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元スレ京太郎「酔っぱらいの世話係」

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スレッド評価: スレッド評価について
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タグ : - 京太郎 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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1 :

・このスレは京太郎スレです

・安価スレにするかもしれません。

・作者が遅漏なのでかなり進行は遅めです。

・予定のある前日は12時以降はあまり更新しません。ぶつ切りになった場合寝落ちとして見てください。

・演出上、キャラ崩壊が起こる可能性があります。多分起こる。

・雑談は禁止しません。

・荒らし、及び荒らしへの反応は禁止します。

・批判と荒らしは別物ですが、明確な理由等の記されていない批判は荒らしと見なします

・一つでもムリな方は、このスレを閉じてください。

SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1438443443

2 = 1 :

このスレは、京太郎君が飲み会にきた他のメンバーを介抱するよーって内容です。

何の注意もなく原作とは違う時間軸になるのでご注意を。

キャラの被りはあり。但し時系列は変わるよーって話。

誰を介抱するかはリクエストか安価かなーって。

出来れば皆の意見を聞きたいからリクエストがいいけど、そこまで人集まらんだろうしなぁ。

割と行く先未定ですがお付き合いいただければ幸いです。

とりあえずは安牌で京咲と至高である京ネリ行ってみよー。おー。

3 = 1 :

“宮永咲の場合”

京太郎「咲さーん、大丈夫ですかー」

「あーい、大丈夫ねすおー」

はははー、何が大丈夫なんですかねー。

俺は今、飲み会が始まって早々に潰れた幼馴染を介抱している。

流石に弱すぎるだろうという、若干の呆れとこいつの新しいところを今更見つけるとはという、多分結構大きな驚き。

そういや、大学に進学してから、こいつがプロ入りしてからは随分疎遠になってたなー、なんて思いながら頭を撫でてやる。

京太郎「つらいなら横になるか?」

「あーい」

俺の問いに対して、肯定。どうもこいつは酔うと退行してしまうらしい。

ただ、

京太郎「おい、咲。足が痺れたらどうすんだ」

「やーだー!きょうーたんの脚がいいー!」

京太郎「ああ、もう......。男の脚何て硬いだけだろうに」

本格的に酔いが回っているようだ。滑舌も全然まわっていない。

「寂しいよぉ」

京太郎「あん?」

不意に零した一言。ももに顔をうずめているため表情は窺えない。

「プロになって、みんなと離れ離れにになっちゃって、しゃびしいよぉ」

京太郎「......」

いつもとは違う、本当に押し潰されそうな、そんな言葉。

でもこいつは、無理して笑うんだろう。明日も明後日も。

なら、だったら

京太郎「はん、少しの我慢も出来ないのか?」

「だってぇ」

京太郎「あと一年」

「?」

京太郎「あと一年で迎えに行ってやる。お前が寂しいのはそこまでだ」

楽勝だろう。何てったってこいつの傍で、一番長く麻雀を観ていたのは他でもないこの俺。

迎えに行くのも、こいつと張り合うのも全部俺が背負おう。

京太郎「安心して、もう寝てればいいさ。きっと果報が届く」

「うん......」

とりあえずは、ちんちくりんな眠り姫でも背負って帰りますか。

4 = 1 :

“ネリー・ヴィルサラーゼの場合”

京太郎「明日の予定は......大丈夫だな」

ネリー「かーまーえー」

こいつと呑むとき、大体は俺の部屋になる。

こいつを連れて呑み屋なんて行ったら通報されるし、夜遅くに女性の部屋に行くのも気が引ける。

ネリー「無視するなー」

京太郎「はいはい」

こいつは酒が入ると絡み癖が、いや普段も割とそうか......?

ネリー「わたしの酒がのめんのかー」

京太郎「買ったの俺だけどな」

ネリー「うるさいなー、もんくを言うのはこの口かっ」

京太郎「へっ、ちょっ、まて」

いきなり飛びかかって来るとかバカかこいつ!

下手に避けても怪我するだろうし、いくら小さいといっても流石に受け止められない。故に見事、転がされてしまった。

京太郎「いっ、あーもー!おま

ネリー「かぷっ」

――――――は?

あまりのことに思考が停止する。え、なに、なんでこいつ俺の唇噛んでんの?

京太郎「は、はふひっへ(ま、まずいって)」

ネリー「がじがじ」

やばいやばいやばいやばい、目の前に広がる愛らしい顔とか、なんかすげーいいにおいとか、異様にポカポカしてる体温とか......!

京太郎「っ!ちょっと落ち着けって!」

ネリー「あう」

強引に引き離したせいでジンジンする唇とか、今度は腕を噛まれていることとか正直気にしてられない。

それよりも、

京太郎「これってキスに入んのか......?」

寝たら忘れてしまうこととか、不可抗力であることとかを思い出せたのは、たっぷり数十分間責任の取り方を考えてからだった。

5 = 1 :

とりあえず寝る前か起きてから一本書いて、昼ごろのっけたいので安価的なサムシング

↓1~3くらいーキャラ名(シチュエーションとかあったらオナシャス)

6 :

胡桃
飲めもしない酒を無理矢理飲んだ結果が・・・

7 :


存分に絡もうか

8 :

シロ
甘えぐせあり

9 :


ないとあわー

10 = 1 :

トリップお忘れー

おじさんちょっとびっくり。雑談スレとか生乳の話してるのに。

あと淡も書きますよー。大丈夫くらいって書いたから。

11 = 9 :

どこかで見た文章だと思ったら君か
期待してる

12 :

せんせー、次の日的なサムシングも読みたいです

13 :

ネリーに限らずちっこいのは気を使うよね確かに。
衣の酒癖が逆レだったらとか、R18どころかR25なシチュでもいいの?

14 :

京太郎かわいそう放火魔の介護しないといけないなんて

15 :

咲かわいい

16 :

咲さんかわいい

17 = 1 :

スランプってマジであんのね......。ちょっと淡以外やり直すかもしれないです。


>>11
自分の文章のくせがバレるのは嬉しいやら気恥ずかしいやら。ともかく今スレもよろしくお願いします。

>>12
そうですねぇ。シチュ指定のとき書いてくれればやりますです。

>>13
R25だと......!(戦慄)
自分エロ書けないのでそういう内容はキンクリになっちゃうと思います。

んじゃー投下ー

18 = 1 :

“鹿倉胡桃の場合”

胡桃『何飲んでるの?』

うん、正直分かってたんだよなぁ。

胡桃『そ、そのくらい私だって呑めるしっ!』

フラグ云々の前に身長がね。

胡桃『むー!見ててよ!』

あぁ、俺の黒霧島......。


―――――――――


京太郎「そして案の定と」

胡桃「う゛ぁー」

俺の膝の上に覆い被さるようにして転がる胡桃さん。

頼むから吐かないでくれよ......。

京太郎「大丈夫ですか?タクシー乗れます?」

胡桃「むりぃ」

流石にこれ以上は不味いだろう。急性アルコール中毒になりかねない。

京太郎「たく、仕方ない」

胡桃「うぁー?」

京太郎「水です。飲んでください」

胡桃「はーい」

胡桃さんの上体を起こした後、水を渡す。

両手でコップを持ってコクコク飲む姿は悪いけど子供にしか見えない。

京太郎「保育士にでもなった気分だ」

胡桃「わたしのほーが年上なんだぞー」

京太郎「はいはい」

酔いが醒めたらからかってやろうなんて思いつつ、再び膝の上に降りてきた頭を撫でるのであった。

19 = 1 :

“新子憧の場合”

「ねーえー、私のことどう思ってんの」

京太郎「そりゃあ、もう、大変大切な大親友と言いますかね?」

「ふーん......」

何!?こいつこんな酒癖悪いの!?

顔を赤らめてこちらの袖を引っ張る様は本来キュンと来てもおかしくないのに、酒臭さのせいで台無しなんですが。

「なに?私と呑むのがそんなに不満?」

京太郎「いやいやいや!そんなわけ、ははははは」

もうやだ怖いよ!こう目が据わってるところとかさぁ!

「あんたさぁ、もうちょっとはっきりしなさいよ」

京太郎「お、おうすまんかった?」

「可愛いでしょ!?嬉しいでしょ!?」

京太郎「もちろん、憧は可愛いし憧と呑めるのはうれしいなぁ!」

なんか、情けないなぁ。俺。

「あんた、私のこと、好き?」

京太郎「......ああ、好きだよ」

本当に情けない。

......こんな形でないとはっきり伝えられないなんて。

「ふーん......」

そう言いテーブルに突っ伏す憧。

きっと、明日はも何事も無かったかのように。

京太郎「素面で言えるのはいつになんのかねぇ」

酔わない俺は、きっと冷めることはないのだろう。

いつか、ちゃんと。

そう思いつつ、憧の頭を撫でるのであった。






「......ばーか」

20 = 1 :

“小瀬川白望の場合”

京太郎「シ、シロさん」

白望「ん~~~」

案外力が強いみたいで、ガッチリと腰に回された腕を解くことが出来ない。

というかこの体勢色々当たってるんですが......!

白望「うむぅぅ」

京太郎「ちょ、待ってくすぐったい!」

頭を擦り付けてくるとか犬猫ですか!

京太郎「おもちは素敵だけども、おもちは非常に素敵だけども......」

白望「あーむ」

京太郎「うあ!?」

おもちに気を取られていたら、脇腹を甘噛みされた。

なんか、やばい。新しい扉を開きそうだ。

白望「はむはむ」

京太郎(ゾクッ)

押し付けられたように触れる唇はふにふにと形を変えて吸い付き、舌はまるで味わうようにねっとりと肌を舐めまわす。何より口内の温かさが直に伝わってきて。

視線を下げると目が合う。涎まみれの顔。なのに―――――エロい。

京太郎「じゃ、なーい!」

白望「あふっ」

おおお、危なかったぁ!なんか勢いで押し倒しそうになったけど人として不味いだろ。うん。

京太郎「俺もあなたも落ち着きましょう!ね!?」

白望「私は大丈夫。だから―――――」

京太郎「う、ああ」

その夜、俺は、おいしく頂かれましたとさ。

21 = 1 :

“大星淡の場合”

「おー、みてみてー。ほしだよぉ」

京太郎「背中の上で暴れんなよ!」

まったく、これだから酔っぱらいは。

「おほしさまってねー」

京太郎「あん?」

「一人だからきれいなんだよ」

京太郎「......」

「いっぱい集まってるように見えても実はまわりにだれもいない。でも、そのかがやきをじゃまするものもないから、きれいに見える」

京太郎「......いいことを教えてやろう」

「んー?」

京太郎「星が綺麗なのは一人じゃないからだ」

どれだけ互いが遠くても、共に輝きあえる。一人じゃないって何億年もかけて主張している星もある。

京太郎「ここで皆と一緒になるために輝いている、なんて思えばロマンチックだろ?」

「えー、なんかくさいー」

京太郎「お前も似たようなもんだろ......」

本当に空気の読めないというか、自由というか......。

「じゃあ、きょーたろーがお日さまで、わたしが月。」

京太郎「して、その心は?」

「合わさったらもっとおもしろくなるじゃん?」

京太郎「ははは、違いない」

軌道も思考も大きさも形も違うそれが、重なれば確かに『面白い』のだろう。

「月はきれいですか?」

京太郎「綺麗だろ。生きてれば分かるくらいに」

二人の影は一つに。ゆっくり夜をかき分けていった。

22 = 1 :

“大星淡の場合”

「おー、みてみてー。ほしだよぉ」

京太郎「背中の上で暴れんなよ!」

まったく、これだから酔っぱらいは。

「おほしさまってねー」

京太郎「あん?」

「一人だからきれいなんだよ」

京太郎「......」

「いっぱい集まってるように見えても実はまわりにだれもいない。でも、そのかがやきをじゃまするものもないから、きれいに見える」

京太郎「......いいことを教えてやろう」

「んー?」

京太郎「星が綺麗なのは一人じゃないからだ」

どれだけ互いが遠くても、共に輝きあえる。一人じゃないって何億年もかけて主張している星もある。

京太郎「ここで皆と一緒になるために輝いている、なんて思えばロマンチックだろ?」

「えー、なんかくさいー」

京太郎「お前も似たようなもんだろ......」

本当に空気の読めないというか、自由というか......。

「じゃあ、きょーたろーがお日さまで、わたしが月。」

京太郎「して、その心は?」

「合わさったらもっとおもしろくなるじゃん?」

京太郎「ははは、違いない」

軌道も思考も大きさも形も違うそれが、重なれば確かに『面白い』のだろう。

「月はきれいですか?」

京太郎「綺麗だろ。生きてれば分かるくらいに」

二人の影は一つに。ゆっくり夜をかき分けていった。

24 = 1 :

夜になったら落しに来ますんで下3~5個くらいまで安価

25 :

26 :

洋榎
とんでもない絡み酒からの泣き上戸

27 :

28 = 6 :


お酌していて試しに自分も飲んでみたら一杯でダウン

29 :

物静かになるネキ

30 :

たかみー
ベロンベロン

31 = 9 :

下2になってから一瞬で溶けた

32 :

モモ
絡み酒からのデレ

33 :

巴さん
小悪魔的でエロチックな誘惑しながら迫る

34 = 1 :

ごめんなさい。今日の投下無理そうです。何でもするから許して。

多分、火~木曜日あたりか安価取らずにちびちび落すかします。

ほんとゴメン

35 :

ん、今――

36 :

今、何でもって・・・
酔い潰れたすこやん二世(咲さん)と二代目牌のお姉さん(のどっち)、久等行き遅れを介抱する京太郎(ころたんと結婚済み)

37 = 13 :

逆にある程度酔うと超肉食になって23人お持ち帰りした挙句快楽堕ちさせる京太郎とか書いてもいいのよ最終回くらいで

38 = 1 :

業務連絡ー

1.安価先は、『3~5個下のレス』ではなく、『下の3~5個のレス』です。

2.トリップを変更します。 ◆P/xuBXcoHgtU→◆JMQrjAAXSXNz

3.今から二つだけ投下。

39 = 1 :

“園城寺怜の場合”

「きょうたろー」

京太郎「どうした?」

俺はこいつと酒を呑むのが好きだ。

「ちゃんとうちを見とるか―」

京太郎「ああ」

普段不安とか怖さとか、そんな負の感情を表に出さないこいつが―――

「ちゃんとうちだけ見とるか―」

「うちには京太郎しか居れへん」

「だったら、京太郎にもうちだけでいいよな」

「他の女なんて見んといてくれ」

「京太郎はうちが居ればしあわせなんだから」

こいつの本音。どうしようもなく醜く、どうもできないほど汚く。

そんな感情が、そんなこいつが、

京太郎「当たり前だろ」

堪らなく愛おしい。

「どこにもいかんといてなー」

京太郎「ああ、いつも傍に居てくれ」

「もちろん。何があってもはなれんでな?」

京太郎「大丈夫だ」

「ずっと」

京太郎「ずっと」




――――― 一緒に

40 = 1 :

“愛宕洋榎の場合”

洋榎「すがぁ!ちゅーせい、ちゅー!」

京太郎「あー、もう!離れてください、暑苦しい」

私、須賀京太郎の人生の中で一番酒癖が悪いのは間違いなくあなたです。

マジでMFY、モースト・フィドリー・ヨッパライだよ。今考えたけど。

洋榎「すがぁ、だっこぉ」

京太郎「はいはい」

洋榎「すがぁ、ハグー」

京太郎「はいはい」

洋榎「すがぁ、ちゅー」

京太郎「嫌です」

洋榎「あんでぇ!」

だってそれ、確実に残るじゃないですか。色々と。

でもこうして断り続けていると......

洋榎「ひっぐ、す、すがが、ちゅーしてくれへん」

京太郎「めんどくさいなぁ!ほんと!」

やっぱり泣き出したよ。どうしろってんだ。

洋榎「うわぁぁぁ!すがぁ!ちゅー!ちゅーがええ!」

京太郎「............分かりましたよ」

洋榎「ふぇ?」

髪をかき上げ額に唇を落とす。

......これくらいなら、大丈夫だよな。

京太郎「これでいいですよね」

洋榎「......の...かぁ」

京太郎「はい?」

洋榎「すがのばかぁ!」

京太郎「どうしろと!?」

残念ながら、太陽が昇ってくるのは当分先のようだった。

41 = 1 :

というわけで、残りは水曜か木曜ですね。

こちらの調子の悪さ、という理由で延期して申し訳ありません。

>>36
おう、アラフォーのことすこやんっていうの止めろや

>>37
はよはよ

47 = 46 :

“三尋木咏の場合”

「あはは、わっかんねー。わっかんねー!」

京太郎「ちょっと、咏さん呑み過ぎじゃないですか」

「あ~ん?京太郎のくせに生意気じゃねぇの」

京太郎「はぁ、ったく」

この人のマネージャーになって一年ほど経ち色々なことを学んだが、酔っぱらいの対処だけは慣れないなぁ。

京太郎「帰りますよ。ほら、早く」

「なーんかお前子供扱いしてないかぁ」

京太郎「いいから、って、うおっ」

「おーし、帰るぉ」

京太郎「おも......くはないですけど」

いきなり背中に飛び乗るのはちょっと勘弁して欲しいのですが。

「魅力的なおねーさんとくっつけて幸せかー?」

京太郎「......ソウデスネ」

「何だよー!」

いや、だってねぇ。流石に咏さん相手に―――

「ペロリ」

京太郎「ふぁっ!?」

「これは嘘をついている味じゃないのかねぇ?」

京太郎「ちょっと!こ、ここ外ですよ!?」

「ふーん、じゃあ」






「うち来いよ。そこで続きだ」

48 = 46 :

“松実玄の場合”

京太郎「いやぁ、絶品ですね。料理もお酒も」

「よかったぁ。あ、こっちもおいしいよ」

奈良は吉野の松実館。この前玄さんに機会があったらと言われていたので、お邪魔している。

京太郎「おいしい料理によく合うお酒、おまけにこんな美人さんにお酌してもらえるとは。ほんと

いいところですね、松実館」

「そう言ってもらえると嬉しいんだけど流石にお酌をするのは京太郎君だからだよ?」

......そういうんじゃないんだろうけどそんなこと言われるとね、

京太郎「あー、何と言うか、照れますね」

「うえぇぇ!?ち違、そういう意味じゃ......」

京太郎「ははは、分かってますよ。ほらちょっと落ち着いて」

「う、うん。そうだね。お水、お水」

京太郎「あ、それお酒―――ってええ!?」

いきなし倒れかける玄さん。思わず抱きかかえてしまったけど大丈夫か......?

京太郎「とにかく誰か呼ぼぉぉぉぉ!」

「きょうたろう君のおもちー」

え、え、え、何か浴衣の襟から胸を揉まれてる!?

京太郎「あの、え、玄さん?」

「このおもちかたーい」

京太郎「いや、男の胸ですし。じゃ、なくて」

「でも、なんかたくましい?」

キュンと来ちゃうでしょ!そういうこと言われると!

京太郎「玄さん、離してください!」

「きょうたろう君もおもちさわる?」

京太郎「......ゴクリ」

いや、ゴクリじゃないよ!?だめでしょ!?

京太郎「しょ、正気に戻って!お願い!」

「いいよ、いっしょに......」

アカン、アカンやつやこれ。

その夜のことはあんまり覚えていないが、一つ確かなのは就職先が決まったということだけだ。

49 = 46 :

“愛宕洋榎の場合ver2”

すりすり。

思わず、そんな擬音を空耳してしまうような仕草に苦笑が浮かぶ。

京太郎「眠いなら、帰りますか?」

洋榎「...いやーや」

京太郎「ふふっ」

まるで夜更かしのしたい子供のようだ。意味もなく意地を張ってしまうところとか。

京太郎「じゃあ俺は眠いんで帰りますね」

洋榎「あかん、ここ、居って」

京太郎「ええ、分かりました」

うん、やっぱ意地悪された時の顔が一番可愛い。

まあ、そのうち寝るだろうし適当にあしらいますか。

洋榎「すが、おるかぁ...」

京太郎「ええ、居ますよ」

洋榎「おー、かってに行かんといてーな」

少し、少しだけ何かが胸に閊える。

京太郎「どうしましょうか」

洋榎「すがぁ......」

ちょっと泣きそうな顔は可愛くて、でも胸の閊えはとれない。

結局のところ全部八つ当たりなんだろう。

彼女が望むその距離をため。俺が踏み込まないその距離のため。

京太郎「冗談です。行きませんよ、どこにも」

貴女から離れた場所にも、貴女から近い位置にも。


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