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元スレ【宇宙】ブラックホールの周りに広がる新たな「惑星」の世界[11/25]
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2019年11月25日
http://www.nao.ac.jp/news/science/2019/20191125-cfca.html
惑星が太陽のような恒星の周りを回る天体であることは、広く知られています。恒星が誕生する時は、その周りにガスと塵(ちり)から成る原始惑星系円盤が形成され、この円盤の物質が材料となって惑星が誕生すると考えられています。太陽系や他の恒星の周りを回る惑星(太陽系外惑星)もこのようにして誕生し、その後もずっとその星の周りを回っているのです。
しかし、この常識を覆す理論を、ブラックホールと惑星形成を専門とする3人の天文学者が提案しました。鹿児島大学の和田桂一教授と塚本裕介助教、国立天文台の小久保英一郎教授から成る研究チームは、まったく新しい「惑星」の種族が銀河中心の巨大ブラックホールの周りに形成される可能性を、世界で初めて理論的に示したのです。
ブラックホールは、光ですら脱出ができないほど大きな重力を持った天体です。天の川銀河を始めとする多くの銀河の中心には、太陽の100万倍から10億倍もの質量を持つ巨大ブラックホールが存在していると考えられています。こういったブラックホールの一部には、大量のガスと塵から成る円盤を持つものが存在しています。研究チームはこのような円盤に、惑星の元となる塵が太陽の10万個分と膨大に含まれていることに着目しました。「我々は、巨大ブラックホールの周りの円盤にある塵の量で、惑星形成の条件が満たされるだろうか、という大胆な発想の転換をしました」と和田教授は語ります。
現在の惑星形成理論においては、原始惑星系円盤の低温部分ではマイクロメートルサイズの岩石の塵が氷をまとった状態で存在し、そのような塵が互いに付着しながら成長していくと考えられています。この過程で塵の塊はふわふわとした状態になり、メートルサイズまで成長します。この塊が互いに衝突したり自身の重力で収縮したりすることで密度を増しながら、やがてキロメートルサイズの微惑星へと成長します。研究チームは、このような塵の成長が巨大ブラックホール周辺の円盤でも起こっていると考えたのです。
巨大ブラックホールのごく近傍は高温のため非常に明るく光ります。しかし、その外側に位置するガスと塵から成る円盤内部は温度が低く、岩石の塵は氷をまとっていると考えられます。その場合、原始惑星系円盤と同様に、塵はふわふわとした塊に成長し、その後衝突や収縮を経て密度の大きな天体となります。さらにその後は、重力によって一気に周りの物質を集めて大きくなり、氷と岩石を主成分とする地球の10倍程度の質量を持った「惑星」へと成長することが、計算によって導かれました。「塵の成長が始まってから数億年程度で、このような『惑星』が約1万個もブラックホールの周囲に形成されることが分かったのです」と小久保教授は述べます。
こういったブラックホールの周りの「惑星」を検出する有効な観測手段は、現在は残念ながらありません。しかし今回、新しい種類の「惑星」の存在の可能性を見いだしたことで、これまでに考えられていなかったまったく新しい研究分野が開け、「惑星」の検出に向けた観測研究が進むことが期待されます。
この研究成果は、米国の天体物理学専門誌『』に11月26日に掲載されます。
http://www.nao.ac.jp/news/science/2019/20191125-cfca.html
惑星が太陽のような恒星の周りを回る天体であることは、広く知られています。恒星が誕生する時は、その周りにガスと塵(ちり)から成る原始惑星系円盤が形成され、この円盤の物質が材料となって惑星が誕生すると考えられています。太陽系や他の恒星の周りを回る惑星(太陽系外惑星)もこのようにして誕生し、その後もずっとその星の周りを回っているのです。
しかし、この常識を覆す理論を、ブラックホールと惑星形成を専門とする3人の天文学者が提案しました。鹿児島大学の和田桂一教授と塚本裕介助教、国立天文台の小久保英一郎教授から成る研究チームは、まったく新しい「惑星」の種族が銀河中心の巨大ブラックホールの周りに形成される可能性を、世界で初めて理論的に示したのです。
ブラックホールは、光ですら脱出ができないほど大きな重力を持った天体です。天の川銀河を始めとする多くの銀河の中心には、太陽の100万倍から10億倍もの質量を持つ巨大ブラックホールが存在していると考えられています。こういったブラックホールの一部には、大量のガスと塵から成る円盤を持つものが存在しています。研究チームはこのような円盤に、惑星の元となる塵が太陽の10万個分と膨大に含まれていることに着目しました。「我々は、巨大ブラックホールの周りの円盤にある塵の量で、惑星形成の条件が満たされるだろうか、という大胆な発想の転換をしました」と和田教授は語ります。
現在の惑星形成理論においては、原始惑星系円盤の低温部分ではマイクロメートルサイズの岩石の塵が氷をまとった状態で存在し、そのような塵が互いに付着しながら成長していくと考えられています。この過程で塵の塊はふわふわとした状態になり、メートルサイズまで成長します。この塊が互いに衝突したり自身の重力で収縮したりすることで密度を増しながら、やがてキロメートルサイズの微惑星へと成長します。研究チームは、このような塵の成長が巨大ブラックホール周辺の円盤でも起こっていると考えたのです。
巨大ブラックホールのごく近傍は高温のため非常に明るく光ります。しかし、その外側に位置するガスと塵から成る円盤内部は温度が低く、岩石の塵は氷をまとっていると考えられます。その場合、原始惑星系円盤と同様に、塵はふわふわとした塊に成長し、その後衝突や収縮を経て密度の大きな天体となります。さらにその後は、重力によって一気に周りの物質を集めて大きくなり、氷と岩石を主成分とする地球の10倍程度の質量を持った「惑星」へと成長することが、計算によって導かれました。「塵の成長が始まってから数億年程度で、このような『惑星』が約1万個もブラックホールの周囲に形成されることが分かったのです」と小久保教授は述べます。
こういったブラックホールの周りの「惑星」を検出する有効な観測手段は、現在は残念ながらありません。しかし今回、新しい種類の「惑星」の存在の可能性を見いだしたことで、これまでに考えられていなかったまったく新しい研究分野が開け、「惑星」の検出に向けた観測研究が進むことが期待されます。
この研究成果は、米国の天体物理学専門誌『』に11月26日に掲載されます。
この記事だと分かりにくいんだけど、惑星が形成されるのでは
SMBHの降着円盤じゃなくて、その外側にあるトーラスでの事
日本語だと分子雲って言われ方をされてる事が多いかな
SMBHの降着円盤じゃなくて、その外側にあるトーラスでの事
日本語だと分子雲って言われ方をされてる事が多いかな
Q9: この「惑星」で⽣命は誕⽣するのですか?
A9: ブラックホールの周りの降着円盤(⾼温のガス円盤)からは強い
電磁波(可視光、電波や X 線)が出ていますが、太陽とはスペクトルが違いま
す。もっと強いエネルギーの電磁波が届いているはずです。そのため、この「惑
星」にもし⽣命があったとしても、地球型惑星のそれとはまったく異なる進化を
しているかもしれません。
電磁波をエネルギー源とする生物圏ってSFの世界だな。
A9: ブラックホールの周りの降着円盤(⾼温のガス円盤)からは強い
電磁波(可視光、電波や X 線)が出ていますが、太陽とはスペクトルが違いま
す。もっと強いエネルギーの電磁波が届いているはずです。そのため、この「惑
星」にもし⽣命があったとしても、地球型惑星のそれとはまったく異なる進化を
しているかもしれません。
電磁波をエネルギー源とする生物圏ってSFの世界だな。
ブラックホール周辺では集められた物質同士で摩擦熱が発生し
明るく輝くらしい。コズミックフロントで言ってた。
太陽のような熱源になり得るのなら、
ブラックホールを中心とした星系があって、
生命も存在しているのかもしれない。
明るく輝くらしい。コズミックフロントで言ってた。
太陽のような熱源になり得るのなら、
ブラックホールを中心とした星系があって、
生命も存在しているのかもしれない。
それ惑星の定義に合ってないだろ、という突っ込みには
Q&Aの方で答えているので、そちらをどうぞ
Q&Aの方で答えているので、そちらをどうぞ
物質量からすれば惑星というか「恒星」が出来るな
巨大ブラックホールを周回する恒星系
巨大ブラックホールを周回する恒星系
SMBHを恒星、トーラスを原始惑星系円盤に見立てて
惑星形勢理論を当てはめてみたって研究だけど
残念ながら確認する術はない
でもSMBH惑星群の存在可能性が示されただけでも、SFの
なかなかいいアイデアになる気がする
惑星形勢理論を当てはめてみたって研究だけど
残念ながら確認する術はない
でもSMBH惑星群の存在可能性が示されただけでも、SFの
なかなかいいアイデアになる気がする
インターステラーのアレは明らかに降着円盤よりも内側、事象の地平面
近くまでいってるけどね
でないとあんな時間遅延は起こらない
近くまでいってるけどね
でないとあんな時間遅延は起こらない
この話で自分が連想したのはJ9シリーズだったりするな
恒星系の同一軌道上に複数の惑星を配するのは重力的に不安定で
長くは持たないが、SMBHを巡るのであればなんとかなりそうな
恒星系の同一軌道上に複数の惑星を配するのは重力的に不安定で
長くは持たないが、SMBHを巡るのであればなんとかなりそうな
もともと、トーラムは活動銀河核の2種類のスペクトラムを
説明するために考え出されたもの
なので、この研究も活動銀河核が対象になってる
ただし現在は低光度になっているという前提
放射が強いままだと、トーラス全体が暖まってスノーラインが存在
しなくなってしまう
説明するために考え出されたもの
なので、この研究も活動銀河核が対象になってる
ただし現在は低光度になっているという前提
放射が強いままだと、トーラス全体が暖まってスノーラインが存在
しなくなってしまう
ブラックホール周辺は都会で、太陽系はど田舎だったってことか
「太陽系?あ、恒星のエネルギーで生命活動してたんだ大変だったね(笑)」
ブラックホールの中は別世界に繋がってるんでしょ?
絵から想像すると全くそんな気がしないね
絵から想像すると全くそんな気がしないね
太陽だって銀河系の中心にあり超巨大ブラックホールの惑星みたいなもんだろ
下手な恒星よりもずっと安定した静かな環境になりそうな気もするな
これを考えていると……
無性に里芋の甘辛煮っころがしで、
冷たい発泡酒が飲みたくなるな!
無性に里芋の甘辛煮っころがしで、
冷たい発泡酒が飲みたくなるな!
>>20
だよなw
だよなw
>>22
ただ、もし生命体があるのなら、時間の遅延で
進化も普通に発生し、やがて知的生命体になり
ブラックホールに飲み込まれるのは100億年後と換算したり
逆にブラックホールから逃げ出すまで文明を発達させるかもしれん
ただ、もし生命体があるのなら、時間の遅延で
進化も普通に発生し、やがて知的生命体になり
ブラックホールに飲み込まれるのは100億年後と換算したり
逆にブラックホールから逃げ出すまで文明を発達させるかもしれん
そもそもブラックホールって何なの?星?天体?
星だとしたら人工的なブラックホールは人工的な星を作ってるって事?
星だとしたら人工的なブラックホールは人工的な星を作ってるって事?
>>26
エウロパ
エウロパ
>>30
おとぎ話
おとぎ話
そんな惑星に住みたくないな。
というか生命の存在そのものが無理だ。
というか生命の存在そのものが無理だ。
恒星のような光る星が惑星になるかもしれない。
そしてその衛星が地球のような星になる。
もしかしたら太陽系が未発見のブラックホールを回る惑星の可能性も?
そしてその衛星が地球のような星になる。
もしかしたら太陽系が未発見のブラックホールを回る惑星の可能性も?
>>35
木星が隕石を引きつけるからエウロパも巻き添いをくらってるのではと思っていたけど
木星が隕石を引きつけるからエウロパも巻き添いをくらってるのではと思っていたけど
>>35
近づいてはいけない
近づいてはいけない
>>26
円周31.4光年の間に一万個程度では大した密度ではない
円周31.4光年の間に一万個程度では大した密度ではない
水分を伴った凍った岩石が惑星に成長すれば海ができる
BH周辺は軽重入り雑じった元素も豊富に存在する
宇宙線を遮蔽できている環境なら生命も生まれているかもな
BH周辺は軽重入り雑じった元素も豊富に存在する
宇宙線を遮蔽できている環境なら生命も生まれているかもな
この研究では生存可能性までは踏み込んでないけど、まあ
ちょっと難しいかな
スノーラインの外側という事は水が凍る温度なわけだから
いわば太陽系における小惑星地帯くらいの位置にある
ただ十分な大気を確保してあれば、その圧力と温室効果で
液体の水が存在しうる地表温度というのはありうるかも
ちょっと難しいかな
スノーラインの外側という事は水が凍る温度なわけだから
いわば太陽系における小惑星地帯くらいの位置にある
ただ十分な大気を確保してあれば、その圧力と温室効果で
液体の水が存在しうる地表温度というのはありうるかも
>>42
とりあえずQ&Aを読んでこい、ってね
とりあえずQ&Aを読んでこい、ってね
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