元スレ提督「いやー鎮守府に帰るの久しぶりだなー」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
801 = 1 :
飛龍「提督、やっぱり相手あんまりいい艦載機使ってないみたい」
北提督『やはりな。あの提督は暫く不在にしていた場合倉庫の鍵が掛けられ一時的に大本営の管理下に置かれることを知らないらしい』
北提督『まあこれを知っている奴の方が少ないだろうがな』
飛龍「どうしますか?」
北提督『構わん、やれ』
飛龍「はい!」
飛龍「……」キッ
飛龍「航空状態は拮抗!こちらも相手も艦戦はゼロです」
北提督『被害状況は?』
飛龍「今のところほとんど撃ち落されてはいません。更に相手の艦攻と艦爆をかなり落としました」
北提督『このままできるだけ損害を与えろ』
飛龍「はい」
802 = 1 :
飛龍「……」
飛龍「(なんだろう……)」
飛龍「(あまりにも上手く行き過ぎているような……)」
飛龍「(そういえば、蒼龍の艦載機ってあれだけしか積めなかったっけ?)」
飛龍「(いや、違う!もっと積めるはずだ!)」
飛龍「提督、ちょっと待っ……」
飛龍「!」
北提督『どうした?』
飛龍「相手の後方から更に艦載機が接近しています!」
北提督『落ち着け、恐らく後方にも配置していたんだろう。こちらの艦載機が少し減るが構わん、突っ切れ』
飛龍「いえ……それが……」
飛龍「相手の艦載機は……烈風(六〇一)です!」
803 = 1 :
蒼龍「提督、前半の艦載機ほとんどなくなっちゃったよ」
提督『大体予想はしてたからな、少しでも敵に損害を与えたら儲けもん位に考えてるさ』
提督『相手の艦戦はどうだ?』
蒼龍「ほとんど撃ち落したよ」
提督『完璧だ、よくやった蒼龍』
蒼龍「なんだか照れるなぁ」
提督『さあ後もうひと踏ん張りだ、頑張れよ!』
蒼龍「わかった!」
804 = 1 :
飛龍「提督、駄目です!どんどん艦載機が撃ち落されていきます!」
北提督『くそっ!どうにかするんだ!』
飛龍「どうにかってどうすればいいんですか!?」
北提督『そんなもの自分で考えろ!いいのか、このまま負けたら休暇はないんだぞ!』
飛龍「!」
飛龍「……」ギリッ
飛龍「絶対に……負けられない!」キッ
805 = 1 :
提督『どうだ?』
蒼龍「うん、このままいけば全部落とせるよ」
提督『そうか、最高の立ち上がりだな』
蒼龍「!」
蒼龍「提督、相手の艦載機の様子が少しおかしい」
提督『どういうことだ?』
蒼龍「他の全ての艦載機が一機だけを守るようにして向かってきてる!」
提督『全部落とされるのだけは避けようという事か、何とかして全部落とすんだ蒼龍!』
蒼龍「駄目、守りが堅すぎて突破されちゃったよ!ものすごい速さでこっちに接近してる!」
提督『落ち着け、たった一機だ!よく見て避けるんだ!』
蒼龍「嘘、さっきまでとは格段に速……」
ドォン
806 = 1 :
提督『蒼龍!』
提督『大丈夫か!?応答しろ!』
蒼龍「こちら……蒼龍……」
提督『無事か!?』
蒼龍「うん、私は大丈夫」
提督『そうか』ホッ
蒼龍「ただ、艤装にストッパーかかっちゃったみたい……」
蒼龍「だから私はここまでかな。ごめんね提督」
提督『気にするな、よくやったさ。後は見ていてくれ』
蒼龍「うん、そうするね。じゃあ」ピッ
蒼龍「……」
蒼龍「あの艦載機の最後の一撃、相手の執念を感じたなぁ……」
807 = 1 :
飛龍「……」ゼーハー
飛龍「制空権は奪われましたが……蒼龍を撃沈しました……」ゼーハー
北提督『よくやった』
飛龍「……まだ敵の艦載機が残ってます」
北提督『わかっている。こちらに艦載機が接近している!回避しろ!』
霞「来たわ!」
島風「島風には当たらないよ!」サッ
霧島「よく見れば大丈夫のはずよ」サッ
霧島「!」
霧島「もう一機ですって……!」
霧島「(駄目、このままじゃ……)」
五十鈴「危ない!」バッ
ドォン
808 = 1 :
北提督『大丈夫か』
霞「ええ、霧島さんは無事よ」
島風「でもその代わり……」
五十鈴「いつつ……艤装にストッパーかかっちゃったみたいね」
霧島「なんで私を庇って……」
五十鈴「そんなの勝つ為に決まってるじゃない。こんなところで主力を失うわけにはいかないわ」
島風「……」
霧島「ごめんなさい」
五十鈴「謝らなくていいから勝ってよね、絶対よ」
霧島「ええ」キリッ
北提督『そのつもりだ。そろそろ敵が来るぞ、迎撃しろ!』
霞島風霧島「「「はいっ!」」」
809 = 1 :
ここまで。投下遅くなってすまぬ
釣りをするが何も釣れなくて北上に弄られる西提督
810 :
乙
北上さんにイジられるとか羨ましい
811 :
北上さまに竿をいじられる西提督だって!?(難聴)
813 :
休暇の為とはいえ>>711であんなんだったのに連携やら庇ったりやらできるのは相当やな
814 :
絆とかそういう類じゃない、あくまでも個人同士の目的のための事務的な関係って感じ
815 :
目の前の餌にやる気が執念なったか
816 :
以上ネタ提供でした…
817 :
>>813
島風以外はそれなりに仲間意識あるんじゃない?
818 :
ぜかましもあるがあの提督のお気に入りで優遇されてるから嫌われてるだけだろ
819 :
大井「皆、作戦は覚えてるわね」
川内「わかってるよ」
電「はいなのです」
暁「ええ」
大井「これから交戦するけど一つだけ注意して」
大井「霧島は勿論だけどあの島風にも警戒しなさい」
川内「え、あの駆逐艦?」
暁「確かに速いものね」
大井「ええ、あの速さもそうだけどそれだけじゃないわ」
大井「あの子、なんとなく嫌な予感がするの」
電「嫌な予感?」
大井「ええ」
川内「ふぅん。了解、気を付けるよ」
暁「わかったわ」
電「なのです」
820 = 1 :
北提督『よし、敵の空母は潰した。後は大井を倒せばそちらにもう駒はない』
霧島「はい」
北提督『奴らも全力であいつを守ってくるはずだ、そうさせないように分断させろ』
北提督『そして島風と霧島の二人で大井を狙って霞が時間を稼げ』
霞「!」
島風「!」
霧島「!」
821 = 1 :
霞「それは……勝負に勝つ為に私に沈めって言いたいの?」
島風「ちょっと待って!時間稼ぎなら島風がするよ!だってほら、島風の方が速いし!」
北提督『ならん、大井は確実に仕留めなければならない』
島風「で、でも」
北提督『作戦に変更はない』
島風「……」
霧島「……」ギリッ
822 = 1 :
霞「……いいわ」
島風「!」
霞「やってやるわよ。感謝しなさい、このクズ」
霞「あんたなんて……あんたなんて地獄に落ちればいいのよ!」バキッ
霧島「……私ももう疲れたわ」バキッ
島風「……」
霧島「これが演習でなければ確実に霞ちゃんは沈むでしょうね」
霞「もういいわ。どうせここで勝ってもいつかこういう作戦で沈むことになるんだし好きにやらせてもらって」
霞「これが終わったら解体申請でもだすわ」
霧島「私も一緒に行きますよ」
823 = 1 :
北提督『島風、聞こえるか?』
島風「……」
北提督『あの二人が無線を壊したようだがお前の無線があれば問題ない、作戦の続きだが……』
島風「提督!」
北提督『……なんだ』
島風「安心して、絶対勝つから!」
島風「じゃあね!」バキッ
霞「どういうつもり……」
霧島「これは驚きましたね……」
824 = 1 :
島風「勝てばいいんだよ。そうすればきっと許してくれるよ」ニコッ
霞「別に許してもらおうなんて思ってないわよ」
霧島「でもやはり勝負には勝ちたいですね」
島風「じゃあ作戦どうするの?」
霧島「今私が考えるので待ってて……」
霞「あのクズの作戦でいいわよ」
島風「!」
霧島「!」
霞「別にこれは実戦じゃないんだし。それに勝つ為にはこの作戦が一番でしょうしね」
島風「でも……」
825 = 1 :
霞「勘違いしないで。これはあのクズに言われたからじゃなくて私自身の意志でやってるの」
霞「だから負い目なんて感じる必要ないわ」
霧島「……本当にいいんですか?」
霞「ええ、それにもう時間もないし」
霧島「そうね、そろそろ来るわ」
霧島「総員、戦闘準備!」
島風霞「「はいっ!」」
826 = 1 :
一旦ここまで。続きは夜で。後二回の投稿で終わります
西鎮守府を任されて張り切るが全部空回りする山城
827 :
乙
後二回で終わるのかこれ
何にせよ楽しみにしてる
828 :
後二回ってのは演習編って意味なのかSS自体って意味なのか……
バキッって島風が殴られたのかと最初思ったわ
829 :
後二回って演習のことだよな?
こんな良作が終わるのは嫌なんだけど
830 :
あと2回で演習終わらして複線回収するのは無理だろ。
まあ無線機壊す音なら「バキッ」よりは「グシャッ」とかの方が良いかもね。
831 :
擬音とかどうでもいい
832 :
すまぬ、誤解を与えてしまった
後二回の投稿で北鎮守府編が終わりって事です
そしてキリがいいのでこのスレで書くのは終わりで次スレ行こうと思ってます
ついでに一旦充電期間を作ってその間に簡単な物をもう一つ書こうかなと思ってます
833 :
了解した
834 :
以上ネタ提供でした…
835 = 829 :
了解です
期待してまっせ
836 :
大井「敵艦発見、戦闘に入るわよ!」
提督『総員作戦通り動け!』
暁「わかったわ、大井さんは雷撃の準備をお願い!」
電「その間は電達が守るのです!」
大井「わかったわ」
霧島「そうはさせない!総員突撃!」
島風「はーい!」
霞「わかったわ!」
837 = 1 :
川内「させないよ!」ドンドン
電「なのです!」ドンドン
暁「レディが相手よ!」ドンドン
島風「そんなの当たんないよ!」サッ
霧島「そんなの効かないわ!」ザザァ
電「電達の砲撃を受けてもびくともしないのです」
暁「それどころか気にせずこっちに向かってくるわ」
提督『諦めるな。当て続ければダメージは蓄積される!』
暁「そんなのわかってるわ!」ドンドン
838 = 1 :
霧島「!」
霧島「ここよ!」ドン
ドゴォン
大井「!」
電「っ!」
暁「きゃあ!」
川内「くっ、凄い爆風だね」
島風「こっちもあるよ!」ドンドン
霞「くらいなさい!」ドンドン
暁「甘いわ!」サッ
電「なのです!」サッ
839 = 1 :
霧島「避けると思ってましたよ」ニヤリ
川内「!」
川内「二人共!大井から離れすぎだって!」
暁「!」
電「!」
暁「いつの間にか……」
電「大井さんが一人になっているのです……」
大井「これが狙いだった訳ね……」
提督『急いで大井の元に戻るんだ!』
暁「わかったわ!」
電「なのです!」
ドン
川内「!」
暁「!」
電「!」
霞「あんた達の相手は私よ」
川内「一人で相手するつもり?」
霞「私一人で十分ってことよ」ジャキ
川内「ふぅん」ジャキ
------------------------
----------------
----------
-----
--
840 = 1 :
大井「これがあなた達の作戦って訳ね」
霧島「ええ」
島風「そうだよ」
大井「私を倒せば他はどうでもいいなんて随分舐められたものね」
霧島「ええ、ただの駆逐艦と軽巡になんて負けませんよ」ジャキ
大井「私だって魚雷なんか使わなくてもあなた達くらい倒せるわ」ジャキ
島風「負けないよ。だって遅いもん」ジャキ
大井「はああああああああああ!」ドンドン
841 = 1 :
川内「遅いよ!」ドンドン
霞「くっ!」
霞「まだよ!まだ私は戦えるわ!かかってきなさい!」
川内「しぶとい!さっさと沈んでよ!」ドンドン
霞「!」
ドン
霞「かはっ……!」
川内「……やっと終わりだね」ハァハァ
霞「……」ハァハァ
842 = 1 :
霞「そうね、この距離は流石に逃げ切れないわ」ハァハァ
霞「(私も……ここまでのようね……)」
川内「……」ジャキ
霞「(これが実戦だったら……私はこんな最期になってたのかしら……)」
霞「(そんなものよね……私なんて……)」
川内「さよな……」
川内「!」ゾクッ
川内「(殺気!)」クルッ
飛龍「はあああああああああああ!」ドゴォ
843 = 1 :
川内「かはっ……!」メリメリ
霞「!」
川内「(意識……が……)」
提督『川内!大丈夫か!』
川内「!」ハッ
川内「(ただじゃ……やられないよ……)」ジャキ
霞「やめなさい!」
川内「」ニッ
川内「」ドン
ドゴォン
844 = 1 :
提督『おい!川内!大丈夫か!返事しろ!川内!川内!』
霞「うっさいわね」ケホケホ
提督『なんだお前は!川内はどうした!』
霞「私の横で気絶してるわ」
提督『そうか……一体何があった?』
霞「あんた一体艦娘にどんな訓練させてるのよ」
提督『どういう意味だ?』
霞「どうもこうもないわよ。意識が飛ぶ瞬間になんのためらいもなく私達ごと巻き込む砲撃撃つなんてどんな精神してるのよ」
霞「おかげでこっちは二人とも轟沈扱いよ」
提督『そうか。川内が起きたらありがとうと伝えておいてくれ』
霞「嫌よ、自分で伝えなさい」バキッ
霞「ふんっ」
845 = 1 :
霞「それと……」クルッ
飛龍「……」
霞「なんで私のところに来たのよ。私は時間稼ぎの囮よ?」
飛龍「別に、ただ提督がそこに向かって援護しろって言ったから来ただけ」
霞「!」
飛龍「これでよかったの?提督」
北提督『十分だ』
飛龍「そう、じゃあね」ブツッ
霞「嘘……でしょ……」
飛龍「ま、結果的には二人とも轟沈扱いになったけど相手が悪かったからだね。普通なら二人とも生きてた」
霞「じゃあ……あいつは初めから私を犠牲にするつもりなんてなかったの……?」
飛龍「さあ?提督の考えることなんて私にはわからないね」
飛龍「でも提督ってさ、私の知ってる限りでは解体は山ほどしてきたのに轟沈だけは一度もさせたことなかった」
飛龍「これだけは確かだよ」
霞「……」
飛龍「まあ考えたって無駄だって。後はただ待とうよ、勝利の報告を……」
846 :
ほー…ならなんで蒼龍はあんな形で流れ着いたんですかねぇ…?
あれ轟沈みたいなもんじゃないの?
847 :
実は良い人設定やると他所みたいに荒れるぞ
848 :
>>847
同意。だか、絶対良い人ではない。すでに殺した(解体)艦娘いるしな
849 = 1 :
大井「」ハァハァ
霧島「私達二人相手によく逃げたわね」ジャキ
島風「追いかけっこ楽しかったよ」ジャキ
大井「まだ……負けてないわ……」ジャキ
大井「はあっ!」ドンドン
島風「当たらないって言ってるでしょ!」サッ
霧島「決めるわよ!全門斉射!」ドンドン
大井「きゃあっ!」
大井「……駄目、ストッパーがかかったわ。轟沈ね」
850 = 1 :
霧島「やったわ!私達の勝利よ!」
島風「だって私速いもん!」
大井「ええ、確かにあなた達は勝ったわ……私にね」
島風「」ピク
霧島「どういう意味かしら?」
大井「提督、準備はできたかしら?」
提督『ああ、間に合わなくてすまなかった』
大井「仕方ないわ、だって二人がかりで来るとは思わなかったんですもの」
島風「!」
島風「後ろ!」
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