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    元スレ最原「嫌われライト?」

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    51 :

    王馬

    53 :

    >>52
    約3回切腹するんじゃない?

    54 = 48 :



    最原(この騒動の真相を紐解くには一番重要なピースがある…)

    最原(全ての発端とも言えるけれど、ある意味一番の犠牲者である彼から話を聞かないと、恐らく真実にはたどり着けない)

    最原(だから…)

    最原「…話をしに来たよ、王馬くん」

    王馬「………」

    王馬「よく俺がここにいるって分かったね…最原ちゃん」

    最原「キミならきっと相手がよく知っている…先入観のある場所に隠れるはずだと思ったんだ」

    最原「そう……ここ、僕の研究教室とかね」

    王馬「にしし、隠れるなんて心外だな!俺はただ借り物しに来ただけなのに…ね」

    最原「借りるって、ここにはファイルと薬しか無い……まさか」

    王馬「はっずれー!」

    最原「まだ何も言ってないよ!?」

    王馬「ただ自殺なんかするわけないじゃん。そんなのつまらないでしょ?俺も…最原ちゃんもさ」

    最原「…王馬くん。僕はキミにそんなことを望んじゃ…」

    王馬「あはは…!そうだよね、キミはそう言う奴だった…」

    王馬「…結局…これも俺の自己満足か。こんなザマじゃ悪の総統失格だな…」

    最原「王馬くん…!悪いのはモノクマなんだ!こんなのキミらしくない…」

    王馬「………」

    王馬「俺らしい…か…」

    最原「え?」

    王馬「俺らしいってさ、嘘吐きってことでしょ?俺が今話してることが本当って保証がどこにあるわけ?」

    王馬「みんなをけしかけて最原ちゃんをボコボコにするような極悪人だよ?もしかしたらこの気持ちも自分で植え付けたものかもしれない」

    王馬「最原ちゃんは優しいから…申し訳なさそうにしてれば許してくれるかも…ってさ」

    最原「………」

    王馬「…それでも…」

    王馬「それでも…この罪悪感だけは本当なんだ…本当のはずなんだよ、最原ちゃん……!」

    王馬「……俺はもう、『自分が信じられない』…」

    最原「それは違うぞ!」break!

    55 = 48 :


    最原「王馬くん…キミはつまらない男になっちゃったね…」

    王馬「…え?」

    最原「少し考えれば分かるはずだよ。自己保身に走るような人が、罪悪感から自殺なんて考えるようにするかな?」

    最原「ましてや王馬くんともあろうものが、万が一にもそんな芽を摘まないとは…思えないよね」

    王馬「…それも…俺の計画のうちかもしれないよ…」

    最原「だったら、僕が信じるよ」

    王馬「っ……」

    最原「他の誰もが、キミ自身が信じなくっても。僕だけはその気持ちが本当だって信じる!」

    最原「…だからキミも、僕の友達を信じてあげてよ。お願いだからさ」

    王馬「…最原ちゃんは、本当に騙し甲斐があるよね…」

    最原「え…」

    王馬「人を疑うのが探偵の仕事なのにさ…そんなんじゃ探偵失格だよ…」

    最原「じゃあ、探偵失格と総統失格でお互い様ってことで」

    王馬「…にしし、そうだね。なら総統失格らしく、正直に話そうかな…」

    王馬「最原ちゃん、本当にごめん。それと…ありがとう」

    56 = 48 :


    王馬「さーて、じゃあみんなにも謝りに行こうかな…」

    最原「いや、今はみんな混乱してるし…いずれ僕がみんなを集めるから、その時にした方がいいよ」

    王馬「そうか…確かにね。なら俺は俺でモノクマ達の動向を探ってみるよ、気休めにもならないかもしれないけど」

    最原「そういえば、王馬くんはここに来たとき…本当に死ぬつもりだったの?」

    王馬「半分正解、かな。ぶっちゃけると、黒幕を殺害してから終わらせるつもりだったんだ」

    最原「えっ!?黒幕を知ってるの!?」

    王馬「物的証拠は無いけど、大体目星は最初から付けてたよ。だから自白剤とか無いか探してたんだけど」

    王馬「今までの俺的には、最原ちゃんが黒幕って線もあったんだけどね!」

    最原「…それは嘘だよね…?」

    王馬「………」

    最原「な、何とか言ってよ!」

    王馬「まぁそれは置いといてさ、最原ちゃんには予想とか無いの?」

    最原(置いとかれた…)

    最原「…黒幕の正体に関することじゃないんだけど、僕はこの一連の騒動でまだ片付いてないことがあると思うんだ」

    王馬「それはみんなと仲直り…とかそういうことじゃなくて?」

    最原「うん。そこで質問なんだけど……王馬くんがモノクマに頼んだのって、『皆の僕に対する反応を変えるライト』なんだよね?」

    王馬「…そうだよ。もっと詳しく言えば、『嫌いな人を見かけた時にどうするか』って認識を変えるライトだね」

    最原「それを使ったことで、無視とか避けるとかの一般的な対応から…暴力的な反応をみんなが示すようになったんだね」

    王馬「わざわざ近づいたりとかね。それ以外は何もしてない……と、思う」

    最原「分かったよ。ありがとう、王馬くん」

    最原(もしかすると、これはライトの矛盾を突く重要な情報なのかもしれないな…)



           鬱        自傷       切腹
    絶望値( 40 >>> 70 >>> 100 )

    王馬小吉 8 済
    天海蘭太郎 10 済
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    獄原ゴン太 87
    真宮寺是清 50
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    百田解斗 95

    赤松楓 298
    入間美兎 5 済
    茶柱転子 85
    白銀つむぎ 72
    東条斬美 80
    春川魔姫 88
    夢野秘密子 81
    夜長アンジー 152


    次に会ったのは?
    >>57

    57 = 53 :

    夢野

    59 :

    真宮寺低いな。

    60 = 52 :

    >>59
    「是清、あなたが気に病む必要はないのです....」

    61 :

    もしかして苗ノ島のパクりss?

    62 :

    ネタが被ってることは書いてる側も読んでる側も分かってるのに
    なんでわざわざパクりだとか言う必要があるんすかね

    63 :

    てか本人なんじゃないの?
    面白いから違かろうがなんでもいいけど

    64 :



    最原(思った通りモノクマには会わないな…僕の予想通りなのか…まだ暗躍しているのかは分からないけど)

    最原(もし後者なら、早く他のみんなと合流しないと…!)

    「――…―!」
    「―…―――!」

    最原(…?何だ…?誰かが言い争う声が…)

    茶柱「だからっ!それは転子が全部やったことなんですよ!夢野さんが傷つく必要なんてどこにも…」

    夢野「じゃが、それもウチが命令しなければ…ウチがいなければ、転子があんなことをすることも無かったはずなんじゃ…!」

    最原(そうか…この騒動の中でもあの2人は一緒にいることが多かったもんな…)

    最原(責任を感じて言い争うなんて彼女達らしいな…)

    夢野「じゃから、ウチが[ピーーー]ば…!」

    茶柱「それなら、まず転子を殺してから…!」

    最原(…なんて考えてる場合じゃない!早く止めないと!)

    最原「2人とも、やめ……っと!」ズルッ

    ドサッ

    茶柱「!」

    夢野「!?」

    最原(いてて…急いだせいで体勢を崩しちゃった…)

    夢野「さ…最原…?」

    茶柱「え、あ……だ、大丈夫ですか最原さん!?」バッ

    最原「え…うわっ!」バシッ

    最原「……あ」

    最原(し、しまった……いつも触れただけで投げ飛ばされちゃうから、反射的に払っちゃった…)

    最原「ご、ごめん茶柱さん。今のは……」

    茶柱「あっ…あ、あ」

    茶柱「あは、あはは……」

    最原「茶、茶柱さん…?」

    茶柱「あはっ…夢野さん、これではっきりしましたよ…?」

    茶柱「最原さんが嫌ってるのは……て、転子の方…で」ポロポロ

    夢野「ち、違う!最原!悪いのはウチなんじゃ…!」

    夢野「自分では何もできないくせに…人を傷つけることだけ得意で……」

    夢野「さ…最原はウチと師匠の話を聞いてくれたのに……ウチはまた…また…!」グスッ

    茶柱「違います…!夢野さんは…!」

    夢野「だから…!」

    夢野「『悪いのはウチなんじゃ』!」
    茶柱「『悪いのは転子なんです』!」

    最原「それは違うぞ!」break!

    65 :

    ダンガンロンパ厨定期的に新スレ建てるな引退したら

    66 = 64 :



    最原「…いや、少なくとも今のことに関しては僕が悪かったよね?」

    茶柱「…え?」

    最原「心配してくれたのに……ごめんね、茶柱さん」

    茶柱「そ、そんな…謝らないでください。そんな価値、転子に無いです…」

    最原「大体あれはモノクマのせいな訳だし……どう考えても、2人がそんなに思いつめる必要は無いんだよ」

    夢野「じゃ、じゃが…ウチは事実最原を傷つけて…」

    最原「夢野さん、キミから受けた傷なんて僕には無いよ」

    夢野「え、い、いや…ウチは他のみんなをけしかけて…」

    最原「キミはそれが原因で責任を感じてたけど…僕はこうも思うんだ」

    最原「ライトの力があるのに手を出さなかったキミは、人一倍優しい人なんだな…って」

    茶柱「そ、そうです……そうですよ、きっと!」

    最原「あ、だからと言って別に茶柱さんが悪いとか言いたいわけじゃないからね。勘違いしないように」

    茶柱「う…」

    夢野「………」

    最原「まぁ、それでも2人が責任を感じてるって言うなら…まずは僕に言うことがあるんじゃないかな?」

    茶柱「……ご」

    夢野「ごめんなさい…最原、ごめんなさい…!」

    茶柱「暴力を振るってごめんなさい…最原さん……許してくださいぃ…」

    最原「もちろんだよ…!こんなに友達想いの人を、誰が怒るもんか…」

    67 = 64 :

    ―――
    ――



    最原「……ということなんだ」

    茶柱「なるほど…最原さんはこの一件がまだ終わっていないと思っているんですね」

    夢野「んあー…ウチもこのままモノクマ大勝利では終わらせたくないわい」

    茶柱「それは転子も同意見です!何としてでも、あの顔を一度白黒させてみせますよ!」

    最原「白黒させるなら目だし、顔は元々白黒してるんじゃないかな…?」

    夢野「それで、ウチらに何かできることは無いのか?」

    最原「…そうだな…結局夢野さん達って、ライトを2回浴びせられたんだよね?」

    夢野「そうじゃな。最初のライトを浴びせられた次の日の朝にもう一度ライトを…」

    最原「え…?ちょっと待って。最初に会った時にはライトを1度しか浴びてなかったってこと?」

    茶柱「そうなりますね。確か最初のライトが最原さんを嫌いになるライトで…」

    夢野「2回目のライトが嫌いなものを暴力で排除しようとするようになるライトじゃったな…」

    最原(そう言えば初日はそれ以降に比べてそんなにケガは負わなかった…気がする)

    最原(事実気絶もできなかったそれ以降に比べて外傷は少なかったし、酷かったって言うのもモノクマだけだ)

    最原(王馬くんのライトを使ったのが2日目の朝なら、モノクマが顔を見せなくなった時期と一致する)

    最原(…これって、何か関係があるのかな?)

    茶柱「…冷静に考えると、転子は特に細工されてないのにあれだけの暴力を最原さんに振るったんですね…」

    最原「もういいんだよその事は……僕は気にしてないから」

    茶柱「……最原さんは、もっと転子に怒っていいと思います…」ボソッ

    最原「え?」

    夢野「じゃあウチは何か気になることが無いか探してみようかの。何だかじっとしていられんのじゃ」

    最原「あ、ああ、そうだね。それじゃ2人も気を付けて」


           鬱        自傷       切腹
    絶望値( 40 >>> 70 >>> 100 )

    王馬小吉 89
    天海蘭太郎 10 済
    キーボ 67
    獄原ゴン太 87
    真宮寺是清 50
    星竜馬 83
    百田解斗 95

    赤松楓 298
    入間美兎 5 済
    茶柱転子 12 済
    白銀つむぎ 72
    東条斬美 80
    春川魔姫 88
    夢野秘密子 2
    夜長アンジー 152


    次に会ったのは?
    >>68

    68 :

    東条

    69 :

    転子に何か心境の変化があるか?

    70 :

    夢野は済じゃないのか?

    71 :

    描写的には夢野が済で転子が未済っぽいけどな

    72 :

    ただ書き忘れただけじゃねえの

    73 :

    赤松は最後にとっとこうね。
    そして白銀は追い打ちしないのか

    74 :

    そろそろ自傷する奴が出てくるかな?
    それとも絶望してるポーズだけで、自傷も自殺もしないのかな?

    75 :


    ~~~~~~食堂

    東条(最初は最原くんの部屋を訪ねて謝罪しようとした…けど何て謝罪したらいいのかさっぱり分からなかった)

    東条(メイドとしてこれまで培ってきた経験が、今や何の役にも立たないということを実感しただけ…)

    カチャッ…

    東条(この包丁でも使って[ピーーー]ば、最原くんは満足してくれるだろうか)

    東条(でも、もし許してくれなかったら?死んでも最原くんに嫌われたままなの?)

    東条(どうすればお詫びになるの…?分からない、分からない、分からない…)

    東条(…そこまで考えて……私が空っぽの人間だということに気付いた)

    東条(命令されなければ、自分のしたことの責任1つ取れないなんて……)

    東条「…何が…滅私奉公よ……!」ヒュッ

    ブシュッ!

    最原「いっ!てて…」

    東条「…え?最、原…くん…?」

    最原「流石に刃の方を掴むとこうなるよな…いたた…」

    東条(何で彼がここに?何で私を止め……いや、そんなことよりも)

    東条「わ、私……また…」

    最原「…また?東条さん、キミは以前にもこんな危ないことをしてたの!?」

    東条「…そうじゃないわ。私は…また貴方を傷つけてしまったと……」

    最原(…うーん……何だかさっきから僕、タイミングが良いのか悪いのか…)

    最原「傷つくというか…ビックリしたよね。まさかキミが自殺を図ろうとするなんて…」

    東条「………」

    最原「…どうしてこんなことしたの、なんて聞く意味も無いか……」

    東条「…私は…どうしたら貴方にした仕打ちが許されるかってことだけを考えて……」

    最原「キミが死んで僕が喜ぶとでも思ったの?」

    東条「そうね……ふふ、そうよね。結局これも自己満足、自分本位の無意味な行為…」

    東条「だって私……さっきからずっと『許される』ことだけを考えてる…!そんなの関係無く、償うべきなのに……!」

    東条「手首を切ろうとしたのもそう…!痛みを感じれば許された気になれるから…!」

    最原「東条さん…」

    東条「最原くん……お願い…私に…私に命令して頂戴……」

    東条「私…私ね、『もうどうしたらいいか何もわからない』……」

    最原「それは違うぞ!」break!

    76 = 75 :



    最原「どうしたらいいか、って……そんなこと決まり切ってるじゃないか」

    東条「………」

    最原「まずこの手の手当てをしてよ!すごく痛いんだけど!」

    東条「…は?」

    最原「…え?いや、ほら、血が出てるよ僕。ホラ」

    東条「あ…そ、そうね。すぐに手当てするわ!」


    ―――
    ――

    77 = 75 :



    最原「…うん、流石東条さん。バッチリだ」

    東条「……ありがとう、最原くん」

    最原「え?」

    東条「私を落ち着かせるために……あんなこと…」

    最原(…どうしよう……普通に手当てをしてほしかっただけとは言い辛いな…)

    東条「…でも、私はもうダメなの……何をすれば贖罪になるか…何をしたところで貴方に嫌われるんじゃないかって思うと…」

    最原「…うーん……それって、東条さんは『償いたい』って思ってるってことでしょ?」

    東条「え?ええ、思ってはいるけど…情けないことに、どうしたらいいか…」

    最原「だったら、僕はそれでいいんだけどな」

    東条「…で、でも…」

    最原「それでもって言うなら、そうだな……東条さん、キミに一つ命令しようかな」

    東条「………!ええ…何でも言って頂戴!」

    最原「自分のことを許してあげて。悪いのは全部、モノクマなんだからさ」

    東条「………」

    東条「…それは……難しい依頼ね」

    最原「超高校級のメイドにもできない依頼かな?」

    東条「ふふ……分かったわ。全身全霊で臨ませて頂くわね」


    ―――
    ――

    78 = 75 :


    東条「…確かに、それは不可解かもしれないわね…」

    最原「うん。2回目のライトの照射とモノクマによる干渉の減少……」

    最原「それにモノクマは最後に『度重なる問題への対応』とも言っていた。何かあったのはほぼ間違いないと思うよ」

    東条「問題なのはその『何か』がモノクマ達を打倒し得る要素なのかどうかね…」

    最原「そうなんだよね……でもまずはみんなを冷静な状態に戻して、情報を整理しないといけない」

    最原「それでさ…東条さん。この5日間で何か気付いたことは無い?普段と違った事とか、何でもいいんだけど」

    東条「そうね……強いて言うなら、白銀さんは雰囲気が違ったわね」

    最原「白銀さんが…?」

    東条「ええ。何だか暗いというか、いつもよりイライラしていたというか……勿論、気のせいかもしれないけれど」

    最原「ふむ…」

    最原(それもライトの効果なのかな?それとも……何か関係があるのかな?)

    東条「それで、最原くん。次の御命令は?」

    最原「え?あ、そうだな…もう会った人達には個別で情報収集してもらってるからさ。みんなを手伝ってあげてよ」

    東条「承ったわ」

    最原(命令なんて大げさだな…東条さん。まぁ今はまだ混乱してるだろうし、しょうがないな)


           鬱        自傷       切腹
    絶望値( 40 >>> 70 >>> 100 )

    王馬小吉 89
    天海蘭太郎 10 済
    キーボ 67
    獄原ゴン太 87
    真宮寺是清 50
    星竜馬 83
    百田解斗 95

    赤松楓 298
    入間美兎 5 済
    茶柱転子 12 済
    白銀つむぎ 72
    東条斬美 10 済
    春川魔姫 88
    夢野秘密子 2 済
    夜長アンジー 152


    次に会ったのは?
    >>79

    79 :

    80 = 79 :

    ここで一旦乙か?
    あと王馬は8済だよ

    81 :



    最原(夢野さんや茶柱さんもそうだったけど…みんな段々と自傷行為に走るようになってきているみたいだ)

    最原(早くなんとかしないと、取り返しのつかないことになるかもしれない…!)

    最原(…そして、人一倍自己評価が低い彼なら尚更……)

    最原「…見つけたよ、星く…うっ!」

    「……最原か」ポタッ…ポタッ…

    最原(み…右手がめちゃくちゃだ…!一体何をどうしたらあそこまで…)

    最原「ほ、星くん…その手…」

    「あぁ…悪いな。片手は残しとかねーと扉も窓も開けられねーからな……勘弁してくれや」

    最原「星くん、キミが何をしようとしてるかは知らない……けど、もうそんなことをする必要は無いんだよ!」

    「………」

    「…そうか……アイツはそういう奴だったよな」

    最原「…アイツ?」

    「ま、安心しな……元々楽に死ぬつもりはねーからよ」

    最原「……は?」

    「…全く、俺もどこまで腐っちまったんだか……最後に見る最原の姿だけ、やけにリアルに見えやがる…」

    最原「いや、ちょっ……」

    「……いや、最初から俺は腐ってたのかもしれねーな。でなきゃここまで甘えた幻覚見る訳…」

    最原「…幻覚?」

    「耳をふさいでも……ダメだ…最原……俺、アンタに何をした…?」

    「クソッ…クソッ!聞こえるんだよ!俺がラケットを振るう音…ボールが当たる音……!呻き声や叫び声が!」

    最原「ほ、星くん…!落ち着いて!僕は幻覚なんかじゃない…」

    「…いや、本物ならこんなクズ許す訳が無い……許してほしくねーよ、こんなゴミ野郎…」

    最原(星くん…キミは過去の経験から……責任感から、自分を許したくはないんだね…)

    最原(でも、その高潔さ…こんなところで失わせはしない!)

    「……悪いな、最原…チャラにできるとは思ってねーが……死なせてくれ」

    「いよいよもって、『俺にはもう生きる意味が無くなった』んでな……」

    最原「それは違うぞ!」break!

    82 = 81 :


    最原「生きる意味ならまだある……いや、キミにはその義務があるんだぞ、星くん!」

    「…何?」

    最原「死んでチャラにできる訳無いって分かってるなら、その責任から……僕から逃げるなよ、星竜馬」

    「…フン……ならどんな罰ならアイツは満足する?左手か、脚か……いっそ本人になぶって貰えばいいか」

    最原「そんなことは望まないよ。だけどキミにはまだ重要な役目が……みんなと一緒にこの学園を出るって役目がある」

    「やめろ…!やめてくれ!俺にそんな資格はもう無い……!」

    最原「それを決めるのはキミじゃない!勝手に楽になろうとするなら、僕がどんな手を使ってでも止めてやる…!」

    「くっ……」

    最原「僕を見てよ……星くん、僕がキミの作り出した幻覚だって言うの?」

    「…俺は……ダメだ。よりにも最原を…アンタを……テニスで痛めつけたなんて……」

    最原「…星くん。キミはモノクマにライトを使われても僕を殺さなかった…」

    最原「恐らくキミが関わったマフィアなんかよりずっと憎かったはずなのに……それでもキミは僕を痛めつけるに留めた」

    最原「キミにとっては同じことかもしれないけれど……僕はそれだけでキミとの絆を忘れずに済んだよ」

    「………」

    「……俺にはまだ、自分を許せそうにない。以前のように…いや、それ以上に」

    最原「………」

    「だからせめて……アンタの言うように、償いたいと思う。誇張や比喩じゃなく、一生をかけて」

    最原「…うん。今度は長い懲役になるね、なんて」

    「やれやれ、かなわねえな……」


    ―――
    ――

    83 = 81 :


    「俺には何が何だか分からねーが……あのクマに一泡吹かせられるってんなら出来ることは何でもするぜ」

    最原「ありがとう。心強いよ」

    「もっとも利き手がこのザマじゃ役に立つか分からねーがな…」

    最原「あ、あはは……すぐに東条さんに看てもらってね」

    「そうするが……俺からも少し気になることがあってな。大したことじゃねーかもしれねーが…」

    最原「いや、今はどんな情報でも欲しい時だからね。聞かせてよ」

    「……分かった。俺がアンタに渡り廊下で会った時だが…実はあれより前、俺はモノクマに会ってるんだ」

    最原「え…?」

    「一言だけ…アンタが渡り廊下にいることを俺に告げて慌ただしそうにどこかへ行ったがな」

    最原「つまり…モノクマがみんなに僕の居場所を教えてたってことだね?」

    「そうなるな。役に立ったか?」

    最原「もちろんだよ。ありがとう星くん」

    最原(そうなると……モノクマはこの企画を過激なものにしようとしていたってことかな?)

    最原(当然と言えば当然だけど……そうする意味って何なんだろう…)



           鬱        自傷       切腹
    絶望値( 40 >>> 70 >>> 100 )

    王馬小吉 8 済
    天海蘭太郎 10 済
    キーボ 67
    獄原ゴン太 87
    真宮寺是清 50
    星竜馬 5 済
    百田解斗 95

    赤松楓 298
    入間美兎 5 済
    茶柱転子 12 済
    白銀つむぎ 72
    東条斬美 10 済
    春川魔姫 88
    夢野秘密子 2 済
    夜長アンジー 152


    次に会ったのは?
    >>84

    84 :

    春川

    85 :




    春川(私はずっと自分がこの世で最もいらない人間だと思い続けてきた)

    春川(それでもあいつと…あいつらといると、自分が多少マシな人間になれたと思えていた……)

    春川(…それが勘違いだということを、思い知らされたけど)

    春川(……だったら、私ができることは…)


    ―――
    ――

    86 = 85 :



    最原「はぁっ……はぁっ…」

    ヒュッ ヒュッ

    ドカカッ!

    最原「うっ!」

    春川「…うまく避けるね。ここまで生き残ったのもその悪運からって訳?」

    最原「春川さん……!なんでこんなことを…」

    春川「なんで?……それ、本気で言ってんの?」

    最原「…どういうこと?」

    春川「仕返しでもしに来たんでしょ?これでも本職だからね。……殺気で分かる」

    最原「なっ……ぼ、僕はそんなこと…!」

    春川「私が半ベソかいて殺されてあげるとでも思った?生憎、私はこういう事に慣れてるんだよ」

    春川「私は元々こうだったんだ……他の連中みたいに反省もしなければ、あんたに詫びもしない…!」

    最原(…違う。春川さんはそんな人じゃない……)

    春川「やられる前に……殺ってやる!」ブンッ

    最原「う、うわっ!」バシッ

    春川「っ!」ドサッ

    カラカラ…

    春川「ぁ…ナ、ナイフが……」

    最原(やっぱり…違う)

    最原「………」

    春川「…くそっ……!」バッ

    ドサッ!

    最原「うぐっ!」

    春川「ほら、これで死んだ……投げて当たらなくても、直接刺せば関係ないから…」

    最原「……春川さん…首にナイフを突きつけただけじゃ、死んだとは言わないよ」

    春川「…この状況で減らず口?」

    最原「……それに、まだ僕の手が自由になってるよ」

    春川「う……っ…そ、それが何!?」

    最原「キミが本気なら…僕の自由な手元にナイフは転がしておかない……何よりキミがナイフを外す訳無い」

    春川「う、うるさい……うるさいうるさい!」

    最原「キミに僕を[ピーーー]気なんて無い」

    春川「違う!私は最低の人間で……!『アンタを[ピーーー]ためにここに来たんだ』!」

    最原「それは違うぞ!」break!

    87 = 85 :



    最原「春川さん…キミがここに来た本当の理由は分かってる」

    春川「違う……違うんだって…!」

    最原「僕を[ピーーー]ためじゃなく、僕に殺されるため……そうだね?」

    春川「………!」

    最原「キミに僕を[ピーーー]気は無く……もちろん僕もキミを[ピーーー]気なんて無い」

    最原「春川さん…何でこんなことをしたのか、話してくれるよね?」

    春川「…アンタがそんな奴だからだよ」

    最原「え…?」

    春川「アンタは…たとえあんなことをされたって、私に仕返しなんてできる奴じゃない」

    春川「だから私は…クソヤローで良かったんだ。アンタが罪悪感を感じず殺れるクソヤローで、私は…」

    最原「…それが分かってるキミなら、こんなことをしても僕が喜ばないことだって分かってるだろ…!?」

    春川「そうだね……でも、もう無理……」

    春川「あんなことをして……!よりにもよってアンタにこの才能を使って!」

    最原「………」

    春川「初めは許してもらおうと思った……仲直りしたいって思った…」

    春川「でも私じゃ、そんなやり方なんて分からない…分からないんだよ、最原…!」

    春川「だから、私を罵ってよ…殴ってよ……!殺してよ!じゃないと、じゃないと私……!」

    最原「…そんなこと、できるもんか…そんな自己満足には付き合えないよ」

    春川「……っ」

    最原「だから…生きて、自分で許してもらう方法を探すんだ。僕にじゃなく、キミ自身に許してもらう方法を」

    最原「僕も一緒に探すから、さ。それじゃダメかな?春川さん」

    春川「……ダメだよ…最原、アンタ優しすぎるよ…」

    最原「そうかな?[ピーーー]より酷いことをしてると思うんだけど」

    春川「…ふ…ふふっ…」

    春川「…ふぐっ…ひっく……ごめんね、最原…!」


    ―――
    ――

    88 = 85 :



    最原「…って事なんだけど、何か思い当たることは無いかな?」

    春川「そうだね……白銀が妙だっていうのは私も同感かな」

    最原(ここでも白銀さんなのか……)

    春川「特にここ数日は急に中座することも無くなったし…」

    最原「ああ…そう言えば、何か白銀さんってよくトイレに行ってた気がするよ」

    春川「…殺されたいの?」

    最原「なんで!?」

    春川「はぁ……まぁ、そうだね。この騒動が始まってからはそういうことがまず無くなったよ」

    最原(うーん…この辺は、結局本人に聞くしかないのかな)

    春川「あとは……モノクマからは、結構逐一アンタの場所を教えられてたかな。悪趣味な奴らだよ、本当…」

    最原「そうか……なら、モノクマはみんなを僕の所へ誘導したがっていたのは間違いなさそうだね。ありがとう春川さん」

    春川「私はモノクマにこれ以上好き勝手させないように見張ってるよ。最悪刺し違えてでも止めるから」

    最原「刺し違えたらダメだよ…!」

    春川「…ふふっ、そうか……そうだよね。ここから一緒に出るんだもんね」

    最原「もちろんだよ。だから、くれぐれも気を付けてね」

    春川「………」



           鬱        自傷       切腹
    絶望値( 40 >>> 70 >>> 100 )

    王馬小吉 8 済
    天海蘭太郎 10 済
    キーボ 67
    獄原ゴン太 87
    真宮寺是清 50
    星竜馬 5 済
    百田解斗 95

    赤松楓 298
    入間美兎 5 済
    茶柱転子 12 済
    白銀つむぎ 72
    東条斬美 10 済
    春川魔姫 7 済
    夢野秘密子 2 済
    夜長アンジー 152


    次に会ったのは?
    >>89

    90 :

    これはアンジーと赤松さんはもう間に合いませんね、間違いない

    91 :

    というか赤松さんの絶望度ヤバイな

    92 :

    これ終わったら最原くんがみんなに復讐するルートも見てみたい。

    93 :



    宮寺「…ああ、最原クン。探したよ」ガチャガチャ

    最原「あ、真宮寺くん!……何だか大荷物みたいだけど」

    宮寺「僕のやったことは簡単に許されることじゃないからネ…この中に最原クンの気に入るものがあるといいけど…」

    最原「蝋燭、縄、槌、鎌……プレゼントにしてはちょっと変じゃないかな?」

    宮寺「いや、これで僕を痛めつけてもらおうかと思ってサ」

    最原「しないよ!他のみんなもそうだけど、少しは僕のニーズを理解してよ!」

    宮寺「そうかな……古来より報復は正当な刑罰として認められていたんだヨ?」

    最原「ああ…ハムラビ法典とか、そういう」

    宮寺「そうだネ。日本で言うと、最も身近なのは童話じゃないかナ?」

    最原「童話?」

    宮寺「かちかち山なんてその最たる例だネ」

    最原「あ、成程」

    宮寺「特にかちかち山は子供向けの寓話に変わる前までは、改定される度に報復が残酷になっていてだネ…」

    最原「…ふふっ」

    宮寺「?」

    最原「なんて言うか、真宮寺くんはいつも通りで安心したよ」

    宮寺「…いつも通りなんかじゃ、ないヨ」

    最原「え?」

    宮寺「何の意味も無く、興味も無く、ただ痛めつけるために痛めつけるなんて…人間のすることじゃない」

    宮寺「僕はずっと姉さんのためを思って生きてきた…それなのに、初めて自分のためにやったことがこれだなんて…」

    最原「真宮寺くん。キミは信じないかもしれないけど、僕は気にしてないんだよ」

    宮寺「キミは底抜けに優しいネ…だからこそ、そんな友達を傷つけた自分が許せない…」

    宮寺「……もう、『姉さんにも嫌われたかもしれない』……」

    最原「それは違うぞ!」break!

    94 = 93 :



    最原「キミのお姉さんはキミの話を聞く限りでは、何があってもキミを嫌ったりしない筈だよね?」

    宮寺「………」

    最原「だったらお姉さんは、僕に仕返しさせるより…僕達がちゃんと仲直りしてほしいんじゃないかな」

    宮寺「……そうかも、しれない…」

    宮寺「…他の人に、姉さんのことを語ってほしくない……だけど、キミには怒る気になれないネ…」

    宮寺「本当にごめんヨ、最原クン……許してくれ…」

    最原「もちろんだよ、真宮寺くん。…僕の方こそ、勝手にお姉さんを語ってごめんね」

    宮寺「……ハァ。何で最原クンは男性なんだろうネ……キミが女性なら、間違いなく姉さんの親友になれたと思うのに…」

    最原「あ、あはは…喜んでいいのかな…?」


    ―――
    ――

    95 = 93 :



    宮寺「成程、僕個人としても思う所はあるからネ…協力させてもらうヨ」

    最原「ありがとう、真宮寺君」

    宮寺「とは言っても……僕はキミがみんなから知らされたこと以上のことは知らないんだよネ」

    最原「あ、そうなんだ……」

    宮寺「…だから、これは予想なんだけど……以前僕はキミを供物に例えたことを憶えてるかな?」

    最原「え?うん」

    宮寺「この騒動が蠱毒で、キミが供物なら…誰か捧げられる側の存在がいるとも考えられる」

    最原「それは……モノクマではなくて?」

    宮寺「もちろん、そうなのかもしれない。けれど、僕はこの騒動…学園生活全てが、どうも誰かに見せるためのものに感じるんだヨ…」

    最原(…根拠は無いけど、全く違うとも言い切れないな)

    宮寺「民俗学者としての勘…みたいなものだけどネ。的外れな意見かもしれないし、聞き流してくれても構わないヨ」

    最原「いや、ありがとう。考えてもみなかったよ…気に留めておく」

    最原(モノクマがこの騒動を見たかったんじゃなくて、見せたかったんだとしたら……僕らが立ち向かうべき相手は他にいるのか?)



           鬱        自傷       切腹
    絶望値( 40 >>> 70 >>> 100 )

    王馬小吉 8 済
    天海蘭太郎 10 済
    キーボ 67
    獄原ゴン太 87
    真宮寺是清 2 済
    星竜馬 5 済
    百田解斗 95

    赤松楓 298
    入間美兎 5 済
    茶柱転子 12 済
    白銀つむぎ 72
    東条斬美 10 済
    春川魔姫 7 済
    夢野秘密子 2 済
    夜長アンジー 152


    次に会ったのは?
    >>96

    96 :

    ゴン太

    97 :

    続き待ってるよ

    98 :


    メール欄にsagaいれれば[ピーーー]とか普通に書けるぞい
    知っててあえてやってたらゴメン

    99 :

    待ってるよー

    100 :

    優等生―

    「~♪あれっ?何か落ちてる。」

    朝日奈は、手のひらサイズのカードが廊下に
    落ちているのを見つけ、拾い上げた。

    「『優等生』?…何かの暗号とかかな~……
    よく分かんな、うひゃっ!?」

    カードに書かれている文字について考えていた
    朝日奈だったが、カードから謎の閃光が突然
    放たれ、光の中に包まれてしまった。

    「……………。」

    朝日奈の周囲を包んでいた光が霧散すると、
    そこには、口の端からヨダレを垂らし、
    気の抜けた表情を浮かべる朝日奈が佇んでいた。

    さらに、何故か朝日奈の服装も変わっており、

    ・度の入っていないメガネ

    ・乳首が丸見えになる様に穴の開けられた
    セーラー服

    ・下着を隠す気が皆無の、親指程の長さまでしかないスカート

    という、ド変態なセーラー服へと服装が
    変化している。


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