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    元スレモバP「いつの間にか、キュートアイドルのプロデューサーになっていた件」

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    101 :

    一目惚れか

    102 :

    876プロ式アイドル育成法(セルフプロデュース状態)に切り替える

    103 = 96 :

    -????-

    幸子「ぷ、ぷぷぷぷ、プロデューサーさん」

    「ん?」

    幸子「た、確かに、ボボボボ、ボクは言いましたよ?ボクは天使なので、空から舞い降りると……」

    「あぁ、その結果、あのスカイダイビングだ。あの番組の視聴率は過去最高だったらしい、おまけに、あれ以来カワイイ幸子のファンも爆発的に増えたじゃないか!がんばっているところが良いとか、もっといじ……色々とやってほしいとか」

    幸子「ふ、フフーン!そうですよね!カワイイボクなら当然です!!……で、でもですね、でもでもですね?」

    幸子「確かに、ボクの可愛さは人魚姫に匹敵するとも、寧ろ、人魚姫そのものだと言いましたが……」



    幸子「本当に海の底に行かなくてもいいじゃないですかぁあ!!!?」

    -船上(檻の中)-

    104 :

    空を制覇したんだから海に行くのは当然ですよね

    105 = 96 :

    幸子「大体!なんなんですか、この檻は!!だたのスキューバダイビングにこんなの必要ないんじゃないですか!!?」

    「いや、この辺りはサメがよく出るらしくて……」

    幸子「さ、さささ、サメええ!?シャークですか、ジョーズですか!!?カワイイ、ボクとサメの夢のコラボですかぁ!?」

    「空は制したんだから……次は海、当然の帰結だと思うが……大丈夫だ、いざとなったら、人魚のように泳いで逃げろ!」

    幸子「いざってとき!?い、いやいや、ですから、そ、そのようなことしなくても、ボクが天使で人魚カワイイことは周知の事実、今更確かめることもないような気がするんですよ!」

    「再実感したいんだよ、幸子」

    スタッフ「そろそろ本番、入りまーす」

    幸子「ひぃ!しょ、しょうがないので、プロデューサーにも、一緒に檻の中に入る権利をあげますよ!!ぼ、ボクはカワイイので!!!」

    「幸子、幸子が本当に危ない目に会う時は、俺が命がけでも助けてやるから」

    幸子「……絶対ですよ!ボ、ボクはプロデューサーが居てくれるから、こ、こんなお仕事もやるんですからね!!?」

    「あぁ、終わったら、いっぱい褒め褒めしてやるから」

    スタッフ「はーい、では、幸子ちゃん入りまーす」

    幸子「せ、せめてプロデューサー!手、てってて、手を握っていても…うわあああああん!!!?」ザッバァン

    (幸子、強く生きろ、お前はカワイイんだから!)

    (いつも自分でカワイイカワイイと言っているが、本当は臆病で、自分に絶対の自信なんて持っていないことを、俺は知っている。)

    (少々荒っぽいが、数々の恐怖を乗り越えた時、お前は、俺無しでも自信を持ってカワイイと言えるような、そんなアイドルになれる……!!)

    サメさんたち「」ガンガン!

    幸子「ひ、ひぃ!?さ、サメと戯れるボクもカワ、カワイイですねええぇぇ!!!」シュコー

    106 = 96 :

    -ビーチステージ(舞台袖)-

    幸子「うぅ、ひどい目にあいました……大体、ボクがほんの少し、泳ぎが、その苦手だということを、プロデューサーは知っているじゃないですか……」ミズギーン

    「いや、すまん。でも良い絵が取れたとスタッフさんたちも大喜びで……それよりも幸子、次はこのままビーチでのライブだが……行けるか?気分が悪いなら無理にとは……」

    幸子「……誰に言ってるんですか、プロデューサー。目の前にいるのは、世界一カワイイ、プロデューサーのアイドル、輿水幸子こと、ボクですよ?行けるに決まってるじゃないですか!」

    「そうか、そうだったな」

    幸子「はい!見ててくださいね、カワイイボクのステージを!」タタ

    (……幸子、今のお前なら、きっと一人でも……)

    幸子「あ、後、プロデューサー、さっき、船の上で言っていたこと、ボクは覚えてますから!」

    「え?」

    幸子「後で、たっくさん!カワイイボクのことを、褒め褒めしてくださいね!」ニパ

    「」




    幸子『さぁ、皆さん、お待たせしました!カワイイカワイイ、ボクの登場ですよ!!』ワーワー




    「……参ったな」

    107 :

    ハルシャギクの花言葉「一目惚れ」「陽気」「上機嫌」
    綺麗だと言われ「一目惚れ」し「陽気」になり「上機嫌」になったのか

    108 :

    どう足掻いても、蒼(に好かれる)
    …それがPの難儀な運命

    109 = 96 :

    -事務所-

    「ふぅ……」ギシ

    (……仕事が仕事を呼び、碌に休みも取れないぞ……でも、それに比例して彼女たちの人気もどんどんと上がってきている,
    頑張らないと……今日は、後資料をまとめて、それから桃華のライブ……?)コト

    桃華「お疲れ様ですわ。プロデューサーちゃま。少し、休憩をお取りになった方がよろしいかと」

    「ああ、桃華。これは……紅茶かな、ありがとう。でも、もう少し、この書類だけ……」ズズ、カタカタ

    桃華「……Pちゃま……ちょっとこちらへ!」ギュ

    「あ、おい桃華!」ダッ

    110 = 96 :

    (一体どこへ……って、ここは、事務所のソファ?)

    桃華「さぁ、Pちゃま、そのままこちらへ……」ポフポフ

    「え?そこって……おわっ」グイ

    (突然、桃華に手を引かれるなり、ソファで膝枕をされることになった……)

    (桃華から、薔薇のような良い匂いが……って、いやいやいや!やばいって、この絵面は!!)

    桃華「……Pちゃま。あなたが最近わたくしたちのためにお仕事を頑張ってくださるのは、とても喜ばしく思っておりますわ」

    桃華「ですが、最近のPちゃまはどこか、やりすぎて、前のめりになっているようなきがして……わたくし、少し心配ですの」ナデ

    「……」

    桃華「Pちゃま、わたくしはまだまだ子供ですわ」

    桃華「仕事先で、いらぬ反発をしてしまい、スタッフの方やPちゃまを困らせてしまったこともありますし、今のように、お疲れのプロデューサーちゃまを癒してあげるすべも、あまり思いつきませんでしたわ」

    (……桃華)

    桃華「でも、Pちゃま。わたくしはあの時のようなおんぶではなく、隣で、手を取り合って一緒に階段を上っていきたいんですの」ナデ

    桃華「あなたと二人、トップアイドルという名の階段を……」ナデナデ

    (……やばい、桃華の優しい声が……眠く……)

    桃華「……」ポン…ポン…

    「……ZZZ」

    桃華「うふふ、寝顔は子供みたいですのね、Pちゃま……」

    111 = 96 :

    -事務所(夕方)-

    「うわしまった!!」ガバ

    「資料!桃華のライブ……!」バタバタ

    「ちひろさん!桃華のライブは!?」

    ちひろ「え?あれ、プロデューサー!?えっと、桃華ちゃんなら、先ほど一人で現場に向かわれましたが……え、でもプロデューサーは外で先に待っていたんじゃ?」

    「ああ、わかりました!すみません、行ってきます!」ガチャ、バタン

    ちひろ「い、行ってらっしゃい」フリフリ






    「桃華の奴……変に気を遣って!」タタタタ

    112 = 96 :

    -楽屋-

    桃華「……」

    スタッフ「えー、桃華ちゃん、そろそろ順番ですので準備を」

    桃華「あ、は、はいですわ!」ビク

    桃華(こ、こんなことでは駄目ですわよ櫻井桃華。少しでもプロデューサーの負担を減らさないと……でも……)

    --------
    ------
    ---

    『桃華、今日は初めてのライブだけど、大丈夫か?』

    桃華『当然ですわ!……と言いたいところですが、今にも心臓が飛び出しそうなほどドキドキしておりますの……Pちゃま、お願いです、もう少し傍に……』

    『あぁ』

    桃華『……Pちゃま、わたくし、失敗してしまったらどういたしましょう』

    『別にどうもしないさ。ただ、俺は桃華には全力で、ステージを楽しんでほしい!って思ってるよ』

    桃華『わたくしが、楽しんで……?』

    『あぁ、例えば、美味いラーメン屋ってのは、自分の店が美味いってのに自信を持ってる。同じように面白い漫画家は自分の漫画が面白い、短距離走の選手は自分が一番早い』

    『アイドルだって同じさ。自分が一番楽しんでる、って、そう思ってる子ってのは自然とステージでも輝くものさ』

    桃華『……Pちゃま、わたくしに出来るでしょうか?』

    『できるさ。なんたって、俺の自慢のアイドル、櫻井桃華なんだから。……力抜いて、ステージを楽しんで来い』ポン

    桃華『……はい!』

    -----
    ----------
    ------------

    113 = 96 :

    -舞台袖-

    スタッフ「本番10秒前です!」

    桃華(Pちゃま……でも、やっぱり、まだわたくし……)ウル

    「桃華!」ゼェゼェ

    桃華「Pちゃま!?」パァ

    「桃華、大丈夫、いつも通り、やればいい!」ゼェゼェ

    桃華「Pちゃま、わたくし……」

    「ごめんな、寝てしまって。行ってこい、ファンが桃華を待ってるぞ」

    桃華「……Pちゃま……その、やっぱりわたくしはまだ子供でしたわ……今、Pちゃまが来てくれただけで、すごく安心しておりますの……でも今なら……」

    スタッフ「3、2、1……!!」


    桃華「精いっぱい、ステージを楽しめますわ!!……ファンのみなさん!ごきげんよう!!」ワーワー





    「……ふぅ」

    (って、これじゃあ、ますます桃華と離れられなく……)ポンポン

    運転手「お客さん、お代」

    「え?あ!?えーっと、交通系のICって使えますかね……?」

    114 :

    底に魔法のカードがあるじゃろ?

    115 = 96 :

    ……離れようとしても、キュートな彼女たちとの絆はますます深まっていくばかり。
    それに、絆が深まれば深まるほど、アイドルたちの人気は増していく……。

    しかし、人気が上がるのに比例して、月日も流れていく……

    -事務所(応接室)-

    「え!?ドーム公演に、うちのアイドルたちがですか!!?」

    美城「そうだ。単独公演とまではいかないが、曲数も多く、かなり重要な役どころだ……引き受けてくれるな?」

    「もちろんです!!やらせてください!美城専務!そ、それで、公演日は……」

    美城「あぁ……公演日は…………」


    「……え!!?」

    116 = 96 :

    「……」

    卯月「プロデューサーさん!さっき美城さんから聞いたんですが!」

    幸子「カワイイボクたちが!ついに、ついにドームで公演するって本当ですか!」

    「え、あ、あぁ」

    ちひろ「凄いじゃないですか!プロデューサーさん!前に言っていた、ドーム公演だなんて夢みたいだと思っていましたが、本当になってしまうなんて!」

    桃華「皆さん!あまり浮かれてばかりではいけませんのよ!これからもっと、レッスンやお仕事もがんばりませんと!」

    まゆ「……うふ、そういう桃華ちゃんがさっきは一番うれしそうにしていたじゃないですかぁ、思わずぴょんと飛び跳ねて♪」

    桃華「え!?そ、それは……」カァ

    「……あぁ、そうだな。お前たちが頑張ってきたから、ここまで来れたんだ」

    幸子「ふふーん、まぁそれは当然として、謙遜は、カワイイボクにしか似合わない言葉ですよ?」

    「え?」

    まゆ「ここまでまゆたちがたどり着けたのも、ずっとプロデューサーが隣で支えてくれたからじゃないですかぁ」

    卯月「そうですよ!プロデューサーさん!これからも、ず~っとよろしくお願いしますね!!」

    「……あ、あぁ、すまん、ちょっと、屋上に行ってくる」トボトボ



    桃華「どうしたのでしょうか、プロデューサーちゃま、あまり嬉しそうになさっていませんでしたわ……」

    幸子「きっと、あまりに嬉しすぎて、言葉を失っているんですよ!馬鹿ですねぇ、カワイイボクを褒め称えることなんて、頑張ったなと、これからも頑張ろうな、幸子の一言だけで十分なのに!」

    まゆ「……Pさん」

    117 :

    元の世界のCo属性を選ぶか今の世界のCu属性選ぶか究極の選択だ
    どっちを選んでもその世界で諦めた属性の子達をスカウトすれば…

    118 = 96 :

    -屋上-

    「……」

    (よりによって、あの日にドーム公演だなんて……)



    『プロデューサーさん!お願いです……どうか……』


    卯月『これからも、ず~っと!よろしくお願いしますね!』




    (……ここまで、全力で突っ走ってきたが、結局は、決断しなければいけないんだ……俺は……)

    「……あぁ、くそ!俺は一体どうすれば良いんだ!」ガン


    卯月「……プロデューサー、さん?」

    「!あ、あぁ、卯月。どうしたんだ?」

    卯月「はい!これから、そのドーム公演のお祝いに、事務所内でプチパーティを開くことになって!それで……」

    「そうか、すぐ行くよ」

    卯月「……あの、プロデューサー、さん」

    「ん?」

    卯月「私……怖いんです」

    119 :

    でもこれはCuを選ぶしかない気がするな
    あっちならPいなくてもなんとかなるがこっちを諦めたら…

    120 = 96 :

    卯月「こうして、普通の女子高生だった私が、アイドルになって、ファンが出来て、ライブをして、テレビにも出て……」

    卯月「今でも、たまに街頭で私自身のポスターを見つけて、知らない人が映ってるような、そんな気持ちになることがあります……」

    「……卯月」

    卯月「でも、何より怖いのは。こうしてアイドルとして知名度が上がるごとに、プロデューサーが遠くに行ってしまうような気がして……」

    「……!」

    卯月「私は、昔はよくプロデューサーさんに怒られましたよね」

    卯月「へらへらするな、なんでそんなこともできないんだ、なんで俺がお前なんかをって……」

    (……それは)

    卯月「あの時のプロデューサーさん、実は、すっごく怖かった、です……」

    卯月「でも、今はそんなことありません!!それは、たまに厳しく𠮟られちゃうこともありますけど、すっごく優しくて私たちのこと大事にしてくれてるのがわかって……」ジワ

    卯月「あ、あれ……ごめんなさい、何だか、えへへ……」ポロポロ

    (……)

    卯月「プロデューサーさん!私、プロデューサーさんと一緒なら、どんなに険しい道だって頑張れます!だから!」

    卯月「私と一緒に、頑張りましょう!大好きです!!!プロデューサーさん!」パァ

    「へっ!?」

    卯月「えへへ」カァ

    バタン……

    (……あー、くそ、今のは、ズルいぞ……そういう意味じゃないってのは、分かってるのに)ヘナヘナ

    (あれだけ、笑顔を見せなかった卯月が、今は、ミリオンスマイル、何て言われるくらい笑顔が代名詞のアイドルになった)

    (だって、こんな反則級に可愛い笑顔、普通のアイドルには……できないだろ)

    「……」

    121 = 96 :

    -自宅(ドーム公演当日)-

    チュンチュン

    「……ついに、来てしまった……」

    (だけど、答えは、出せていないままだ。俺は……)

    ピンポーン!

    「ん?誰だ、こんな時間に……」

    ガチャ

    まゆ「はぁい!あなたのまゆですよぉ?プロデューサーさん♪」ニコ

    「ま、まゆ!?」

    122 = 96 :

    「どうしたんだ、まゆ。こんなに朝早く……やっぱり不安なのか?」

    まゆ「はい……まゆは、とぉっても不安でしたよ?今日という日が来るのが……」

    「そうだな。でも、まゆなら大丈夫だ。今までだって……これからだって」

    まゆ「……でも、そのこれからっていう時に、大切なPさんが居なければ、意味がないですよねぇ?」

    「え?何をいって」

    バチィ!

    「…な!」

    まゆ「……おやすみなさい、プロデューサーさん」

    (どうな……って…)

    123 = 96 :

    -???-

    (なんだ、ここ……暗い…な)

    『へぇ、あんたが私のプロデューサー……まぁ、悪くないかな』

    (……凛!?)

    加蓮『あ、アタシが可愛いって、馬鹿じゃん!?』

    (……これは)

    美優『あの、あなたが名刺をくださって……その、行くあてなんてない私にも、ちゃんと道が……』

    服部『これがラストチャンスね…今年こそ、貴方にかけてみるわ…』

    (……)




    『本日6度目のカンパーイ!うふふ、あの、プロデューサー。私たちが出会った時のこと、覚えていますか?』

    『もちろん、おろえてますよ』ベロベーロ

    (これは!?)

    『ふふ……私、あまり話すのが得意な方ではなくて……プロデューサーさんが一生懸命話しかけてくれるのに、ずっと黙ったまま車で移動してたりなんかしてましたね』

    『そういえば、そうれしたねぇ。今はこんなダジャレお姉さんなのに』

    『まぁ!うふふ、ダジャレを言うのは、ダレジャ、なんて、うふふ……でも、こんな私でいられるのも、全部、全部……』

    『あなたが居てくれるからですよ?プロデューサーさん』

    124 = 96 :

    久井『そうよ!ヒック、だから、私たちを置いて、勝手に結婚なんてしたら、絶対許さないわよ!』ブスー

    服部『留美……目がマジね……でもそうよ、プロデューサーさん、あなたが居るから、今の私たちがいるの』

    美優『Pさん、ずっとそばにいてくださいね?うふふ』ギュ

    久井『はぁ!?ちょ!?酔ってるからって、なななぁ!?』

    ちひろ『はぁ、これはまた、一波乱ですねぇ』

    ---------
    ------
    ----

    125 = 96 :

    -????-

    「……は!?」ガバ

    まゆ「うふ、おはようございます。プロデューサーさん?」

    「……ま、まゆ!?これは一体……」

    (これは、目隠しに……なんだ、リボンのようなもので手足が縛られているのか!!?)

    まゆ「すみません、プロデューサーさん。乱暴なことをしてしまって、痛くなかったですかぁ?まゆがなでなでしてあげますね、うふふ」スリスリ

    「!ま、まゆ!?……と、とりあえず、このヒモと、目隠しをはずしてくれ。今日は大切な……」

    まゆ「それは、ダメですよぉ。だってそうしたら……プロデューサーは元の世界?に戻ってしまうんですよねぇ?」




    「…………え?」ゾク

    126 :

    あなたが犯人です

    127 :

    戻る→卯月たちが悲しむ
    戻らない→25歳児が泣く

    どちらも地獄…………ッ!

    128 :

    Co世界にもCu世界にも救いがないならPa世界に逃げるしかない!
    Pa世界に逃げてとりあえずよしえもんになんとかしてもらうんだ!

    129 :

    これが生き地獄か
    まゆはリボンを自在に操る能力者になるよな

    130 = 96 :

    まゆ「うふ、まゆはプロデューサーさんのことなら、なんでも知ってるんですよ?つい1年前から、急に人が変わったようになったことも、あの女と、何を話していたかも……」

    「!!?」

    まゆ「こちらの世界に留まってくれると、そう思っていましたが……まだ悩んでいらっしゃるようでしたので、まゆが決めてあげますね?」

    まゆ「Pさん、あなたはこの世界で、ず~っと、まゆのプロデューサーでいてください」

    まゆ「まゆは、Pさんが居なくなった世界なんて、想像できないんです。灰色だった毎日が、色づいて、他愛ない会話も楽しくて、アイドルをしているこの時が、最高に幸せなんです……」

    「まゆ……」

    まゆ「今日は、大切なライブがありますが……うふふ、一日のPさんに会えない損失より、一生この世界にPさんが居てくれることの方がよっぽど大事ですから」

    「……」

    PIPIPIPIPI!ピ!

    まゆ「……Pさんの携帯の電源は切っておきます。それから、これは、私が預かっておきますね♪」

    まゆ「ライブまでしばらくありますから、それまで、二人だけの時間を味わいましょうか、うふふ」ギュウ、スリスリ

    「……まゆ」

    131 = 96 :

    まゆ「……そろそろ、リハーサルが始まる時間ですね……」

    「!まゆ、俺も……」

    まゆ「ダーメ♪今日は一日ここで大人しくしていてください。そうすれば、明日からまたいつも通りの毎日がまっていますから、ね?」チョン

    「……」

    まゆ「うふふ、Pさん。では、行ってきます。あ、逃げ出そうだなんて、思わないでくださいね。ちゃーんと、まゆは見てますから……」

    「むぐ!?」(なんだ、これは、口が……)

    まゆ「うふふ、では、良い子にしててくださいね?」

    ぎぃ……バタン

    「……むぐぅ……」

    132 :

    う、羽毛

    133 :

    -ドーム-

    卯月「……ダメです、プロデューサーさんの携帯電話に繋がりません」

    幸子「全く!こんな大切な日に、遅刻をするだなんて、本当に困ったプロデューサーさんですねぇ!まぁ、カワイイボクの晴れ舞台なので、緊張して眠れなかった気持ちもわからなくはないですが!」

    桃華「……!あれは」

    まゆ「すみません、遅れちゃいました~!」タタタ

    幸子「まゆさん!……と、あれ、プロデューサーさんは一緒ではなかったんですか?」

    まゆ「……Pさんですか?いえ、私とは一緒に「来なかった」ですね」

    卯月「そうなんですか……」

    桃華「Pちゃま……」

    まゆ「皆さん、落ち着いてください。たとえ、今日一日プロデューサーさんが来なかったとしても、これからずっと会えないわけじゃないんですから」

    幸子「え?そ、それはそうですけど……」

    まゆ「寧ろ、まゆたちだけで、今日のドーム講演を成功させて、プロデューサーさんをビックリさせちゃいましょうよ♪」

    卯月「まゆちゃん……うん!そうですね!頑張りましょう!」

    桃華「そうですわね……1日くらいなら……」

    まゆ「うふふ」

    134 :

    >>128
    犠牲になるのはPの髪の毛ぐらいだしな

    135 :

    うらやまけしからん
    Pそこ代われ

    136 :

    どうなるのか

    137 :

    髪の毛程度なら安く済むし大丈夫だもんな

    138 = 133 :

    -???-

    カッチ……カッチ……

    「ぷはぁ!はぁ、はぁ」

    「どうにか、拘束は外せたな……」

    (あまり……厳しい拘束はされていなかったな……それに、ここは……まゆの部屋か?最悪、窓から脱出できそうだ)

    (まゆは、そこまで本気で俺を拘束しようとしていなかったのか……?)

    (……)

    (もうすぐ、17時、か。後は……)

    139 = 133 :

    -ドーム(舞台裏)-

    ドワアアアアアアアアア!!!

    まゆ「……」カタカタ

    幸子「さ、流石に、こんなにすごいファンを前にして歌うのは、か、カワイイボクといえど、初めてですね!!」ガタガタ

    卯月「す、すごい熱気です!?会場全体が震えていて、私たちの話し声まで、消えてしまいそう……」

    桃華「……いつも通り、精いっぱい楽しむのですわ。皆さん……!」

    まゆ(あ、ああ、Pさん、Pさん、待っていてくださいね、今日、一日、乗り越えたら、まゆたちの……)

    ワアアアアアアアアアアアアアアア!!!

    まゆ「!!」キュ!

    まゆ(でも、怖いです……Pさん……)

    140 = 133 :

    「まゆ、目を瞑ってたら折角のステージが見えないだろ」



    まゆ「……え?」

    141 = 133 :

    「それに、どうしたんだ、これだけ笑顔の似合うアイドルがそろっているのに、暗い顔なんてしてたら、ファンが悲しむぞ」

    卯月・幸子・桃華「プロデューサーさん(ちゃま)!!」

    幸子「お、遅いですよ、ぷ、プロデューサ~~!!心配したんですから!!」

    桃華「もう!もう!わたくし、心細かったのに!」

    「すまん、みんな、ちょっと遅れた……」

    まゆ「ど、どうしてここに!?」

    「お前たちのプロデューサーなんだから、当たりまえだろ。それよりも……」

    「みんな、夢にまで見たドーム公演だ!今日の日のために、厳しいレッスンを受けて、忙しい仕事もこなしてきたんだ。だったら、やることは一つ!」

    「楽しんで来い!お前たちのカワイイを、ドーム中のみんなに見せつけてやれ!!」

    4人「はい!!」

    (4人がステージに向かって走り出す、最後の、まゆがこちらを向いて不安げな目をしていたが、俺は、それにサムズアップで答えてやると)

    まゆ「っ!……」ッポ

    (まゆは幸せそうに頬に手を当てて、そのままステージに登って行った)

    (そうだ、これで良かったんだ。これで……)

    142 = 133 :

    -ドーム外(夜)-

    (終わった……)

    「……」

    卯月「プロデューサーさん!」

    桃華「もう、こんなところに居ては、風邪を引いてしまいますわよ?」トテトテ

    「あぁ……そうだな。すまん」

    幸子「フフーン。まぁ、あの大歓声の中にいたんですから、終わってから急に寂しくなってしまう気持ちもわかります……でも!ここは、もっと頑張ったカワイイボクを褒めて可愛がるべきところですよ!」チラチラ

    まゆ「……」

    「あぁ、お前たちは俺の誇りだ……」

    卯月「……プロデューサーさん?」

    (時刻は、夜の10時……楓さんに指定された時間はとっくに過ぎてしまっている)

    (俺は、ずっとこの世界で生きていく、か……)

    143 = 133 :

    桃華「……もう!プロデューサーちゃま!何を全てが終わった~という顔をしているんですの!」

    「え?」

    幸子「そうですよ!ボクたちにはまだドームの単独公演、次いで、世界デビューという超絶カワイイ未来が待っているんですよ!!」

    卯月「プロデューサーさん!私、まだまだ、頑張ります!」

    まゆ「Pさん。私、なんでもします。Pさんのためなら、なんでも……」

    「……お前たち……」




    『中々帰ってきませんね……』

    『……ふむぅ……ならもう無理やりきてもらうのでして~』



    「……へ?」

    144 = 133 :

    ブォン

    ズゾゾゾゾゾ!!!

    「な、なんだー!?黒い渦みたいなものが現れて俺を!!?吸い込まれる!!」ズゾゾゾッゾ

    桃華「Pちゃま!?」ガシ

    まゆ「Pさん!」

    幸子「か、カワイイボクに新手のドッキリですか~!!!?」ガシ

    卯月「プロデューサーさん!!」ガシ



    「う、うおおおおおおお!??」グニョングニョン!

    145 = 133 :

    「うわあああ!!?」ガバ

    「!!ぷ、プロデューサー!」

    「はぁ、はぁ……凛?」

    美優「Pさん!Pさぁぁん!!」ガバ

    「え!?うわ!、ちょっと、みんな、落ち着け……」


    加蓮「Pさん……良かった……」

    ライラ「ふぅ、おかげで助かったでございますです」ペコリ

    謎の少「いえいえ~困ったときは、お互い様なのでして~」

    146 = 133 :

    「……そうか、俺は、戻って、来たのか……」

    「はい!でも、私との約束、破りましたね?」ジトー

    「え!?えっとそれは……は、ははは」

    (……でも、そうなると卯月たちは……)






    謎の少「む……」

    周子「?どっかしたの~」

    謎の少「いえ、どうやら、こちらの世界に連れ戻した時に……手違いがあったようでして~」

    147 :

    この世界で生きていこうと覚悟決めたのに強制送還かよww

    148 = 133 :

    -事務所(後日)-

    (あの事件から、数日……)


    卯月「おはようございます!!」

    「おはよう、卯月」

    卯月「あ!おはよう!凛ちゃん!」



    「まさか、彼女たちの魂までこちらの世界に来てしまうとは……」

    149 = 133 :

    (あの、日本昔話に出てきそうな謎の少女を通じて、あの世界に来てしまったことをキュートアイドル4人にも話した)

    幸子「ちょ、ちょっと周子さん!加蓮さん!どうしてボクのピコピコした愛らしい横髪をいじっているんですか~!!?」

    周子「いやぁ、なんか可愛くって」ピコン

    加蓮「そうそう、戻しても跳ねてくるんだ~カワイイカワイイ」ピコン

    幸子「そ、そうですか?ふふん!まぁなら仕方がないでしょう!ボクはカワイイので!!」ドヤーン

    周子・加蓮(これは良い感じのおも、アイドルがきてくれたな~)

    150 = 133 :

    桃華「あら、美優さん。そのような紅茶の淹れ方ではいけませんわ」

    美優「え?」

    桃華「お茶の葉が十分開くには、もう少し、時間がかかるものですわ。わたくしがお手本をおみせしてあげます」

    美優「ありがとうございます。桃華ちゃん詳しいんですね」

    桃華「これでも、ずっとPちゃまのお茶を淹れていたのはわたくしですもの。それに、この世界につれてこられた責任をPちゃまに取ってもらいませんと、それは即ち……うふふ♪」

    久井「」ピク

    服部「」ピクピク

    ライラ「美味しいでございますですね~」ゴクゴク

    奈緒「な、なぁ。う、うまいなぁ」

    奈緒(こえ~、子供相手にも容赦しない大人超こえーー!)


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