私的良スレ書庫
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元スレ大和「提督」提督「んあ」
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ネタバレするやつなんてクソだよクソ、ハハハ
推測と憶測は胸の内にしまっとけ
推測と憶測は胸の内にしまっとけ
>>78
なるほどね、この艦娘が大和ってことだったのか
なるほどね、この艦娘が大和ってことだったのか
誰かを失ったのが記憶違いってこともなければ一年前誰も沈まなかったってのも本当に聞こえるしなあ
金剛「ヤダヨ、提督……。ヤダヤダ……! 私はもう、提督が沈む姿なんて見たくないネ! 絶対イヤ! もう二度とあんな辛い思いはしたくないネ!」
提督「金剛……」
金剛「提督……!!」
提督「うおっ……。お前……近づくなと言ったろうに……」
金剛「提督……ごめんなさい。私はあなたを守れなかったネ。一番守らないといけない人だったのに……」
提督「……謝るな。お前は勤めを果たしてくれた。至らなかったのは私のほうだ。すまなかった、金剛……」
金剛「さみしかったネ、ずっと会いたかったヨ……でも、朝起きても提督は居なくて……紅茶も全然美味しく無くて、心が引き千切られたみたいに痛くて……
なんであの場に居なかったんだろうって……毎日毎日ずっと後悔することしかできなくて……」
提督「金剛……」
金剛「……」
金剛「長門……撃つのなら撃てばいいネ」
長門「金剛、どういうつもりだ? 深海棲艦側につくというのか!?」
金剛「提督を沈めた深海棲艦なんかに付くはずないデース。私はただ提督の傍に居たいだけネ」
長門「お前……まさか……」
金剛「提督……あなたが行くのなら、私も一緒に沈むヨ。もう提督を一人きりなんかにしないネ……」
提督「馬鹿を言うな……。私にお前まで沈めさせる気か?」
金剛「同じことネ」
提督「なに?」
金剛「提督が居なくなって、やっと話せるまで持ち直したのに……もしここで提督が沈むなら、私はもう立ち直れないデース……」
提督「……お前」
長門「くそっ……。加賀! お前も見ていないでなんとかしてくれ!」
加賀「……私は……」
提督「金剛……聞き分けてくれ。私は既に死んだのだ。それがあるべき形に戻るだけだ。でもあの時とは違って……今度はお前たちに別れを言うことができる」
金剛「No!No! そんなのは絶対……ぜーったい嫌ネ! どんな形だっていいデース、私は提督と一緒に居たいネ!」
提督「加賀」
加賀「……はい」
提督「金剛を頼む」
加賀「提督、私は……」
提督「任せたぞ」
加賀「私は……」
加賀「……」
金剛「加賀!? 離して、離してヨ! あなた本気デスカ!? また提督が居なくなっちゃうんだヨ!?
せっかく会えたのに……もしここで認めたら、もう二度と話すことも触れることもできなくなっちゃうんだヨ!? それでもいいノ!?」
提督「加賀を責めないでやってくれ……。彼女は私の意を汲んでくれただけだ」
金剛「提督は……提督は酷いデース! そうやって本当に大切なことは一人で勝手に決めて! あの時だって、あんな女と結婚なんかして……!」
提督「……」
提督「……結婚だと?」
金剛「そうデース! 今だって私の気持ちなんか何も考えないで、全部無視して……こんな酷いことってないヨ!」
提督「結婚とは……どういうことだ?」
金剛「そのままの意味ネ、この浮気者!」
加賀「……覚えてないの?」
提督「そういえば、私室に指輪があった。大本営から支給されるものではなかったが……」
加賀「当たり前よ……相手は艦娘じゃないわ。それと正確に言うなら結婚じゃなくて、婚約よ」
金剛「どっちだって同じことネ!」
提督「誰とだ?」
加賀「中将の孫よ」
提督「中将殿のお孫さんだと……?」
加賀「大規模侵攻作戦が発令される少し前に、あなたは婚約したと私たちに言ったの。どうせ軍から発表があるからと」
提督「……」
提督「ああ……思い出した。軍の派閥争いに巻き込まれて、私を身内に取り込むために、あの中将が自分の孫を使ったんだったな……」
加賀「提督は脅されたんでしょう? あの男に……」
提督「確かにそうだが……辛うじて取引に持ち込めたというところか。私は中立の立場で後ろ盾がなかったが、そこそこ結果は残せていたからな」
加賀「貴方は私たちの再編成案の棄却と待遇の改善、そして戦後保障の確約を条件に派閥に加わるように言われ、裏切りを防ぐために身内に取り込まれた……」
提督「そのことをお前たちに白状させられて……そうか、それで私は袋叩きにされたのだったな……」
加賀「私は貴方を引っ叩いたわ、思いっきり」
提督「ああ、覚えている……。しかしあれは実に下らない茶番だった。あの腐りきった連中め。まあ……今となってはどうでもいい事か……」
加賀「……どうでもよくなんかないわ」
提督「だがすべて過ぎたことだ。最早私には関与する余地がない……」
提督「話が逸れたな。すまない、無駄な時間を取らせた。さあ、長門……」
長門「……」
提督「長門……?」
長門「……加賀の話を聞いてやれ」
加賀「どうでもよくなんかないわ……そのせいで、私たちが今までどれほど苦しんできたと思ってるの?」
提督「……」
加賀「あの婚約のせいで、喧嘩別れしたまま貴方は逝ってしまった。みんな、提督に伝えたいことがいっぱいあったのに……感謝の気持ちや私たちの想いも……
なのに、私が最後に貴方にかけた言葉なんて暴言なのよ……? そして貴方は自分を犠牲にして帰って来なかった。本当はもっと伝えたいことがあったのに……」
金剛「私だって同じデース……提督にいっぱい酷いこと言ったネ。でも、提督とはそのまま会えなくて……あんなのがお別れだったなんて、どうしても認められなくて……」
提督「……」
提督「……私はただ、皆に幸せになって欲しかっただけだ。こんな争いなど早々に終わらせて、もう一度普通の娘に戻って欲しかった」
加賀「私たちも同じよ。提督……貴方が私たちの幸せを願ってくれるように、私たちも貴方の幸せを願っていた。
なのに貴方は、私たちのせいで望まないことまでして……」
提督「……深海棲艦との争いも、区切りがつこうとしていた。早急にあの条件を引き出すには、ほかに方法が無かったのだ」
加賀「そうかもしれない……。でも、私は貴方の秘書官だったのよ。せめて一言くらい言って欲しかった」
提督「言えば反対しただろう」
加賀「当たり前よ! そんな自分一人だけが背負うようなやり方……提督は身勝手よ。
最期の時だって、貴方を見捨ざるを得なかった娘たちがどんな思いをしたか分かる?
貴方の最期の言葉を聞き届けた娘たちが、どうなったか分かるの? 皆自分に責任を感じてしまって、心を閉じて……まだ立ち直れない娘だって居る……」
提督「そんな……。そうかゴーヤもあの場に……」
加賀「提督……」
加賀「なぜ私たちを置いて逝ってしまったの……? 私はずっと貴方を守れなかったことを後悔してきたのに……どうして今度は私たちの手で貴方を沈めないといけないの……?」
提督「加賀……」
加賀「……私には出来ないわ……そんなこと……」
提督「……」
金剛「提督ぅ……」
提督「金剛……」
長門「私は……陸奥を沈めた貴方が許せない……」
長門「でも、貴方には返しきれないほどの恩があって、思い出があって……私も提督を守れなかったことをずっと悔やんできた……」
提督「長門……」
長門「私にも、分からなくなってしまった……。貴方を想う気持ちと、陸奥の事がごちゃごちゃになって……いったいどうすればいいのか……」
提督「……」
提督「私は……誰よりもお前たちに幸せになって欲しかった……」
提督「なのに……その私が一番お前たちを傷つけてしまっている……。本当にすまない……謝っても、謝りきれない……」
加賀「……ごめんなさい、提督が悪いんじゃないのは分かってるの。でも……それでも私は貴方と……」
提督「いいんだ……分かっている……。お前たちは何も悪くない。ただ……巡り合わせがどうしようもなく悪かった……」
金剛「私はうれしいデース……。提督は深海棲艦になっちゃったけど、こうしてまた会えたカラ……」
提督「私もだ……お前たちにまた会えたことは本当にうれしい。それだけは感謝しよう……」
みんな轟沈して深海棲艦になれば解決じゃないですかね?(ゲス顔)
加賀「提督……私たちと一緒に行きましょう」
金剛「Good idea! そうだよ提督、こっちに来なヨ! みんな絶対喜ぶヨ! 最初はちょっと白黒すぎてびっくりするだろうけどサー」
提督「私は共には行けない……」
長門「陸奥たちを沈めた事を気にしているのか? 確かにいざこざはあるかもしれない……でも皆それが貴方の本意ではないことは分かるはずだ。
むろん拳の一発くらいは覚悟したほうがいいかもしれないが、それでも皆あなたの帰還を喜ぶだろう」
加賀「そうね。まだ立ち直れない娘達にも会って声を掛けて欲しいわ。深海棲艦の貴方を疑うだろうけど、私たちが言えば皆分ってくれるから」
提督「……そうじゃないんだ」
金剛「Ahaー、確かに鎮守府には居られないネ。軍に見つかればまずいことになりマース。でも問題ないデース! 私が提督を匿ってあげるネ。
イイエ、むしろ養ってあげマース! これから提督は朝昼晩と私のご飯を作るのが仕事ネ! 今日から私の主夫に転職デース!」
加賀「……金剛さん」
提督「ふふ……まったくお前は……」
長門「提督……? 何処へ行く?」
提督「……」
提督「……ここらへんか」
提督「長門……私を撃て」
加賀「提督!?」
金剛「What!? どうしてまたそんなこと言うのサ提督!」
提督「言っただろう。深海棲艦というのが、どういうものなのか分かったと。どうやら、私とお前たち艦娘は決して相容れない存在らしい」
長門「どういうことだ……?」
提督「口で説明するのは難しいな、こればかりは成ってみないと分からん……。ただ私も他の深海棲艦同様、お前たちに害を成す存在でしかないということだ」
金剛「でも提督は提督デース! 他の深海棲艦と違って私たちの事、攻撃しないネ!」
提督「私の場合、元が艦娘ではないからな。自覚もしていなかったし、少し特殊だったのだろう。だが時機にそれもなくなる。
もし私を見逃せば、次に会うとき私は決してお前たちに容赦をしない。自覚した分、より性質の悪い存在になる」
提督「だから今が絶好の機会なのだ。……長門、お前に頼みたい」
長門「そんな……提督、私はもう貴方を撃てない……」
提督「陸奥たちを沈めたのは私だぞ」
長門「それは提督の本意ではなかったはずだ」
提督「……確かにその通りだ。でも次からは違う。私は私の力の及ぶ限り、全力でお前たちを海の底に沈める。そうする前に……私を沈めて欲しいのだ」
加賀「提督、馬鹿なことを言わないで。例えそうであっても、私たちがなんとかしてみせるわ」
金剛「そうデース! 提督が半端な深海棲艦なら、きっとまだ何か方法があるはずネ! 諦めるなんて提督らしくないヨ!」
提督「理解するのは無理だろうが……これは本当にどうしようもないんだ。抑えられるものでもない……」
提督「加賀、金剛。私の最後のわがままだ。聞き入れてくれ。出来れば……見届けて欲しい。そして他の娘達にも伝えてくれ、お前たちを指揮できたことが、私の誇りだと」
加賀「嫌よ。それは提督が直接伝えてください。どうして貴方はそうやって一人で抱え込むの。私たちはそんなに頼りない……?」
金剛「長門、提督の言うことを聞いたら駄目デース! 提督は深海棲艦になって、まだ混乱しているだけネ!!」
提督「……」
提督「長門……これが私の、提督としての最後の命令になる。私を撃て」
長門「そんな……私は……」
提督「もしお前がまだ私を提督だと思ってくれているのなら……できるはずだ。もうこれ以上、私に他の娘達を沈めさせるな。私も、もう誰も沈めたくはないのだ……」
長門「でも、私は貴方を……」
提督「自分の本懐を思い出せ。お前たちに宿る魂は、深海棲艦を倒すことを目的としているはずだ。その本能に従えばいい」
長門「でも貴方は提督だ。例え深海棲艦であっても、貴方は私の提督なんだ……」
提督「ならば私の命令が聞けるな?」
長門「……無理だ」
提督「長門……」
長門「嫌だ……撃ちたくない……」
提督「……」
提督「……」
提督「陸奥をどうやって沈めたか、教えてやろう」
長門「……え?」
提督「嬲り殺しにしてやったのだ。うちの連中は戦力が乏しくてな、ちょうど主力を欠いていて、真正面からやり合うのは無理だった。
だから陸奥を孤立させ、集団で取り囲み、逃げ惑うあいつの背中に容赦なく砲撃を打ち込んでやった」
長門「やめろ……」
提督「深海棲艦というのは本当に艦娘を目の敵にしているらしい。あいつを大破させてから、わざと轟沈させず相当いたぶって遊んだようだ。
私は別に止めなかった。そうやってストレスを発散させれば、あいつらも更に使い易くなるからな」
長門「やめろ……提督、やめてくれ……」
提督「別の意味でも、陸奥はいい材料になった。あいつを沈めたおかげで、私の元により深海棲艦が集まってきた。
そこからはとんとん拍子に事が進んだぞ。暁に飛龍、摩耶、五十鈴…………そうだ、陸奥の最後の言葉を教えてやろうか?」
長門「やめろ!!」
提督「ごめんなさい、長門。だそうだ」
長門「やめろおおぉぉぉ!!」
そういや>>128で陸奥が「提督の追い込み漁にまんまと引っかかった」って言ってるけどそういうことか
伏線回収が上手くてて何度も見返したくなるわ
伏線回収が上手くてて何度も見返したくなるわ
>>238 なるほど、読み返さねえとわかんねえなこりゃ
>>240
深海棲艦よ
深海棲艦よ
あー、伏線だわな
演習とごまかしてるが大和にやられたのがいるみたいだしね
演習とごまかしてるが大和にやられたのがいるみたいだしね
普通に意思疎通してるの見ると希望を抱いてしまうなあ
提督が特別なのかもしれんけど
提督が特別なのかもしれんけど
大和:提督が慢心してしまい沈めてしまった艦娘で大規模侵攻時に提督を沈め鎮守府を乗っ取った大ボス(?)
提督:侵攻時に囮になり沈み深海化、鎮守府にて指揮を執り味方を沈めていく
鎮守府にいた艦娘達:提督の指揮や大和に沈められ深海化(A、B、C等はヲ級やタ級?)
まとめるとこんな感じか?
提督:侵攻時に囮になり沈み深海化、鎮守府にて指揮を執り味方を沈めていく
鎮守府にいた艦娘達:提督の指揮や大和に沈められ深海化(A、B、C等はヲ級やタ級?)
まとめるとこんな感じか?
ボートの下りから察するに流用してるっぽい
大和はその筋が濃厚っぽいけどちょっと気が早いっすよ~
大和はその筋が濃厚っぽいけどちょっと気が早いっすよ~
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