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    元スレ咲「あ、竹井先輩だ」

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    みんなの評価 : ★★
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    101 = 77 :


    智葉「まぁ、いろいろと急に押し付けすぎたな。この話は頭の片隅にでも留めておいてくれ。さて、たまには世間話でもするか。客人がふたりもいることだしな」

    「そーですねえ…あっ!そういえば午前中、また江崎先輩が廊下でアジ演説してたんですよー」

    智葉「こう言ってはなんだが、バカだろ」

    胡桃「愛宕の姉の方も騒いでたよね。そんなつまんない話より漫才させろーって」

    智葉「…頭が痛くなるな」

    「…お疲れ様です。お茶のおかわりです」スッ

    智葉「すまない」

    恭子「洋榎はホンマモンのちゃらんぽらんやからな」ズズ

    智葉「どうにかしろ」

    恭子「ムリ」

    「あはは…」

    102 = 77 :


    (…ああああ…どうしよう…屋上のことを話すべきかどうか…)

    『これで私たち、共犯者(ナカマ)ね』ニコッ

    (…っ)ズキッ

    智葉『君に協力してほしい』

    「…」

    「…あのっ」

     「こんちはー」ガラッ

    智葉「ん、ああ…お前か」

    「どもどもー。生徒会の方から、いくつか書類の方をお届けにきましたよん。あら?」

    「あ…」

    「…へぇー」ニヤッ

    103 = 77 :

    さすがにネルソン
    このssどこに向かってるんですかねぇ…

    104 :

    江崎でなぜかむこうぶちの方の江崎が出てきた

    105 :

    おつおつ
    屋上組と風紀委員で咲さんの取り合いになるのかしら

    106 :

    咲さんはそろそろ自らの好奇心が災難を呼んでいることに気づくべきです

    107 :

    好奇心は池田をも[ピーーー]からね

    108 :

    末原さんカタカタさせたい

    109 :

    末原さんに迫られる咲さん

    110 :

    乙 相変わらず面白い

    111 :

    生徒会の面々とも仲良くさせちゃおう

    112 :


    智葉「どうした?」

    「んー?や、珍しい子がいるもんだなぁって思ってね。ね、咲?」

    「えっと…」

    智葉「知り合いか」

    「本を貸したり借りたりする間柄よ」

    智葉「…まぁお前は顔が広いからな」

    「褒められたのかしら?」

    智葉「そうだな」

    「うれしいわー」

    113 = 112 :


    恭子「さっさと渡すもん渡せや」

    「あらごめんなさいね?はいこれ」

    恭子「ん」

    智葉「たまにはゆっくりしてったらどうだ」

    「んー。お言葉に甘えたいのはやまやまなんだけど、あんまりふらふらしてると怒られちゃうからねー。うちは怖い子が多いから」

    智葉「それは残念」

    (…なんか怖い)

    114 = 112 :


    「それじゃ用は済んだし帰るけど…咲は風紀委員に用があったの?」

    「え…っと、それは…」

    智葉「彼女は私が招いた。先日話をする機会があったので、少しね。もう用件は済ませて、雑談に興じていたところだが」

    「ふーん…じゃ悪いんだけど、咲を借りてもいいかしら?」

    「え?」

    智葉「良いも悪いも、我々に彼女を引き留められるだけの理由はない。そういうことは本人に聞くべきだ」

    「だって。ちょっといい?」

    「あ、はい…」

    115 = 112 :


    「それじゃいきましょ」ギュ

    「わわっ…!あ、あの、おじゃましました!」

    智葉「またいつでもきてくれ。歓迎する」

    「じゃあねー」

     ピシャ

    智葉「…」

    豊音「宮永さん行っちゃったよー…」

    胡桃「気に入ったの?今度こっちから会いにいけばいいよ」

    豊音「そだねー」

    「あの人は、やっぱり慣れませんね」

    恭子「あれでかなりしたたかやしな。食わせもんっちゅーやつや」

    智葉「…女狐め」

    116 = 112 :


    「…」スタスタ

    「…っ」トテトテ

    (ど、どうしよう…?もしかして竹井先輩怒ってる…?)

    「咲」スタスタ

    「ひゃいっ?」

    「…ぷ」クス

    「えぇっ?」

    「なにその間抜けた返事。あなた、あいかわらず可愛いわねー」

    「えっ、かわ…」

    117 = 112 :


    「それで?喋ったの?」クスクス

    「ま、まだ言ってないです!」

    「ふーん。私が現れなきゃ、そのうち言うつもりだったんだ?」

    「え、それはちがっ…!…その…すみません…」

    「あら。そうだったの?」

    「うっ…言いそうに…なってました」

    「イケない子ね」

    「…だって!あんな真正面から、あんなことを言われたら罪悪感とかいろんなものでもう大変だったんですっ!」

    「冗談よ冗談。そんなにかっかしないの」

    「…うぅ」

    118 = 112 :


    「別に、言っちゃってもかまわなかったんだけどね」

    「え?」

    「小うるさく言われるだろうし、あそこにも行けなくなるだろうけど、別にあそこじゃなきゃ集まれないわけじゃなし」

    「じゃ、じゃあ…なんで口止めなんか」

    「それはほら。最悪バレてもよかったってだけで、バレないに越したことはないし。あなたならちょっと言えば黙ってくれそうだしね」

    「…なんですかそれ」

    「もう、そうやってふくれないの」

    「…先輩のいじわる」

    「ふふっ」

    (それに…ああやって言えば共犯意識みたいなものが芽生えるだろうし、ね…)クスッ

    119 = 112 :


    「まぁ、真正面からどんなことを言われたかは聞かないでおくわ」

    「そ、それは…はい」

    「結果的にはまだバレてないわけだし。あ、でもだからってそんな簡単にチクらないでよー?」

    「う…」

    「次はないかもね?」

    「…肝に銘じておきます」

    「くれぐれもね」

    120 = 112 :


    「それじゃ私はこれで」

    「ちょっと」ガシ

    「な、なんでしょう?」

    「どこにいくのよ」

    「どこって…」

    「まだこっちの用は済んでないわよ?」

    「用?」

    121 = 112 :


    「そ。バラすバラさないの話はそれでいいとして、それはそれとしても風紀委員なんかに出入りしてたのは妬けちゃうわ」

    「なんですかそれ」

    「ちょっと生徒会にも寄ってかない?」

    「え、ええ…」

    (生徒会の人って、すごそうな人たちばっかりなんだよね…)

    122 = 112 :


    「ちょっとお茶して、楽しくお話するだけよ」

    「そんな…大体風紀委員って生徒会の下部組織ですよね?どうしてそんな」

    「まーいろいろあるのよ。とか言ってる間に着いちゃったけど」

    「う…や、やっぱり遠慮して…」

    「ただいまー」ガラッ

    (ためらいなく行っちゃった!?)

    123 = 112 :


    ゆみ「戻ったか」

    「たかがおつかいにどれだけ時間をかけてるんだ」

    「やーねー。そのたかがおつかいに生徒会長を駆り出したのはあなたでしょ」

    「全自動承認マシーンと化してたからな。いいリフレッシュになったろう?」

    「そうね。感謝感激雨あられだわほんと」

    124 = 112 :


    「…で?そっちは?」

    「ん?」

    「その一年はなんだと聞いてる」

    「」ビクッ

    ゆみ「あまりおどかしてやるな。かわいそうだ」ハァ

    「この子はね、スペシャルゲストよ」ニコッ

    「はぁ…またいつもの悪癖か」

    「なにそれ、失礼しちゃうわ」

    125 = 112 :


    「…」ジッ

    「え…なんでしょう、か?」

    「キミ、名前は?」

    「宮永、咲です」

    「宮永…ほう。照の妹か」

    「はい」

    「どうりでな」

    126 = 112 :


    「そうね。まずはみんなに紹介しようかしら。みんな注目ー」

    「あ、キミはさっきの」

    「どうも」

    「私臼沢塞。よろしくね」

    「はい」

    「顔見知りもいるのね」

    「いえ、たぶん臼沢先輩だけじゃないかと…」

    竜華「宮永咲ちゃん?」

    「あ、はい」

    127 = 112 :


    竜華「そっかそっか、キミがなー」ジロジロ

    「あぅ…」モジ

    竜華「あ、ゴメンな?うちは清水谷竜華。怜から話は聞いてたんよ。いつか会ってみたい思うてたけど、まさかこんなとこで会うとはなー」

    「あ、園城寺先輩の…」

    竜華「怜が毎度世話になってるみたいで。後でいっしょにお茶いかん?お礼させて!」

    「えっと」

    「はいはいそういうのは後でね」

    128 = 112 :


    「弘世菫だ。知っているとは思うが副会長をやっている」

    ゆみ「同じく。加治木ゆみだ」

    「よろしくお願いします」

    「彼女は白水哩。まあちょっと気難しい子だけど、気にしないで」

    「…」スッ

    「どうも…」

    129 = 112 :


    「こんな感じね。みんな有能だから正直私がやることほとんどないのよねー」

    「面白い冗談を言う。お前がやらないから私たちがやらざるをえない、の間違いだろう?」

    「そうだったかしら?」

    ゆみ「落ち着け弘世。殴りかかっても徒労に終わるだけだ」

    (うぅ…やっぱりちょっと居づらい…)サッ

    (風紀委員のとこは思ったよりそうでもなかったけど、なんだか職員室にいるみたいなアウェイ感が…)ポフッ

    「ってええ!?いつの間にか膝枕されてる…?」

    竜華「ああ、ゴメンゴメン。ついクセで」ナデナデ

    「ふああっ…」

    130 = 112 :


    竜華「怜のおかげでうちもだれかに膝枕させてあげるのがクセになってしもてるんよね。ここのみんなはだれもさせてくれんし」

    「さすがに恥ずかしいしね」

    「私でよかったらいつでもされてあげるのにー」

    竜華「かいちょーはセクハラするからこっちからお断りや」

    「覚えがないんだけど…ちょっと遺憾ね」

    「覚えがないだと…こいつ正気か…?」

    ゆみ「気持ちはわかるが落ち着け」

    131 = 112 :


    「ちょっとしたスキンシップでお尻撫でたりするだけじゃない…」

    「お前の場合、本気で身の危険を感じるんだ」

    「酷いわ」

    竜華「しー」

    「?」

    竜華「咲ちゃん、寝てしもた」クスッ

    「あらあら」

    「呑気なものだな」

    ゆみ「確かに。生徒会室にきて寝てしまう者は初めて見た」

    「微笑ましいものじゃないか」フフッ

    「…」フッ

    「…ん…」スースー

     ――
     ―

    132 = 112 :



    「あれ…私…」

    「…えっ!?なにこれ!?」ジャララ

    「なんで私縛られてるの…?」ガキィ…ジャラ

    「だれか…!」

     「…」スッ

    「あ、よかった…たすけてください!」

     「…」ススス

    「え、ちょっと…!?」

    「…」フッ

    「え、ええええ…?」

    133 = 112 :


    「…ハッ」パチッ

    竜華「あ」

    「ゆ…ゆめ…?」

    「…」ジー

    「あ」

    「あっ」フイッ

    「…?」

    (寝顔覗き込まれてた…?やだ、恥ずかしい…!)

    134 = 112 :


    竜華「哩さんももちょい堂々としたらええのにー」

    「…」フイ

    竜華「照れ屋さんなんやからー」

    (白水先輩…なんだか、怖い夢を見ていたような…?どんな夢だったっけ…?)

    竜華「にしても気持ちよさそうに寝とったね」

    「あ…ごめんなさいっ!」

    竜華「ええんよ。気持ちよさそうに寝てもらえると膝枕冥利に尽きるわ」

    「えっと…ありがとうございました。その…すごく気持ちよかったです…」モゾ

    竜華「なんやこの子。めっちゃかわええ」

    「…っ」

    「わお。すっごい、耳真っ赤」

    ゆみ「よしてやれ。今ので首まで赤くなったぞ」

    135 = 112 :


    「ねえ咲」

    「は、はい!?」ガバッ

    「ちょっと相談があるんだけどー」

    (あ、なんか嫌なフレーズ)

    「あなた、生徒会に入らない?」ニコニコ

    「」ブフッ

    ゆみ「はぁ?」

    「また突拍子もないことを…」

    竜華「ええやん!それ賛成!」

    136 = 112 :


    「馬鹿か。一年生を生徒会にだなんて聞いたことがない」

    「庶務でなら問題ないでしょう?後進への指導として中途で庶務に任命することも珍しくないし」

    「それは規則上の話だ。それも基本的には二年から選ぶのが通例だし」

    「小難しいことはいいのよ。ね、咲。どう?」

    「えっと…」

    竜華「…」キラキラ

    「か、考えさせてください…」アセ

    ゆみ「よく考えるんだぞ。流されて、というのはよくない。ここで生徒会に入るということは来期の生徒会に立候補するということと同義だからな」

    「う…」

    (また悩みのタネがぁ…ほんとにどうしよ…)

    137 = 112 :

    もっと咲ちゃんss増えろー?

    138 :

    奔放な会長とほどよく愉快な仲間達がいいバランスを保ってるな

    140 :


    ものの見事に有能なメンバーばっか集めたもんだ

    141 :

    乙です
    咲ちゃん、リザベっちゃうん?(期待)

    143 :

    咲ちゃん争奪戦に期待

    144 :

    まだ未登場キャラがどんな感じか楽しみ。

    145 :


    (どうしたらいいのかなぁ…風紀委員の協力の件…竹井先輩はともかくとしても、他の人やお姉ちゃんにはいい迷惑だろうし。でも辻垣内先輩を裏切り続けるのもいろいろ無理な気が…)

    (そのうえ生徒会だなんて…あーもう…)

    智紀「…」トントン

    「あ、沢村先輩」

    智紀「…これ。今度新しく入る予定の新書・文庫本のリスト」

    「あ、ありがとうございます」

    智紀「常連さんへのサービス」コクリ

    「気になるのがあったらさっそく読んでみますね」

    智紀「うん」

    (…やっぱり図書室はいいなあ。すっごく落ち着く)

    146 = 145 :


    「やっほー」

    「…」

    「そんな嫌そうな顔しなくてもいいじゃない」

    「…そんな顔してましたか?」

    「うん。『うわぁ…』って顔してたわよ」

    「…すみません。いろいろあって、ちょっと」

    「いいわよ別に。大いに悩め少女よ」

    (悩ませてる張本人がよくいうよ…)

    147 = 145 :


    「なになに?新しく入る本?あ、これ気になってるでしょ」

    「え、まぁ、はい」

    (こういうところ鋭い…)

    「私、それ持ってるわよ。貸したげよっか」

    「でも、悪いですよ。図書室でも借りられますし」

    「期限なんて気にせずゆっくり読みたいでしょ?」

    「それはまぁ…」

    「遠慮なんてしなくてもいいのよ」

    148 = 145 :


    「…あの」

    「んー?」

    「どうして私にそうまでしてくれるんですか?」

    「どういうこと?」

    「いえ、先輩って生徒会長で人望があって、全校生徒が知り合いみたいな人じゃないですか。どうして私みたいな一年にここまで絡んでくるのかなって」

    「んー…そうねぇ」

    「…」

    149 = 145 :


    「あなたがかわいいから、かな?」

    「はい?」

    「あ、変な意味じゃないわよ?ほら、よく言うじゃない?可愛い後輩とかって。そんなニュアンスね」

    「はぁ…」

    「かわいいからこそいじめたくなるっていうの?困らせたくなるっていうか…」

    「え…」

    「困った様子がいじらしくてかわいいのよね」

    「………か」

    「だから…」

    「なんですかそれっ!?」バンッ

    「えっ?」

    150 = 145 :


    「…そんな理由だったなんて」

    「さ、咲?」

    「先輩がそんな人だったなんて…」

    智紀「…しー」

    「あ、すみません…っ」

    「咲…」

    「…失礼します」ガタッ

    「あ…。あちゃー…こりゃやらかしたかな…」ガシガシ

    まこ「やーらかしたーやらかしたー」

    洋榎「いーちねんせいを泣ーかしたー」


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