうだろう、ガキは人じゃないからな」
    「そうですか」
    「寒くないのか?」
    「冷たくはあります」
    「…風呂が沸いてる」
    「ありがとうございます」
    「オマエが風邪をひくと俺がめんどうだからだ」
    「そうですか」

    77 = 21 :

    「楽しいですか?」
    「不愉快だ」
    「仕事が楽しくて仕方がない人もいるそうです」
    「かわいそうなやつだな」
    「私にはわかりません」
    「奇遇だな俺にもわからない」
    「楽しいですか?」
    「ぜんぜん」

    78 = 21 :

    「幸せとは」
    「ん?」
    「どのような感覚なのでしょう?」
    「わるいが知らないな」
    「幸福な表情だそうです」
    「ドラマだな」
    「ただ弛緩しているだけかと」
    「そうだな」
    「私は今幸せなのでしょうか?」
    「それは自分で判断することだ」
    「そうですか」

    79 = 28 :


    「今日は、満天の星ですね…」
    「そうだな…。どれ、星を肴に酒でも飲むか」
    「いいえ、私はお酒は…」
    「あぁ、酔っても陽気な気分になれないんだったな…」
    「むしろ、日頃の辛みが顔を覗かせてしまいます」
    「ふむ…。なら、一人酒とさせてもらうか」
    「私が酔っぱらいの面倒を見るのですか?」
    「酔っぱらいと素面、二人居たら素面が酔っぱらいの面倒を見るのは当然だろう?」
    「楽しくありません」
    「酔っぱらいの相手は辛いものだ。妻として耐えろ」
    「どうして酒なんか…。飲まなくても死なないでしょうに…」
    「それは、国中の妻の悩みだ。大いに悩め」
    「…私はからかわれているのですか?」
    「わかるか」
    「………ですが、やはり楽しくはありません」
    「そうか…」

    80 = 28 :


    「…私は、貴方の言う美しいものというのが分かりません」
    「しかし、この場に居るのはお前と私だけだ。どちらの感性が正しいかなど、分かるまい」
    「花が美しいと思うのは、当然のことで…」
    「向こうの山に住んでいる人間は、牡丹もススキも同じ草だと考えるかもしれん」
    「夜空の星空は、美しいものなのでしょう?」
    「どこかの人間には、ただの塵にしか見えないかもしれない」
    「………」
    「もしかしたら、どこかでは死を悲しむ私の方が、むしろ人間失格かもしれないぞ?」
    「…貴方についてきてよかったです。単なる現実逃避ですが、ここでは人間失格であることも気にしないでいい…」
    「山奥の二人暮らしはどうかと思ったが、お前が楽でいられるなら重畳だ」
    「ありがとうございます」
    「中身はなくとも、その言葉は私を癒してくれる。不思議なものだな…」
    「左様ですか…」

    81 = 28 :

    >>80

    「夕飯の支度ができました…」
    「あぁ、ありがとう」
    「どういたしまして…」
    「ふむぅ…」
    「なにか?」
    「こうして、周りに何もない場所でお前とだけで暮らしてみると、やはりお前との感性の違いも、些細に思えてくるな…」
    「そうでしょうか?」
    「私はお前より先に死ぬ気はない。楽しさの違いとて、単なる趣向の違いだろう?」
    「そう…かもしれません」
    「私とお前が二人きりの此処では、お前は普通の女だな。感覚が狂っているだけかもしれんが、お前が普通に見えて仕方がないっ」
    「そうでしょうか…?私は普通…?(きょとん)」

    82 :

    人間失格ってくらいだから、東南アジアあたりでガンジャと酒びたりな生活をしてきたのかと……

    83 :

    今更ながら>>73良かった。ありがとう

    84 = 28 :

    >>81

    「唯一の問題は、お前が私を愛してくれているかどうかなわけだが…」
    「愛している、というのはよくわかりません。ですが、私のことを理解して、私のことを常に気遣って下さる貴方は、特別な方だと思っています…。おそらく、一生に一人出会えるかどうかというほど、特別な…」
    「くぅぅ、私は幸せ者だ…」
    「そうなのですか?」
    「惚れた女が、自分を好いてくれている。これほど恵まれた状況は、他にはなかなかないぞ」
    「そうなのですか…。確かに今の生活は気楽で、幸せですが…。私はそこまで感激はできません…」
    「女性は、意外と淡白な物らしいぞ。友人の話だが」
    「そうなのですか?」
    「うむ」

    85 = 28 :

    >>84

    「しかし、なんとも複雑な気分だ…」
    「どうしてですか?」
    「私は幸福の絶頂に居るというのに、私はお前をさほど幸せにできてはいない気がする」
    「私は幸せです」
    「笑うことも、悲しむことも未だ叶わず、なのにか?」
    「昔は辛く、不幸だったのです。昔よりも楽になったのは、それは幸せになったということではありませんか」
    「………」
    「これが、幸せと呼ぶべきものなのだと、私は思っています。たとえ、心が幾ばくも揺れなくとも、この平穏は私にとって、人生に二度もない、幸福なものなのでしょう…」
    「そう思ってくれるか…」
    「はい…」

    86 = 28 :

    >>85

    「……ふぅ」
    「ん?どうかしたか?」
    「いえ、なんでもありません…」
    「なんでもないはずがあるまい。顔色が悪いぞ」
    「…少し、熱があるようです。ただ、大丈夫です」
    「…少し休め」
    「私が家事をしなくては、食べるものがありません」
    「私が代わりにやろう」
    「………」
    「理解できずとも構わない。私はこういう人間なのだ。好きにやらせてくれれば、それでいい」
    「…はい」

    87 = 28 :

    >>86

    「ふぅ…」
    「具合はどうだ?」
    「まだ、頭の奥が軋みます…」
    「濡れた布を額にのせてやろうか?」
    「お願いします…」
    「………」
    「…貴方は、なぜこのようなことをするのですか?」
    「ぶしつけだな…」
    「普通の人間なら、これはきっと喜ぶべきことのはずですよね?」
    「私の目を気にするな。お前はそれでいいんだ」
    「ですがっ!…貴方のことを、理解したいです…」
    「っ!?」
    「身の震えるような感動を味わいたい…。貴方のしぐさに、心揺らしてみたいんです…。人並みの娘のように、生きてみたい…」
    「………」
    「やはり、私は恥の多い人間です…。今すぐにでも死んでしまった方がいい…」

    88 = 28 :

    >>87

    「…嬉しいな」
    「なにがですか…?」
    「泣いてくれるか…」
    「え…」
    「お前は、私のために、涙を流してくれているだろう?」
    「涙…?これは…」
    「私と共感し合えぬことを、そこまで悔しく、辛く思ってくれるか…。それだけで、私まで泣きそうになる…」
    「泣く…。貴方も辛いのですか?」
    「いや、私は嬉しいんだ」

    89 = 28 :

    >>88

    「…この、貴方と分かり合えないことを恥じ、悔いる気持は…」
    「きっと、悲しみだ」
    「これが、悲しみですか…」
    「私が思っているものとは違うかもしれないが、人が泣くのは、多くは悲しい時だ」
    「貴方は、嬉しいと言って泣きます」
    「私は、感情が高まっただけで涙腺が緩んでしまう性質なんだよ」
    「それが普通なのでは…?」
    「いや、そうでない人間の方がよほど多い」
    「左様ですか…」

    90 = 28 :

    >>89

    「なぁ、女…」
    「なにか…?」
    「愛している」
    「…その気持ちは分かりません。ですが、私は貴方と巡り合えたことを、人生における至上の幸福と思います」
    「お前が死ぬまで、ずっと一緒だ」
    「はい…。どうか、私を最期まで見て下さいね…」
    「あぁ、お前より先に死んでなるものか…」

    91 = 28 :

    >>90

    「………(じぃ…)」
    「どうした?」
    「お願いが、ございます」
    「なんだ?」
    「…子種を、頂きたいです」
    「ぶっ!」
    「???」
    「げほっ、げほっ…!」
    「いかが、されましたか?」
    「お前…。その言葉の意味が分かって…?」

    92 = 28 :

    >>91

    「子を生したい。そう思ったので…」
    「なぜ…?」
    「わかりません。ただ…むらむらと」
    「むらむら…。こっちまで、むらむらしてきてしまうんだが、そんなことを言われては」
    「どうぞ」
    「どうぞって…」
    「………?」
    「えぇい、可愛いなこのっ…」

    93 = 28 :

    >>92

    「子がいれば、私が死んでも貴方はさみしくない…」
    「っ!?」
    「いかが、なさいました…?」
    「いや、あまりにもらしくない言葉を…」
    「確かに…。私にとっては苦しいだけでしょう」
    「なら、なぜ子を望む」
    「…人間失格でも、女だからかもしれません」
    「…後悔するぞ」
    「なるべく痛くないよう、優しくお願いします」
    「…人の気持ちが理解できない割に、男を扱うのが上手いな」
    「どうぞ」
    「………。元気になったら、な。今はやめておこう」
    「そうですか…」

    94 = 28 :

    時間の都合で最後かけ足になった…。
    夜には落ちてるから、コレがラストです。

    お目汚し失礼しました。

    96 :

    人間失格って何も感じないってことだっけ?
    普通の人と一緒の気持ちにはなれないくらいじゃ…どうだっけ

    なにはともあれ乙!

    98 = 29 :

    今、人間失格を読まなかった自分を殴り殺してしまいたい衝動にかれれてる

    ともかくみんな乙

    99 = 21 :

    書きたい…

    100 = 49 :

    人間失格はおもしろいよー太宰が酒におぼれ薬におぼれ、でもなぜかそういう人に女はついていくんだよなーけっこう現実的な話だったよW


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