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    元スレ提督「艦娘に高速修復材を使ってあげたら大変なことになった」

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    201 :

    株わからんが1日で10億稼げる時点で真っ当な金ではない気がする

    202 :

    こまけぇこたぁいいんだよ

    203 :

    東京証券取引所じゃなくてNYとかロンドンの証券取引所で売り買いしたんやろ

    204 = 177 :

    なんだ物よりもKENZENな医療行為か…

    205 = 188 :

    1億でバケツ何個買えたっけ?

    206 :

    途端になんか
    うーんこの

    207 :

    >>199
    海外なら出来るんじゃない?
    それより一日で10億儲ける元手ともなると……

    208 :

    ギャグssにそこまでマジレスするなよww

    209 :

    ほんそれ

    210 = 177 :

    ageカスは空気読めないから仕方ない

    211 :

    それな

    212 :

    お前ら、浜風の思いをそんな邪推で台無しにして何も感じないのか?!

    213 :

    普通に合体してりゃええものをありえもしないような意味不明な方向にねじ曲げた結果

    214 = 174 :

    「ん~、司令官の膝の上って、最高ね~」

    不知火「…5分経過、交代を推奨します」

    時雨「まだ20秒しか経ってないよ」

    不知火「…不知火に落ち度でも?」

    夕立(落ち度しかないっぽい)

    提督「すまんすまん、不知火。今は雷の番だからなぁ」ナデナデ

    「うーん!もっと撫ででもいいのよ!」

    提督(まさか順番に膝の上でナデナデしてくれだなんて事だったなんて)

    提督(こんな簡単なことでよかったのか……)

    提督「最近あまり時間が作れなかったからなぁ、ごめんなぁ」

    「気にしないでほしい提督、それより、ブックオフの値札くらいとっておいて欲しかった」

    時雨「うん、僕のも新型って割には、2つくらい型落ちしてるね」

    提督「…あれ、そうか、はは、ごめんなぁ」

    「もう、さっきから謝ってばっかりじゃないの、このクソ提督!」

    215 = 174 :

    コラアブナイゾ
    ナノデス!
    ワイワイ!

    天龍「…どう思う、龍田?」

    龍田「うーん、そうねぇ、やっぱり間宮のアイスは最高ね~」

    天龍「あぁ!本当にこの舌触りが…って違う!」

    龍田(まさかノリツッコミしてくるなんて)

    龍田「…提督の事?」

    天龍「ああ、俺たち遠征組がMVPだって言ってたけど、やっぱり1週間も経ってなかった」

    天龍「それに、提督…なんか隠してるような…」

    龍田「…ん~そうねぇ、とりあえず、天龍ちゃんは提督が心配なのはよくわかるわ~」

    天龍「ばばばばばば、馬鹿、何言ってんだよ、そういうわけじゃ」

    龍田「…ふふ、みんなー!次は天龍ちゃんが提督の膝の上に座りたいってー!」

    天龍「だー!な、なに言ってんだよ龍田ー!」

    216 = 174 :

    「それは良いわ!」

    時雨「うん、リーダーが一番頑張ってたもんね」

    吹雪「賛成です!」

    不知火(私の番……)

    てんりゅーてんりゅー!

    天龍「あ、うあ……」

    提督「天龍……」

    天龍(て、提督が優しい目をしながら、膝をぽんぽん叩いてる!)

    天龍(だ、駄目だ…渦潮みたいに…吸い込まれるっ…!)

    チョコン

    提督「天龍、お疲れさま。いつもありがとう」ナデナデ

    天龍「ぁう……」

    「あ、天龍さん、顔が真っ赤なのです!」

    天龍「う、うるせー!」

    龍田「…よかったね、天龍ちゃん」

    217 = 174 :

    -港-

    赤城「…」グゥグゥウ

    加賀「赤城さん…流石に何か食べたほうが…」

    赤城「だ、駄目よ、私が燃費が悪いばかりに、提督に迷惑をかけてしまう…そんなの、悲しいもの」

    加賀「赤城さん……」

    加賀(あなたこそ、一航戦の誇りよ…)

    提督「お、いたいた、おーい、赤城ー」

    赤城「…て、提督」

    提督「あ、加賀も一緒かちょうど良かった。これから、ご飯食べに行かないか?」

    加賀「食事ですか、しかし……」

    赤城「…」

    提督「大丈夫だ、今日は好きなだけ食っていいぞ、なんせ…」

    提督「お前がMVPだからな、赤城」

    赤城「え!?…私…?」

    加賀「!…おめでとうございます、赤城さん」

    赤城「私が……」

    提督「そ、それで、何か食べたいモノあるか?」

    赤城「…でしたら……私」

    218 = 174 :


    -町(とある食堂)-

    提督「えっと、本当にこんなところで、良かったのか今日くらい、高い店でも」

    提督(ここは、昔赤城や加賀がこの鎮守府にやってきたときに初めて連れて行った食堂だった)

    提督(壊れかけの電球に、羽が一枚欠けてる扇風機。味は美味いが、出るものはどこでも食える平凡な料理だし、値段も、そんなに高いものでもない、いつでも来られるようなところだ)

    赤城「私、行くとしたらここへと決めていました」

    提督「そうか?赤城がそういうなら……」

    加賀(赤城さんの初めてもここだったのね)

    219 :

    え、赤城さんの初めて?(ゲス顔

    220 = 174 :

    店員「はい、お待ちどうさま、から揚げセットにチャーシューメンね」

    赤城「ありがとうございます、それでは、いただきましょうか」

    提督「ああ、しっかり食べろよ。でも、胃がびっくりするかもしれないしゆっくり…」

    赤城「はい……」ズルズル!

    赤城「ん……やっぱり、おいしいですね、ここの料理は」

    提督「そうか?ずるる…!うん、相変わらず、美味いな!」

    加賀(美味しい)

    赤城「ふふ、覚えていますか?私がここにきて初めて言われた言葉」

    提督「え?赤城にか……あー、覚えているぞ確か」

    提督「よく食べるんだな、って言ったけ」

    加賀「な、そんな失礼なことを?」

    赤城「はい、それで私がすみません、って謝ったら提督は…」

    赤城「美味しそうに食べるから、見ていて楽しいよって言ってくれたんですよね」

    赤城「しかも、私に負けないくらい食べるって言って、無理するものだから…」

    提督「や、やめろよなんか恥ずかしいだろ~」

    赤城「ふふふ」

    加賀(…急に惚気だした)

    221 = 174 :

    -食堂(外)-

    赤城「ふぅ、美味しかったですね。お腹いっぱいです」

    加賀「そうですね」

    加賀(流石に、色々とお腹いっぱいです…)

    提督(すごく安上がりですんだ。正直うん百万掛かると予想していたんだが…)

    提督「赤城、本当に良かったのか?」

    赤城「何度も言わせないでください。私はここがよかったんです。それに…」


    提督『君が赤城か!なんでも正規空母っていうすごい空母らしいじゃないか』

    提督『これから一緒に頑張ろう!』


    ワイワイガヤガヤ

    赤城『…あの、これは』

    提督『ああ、艦娘って、普通の食事はあまりとらないんだっけか』

    赤城『…非効率的ですから』

    提督『まぁ、騙されたと思って食ってくれよ、今日は俺の奢りだからさ』

    赤城『…!』チュル

    提督『美味いだろ?な?』

    赤城『…はい!』ズルズル

    222 = 188 :

    赤城さんの腹ペコは提督が原因かよ。

    223 :

    ここの提督はほんとに優しそうで見てるこっちも落ち着く

    224 = 174 :

    赤城『…』モグモグ

    提督『…』ジー

    赤城『あの、何か…』

    提督『よく食べるんだな』

    赤城『え、あ、すみません……』

    提督『いや、美味しそうに食べるから、見ていて楽しいよ』

    赤城『……』カァ

    提督『よし、俺だって!…がつがつ、ごほごほ』

    赤城『提督!?……くす、変な人』





    提督『お腹いっぱいか?』

    赤城『はい、でもお金が…』

    提督『気にしなくていいよ』

    提督『誰もがお腹がすいたら、お腹いっぱい食べられるような』

    提督『そんな普通の世界にするためにも…』

    提督『赤城は、誰よりもいっぱい食べなきゃいけないんだから』

    赤城『!……』

    提督『……ちょっと、かっこつけすぎ?滑ってる?』

    赤城『はい、そうですね……』

    提督『だ、だよな。聞かなかったことにしてくれ』

    赤城(……それは無理です、だって、今日は私にとって……!)

    225 = 174 :

    赤城「提督、私は今、お腹いっぱいです、ごちそうさまです」

    提督「…そうか。お粗末様」

    赤城「はい……あの!提督、お忙しいのはわかるのですが」

    赤城「あまり無茶ばかりされないでください。一人で背負わないでください、私たちにも相談してください」

    提督「…赤城」

    赤城「それに、加賀さんなんて、ずっと提督がお休みをとってくれることばかり考えていたんですから」

    加賀「な!」

    提督「え、そうなのか…」

    加賀「ち、違います!私はただ……ただ…」

    赤城「出撃しているときも、提督がちゃんと食べたか気にしていて」

    赤城「毎日寝る前には、提督の写真に向かって心配だとキ「わああああああ」…」

    提督「…すまない、赤城、加賀。二人に心配をかけてしまったみたいで」

    赤城・加賀「提督…」

    提督「これから、なるべく休みを取れるように調整する、こんな時だから、二人に頼るしかない時もあると思う。」

    提督「だから、これからもよろしく頼む」

    赤城・加賀「はい!」

    226 :

    で、一航戦に修復材塗るシーンはまだですか(ゲス顔)

    227 = 174 :


    利根「何か知らんがMVPらしいぞ筑摩!」

    筑摩「流石です、姉さん」

    利根「吾輩、お姉さんじゃからな!提督、景品に鎮守府のみんなにお休みをあげてほしいのじゃ!」

    提督「みんなに?」

    利根「そして、みんなで寝そべってお昼寝するのじゃ!どうじゃ?良いあんじゃろ?」

    提督「あぁ、流石は利根だな」

    筑摩「」←あまりの姉の偉大さに号泣

    228 :

    妙高「私たち姉妹が、MVP…ですか」

    提督「おめでとう、何か叶えてほしいことはあるかな」

    羽黒「あります!それは…」

    那智「ああ、提督、妙高姉さんと羽黒、二人の頭を撫でて褒めてやってくれないか?」

    妙高・羽黒「!?」

    提督「何だ、そんなことで良いのか?」

    那智「ああ、二人はここ最近、提督に褒めてもらい一心でがんばっていたんだ」

    羽黒「え?ちが…」

    提督「そうだったのか?」

    那智「ああ、二人とも控えめだから言葉にしないが、そう思っているんだ」

    妙高・羽黒(……違うと言い出しにくい…)

    提督「よし二人とも、頭を出して…」ナデナデ

    妙高「あ」

    妙高(なんか、久しぶりにまともな扱いを受けてる気がする……)

    羽黒「…」

    羽黒(違う…私が求めていたのはこんなKENZENなご褒美じゃなくて…)

    提督「那智と足柄も、いつもありがとう」ナデナデ

    那智「ん、うむ」

    足柄「照れくさいね、何か、はは」

    229 :

    羽黒ェ…

    230 = 228 :

    愛宕「ご褒美に、提督には私の呼び方を変更してもらいまーす♪」

    提督「よ、呼び方?なんか意外だな。愛宕にしては」

    愛宕「ふふふ、ダメよ提督。私の事はこれから…」

    愛宕「愛宕ママー♡って呼んでね♪」ギュウ

    提督「」

    高雄「ずるいですわよ愛宕!て、提督?私の事は、高雄お姉たんと……」ギュムギュム

    提督「」

    提督(二つのお山が俺の顔面にぶつかって息が……)

    231 = 228 :

    龍驤『う、ウチの願いはその君に、お。おっぱ…、ああああ、やっぱ、やっぱアカーン!ま、まずは文通から…//』

    祥鳳『提督のおへそに入れた高速修復材をなめさせてください、後、私のも舐めてください』

    伊58『ウォーターランド?っていうところにみんなで行ってみたいでち!』

    232 = 228 :

    提督「…みんな、それぞれ願いがあったが…」

    提督(どれも、俺や、他の艦娘の事を思い合った内容だった…)

    提督(何か、むちゃくちゃな要求をされるんじゃと思った自分が恥ずかしい……)

    提督(まぁ、一部例外もあったが…この調子なら、全部の願いをかなえることも…!)

    コンコン

    提督「金剛、比叡、榛名、霧島、入るぞ…」

    ガチャ

    金剛「あ、提督ぅ!ってことは、つまり」

    提督「あぁ、お前たちがMVPだ」

    榛名「や、やりました!」

    比叡「はぁ、はぁ、お姉さま…やりました…ね」

    霧島「…ん」

    霧島(て、提督の顔を見ただけでアソコが……)

    提督「そこで、お前たちの願いを何か叶えようと思うんだが…」

    金剛「ははは!私たちの願いはもう決まってるネー!」

    榛名「はい!」

    金剛「私たちの願いは…」


    金剛「提督からのベーゼ………すなわちキッス…//」

    提督「……」

    提督「ん?」

    233 = 228 :

    ドカーン!

    提督「っく」

    金剛「待つネー提督ぅ!」

    榛名「榛名は妥協しました!いつでも大丈夫です!」

    比叡「ま、まって…」

    霧島「提督…」

    提督「馬鹿!流石にそれは職務上まずいんだよ!」

    金剛「でも、提督はなんでもって言ったデース!」

    提督「出来る限りってことで……」

    榛名「榛名は最後まで大丈夫です!」

    提督「くっこの角を曲がって…」


    金剛「待つネー!」

    榛名「榛名は夜の金剛型の準備も大丈夫です//」

    比叡「切ないのぉ…」

    霧島「提督…」



    提督「…ふぅ、行ったか…」

    提督(完璧にほのぼのした流れだったと言うのに、突然ぐっとハードルがあがったぞ)

    提督(こんなはずじゃ…)

    千歳「あ、提督…」

    提督「千歳…!」

    千歳「提督?えっと、みんなをMVPにして願いを聞きまわってるんだって?大変ね…」

    提督「あ、あぁ、まぁ…」

    提督(ん?何か千歳の様子が…)

    234 = 228 :

    千歳「あ、あのね、提督私のMVPの景品なんだけど…」

    提督(な、なんだこの感じ、どこかで…)

    千歳「提督から…」




    千歳「ケッコン指輪(ガチ)がほしいの……」

    提督「」

    235 :

    アカン

    236 = 228 :

    千歳「ごめんなさい、いきなりこんな………でも、もう提督のことで頭がいっぱいになってるの」

    千歳「それに、今回、もしも提督がMVPなら、「なんでも」言うこと聞いてくれるって…」

    千歳「そのとき思ったの」

    千歳「やっぱ、結婚指輪かなって」

    提督(いや、その理屈はおかしい)

    千歳「まだ練度が足りないからケッコンカッコカリは出来ないけど…」

    千歳「ガチならできるかなって・・・///」

    提督「ち、千歳……」

    提督(目がハートになって、俺の事だけしか見ていないのがわかる、けど)

    提督「すまん、千歳、さすがにそれ「もし…」?」

    千歳「もし、提督に断られたりしたら……」

    千歳「私、自分で解体して死んじゃうかも」クス

    提督「」

    237 = 228 :

    提督(やばい、眼がマジだ……)

    提督(ど、どうすれば良いんだ、俺は一体…)

    千代田「千歳お姉!ここにいたの!?」

    千歳「千代田?」

    提督(っいまだ!)

    提督「千歳!この話はまた今度な!」

    千歳「あ、提督!?」

    千代田「千歳お姉?そろそろ千歳お姉の好きな番組が始ま「……わよ」…え?」

    千歳「すぐに追うわよ、艦載機の準備をしなさい?はやく!」ゴゴゴ

    千代田「へ、は、はいいいい」

    238 = 228 :


    提督「はぁはぁ」

    テイトクゥー!
    モウジラサナイデェ!

    提督(まずい、このままじゃ捕まるのも時間の問題だ…)

    提督(どこかに逃げる場所は…!)

    提督(誰か、手をこまねいてる?)

    提督(罠か?いや、いくしかない!)ッダ


    ッチドコイッタネー
    ユビワユビワ


    提督「……」

    提督「…ふぅ、行ったか。ありがとう、助かったよ…」

    提督「北上」

    北上「……」

    239 :

    あっ…(察し)

    240 :

    離さない

    241 = 228 :

    提督「いや、危なかった、本当にいいタイミングだったよ北上」

    提督「ちょっとみんな暴走しているらしくてさ、落ち着くまでここに隠れさせて……」ッハ

    提督(ま?待てよ。こんな部屋あったか?)

    提督(薄暗いうえに、じめじめしている。おかげで北上の全体もぼんやりとしか認識できない…

    提督(それに…何だ?さっきからブゥゥンというハエが飛んでいるような音が…)

    北上「ね、提督」

    提督「?」

    北上「今って、艦娘全員をMVPにして願いを聞きまわってるって話本当?」

    提督(こ、この流れは…)

    北上「ううん、本当なんだろね、提督ってさ、誰か一人を特別贔屓するのとか苦手そうだもん」

    北上「だから、全員の願いをかなえる…全く、‪偽善者にもほどがあるよ……」

    北上「でも、その中に、私の願いを叶える権利もあるんだよね?」

    提督「……まぁ、そのつもりだけど…」

    北上「良かった、じゃ」



    北上「私と子作り……して?」

    提督「」

    242 :

    クラスは軽巡愛は重巡

    243 = 228 :

    提督「おま、一体何を…「この前!」」

    北上「この前さ、提督にぶつかったことあったじゃん、色々と折れたーって言って、高速修復材を塗ってもらった…」

    提督「あ、あぁ…」

    北上「その時、提督に、もう解体されちゃうとか、冗談みたいにして、言ったけど」

    北上「あの後、私、部屋に帰ったら、すっごく……怖くなっちゃんたんだ」

    北上「私がもし、本当にどうしようもないくらいの重傷を負って、提督と会えなくなったら……」

    北上「ううん。それだけじゃなくて、平和な時代がきて、私がもし、必要なくなったら…」

    北上「そう思っただけで、本当に、本当に震えが止まらなくて…」

    北上「大井っちもあの時言ってたけど」

    北上「私たちは、普通の人間じゃないから。だから……」

    提督「…北上……」

    提督「大丈夫だ、お前を沈ませたり、寂しい思いをさせるつもりはない。今も、そしてこれからも」

    北上「……口で言うのは簡単だよ?だけどさ、だったら、証拠が、欲しい」

    北上「提督がここにいるって、証が……」ドン

    提督(う、じりじりと近寄ってくる北上、思わず後退していたら……いつの間にか壁に…)

    244 = 228 :

    提督(そうだ!大井だ!)

    提督(こういった、北上と二人きりのと~きに必ず現れる…「来ないよ」!?)

    北上「っていうか、もう来てるんだよね」

    北上「ね、大井っち?」

    提督(北上が持っていたスイッチのようなものを押すととある一か所に明かりがつく)

    提督(そこにいたのは…)

    提督「お、大井…!?」

    提督(黒いボンテージに身を包み、目隠しをされ、ギャグボールを咥えて正座させられている大井のそのものだった)

    246 = 228 :

    大井「ふー…ふー」

    北上「…大井っちは、反対したんだ」

    北上「提督が困るのはわかっていたし、そもそも艦娘と人間の間に子供ができるか、わからなかったから、でも」カチ

    大井「ん!んふーふー!」ブウウン

    北上「試してみないと、わかんないよね。大井っちも、今じゃ、すっかり納得して私と一緒に提督との子作りに協力してくれるって」

    提督「……北上、まさかお前が大井にこんな格好まで…」

    北上「…いや、これは大井っちの趣味だよ…」

    提督「そ、そうか」

    提督(それにしても、北上…何がここまでお前を狂わせたんだ。一体、何がそこまでお前を駆り立てるんだ……)

    北上「提督。じゃ、はじめよっか」するする

    提督(っく、まずい、どうにか北上を傷つけずにこの状況打破する手は…)

    247 :

    良かった大井っちは生きてるんだね…

    248 = 228 :

    提督「…北上」

    北上「……ん、なぁに、提督?」

    提督「舌を…出してくれるか…」

    北上「え…?……う、うん、良いよ」

    提督(下着姿のまま、密着し、目を瞑るとすっと赤い舌を出した北上)

    提督(すまん、北上……)ヌリュ…

    北上「?てぇと…!!?」

    提督(ポケットに忍ばせていた高速修復材入りの缶から、指ににちゃりと大きく修復材ををつけると)

    北上「ふへ、ふほ、ぉ!んんん!」

    提督(北上の赤い舌の上を指でなぞっていく…)

    北上「ん!ん!んんっ!ひゃ、ふへえ」

    提督(ビクビクと跳ねて、涙目になっている北上を逃がさないように抱きしめながら)

    提督(舌を親指の腹でさすったり、人差し指で裏側をこすったりしているうちに)

    北上「~~~~~~っ!!??」

    提督(北上はあまりの高速修復材の毒性にやられ、俺の体に強く抱き着くと、気絶してしまった)

    提督(高速修復材を食べながら、塗る)

    提督(やはり、想像通り危険なものだったが…大丈夫、死にはしないはずだ……)

    北上「」グッタリ

    249 = 228 :

    提督「北上、大丈夫、俺にはお前が必要だからな」ナデナデ

    北上「……はふ……すぅ、すぅ」

    提督(北上をゆっくりと壁に寝かせると、上着をかけてやる)

    大井「んふ?んん!?」

    提督「…」

    提督(状況がわからないのか、おろおろとしている大井は無視して、すぐに、部屋を後にした)

    250 = 228 :

    -執務室-

    バタン!ガチャ!

    提督「はぁ、はぁ、くそ、見つかった!」

    提督(鍵をかけたが…ここも時間の問題…)

    「ヘーイ!提督ゥ!大人しく出てくるネー!」

    「怖くないですから、大丈夫ですから!」

    どんどん!ガチャガチャ!

    「出てきあがれ!この!と言って差し上げますわ!」

    「うふふ、提督ー!またア・レしてほしいなー!」

    ガチャガチャガチャばきぃ!

    トビラガコワレタ!
    シーットナニヤッテルネー
    オチツイテトリアエズコワシマショウ

    提督(な、なんか増えてるし…)

    提督「はは、吹雪と出会ったあの頃が懐かしいな……俺があんなこと言わなければ、こんなことには……」



    提督「これが、走馬燈ってやつか……ん?」

    浜風「……」

    提督「浜…風……」


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