私的良スレ書庫
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元スレ渋谷凛「黒い球の部屋」
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初ssです
GANTZとモバマスキャラのコラボssです
グロ描写あり、ギャグ無し、アイドルが普通にひどい目にあいます
苦手な方はブラウザ閉じてください
長編、地の文無し、効果音でどういうシーンか察してください
原作リスペクトなシーン多々あり。パクリ?知らない言葉ですね…
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1497744068
スクランブル交差点
凛「はぁ…疲れた…」
凛(今日も今日とてレッスンの日々…いつになったらデビュー出来るんだろう)ポチポチッ
加蓮「あー今日も疲れた。こんな日にはマックでポテトのLサイズを食べて行くしかないね!」
奈緒「おいおい…ただでさえ疲れてるんだから油もんじゃなくてもーちょっと胃に優しいもんにしてくれよ…」
加蓮「もう、わかってないなー奈緒は。いい?ジャガイモって言うのはね、イギリスでは日本で言うお米と同じような存在なんだよ」
加蓮「奈緒は『今日は疲れたからお米はやめとこう』って思う?思わないでしょ!?」
奈緒「い、いや別に私は油もんは避けたいってだけで」
加蓮「油を使っていようが無かろうが関係ないの!私はポテトが食べたいの!ポテトがいいの!ポテトじゃなきゃ嫌なの!」
凛「はぁ…疲れた…」
凛(今日も今日とてレッスンの日々…いつになったらデビュー出来るんだろう)ポチポチッ
加蓮「あー今日も疲れた。こんな日にはマックでポテトのLサイズを食べて行くしかないね!」
奈緒「おいおい…ただでさえ疲れてるんだから油もんじゃなくてもーちょっと胃に優しいもんにしてくれよ…」
加蓮「もう、わかってないなー奈緒は。いい?ジャガイモって言うのはね、イギリスでは日本で言うお米と同じような存在なんだよ」
加蓮「奈緒は『今日は疲れたからお米はやめとこう』って思う?思わないでしょ!?」
奈緒「い、いや別に私は油もんは避けたいってだけで」
加蓮「油を使っていようが無かろうが関係ないの!私はポテトが食べたいの!ポテトがいいの!ポテトじゃなきゃ嫌なの!」
奈緒「だーもう!わかった、わかったから!今からマックで軽くポテトな、それでいいだろ?」
加蓮「やった♪ありがと奈緒、愛してる❤︎」
奈緒「な、ななななな…ああ愛してるなんてそんな言葉、気軽に使うなよ!///」
加蓮「えー?これは私の本心なんだけどなー?」ニヤニヤ
奈緒「な、何言って…!おい凛、凛からも加蓮に言ってやってくれよ!」
凛「…ん?あぁ、そうだね。ダメだよ加蓮、あんまり奈緒をからかっちゃ。私も愛してるけど」
奈緒「んな!?凛まで~!!///」
加蓮「もう、可愛いなー奈緒は♪ところで凛、どうしたの?さっきから携帯見つめて」
凛「ん?…いや、適当にニュース見てただけ。ほら、最近話題の通り魔事件あるでしょ?あれがピックアップされてたからさ」
加蓮「あー、あれね…まだ犯人見つかってないんだっけ?」
凛「うん…もう5人も被害にあってるんだって。死者2名、軽症1名、重症2名。毎回犯人は人が多い所で犯行に及んでるみたい。なんでだろ」
加蓮「さあ?愉快犯なんじゃない?捕まらない自信があるとか、警察をバカにしてるとか」
凛「かもね。まああんまり興味ないけど」
加蓮「あはは、まああくまでテレビの向こう側の話だからね。あ、信号青になった。ほらほら、そうと決まったら早く行くよ、凛、奈緒!」タタッ
奈緒「あ!おい待てよー加蓮!」タタッ
凛(…)
加蓮「やった♪ありがと奈緒、愛してる❤︎」
奈緒「な、ななななな…ああ愛してるなんてそんな言葉、気軽に使うなよ!///」
加蓮「えー?これは私の本心なんだけどなー?」ニヤニヤ
奈緒「な、何言って…!おい凛、凛からも加蓮に言ってやってくれよ!」
凛「…ん?あぁ、そうだね。ダメだよ加蓮、あんまり奈緒をからかっちゃ。私も愛してるけど」
奈緒「んな!?凛まで~!!///」
加蓮「もう、可愛いなー奈緒は♪ところで凛、どうしたの?さっきから携帯見つめて」
凛「ん?…いや、適当にニュース見てただけ。ほら、最近話題の通り魔事件あるでしょ?あれがピックアップされてたからさ」
加蓮「あー、あれね…まだ犯人見つかってないんだっけ?」
凛「うん…もう5人も被害にあってるんだって。死者2名、軽症1名、重症2名。毎回犯人は人が多い所で犯行に及んでるみたい。なんでだろ」
加蓮「さあ?愉快犯なんじゃない?捕まらない自信があるとか、警察をバカにしてるとか」
凛「かもね。まああんまり興味ないけど」
加蓮「あはは、まああくまでテレビの向こう側の話だからね。あ、信号青になった。ほらほら、そうと決まったら早く行くよ、凛、奈緒!」タタッ
奈緒「あ!おい待てよー加蓮!」タタッ
凛(…)
凛(本当は前に受けたオーディションの結果がどうなったのか、プロデューサーにメールしてたんだけど…)ポチポチッ
凛(あれからだいぶ経つし、多分またダメだったんだろうな…プロデューサーの事だから言えないでいるんだろうけど)ポチポチッ
凛(はぁ…本当に、いつデビュー出来るのかな…)ポチポチッ
奈緒「…い加蓮!!しっかりしろ!!おい!!!」
凛「…!!どうしたの!!」ダッ
奈緒「り、凛!どうしよう、加蓮が…加蓮がっ!!」
加蓮「ハァッ…ハァッ…」タラー
凛「なに、この血…!どうしたの!!加蓮、しっかりして!!」
「なんだなんだ?」
「いきなりあの子が倒れたと思ったら、腹から血が」
「嫌だ、もしかして例の通り魔?」
「マジかよ、この近くにいんのか?こえー」
「てかここでやるとか、やばすぎでしょ。」
「動画撮っとこ」
奈緒「なっ…!!おい、誰か救急車呼んでくれよ!!早く!!」
凛(なんで…!!一体誰が…!?)キョロキョロ
?「…」ササッ
凛(!!近くの人が集まって来ているのに、あいつだけ正反対の方向に…!)
凛「奈緒、加蓮のことお願い!!」ダッ
奈緒「なっ!おい待てよ凛!どこ行くんだよ!!」
奈緒「くそっ!!しっかりしろ加蓮、もうすぐ救急車来るからな…頑張ってくれ…!」ギュウ
加蓮「ハァッ…ハァッ…」
凛(あれからだいぶ経つし、多分またダメだったんだろうな…プロデューサーの事だから言えないでいるんだろうけど)ポチポチッ
凛(はぁ…本当に、いつデビュー出来るのかな…)ポチポチッ
奈緒「…い加蓮!!しっかりしろ!!おい!!!」
凛「…!!どうしたの!!」ダッ
奈緒「り、凛!どうしよう、加蓮が…加蓮がっ!!」
加蓮「ハァッ…ハァッ…」タラー
凛「なに、この血…!どうしたの!!加蓮、しっかりして!!」
「なんだなんだ?」
「いきなりあの子が倒れたと思ったら、腹から血が」
「嫌だ、もしかして例の通り魔?」
「マジかよ、この近くにいんのか?こえー」
「てかここでやるとか、やばすぎでしょ。」
「動画撮っとこ」
奈緒「なっ…!!おい、誰か救急車呼んでくれよ!!早く!!」
凛(なんで…!!一体誰が…!?)キョロキョロ
?「…」ササッ
凛(!!近くの人が集まって来ているのに、あいつだけ正反対の方向に…!)
凛「奈緒、加蓮のことお願い!!」ダッ
奈緒「なっ!おい待てよ凛!どこ行くんだよ!!」
奈緒「くそっ!!しっかりしろ加蓮、もうすぐ救急車来るからな…頑張ってくれ…!」ギュウ
加蓮「ハァッ…ハァッ…」
------
?「」ダッ
凛(くそっ!私が追って来たとわかった途端走り出した!やっぱりあいつが…!!)ハァハァ
凛(フードを被ってて男か女かわからない…!でも逃さない…!!絶対に警察に突き出してやる!!)
凛(!曲がり角を曲がった!そこか!)バッ
シーン
凛「ハァ…ハァ…あれ?いない…行き止まりなのになん」ドスッ
凛「…え?」ポタッポタッ
?「…」
凛「…う、そ…」ドサッ
凛(そっか…曲がった直後にそこの電柱に隠れて…後ろに…)
凛(あぁ…しくじったなぁ…追うんじゃなかった…)タラー
凛(加蓮大丈夫かな…きっと奈緒物凄く泣いてるだろうな…オーディションの結果どうなったんだろう…)
凛(お腹空いてたのにな…ごめんね、2人とも。ご飯付き合ってあげられなくなっちゃって)
凛(早く帰らなきゃ…ハナコがお腹空かせてるだろうし…ご飯あげないと…)
凛(あぁ、寒い…。いや、眠い…?…どっちでもいいや…)
凛(なんかもう、どうでも…)
凛「」
?「…」
?「」ダッ
凛(くそっ!私が追って来たとわかった途端走り出した!やっぱりあいつが…!!)ハァハァ
凛(フードを被ってて男か女かわからない…!でも逃さない…!!絶対に警察に突き出してやる!!)
凛(!曲がり角を曲がった!そこか!)バッ
シーン
凛「ハァ…ハァ…あれ?いない…行き止まりなのになん」ドスッ
凛「…え?」ポタッポタッ
?「…」
凛「…う、そ…」ドサッ
凛(そっか…曲がった直後にそこの電柱に隠れて…後ろに…)
凛(あぁ…しくじったなぁ…追うんじゃなかった…)タラー
凛(加蓮大丈夫かな…きっと奈緒物凄く泣いてるだろうな…オーディションの結果どうなったんだろう…)
凛(お腹空いてたのにな…ごめんね、2人とも。ご飯付き合ってあげられなくなっちゃって)
凛(早く帰らなきゃ…ハナコがお腹空かせてるだろうし…ご飯あげないと…)
凛(あぁ、寒い…。いや、眠い…?…どっちでもいいや…)
凛(なんかもう、どうでも…)
凛「」
?「…」
-------
「…あ、また来ましたよ」
「本当にゃ。へー、綺麗な人…」
「うげー、私達もこうやって来たんだ…気持ち悪くなって来ちゃった…」
「もう、ダメだよ未央ちゃんそんな風に言ったら…」
「一体どうなってるんでしょうね!?」
凛「…んっ…」ピクッ
??「あ、気がついたみたいです」
凛「…?」ムクッ
凛「…!!わ、わあ!!」ドタタッ
??「し、しっかりして下さい、もう大丈夫ですよ。いや、まだ大丈夫じゃないんだけども…」
???「とにかく落ち着いて、ね?」
凛「だ、だれあんた達!?ここどこ!?私どうなって…!!」
???「ほら、だから一回落ち着いて…深呼吸、はい!」
凛「えっ?えっと…スゥー…ハァー…」
???「大丈夫?落ち着いた?」
凛「…うん、少し…」
???「よし、なら良かった!」ニコッ
「…あ、また来ましたよ」
「本当にゃ。へー、綺麗な人…」
「うげー、私達もこうやって来たんだ…気持ち悪くなって来ちゃった…」
「もう、ダメだよ未央ちゃんそんな風に言ったら…」
「一体どうなってるんでしょうね!?」
凛「…んっ…」ピクッ
??「あ、気がついたみたいです」
凛「…?」ムクッ
凛「…!!わ、わあ!!」ドタタッ
??「し、しっかりして下さい、もう大丈夫ですよ。いや、まだ大丈夫じゃないんだけども…」
???「とにかく落ち着いて、ね?」
凛「だ、だれあんた達!?ここどこ!?私どうなって…!!」
???「ほら、だから一回落ち着いて…深呼吸、はい!」
凛「えっ?えっと…スゥー…ハァー…」
???「大丈夫?落ち着いた?」
凛「…うん、少し…」
???「よし、なら良かった!」ニコッ
凛「…それで、えっと…ここは…?」
???「あー、それが私達もよくわかっていないんだ…君と同じ状況」
????「とりあえず今わかってることは、ここからは出られないってことにゃ」
凛「え?何で…?見た感じ普通にマンションの一室だけど…外から鍵がかかってるとか?」
??「いえ、そうではなくて…出ようとしてもらえばわかると思うんですが…」
凛「?」ギシッギシッ
凛「あれ?普通に玄関の鍵あいてるじゃん?出れば…」スルッ
凛「!?」
???「ね?」
凛(なにこれ…触れない…?見えない壁があるというか、逆向きに力が働いているというか…)
凛(プールの中にある水が出てくるところに触れてる感じ…押し返される感じ?どんなに力を入れてもやっぱり触れない…ていうより滑る?)
凛「なにこれ…部屋の窓は?他のドアは?」
????「もう全部試したにゃ。どこも同じ、携帯は圏外、どんなに騒いでも近隣からの反応なし。わかることはここが都内で、今が夜ってことだけにゃ。」
凛「あ…本当だ、外が暗い…東京タワーが見える…。ところで、なに?この黒い球…」
???「さあ…わたしたちもわからない…君は覚えていないだろうけど、ここにくるときこの黒い球からレーザーみたいなのが出て来て、そこから君が出て来たんだ。3Dプリンターみたいな感じに」
凛「…なにそれ?からかってるの?」
???「あはは、こんなわけのわからない状況じゃなきゃ冗談で言えたんだけどね…でも信じて欲しいな。私達も混乱してるんだ」
???「あー、それが私達もよくわかっていないんだ…君と同じ状況」
????「とりあえず今わかってることは、ここからは出られないってことにゃ」
凛「え?何で…?見た感じ普通にマンションの一室だけど…外から鍵がかかってるとか?」
??「いえ、そうではなくて…出ようとしてもらえばわかると思うんですが…」
凛「?」ギシッギシッ
凛「あれ?普通に玄関の鍵あいてるじゃん?出れば…」スルッ
凛「!?」
???「ね?」
凛(なにこれ…触れない…?見えない壁があるというか、逆向きに力が働いているというか…)
凛(プールの中にある水が出てくるところに触れてる感じ…押し返される感じ?どんなに力を入れてもやっぱり触れない…ていうより滑る?)
凛「なにこれ…部屋の窓は?他のドアは?」
????「もう全部試したにゃ。どこも同じ、携帯は圏外、どんなに騒いでも近隣からの反応なし。わかることはここが都内で、今が夜ってことだけにゃ。」
凛「あ…本当だ、外が暗い…東京タワーが見える…。ところで、なに?この黒い球…」
???「さあ…わたしたちもわからない…君は覚えていないだろうけど、ここにくるときこの黒い球からレーザーみたいなのが出て来て、そこから君が出て来たんだ。3Dプリンターみたいな感じに」
凛「…なにそれ?からかってるの?」
???「あはは、こんなわけのわからない状況じゃなきゃ冗談で言えたんだけどね…でも信じて欲しいな。私達も混乱してるんだ」
凛「…そう。わかった、信じるよ。ごめんね、疑って。わたし渋谷凛、よろしく」
???→未央「おっこちらこそよろしくぅ♪わたしは本田未央、15歳!趣味はショッピング!仲良くしようね♪」
????「よし、凛ちゃんも来たことだし、みんなもう一度自己紹介するにゃ!」
????→みく「みくは前川みく、15歳にゃ!好きなものは猫ちゃん、そしてアイドル!みくは可愛い猫ちゃんアイドル目指しているのにゃ!みくは自分を曲げないよ!よろしくにゃ!」
??→卯月「えっと…島村卯月、17歳です!わたしもアイ…いや、好きなことは友達との長電話で…えっと、とにかく卯月頑張ります!」ブイッ
凛(あ、凄い良い笑顔…)キュンッ
藍子「高森藍子、16歳です。未央ちゃんと茜ちゃんとはお友達で…あ、趣味はお散歩と写真撮影です。よろしくお願いね」
茜「日野茜、17歳!趣味はランニングにラグビーに、とにかく走ることです!情熱ならだれにも負けませんよー!!よろしくお願いします!」
凛「えっと…改めて、渋谷凛、15歳。趣味は犬の散歩で…みく?だっけ、と同じようにアイドル目指しています。よろしくお願いします」
???→未央「おっこちらこそよろしくぅ♪わたしは本田未央、15歳!趣味はショッピング!仲良くしようね♪」
????「よし、凛ちゃんも来たことだし、みんなもう一度自己紹介するにゃ!」
????→みく「みくは前川みく、15歳にゃ!好きなものは猫ちゃん、そしてアイドル!みくは可愛い猫ちゃんアイドル目指しているのにゃ!みくは自分を曲げないよ!よろしくにゃ!」
??→卯月「えっと…島村卯月、17歳です!わたしもアイ…いや、好きなことは友達との長電話で…えっと、とにかく卯月頑張ります!」ブイッ
凛(あ、凄い良い笑顔…)キュンッ
藍子「高森藍子、16歳です。未央ちゃんと茜ちゃんとはお友達で…あ、趣味はお散歩と写真撮影です。よろしくお願いね」
茜「日野茜、17歳!趣味はランニングにラグビーに、とにかく走ることです!情熱ならだれにも負けませんよー!!よろしくお願いします!」
凛「えっと…改めて、渋谷凛、15歳。趣味は犬の散歩で…みく?だっけ、と同じようにアイドル目指しています。よろしくお願いします」
みく「え!?凛ちゃんもアイドル目指してるの!?やった、お仲間さんにゃ!一緒にアイドル活動頑張るにゃ♪そうだ、凛ちゃんも猫キャラで売ったらどーにゃ!?可愛いから絶対似合うにゃ!」
凛「い、いや、遠慮しとこうかな…」
みく「なーんだ、残念にゃ…いや、でもみくと被るとみくの影が薄くなっちゃうにゃ…やっぱり喜ぶべき?うーん…」
凛「あはは…」
卯月「それで、凛ちゃんはどーやってここに来たんですか?やっぱり…えっと、その…」
凛「え?…!!そうだ、わたし刺されて…加蓮、加蓮は!?」
未央「?加蓮…?知らないよ、誰それ?」
凛「私達、ニュースの通り魔に刺されて…気づいたらここにいて…!」
卯月「落ち着いて下さい、凛ちゃん。私達も同じです。みんな事情は違いますけど、私達は一度死んでるんですよ」
凛「え…?」
凛「い、いや、遠慮しとこうかな…」
みく「なーんだ、残念にゃ…いや、でもみくと被るとみくの影が薄くなっちゃうにゃ…やっぱり喜ぶべき?うーん…」
凛「あはは…」
卯月「それで、凛ちゃんはどーやってここに来たんですか?やっぱり…えっと、その…」
凛「え?…!!そうだ、わたし刺されて…加蓮、加蓮は!?」
未央「?加蓮…?知らないよ、誰それ?」
凛「私達、ニュースの通り魔に刺されて…気づいたらここにいて…!」
卯月「落ち着いて下さい、凛ちゃん。私達も同じです。みんな事情は違いますけど、私達は一度死んでるんですよ」
凛「え…?」
卯月「未央ちゃん、藍子ちゃん、茜ちゃんは3人で外を歩いてる途中に近くの工事現場から鉄骨が落ちて来て…みくちゃんは病気で…えっと、わたしも…」
卯月「みんな一回亡くなっちゃって、気づいたらここにいたんです」
凛「そんな…なにそれ…ここが天国ってこと…?いや、地獄…?とにかくあの世…?」
卯月「わかりません…ただ、その加蓮ちゃん?がここにいないってことは、無事なんじゃないでしょうか?」
凛「そう、なのかな…加蓮…」
みく「うーん、まさかニュースの話題に関連ある被害者と相見えるなんて…人生なにがあるかわかんないもんにゃ…」
卯月「みんな一回亡くなっちゃって、気づいたらここにいたんです」
凛「そんな…なにそれ…ここが天国ってこと…?いや、地獄…?とにかくあの世…?」
卯月「わかりません…ただ、その加蓮ちゃん?がここにいないってことは、無事なんじゃないでしょうか?」
凛「そう、なのかな…加蓮…」
みく「うーん、まさかニュースの話題に関連ある被害者と相見えるなんて…人生なにがあるかわかんないもんにゃ…」
藍子「それで、これからどうしよう」
未央「どうするも何も、出られないんだしこのまま待機するしかないよね…」
凛「もう少し調べたら、なにかわからないかな」
茜「と言いましても…後謎なのは、この黒い球ですかね!?」
未央「うーん、そうなんだけどうんともすんとも言わないからなぁ…叩いても引っ掻いても反応ないし…」
凛「…とにかく、もう一回騒ぎまくろう。もしかしたら今度こそ誰か気づいてくれるかもしれ」
あーたーらしーいーあーさがーきた
「!?」
未央「どうするも何も、出られないんだしこのまま待機するしかないよね…」
凛「もう少し調べたら、なにかわからないかな」
茜「と言いましても…後謎なのは、この黒い球ですかね!?」
未央「うーん、そうなんだけどうんともすんとも言わないからなぁ…叩いても引っ掻いても反応ないし…」
凛「…とにかく、もう一回騒ぎまくろう。もしかしたら今度こそ誰か気づいてくれるかもしれ」
あーたーらしーいーあーさがーきた
「!?」
きーぼーうのあーさーが
未央「な、なにこれ…?」
よーろこーびにむねをひーらけ
おーおぞーらあーおーげー
藍子「ラジオ体操の歌…?この黒い球から…?」
そーれいっちにっさん
凛「…と、止まった…?あ、なにか浮き出てきた…」
黒い球【てめえ達の命は、なくなりました。新しい命をどう使おうと私の勝手です。という理屈なわけだす。】
未央「は?なにこれ…?なくなった?新しい命?どういう意味なんだろ…」
藍子「…やっぱり、私達一回死んだ…ってことなのかな?新しい命…もしかして、生き返った…とか?」
未央「えーまっさかー。いやでも十分SF的な展開だし、ありえるのかも…」
茜「あ!またなんか出てきましたよ!んん?」
黒い球【てめえ達は今からこの方をヤッつけに行って下ちい。】
みく「えーっと、なになに…」
未央「な、なにこれ…?」
よーろこーびにむねをひーらけ
おーおぞーらあーおーげー
藍子「ラジオ体操の歌…?この黒い球から…?」
そーれいっちにっさん
凛「…と、止まった…?あ、なにか浮き出てきた…」
黒い球【てめえ達の命は、なくなりました。新しい命をどう使おうと私の勝手です。という理屈なわけだす。】
未央「は?なにこれ…?なくなった?新しい命?どういう意味なんだろ…」
藍子「…やっぱり、私達一回死んだ…ってことなのかな?新しい命…もしかして、生き返った…とか?」
未央「えーまっさかー。いやでも十分SF的な展開だし、ありえるのかも…」
茜「あ!またなんか出てきましたよ!んん?」
黒い球【てめえ達は今からこの方をヤッつけに行って下ちい。】
みく「えーっと、なになに…」
凛「…はぁ?ウサミン星人?」
黒い球【ウサミン星人
特徴 つよい イタイ メイド服
好きなもの 若さ ウサミンロボ 月
口ぐせ ミミミン☆ミミミン☆ウーサミン☆】
卯月「星人?これ、宇宙人なんですか?でも、普通の人にしか見えないですけど…」
ガシャン!!
未央「おわっ!!」ビクッ
凛「なに、これ…?」
卯月「銃…?大きいのに小さいの、色々ありますけれど…見たことない奴ばっかり…」ガチャッ
茜「ん!?誰か入っていますね!こんにちは!!」
未央「うわっ!誰この人!?」
凛「反応ないね。呼吸器つけてる…一応生きてる…っぽいけど…」ツネッ
中の人「」ピクッ
凛(あ、反応あった)
黒い球【ウサミン星人
特徴 つよい イタイ メイド服
好きなもの 若さ ウサミンロボ 月
口ぐせ ミミミン☆ミミミン☆ウーサミン☆】
卯月「星人?これ、宇宙人なんですか?でも、普通の人にしか見えないですけど…」
ガシャン!!
未央「おわっ!!」ビクッ
凛「なに、これ…?」
卯月「銃…?大きいのに小さいの、色々ありますけれど…見たことない奴ばっかり…」ガチャッ
茜「ん!?誰か入っていますね!こんにちは!!」
未央「うわっ!誰この人!?」
凛「反応ないね。呼吸器つけてる…一応生きてる…っぽいけど…」ツネッ
中の人「」ピクッ
凛(あ、反応あった)
みく「あ、なんかケースもあるにゃ。なんにゃこれ…『しぶりん』?これって、凛ちゃんのことにゃ?」スッ
凛「あ、ほんとだ…。えっと、他には…『スマイル』『ミツボシ』『ボンバー』『ひんぬー(笑)』『みくニャン』…誰のことかな?」
茜「はい!『ボンバー』はわたしのことだと思います!わたしの口癖なんです!熱くなるとつい言っちゃうんです!」
藍子「…『ひんぬー(笑)』は、多分…わたしです…わかっちゃう自分が嫌だなぁ…」ズーン
未央「『ミツボシ』はわたしかな?ほら、星が3つついてるイヤリングしてるし」チャリン
凛「ふぅん…となると、残りは『スマイル』と『みくニャン』…『みくニャン』は間違いなくみくだね」スッ
みく「そうだね、ありがとう凛ちゃん」ガシッ
凛「あとは卯月だね。…ふふっ、この『スマイル』っての、卯月にぴったりだね」
卯月「えっ?何でですか?」
凛「さっきの自己紹介の時の卯月の笑顔、凄いキラキラしてた。多分スマイルって、卯月のキラキラしてた笑顔のことだと思うよ」ニコッ
卯月「えっそそ、そんな…///」
未央(しぶりん…罪作りな女…!!)
凛「あ、ほんとだ…。えっと、他には…『スマイル』『ミツボシ』『ボンバー』『ひんぬー(笑)』『みくニャン』…誰のことかな?」
茜「はい!『ボンバー』はわたしのことだと思います!わたしの口癖なんです!熱くなるとつい言っちゃうんです!」
藍子「…『ひんぬー(笑)』は、多分…わたしです…わかっちゃう自分が嫌だなぁ…」ズーン
未央「『ミツボシ』はわたしかな?ほら、星が3つついてるイヤリングしてるし」チャリン
凛「ふぅん…となると、残りは『スマイル』と『みくニャン』…『みくニャン』は間違いなくみくだね」スッ
みく「そうだね、ありがとう凛ちゃん」ガシッ
凛「あとは卯月だね。…ふふっ、この『スマイル』っての、卯月にぴったりだね」
卯月「えっ?何でですか?」
凛「さっきの自己紹介の時の卯月の笑顔、凄いキラキラしてた。多分スマイルって、卯月のキラキラしてた笑顔のことだと思うよ」ニコッ
卯月「えっそそ、そんな…///」
未央(しぶりん…罪作りな女…!!)
藍子「それで、このケースの中身なんなんだろ…?」パカッ
未央「うわっなにこれ!?ピチピチのタイツ?いや、スーツ?…コスプレ!?」
藍子「うわぁ…これを着るのは、中々に勇気がいるね…」
凛「なんだろうこれ…着なきゃいけないのかな?」
未央「えー…わたしはちょっとパス…」
藍子「わたしもちょっと、こういうのは…」
茜「うーん、わたしはどっちでも良いんですけどね!どうしましょう!悩んじゃいます!」
凛(…なんか、オーディションを思い出すな…いろんな衣装着せられたっけ…流石にこんなのはなかったけど)
みく「これ、凛ちゃんなんか似合うんじゃないかにゃ?」
凛「えっ…なんで?こんなの似合っても…」
みく「えーそう?みく見てみたいにゃ、凛ちゃんがこれ着てるとこ。ほらほら、アイドル目指してんでしょ!どんな衣装でも恥ずかしがってちゃプロにはなれないよ!そんなんじゃオーディションで落ちるのが目に見えてるにゃ!」
凛「!…ふぅん、そう。そこまで言うのなら、着てあげようじゃない」カチーン
未央「あはは、これ着るのとアイドルは関係ないと思うけどな。案外負けず嫌いなんだね、しぶりん」
凛「そんなこと…って、しぶりん?」
未央「そう、しぶりん。だってそのケースに書いてあったから…嫌だったかな?」
凛「いや、別に構わないけど…初めてそう呼ばれた」
未央「おっほんと?やった、じゃあわたしがしぶりん呼び第1号だ♪」
凛「まあ、わたしは普通に未央って呼ばせて貰うけどね。それじゃあ玄関の方で着替えてくるよ。待ってなよ、みく」ジロッ
みく「にゃはは、敵対視されちゃったにゃ。でも、アイドルでライバルって、なんか燃えるにゃ!」
卯月「あはは…」
未央「うわっなにこれ!?ピチピチのタイツ?いや、スーツ?…コスプレ!?」
藍子「うわぁ…これを着るのは、中々に勇気がいるね…」
凛「なんだろうこれ…着なきゃいけないのかな?」
未央「えー…わたしはちょっとパス…」
藍子「わたしもちょっと、こういうのは…」
茜「うーん、わたしはどっちでも良いんですけどね!どうしましょう!悩んじゃいます!」
凛(…なんか、オーディションを思い出すな…いろんな衣装着せられたっけ…流石にこんなのはなかったけど)
みく「これ、凛ちゃんなんか似合うんじゃないかにゃ?」
凛「えっ…なんで?こんなの似合っても…」
みく「えーそう?みく見てみたいにゃ、凛ちゃんがこれ着てるとこ。ほらほら、アイドル目指してんでしょ!どんな衣装でも恥ずかしがってちゃプロにはなれないよ!そんなんじゃオーディションで落ちるのが目に見えてるにゃ!」
凛「!…ふぅん、そう。そこまで言うのなら、着てあげようじゃない」カチーン
未央「あはは、これ着るのとアイドルは関係ないと思うけどな。案外負けず嫌いなんだね、しぶりん」
凛「そんなこと…って、しぶりん?」
未央「そう、しぶりん。だってそのケースに書いてあったから…嫌だったかな?」
凛「いや、別に構わないけど…初めてそう呼ばれた」
未央「おっほんと?やった、じゃあわたしがしぶりん呼び第1号だ♪」
凛「まあ、わたしは普通に未央って呼ばせて貰うけどね。それじゃあ玄関の方で着替えてくるよ。待ってなよ、みく」ジロッ
みく「にゃはは、敵対視されちゃったにゃ。でも、アイドルでライバルって、なんか燃えるにゃ!」
卯月「あはは…」
-------
未央「うおー!なんかよくわかんないけど、この銃かっこいいかも!」ガシャン
藍子「なんなんだろうこれ…こっちのは小さいし、こっちのは大きい…あ、これなんか銃口が3つあるね」カチャッ
茜「二丁拳銃です!どうですか!」ガシャン
未央「おー!茜ちんかっこいいー!」
凛「…お、お待たせ///」
未央「おっ来たねしぶりん!さてさてどんな感じか…な…」
卯月「わあ~、凛ちゃんなんかかっこいいー!似合ってますよ!」パチパチ
凛「そ、そうかな…///」モジモジ
未央(似合ってはいるかもだけど…身体のラインがあんなにはっきりと…)
藍子(なんか…いやらしい…)
凛「ど、どうみく?ちゃんと着たよ、これでいいでしょ。わたしだってまだデビュー前だけど、アイドルの端くれなんだからね///」
みく「にゃはは、わかったにゃ、みくが悪かったにゃ。ちょっと凛ちゃんをからかっただけ、許して欲しいにゃ。ね?」
凛「ふぅん…まあ、わたしもちょっと大人気なかったよ。これでおあいこね」
みく「うん!」
凛「さて、それじゃあ元の服に着替えてくr」
未央「」ジジジッ
凛「…えっ」
黒い球【行って下ちい
00:59:44】
みく「にゃはは、わかったにゃ、みくが悪かったにゃ。ちょっと凛ちゃんをからかっただけ、許して欲しいにゃ。ね?」
凛「ふぅん…まあ、わたしもちょっと大人気なかったよ。これでおあいこね」
みく「うん!」
凛「さて、それじゃあ元の服に着替えてくr」
未央「」ジジジッ
凛「…えっ」
黒い球【行って下ちい
00:59:44】
藍子「キャー!!」
卯月「み、未央ちゃん…!?」ガタガタッ
未央「」ドタドタッ
茜「未央ちゃんの身体が消えて…断面が…うっぷ…」
未央「」ジッ
凛「消え…た…?み、未央…?」
みく「…」
藍子「い、いや…もういやー!なにこれ!意味わかんない!いやだ、もういや!帰して!うちに帰してよ!!」
茜「あ、藍子ちゃん落ち着いてください!こう言う時こそ冷静に」
藍子「茜ちゃんに言われたくないわよ!やめて、触らないで…えっ」ジジジッ
茜「藍子ちゃん!」
藍子「えっもしかしてわたし…いっいや!助けて!助けて茜ちゃ」ジジジッ
茜「藍子ちゃん!あぁ、藍子ちゃんまで…」
藍子「」ドタドタッ
藍子「」ジッ
茜「あぁ…そんな…未央ちゃん…藍子ちゃん…」
凛「未央…藍子…そんな…」
卯月「ひっ…い、いや…怖いよ…ママ…」ガタガタッ
みく「…あ、茜ちゃん。頭」
茜「えっ?おああ!ここ、今度はわたしですか!?えーい、いいですよ!こうなったらもうやけです!どんと来」ジジジッ
茜「」ジジジッ
茜「」ジッ
凛「みんな…」
みく「あ、今度はみくの番みたいにゃ」ジジジッ
凛「みく…落ち着いてるね」
みく「まあ、前の3人みてるとね。慌てても仕方ないみたいだから。せっかくだしこの銃も適当に持って行こうかにゃ。よいしょっと。…それじゃ」ジジジッ
みく「」ジジジッ
みく「」ジッ
凛「みく…」
卯月「…」ガタガタッ
凛「…卯月、落ち着いて」
卯月「り、凛ちゃん…でも、みんないなくなって…きっと、また死んじゃって…」ガタガタッ
凛「そうだよね、怖いよね…わたしも怖いよ…。でも焦っちゃダメだよ。落ち着いて、ね?大丈夫、きっと大丈夫だから…」ギュッ
卯月「あっ…凛ちゃん…」
卯月「…///」
凛「…落ち着いた?」
卯月「は、はい…大丈夫、です…いや、ある意味大丈夫じゃないですけど///」
凛「?」ジジジッ
卯月「!り、凛ちゃん!頭!」
凛「…あぁ、わたしの番か…ごめんね、卯月」ジジジッ
卯月「そんな…凛ちゃん…」
凛「怖がらないで。きっと大丈夫だから。…あれ?外?」ジジジッ
凛「」ジジジッ
卯月「え?」
凛「」ジッ
卯月「…」
『大丈夫、きっと大丈夫だから…』
卯月「大丈夫、大丈夫、きっと大丈夫…!」ジジジッ
卯月「…!」ジジジッ
卯月「…あれ?外?みんな…?」ジジジッ
凛「卯月!よかった、無事だったんだね!」
卯月「え、えっと、はい…」ジッ
未央「いやーびっくりしたよ。気づいたら外にいて、みんなさっきたいに送られてくるんだもん。いやー焦った焦った…」
藍子「茜ちゃん…ごめんね、さっき…。わたし取り乱しちゃって…茜ちゃんに酷いことを…」
茜「いいんですよ、藍子ちゃん!怖いのはみんな同じですから!気にしないでください!」
藍子「茜ちゃん…」グスッ
未央「うんうん、雨降って地固まる、ですな!」
凛「よかった、みんな無事みたいで」
卯月「はい、そうですね!」
みく「うーん、ところでここ、どこ?」
藍子「えっと…どこでしょう?」
茜「さっぱりですね!初めてくる場所です!」
凛「日本ではあるみたいだけど…携帯のナビは…ダメだ、相変わらず圏外…」
未央「うーん。なんかよくわからないけど…わたしたち、生きて外に出られた…ってことでいいんだよね?帰れるんだよね?」
藍子「帰れる…」
藍子「…や、やったぁー!!帰れるんだ!生きて帰れるんだ!やったやった、やったー!!」ピョンピョンッ
卯月「あはは…あ、あれ?安心したら、力が…」ヘナヘナ
凛「ほら卯月、しっかり。地べたに座ると汚いよ?」スッ
卯月「あ、ありがとうございます、凛ちゃん」ガシッ
茜「よーし、今からみんなで帰りましょう!今何時かわかりませんが、早くしないと終電無くなっちゃいますよ!とにかくまずは最寄りの駅を探しましょう!」
凛「うん、そうだね。よかった…」
みく「最寄り駅どこだろう?みく、あっちを探してくるにゃ」
未央「りょーかい、わかったらまたここに集合しよう!それじゃあわたしたちも探そうか。っていうかしぶりん、その格好で帰るの…?」
凛「え?…あっ!わ、忘れてた…元の服あの部屋に置いてきたままだ…恥ずかしい///」
卯月「り、凛ちゃん、良ければわたしの上着貸しますよ!」ゴソゴソッ
凛「うぅ…ごめんね卯月、ありがとう…」
卯月「いえいえ、凛ちゃんのおかげでさっきも怖いのを乗り切れましたから!ほんのお礼です!」ニコッ
凛(天使…!)
未央「あ、そういえばわたしたちこの銃持ってきちゃったね。みくにゃんもあの銃持ってたままだし…結局しぶりんの着てるスーツやこの銃、黒い球に、あと…ウサミン星人?ってなんだったんだろ…」
茜「わかりません!」
藍子「でも、なんか気味悪かったよ…早く忘れたい…とにかく帰りたいよ…」
未央「そうだね、とにかく今は歩きますか!」
茜「はい!行きましょう、みなさん!」
-------
未央「うーん、特に何も見当たりませんなぁ。最悪、タクシーでも捕まえますか」
…ィン
凛「そうだね。一旦集合場所に戻る?こっちは全員いるのにみくだけ1人にしちゃったし…それに、もしかしたらみくが最寄り駅を見つけてくれてるかも」
…ィィン
卯月「あ、あのー…」
凛「ん?卯月、どうかした?」
卯月「いえ…なんか、さっきから変な音しませんか?」
…ィィィン
藍子「変な音?」
卯月「はい、なんていうか…ラジコンとか、ロボットとか…機械音って言うんでしょうか…?」
…ウィィィィィン
…ィィィン
未央「どれどれ…あれ?ほんとだ。なんかメカメカしい音が聞こえるね」
凛「よく気づいたね」
卯月「はい、さっきは気にならなかったんですが…なんか少しずつ大きくなっていると言うか近づいている気が…多分わたしたちの進行方向先ですね…複数音が聞こえます」
…ウィィィィィン
…ィィィン
…ィィィィン
…ウィウィン
凛「確かに。なんだろこの音…車じゃないし」
茜「あっちの方から聞こえてきますね!ちょっと見てきます!」ダッ
未央「あ、待ってよ茜ちん!わたしもわたしもー!」ダッ
藍子「未央ちゃん、茜ちゃん!急に走ると危ないですよー!」
凛「…行っちゃった。わたしたちも行こうか」
卯月「そうですね」
-------
…ウィィィィィン
…ウィィィィィン
…ウィィィィィン
未央「…」
茜「…」
凛「あ、いたいた。未央、茜。なんの音だった?…どうしたの2人とも、こそこそして」
未央「あ、しぶりん。いやさぁ…あれ、なに?」
凛「?」チラッ
ウィィィィィン!!
ウィィィィィン!!
ウィィィィィン!!
ウィィィィィン!!
ウィィィィィン!!
凛「」
茜「あれなんでしょうね!?」
凛「ロ、ロボット…?キャタピラついてて、なんかデザインはうさぎみたい…」
未央「何かしてるわけでもなく、さっきからあの公園の中を動き回ってるね…」
卯月「なにがあったんです?」チラッ
藍子「なになに?…なに、あれ?」チラッ
未央「さぁ…?」
凛「ひーふーみー…全部で5機いるね…大きさは大体高さと幅それぞれ1mくらい?」
茜「あと腕がついてますね、アームのような!あれですか、あれがルンバってやつですか!?」
未央「違うと思うよ…」
藍子「あんなにうるさいのに…どうして誰も気にしないんだろう?」
R板あったのか…知らなかった…
もうここまで進めちゃったし、このまま続き投下します
許してクレメンス…
卯月「あっ!」
凛「どうしたの卯月?」
卯月「みなさん、あれ…あのジャングルジムの1番上、よく見て下さい」
凛「?」
ウサミン星人「~~~♪♪♪」
未央「あっ!あそこに腰掛けてるの、さっきの黒い球に映ってたウサミン星人!」
凛「ほんとだ…茶髪に大きいリボン、それにメイド服…間違いないね」
卯月「あんなところでなにしてるんでしょう?」
未央「わからないけど…あのロボット、さっきからウサミン星人の周りをぐるぐるしてるね」
茜「あ!わかりましたよ!さっきの黒い球に映った時、ウサミン星人の好きなものの中にウサミンロボってありました!きっとあれがウサミンロボですよ!」
未央「おぉ、茜ちんするどい!きっとそうだよ!」
凛「ふぅん、あれがウサミン星人にウサミンロボ…なんであんなところにいるんだろう」
藍子「それはわからないけど…でも、さっきの黒い球に【てめえ達は今からこの方をヤッつけに行って下ちい。】って書いてあったよね…?」
未央「あっ…」
藍子「それにこの銃…」ガチャッ
卯月「この銃って、もしかして…」
藍子「うん、多分…」
未央「サバゲーですな!」
藍子「!?」
未央「きっとこの銃からBB弾が出てくるから、その弾でウサミンロボとウサミン星人をヒットすればいいんだよ!」
藍子「そ、そうなのかな…?」
未央「きっとそうだよ!だってこれどう見たってオモチャだし!あはは、なんかずっと緊張してたから拍子抜けしちゃった!よーし、そうとわかったらやる気出てきたぞー!」
茜「おお!未央ちゃん熱くなってますね!よーし、わたしも負けませんよー!ボンバー!」
凛「ちょ、ちょっと落ち着いて、未央、茜。そんなわけないでしょ、何バカなこと言ってんの」
未央「なーに言ってるの、しぶりん!相手はまだこっちに気づいていないんだよ!奇襲をかけるには今しかないよ!」
凛「いや、わたしたち一回死んだかもしれないんだよ?それにこんな超常現象の連続…その目的が、ただのサバゲーだと思う?違うと思う、なんかもっと事が大きい気が」
未央「もうしぶりん、怖がりすぎだって。確かにさっきは怖いことの連続だったけど…でもさ、よく考えて見て?このオモチャの銃、相手はメイドさんに可愛いウサちゃんロボット!こんなのちっとも怖くないでしょ?」
凛「で、でもいくらなんでも大掛かりすぎというか」
未央「きっとテレビとかでは明かされていない最新技術だったんだよ!これは新しい遊びの体験版みたいなもんで、多分わたしたちそれに選ばれたんだ!」
未央「いや、もしかしたら知らないうちに催眠術にかけられて、今夢の中とか?それだったらさっきまでの超常現象も最新技術より説明がつくかも!わたしたち、死んでなんてなかったんだよ!」
未央「全部ビックリさせるための夢で、これはそういうシチュエーションの夢の中で行う最新のサバイバルゲーム!もしかしてテレビのドッキリ企画だったりして!うん、なんか納得いったかも!」
茜「おお!なんかよくわかりませんが、わたしたち死んでいなかったんですね!安心しました!」
藍子「本当にそうかなぁ…都合が良すぎる気が…」
凛「未央、少し頭を冷やして!勝手に1人で納得しないで!」
卯月「そうですよ、未央ちゃん。わたしも、なんか怖いです…」
未央「もー3人とも、ビビりすぎだってー。論より証拠、わたしが今からこれが遊びだってことを証明してくるよ!行くよ、茜ちん!」ダッ
茜「はい!未央ちゃん!」ダッ
藍子「あ、待ってよ2人とも!」タタッ
凛「未央、茜、藍子!待って…行っちゃった…」
卯月「どうしましょう、凛ちゃん…」
凛「…なんか、嫌な予感がする…。3人には悪いけど、ここで様子見してよう…」
卯月「はい…」
------
ウサミン星人「~~~♪♪♪」
ウサミンロボs「」ウィィィィィン
ガサガサッ
未央「もらったー!!」カチッ
ウサミン星人「!?」
未央「…あり?」カチッカチッ
茜「未央ちゃん!この銃、弾が出ません!」カチッカチッ
未央「だよね。おっかしいなぁ…もしかして、元々弾入ってない?あの部屋で入れてくる奴だったのかな?でも弾なんてなかったし…ん?なにこれ、レントゲン…?なんかウサミン星人の骨格、人間と違うような…」カチッカチッ
ウサミン星人「…」ジー
未央「…あっ。やっべー、奇襲失敗☆」テヘッ
ウサミン星人「…」スッ(指差し)
未央「?」
ウサミン星人「ミミミン☆ミミミン☆ウーサミン☆」
ウサミンロボs「ウサウサウーサ☆ウーサミン☆」ウィィィィィン
未央「わ、わわわ!ウサミンロボが向かってきた!?」
茜「未央ちゃん、どうしましょう!?」
未央「やばい、逃げるよ茜ちん!なんだか面白くなってきたぞー!」ダッ
茜「はい!わかりましたー!」ダッ
ウサミンロボs「ミミミン☆ミミミン☆」ウィィィィィン
未央「って、ウサミンロボット思ったより速い!?わたしたちの全力と同じくらいのスピードだよ!」
茜「未央ちゃん、これ追いつかれたらどーなるんでしょうか!?」
未央「わからないよ!多分ゲーム失格になるんじゃない!?」
茜「なんですと!?それは負けてられませんね!ボンバー!」ダダダッ
未央「うおっ茜ちんはええ!?ウサミンロボは今どれくらいの距離に…」クルッ
藍子「未央ちゃん、茜ちゃん、待ってー!」ハァハァ
未央「えっあーちゃん!?なんで!?ついてきたの!?」
ウサミンロボs「ミミミン☆ミミミン☆」ウィィィィィン
藍子「はぁっはぁっ」ヨロヨロ
未央「あーちゃん!」ダッ
未央「あーちゃん、しっかり!」ガシッ
藍子「はぁっはぁっ…ごめんね、未央ちゃん…」ゼェゼェ
未央「ううん、仕方ないよ…あーウサミンロボがもうそこまできてる…こりゃわたしとあーちゃんはリタイアかなー」
ウサミンロボ1「ミミミン☆ミミミン☆」ガシッ
未央「あちゃー捕まっちった。はいはい、降参しますよー」
未央「ちょっ、降参だって。そんな強く掴まないでよ!だから、ちょっと、力強いって、痛いって!」ググッ
藍子「未央、ちゃん…?」ゼェゼェ
ウサミンロボ3「ウサウサウーサ☆」ウィィィィィン
未央「は?なに、アーム振り上げて…なにするつもr」
ウサミンロボ3「ウーサミン☆」ボゴォッ
未央「ッッッッガ!!アッアァァァ…!!!」ゲホッゲホッ
藍子「み、未央ちゃん!」
ウサミンロボ4「ミミミン☆ミミミン☆」ガシッ
藍子「な、ちょっと、やめて!離して!」バタバタ
未央「あー…ちゃ、ん…」ゲホッ
ウサミンロボ5「ウサウサウーサ☆ウーサミン☆」ボゴォッ
藍子「アッッッッッ!!!ガッ…オェェェッ…!!」ビチャビチャ
未央「ッッッッヤッメロォ!!ハナセ!アーチャンヲハナゼェェ!!!」
ウサミンロボ1「ミミミン☆」ググッ
ウサミンロボ2「ミミミン☆」ググッ
ウサミンロボ3「ウーサミン☆」ボゴォッ
未央「アッガッッッ!!ウッ…オエェェェ!!ゲホッゲホッゲホッ…」ゲボォッ
ウサミンロボ3「ウーサミン☆」ボゴォッ
未央「ガッ…!!ぁぁううぁ…」コロンッ
未央「?…あっハァァァ…歯…わたしの歯が…歯がぁぁぁ…ぁぁぁ…!!イヤ!!ハナセ!ハナセ!ハナシテェェェ!!!オネガイ、モウイヤ、タタカナイデヤメテヤメテヤメテェェェェ!!!」
ウサミンロボ3「ウサウサウーサ☆」ウィィィィィン
未央「ヤダヤダヤダヤダヤダ!!ヤメテヤメテヤメテ!!!!」
ウサミンロボ3「ウーサミン☆」ボゴォッボキンッ
未央「アァァァァ!!ホネが骨がホネがホネが!!!折れたから!イマオレたかラ!!!イタイ!!ウデモウ動かなイノ!!痛イの!!!ユルシテ、やめて!ユルシテえぇ!!!」プラーン
藍子「未央、ちゃん…」ガタガタッ
ウサミンロボ5「ウサウサウーサ☆」ウィィィィィンッガシッ
藍子「ひぃっ!!…な、なに…いや、腕掴まないで…離して…」ガタガタッ
ウサミンロボ5「ウーサミン☆」ミチミチミチッ
藍子「あぁぁぁぁ!!やめて!!離して!!引っぱらないで!!痛い痛い!ちぎれる!ちぎれちゃう!!やめてやめてぇぇ!!」
ウサミンロボ5「ウサウサウーサ☆ウーサミン☆」ギギギギッブチンッ
藍子「ッッッギャァぁぁぁ!!いだイ!!腕ガ!!!うデがちぎレデ!!!やダァァ!!ハナジデ!!!ゴメンナザイ!!!イヤっおがぁさん助けで!!タスケテ!!ミオちゃん!!お母ざンタスケテえぇェェェェ!!!」バシャバシャッ
凛「あぁぁぁぁぁぁ!!!」ダダダッ
凛「こっ…のおぉぉぉぉぉぉ!!!」ダンッ
ガンッ
ウサミンロボ5「ミンッ」ガシャーン
凛「ハァッハァッ…2人を離せぇぇぇ!!」ガシッ
ウサミンロボ4「ミミミン☆」ググッ
凛「ふんっ!!」ブンッ
ウサミンロボ1234「ミミッ」ガシャーン
凛「ハァッハァッ…未央!藍子!逃げるよ、早く!」
未央「アァァァ…シブりん…助げで…」ボロボロッ
凛「ほら、泣いてないで走るよ!藍子も!!」
藍子「あッあぁァァァ…手が…手がぁぁぁ…」バシャバシャッ
凛「っ!!ほら藍子、おぶってあげるから!捕まって!未央、悪いけど自分で走って!!行くよ!」ダッ
未央「ひっぐ…いだい…いだいよぉ…」タタッ
ウィィィィィン!!
ガシャン!!
ガシャン!!
ウサミンロボs「ミミミン☆ミミミン☆」
凛「なっ…もう起き上がって…!!くそっ…このままだと逃げきれない…!!」
「おーい!!」
凛「!?」
茜「こっちですよー!!こーい、ルンバどもー!!」
ウサミンロボs「ミミミン☆」ウィン
茜「捕まえてみろー!!」ダダダッ
ウサミンロボ1「ミミミン☆」ウィィィィィン
ウサミンロボ2「ミミミン☆」ウィィィィィン
凛(茜!囮になってくれて…2体あっちに行った!他の奴らも気を取られてる!)
凛「未央、今のうちに近くに隠れるよ!とにかく走って!!」ダッ
未央「ひっぐ…ひっぐ…」ボロボロッ
藍子「ゼェ…ゼェ…」ガタガタッ
-------
橋の下
…ィィィン
凛「…!」ドクンッ
ウィィィィィン!!
凛「…」ドクンッドクンッ
ィィィン…
シーン
凛「…ぷはぁっ!はぁ…はぁ…」
卯月「ふぅ…なんとか助かりましたね…」
凛「うん…わたしたちに気づかずに真上を走って行ったみたい、助かった…。ありがとう、卯月。卯月がここに先導してくれなかったら、きっと追いつかれてた…」
卯月「わ、わたしは凛ちゃんに言われるがままに隠れてただけです…。凛ちゃんが『2人を助けてくる!』って走って行った時は、どうしようかと…」
未央「ひっぐ…しぶりん…しまむー…ありがど…ごべんね…ごべんねぇ…」ボロボロッ
卯月「いえ、そんな…それよりも未央ちゃん、身体の具合はどうですか…(しまむー?)」
未央「うん…痛い…右腕が折れちゃってる…顔殴られた時に歯も数本折れちゃった…顎も凄く痛い…ヒビ入ってるかも…」ボロボロッ
卯月「ご、ごめんなさい!無理に喋らないでください!」
未央「うぅ…あーぢゃん…あーぢゃんん…」ボロボロッ
卯月「…凛ちゃん、藍子ちゃんの様子は…?」
凛「…かなり危ないね。止血はしたけど、血を流しすぎてる…左腕が上腕からちぎられてるんだ、無理もないよ…」
藍子「……ゼェッ……………ゼェッ………」ガタガタッ
卯月「そんな…」
未央「うぅ…ごべん…ごべんね、あーぢゃん…あぁぁぁ…」ボロボロッ
卯月「未央ちゃん…」
凛「…とにかく、なんとかしないと…」
卯月「うぅ…携帯が繋がれば救急車呼べるのに…」
凛「うん…そうなんだけれど…なにか、おかしかった…」
卯月「え?おかしかったって…なにがです?」
凛「さっき未央たちがウサミンロボに殴られてる時、近くには普通に人がいたんだ。なのに、誰も悲鳴をあげてる未央たちを助けなかった…。いくらなんでも、あんなの見て見ぬ振りする人はいないでしょ…」
卯月「それって…だれも気づかなかった…ってことですか?」
凛「そうなるね…ウサミンロボも、すれ違った人たちは無視してわたしたちだけ追ってきた…」
卯月「えっと…つまり、どういうことでしょう?」
凛「…多分、わたしたち誰ともコンタクトを取れない状況に陥っているんだよ。電話も繋がらない、悲鳴も聞こえない、姿も見えない…」
卯月「そんな…そんなことって…やっぱり、わたしたち死んじゃってるんでしょうか…」
凛「わからない…でも、未央がさっき言ってたこと。あれ、あながち間違いじゃないと思う…」
卯月「え?」
凛「あの部屋から持ってきた銃を使って星人を撃つ。つまり、やっつける。あの黒い球に書いてあったように…ただ言えることは、多分当てるだけじゃない、お互いどっちかが死ぬまでやり合わなきゃいけないんだ…」
卯月「死ぬまでって…で、でもわたしたちもう死んで…えっと…あれ?」
凛「確かにわたしたち、一度死んだのかもしれない…でも今、生きてるとしか思えない。息もしてる、鼓動もある、痛覚もあるし血も流れてる。死んで、でも生き返って、その代償として殺し合いをさせられる…そんなとこじゃないかな…。じゃなければ、2人がこんなになるまで向こうも攻撃してこないでしょ」
卯月「相手も命がけ…ってことですか?ロボットだったから、命があるとは思えないですけど…」
凛「言い方が悪かったね…ようはお互いの存在をかけてる…って言えばいいのかな。わたしたちもあいつらを倒さないと、きっとどこまでも追ってくるよ。わたしたち全員を殺すまで」
卯月「そ、そんな…」
凛「…卯月はここに隠れてて。わたし、さっきの場所に銃落としてきちゃったから取ってくる。未央と藍子が手放したのもあるし、いくつかあれば卯月たちだって自衛に使えるでしょ。2人のことお願い」
卯月「ま、待ってください凛ちゃん!危険ですよ!もし見つかったら…今度は凛ちゃんが!」
凛「大丈夫、見つからないようにするから…必ず戻ってくるよ。みんなで自由になるために、わたしは少しでも可能性にかけたいの。早く救助を呼べる状況にしないと、藍子がもう持たない…お願い卯月、だから待ってて」
卯月「凛ちゃん…」
未央「で、でもしぶりん…あの銃…弾が出なかったよ…」
凛「えっ嘘…」
未央「うん…引き金をいくら引いてもカチカチ言うだけで…あと、モニターみたいなとこにレントゲン写真みたいなのがうつるだけ…やっぱりオモチャなんじゃないかな…」
凛「…この状況で、オモチャなんか用意するのかな…本当に殺し合いさせるつもりなら、違う気がする…やっぱりわたし、もう一回見てくるよ。もしかしたら、なにか仕組みがあるのかも。茜とみくがどうなったのかも気になるし…」
未央「しぶりん…」
卯月「…わかりました、それじゃあわたしたちはここで待っています。ごめんなさい、凛ちゃん…凛ちゃんにだけ怖い思いをさせて…わたしの方が歳上なのに…」
凛ちゃん「大丈夫だよ、わたしの方がこういう状況に強いみたいだし。必ず戻ってくるから。もしあいつらに見つかったら、2人を連れてとにかく走って。そして大声で呼んで。急いで向かうから」
卯月「…はい、任せて下さい!島村卯月、頑張ります!」
凛「ありがとね…よし、それじゃあ行ってくるね…」スクッ
卯月「凛ちゃん…気をつけて…」
未央「しぶりん…必ず戻ってきてね…」
凛「うん…任せて」ダッ
未央「…行っちゃった…」
卯月「凛ちゃん…」
-------
凛「ハァッ…ハァッ…」タタッ
凛(警戒しながら来たから、なんとか遭遇ぜずに済んだ…確かこの辺に…あった!)
凛「ハァッ…ハァッ…これさえあればきっと…」ガチャ
…ィン
…ン
凛(でも、どうやって使うんだろう…引き金をいくら引いても反応がない…これは未央の使ってた大きい銃とは違って小さいけど、こっちもダメみたい)カチッカチッ
…ィィィン
…ィン
凛「うーん…あれ?よく見たら、これ引き金が2つある…?」
凛(上の引き金がレントゲン…それじゃあ下の引き金は…なんも反応なし…)カチッカチッ
ウィィィィィン!!
ウィィィィィン!!
凛「!!」
ウサミンロボ3「ミミミン☆ミミミン☆」ウィィィィィン
ウサミンロボ4「ミミミン☆ミミミン☆」ウィィィィィン
凛(しまった!銃に夢中になってて、すぐそこに来てるのに気づかなかった!)ダッ
ウサミンロボ3「ミミミン☆ミミミン☆」ウィィィィィン
ウサミンロボ4「ミミミン☆ミミミン☆」ウィィィィィン
凛(くそっ…やっぱりこのままだとスタミナがもたない!追いつかれる!こうなったら一か八か…!)クルッ
凛「お願い、動いて…!!」カチッカチッ
凛(ダメ、反応がない!)
ウサミンロボ3「ミミミン☆ミミミン☆」ウィィィィィン
ウサミンロボ4「ミミミン☆ミミミン☆」ウィィィィィン
凛「っ!!うわぁぁぁぁ!!!」カチッカチッカチッカチッ
ギョーンッ
凛「!!い、今!!」
ウサミンロボ3「ウーサミン☆」ブンッ
凛「え」
ボゴォッ
凛(しまっ!!)ゴロゴロッ
凛「いっ…たく…ない?今、確かに殴られたのに…」
ウサミンロボ3「ミミミン☆ミミミン☆」ウィィィィィン
凛(!また来る!)
ウサミンロボ3「ウサウサウゥゥゥゥ」ミキミキッ
バンッ
ウサミンロボ3「」
凛「!!」
凛(はじけた!?なんでいきなり!!中身機械じゃない、なにあれ…血!?内臓!?ウサミンロボって…生き物…!?)
ウサミンロボ4「!!ミミミン☆ミミミン☆ミミミン☆ミミミン☆」ブンブンブンブンッ
凛(なっ、怒ってる!?)
ウサミンロボ4「ウサウサウーサ☆ウーサミン☆」ブンッ
凛(あぶなっ!!)サッ
ガシャーンッ
凛(あっぶなー…危うくくらうとこだった…)ハァッハァッ
凛(さっきの銃の手応え…そうか、これ引き金を2つとも引けばいいんだ…そうと分かれば!)カチッ
凛「!」
凛(モニターに映ってるの…なにこれ、骨!?さっきの中身といい…やっぱりウサミンロボって、生き物…!?)
ウサミンロボ4「ミミミン☆ミミミン☆ミミミン☆ミミミン☆」ウィィィィィン
凛(…!来る!くそっ…躊躇しちゃダメ…!生き物だろうとなんだろうと…殺らなければ、殺られる!)
凛「うわぁぁぁぁ!!」ギョーンッギョーンッギョーンッ
ウサミンロボ4「ミミミン☆ミミミン☆ミミミン☆ミミミン☆」
凛「ぁぁぁぁぁ!!」ギョーンッギョーンッ
ウサミンロボ4「ウサウサウーサ☆」ブンッ
凛「ひっ!!」ビクッ
ウサミンロボ4「ウーズァ」バンッ
バンッババンッバンッ
凛「っ!」ビチャビチャ
ウサミンロボ4「」
凛「………ハァッ……ハァッ…やった…倒した…うっぷ!!」
凛「オェェェェ!!」ビシャビシャ
凛「ハァッ…ハァッ…殺した…殺しちゃった…確かに生き物だった…なのに、殺しちゃった……仕方、ない、よね…殺さなきゃ…こっちが殺されていたんだし…」
凛「…ごめん、卯月…上着、汚しちゃった…」
凛「…戻らなきゃ、卯月たちのとこに…」
「おーい!!」ダダダッ
凛「!?…あ、茜!!」
茜「凛ちゃん!ふう…良かった、無事だったんですね!」
凛「茜こそ。無事で良かった。さっきはあいつらを引きつけてくれてありがとう、おかげで助か…あ、茜…?なに、その全身の血…」
茜「え?あぁ…これはですね、えっと…」
茜「さっき、走りながら追ってきたウサミンロボに向かってこれの引き金を引きまくったら…」ガチャ
凛「それって、大きい方の銃…撃てたの?」
茜「はい。ガムシャラに引き金を引き続けてたら凄い音がして…その後、ウサミンロボが急に破裂して…その時の返り血です…」
茜「ウサミンロボ…生き物だったんですね…わたし、そうと気づかずただただ怖くて…あんな大きい生き物を殺したのは初めてで…なんか、凄く悪いことをしてしまった感じが…うっぷ…」
凛「…大丈夫、落ち着いて。わたしも同じ、必死に銃を撃ってたら、あいつが爆発して…でも、なりふり構っていられなくて…生き物って気づきながらも、もう1匹も殺しちゃった…」
凛「仕方ないよ…だって、下手したらわたしたちが殺されていたんだよ…?これは仕方がないことだった、今はそう思うようにしよう」
茜「凛ちゃん…はい、そうですね…。ところで凛ちゃんはなんでここに?他のみなさんは?」
凛「あ、そうだわたし銃を取りに来たんだった!これがあればあいつらを倒せるんじゃないかと思って…さっき未央たちが捕まっていた場所は…あった!未央の持ってた大きい銃だ!」ガシャン
茜「なるほど、この危機的状況でそんなことを…流石です、凛ちゃん!」
凛「とにかく今はあいつらを倒すことが先決だと思ってね。卯月たちなら、ここから200mくらい先の川にある橋の下に隠れてるよ」
茜「そうでしたか!それで…未央ちゃんと藍子ちゃんは…」
凛「…未央はひどい怪我だけど、まだ大丈夫。でも藍子は…まだ生きてるけど、もう時間の問題だと思う…」
茜「そんな…り、凛ちゃん!わたしたち、どうすればいいんでしょう!
茜「わたし、さっき必死にそこら中の人に助けを求めました!なのに、誰もわたしの声を聞いてくれませんでした!まるでそこにわたしがいないかのように…わたしたち、やっぱりもう死んじゃってるんでしょうか…」
茜ちん「幽霊みたいに、もう生きてる人からは見えないんでしょうか…」グスッ
凛「…だから落ち着いて、茜。話が長くなるから省くけど、わたしはこの状況を打破するにはあいつらを全員倒す必要があると思うんだ。藍子にはもう時間がない、助けるためにはこの可能性にかけるしかないの…お願い、今はわたしに協力して!まずは他のみんなの身の安全を確保しないと…!急いでこの銃を持って卯月たちのとこに戻ろう!」
茜「凛ちゃん…」ゴシゴシッ
茜「はい、わかりました!日野茜、凛ちゃんに全力で協力します!そして絶対に藍子ちゃんを助けましょう!」
凛「茜…ありがとう…。さあ、そうと決まったら急ぐよ!」ダッ
茜「はい!」ダッ
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