元スレ元勇者「あいつら元気してるかなぁ……」新米冒険者(♀)「あいつらって誰です?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
元勇者...19の時に魔王を倒した現28歳。酒場兼宿屋(下宿)を営んでいる
新米冒険者...若干16歳のなりたてほやほや冒険者。元勇者の安宿に下宿している。
初SSです。クソかもしれませんが温かい目で見てやってください。
なるべくエターナらないように頑張りますが、もしかすると……(ガクブル
書き溜めは少しあります。ですがノートに書いているので打つのに少々時間がかかるかも
シリアス?何それおいしいの?
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1509887650
2 = 1 :
元勇 「ん?昔の仲間」
新米 「へぇー。元勇さんにも仲間っていたんですね」
元勇 「俺がボッチみたいな言い方しやがって。酒代と家賃倍にするぞ」
新米 「横暴です~ww」
新米 「というか、急に懐古感出しちゃって、何かあったんですか?あ、ビールください」
元勇 「いや、別に何かあったわけじゃないんだが」
3 = 1 :
元勇 「今日は仲間の結婚記念日なんだよ」
新米 「他人の結婚記念日なのに、よく覚えてますね。何年目ですか?」
元勇 「ほい、ビール。俺と戦士が22の時だから……6年前か。僧侶がやたら聖誕日にさせたがってなぁ」
新米 「なるほど、だから覚えてるわけですね。あ、今日は聖誕日か。何かプレゼントください!」
元勇 「じゃあ、そのビール代をプレゼントだ。どうせ今日は客もいないしな」
新米 「聖誕日ですからね……」
4 = 1 :
新米 「結婚式かぁー。きれいなドレスとか着るんですかねー」
元勇 「やっぱり女子はそういうのに憧れるか」
新米 「そりゃそうですよ。いい人を見つけて、幸せな家庭を築く。それが女の夢ってもんです」
元勇 「ま、女冒険者はモテねーどな」
新米 「いいんです!大体、私の母も冒険者だったんですからね!」
元勇 「へぇー。相当な美人なんだろうな」
5 = 1 :
新米 「あ、もしかして狙ってるんですか?既婚者ですよーww」
元勇 「別に狙ってねーよ(四割しか)。ただ、女冒険者で結婚できるなんて、美人じゃないと無理だと思ったのさ」
新米 「本当に失礼ですね……。そういえば、私小さいときは勇者様と結婚したい、って思ってたんです。あ、きんぴらください」
元勇 「へぇ、勇者様とねぇ。新米は勇者様に会ったことあるのか?」
新米 「ないですねぇ。私が小さいときにはもう旅に出てましたし。魔王を討伐してからも、どこかに隠居されましたしね」
元勇 「じゃあ、どんな男だと思うんだ?勇者様ってのは。」
6 = 1 :
新米 「そうですねぇ。こう、優しくて、真面目で、イケメンですかねー。あとお金持ち」
元勇 「ただの願望じゃねーか。勇者様も迷惑してるぞ」
新米 「元勇さんに勇者様の何がわかるんですか!」
元勇 「分かるぞ。マブダチだからな。」
新米 「え、ホントですか!?」
元勇 「嘘。というか、物理的に無理だから」
7 = 1 :
新米 「やっぱり嘘じゃないですかーwwあ、そうだ。恋バナしましょう恋バナ!」
元勇 「えー。いや、別にいいけどさぁ……」
新米 「そもそも元勇さんって恋愛したことあるんですか?」
元勇 「あるぞ。童貞も捨ててるしな(スラニーで)」
新米 「マジですか。聞かせてください」
元勇 「別に面白い話でもないぞ?」
8 = 1 :
新米 「いいですからwwさぁ、大将どうぞ」
元勇 「しゃーねーな。あれは、19の時だった……」
9 = 1 :
19歳勇者 「もうここまで来たか……」
戦士 「いよいよだな」
勇者 「ああ、そうだな」
勇者・戦士 「(早く思いを伝えなければ!)」
その夜……
勇者 「テント組み立て完了。野宿の準備完了!」
戦士 「ふぅ、もう夕方か」
魔法使い 「夕飯できましたよー」
僧侶 「おいしくできていればいいんですが……」
10 :
前書きがくさいわ
11 = 1 :
戦士 「お、いい匂いだな!」
魔法使い 「ふふっ、腕によりをかけて作りましたから」ニコッ
戦士 「お、おう」ドキドキ
勇者 「いただきます」ハムッ
僧侶 「お、おいしいですか?」ウワメヅカイ
勇者 「う、うん!」ドキドキ
勇者・戦士 「(夕飯終わってからが勝負だな……)」
12 = 1 :
>>10
すまんの
夕食後
勇者「(いくぞ、いくぞ、いくぞ、いくぞ、いくぞ……)」
戦士 「(俺ならやれる、俺ならやれる、俺ならやれる……)」
勇者・戦士 「(今しかねぇ!)」
勇者 「そ、僧侶!」
戦士 「魔法使い!」
僧侶・魔法使い 「はい、なんですか?」
勇者 「今から話したいことがあるんだ。二人だけで」
戦士 「ちょっと、時間あるか?話したいことがあって……」
僧侶 「だ、大丈夫……です」
魔法使い 「いいですよ」
勇者「(グッドラック)」グッb
戦士 「(お前もな)」グッb
13 = 1 :
~湖畔~
僧侶 「……。」
勇者 「……星、きれいですね」
僧侶 「そう、ですね。この辺りは特に」
勇者 「……」
僧侶 「…………」
14 = 1 :
勇者 「その……月も、きれいd「ごめんなさい!」え?」
僧侶 「私、聖職者なので!その……いろいろあれなので!ごめんなさい!」
勇者 「あ……え……うん」
僧侶 「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい――――!」
勇者 「…………。」
「…………。」
15 :
見てるから頑張れ
16 = 1 :
元勇 「こうして、俺の告白は失敗に終わった。」
元勇 「ちなみにこの後、旅が終わるまで戦いの間もずっと気まずかったのを覚えている」
新米 「メシウマですね!で、もう片方はどうなったんですか?」
元勇 「……今日が結婚記念日だ」
新米 「ファ――――――!メシウマすぎですよww良い肴ですwwww」
元勇 「ハァ、思い出したら泣けてきた。なんだって聖誕日にこんな話しないといけないんだ」
新米 「まぁまぁ、元気出していきましょう!エーザイ!」
元勇 「俺今日もう無理。やってらんねー。どうせ客もいないし、店閉めるわ」
17 :
ひとつだけアドバイス
読者の要望は聞くな。というか投コメ自体一切するな。悪い意味じゃない。あんたの為だ、本当に。
18 = 1 :
>>15
ありがとーしょこらございます
もうちょっと続けます。
一週間位あと……
新米 「うごあぁぁぁぁぁ!窓に、窓に!」
元勇 「朝からうるせーぞ!」
新米 「名状しがたいコウモリのようなものがいるんですよ!」
元勇 「いくら思春期でも妄想はその辺に……ああ、こいつか。」
新米 「え、知合いですか?も、もしかして親戚……」
元勇 「なわけあるか。俺をなんだと思ってんだ」
19 = 1 :
元勇 「こないだ話した昔の仲間、魔法使いの使い魔だよ。足のところに紙が括り付けられてるな」
新米 「うわ!よくそんなの触れますね」
元勇 「よく見るとかわいいんだぞ?ほい、取れた」
新米 「眼が九つもバラバラについてる生物をかわいいと思えるなら最近の思春期は末期ですよ。」
新米 「で、なんて書かれてるんですか?」
元勇 「えーと、同窓会のご案内……?」
20 = 1 :
~同窓会のご案内~
拝啓、元勇者様
新春の侯、いよいよご清栄のこととお慶び申し上げます。
中略
同窓会に来い。
僧侶ちゃんも来るぞ☆
絶対参加だから、よろしくぅ!
場所 王都のいつもの酒場
時間 一月十四日 午後七時
会費 王様のお・ご・り☆
○出席 ・ 欠席
21 :
元勇 「ふざけてやがる」
新米 「僧侶さんも来るそうですよ!」
元勇 「行きたくねぇ……」
新米 「行っとくべきですよ!数少ない友達じゃないですか!」
元勇 「おふくろかよ……ハァ」
新米「お、観念しましたか?」
22 = 1 :
元勇 「まあ、俺がいないと始まらないしな。」
新米 「お、珍しく強気の発言。そんなに中心人物だったんですか?」
元勇 「おうよ。俺がいないとこの世界滅びてたから」
新米 「中二病が許されるのは中二までですよ。ところで……」
元勇 「ん、なんだ?」
新米 「このおごる人。『王様』って、誰ですか?」
元勇 「俺たちから金を巻き上げる悪い奴だ」
23 = 1 :
新米 「悪い奴なんですか」
元勇 「おう。金持ちでその金は俺たちから巻き上げるわけだから、当然その金は俺たちにおごるのに使う義務があるのさ。」
新米 「ふふ、仲良いんですね」
元勇 「なんでそうなる」
新米 「そんな風に悪態つけるのも、仲が良い証拠ですよ」
元勇 「いや、何かいい感じにまとめようとしてるけど全然違うからな。」
24 = 1 :
新米 「王様っていうのもあだ名なんでしょ?私の知り合いにもいますよ、変なあだ名の人」
元勇 「別にあだ名じゃないんだが……で、どんな人がいるんだ?」
新米 「例えば、学校の駐車場から三階の窓のところにいる女子生徒と話している先生がいたんです。」
元勇 「ほうほう、それで?」
新米 「そこからついたあだ名は『ラプンツェル』。」
元勇 「髪の毛が長いやつか」
新米 「ちなみに私が付けました」
元勇 「意外とひどいよな」
25 = 1 :
新米 「他にも『冷血クワガタ』とか『残念縦セーター』とかいろいろあるんですが。」
元勇 「ストレートにバカにしてるよな」
新米 「とにかく、話を戻します。元勇さん行くべきですよ。」
元勇 「ああ、まあ行ってみるよ」
元勇 「ああ、でも店番が……。」
新米 「多分だ大丈夫です。こわいけど」
26 = 1 :
そろそろうとうとするので寝ます
できればまた明日
27 :
おつ
28 :
乙
一般的に書く側のメール欄にsageはいらん
そうすると読んでる人に上げて更新を報せる効果あるから
29 :
おつ
書ききってくれ
31 :
乙
楽しみにしてる
32 = 1 :
なんと今日は学校が休みなので書きます
33 = 1 :
元勇 「お前じゃもっと怖いんだよ」
新米 「え、私そんなに信用されてない……」
元勇 「そうじゃなくて、防犯の話。泥棒とか入ってきたとき女の子一人じゃ怖いだろ?」
新米 「なんだかんだ言って私を心配してくれるんですよね。もう、ツンデレなんだからぁ」
元勇 「……こいつ置いて行ってもいいかな」
新米 「ああ、待ってください待ってください!そうだ、ギルドに依頼を出せばいいじゃないですか」
34 = 1 :
元勇 「ギルドかぁー。でもなんか損した気分になるな」
新米 「別に損でもないですよ!用心するにこしたことはないんですから」
元勇 「でも新米とはいえ冒険者がいるのに、さらに冒険者を雇うのか……いや待てよ」
新米 「お、いいアイデアでも浮かんだんですか?」
元勇 「新米も連れていけばいいじゃん」
新米 「わ、私もですか!?待ってくださいご両親に挨拶なんてそんな……」
35 = 1 :
元勇 「頭に虫でも湧いてんのか。同窓会だって言ってるじゃん」
新米 「あ、そうでした。でも同窓会に全く関係ない人連れていきます?」
元勇 「まぁ、別にいいんじゃねーの?新米には聞いて損のない冒険のコツとかも教えてもらえるぜ?」
新米 「なるほど、それはいいですね!」
元勇 「ついでにただ飯も食えて王都観光もできる。旅行だと考えれば、楽しいだろ?」
新米 「超楽しみ―!」
36 = 1 :
元勇 「ま、費用は払ってもらうがな。と言っても、家賃や酒代とそんな変わらんだろうし、いつも通り払えばいい」
新米 「家を空ける分は割引されて、そこに旅費をあてるわけですね。」
元勇 「そゆこと。さぁそうと決まれば準備だ!と、返事を返さないと。おーい使い魔」
使い魔 「キョエエエエエエエエエ」
新米 「ひぃっ!」
元勇 「これを持って帰っておくれ」
使い魔 「キョエ、キョエエエエエエエエエ」バサッバサッ
37 = 1 :
元勇 「さあて、改めて準備。ええとまずはギルドに……」
新米 「もう、いないですよね……はぁ、怖かったぁ。私も準備しないと!」
元勇 「ここから王都まで四日かかるから、余裕を持って九日の早朝に出るぞ」
新米 「王都行きの馬車は予約取らないと埋まっちゃいますよ」
元勇 「あ、そうだった。ギルド行くついでに行っとくか。すまん、助かった」
新米 「いえいえー」
38 = 1 :
>>28
了解です大佐!
元勇 「行ってきた」
新米 「どうでした?」
元勇 「全部ばっちり。よくよく考えれば、あと7日あるんだからゆっくりしてて大丈夫だったわ」
新米 「確かに、ちょっと焦りすぎましたね。あ、お仕事行ってきます!」
元勇 「ほい弁当。焦らず安全に頑張れよ。」
新米 「元勇さんも焦らず頑張ってくださいね」
39 = 1 :
新米 「いってきまーす」
元勇 「いってらっしゃい」
元勇 「……ふぅ。とりあえず洗濯するか。そのあと昼寝しよ」
元勇 「……あいつがいないと静かだな」
元勇 「早く帰ってこないかな……」
元勇 「はっ、これだと完全に夫の帰りを待つ嫁じゃないか!」
40 = 1 :
新米 「ただいまですー」
元勇 「おかえり。お風呂にするか飯にするか」
新米 「じゃあ……元勇さんで!」
元勇 「そーゆーのいいから。どっちだ?」
新米 「じゃあお風呂で」
元勇 「オッケー、沸かしてくる」
41 :
気持ち悪い
42 = 1 :
元勇 「沸いたぞー」
新米 「はーい、今行きまーす!」
シュル、シュルル
チャプ
新米 「きゃ、熱い」
元勇 「冬だからな。温度差でそうなるんだろ」フーッフーッ
新米 「今日ですね、親切な男冒険者さんに会ったんですよ」ゴシゴシ
元勇 「そりゃよかったな」
新米 「ポーションがちょうど切れてしまって、どうしようかなーと思ってたら分けてくれたんです」
43 = 1 :
元勇 「それナンパじゃないか?」
新米 「そうかもしれないですね。まぁ、ポーション貰ったんでいいですけど」ザバー
元勇 「新米はそこそこかわいいからな。気をつけろよ」
新米 「おや、ナンパですか?自分のモノ宣言ですか?」ワシャワシャ
元勇 「ちげーよ。年の差考えろ。俺が言いたいのはな、お前がそこそこかわいいということだ」
新米 「どういうことです」ワシャワシャ
44 = 1 :
元勇 「男という生物はな、とびきり美人に行ったりはしないんだ」
新米 「美人ならいいんじゃないですか?」
元勇 「まぁ、確かにいいんだけど。『あれ、自分でもいけるんじゃね?しかも可愛い』みたいなのがそこそこかわいい」
45 = 1 :
は、途中で投稿してしまった
元勇 「男という生物はな、とびきり美人に行ったりはしないんだ」
新米 「美人ならいいんじゃないですか?」
元勇 「まぁ、確かにいいんだけど。『あれ、自分でもいけるんじゃね?しかも可愛い』みたいなのがそこそこかわいい」
元勇 「そういうのが一番ナンパされやすいのさ」
新米 「なるほど。アラサーの言葉は含蓄がありますねぇ」
元勇 「アラサー言うな。まだ二十代だ」
46 = 1 :
新米 「この間の話もそうですけど」ザバー
元勇 「なんだ?」
新米 「元勇さん結婚願望とかないんですか?」
元勇 「別に、無いわけじゃないが」
新米 「そろそろやばいんとちゃいます?」
元勇 「急に関西弁。でもまぁ、いっかなーって。充実した人生十分送ったし」
47 = 1 :
新米 「まだまだ二十代なのにそんな枯れないでくださいよー」ヨイショット、チャプ
元勇 「枯れてもいいんだよ、俺は。湯加減どうだ?」
新米 「ちょうどいいです。じゃあ、もし私が今から『覗いていいですよ』って言ったら覗きます?」
元勇 「どうだろうな。言ってみりゃわかるんじゃねーの?」
新米 「覗いていいですよ☆」
元勇 「んな貧相なもの覗いてどうすんだ。」
新米 「覗かれても困りますけど、その返しもなかなかひどいですね」
48 = 1 :
ご飯食べよ
49 :
深夜な雰囲気好きだからがんばぇー
ファンタジーだと思ったら関西発言にドキッとしちゃったじょぉー
50 = 1 :
エネルギーチャージ完了!
元勇 「今日は新メニュー候補のこいつだ」
新米 「今日のご飯は……グラタン?」
元勇 「惜しい。マスのクリーム煮だ」
新米 「だいぶ洒落てマスね。」
元勇 「二点。さ、食べてみてくれ」
新米 「いただきマース!」
みんなの評価 : ☆
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