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元スレモバP「火事から始まる同棲生活」
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これはモバマスssです
最近Pの家が燃える話を見かけなかったので
前の
モバP「元カノとプロデュース」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461513381/
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1488358615
P「…え?」
P(今日はいつもよりもやるべき事が多かった)
P(なんとか全てを乗り越え、自分のご褒美にビールと枝豆と焼き鳥を買って)
P(鼻歌混じりにスキップをしそうなくらい、上機嫌で)
P(アパートに帰宅した俺を出迎えたのは)
メラメラメラメラ
プォォォォォォ!プォォォォォォ!
P「…は?火事?」
~事務所~
ちひろ「え、火事ですか?」
P「はい、火事です、火事です」
ちひろ「火災報知器じゃないんですから繰り返さなくても…」
P「火事です、火事です…」
ちひろ「…大丈夫ですか?」
P「大丈夫…とは、言えないですね。保険には入っていましたし、幸いカードやUSBやパソコンは持ち歩いていたから仕事に支障はありませんが…」
P(そう、生活にも支障はない。仕事にも支障はない)
P(適当な安いアパートかホテルで1ヶ月過ごしていれば、直ぐに直るだろう)
P(最悪、生活の大部分を事務所に居る時間で占めているのだから、荷物さえおければいいんだ)
P(むしろ、燃えているアパートを見て他のアイドルの家じゃなくてよかった、なんて思ってしまったくらい)
P(まるで他人事みたいに、現実を受け入れ切れなかった)
ちひろ「それで…あの、なんて言えばいいのかわからないんですが…」
P「大丈夫ですよ、仕事はきちんとこなしますから」
ちひろ「大丈夫な訳ないじゃないですか。プロデューサーさん、顔色も悪いですし…倒れてしまいますよ?」
P「自分で思っている以上に、精神的にきてるのかもしれませんね。なんて、自分の事を客観視できるくらいには不味いです」
ちひろ「ちなみに、食事は?」
P「昨日の昼から何も…食欲なんてわかないので…」
ちひろ「ダメじゃないですか…」
P「特に愛着のあるアパートではなかったんですけどね。私物も少ないですし、失くなって困るものも少なかった」
ちひろ「…」
P「その、筈なのに…案外、辛いもんです」
ちひろ「…仕方ありません。夕飯は私が作りますから」
P「ありがとうございます…は?」
ちひろ「は?じゃありません。どうせその調子だと、お昼も夜も、これからしばらくの間なにも喉を通りませんよ?」
P「いやウィダーイン的なものくらいは摂れますから」
ちひろ「それで日々の激務を乗り越えられるとでも?その精神状態で?」
P「励ましてるの?攻めてるの?割と心折れそうなんだけど」
ちひろ「ですから!誰かに振舞ってもらった料理なら、食べないと失礼だと思って嫌でも食べますよね?」
P「荒療治」
ちひろ「大丈夫ですよ、それなりに上手いんですから」
ちひろ「もうすぐアイドルの皆が来ますけど、休養を取りますか?」
P「いえ、仕事していた方が他の事を考えなくて済むので」
ちひろ「そうですか、では頑張って下さい」
P「あ、そこ無理にでも休めとか言わない感じですか?」
ちひろ「面倒な事と面倒な人は嫌いなので。その代わり、夕飯は楽しみにしていて下さいね?」
P「仕事中って他の事考えられないんですよ」
ちひろ「喧嘩売ってます?人が優しくしてあげようとしていると言うのに」
P「タダより怖いものは無い、って言葉ご存知ですか?」
ちひろ「ふふ、それくらい軽口が叩けるなら大丈夫ですね」
P「…正直、助かる」
バターン
文香「おはようございます…あら、プロデューサーさん…顔色があまり良くありませんが…」
P「ちょっと貧血気味でな。帰りにレバーと納豆買って帰るよ」
周子「え、プロデューサー甘納豆好きなん?」
P「あれって鉄分補給出来るのかな」
ありす「効率の良い鉄分補給でしたら、サプリメント等もオススメですよ」
P「あー、その手もあるな」
フレデリカ「焼き鳥?ネギ美味しいよー?」
P「言ってないしそれ鳥じゃない」
奏「あら、プロデューサーさん顔が青いわ。キスで赤くしてあげようかしら」
P「暖房の設定温度が低くて寒いからかもな。少し上げるか」
ありす「でしたら、イチゴパスタなんてどうでしょう?赤いものを食べると体も赤くなると聞きますから」
唯「唯的には普通のイチゴでいいと思うんだけどな~」
P「ナイスフォロー唯。と言う訳でありす、イチゴパスタじゃなくて普通のイチゴの方が
ありす「橘です」
P「イチゴパスタがいいです」
ありす「ふふっ、ありすでいいです」
P「しばらくはこの六人でしたっけ?」
ちひろ「そうですね。TPの三人はロケ、アーニャちゃんは美波ちゃんとロケに行ってますから」
フレデリカ「ねープロデューサー?お昼食べにいこー?」
P「まだ10時前だぞ」
文香「でしたら…12時に、レッスンが終わりますので…」
周子「あ、プロデューサー奢ってくれる感じ?」
奏「近くにお気に入りのレストランがあるの。どうかしら?」
P「せめて食堂でお願いします」
P「ふぅ、終わった…終わってしまった…」
ちひろ「お疲れ様です。それでは買い物に行きましょうか」
P「ですかねー。事務所の暖房は付けっぱなしで大丈夫でいいか」
ちひろ「何を言っているんですか?朝までつけておいたら暖房費大変な事になりますよ?」
P「え?だって買い物してすぐ戻ってくるじゃないですか」
ちひろ「え?だってこれから私の家に行くわけじゃないですか」
P「え…?」
ちひろ「え…?」
~ちひろ宅~
ちひろ「荷物はテーブルの上に置いちゃって下さい」
P「うす」
ちひろ「私が作りますから、プロデューサーさんはテレビでも見てのんびりしてて下さい」
P「うす」
ちひろ「杵」
P「臼」
ちひろ「なんですかこれ?地味にテンポいいですけど」
P「いやだってまさか家に呼ばれるなんて思ってなかったから」
ちひろ「私だって最初にこの部屋にあげるのが貴方になるなんて思ってもいませんでした」
P「…奇遇だな、俺もお前の部屋に入るなんて夢にも思わなかったよ」
ちひろ「入室料取りますよ?」
P「ごめんなさい」
ちひろ「はい、完成ですっ!レバニラ炒め、ほうれん草のお味噌汁、そして~肉じゃがです!」
P「いぇーい!ドンドンパフパフ!」
ちひろ「…鉄分補給も含めて、沢山食べて貰おうと思ったんですが…」
P「凄い量だな」
ちひろ「作り過ぎましたね…まぁ、残ったら明日の夜にもまわしましょう」
P「あ、あと。どん!ビールも買って来たぞー!」
ちひろ「いぇーい!」
P「それじゃ」
ちひろ・P「いただきます」
P「…うまい」
ちひろ「そうでしょうそうでしょう。もっと感謝してくれてもいいんですよ?」
P「久しぶりに誰かの手料理食べた気がする」
ちひろ「まぁ食材費はそっちもちですし」
P「正直さ、こんなテンションでやってないとやってられないくらいしんどかったんだ」
ちひろ「でしょうね。明らかに空元気でしたし」
P「なんだろうな…喪失感っていうか、空っぽになっちゃった感じ」
ちひろ「喪失感であってますよ」
P「ほんと…ありがとな」
ちひろ「まぁまぁ、ビール飲んで元気だしましょう。明日も仕事ありますから」
P「ぷはー、うまい」
ちひろ「酔ってますねー。枝豆の皮はちゃんと自分の皿に乗せて下さい」
P「酔ってない酔ってない。そっちこそ酔ってるだろ、ペース早いぞ」
ちひろ「そうですかね?そう言えば、これから何処で過ごすつもりですか?」
P「んー、まぁ近場のアパートかホテル借りようかな、と」
ちひろ「割と金銭的に嵩みません?」
P「まぁ保険降りるしなんとか…なれ」
ちひろ「それに、そんな手続きしてる時間があったら仕事がしたい。そんな人間ですよね?」
P「ワーカーホリックなおかげで火事のダメージが少なく済んでるんですけどねー」
ちひろ「テンション下がるんでマイナスなこと言うのやめません?」
P「すまん」
ちひろ「と、言うわけで…その、よければうちで暮らしませんか?」
P「それは良い提案…え?」
ちひろ「その方が時間も取られませんし、家賃も半分で済みますよ?」
P「それもそうだな…って、いやいや」
ちひろ「まぁまぁ梅酒どうぞ」トクトク
P「あ、どうも。そっちも減ってるぞ」トクトク
ちひろ「はい!これで決定事項です!」
P「決まるのがはやい…!やはり俺は速度が足りてないのか…」
ちひろ「酔ってますねー。だからこそ、こんなに簡単に話が進む訳ですが」
P「まぁいいか、お酒のせいにしておこう!」
ちひろ「はい、次はワインなんてどうですか?」
P「いいですねー。明日は仕事だ幸せだ」
ちひろ・P「あははははははは」
~翌日~
P「…んん…頭痛い」
P「あれ、俺の家火事だったような…何処だここ?」
P「なんかテーブルの上凄く散らかってるし、見た事の無い部屋だし…」
ちひろ「…ん…あと5分…」
P「なんか寝てるし」
ちひろ「何を言ってるんですか…ここは私の家ですよ?」
P「…そう言えばそうだ。そんでもって確か…」
ちひろ「はい…合鍵渡しておくので先に行ってて下さい。帰って来る前に着替えとか買ってきて下さいね…」
P「何を寝ぼけて…」
P「…あ」
P(こうして、俺の住処は確保された)
>>18
しぶりん、ハウス!
しぶりん、ハウス!
>>23
これがほんとの火事場泥棒
これがほんとの火事場泥棒
>>23
前のやつから地続きだとしたら、この二人もうすでにやることやってた記憶があるんだが
前のやつから地続きだとしたら、この二人もうすでにやることやってた記憶があるんだが
この火事によって得した人間がいる
すなわち犯人はこの那珂にいる
すなわち犯人はこの那珂にいる
モバPの家が燃えるssが完結するの見たこと無い
作者の家が燃えてるとしか考えられない
作者の家が燃えてるとしか考えられない
前のと一体ナニが繋がってるんだ…
最近モバPの家が燃えるのを見ないからと家を燃やされるモバPが可哀想だ
最近モバPの家が燃えるのを見ないからと家を燃やされるモバPが可哀想だ
>>16
ちっひは仕事休むんけ?
ちっひは仕事休むんけ?
>>37
女性は支度に時間がかかるからな
女性は支度に時間がかかるからな
頑張れ、家が燃えるモバPのSSを初めて完遂させた作者になるんだ!!
>>39
完結させた人は既にいたりする
完結させた人は既にいたりする
某ユーゼスさんがどの作品(並行世界)でもボコボコにされるように、Pの自宅も何やかんやで燃える宿命なのかもしれない…
>>1が反応無くて心配になるww
今>>1の家が燃えててそれどころじゃないんだよなぁ…
~事務所~
P「うーん、流れで住むことになったけど…」
P「…まぁ多分なんとかなるしなんにもないだろ」
ガチャ
フレデリカ「おはポンジュースー、プロデューサー」
周子「あれ、ちひろさん居ないなんて珍しいね」
奏「ちひろさんより早く来たご褒美に、キスが欲しいところね」
フレデリカ「最近奏ちゃん誘い雑になってなーい?」
文香「体調を崩してないといいのですが…」
ありす「ここはやはり、一度皆さんにイチゴパスタを振舞って体調を整えないと…」
唯「ただの寝坊だといいね~」
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