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元スレモバP「余命ドッキリ」
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P「…俺、胃ガンなんです…」
P「医者から、もう一年も無いって言われてて…」
ちひろ「プロデューサーさん…」
楓「…ほんと…なんですか?」
P「ショックを受けるのは分かります…でも、本当の事なんです…」
楓「…プロデューサー…」
P「ほんと、すみません。貴女をトップアイドルまで導く約束、守れなくて…」
楓「…」
>>52
ニヤってしちゃった
ニヤってしちゃった
>>4の頭で咳してるのが気になる
モバP「ヒーローだぁぁぁぁぁッ!!!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1393851037/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1393851037/
楓「プロデューサーさん…ドッキリだってバラすなら今のうちですよ…?」
P「ドッキリでこんな事…言うはず無いじゃないですか…」
楓「…ですよね…すみません…」
P「…楓さん?」
楓「すみません、プロデューサー…少しの間だけ、むこうを向いて貰えますか?」
楓「暗い顔を、見せたくないので…」
P「…泣かないで下さい、楓さん」
P「俺は、貴女という女性に出会えて幸せでした。こんな時まで駄洒落で俺を励まそうとしてくれる、そんな貴女の事…俺は…」
P「楓さん、少しむこうを向いていて貰えますか?貴女に…見せたいものがあるんです…」
楓「はい…」クルッ
P「喜んで貰えるか分かりませんが…」
P「ちひろさん、例のアレをお願いします…」
ちひろ「はい、どうぞ」スッーー
P「楓さん、こっちを向いて下さい。俺から貴女への、サプライズです」
楓「一体、なんで…す…」
『ドッキリ大成功!!』
楓「ドッキリ…だったんですか…?」
P「…申し訳ありませんでしたぁ!ほんとにすみません!!」
ちひろ「うわぁ…アイドルがしちゃいけない笑顔になってますよ…」
P「何でもしますから許して下さい!ちひろさんが!!」
ちひろ「なんで私なんですか!私は止めたじゃないですか!」
楓「…ふふっ、私は怒ってませんよ?プロデューサー?」
P「あっはい。ほんとにすみません…」
楓「あ、今週末私オフでしたよね?一緒に箱根に行きませんか?」
P「いやいや、幾ら何でも男の俺と二人きりと言うのは…」
楓「プロデューサーはこねーんですか?これだけ私を傷付けておいて、ですか?」
P「かならず金曜日までに仕事は全部終わらせます」
楓「では、仕事に行ってきます」
楓「それと、プロデューサー?こんなドッキリを許してあげるのはこれ一度っきりですからね?」
P「はい…ほんとすみません…」
ちひろ「いってらっしゃい、楓さん」
バタン
ちひろ「プロデューサーさん?分かっているとは思いますがアイドルと温泉なんて…」
P「…はぁ」
ちひろ「プロデューサーさん?」
P「あっ、分かってますよ。何とかします…」
P「…楓さんの涙、もう見たくないなぁ…」
ちひろ「なら、今後こんな嘘はつかなければいいだけですよ」
P「そう…なんですけどね…」
P「そろそろ、小梅が来る時間だな…」
ちひろ「小梅ちゃんですか…なんだかあの子なら嘘だって見抜けそうな気がしますよね」
P「俺はまだ生きてますし、流石に分からないんじゃないでしょうか…」
ちひろ「でも実際、魂が薄くなってる!とかあるのかもしれませんよ」
P「鬼か悪魔かにでも吸い取られてるんですかね、俺の魂」
ちひろ「お金と魂ってどっちの方が大切ですか?」
P「どっちも大切なんで俺に近寄りながら財布に手を伸ばすのは辞めて下さい」
ここまで全員クール勢、>>1はクールPだな
ガチャ
小梅「…え、えっと…おはようございます」
P「おう…おはよう小梅」
ちひろ「…おはようございます、小梅ちゃん…」
小梅「二人とも暗い…けど…どうしたの?」
P「小梅…落ち着いて聞いてくれ」
P「俺、胃ガンであと一年しか保たないんだ…」
小梅「あと一年…しか?」
小梅「…ほんとう…なの…?」
P「あぁ…冗談でこんな事言えるはず無いだろ…」
小梅「も、もし嘘だったら…一緒にこれ、見てもらう…」
『ムカデ人間1〜3』
P「…ほんとごめんなさい、ドッキリです」
ちひろ「うわぁ…」
P「普通のホラーなら大丈夫なんです。全然怖くないんです」
P「でもアレ怖いとかそう言うのじゃないんですよ」
P「男にはプライドより大切なモノがあるんです」
ちひろ「何をいきなり熱弁してるんですか…」
小梅「…だよね…」
小梅「だって…本当はそんな…」
P「…小梅、悪いけど少し早目に現場に向かって貰えるか?」
小梅「は、はい…」
ちひろ「…」
小梅「…えっと…お大事に…?」
P「あぁ、小梅も体調気を付けろよ」
うちの部署
数十人
最初にしぶりん
だし最初からCoプロで書いてるんじゃないの
数十人
最初にしぶりん
だし最初からCoプロで書いてるんじゃないの
小梅はホラーだけじゃなくスプラッタも好きだからな
でも1は小梅には物足りなさそう
でも1は小梅には物足りなさそう
ちひろ「小梅ちゃんって一体何者なんでしょうね?」
P「さぁ…まぁアイドルですし」
ちひろ「アイドルって一体何なんですか…」
P「さぁ…あ、次来る奈緒で最後です」
ちひろ「分かりました…」
P「……」
ちひろ「……」
ちひろ「……あの…」
ちひろ「そう言えば、プロデューサーさんって胃ガンって言う設定なんですよね?」
P「はい、それが何か?」
ちひろ「普通に病気でーとか癌でーとかでも良いと思ったんですよ。どうして胃ガンなんですか?」
P「一般的に、日本人で一番多いのは肺ガンなんです」
P「でも俺は喫煙してないじゃないですか。それだと本当に肺ガンなのかどうか疑われてしまうかもしれません」
P「そうでなくても、喫煙者だったんだと思われるのも嫌ですから」
P「ですから、次に多い胃ガンにしたんです」
P「ほんとに…それだけの理由です」
ちひろ「…それにしても、ありすちゃんとの会話を見てて思いましたけど、少し胃ガンに詳し過ぎませんでした?」
P「あの程度、少し調べれば直ぐ分かる事ですよ」
ちひろ「…なんで、調べていたんですか?」
P「…どうして、でしょうね」
ちひろ「それに、幾ら何でも演技上手すぎませんか?」
P「いつもアイドル達の演技を間近で見てますからね」
ちひろ「それにしても、ですよ…」
ちひろ「まるで、いつかそれを告げる日に備えて、いつも練習してたみたいに…」
P「…お褒め頂き光栄ですよ。アイドル達にバカにされない程度には、俺も勉強してるんです」
P「目のハイライト消して…っと」
P「俺、もう長くないんです…」
P「どうです?なかなかうまいでしょう…?」
ちひろ「ええ…でもそれって
バンッ!!
加蓮「ねぇ!どう言うこと?!」
P「え?加蓮?!」
ちひろ「…プロデューサーさんの記憶違いですか?」
P「いえ…そんな筈は…」
加蓮「ねえ!長くないってどう言う事なの?!」
P「…予定より来るのが早いな、加蓮…」
加蓮「………」
ちひろ「………」
P「…はぁ。落ち着いて、聞いてくれるか?」
P「胃ガン、なんだ…あと一年も無いって、医者が…」
加蓮「え…うそ…」
P「黙ってて、すまなかった…」
加蓮「ほんと…なの?ドッキリとかじゃ…」
P「……」
加蓮「……」
P「申し訳無いけど、お前たちのプロデューサーとして働けるのも今年の末までだ…」
P「まぁ、引き継ぎ先は決まってるから仕事に関しては心配しないでくれ」
加蓮「…プロデューサーはどうなるの…?」
P「なんとかギリギリまで仕事させて貰えるよう頼んだからな」
P「そしたら残りは…そうだな、のんびり過ごすよ」
ちひろ「プロデューサーさん…」
加蓮「プロデューサー…私…」
P「ほんとうに、ごめん…」
加蓮「……」
P「…な、なーんつってな。ドッキリだよ、ドッキリ」
P「あ、あははは。綺麗にひっかかってくれたなぁ、加蓮!」
加蓮「プロデューサー…」
P「……」
ダッ!
バタンっ!!
ちひろ「…加蓮ちゃん、出てっちゃいましたね…後で説明
P「ドッキリだよ、かぁ…」
ちひろ「…プロデューサーさん…?」
P「あぁ、すみません。少し緊張でお腹痛くて…」
ちひろ「…ほんとうに緊張で、ですか?」
P「…そろそろ奈緒が来ます。最後の一人なんで、頑張りましょう」
死期が近くなると最近は生きたままで棺桶に入って葬式をやってしまうってのもあるらしいな
……そしてやはりと言うか加蓮は騙せないよな……
……そしてやはりと言うか加蓮は騙せないよな……
P「っ!ゴボッ、ゴボッ!」
ちひろ「ぷ、プロデューサーさん?!」
バタン
奈緒「おはようごさいま…って、プロデューサーどうしたんだ?!」
P「おう…おはよう奈緒」
奈緒「そんな事より!大丈夫なのか?!」
P「なに、ちょっとむせただけだよ」
奈緒「なんだ…おどかすなよ…」
P「心配してくれたのかぁ?にやにや」
奈緒「ば、ばか!別に心配なんか!てゆーか、口でにやにやって言うなよ」
今日もりくぼ誕生日なんですけど!
祝ってくれるまで死んじゃ駄目なんですけど!
祝ってくれるまで死んじゃ駄目なんですけど!
P「…そうだな、俺は馬鹿だ…ほんとに…」
奈緒「お、おい…別にそこまで言ってないだろ…」
P「…なあ、奈緒。落ち着いて聞いてくれ…」
奈緒「な、なんだよ急に改まって…」
P「…今まで色々と迷惑かけて、すまなかったな」
奈緒「…は?」
P「まだこの仕事に慣れてなかった頃の俺を、馬鹿だのアホだの言いながら支えてくれて、凄く感謝してる」
奈緒「ば、はか!いきなりそんな事言い出すなって!」
P「そうやって素直になれないながらも、それでも周りの事をちゃんと考えてあげられるいい子だって、俺は知ってる」
P「ほんとに今まで、どれだけ助けられてきた事か…」
P「そして、そんなお前に対して、俺はもう何もしてやれない」
P「返せない程の恩があるってのに、返すだけの時間が無いんだ…」
奈緒「おい、ほんとにどうしたんだよ!」
P「俺…俺な…長くて、あと一年なんだ」
奈緒「…は?…え?」
P「胃ガンで…な。医者も、もうどうにもならないって…」
奈緒「…な、なぁおい、嘘なんだろ?いくらなんでも…」
P「ほんとうに、すまない…」
奈緒「…と、唐突過ぎて何がなんだか…」
P「いきなり過ぎるかもしれない。でも、いつかは言わなきゃいけなかったんだ」
P「明日こそ、明日こそと思ってた。でもな、今の俺にとっては、明日が確実なモノじゃないんだよ」
P「だから、今日。こうやって、感謝の気持ちとともに伝えさせてもらった」
P「ほんとうに…ごめんよ。そして…ありがとう…」
奈緒「…」
ちひろ「…プロデューサーさん…」
P「…一応、年末までは働かせてもらえることになってるんだ」
P「だからそれまで…少しでも、恩返しをさせてくれ」
奈緒「…恩返しなんて、いいよ…」
奈緒「そんなん…そんなん!どうだっていい!」
奈緒「馬鹿じゃないのか?!恩返しだの!感謝してるだの!」
奈緒「確かにあたしはプロデューサーの為に、って頑張った事もあった」
奈緒「でもそれは、それ以上にプロデューサーが私の為に頑張ってくれてたからなんだ!」
P「奈緒…」
奈緒「だから!一方的な感謝の気持ちなんかじゃなくて…そうじゃなくて…」
P「…そう、だよな」
P「俺たちは、お互いに支え合って進んできた、そうだよな」
P「…はぁ。また奈緒に借りができちゃったなぁ」
奈緒「お互い様、だろ…でも、忘れないでくれ」
奈緒「あたしだって、プロデューサーに対して言葉に出来ないくらいに感謝して
P「ゴボッ!ゴボッ!!」
奈緒「?!プロデューサー!」
P「大丈夫だ!こんなん、もう慣れたよ…ゴボッ!」
奈緒「慣れたって…病院行った方がいいんじゃないか?!」
P「ほんと、奈緒は優しいな…でも、病院に行ったところでどうにもならない」
P「だから…ゴボッ!…少しでも長く、この事務所で皆と過ごしていたいんだ」
奈緒「…プロデューサー…」
P「あぁ…そうだ…奈緒に、コレを見せてあげなきゃ」
P「俺からの、感謝の気持ちだ…ちひろさん、それをとって下さい」
ちひろ「…はい、どうぞ…」
P「奈緒、今までほんとにありがとう。これを、どうしてもお前に見せたいんだ」
奈緒「なんだよ!そんな別れの言葉みたいなの辞めろよ!」
P「締め括りと言う意味では、確かに間違って無いな。さ、ほら…」
『ドッキリ大成功!』
P「ぷくくくくくくく、あっはっは!」
P「可笑しくって腹痛いわぁ!!」
P「いやー、なかなかいいモノ見せてもらったぜ!」
P「うわぁっはっはっはっはぁぁぁぁ」
奈緒「…プロデューサー…」
P「…はい」
奈緒「救急車は呼んであげる」
P「あっ、ちょっ、流石にその分厚いクリアファイルの角はやば
P「…顔が痛いです」
ちひろ「流石に笑い過ぎでしたよ」
P「まぁまぁ、あのくらいふざけないと暗いままになっちゃうじゃないですか…」
ちひろ「そう、ですね…」
P「ゴボッ!ゴボッ!…あー、お腹痛い」
ちひろ「プロデューサーさん…?」
P「あぁ、笑い過ぎて、ですよ。それにしても、ほんとに良いアイドルに恵まれてますね、俺」
P「みんな、あった頃より格段に成長して」
P「これなら安心だな…うん、大丈夫だ」
P「これなら…」
ちひろ「プロデューサーさん…貴方ほんとは」
P「すみませんちひろさん。少し、外の空気吸ってきます」
バタン
P「…ちひろさん、心配してたなぁ…」
P「はぁ…」
P「…」
P「…」
P「…」
P「はは…」
P「ははは……」
P「くっくっくっ……」
P「ふふふっふっふっふっ……」
P「ひひっひっひっひっひひひぃ…」
P「あっはっはっはっはっはっはっ!!!」
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