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    元スレ総合P「元気の塊」

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    251 = 1 :


     とりあえず向こうに光があるという事はわかった。
    それが民家なのか、単に今から俺がやろうとしている焚き火などなのかはわからないが
    とにかく、人工的な物であることは確かだ。それさえわかればなにも今すぐに行く必要はない。
    そもそも結構な距離があるのだ。たどり着くまで俺が持つかもわからない。
    今はなによりもこの体温低下をなんとかしなくてはいけない。

    「……そうと決まればさっさと行動しないとな」

     歯がカチカチと音を立てる。本気で急がないと洒落にならない。
    それに、愛がまだ森に居るかもしれない。
    この寒さの中、森に一人で居るのだとしたら俺と同じか、それ以上に危険だ。
    あんな鳥が居る世界だ、他にどんな生き物がいるかわかったもんじゃない。
    いくら愛が声のスキルホルダーであるとはいえ一人では寝てる所を襲われる危険もある。

     震える身体に鞭打って森へ走る。

    「いっつぅ!?」

     直後足の裏に痛みを感じ、流れるように転ぶ。肘を、額を打つ。

    「ってて……そうか、寝た時の姿って事は靴も履いてないのか」

     ただの少し尖った石。けれど靴下だと痛いのなんの。
    クソ、改めて森を選択してよかった。今の身体で且つ靴もなしとなれば
    そんなに長時間歩ける筈がない。

    「クソっ、もう少し慎重に歩かないとダメか」

     冷えて固まった身体は衝撃を受けやすくなると言うが、
    まさにそれで少々転んだだけなのに肘も額もまぁ痛い。

    「……幸先悪いなぁ」

     ため息をついて再び歩き出した。

    252 :


    ―――

     樹林。それは遠くで見て想像していたよりもよほど高い木々で構成された森だった。

    「数メートルなんてもんじゃなかったな……」

     今考えれば飛び出てきた鳥があのサイズだったんだ。
    森も相応に大きいと考えるべきだった訳だが……。

    「まぁ、いまはありがたいのかな。太い枝の多いこと」

     枯葉もそれに比例して多く、お陰様でそこそこな規模の焚き火ができている。
    少なくとも家の庭でやってたら消防車が飛んでくること間違いないレベルの焚き火だ。
    煙もすごい。

    「……明るかったらだれか煙をみてやってきたかもな」

     まるで狼煙。白い煙が暗い闇夜の中をゆっくりと立ち上る。
    木々の水分がはじけるパチパチと言う音と身体に当たる熱、
    オレンジと赤のコントラスト、照らされる緑の木々。草原。

     どこまで言っても現実離れしていて、けど芳乃に言わせれば間違いなく現実で。
    そして俺自身体感したあの冷たくなっていく自分の身体、死の恐怖は少なくとも本物で。


    1.それにしても学生の頃のキャンプファイヤーを思い出すな、少し歌ってみたりして
    2,「プロデューサー!」背後から突然声をかけられた
    3.……いま、近くでガサガサ言わなかった?

    下2

    255 = 1 :


    「それにしても……、随分火力があがったな。まるでキャンプファイヤーだ……」

     思い出すのは中学の林間学校。
    夜にクラスメート達と輪になって火を囲んだ。
    当時忙しかった舞は参加できず、あとから思い出話をしたら
    めちゃくちゃ拗ねられたのを今でもはっきり思い出せる。

    「懐かしいな……えっと、どんなのだっけ」

     記憶を手繰りながら、小さく口ずさむ。
    定番のあの歌を。

     燃えろよ 燃えろよ
     炎よ燃えろ 火の粉を巻き上げ 天まで焦がせ

    「……2番覚えてねー! ……はぁ」

     今のこの現実と昔の思い出。ダブルパンチでメランコリックにブルーな気分だ。
    ……どことなく泣きたい。

    「……俺の力が不可欠、ねぇ。これからどうしろってんだ」

     ごろんとひんやりとした地面に仰向けに寝転がる。
    右も左もわからない、なにをどうすればいいのか
    なにをすべきなのかも何一つ。
    見上げるのは都会では見ることのできない満天の星空。
    けれどそこに見知った星座が一つもなくて、やっぱりここは俺の知らない世界なんだと、
    また、一人へこんだ。

    256 = 1 :


    ―――

    「……ん、寝てたのか」

     日の出。地平線か顔を出す太陽の光で目が覚めた。
    こんな目覚め、久しくしていない。いや、そもそもこんなにゆっくり――決して快適とは言えないが――
    寝た事自体久しぶりだ。

    「……寒くないな」

     寝ている間に焚き火は消えてしまっていたけれど、
    昨日の夜のような異常な寒さは完全になくなっている。
    代わりに朝露で方々びしょぬれではあるが、それもひんやりとはするが
    肌寒さすら感じない。不思議な気候だ。

    「腹減ったな」

     昨日の夕方から今までなにも口にしていないんだ。
    当然と言えば当然、生きていれば腹もすくし喉も乾く。

    「……なにか口にできる木の実とかないかな」

     昨日は寒さで頭が回らなかったし、暗くて確認どころじゃなかったが
    これだけ立派な森なんだ、なにかあってもおかしくはない。
    問題があるとすれば、この世界の木の実の知識なんてないので、
    どれが口にしていいのかどうかわからないというところだが。

    「とりあえず行動、だな」

     白く、淡く。空が色づいていくのをしり目に、
    俺は暗い森に改めて足を踏み入れるのだった。

    257 = 1 :


    お前らアイドルが出ない選択肢ばっか選びすぎだろ(困惑)
    既に愛・日野茜・恵美・夕美・翠・真がで損ねたじゃないか
    やめろぉ ナイスゥ

    258 :

    選択肢の横に登場アイドルの名前でも書いてみたらいいんじゃないかな……

    259 :

    それはつまらんだろう

    260 :

    だって全部途中でアイドル選ばなかったらよしのんルートでしょ?

    261 = 253 :

    そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない

    262 :


    ―――

    「……なるほどわからん」

     ドングリの様な硬い殻に覆われた赤い木の実。
    ブドウのような薄い皮に包まれた林檎大の果実。
    しまいには中まで真っ黒な卵のような形をしたスイカ程の大きさの何か。
    あまりにも俺の知っているそれらとかけ離れすぎて判断のしようがない。

     とりあえずそれっぽいものをいくつか回収してはいるが、
    はてさて一か八かにでてみていいものか。
    くそっ、こういう時に芳乃が助言をくれるとありがたいんだが。
    昨夜焚き火前で寝た時もそういえば夢に芳乃はでてこなかった。
    もう少し、せめて最初の目的地だけでも教えてくれれば……。

    「てっ!」

     物思いに耽りながら歩いていたら思い切り転んだ。
    と、言うよりもむしろ今のは……。

     カラン カラン

     乾いた木のぶつかる音が上空からいくつも鳴り響く。

    「鳴子――っ!?」

     言うが早いか、人の気配を感じ飛び起きる。
    大樹のみならず様々な植物が複雑に絡み、上空には枝がたっぷりと葉をしたためているため
    日光も入りづらく暗い森の中、けれど確かにいま視界の端に誰かが――。

    「後ろです。P殿」

     見ていた方向とは違う。背後からの声。
    けれど、俺はさして驚きもせずゆっくりと振り返る。

    「あやめ、か」
    「はい! やはりP殿もこちらに来ていたんですね! よくご無事で!」

     見慣れた忍者姿にどことなく力が抜ける。
    やはりアイドルは他にもこちらに来ているようだが、
    なんにせよ元気そうでよかった。流石は忍者か。

    「色々言いたいことも話したいことあるが、とりあえず一ついいか?」
    「はい、なんでしょう!」

     なにはともあれ。

    「……食うもんもってない?」

    264 :

    一体何があったんだ…
    故障したか?

    265 :

    本人が故障したのか

    266 :

    あの世の電波状態が悪いんだろ?

    267 :

    故障したのはPCなのか本人なのか・・・>>1が故障するのは考えづらいが

    268 :

    >>1だとすでに故障してるところに破損箇所が増えるだけだからなぁ

    269 :

    >>1は自分の体にPCを組み込んでたがそのPCがウイルスにやられて>>1も同時にやられた可能性が

    270 :

    world of tanks 始めました
    ふるぼっこにされて経験値貯める→貯めた経験値で強い戦車に変える→強い戦車とマッチングされてふるぼっこにされる

    なにごと?

    271 :

    どのゲームでも初心者はエサだからね
    仕方ないね

    272 :

    夕美恵美スルーか…

    273 = 1 :

    現時点でのスルーであって
    同じ世界に居るのは確定してるから遭遇する機会は今後もあります

    274 = 1 :

    ※ただしスキルホルダーになってます

    275 = 1 :

    >>262

    「こちらへどうぞ」

     俺の情けなくも切実な願いにあやめはそういって背中を向けた。
    負ぶされ、という意味だと思うが流石に少々躊躇うのは
    まぁ一般的な成人男性として普遍的な感性を持っていると言うことだろう。
    もちろん、俺のそんな逡巡などなんのそので力ずくで背負われ、
    ニンニンと颯爽と、それはもう目も開けんばかりの速度で颯爽と連れていかれたのは。

    「……おぉ、町だ」

     煉瓦造りの街並み。
    街中を河が流れているということはないが、
    それを除けばベネチアさながらの映画のような街並みだ。
    流石に気分が高揚する。これで俺が靴下歩行状態でなければよかったのだが。

    「こっちです」

     俺を下ろした地点から程なく、
    あやめに先導されるがままにぺったぺったと歩いてついたのは小さな建物だった。

    「朋殿! ジャスト森の中で出会えましたよー!」

     扉を開いて中に入るなり大声で中に向かって叫ぶあやめ。
    ……朋? まさか、と思っていると案の定、奥から俺の知っている
    占い好きの藤居朋がひょっこりと顔をだした。

    「でしょ? こっちだとどうかなと思ったけど、うんうん精度は落ちてないみたいね。
     ……で、誰だったの?」

    276 :

    >>1は年を越せたのか

    277 :

    あけましておめでとう
    今年は良い年でありますように
    去年は年末最後にクソみたいな事態が発生したのでそれはもう

    278 :

    あっ……ふーん

    279 :

    生きてたかー。
    1の今年が良い年になるよう俺も祈っておくよ

    280 = 276 :

    生きてたーやったー



    じゃあ書け(豹変)

    281 :

    壊れてなかったか。まあ>>1が壊れるなんてそうそうないよな!

    282 :

    >>1は壊れてるのがデフォのようなもんだからこれ以上はないからへーきへーき

    だから書こうか(無慈悲な催促)

    283 :

    まだかのぅ…続き期待してるのに(チラッチラッ)

    284 :

    チラッ

    285 = 284 :

    チラッチラッ

    286 :

    他のSS書いてるから問題ないな

    287 :


    P「なぁ」

    百合子「はい? なんでしょうか?」

    P「……」

    百合子「プロデューサー?」

    P「その本面白くないのか?」

    百合子「……えっと、まぁそうですね。でもまたどうして?」

    P「一回で返事したし、さっきから本以外の所にも何度か目が行ってるみたいだったからな」

    百合子「なるほど……」

    P「しかしつまらないならやめたらどうだ? わざわざそんな顔しながら読まなくても」

    百合子「いえ、これでも私勇気がある方なので」

    P「太宰か」

    文香「……曰く、つまらないと思った本を投げ捨てずに最後まで読み切ることを勇気という」

    P「居たのか」

    文香「はい……ずっと」

    百合子「文香さんおはようございます」

    文香「おはよう……ございます」

    P「……」

    百合子「今度はなんですか?」

    P「いや、同じ文学少女でも随分二人のイメージは違うなと思って」

    文香「七尾さんは……私よりアクティブで……すごいと思います」

    百合子「そ、そんなことないですよ! むしろ時々変なスイッチ入って申し訳ないです」

    P「んー、二人でユニットってのも面白そうだな」

    百合子「ユニットですか?」

    P「あぁ、できればあと一人くらい欲しいけど」

    亜美「呼んだ?」

    P「漫画はNG」

    亜美「えー……」

    288 :

    ここは私の出番ピヨね!

    289 :

    >>288

    ちひろさんが「書類が、事務が」と半泣きでそっち見てるから止めたげよ?


    書く方はそれなりにいるのにね(今井加奈を横目に見つつ)

    290 :

    ここはじぶ響ちゃんの出番だな!

    291 :

    ついに逝ったか

    292 :


    【ギャップ】

    小鳥「ってあれですか。服のメーカーの」

    P「そーそーGAPね、小学校の頃亮太って奴が頻繁に着てて亮太ブランドって言われてたわ」

    ちひろ「……え、突っ込みなし?」

    P「……面倒だった」

    小鳥「仕事ちゃんとしてよ」

    P「俺の仕事は突っ込みじゃねー……おい、下ネタやめろ」

    小鳥「そんな話はしてません」

    ちひろ「と言うか、メーカーって。言い方がおばさんじゃない」

    小鳥「え、嘘」

    P「あれな、お母さんの言い方な」」

    ちひろ「ゲーム機を纏めてピコピコとかファミコンとか言うアレに近い感じがします」

    小鳥「そ、そこまでじゃないし!」

    P「で、ギャップの話なんだけどさ」

    ちひろ「あーはい。なんのですか? 年代ですか? それとも女の子の属性的なあれですか?」

    P「年代だよ、ジェネレーションだよ」

    小鳥「はぁ、どうしたんですか?」

    P「いや、今の小学生は通信ケーブルを知らないという話」

    ちひろ「あー……まぁ、知らないですよね」

    小鳥「初代どころか金銀もやった事ないでしょうしね」

    P「凹むわ」

    293 = 292 :


    小鳥「この間私もニューヨークに行きたいかー! って言ったらぽかんとされましたよ」

    P「それは仕方ない。ちょっと古すぎる」

    小鳥「うそん」

    ちひろ「ピヨっちのおばさん化現象が留まるところを知らない」

    小鳥「やめて」

    P「でもたまにそういうのがあるからなぁ……。むしも知らなかったし」

    小鳥「むし?」

    P「任天堂カップで3縦したこらきしヘラクロスの名前じゃないか」

    ちひろ「いや、そこまでは知らないです」

    P「まーじでー」

    小鳥「今の子達って最初に触れるゲーム機がPS2とかなんですかね」

    P「まぁ兄弟が居れば64とか、ギリ、かな?」

    ちひろ「ゲームキューブは頑丈ですから結構生き残ってるんじゃ?」

    小鳥「Wii系でGCのソフト遊べるからハードは多分ないと思う……」

    P「怖いわ。GCコントローラーは触ったことあってもGC自体に触れたことない世代怖いわ」

    294 = 1 :


    このみ「なんの話?」

    P「おっと、良いところにいい感じの世代が来たぞ」

    ちひろ「あらホントに。……印象に残ってる古いCMと言えば?」

    このみ「え? ……サトームセン?」

    小鳥「あなたの近所の秋葉原、サトームセン」

    P「ふぉん」

    このみ「それそれ、なんか豹みたいのがスケボーかなにかで走ってる奴」

    ちひろ「ありましたねーそんなの」

    小鳥「二倍二倍」

    P「それは通じないと思う」

    このみ「ごめんなさい、ちょっとわかんない」

    小鳥「馬鹿な……ちょ、ちょっと礼子さんとか連れてきて!」

    ちひろ「失礼な事を言いますね」

    P「スープスパ」

    ちひろ「よかいち」

    小鳥「ぬ~ぼ~」

    このみ「???」

    P「おい、このみさんポカンとしてるぞ」

    295 :

    やはり生きていたか

    296 :

    ぬ~ぼ~ってぬ~べ~の読み切り版やろ?(無知感)

    297 :

    菜々さんならバナナで釘が打てるCMとか
    もったいないおばけのCMとか
    リアルタイムで見てるよね?

    298 :

    >>297
    菜々さんは(永遠の)17歳だろ!

    299 :

    つまりテレビが出来た頃からずっと十七歳って事か…力道山から巨人大鵬卵焼きまでなんでも知ってるな

    300 :

    菜々さんは不老不死に近い人やから(すっとぼけ)


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