元スレ提督「いやー鎮守府に帰るの久しぶりだなー」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
401 = 1 :
暁「で、でもこっちに来る深海棲艦は陽動みたいだし大丈夫よ。多分」
吹雪「あれ?でもなんで夕立ちゃんは泊地に行っちゃったのに暁ちゃんはここにいるの?」
暁「さあ?」
吹雪「司令官もそっちに行っちゃったしどうしよー!」
『あーあー、聞こえますかー?』
吹雪「?」
『どうも、ここの司令官が泊地に行ったんでその間にここを任された者です。よろしく』
402 = 1 :
吹雪「うわあああああよくわかんない人が来ちゃったよおおおおお」オロオロ
吹雪「司令官はきっとここを見捨てるつもりなんだよおおおおおおお」
暁「あわわわわ!落ち着きなさい!」ブンブン
暁「(それにしてもこの声どこかで……)」
『これから今ここにいる艦娘で防衛戦をする、今から呼ばれたものは艤装を準備し出撃せよ』
吹雪「だ、誰が呼ばれるのかな……」
『旗艦……』
---------------------------
------------------
----------
------
--
403 = 1 :
-海-
吹雪「あわわわわ、なんで私が呼ばれちゃったんだろ」
球磨「遠征じゃないのは久しぶりクマー」
多摩「嬉しいニャ」
朝潮「朝潮、例えこの身が朽ち果てようと頑張る所存です!」
暁「みみみ皆落ち着いて!」ガクガク
弥生「まず旗艦の暁さんが落ち着いてください」
暁「ご、ごめんなさい。だから怒んないで」
弥生「怒ってないです……」
404 = 1 :
暁「それにしても私が旗艦なんて……」
『皆、準備はいいか?』
暁「ええ、大丈夫よ」
暁「(やっぱりこの声どこかで聞いたような……)」
『そろそろ敵が来る、迎撃するぞ』
暁「(いけないいけない、集中しなきゃ)」
暁「わかったわ!」
405 = 1 :
吹雪「うう、不安だよぉ」
『大丈夫、お前達は強い』
吹雪「え?」
『戦艦や空母が全てじゃないさ』
弥生「そうなんですか……?」
『ああ、最後に頼りになるのは駆逐艦や軽巡なんだよ』
球磨「変わった人クマー」
『よく言われる』
暁「来たわ、相手の艦載機よ!」
406 = 1 :
ブロロロロ
『よし、まずは輪形陣でやり過ごすんだ!』
暁「!」
吹雪「り、輪形陣ですか!?」
多摩「演習以外でやるのは初めてだニャ」
『ああ、被害を抑えるにはこれが一番だ』
朝潮「でもそれでは雷撃戦での命中率が下がるのでは……」
『そこは気合だ!』
球磨「やっぱこいつ駄目だクマ!」
多摩「無能だニャ」
吹雪「指揮官さん……」
暁「……」
407 = 1 :
『さあくるぞ、構え!』
ガガガガガガガ
吹雪「な、なんとか持ちこたえましたね」ハァハァ
弥生「凄い……誰も傷ついてない」
『気を抜くな、連携を取りつつ一番弱い敵から沈めろ!』
吹雪「はいっ!やあああああああああ!」
------------------------------
----------------------
----------------
----------
------
--
408 = 1 :
多摩「な、なんとか勝ったニャ」ハァハァ
球磨「疲れたクマー」ハァハァ
吹雪「でもなんだかんだ言って誰も中破にはなってないですよね」
弥生「気合いって……凄い」
朝潮「それにしても暁さんの動きがいつも以上に良かったですね」
吹雪「うん、今回のMVPだし本当に凄かったよ!まるで指示が初めからわかってたみたいに……」
暁「……」
吹雪「暁ちゃん?」
暁「……」ザザァ
吹雪「あっ、暁ちゃん!」
朝潮「どうしたんでしょうか?かなりの速さで戻って行きましたが」
吹雪「わかんない、でも今日の暁ちゃんなんだか様子がおかしかったんだよね」
吹雪「一体どうしたんだろ……?」
409 = 1 :
暁「……」ザザァ
暁「あの指揮の仕方も……戦果よりも私達の安全を優先するやり方も……」ハァハァ
暁「そっくりだった……」ハァハァ
暁「もしかして……」ハァハァ
410 = 1 :
―司令室―
提督「ふぅ、なんとかなったな」
電「流石司令官さんなのです」
提督「誰も傷つかなくて良かったよ」
電「やっぱりそのやり方は変わらないのですね」
提督「ああ、今まで勝ってこれたのは俺の指揮が上手いんじゃない、皆が強いからだ」
電「そんなことはないのです、司令官さんのおかげなのです」
司令官「さ、後は東提督に報告すれば……」
扉『』バンッ
提督「ん?」クルッ
暁「……」ハァハァ
提督「な……」
電「あ、暁ちゃん……」
暁「……しれー……かん?」ハァハァ
提督「あか……つき……」
411 = 1 :
今自分の前にいるのは紛れもなく暁で、ここまで来るとは思っていなかったから言葉に詰まる
暁「……」ツカツカ
提督「あ……あ……」
同時に東提督の言っていた事を思い出す、自分の勝手な行為がどれ程彼女達を傷つけていたのかを
きっと恨んでるに違いない、心の底から憎んでるに違いない
412 = 1 :
暁「……」ツカツカ
提督「く、くるな……!」
上手く立てずに後ずさる。彼女の口からどんな恨みの言葉が出てくるか、彼女がどれだけ私を憎んでいるか想像しただけで堪えられなくなる
暁「……」
提督「(くるっ!)」
反射的に目を瞑った。彼女の憎しみに歪んだ顔を見るのが嫌で、自分のしてしまった事を再確認するのが怖くて
413 = 1 :
暁「」ギュッ
提督「あか……つき……?」
暁「じれー……がん」ポロポロ
提督「なんで……泣いてるんだ?」
暁「ずっと……ずっと……会いたかったんだから……」ポロポロ
暁「ずっと……待ってたんだから」ポロポロ
提督「待っ……て……た……?」
414 = 1 :
暁「寂しくても……悲しくても……ずっと我慢してたんだから……」ポロポロ
暁「迎えにきてくれるって……信じてたんだから……」ポロポロ
提督「あ……あ……」
提督「(俺は……何を勘違いしてたんだろう……)」
提督「(目の前にいるのは……昔と何ひとつ変わらない暁じゃないか……)」
提督「(真っ直ぐで……純粋な……暁じゃないか……)」ポロポロ
提督「……ごめん……本当にごめん……」ポロポロ
暁「うわあああああああああん!」ポロポロ
提督「ごめんな……」ギュッ
――――――――――――
――――――――――
――――――――
――――――
―――
415 :
やっぱ泣いた暁は最高やな!
じゃけんどんどん暁を曇らしましょうねぇ〜
416 :
暁かわいい 育ててくる
417 :
>>415
フザケンナ、ヤメロバカ
418 :
このあと放っといたことと妹の境遇について怒られるな
419 :
-司令室-
扉『』コンコン
提督「失礼します」
東提督「どうも、昨日は鎮守府の防衛ありがとうございました」
提督「いえ、そちらもお疲れ様でした。どうでしたか?」
東提督「ええ、大きな被害は出ましたがなんとか守り抜きましたよ」
提督「それは良かったです」
420 = 1 :
鳳翔「ですが深海棲艦の様子がおかしかったのです」
提督「おかしかった?」
鳳翔「ええ、今まではバラバラに行動していたのですが昨日は何故か私達と同じように統制された動きをしていました」
提督「なんですって?」
鳳翔「はい」
東提督「深海棲艦も段々知恵を付けてきているのかもしれないですね」
421 :
>>415を旗艦にしてソロで出して轟沈させようぜ
422 = 1 :
提督「それは危険ですね。ちなみにその艦載機は?」
鳳翔「それがですね、私達の誰のものでもない艦載機なんですよ」
提督「誰のものでもない?」
鳳翔「ええ、第一、第二艦隊の全員に聞いても自分のではないと」
提督「ちょっと見てもいいですか?」
鳳翔「どうぞ」
提督「!」
鳳翔「どうかしましたか?」
提督「いや、なんでもないです。いい艦載機だなーって」ハハ
423 = 1 :
東提督「よかったらあげましょうか?」
提督「いいんですか?」
東提督「ええ、いくらいい艦載機でも誰のものでもないなんて気味が悪いですし。昨日のお礼ということで」
提督「ありがとうございます」
東提督「こちらの騒ぎに巻き込んですみませんでした、もう大丈夫なのでお帰りください」
提督「いえ、その前に一つ」
東提督「なんでしょう?」
提督「お願いします!暁を私に返してください!」バッ
424 = 1 :
東提督「……どうしたんですか急に?」
提督「やっと気づいたんです、どんなに艦娘に嫌われても、憎まれても、俺はそれでもあいつらが好きだって!」
鳳翔「提督さん……」
東提督「……昨日言ったはずです。貴方に返す艦娘はないと」
提督「どうか、どうかお願いします!」
東提督「駄目と言ったら駄目です!早く帰ってください!」
東提督「これ以上は憲兵に通報しますよ!」
提督「わかり……ました……」ギリッ
提督「失礼……します」バタン
東提督「……」
425 :
>>421
いや、旗艦は別の耐久高いのにして随伴で装備剥がした>>415付けた方がいい
426 :
>>425
それじゃあ一回の轟沈で終わっちゃうじゃないか
427 = 1 :
鳳翔「本当によかったんですか?」
東提督「……」
扉『』コンコン
暁「失礼します」ガチャ
東提督「しつこいと言っているだろう!」
暁「ひっ!」ビクッ
東提督「あ、暁か。すまない」
暁「どうしたの?司令官?」
東提督「いや、なんでもないさ」
暁「私は今日は何をすればいいのかしら」
東提督「ああ、昨日出撃したし今日は疲労抜きのために休みなさい」
暁「そう‥…わかったわ……」
428 = 1 :
東提督「どうした?調子でも悪いのか?」
暁「なんでも……ないわ、それじゃ」
東提督「ちょっと待ってくれ」
暁「なあに?」
東提督「暁、元の鎮守府に帰りたいか?」
鳳翔「……」
暁「え?」
東提督「元の鎮守府に帰りたいかと聞いてるんだ」
429 = 1 :
暁「ここも好きだけど……やっぱり帰りたいわ」
東提督「そうか、しかし大本営の命令がない限り異動はできない。諦めてくれ」
暁「わかってるわ、ここで頑張るって決めたから大丈夫よ」シュン
暁「じゃあ……もう行くわ……」
暁「」トボトボ
430 = 1 :
東提督「……」イライラ
東提督「あーもうっ!」
東提督「鳳翔!」
鳳翔「なんでしょう?」
東提督「そういえばうちの鎮守府はもう母港がいっぱいだったな!そうだよな!」
鳳翔「ええ」ニコニコ
東提督「そういうことだ暁、今うちにはどこぞの鎮守府から貰ってきた艦娘を置いておけるほどの余裕はない!」
東提督「だからお前を解体する!」
暁「ええ!?そんなの困るわよ!」オロオロ
東提督「うるさい!鳳翔、連れていけ!」
鳳翔「はい」ガシッ
暁「え!?ちょっと!?」ズルズル
暁「助けてえええええ!」バタン
東提督「ふんっ」ドサッ
431 :
ツンデレかよぉ~
432 = 1 :
暁「いやああああああ!」ズルズル
鳳翔「」パッ
暁「ああああああってあれ?」
鳳翔「冗談ですよ」フフ
暁「冗……談?」
鳳翔「母港がいっぱいになるほど艦娘なんていませんよ」
暁「じゃあなんで?」
鳳翔「解体されればそれ以上は追及されません。だから提督は暁さんを形式上解体したんです」
暁「それじゃあ暁は本当に解体されるわけじゃないの?」
鳳翔「ええ、これで暁さんは自由です。本当の提督の元へ行ってらっしゃい」
暁「え、いいの?」
鳳翔「ええ、あの人は素直じゃないですからこういう形になりましたが」
鳳翔「本当は艦娘の事をちゃんと考えているんですよ」
暁「司令官……」
鳳翔「あんな言い方しかできないからよく誤解されるんですけどね」
暁「鳳翔さんも大変ね」
鳳翔「そちらの提督も負けてませんけどね」
暁「そうだったわ……」
鳳翔「さ、早く行きなさい。提督が帰ってしまいますよ」
暁「わかったわ!今までありがとう!司令官にもありがとうって言っておいて!」ダッ
鳳翔「わかりました」フフ
433 = 1 :
-東鎮守府外-
提督「ぐぬぬ……」
電「どうしますか?」
提督「そうだな、こうなったら大井も呼んで無理矢理奪還なんてどうだ?」
電「勝てる気がしないのです」
提督「だよなぁ、流石に数が足りないなぁ」
提督「こうなったら深夜に忍び込むしかないか」
電「もし見つかったらどうなるのですか?」
提督「監獄行きかな」
電「嫌なのです!司令官さんが居なくなるのは嫌なのです!」ギュッ
提督「冗談!冗談だから離して!」
暁「何やってるのよ……」
提督「え?」
電「へ?」
434 = 1 :
暁「司令官がどうしてもって言うから戻ってきてあげたわ!」エッヘン
提督「本当か!?」
電「ばんざいなのです!」
提督「じゃあ帰るか!」
暁「ええ!」
提督「でも何か忘れているような……」
電「」ハッ
電「し、司令官さん」
提督「ん?なんだ?」
電「昨日……大井さんに晩御飯はシチューが食べたいと……」
提督「」
電「きっと怒ってるのです……」ガクガク
暁「あ、暁はまだこの鎮守府にやり残したことがあるからまた……」ガクガク
提督「急いで帰るぞ!」ガシッ
暁「ちょ!いきなり掴むなんてレディに対して失礼よ!」
提督「うおおおおおおおおおおおおお!」ダダダダダ
暁「いやああああああああああ!」
435 = 1 :
―海―
加賀「……」
榛名「どうしたんですか?」
加賀「……艦載機の数が足りないのよ」
榛名「もしかしたら先程の戦いで奪われてしまったのかもしれませんね」
加賀「そうみたいね」
榛名「諦めて帰りましょう」
加賀「ええ」
榛名「今回はあと少しで敗れてしまいました。次はもう少し戦艦を増やした方がいいですね」
加賀「そうね、陣形についてももっと詳しく教えましょう」ザザァ
榛名「ええ」ザザァ
436 = 1 :
ここまで。
ネタが無くなったから暫くは考える期間に入るかもしれないです。もし落ちたらすまぬ、頑張って考えます
437 :
乙
深海と戦ってたんじゃ…?
438 :
乙
おもしろい
439 :
おい、大井は?
440 :
乙
東提督とか西提督のほうが提督よりいいキャラに見えるww
441 :
鎮守府放置したあげくノコノコ戻ってきて艦娘取り戻しに他の鎮守府に行くなんてどれだけ面の皮が厚いんだ
442 = 421 :
1-1を装備剥がした>>415ソロで回そう
443 :
深海じゃないなら…まさか…いや、止めとこ。提督…残酷な道なるけど頑張れとしか、言えぬ。
444 :
どういうことだ?これ
実は深海側はこっちだったとかそういうアレ?
445 :
闇堕ちしたんやろ
446 :
乙
榛名はどうしていつも闇堕ちしてしまうのか
447 :
急に艦載機出てきたけど1レス抜けてるんか?
448 :
>>441
??「君の面の皮は試製51cm連装砲+一式徹甲弾を防げないのかね?」
449 :
特別な瑞雲か
みんなの評価 : ☆
類似してるかもしれないスレッド
- 提督「いやー鎮守府に帰るの久しぶりだなー」電「その2なのです」 (403) - [63%] - 2016/8/10 22:45 ☆
- 提督「鎮守府に妹がやってきた」 (900) - [48%] - 2016/1/2 14:15 ☆
- 提督「セクハラの時間だあああああああああ」 (119) - [47%] - 2016/6/5 2:45 ☆
- 提督「久しぶりに鎮守府に行ったら大変なことになってた」 (349) - [47%] - 2015/5/28 20:30 ★
- 吹雪「この鎮守府はおかしすぎます!!」 (1001) - [46%] - 2015/4/8 4:45 ★
- 提督「はぁ……女の子のおっぱい触りたい」 (145) - [46%] - 2015/2/11 8:00 ☆
- 提督「それでも艦娘とイチャイチャしたい!」 (883) - [46%] - 2016/5/30 14:00 ☆
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について