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元スレモバP「ボーナスで百万円ですか!?」
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比奈「あ、プロデューサーッス」
モバP(すぐにバレた!)
瑞樹「あら、本当だわ。どうしたの?」
志乃「こんな人通りが多いところで会うなんて運命的ね」
楓「運命はうんめい……ふふっ」
モバP「えっと、仕事帰りでたまたまですよ」
友紀「じゃあ、一緒に飲もうよ!」ガシ
モバP「ゆ、友紀!? 馬鹿、お前当たってるから!」
友紀「こまけぇこたぁいいんだよ!」
モバP「よくな――てか、お前酒くさ!」
モバP(すぐにバレた!)
瑞樹「あら、本当だわ。どうしたの?」
志乃「こんな人通りが多いところで会うなんて運命的ね」
楓「運命はうんめい……ふふっ」
モバP「えっと、仕事帰りでたまたまですよ」
友紀「じゃあ、一緒に飲もうよ!」ガシ
モバP「ゆ、友紀!? 馬鹿、お前当たってるから!」
友紀「こまけぇこたぁいいんだよ!」
モバP「よくな――てか、お前酒くさ!」
早苗「そうだぞP君! のまのまイェイ!」ガッシリ
モバP「さな……え……さん!」
比奈「あー、これは決まってるッスね」
早苗「あ、ごめん。やりすぎちゃった★」
モバP「か、勘弁してくださいよ……」
モバP「というか、俺は給料日前でお金がないんです」
モバP「今日は申し訳ないですけど……また後日にしてくださいね」
瑞樹「そうなの? 残念だわ」
友紀「えー、お金ならたくさん持ってるじゃんー」
友紀「ほら、こんなに」バラ
モバP「あ、お前いつのまに!?」
一同「……」ギラン
モバP(あ……奢らされるわ)
モバP「さな……え……さん!」
比奈「あー、これは決まってるッスね」
早苗「あ、ごめん。やりすぎちゃった★」
モバP「か、勘弁してくださいよ……」
モバP「というか、俺は給料日前でお金がないんです」
モバP「今日は申し訳ないですけど……また後日にしてくださいね」
瑞樹「そうなの? 残念だわ」
友紀「えー、お金ならたくさん持ってるじゃんー」
友紀「ほら、こんなに」バラ
モバP「あ、お前いつのまに!?」
一同「……」ギラン
モバP(あ……奢らされるわ)
……
瑞樹宅
朝
モバP「んん……重い……」
モバP(腹と太ももに誰かの頭が……)チラ
モバP「友紀と比奈か」
楓「お目覚めですか?」
モバP「楓さん? う……」
楓「大丈夫ですか? お水ですよ」
モバP「ああ、すみません。ありがとうございます」
瑞樹宅
朝
モバP「んん……重い……」
モバP(腹と太ももに誰かの頭が……)チラ
モバP「友紀と比奈か」
楓「お目覚めですか?」
モバP「楓さん? う……」
楓「大丈夫ですか? お水ですよ」
モバP「ああ、すみません。ありがとうございます」
ゴクゴク
モバP「ちょっと楽になりました」
モバP「それにしてもここは……」
楓「瑞樹さんの家ですよ」
モバP「そういえばそうでしたね。他の皆さんは?」
楓「別室で寝ています」
モバP「そうですか……」
モバP(段々と思い出してきたぞ。確か飲み屋に行ったあとに川島さんの家で飲もうってなって)
モバP(俺と比奈と友紀が先に潰れたんだっけ)
モバP「ちょっと楽になりました」
モバP「それにしてもここは……」
楓「瑞樹さんの家ですよ」
モバP「そういえばそうでしたね。他の皆さんは?」
楓「別室で寝ています」
モバP「そうですか……」
モバP(段々と思い出してきたぞ。確か飲み屋に行ったあとに川島さんの家で飲もうってなって)
モバP(俺と比奈と友紀が先に潰れたんだっけ)
モバP(それにしても結構安い店選んだはずなのにまさか10万近く使わされるとはな……)
モバP(まさか休暇一日目でここまで使うとは……)
モバP(もうほとんど使わず返すっていうのは諦めたほうがよさそうだな)
モバP(とりあえず七日間経って余ったお金を社長にちゃんと返そう)
モバP(それなら向こうも納得して受け取ってくれるだろうし)
モバP「そうと決まったら」ス
楓「もう行ってしまうんですか?」
モバP「プロデューサーがアイドルの家で酒飲んでお泊りとか洒落になりませんからね」
楓「酒だけに、ですか?」
モバP「いや、違いますよ」
所持金残り90万円
モバP(まさか休暇一日目でここまで使うとは……)
モバP(もうほとんど使わず返すっていうのは諦めたほうがよさそうだな)
モバP(とりあえず七日間経って余ったお金を社長にちゃんと返そう)
モバP(それなら向こうも納得して受け取ってくれるだろうし)
モバP「そうと決まったら」ス
楓「もう行ってしまうんですか?」
モバP「プロデューサーがアイドルの家で酒飲んでお泊りとか洒落になりませんからね」
楓「酒だけに、ですか?」
モバP「いや、違いますよ」
所持金残り90万円
……
モバP「とりあえず家に帰るか」スタスタ
モバP「……」
モバP「事務所、大丈夫かな」ボソ
モバP(智絵里俺がいなくて平気だろうか。杏、俺がいなくてちゃんと起きられてんのかな?)
モバP「はぁ……だから休暇なんていらないのに……」
モバP「お、着いたな」
モバP「とりあえず家に帰るか」スタスタ
モバP「……」
モバP「事務所、大丈夫かな」ボソ
モバP(智絵里俺がいなくて平気だろうか。杏、俺がいなくてちゃんと起きられてんのかな?)
モバP「はぁ……だから休暇なんていらないのに……」
モバP「お、着いたな」
ガチャガチャ
モバP「ん? 鍵がかかってるな……」
モバP「しょうがない。大家さんに言えばなんとかしてくれるだろ」
……
ピーンポーン
ガチャ
大家「はい。大家ですけど」
モバP「すみません。○号室にすんでるモバPですけど……」
大家「も、モバPさん!?」
モバP「ん? 鍵がかかってるな……」
モバP「しょうがない。大家さんに言えばなんとかしてくれるだろ」
……
ピーンポーン
ガチャ
大家「はい。大家ですけど」
モバP「すみません。○号室にすんでるモバPですけど……」
大家「も、モバPさん!?」
バタン
カチャカチャカチャ
モバP「な、なんでいきなり扉を閉めて鍵をかけてるんですか!?」
大家「すみません! 私はまだ地獄に落ちるわけにはいかないんです!」
モバP「はぁ!?」
大家「私にはワイフや息子もいます……」
大家「どうか、どうかここはお引取りを!」
モバP「いや、うちの家の鍵のスペアがあれば貸してもらいたくて……」
大家「そんなものはうちにはないです! いいからしばらくの間ここからはなれていてください!」
大家「その一ヶ月あの部屋の家賃はただにしますから!」
カチャカチャカチャ
モバP「な、なんでいきなり扉を閉めて鍵をかけてるんですか!?」
大家「すみません! 私はまだ地獄に落ちるわけにはいかないんです!」
モバP「はぁ!?」
大家「私にはワイフや息子もいます……」
大家「どうか、どうかここはお引取りを!」
モバP「いや、うちの家の鍵のスペアがあれば貸してもらいたくて……」
大家「そんなものはうちにはないです! いいからしばらくの間ここからはなれていてください!」
大家「その一ヶ月あの部屋の家賃はただにしますから!」
モバP「そ、そこまでいうならわかりましたよ……」
モバP「……」
モバP(ちひろさんの仕業だろうな……)
モバP(警察沙汰レベルだけど一応身内だから問題になったらやばいよなぁ。事務所の看板的に)
モバP(警察にはとてもじゃないがこの件は言えないな。あの人はそこまで予想してるんだろうけど)
モバP(だからこそ、90万も払いたくはないな)
モバP(とりあえずほとぼりが冷めるまでどこかに泊まって野風を凌ぐか)
モバP「……」
モバP(ちひろさんの仕業だろうな……)
モバP(警察沙汰レベルだけど一応身内だから問題になったらやばいよなぁ。事務所の看板的に)
モバP(警察にはとてもじゃないがこの件は言えないな。あの人はそこまで予想してるんだろうけど)
モバP(だからこそ、90万も払いたくはないな)
モバP(とりあえずほとぼりが冷めるまでどこかに泊まって野風を凌ぐか)
……
モバP「と、まぁそう言ったわいいものの。日中は暇だなー」
モバP「泊まるところも都内だと困らないだろうし」
モバP「……休日ってなにすればいいんだ?」
モバP「うーん……」
モバP「ま、こうやってプラプラしてるだけいいか」
モバP「ん? あれは……」
モバP「と、まぁそう言ったわいいものの。日中は暇だなー」
モバP「泊まるところも都内だと困らないだろうし」
モバP「……休日ってなにすればいいんだ?」
モバP「うーん……」
モバP「ま、こうやってプラプラしてるだけいいか」
モバP「ん? あれは……」
美波「……」オロオロ
モバP「美波?」
美波「あ、プロデューサーさん。おはようございます」
モバP「どうしたのそんなに困った顔して」
美波「実はその……電車が止まってしまって……」
美波「タクシーで向かおうと思ったんですけど手持ちが少なくて」
モバP「ええ!? 今日何か大事な用事があるの?」
美波「は、はい。ラクロスの大会があるんです」
モバP「美波?」
美波「あ、プロデューサーさん。おはようございます」
モバP「どうしたのそんなに困った顔して」
美波「実はその……電車が止まってしまって……」
美波「タクシーで向かおうと思ったんですけど手持ちが少なくて」
モバP「ええ!? 今日何か大事な用事があるの?」
美波「は、はい。ラクロスの大会があるんです」
お金なんてあってもトラブルしか招きませんよ?
だから、プロデューサー業に役立つスタミナドリンクに変換しちゃいましょう!
今なら、限定特価で一万本をたったの90万円で購入することができます!
賢明なプロデューサーさんならどうするのが正しいのかわかりますよね♪
だから、プロデューサー業に役立つスタミナドリンクに変換しちゃいましょう!
今なら、限定特価で一万本をたったの90万円で購入することができます!
賢明なプロデューサーさんならどうするのが正しいのかわかりますよね♪
モバP「ま、まぁでも仕方ないんじゃない? 大会は一つだけじゃないんだしさ!」
美波「いえ、大変言いにくいんですけど……今日は私の最後の大会になる予定だったんです」
モバP「あ、そっか。アイドルのほうが忙しくなってきたからラクロスやめるって言ってたもんね……」
美波「……いいですけどね」ニコ
美波「たぶん、これは神様がお前はラクロスせずにアイドルを頑張れ、ってお達しなんですよ」
モバP「……」
モバP「はいこれ」
美波「え?」
モバP「これだけあれば足りるでしょ?」
美波「でも、こんなに……多すぎて受け取れません!」
モバP「余ったお金はラクロスで知り合った子達とご飯でも食べなよ」
モバP「最後の最後でそれじゃ、美波も納得しないし周りの人も綺麗には終われないからね」
美波「プロデューサーさん!」
モバP「はい、急いだ急いだ!」
美波「ありがとうございます! 時間があるときにまたちゃんとお礼をしますから!」
美波「いえ、大変言いにくいんですけど……今日は私の最後の大会になる予定だったんです」
モバP「あ、そっか。アイドルのほうが忙しくなってきたからラクロスやめるって言ってたもんね……」
美波「……いいですけどね」ニコ
美波「たぶん、これは神様がお前はラクロスせずにアイドルを頑張れ、ってお達しなんですよ」
モバP「……」
モバP「はいこれ」
美波「え?」
モバP「これだけあれば足りるでしょ?」
美波「でも、こんなに……多すぎて受け取れません!」
モバP「余ったお金はラクロスで知り合った子達とご飯でも食べなよ」
モバP「最後の最後でそれじゃ、美波も納得しないし周りの人も綺麗には終われないからね」
美波「プロデューサーさん!」
モバP「はい、急いだ急いだ!」
美波「ありがとうございます! 時間があるときにまたちゃんとお礼をしますから!」
ブーン
モバP「頑張れよー」
モバP「……また使ってしまった」
モバP「まぁ、お酒に使ったときよりかは有意義だったかな」
所持金85万
モバP「頑張れよー」
モバP「……また使ってしまった」
モバP「まぁ、お酒に使ったときよりかは有意義だったかな」
所持金85万
……
公園
モバP「たまには童心に帰るのもいいか」
モバP「……鉄棒か」
モバP「よいしょっと」クルン
モバP「おお。小学生の時は逆上がり出来なかったけど今はこんなに簡単に……」
モバP「大人になったなぁ」シミジミ
モバP「ん? あれは……」
公園
モバP「たまには童心に帰るのもいいか」
モバP「……鉄棒か」
モバP「よいしょっと」クルン
モバP「おお。小学生の時は逆上がり出来なかったけど今はこんなに簡単に……」
モバP「大人になったなぁ」シミジミ
モバP「ん? あれは……」
少年A「どうしてくれるんだよ!」
少年B「おねえちゃんのせいでカードなくなっちゃったじゃん!」
蘭子「ぷ、プロヴァンスの風が我が結界を打ち破った……」(か、風が突然吹いてそれで……)
少年A「そんないいわけききたくないよ!」
少年B「そうだそうだ」
モバP「おいおいどうしたんだ?」
蘭子「あう……我が友よ……」(プロデューサー……)
少年B「おねえちゃんのせいでカードなくなっちゃったじゃん!」
蘭子「ぷ、プロヴァンスの風が我が結界を打ち破った……」(か、風が突然吹いてそれで……)
少年A「そんないいわけききたくないよ!」
少年B「そうだそうだ」
モバP「おいおいどうしたんだ?」
蘭子「あう……我が友よ……」(プロデューサー……)
モバP「半泣きになってないで理由を説明してみろ」
蘭子「無垢なる悪魔達が漆黒の蓮を召喚し、我がそれをコントロールしようとしたのだが」(子供達が持ってたカードゲームをちょっと見せてもらっていたんですけど)
蘭子「その際にプロヴァンスの風が我が結界を打ち破った」(そのときに風が吹いちゃってどこかに行ってしまったんです)
モバP「探したのか?」
少年A「さがしてもみつかんなかったんだよ」
少年B「そうそう」
モバP「はぁ……事故だけどこの子たちには悪いことしちゃったな。蘭子、それはわかるな?」
蘭子「……」コク
モバP「ねぇ、君。そのカードっていくらするの?」
モバP「なくなっちゃったものはしょうがないから、代わりにおじさんが買いなおしてあげるよ」
蘭子「わ、我が友……!」
モバP「いいんだよ。その分、頑張って働いてくれよ?」
蘭子「無垢なる悪魔達が漆黒の蓮を召喚し、我がそれをコントロールしようとしたのだが」(子供達が持ってたカードゲームをちょっと見せてもらっていたんですけど)
蘭子「その際にプロヴァンスの風が我が結界を打ち破った」(そのときに風が吹いちゃってどこかに行ってしまったんです)
モバP「探したのか?」
少年A「さがしてもみつかんなかったんだよ」
少年B「そうそう」
モバP「はぁ……事故だけどこの子たちには悪いことしちゃったな。蘭子、それはわかるな?」
蘭子「……」コク
モバP「ねぇ、君。そのカードっていくらするの?」
モバP「なくなっちゃったものはしょうがないから、代わりにおじさんが買いなおしてあげるよ」
蘭子「わ、我が友……!」
モバP「いいんだよ。その分、頑張って働いてくれよ?」
少年A「おにいさんがかってくれるって言うなら」
少年B「おれらはべつにいいけど……」
モバP「交渉成立だな。それで、いくらなの?」
モバP(どうせ、このくらいの子供の持ってるようなカードだから数百円くらいだろ)
モバP(高くてもせいぜい数千円ってところだろ)
少年A「三十万円」
モバP「ん?」
少年B「三十万円」
モバP「お、おじさんうそはあんまりすきじゃないなぁ……」
少年B「おれらはべつにいいけど……」
モバP「交渉成立だな。それで、いくらなの?」
モバP(どうせ、このくらいの子供の持ってるようなカードだから数百円くらいだろ)
モバP(高くてもせいぜい数千円ってところだろ)
少年A「三十万円」
モバP「ん?」
少年B「三十万円」
モバP「お、おじさんうそはあんまりすきじゃないなぁ……」
少年A「おじさん、ブラックロータスしらないの?」
少年B「おとなのくせになさけなーい」
モバP「ブラックロータス……漆黒の蓮ってこのことか?」
蘭子「は、はい……」ウルウル
モバP「ちょ、ちょっと待てよ」スマホ
モバP「これで間違いないのか?」
蘭子「……」コク
モバP「……さいですか」
少年B「おとなのくせになさけなーい」
モバP「ブラックロータス……漆黒の蓮ってこのことか?」
蘭子「は、はい……」ウルウル
モバP「ちょ、ちょっと待てよ」スマホ
モバP「これで間違いないのか?」
蘭子「……」コク
モバP「……さいですか」
……
残り所持金55万
モバP「……」
蘭子「……」
ズーン
モバP「蘭子、もう気にしなくてもいい。あれは事故なんだ」
モバP「今調べたけどもっと悲惨な例は2000万円の未開封パックを子供が開けちゃって色々あった事故もあるみたいだから」
モバP「それに比べれば蜂に刺された程度だよ」
蘭子「蜂……う、うわぁぁぁん」
蘭子「ごめんざい……ごめんなざい!」ガシ ゴシゴシ
モバP「あー、ほら。泣くな泣くな」ナデナデ
残り所持金55万
モバP「……」
蘭子「……」
ズーン
モバP「蘭子、もう気にしなくてもいい。あれは事故なんだ」
モバP「今調べたけどもっと悲惨な例は2000万円の未開封パックを子供が開けちゃって色々あった事故もあるみたいだから」
モバP「それに比べれば蜂に刺された程度だよ」
蘭子「蜂……う、うわぁぁぁん」
蘭子「ごめんざい……ごめんなざい!」ガシ ゴシゴシ
モバP「あー、ほら。泣くな泣くな」ナデナデ
蘭子「一生掛けて返しますから……!」
モバP「いや、三十万なら一生かからないでしょ」
モバP「それにいいよ。あれは事故なんだから」
蘭子「……!」フルフル
モバP「お前って意外と頑固だよなぁ……」
モバP「まぁ、そう思うんだったらしっかり返してもらおうかな」
モバP「とは言っても、お前の稼ぎなら一週間働けば余裕で稼げる額だ」
モバP「だから、一生掛かるなんてことはないから安心しろよ」
モバP(って、言ってもなんであんな子供があんなカードを……)
モバP(世の中って本当によくわからんな)
モバP「いや、三十万なら一生かからないでしょ」
モバP「それにいいよ。あれは事故なんだから」
蘭子「……!」フルフル
モバP「お前って意外と頑固だよなぁ……」
モバP「まぁ、そう思うんだったらしっかり返してもらおうかな」
モバP「とは言っても、お前の稼ぎなら一週間働けば余裕で稼げる額だ」
モバP「だから、一生掛かるなんてことはないから安心しろよ」
モバP(って、言ってもなんであんな子供があんなカードを……)
モバP(世の中って本当によくわからんな)
……
夕方
モバP「ふぅ。蘭子を泣き止ますのに時間が掛かったな」
モバP「そろそろ今日の寝床でも見つけますか」
モバP「っと?」
モバP「誰だあれ?」
夕方
モバP「ふぅ。蘭子を泣き止ますのに時間が掛かったな」
モバP「そろそろ今日の寝床でも見つけますか」
モバP「っと?」
モバP「誰だあれ?」
みく「……」ズーン
モバP「みく? どうしたんだ」
みく「Pチャン……おはよう」
モバP「お、おう。もう夕方だけどな」
みく「……」
モバP「……悩みか?」
みく「にゃ? どうしてわかったの?」
モバP「そりゃ、お前のこといつも見てるし」
みく「いつもなら小躍りするほど嬉しいのに今はそんな気分になれないにゃー」
モバP(これは重症だな)
モバP「みく? どうしたんだ」
みく「Pチャン……おはよう」
モバP「お、おう。もう夕方だけどな」
みく「……」
モバP「……悩みか?」
みく「にゃ? どうしてわかったの?」
モバP「そりゃ、お前のこといつも見てるし」
みく「いつもなら小躍りするほど嬉しいのに今はそんな気分になれないにゃー」
モバP(これは重症だな)
アイドルに「お前をいつも見てるなんて言われたら、小躍りするほど嬉しい」って言わせちゃうのがとても気持ち悪い
休暇なのにまったく休めてないPさん
まぁスタドリに使うよりは人助けの方がずっと良いよね
まぁスタドリに使うよりは人助けの方がずっと良いよね
人助けにお金を使う機会がこんなにも何度も都合よく発生すると本気で考えてるのか?
どう考えてもちっひの差し金だろ(疑心暗鬼感)
どう考えてもちっひの差し金だろ(疑心暗鬼感)
モバP「とりあえず話してみろ」
みく「今日お仕事で難病の子供の募金活動に参加してきたにゃ」
モバP「ああ、俺がついていくはずだったあれか」
モバP「手術できる目標金額には達したのか?」
みく「……」フルフル
モバP「そうか……」
みく「とっても明るくていい子だったにゃ」
モバP「難病の子?」
みく「うん」
みく「今日お仕事で難病の子供の募金活動に参加してきたにゃ」
モバP「ああ、俺がついていくはずだったあれか」
モバP「手術できる目標金額には達したのか?」
みく「……」フルフル
モバP「そうか……」
みく「とっても明るくていい子だったにゃ」
モバP「難病の子?」
みく「うん」
某完璧超人執事もこんな使い方で100万使い切った覚えがw
その人は手持ち13円以外全額戻ってきたけど今回はどうなるか…
その人は手持ち13円以外全額戻ってきたけど今回はどうなるか…
みく「難病を抱えてるなんて忘れちゃうくらいだったにゃ」
みく「だからこそ、目標金額を達成出来なかったことを伝えるのがとっても苦しくて……」
モバP「伝えたときはどんな顔してたんだ?」
みく「優しく微笑んでたよ。『ありがとう』って……」
みく「だから余計に辛くなっちゃって……」
モバP「それを引きずって今の調子ってわけか」
みく「うん……」
モバP「後、いくらあれば達成できたんだ?」
みく「え?」
モバP「いいから」
みく「えっと……きっかり55万にゃ」
モバP「ほい」
みく「こ、これ……!」
モバP「そういえば今日俺も募金する気まんまんだったんだけど、し忘れてたわ」
モバP「これ、俺の分って言って届けてきてくれるか?」
みく「い、いいの!?」
モバP「おう。その子のちゃんとした笑顔。見てこいよ」
みく「うん!」タッタッタ
みく「だからこそ、目標金額を達成出来なかったことを伝えるのがとっても苦しくて……」
モバP「伝えたときはどんな顔してたんだ?」
みく「優しく微笑んでたよ。『ありがとう』って……」
みく「だから余計に辛くなっちゃって……」
モバP「それを引きずって今の調子ってわけか」
みく「うん……」
モバP「後、いくらあれば達成できたんだ?」
みく「え?」
モバP「いいから」
みく「えっと……きっかり55万にゃ」
モバP「ほい」
みく「こ、これ……!」
モバP「そういえば今日俺も募金する気まんまんだったんだけど、し忘れてたわ」
モバP「これ、俺の分って言って届けてきてくれるか?」
みく「い、いいの!?」
モバP「おう。その子のちゃんとした笑顔。見てこいよ」
みく「うん!」タッタッタ
……
所持金100円
モバP「……」チーン
モバP「手持ちはたまたまポケットに入っていた100円のみ……」
モバP「ああ、格好つけなきゃよかったかな?」
モバP「後悔はしてないんだけどなぁ」
グー
モバP「腹減ったなー。しょうがないしこれでパンでも――」チャリン
モバP「あああああ! 100円玉自販機の下に落っこどした!」
モバP「く……カンバック! カンバック100円!」
エーナニアノヒトー アリエナイー ママーアノヒトー ミチャダメヨ
所持金100円
モバP「……」チーン
モバP「手持ちはたまたまポケットに入っていた100円のみ……」
モバP「ああ、格好つけなきゃよかったかな?」
モバP「後悔はしてないんだけどなぁ」
グー
モバP「腹減ったなー。しょうがないしこれでパンでも――」チャリン
モバP「あああああ! 100円玉自販機の下に落っこどした!」
モバP「く……カンバック! カンバック100円!」
エーナニアノヒトー アリエナイー ママーアノヒトー ミチャダメヨ
……
夜
モバP「終わった。なにもかも終わった」
モバP「泊まる場所もなければ食べるお金もない」
モバP「いっそ事務所に……一日で百万使い切ったとは言えないよなぁ」
モバP「それに事務所に行けばちひろさんが……」
モバP「もうどうしよう。ホームレスになろうかな?」
ポタポタ
モバP「ああ、俺の心の涙がついに天候に影響を及ぼし始めたぜ」
夜
モバP「終わった。なにもかも終わった」
モバP「泊まる場所もなければ食べるお金もない」
モバP「いっそ事務所に……一日で百万使い切ったとは言えないよなぁ」
モバP「それに事務所に行けばちひろさんが……」
モバP「もうどうしよう。ホームレスになろうかな?」
ポタポタ
モバP「ああ、俺の心の涙がついに天候に影響を及ぼし始めたぜ」
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