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元スレ提督「安価で艦娘を壊したい」
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明石「落ち着いて……私、まだ爆発まで5分もある」
明石「なんならこのシャッターを破壊してっ!」
夕張「無理に決まってるじゃない明石さん!」
夕張「砲撃にも耐えられる頑丈な作りなのに!そんな力で殴ったら!」
提督「ね、手がぐちゃぐちゃになっちゃうよね、しかも艦娘の力で殴ったらなおさらだよね」
明石「提督は、どこにいったんだろう……っ!」ガンッ
明石「たすけなきゃ!」ガンッ
夕張「ど、どういうこと……明石はさっき提督に眠らされたはずって……」
提督「あれじゃないか?極限状態で思考がおかしくなってるとか」
提督「それよりみてくれよ夕張!あいつの必死な顔!真っ赤な手!」
提督「うわぁ……俺を探すためとはいえ……醜い手だな……きもちわりっ」
夕張「てい……とくぅ!!!」ギリッ
提督「そう怒るなよ、顔が不細工になってるぞ」
明石「提督!提督!今たすけます!」
提督「ほらほらこいつ、必死になっちゃってまあ」
提督「みっともない顔して、ぐちゃぐちゃになった手を振りかざして」
明石「あはは……真っ赤だ、私の手」
明石「提督とドリルを開発した時も……こんなになっちゃったっけ」
明石「でも提督に怪我がなくてよかったって言ったら、頭なでてほめてくれたんだっけ」
提督「これな!これな!この発言!」
提督「傑作だろ!?肉の繊維まで見えるくらいずたずたの手、気持ち悪かったぜ!?」
提督「そのあとバケツで元通りだったんだけどさ!本当おまえら艦娘って気持ち悪いのな!」
夕張「提督……!!!!いい加減やめてよ!明石さんがかわいそう!」
夕張「はやく明石さんにあわせて!もうこんなのいいから!」
提督「あれ、もう俺に恨みごと言わないの?」
夕張「もうそんなことより!明石さんの無事だけ確かめたいの!お願い!」
提督「だめだめ、今見るのやめたら本当に明石が死んじゃうからさ」
明石「あと二分で爆発か……私、ドロドロに溶けてなくなっちゃうのかな」
夕張「提督!」
提督(無視無視)
提督「ほらほらこいつ、必死になっちゃってまあ」
提督「みっともない顔して、ぐちゃぐちゃになった手を振りかざして」
明石「あはは……真っ赤だ、私の手」
明石「提督とドリルを開発した時も……こんなになっちゃったっけ」
明石「でも提督に怪我がなくてよかったって言ったら、頭なでてほめてくれたんだっけ」
提督「これな!これな!この発言!」
提督「傑作だろ!?肉の繊維まで見えるくらいずたずたの手、気持ち悪かったぜ!?」
提督「そのあとバケツで元通りだったんだけどさ!本当おまえら艦娘って気持ち悪いのな!」
夕張「提督……!!!!いい加減やめてよ!明石さんがかわいそう!」
夕張「はやく明石さんにあわせて!もうこんなのいいから!」
提督「あれ、もう俺に恨みごと言わないの?」
夕張「もうそんなことより!明石さんの無事だけ確かめたいの!お願い!」
提督「だめだめ、今見るのやめたら本当に明石が死んじゃうからさ」
明石「あと二分で爆発か……私、ドロドロに溶けてなくなっちゃうのかな」
夕張「提督!」
提督(無視無視)
明石「あと……少しで爆発か」
明石「提督にはもう一度……あいたかった」
提督「明石」
明石「提督!?」
夕張「モニターの中から……提督の声?」
提督「そうそう、このあたりで俺がネタばらししたんだよ」
夕張「ネタばらしってことは……もうすぐこの映像も終わり……?」
提督「ああ、もう「終わり」だ」
明石「提督にはもう一度……あいたかった」
提督「明石」
明石「提督!?」
夕張「モニターの中から……提督の声?」
提督「そうそう、このあたりで俺がネタばらししたんだよ」
夕張「ネタばらしってことは……もうすぐこの映像も終わり……?」
提督「ああ、もう「終わり」だ」
明石「提督、シェルターの入り口をしめてください」
明石「貴方が生きていてくれるのなら……私はどうなってもいいや」
提督「これな、これこれ、自己犠牲の精神!」
提督「どうせ本心では何とも思ってないんだよ、こういえば自分が助かると思ってんだよこいつは」
提督「俺のことだって、疑ってたに違いない、だから神経を逆なでしないようにこいつは嘘を……」
夕張(……明石さん)
明石「爆発まであと30秒です」
提督「まだ助けてもらえると思ったんだろうな、希望を持った顔をしてやがるし」
提督(だが助からないと知るや否や、こいつは罵倒を浴びせてきた)
提督(所詮艦娘なんてそんなもんさ、最後は恨みつらみを言うんだ)
提督(明石だって、そうだった)
夕張(……提督?)
最期の言葉が聞こえてれば改心してたかもしれんのにな
ここで最期の言葉を聞いて改心エンドで締めでも良いのよ
ここで最期の言葉を聞いて改心エンドで締めでも良いのよ
提督「そこにお前を置いていったのは、俺だ」
明石「……えっ」
提督「そうそう、ここでネタばらししたんだよ」
夕張「そ、それより!もうシャッターを開けないと!明石さんが!」
提督「大丈夫大丈夫、あいつは死なない」
夕張「でもっ!」
提督「お、今から俺の名言だぞ?」
提督「理由が知りたいか?でもお前なら、大体想像はつくんじゃないか?」
明石「……なる、ほど」
提督「ふむ、お察しの通り」
提督「俺は艦娘が壊れるのを見るのが」
提督「大好きなんだ」
夕張「さいっあくな趣味ね!」ギロリ
提督「そうほめるな」
提督「はい、じゃーここからはノーカットね」
提督「しっかり聞いとけよ夕張」
夕張「……」
明石「……そう、でしたね」
提督「それと明石、お前の必死な姿、ものすごい笑えたぜ」
提督「なんだなんだ?ずたずたになった手でも提督は優しくしてくれるだぁ?」
提督「お前がドリルで手を削られたとき、俺は内心ゾクゾクしてたんだ」
明石「っ……」
提督「艦娘の血も、赤いのか……ってな」
提督「正直気っ持ち悪かったぜ?肉の繊維まで見えてたしな」
提督「それと同時に、興奮したわけだが」
明石「……」ポロポロ
提督「ま、それと同じで、俺を救おうと奮闘して、真っ赤にずたずたになったお前の手」
提督「気っ持ち悪ぃ!」
明石「くっ……ふうっ……」ポロポロ
明石「わた……しは……おろかでした」
提督「ん?」
明石「貴方がやろうとしていること、貴方の考え」
明石「本当は、いけないことで、止めなきゃいけないことだって、わかってたんです」
提督「ほう?」
明石「でもね、あなたと同じ道を行けば、きっとあなたに愛してもらえるんじゃないかと思って」
明石「私、心を押し殺して、色々な道具を開発しました」
明石「あの媚薬だって使ってほしくはなかった、でもあなたに愛してほしかったから」
提督「……そうか」
明石「……ねえ、どこで間違えたのかな、私」
明石「最初の時点で、あなたを止めていれば、こんなことにはならなかったのかな」
提督「さあね」
明石「……ふふっ、くははははっ……!」
明石「あははははははっ!!!!!!」
提督「あ、壊れたかな」
提督「いやー、楽しいなやっぱり、こういう映像を人と見るっていうのは」
夕張(明石さん……!)
提督「ん?」
明石「貴方がやろうとしていること、貴方の考え」
明石「本当は、いけないことで、止めなきゃいけないことだって、わかってたんです」
提督「ほう?」
明石「でもね、あなたと同じ道を行けば、きっとあなたに愛してもらえるんじゃないかと思って」
明石「私、心を押し殺して、色々な道具を開発しました」
明石「あの媚薬だって使ってほしくはなかった、でもあなたに愛してほしかったから」
提督「……そうか」
明石「……ねえ、どこで間違えたのかな、私」
明石「最初の時点で、あなたを止めていれば、こんなことにはならなかったのかな」
提督「さあね」
明石「……ふふっ、くははははっ……!」
明石「あははははははっ!!!!!!」
提督「あ、壊れたかな」
提督「いやー、楽しいなやっぱり、こういう映像を人と見るっていうのは」
夕張(明石さん……!)
明石「あーはははははっ!!!」
明石「あはははっ……」
明石「はあっ……」
提督「気分はどうだい?明石」
明石「そう……ですね」
明石「爆発まで10秒ですが……本音を話しておきましょうか」
夕張「10秒って……」
夕張「提督っ!早くしないと明石さんがっ!」
提督「だから大丈夫だっての、ちゃんと「生きてる」から
明石「あはははっ……」
明石「はあっ……」
提督「気分はどうだい?明石」
明石「そう……ですね」
明石「爆発まで10秒ですが……本音を話しておきましょうか」
夕張「10秒って……」
夕張「提督っ!早くしないと明石さんがっ!」
提督「だから大丈夫だっての、ちゃんと「生きてる」から
提督「はい、じゅーう」
明石「まず、あなたの性癖、艦娘を壊したいという願望」
提督「きゅーう」
明石「心の底から、気っ持ちわるいです」
提督「はーち」
明石「それに、いま貴方から聞かされた、あなたの気持ち」
提督「なーな」
明石「絶望です、失望です、さいっあくです」
提督「ろーく」
明石「今まで一緒にやってきた、すべての事、否定された気持ちです」
提督「ごー」
夕張「提督っ!提督っ!!!!!」ジタバタ
提督「暴れんなって」
明石「まず、あなたの性癖、艦娘を壊したいという願望」
提督「きゅーう」
明石「心の底から、気っ持ちわるいです」
提督「はーち」
明石「それに、いま貴方から聞かされた、あなたの気持ち」
提督「なーな」
明石「絶望です、失望です、さいっあくです」
提督「ろーく」
明石「今まで一緒にやってきた、すべての事、否定された気持ちです」
提督「ごー」
夕張「提督っ!提督っ!!!!!」ジタバタ
提督「暴れんなって」
明石「そもそも、こんなことを考えるあなたは……もう人間じゃない」
提督「よーん、ほお?」
明石「なんで私はこんな人を好きになったのか、理解に苦しみます」
提督「さーん、そんなこといわれてもな」
明石「本当に最低、最悪、私って男を見るセンスないな」
提督「にー、もう終わるよお前」
明石「ふう……いっぱい悪口言ったらスッキリしました」
提督「いーち、はい次の一言でお終いね」
明石「ふうっ……」
提督「はいっ……ぜーろ」
明石「提督」
提督「ほらな、最後は恨みつらみだ」
提督「だれだってそうさ、死ぬときに他人を思いやるなんて、それはありえない」
提督「生物なんて醜いもんさ、みんなみんな、最後は自分が一番可愛いんだ」
夕張(そ……んな……これじゃ明石さんはしんじゃ……っ!)
提督「よーん、ほお?」
明石「なんで私はこんな人を好きになったのか、理解に苦しみます」
提督「さーん、そんなこといわれてもな」
明石「本当に最低、最悪、私って男を見るセンスないな」
提督「にー、もう終わるよお前」
明石「ふう……いっぱい悪口言ったらスッキリしました」
提督「いーち、はい次の一言でお終いね」
明石「ふうっ……」
提督「はいっ……ぜーろ」
明石「提督」
提督「ほらな、最後は恨みつらみだ」
提督「だれだってそうさ、死ぬときに他人を思いやるなんて、それはありえない」
提督「生物なんて醜いもんさ、みんなみんな、最後は自分が一番可愛いんだ」
夕張(そ……んな……これじゃ明石さんはしんじゃ……っ!)
明石「でもあなたが死ななくて、生きていてくれて、ほっとしています」
明石「さようなら、大好きだったあなた」
夕張「えっ……明石さん……?」
提督「これこれ、最後のこれだけは聞き取れなかったんだよな」
提督「くぅーっ!惜しいことしたよな!さいごの恨み言葉!ききたかったのによ!」
夕張「えっ……これじゃ……明石さんは死ん……」
提督「いやいや、この映像を見たことで、明石は生きたじゃないか」
提督「お前の心の中に……な」
夕張「え……え……えっ……」
夕張「そんな……明石さんが……明石さん……が死ん……」
提督「どう?こわれた?こわれた?」
提督「お前も最後は恨み言を言って壊れていくのかな?」
夕張(明石さんの最後の言葉……あれは恨み言なんかじゃない)
夕張(あなたが生きていてくれてよかった……って、言っていた)
提督「あれ……壊れてない?まあ俺もさ、今回はぬるいかなーと思ってたわけよ」
夕張(この人は……明石さんの最後の言葉をきいていなかった?)
提督「まあでも、これを見られちゃったわけだし、ちょっとつまらないけど……解体しちゃうか」
提督「壊れてない艦娘なんてつまらないからな」
夕張「てい……とく」
提督「ん?なんだ?こわれた?」
夕張「明石さんの最後の言葉……きいた?」
提督「んにゃ?どうせ恨み言だろ?」
夕張「……っ!違う!」
提督「うおっ……なんだよ」
夕張「私は聞こえたよ、最後の言葉」
提督「ん?本当か?じゃあ教えてくれよ」
提督「あいつがいったいどんな言葉を発して、消えていったのか」
夕張「……提督はさ、哀れだよね」
提督「なんだと」
夕張「あなたは、すべての人や物を、自分基準で考えてる」
夕張「自分ならこうするだろう、そういう考えでしか動いていない」
夕張「だから、明石さんの最後の言葉も、恨み言と決めつけている」
提督「それはあたりまえじゃないか」
提督「だってそうだろ?あいつは直前まで、俺を罵倒していた」
提督「もし、タイマーが0になる直前まで、恨み言を言っていなければ」
提督「つまらなくて、あいつを助けていたんだ」
提督「……少しは情があったからな、あいつには」
夕張「……ばかだね、提督は」
提督「ん?本当か?じゃあ教えてくれよ」
提督「あいつがいったいどんな言葉を発して、消えていったのか」
夕張「……提督はさ、哀れだよね」
提督「なんだと」
夕張「あなたは、すべての人や物を、自分基準で考えてる」
夕張「自分ならこうするだろう、そういう考えでしか動いていない」
夕張「だから、明石さんの最後の言葉も、恨み言と決めつけている」
提督「それはあたりまえじゃないか」
提督「だってそうだろ?あいつは直前まで、俺を罵倒していた」
提督「もし、タイマーが0になる直前まで、恨み言を言っていなければ」
提督「つまらなくて、あいつを助けていたんだ」
提督「……少しは情があったからな、あいつには」
夕張「……ばかだね、提督は」
夕張「じゃあ、明石さんの最後の言葉」
夕張「明石さんはね」
夕張「でもあなたが死ななくて、生きていてくれて、ほっとしています」
夕張「さようなら、大好きだったあなた」
夕張「……って」
提督「は……?」
提督「じゃあ何か?あいつは最後の最後まで俺を罵倒したけど」
提督「死ぬ最後の一瞬だけは、俺を案じていた……と?」
夕張「……そうだよ、提督」
提督「……………………」
提督「はははははっ!!!嘘も大概にしろよ!」
提督「あの状況で!あの立場で!他人を案じるだと!」
提督「そんなことは絶対にありえない!ありえてはいけない!」
提督「夕張!でたらめを言うのはやめろ!ふざけるな!このくそやろう!」
提督「俺はな!明石を「壊した」んだよ!最愛のあいつを!」
提督「壊したんだ!俺は確かに壊した!壊してないわけがない!」
提督「絶対に壊したんだ!そうだろ!夕張!明石はこわれてたんだよな!」
夕張「っ……」フルフル
提督「ちがう!壊したんだ!」
提督「壊した壊した壊した壊した!」
このスレ明石壊したら終了に向かう感じだった?まだ続き読みたかったけどしょうがないか
提督「壊したんだ……」
提督「壊していなかったら……俺はあいつを何のために殺したのか……わからないじゃないか」
夕張「明石さんは壊れてなんかいない、最後まで提督の事を思っていた」
提督「だが!壊した!そうだよ!壊した!」
提督「壊した壊した壊した壊した!」
夕張「ちがう!壊れてない!あなたは明石さんに負けたんだ!提督!」
提督「ちが……う……こわした」
提督「そうか……お前は……俺を「壊そう」と、嘘をついたんだな?」
提督「ふふっ、そうかそうか、そう考えたらつじつまが合う」
夕張「ちが……っ!?」
提督「それ以上しゃべるな……もういい」
提督「俺の明石の壊れたさまを……侮辱するな」グッ
夕張(首が……しまって……っ!)
提督「明石は俺が壊した……心も体も」
提督「お前は「壊れて」いない……この状態で殺すのは俺の美に反する……が」
提督「明石を愚弄した罰だ……今、くびり殺してやる……壊してやる……」
夕張「っ……ぐっ!があっ!」
スレの流れ的にはここで終わるのが一番綺麗な流れだったのにな
後は憲兵突入とかぐらいしかこの提督を止められないね
最後まで明石さん残しとけばよかったな
後は憲兵突入とかぐらいしかこの提督を止められないね
最後まで明石さん残しとけばよかったな
提督「どうだ……どうだ……くそっ!」グッ
夕張「あ……がっ……」
提督「こんな壊し方は俺の壊し方じゃない!」
提督「俺は……「勝って」壊すのが好きなんだ!」
提督「相手の心を!何をしてでも!「折って」!「壊す!」」
提督「こんな負け犬のような気持ちで「壊す」のは……違うんだ!」
提督「こんなのは……「殺し」とかわらない!」
夕張「う……げっ……ぐっ……」
提督「……だがお前は、「壊した」艦娘を侮辱した……!それは何よりも俺の逆鱗に触れる行為!」
提督「だから俺は……自分の美に反するやり方で……お前を「殺す」」
提督「「壊す」のではない……!「殺す」!」
提督「さあ……俺に殺されろ……夕張ィ!」グッ
夕張(い……きが……)
夕張「あ……がっ……」
提督「こんな壊し方は俺の壊し方じゃない!」
提督「俺は……「勝って」壊すのが好きなんだ!」
提督「相手の心を!何をしてでも!「折って」!「壊す!」」
提督「こんな負け犬のような気持ちで「壊す」のは……違うんだ!」
提督「こんなのは……「殺し」とかわらない!」
夕張「う……げっ……ぐっ……」
提督「……だがお前は、「壊した」艦娘を侮辱した……!それは何よりも俺の逆鱗に触れる行為!」
提督「だから俺は……自分の美に反するやり方で……お前を「殺す」」
提督「「壊す」のではない……!「殺す」!」
提督「さあ……俺に殺されろ……夕張ィ!」グッ
夕張(い……きが……)
提督「くははははっ!どうだ!どうだ!」
提督「くそっ!くそくそくそっ!ちがうんだよ!こんなのは!」グッ
夕張「ぅ……あ……」
提督「「壊して」ない!「壊れて」ない!」
提督「夕張は「壊れて」ない!「壊れて」いるのは俺だ……!」
夕張「て……く……」
提督「なんだ……夕張……壊れた俺に何か言う事があるのか……?」
夕張「……し……ね……」
提督「っ!!!!」
提督「そう……か……やっぱりお前も……」
提督「みんなそうだ……みんなみんなみんな」グッ
夕張「……」
提督「俺は「壊れた」「負けた」」
提督「夕張の言った明石の言葉を少しでも信じてしまった時点で、もう「壊れた」」
夕張「……」
提督「大したやつだよ、明石、夕張」
提督「お前ら二人は、俺を「壊した」「負かした」
提督「もう俺の心は「折れて」「負けた」」
提督「こうしてお前を殺してしまったのが、俺が負けた証拠だ、夕張」
夕張「」
提督「さて、俺の壊しの美学」
提督「「壊れた」者の処分だが」
提督「そうだな、今回の処分は自分で決めよう」
提督「とはいっても、もう処分は決定済み」
提督「ごめんな夕張、お前を殺す必要は全くなかった」
提督「最後の最後の、俺のわがままだった」
提督「「負けて壊れた」自分を、見られたくなかったから」
提督「ごめんなぁ……ごめんなぁ……夕張……」ポロポロ
提督「……泣いていても仕方ない、さあ、行こうか」
シェルター
提督「……さて、ここが明石が死んだ場所」
提督「ま、もちろん明石は影も形もないわけだが」
提督「ごめんな明石、夕張の言葉が本当だったら、お前は殺さなくて済んだのかもしれない」
提督「だからせめて償いとして、同じ「壊れ方」をしようと思う」
提督「この間の特製爆弾はもうないから、ただのタイマー式の爆弾だが」
提督「でもただの爆弾でも、人間の俺はバラバラになれる」
提督「タイマーは……10分だな、よし」
提督「ふう……さて……人生で一番長くて短い10分だ」
提督「シャッターもすべておろして……」
提督「ははっ、明石はこういう状況で死んでいったのか!」
提督「はははっ!これはまた!」
提督「……随分と寂しいもんだな」
提督「ふむ……残り9分」
提督「折角だから明石と同じことをしてみよう」
提督「シャッターを全力で!」ガンッ
提督「っ!これは……きついな……」
提督「おら……!おら……!」ガンッ
提督「っ……ははっ、人間の俺程度の力で殴ったって、手はぐちゃぐちゃにならないか」
提督「だけどあと5分は……殴り続けよう……!」ガンッ
提督「ははっ!明石!見てるか!お前とおんなじことをしてるぞ!」
提督「はははっ!あーっはっはっはっ!」
提督「っ!ふっ!はぁ!はぁ!」
提督「はー……疲れた……」
提督「ぐちゃぐちゃにはならなかったか……」
提督「お……っと、爆発まであと一分しかないのか」
提督「じゃ……明石と同じように独白でもしますかね」
提督「はー……疲れた……」
提督「ぐちゃぐちゃにはならなかったか……」
提督「お……っと、爆発まであと一分しかないのか」
提督「じゃ……明石と同じように独白でもしますかね」
提督「まず……俺はお前が好きだったんだろう、明石」
提督「お前はいつもいつも俺のそばにいてくれた」
提督「そうだな、ドリルから俺をかばってくれた時だって、本当は嬉しかったんだ」
提督「ごめんな、ぐちゃぐちゃだとか、気持ち悪いなんていって」
提督「今なら言えるよ、かばってくれたお前の手は、気持ち悪くなんかない」
提督「とても……綺麗だ」
提督「真っ赤になってたって、肉の繊維が見えてたって」
提督「お前の手は、いつだって綺麗だった」
提督「俺に食事を作ってくれたお前の手」
提督「背中を流してくれたお前の手」
提督「一緒に手をつないで出かけた、あの手」
提督「いつもいつも暖かくて、素敵だった」
提督「お前はいつもいつも俺のそばにいてくれた」
提督「そうだな、ドリルから俺をかばってくれた時だって、本当は嬉しかったんだ」
提督「ごめんな、ぐちゃぐちゃだとか、気持ち悪いなんていって」
提督「今なら言えるよ、かばってくれたお前の手は、気持ち悪くなんかない」
提督「とても……綺麗だ」
提督「真っ赤になってたって、肉の繊維が見えてたって」
提督「お前の手は、いつだって綺麗だった」
提督「俺に食事を作ってくれたお前の手」
提督「背中を流してくれたお前の手」
提督「一緒に手をつないで出かけた、あの手」
提督「いつもいつも暖かくて、素敵だった」
提督「でもな……俺はいつもいつも、お前を壊したいとも思っていた」
提督「俺はきっと最初から、どうしようもなく「壊れて」いたんだろう」
提督「だから、最初に死ぬべきはお前じゃなくて、この俺だったはずなんだよな」
提督「俺の美学は、「壊れた」ものを「壊す」」
提督「だから最初から壊れていた俺が、壊されるべきだったんだ」
提督「今考えれば、夕張のセリフも信じられる
提督「お前は、こんな俺と一緒にいながら、「壊れなかった」」
提督「だからきっと、お前の最後の言葉は、夕張の言った通りなんだろうな」
提督「ふう……一気にしゃべったらつかれちまったよ」
提督「俺はきっと最初から、どうしようもなく「壊れて」いたんだろう」
提督「だから、最初に死ぬべきはお前じゃなくて、この俺だったはずなんだよな」
提督「俺の美学は、「壊れた」ものを「壊す」」
提督「だから最初から壊れていた俺が、壊されるべきだったんだ」
提督「今考えれば、夕張のセリフも信じられる
提督「お前は、こんな俺と一緒にいながら、「壊れなかった」」
提督「だからきっと、お前の最後の言葉は、夕張の言った通りなんだろうな」
提督「ふう……一気にしゃべったらつかれちまったよ」
提督「おっと……あと10秒か」
提督「最後くらい男らしく大の字で寝て死のうか!」ドサッ
提督「ふー……海は……向こうかな」クルッ
提督「……これ……って……」
提督「……そうか、お前は最後まで俺と一緒なんだな」
提督「ふふ……明石、お前はいつもこれを大事そうに使っていた」
提督「小さく溶けて、形もわかりにくいが……これは確かに」
提督「明石の使っていた……ネジ……だな……」
提督「さようなら……明石……」
提督がただのクズじゃなくてよかったでち
苦しい思いしながら読んだ甲斐があったでち
面白かったでち
苦しい思いしながら読んだ甲斐があったでち
面白かったでち
乙でち
明石と夕張の安価を取った人達のファインプレーだったでちね
多分その安価が無かったら某でち公スレのようにクソ提督になる事待ったなしだったと思うでち
明石と夕張の安価を取った人達のファインプレーだったでちね
多分その安価が無かったら某でち公スレのようにクソ提督になる事待ったなしだったと思うでち
読んでくれた方、ありがとうございました
こんなにも明石に感情移入するとは思いませんでした……
明石主役のss書かなきゃ
こんなにも明石に感情移入するとは思いませんでした……
明石主役のss書かなきゃ
性奴隷二人のその後を書いても良いのよ
次作の明石SSも楽しみでち
次作の明石SSも楽しみでち
しかしホモって凄いよな
ほのぼの、鬱、エロ、ギャグ、イチャラブ全部上手く書けるんだもん
本当に尊敬するわ
ほのぼの、鬱、エロ、ギャグ、イチャラブ全部上手く書けるんだもん
本当に尊敬するわ
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