元スレ提督「提督辞めようとした結果www」
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51 = 40 :
ピピピピピピピピ←腕時計タイマー
時雨「!、夕立!」
夕立「分かってるっぽい」ガッ←腕時計掴み
夕立「せっかく夕立と時雨が幸せな時間を過ごしてるのに空気が読めない時計っぽい」ハイライトオフ
夕立「こんなものこうっぽい!」グシャ
バラバラ
夕立「さて、続きっぽい」チュパチュパ...
52 = 40 :
さらに2時間後・・・・・・
ヒトハチマルマル
時雨「スヤスヤ」zzz
夕立「スヤスヤ」zzz
提督「・・・・・・」ムクッ
提督「・・・なぜ目覚ましで起きれなかった?」
提督「んな!?俺の腕時計が粉々に!?いったい何が・・・」
提督「いや、そんなことよりいまの時刻は・・・18時過ぎ・・・まあやる事はないから問題ないか」
提督「なんか指がふやけてる気が・・・まあいい、とりあえず行動開始とするか」スタッ
ドアガチャ
キョロキョロ...タッタッタッ...
提督「まず加賀と霞に出会うのは絶対にまずい。さらに加賀が他の艦娘に〈提督を見つけたら捕まろ〉的なことを言っている可能性もある。極力艦娘に出会わないようにするのが無難だろう」タッタッタッ
提督「しかし正直腹が減った・・・かといってこの時間に食堂に行くのは自殺行為だ」タッタッタッ
提督「どうにかして食い物を確保しなければとても深夜に力をだせない・・・」タッタッタッ
提督「・・・よし、いい作戦を思いついた」
53 = 40 :
ソロリソロリ
キョロキョロ...サササ
スッ...サッ...
ガチャバタン......
提督「よし、廊下の人通りが多くかつ誰も使っていない部屋に入ることができた」
提督「ここからドアスコープを覗いて安全そうな艦娘を見つけて弁当を買ってきてもらおう」
提督「フハハハハ、天才的な作戦ワロツァwww」
カツカツカツ
提督「むっ、さっそく誰かが通りそうだ。誰だ・・・」ノゾキ
提督「むっ!い、いまのは・・・赤城・・・。いやさすがにあの大喰らいはまずい。加賀と最も仲がいい艦娘だ、なにか吹きこまれてるに違いない」
提督「・・・ええい次だ!」ノゾキ
トコトコトコ
提督「いまのは・・・卯月・・・。いやあのクソウサギもダメだ。あいつのことだ、俺が頼んだら「司令官にお弁当を買ってくるよう頼まれたぴょん!」とかいろいろな奴に言いそうだ・・・」
提督「・・・次だ!」ノゾキ
54 = 40 :
テクテクテク
提督「い、いまのは川内・・・夜戦バカか・・・」
提督「・・・」ニヤ
ドアガチャ
提督「川内!ちょっとこっちこい!」ガシッ
川内「きゃあ、提督!?」ビクッ
バタン
提督「ハアハア」
川内「ど、どうしたの、提督?いきなり私をこんな部屋に連れ込んで・・・ま、まさか乱暴する気じゃ「弁当を買ってきてくれ!」
川内「」
川内「えっと・・・いまなんていったの?」
提督「すまないが食堂でお弁当を買ってきてここに届けてほしい、理由を説明している余裕はない」
提督「これは君への最重要任務だ、もし成功したら今日夜戦にいってくれても構わない」
提督「どうだ、川内。引き受けてくれるか?」ジッ
川内「ほんと!?きょう夜戦にいけるの!?」ガシッ
55 = 40 :
提督「ああ本当だ、男に二言はないぞ」
川内「分かった、じゃあ私買ってくるね。提督はここで待ってて」
提督「もちろんだ、期待しているぞ!わはははは!」
ドアガチャ
タタタタタ
提督「よしいったか・・・」ニヤ
提督「ふはは!あいつには夜戦とさえ言っておけばなんでも通用するからな!チョロすぎwww」
提督「これで飯はなんとかなった。あとは鈴谷と熊野の用事を終わらせて辞表をとりそのまま夜逃げするだけ・・・」
提督「ふう、しかしこの鎮守府とも今日でお別れか・・・そう考えると感慨深いな」
提督「いままでいろいろなことがあったもんなあー」シミジミ
提督「正直苦労だけだった気もするが・・・まあみんな個性強くなかなか楽しい奴らだったってもんだ」ウンウン
提督「辞めてしばらくしたら手紙くらいはみんなに出してやるとするか・・・ふはは!優しすぎワロタw」
56 = 40 :
コンコンコン
提督「おっ!戻ってきたな」
ドアガチャ
川内「提督、お弁当買ってきたよ!」
提督「よし、よくやった!」
提督「うむ、それでは好きなだけ夜戦に行ってきたまえ」
川内「うん!でも提督、せっかく会ったんだからお話ししようよ」
提督「(お話?なに言ってるんだ?これから飯を食べようというのに)」
提督「すまないが川内、いまから俺は待ちに待ったご飯の時間なんだ」
提督「お前と与太話をしている時間はないんだ、また今度にしてくれ」
提督「とりあえずさっさと夜戦に行く準備でもして「ねえ・・・」
提督「え?」
川内「・・・・・・」
川内「提督ってさ・・・最近すごく冷たいよね・・・」
57 = 40 :
提督「へ?」
川内「昔はさ・・・もっとみんなを可愛がってくれたし、なんていうか・・・提督自身も楽しそうだったよ・・・」
提督「・・・」
川内「昔私が大破して轟沈寸前の状態で帰ってきた時なんかは必死な顔で走ってきて心配してくれたもんね・・・」
川内「・・・でも最近は私たちとほとんど会話しなくなって・・・駆逐艦の子たちも同じこと言ってたよ?」
提督「そ、そうか・・・」
川内「うん・・・」
川内「・・・ごめん、私のキャラじゃないよね・・・私もう行くね・・・」スッ
提督「ま、待て川内!」グイッ
提督「・・・」ダキッ
川内「!」
58 = 40 :
提督「お、お前らに心配をかけたのなら悪かった」
提督「だが俺にとってお前らはかけがえのない大切な存在だ。それは分かってくれ」
川内「・・・・・・うん。・・・うん!少し安心したよ、提督」グスッ
川内「これからも私たちを大切にしてくれる提督でいてね、お願いだよ?」ウルウル
提督「当たり前じゃないか、俺はお前たちとずっと一緒だ・・・」ギュ
川内「・・・えへへ///」ギュウ
川内「・・・・・・じゃあ私そろそろいくね、あまりみんなを心配させちゃだめだからね!」ニコ
提督「ああ分かった、これから気をつけr」チュ
提督「!?」
提督「せ、川内!?口にキスを!?」アセアセ
川内「私のファーストキス///提督のファーストキスでもあったら嬉しいな・・・」カアァ
川内「じゃ、じゃあ私いくから///」タッタッタッ
ドアガチャ
タッタッタッ......
59 = 40 :
提督「」ポカ-ン
提督「・・・・・・」
提督「・・・」
提督「まさか川内とキスすることになるとは・・・ちょっとドキッとした・・いやかなりドキッとしたな・・・」
提督「だけど・・・すまん川内・・・お前のファーストキスの相手は今日でいなくなるぞ・・・」白目
提督「ちなみに他の艦娘に何度もキスされてるからファーストキスでもない・・・本当にすまん・・・」白目
提督「・・・」
提督「とりあえず飯を食べよう・・・そして少ししたら鈴谷たちの部屋だ・・・」
パクパクモグモグ
ゴクゴク...
ゴックン......
60 = 40 :
今日はここまで
明日投下できるかはまだわかりません
62 :
おつん
64 :
最近川内が一番可愛く思えてきた
65 :
川内は最初から可愛かっただルルォン!?
66 :
夜戦(意味深)じゃなくてよかった。いや、マジで
67 :
意味深な方の夜戦に誘ってくる川内さんマジさいかわ
68 = 28 :
まだ常識的な川内さんと夜逃げしては?
69 :
川内はバカもシリアスもどっちも出来るいい娘かわいい
70 :
ハイライト点灯職人「急に有給休暇を取らされた件」
71 :
足柄はどんな登場するんだろなww
72 :
投下
73 = 72 :
>>59から
フタヒトマルマル
提督「(ふう、警戒しながらきたらだいぶ遅くなってしまった・・・とはいえなんとか鈴谷たちの部屋まで来れたな・・・)」
提督「(しかし酒といっても飲みすぎて夜動けなくなってはまずい・・・セーブして飲まなくては)」
提督「俺だ、開けてくれ」
コンコンコン
......ガチャ
鈴谷「鈴谷だよ」
熊野「熊野ですわ」
鈴谷「おっ!提督来たねー、あがってよ」
提督「ああ、すまんな。失礼する」スッ
バタン
熊野「提督はそちらでお座りになっていまして?熊野がお酒を持ってきますわ」
鈴谷「いやー提督とお酒飲むのなんてめっちゃ久しぶりじゃん?鈴谷たち張り切っちゃうよ!」
74 = 72 :
提督「たしかにそうだな、半年ぶりくらいか?」
鈴谷「おっ、提督やるじゃーん。正確には165日ぶりでーす」キャピ
提督「本当かそれ?ずいぶんと正確に覚えてるんだな」
鈴谷「ほんとだよ。ちなみに前々回は212日前」
提督「そ、そうか・・・鈴谷は記憶力がいいんだなー」
提督「(そんなはっきり覚えているなんてなんか怖いな・・・)」
鈴谷「当たり前じゃん!なーんて、提督とのことだけだよ・・・こんなに覚えてるのは」ジ-
提督「そ、そっか・・・・・・(なにこの子・・・こわっ・・・)」
熊野「お持ちしましたわ。提督には私がおつぎいたしますわ」
提督「おお、ありがとう」
コポコポコポ
提督「わはは!確かにこれはうまそうな酒だ。うん?熊野たちは飲まないのか?」
熊野「もちろん飲みますわよ。でも提督が先に飲んでいただかなくては私達も飲みづらくってよ?」
提督「そ、そうだな、ではいただくぞ熊野」ゴクゴク
75 = 72 :
提督「ふはー!酒なんて久しぶりだなあ、うん、うまい」プハ-
鈴谷「ん、じゃあ鈴谷達も飲もうよ!」
熊野「ええ、そうですわね」
ワイワイガヤガヤ
ゴグゴク......
=====================================
提督「いやーそれにしてもお酒がうまい!熊野が誘ってくれたおかげだなあ!ふはははは!」ゴクゴク
熊野「そういっていただければ誘った甲斐がありましてよ、提督」ゴクゴク
鈴谷「なーんか最近提督表情硬かったじゃーん?だから久しぶりに鈴谷達で誘ったんだよ?」ゴクゴク
提督「む、そうだったかな・・・」
提督「(そういえば川内や加賀にも似たようなことを言われた気が...)」
提督「(もしかしたら提督を続けていくのに疲れを感じはじめてからみんなとの接し方が硬くなっていってしまったのかもしれないな......)」
提督「(ま、今となってはどうでもいいことか、フヒヒwww)」
76 = 72 :
提督「まあそれは悪かったな、鈴やんに熊のん!」
鈴谷「あははは!ま、今日の提督は元気そうで鈴谷も安心だよ!」
鈴谷「じゃあテンションもあがってきたしそろそろゲームの時間だね!」
提督「ゲーム?」ゴクゴク
鈴谷「そうだよ、じゃじゃーん!ポッキーだよ!」
鈴谷「ポッキーを使ったゲームですることなんて一つしかないよねー!」
熊野「ま、まさか、ポ、ポッキーゲームですの!?」
鈴谷「熊野大当たりー!」
熊野「まあ!やったわ!」
提督「・・・」ゴクゴク
鈴谷「提督にはこれから鈴谷達とポッキーゲームをしてもらいまーす!」ニヤ
提督「ま、まあいいけど・・・」ゴクゴク
77 = 72 :
鈴谷「じゃあ最初は熊野からね!」
熊野「ちょ、ちょっと鈴谷。予定では最初あなたからではなかったですの?」小声
鈴谷「気にしない気にしない!強引にいっちゃいなよ」小声
熊野「・・・・・・」
熊野「まあいいですわ。では提督、ポッキーをくわえてくださいまし」スッ
提督「う、うん」パクッ
熊野「・・・」パクッ
提督「・・・」ジ-
熊野「・・・」ジ-
提督「・・・」
熊野「・・・」
鈴谷「ちなみに唇が触れるまでは終わらないからねー」ニヤニヤ
78 = 72 :
提督「・・・・・・」
提督「(熊野は顔を真っ赤にして停止しているが・・・)
提督「(ふっ、ふはは、フハハハハ!酔いが回ってる俺に死角なんてないんだよwww!)」
提督「(こんな勝負一瞬で終わらせてやる!雑魚が!)」ポリポリポリポリポリ
熊野「!?」
提督「(オラオラオラwwwどうしたクマっころwww)」ポリポリポリポリ
チュウウウウウ
鈴谷「おお!提督大胆!」キラキラ
提督「・・・」プハッ
熊野「」ホ-シン
提督「(少し長めにキスしてしまったな・・・だが熊野は放心状態・・・ククク)」
提督「わっはっは!」
提督「普段お嬢様キャラを演じているお子様熊野には少々刺激が強かったようだな!」ニヤ
提督「お前が俺をポッキーゲームに誘うなんて100年早いんだよwwwおいコラwwwクマのすけwww」
提督「これに懲りたら二度となめたマネをしないこt」頭ガシッ
提督「へ?」
79 = 72 :
チュウウウレロレロレロ
提督「!?」
提督「(なっ!?息ができな・・・)」ジタバタ
チュウウウウウウ
ジュルジュル
提督「(と、とりあえず熊野を引きはがさないと!)」グイッ
提督「ハァハァ・・・熊野いきなり何を!?」
熊野「提督、キス・・・もっとわたくしとキスを・・・もっともっとおぉぉ♡」ハァハァ
提督「(は、発情した・・・)」ボ-ゼン
熊野「提督もっと!もっとですわ♡」ガシッ
提督「ちょ、やめ「はーい、そこまで」
鈴谷「そこまでだよ、熊野」ガシッ
熊野「そ、そんな・・・まだわたくしの心は満ちていませんわ!」
鈴谷「次は鈴谷の番なんだから。それにまだゲームはたくさん用意してるって!」小声
熊野「ま、まあ!それは本当ですの!?それなら待つしかありませんわね!」キラキラ
鈴谷「うん!」
鈴谷「じゃあ提督、次は鈴谷とだね」スッ
提督「あ、ああ・・・お手柔らかにな」アセアセ
提督「(それにしても・・・熊野があんな肉食系になるとは)」チラッ
熊野<●><●>ジ-
提督「(ひいぃー!?完全に獲物を狙う目だ!調子に乗るんじゃなかったー!?)」ガクガクブルブル
80 = 72 :
=====================================
同時刻ー執務室にてー
タッタッタッ
ドアガチャ
川内「提督夜だよ!じゃあ私夜戦いってくるね!」
川内「ってまだ戻ってないんだ・・・」
川内「全く仕事をサボっちゃいけないよー」
川内「あーもう机の引き出しに紙がはさまってるじゃん・・・これじゃあ書類が破けちゃうよ」ヤレヤレ
川内「私が直してあげないと」ガサッ
川内「・・・辞表?」
川内「・・・・・・」
川内「・・・」
川内「・・・・なに・・・これ・・」ブルブル
=====================================
81 :
うっひょー!ワクワクしてきた
82 = 72 :
フタサンマルマル
提督「」ゲッソリ
熊野「ふふふ///」ツヤツヤ
鈴谷「えへへ///」テカテカ
提督「あー疲れた、少し飲み直すか・・・」ゴクゴク
熊野「全く、情け無いですわよ提督。この程度で疲れるなんて」
鈴谷「そーだよー提督ー」ニヤニヤ
提督「いや俺はお前ら二人の相手をしてるわけだからな!?」ツッコミ
鈴谷「にっひっひっひ!」
鈴谷「でも今日の提督はずいぶん積極的だったじゃーん?」
提督「はっはっは、そりゃあまぁなwwwww!なんつったって今日で提督を辞めるんだからな!そりゃあテンションも上がるわいwwwww」
鈴谷「え・・・・・・」
熊野「・・・・・・」パリン
提督「・・・・・・」
提督「(・・・し、しまったー!?酔いが回って口がすべった!あばばばば)」
83 = 72 :
熊野「・・・提督、いまなんとおっしゃって?」ユラッ
鈴谷「・・・」スッ
提督「え、えっと、その・・・(ど、どうしましょうどうしましょうどうしましょう・・・こうなったら!)」
提督「す、すまん今のは冗談だ」アセアセ
提督「こう言ったらお前らがどういう反応をするかと思ってだな・・・」オロオロ
熊野「・・・・・・」
鈴谷「・・・・・・」
熊野「なるほど、そういうことでしたの。でもその冗談はひどくつまらないわよ、提督」
鈴谷「さすがの鈴谷相手でもその冗談はきついって」
提督「す、すまん」アセッ
熊野「・・・」
鈴谷「・・・」
提督「・・・(うう、なんとか誤魔化せたものの空気が悪くなった・・・)」
84 = 72 :
鈴谷「ま、とりあえず飲もうよ」ゴクゴク
提督「あ、ああ。ち、ちなみになんだが・・・」
提督「もし俺が提督を辞めたら熊野達だったらどうする?」ビクビク
熊野「・・・・・・」
熊野「・・・そうですわね。私なら・・・提督がどこへも行かないようにするために・・・監禁すると思いますわよ」ハイライトオフ
提督「」
提督「か、監禁?」ブルッ
熊野「ええ」
鈴谷「監禁だけなんて熊野は優しいねー。鈴谷なら歩けないように足も折っちゃうかも!なーんて、あははははは」ハイライトオフ
提督「そ、そう・・・か・・・ははは」ガクガクブルブル
提督「(目から光が消えている・・・こいつら本気だ・・・!)」ブルブル
85 = 72 :
提督「ちょ、ちょっとトイレに・・・・・肩ガシッ
鈴谷「トイレなら鈴谷達の部屋の使っていいから。ちゃんと戻ってきてね」
鈴谷「つまらない冗談を言った提督にはお仕置きだよ、次はもう少し濃いゲームにするから。夜はまだ終わらないよ」ハイライトオフ
提督「ひゃ、ひゃい、分かりました」ビクビク
ドアガチャ
バタン
カチャリ
提督「ひいぃぃー!?どうすれば!?こ、このままではなにをされることか・・・!」ブルブル←トイレの中
提督「・・・・・・」ブルブル
提督「・・・・・・」ガクガク
提督「・・・・・・」
提督「・・・」
提督「!」
提督「(そ、そうだ!トイレの窓から出られるじゃないか!よし!)」
ガララッ
コソコソ...スッ...サササササッ
86 = 72 :
=====================================
マルマルマルマル
提督「ふはは、ふはははは、わっはははははははは!抜け出してやったぞコラーwww!」ズダダダ
提督「甘いんだよ、すずくまシスターズwwwぷぷぷっwww」ダダダダ
提督「とりあえずこのまま執務室に特攻じゃーいwww」ダダダダ
提督「っと待て待て。深夜とはいえ霞や加賀が執務室で待ち構えているかもしれない・・・!ここは慎重に・・・」スッ
スッスッ...サササッ
タッタッタッ...ソロリソロリ...
提督「ふうー・・・」
提督「(執務室の前まで来たが・・・どうやら明かりはついてないみたいだな・・・)」
提督「(ゆっくりドアを開けてみよう)」
カチャ...キィィィ...
提督「・・・」チラッチラッ
提督「(大丈夫そうだな、入るか・・・)」
87 = 72 :
提督「(辞表をとってさっさと出よう・・・)」
提督「・・・・・・」
提督「(あれ・・・?ここの引き出しにしまったはずなんだが無いぞ?)」ガサガサ
提督「(まさか霞がもっていったのでは・・・しかし暗くて何も見えない)」ゴソゴソ
提督「(仕方がない、一度照明をつけるか・・・)」パチッ
アカリピカッ
川内「・・・・・・」
提督「」
提督「ぎょわああぁぁーーー!?」
88 = 72 :
提督「・・・って川内か・・・お、脅かすなよ・・・心臓が止まりそうだったぞ」ビクビク
川内「・・・・・・」
提督「川内?どうしたんだ突っ立って?夜戦に行くんじゃなかったのか?」タジタジ
川内「・・・・・・」
提督「・・・」
提督「(うつむいて何も喋らない・・・どうしたんだこいつ?反抗期か?)」
提督「(まあいい、シカトだ。そんなことより辞表を・・・)」
提督「・・・うん?」
提督「よく見たら床にビリビリに紙が散らばって・・・これはいったい・・・」
提督「・・・」ペラッ
提督「(俺の辞表!?誰かに見られたのか・・・!?)」
提督「・・・・・・」
提督「・・・」
提督「(この暗闇の中夜戦にも行かず執務室でうつむき何も喋らない川内・・・)」
提督「(激情に身を任せたかのように細かくビリビリに破かれた俺の辞表・・・)」
提督「(・・・非常に嫌な予感が)」アセタラ
89 :
艦むすは軍艦を擬人化した、純粋な人間ではない存在だし多少のバグがあってもおかしくない
90 = 72 :
提督「(こ、ここは自然な感じに)」
提督「と、とりあえず川内、お、俺は行くからな・・・は、早めに寝ろよ・・・ははは」スッ
川内「私見ちゃったんだ」
提督「・・・・・・」ビクッ
提督「・・・み、見たって何を見たんだ?」アセアセ
川内「とぼけないでいいよ、そこに散らばってる紙切れだよ」
提督「そ、そうか・・・」
提督「(ひいー!?やばい、やばい、やばいよー!夜戦バカに辞表を見られた、夜戦バカに辞表を見られた、夜戦バカに辞表を見られ・・・)」アワアワアワ
提督「(うん?夜戦バカ?)」ピタッ
提督「・・・・・・」
提督「・・・」ニヤッ
91 = 72 :
提督「そ、そっかー辞表見ちゃったかー川内はうっかりさんだなー!」ハハハ
川内「・・・・・・」
提督「よし!じゃあこうしようじゃないか!」フフフ
提督「川内、きょうお前はなにも見なかった。そういうことにしたまえ」
提督「そのかわり!これから1ヶ月間、お前には毎日夜戦に行く許可を与えようではないか!」
提督「どうだ?嬉しいだろうー?」ククク
川内「・・・・・・」
提督「・・・・・・」
提督「(なんだこいつ・・・喜ばないなんて・・・おかしいな、もっとよこせってことか?)」
提督「わかった!じゃあ2ヶ月だ、これでどうだ?」
提督「これだけ夜戦に行けばお前も夜戦バカを卒業して夜戦マスターだ!なんてなーなんてなーwww」
川内「ねえ提督」
提督「え?」
92 = 72 :
川内「なんで私がいままで夜戦って言ってたか教えてあげるよ」
提督「へ?」
川内「私・・・夜戦はもちろん好きだよ」
川内「でもそれ以上に・・・本当は提督に構って欲しくて言ってたんだよ?」
提督「・・・・・・」
川内「それなのに、それなのに、それなのに・・・・・・」ブルブル
川内「どうして、どうして辞めるなんて・・・」ワナワナ
川内「なんで?なんでなの?なんでよ?なんで・・・」ガクガク
提督「あ、あの、川内?」
川内「・・・・・・」
提督「・・・」
川内「ナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナナンデナンデナンデンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデ」
93 = 72 :
提督「(こ、壊れた・・・!)」
提督「(と、とりあえずここにいては確実に危険だ・・・!立ち去ろう・・・)」ソロリソロリ
川内「どこにいくの」
提督「」ビクッ
川内「・・・・・・」
川内「・・・えへ、えへへ」ニコ
川内「えへへへへへ、ねえ提督、私と夜戦しよ!」ニコニコ
提督「え?」
提督「お、俺は艦娘じゃないから夜戦なんてできな「違うよ」
川内「夜戦(意味深)の方だよ」
提督「」
川内「既成事実さえつくっちゃえば提督はここを離れるわけにはいかないもんね・・・えへへ、なんだ最初からこうすればよかったんだ、そしたら提督にも構ってもらえたのに」ハイライトオフ
94 :
ここで静かに涙を流すだけなら川内にもワンチャンあるのに
95 = 72 :
提督「や、やめ・・・」アトズサリ
川内「?なんで逃げようとするの?」
川内「あ、なるほど。提督私と鬼ごっこがしたいんでしょ?夜の・・・」
提督「な、なにを言って・・・」ビクビク
川内「ふーん、いいよ。してあげる!」
川内「私が10数えるからその間に逃げてね」
提督「え・・・」
川内「ただし。もし私が提督を捕まえたらその時は夜戦(意味深)で提督をめちゃくちゃにするから」ハイライトオフ
提督「そ、そんなちょっと待ってくれ」アセアセ
川内「じゃあ始めるね!」
提督「ちょ、待っ「いーち」
96 = 72 :
川内<●><●>「にぃーい」ニヤニヤ
提督「ひい!?」
川内<●><●>「さぁーん」ニヤニヤ
提督「もうだめだー逃げろーーー!!!」ズダダダダダ
ドアバコ-ン
ダダダダダダズテッ...ダダダダダダ
川内「じゅーう!」
川内「えへへ・・・捕まえるか・・・」ハイライトオフ
ドアバタン
=====================================
97 = 72 :
提督「ひいぃーーー!?川内こわっ!なめてた!あいつには夜戦さえ行かせとけば問題ないと思ってたがそんなことなかった!ひいぃー!」ダダダダ
提督「とてもこの鎮守府にはもういられないっ」ダダダダ
提督「さっさと門から抜け出そう!」ダダダダ
提督「うげっ!?」
提督「か、霞が・・・門の前で待ち伏せしている・・・」
提督「ど、どうしよう」オロオロ
提督「・・・・・・」
提督「・・・」
提督「(ハシゴがある・・・そ、そうだ!門から出なくとも壁を登れば!よし)」
98 = 72 :
=====================================
鎮守府の外
提督「・・・・・・」タッタッタッ
提督「・・・」タッタッタッ
提督「ふふふ」
提督「ふはははは」
提督「ファーwwwwwいとも容易く抜け出してやったぞコラーw」
提督「門から人が出入りするとは限らないのだよ、かwwwすwwみw」
提督「艦娘といえど所詮知能は子供レヴェルかwwwこんな子達が海上で人類の敵と戦っているなんてそんなアホなことあるかいwwwww」
提督「・・・とりあえずこのまま町に直行するか」
タッタッタッタッタッ..............
99 = 72 :
=====================================
その後俺は無事に町に辿り着いた。
艦娘の怖さを生身で感じた俺は軍とは一切関わりを絶ち手紙で大本営に辞めるという旨だけ伝えた。大本営から返信の手紙は来たが見ることなく全て処分した。住む町も鎮守府から遥か遠い場所を選んだ・・・・・・
=====================================
100 = 72 :
半年後のある日の夜
元提督「いやー今日もじゃがいもや人参がたくさんとれた、はっはっは!」
元提督「夜ご飯はじゃがバターとかいいかもなあ」
元提督「とりあえず収穫して疲れた・・・家に帰ったらご飯を食べて早く寝るとするか!」
ドアガチャ
提督「(さて、電気をつけてご飯の支度をするか・・・・・・)」カチッ
アカリピカッ
みんなの評価 : ☆
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