私的良スレ書庫
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元スレモバP「ヤンデレシュミレーター?」
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再開します。遅れてすいませんでした。
許してください、なんでもしますから(定型句)
許してください、なんでもしますから(定型句)
じゃあリミッター解除こずえ輝子まで書いてください(自分だけ良ければいい人)
「ねえ、今誰と話してるの?」
爺「ん?うるさいのう……、いま大事な話をしているのに誰じゃ?」
P「じゃあ、一回切りましょうか?折り返し電話を……」
爺「は…、肇!」
P「え!?」
爺「その……、なんじゃ……、わしも孫バカでのう……」
肇「おじいちゃん」
爺「なんじゃ?」
肇「電話越しに伝えてよ」
爺「孫の頼みじゃ、聞かんわけにはいくまい」
肇「会いに行きますから、って」
爺「伝えておこう」
肇「聞こえているくせに……」
P「藤原さん、大丈夫ですか!?」
肇「Pさん、伝えましたからね」
プツッ、ツーツーツー
P(俺は一体どうしたらいい……)
爺「ん?うるさいのう……、いま大事な話をしているのに誰じゃ?」
P「じゃあ、一回切りましょうか?折り返し電話を……」
爺「は…、肇!」
P「え!?」
爺「その……、なんじゃ……、わしも孫バカでのう……」
肇「おじいちゃん」
爺「なんじゃ?」
肇「電話越しに伝えてよ」
爺「孫の頼みじゃ、聞かんわけにはいくまい」
肇「会いに行きますから、って」
爺「伝えておこう」
肇「聞こえているくせに……」
P「藤原さん、大丈夫ですか!?」
肇「Pさん、伝えましたからね」
プツッ、ツーツーツー
P(俺は一体どうしたらいい……)
~数日後~
P(結局、俺はあいつを見捨てて逃げるということは出来なかったらしい)
P(あいつが来るであろう駅の前でただ一人、危険な少女の帰りを待つことにした)
P「肇か?」
P(なぜだろうか、一瞬彼女の顔を忘れてしまったかのような錯覚に陥った。原因は明確だ)
肇「お待たせしました、Pさん」
P(あいつの目は輝いていなかった。アイドル、いや少女としての輝きを失っていた)
肇「もう分かってるんですよね、全部」
P「ああ、分かっているさ」
P(もう彼女に神はいない、信じられる温かみなどない。彼女が信じているのは俺と事実、ただそれだけだ)
肇「嬉しいのに笑えないです。どうしてでしょうか?」
P「忘れてしまっただけだよ。もう思い出さないかもしれないけど」
肇「そうですね。でも、どうでもいいんです。重要なことじゃありませんから」
P「ああ、そうだな」
肇「私にとって重要なことはただ一つです」
P「覚悟は出来てる」
肇「一緒に来てくれますか?」
P「行こうか、肇」
肇「はい、ありがとうございます」
P(肇が笑った。けど、そこに肇の姿はなく、あるのはただ可哀そうな女の子の姿だけだった)
P(結局、俺はあいつを見捨てて逃げるということは出来なかったらしい)
P(あいつが来るであろう駅の前でただ一人、危険な少女の帰りを待つことにした)
P「肇か?」
P(なぜだろうか、一瞬彼女の顔を忘れてしまったかのような錯覚に陥った。原因は明確だ)
肇「お待たせしました、Pさん」
P(あいつの目は輝いていなかった。アイドル、いや少女としての輝きを失っていた)
肇「もう分かってるんですよね、全部」
P「ああ、分かっているさ」
P(もう彼女に神はいない、信じられる温かみなどない。彼女が信じているのは俺と事実、ただそれだけだ)
肇「嬉しいのに笑えないです。どうしてでしょうか?」
P「忘れてしまっただけだよ。もう思い出さないかもしれないけど」
肇「そうですね。でも、どうでもいいんです。重要なことじゃありませんから」
P「ああ、そうだな」
肇「私にとって重要なことはただ一つです」
P「覚悟は出来てる」
肇「一緒に来てくれますか?」
P「行こうか、肇」
肇「はい、ありがとうございます」
P(肇が笑った。けど、そこに肇の姿はなく、あるのはただ可哀そうな女の子の姿だけだった)
P(数年の月日が流れた)
肇「Pさん、ご飯が出来ましたよ」
P「ああ、今すぐ行くよ」
P(鉄筋コンクリートの家。高級感のあるフローリング以外はコンクリートの色で統一されている。有名なデザイナーが監修した部屋。無機質なデザインがより一層肇の不信感を表していた)
肇「今日はカレーにしてみました」
P「ああ、おいしそうだな」
P(ガラス製のテーブル。プラスチック製の食器やはし、金属製のスプーン。それらが温かみを失った部屋にさらに冷たい風を送り込むような風景を彩る日常)
肇「どうですか?」
P「おいしいよ」
P(肇の表情はあの頃に比べると柔らかくなった。でも、依然としてどこかに冷たさを感じたままだ)
肇「Pさん」
P「なんだ?」
肇「神様っていると思いますか?」
P(あまりに簡単すぎる問いに拍子抜けした)
P「ここにはいないよ」
P(肇は悲しげに笑った。その笑顔があのとき、みんなで集まったお茶会で見せた悲しげな表情にそっくりだった)
P「ああ、神様なんていない方が……」
P(肇の寂しげで悲しい表情により一層暗さが増した。もしかして、俺と肇はどこかですれ違っていたのかもしれない)
肇「Pさん、ご飯が出来ましたよ」
P「ああ、今すぐ行くよ」
P(鉄筋コンクリートの家。高級感のあるフローリング以外はコンクリートの色で統一されている。有名なデザイナーが監修した部屋。無機質なデザインがより一層肇の不信感を表していた)
肇「今日はカレーにしてみました」
P「ああ、おいしそうだな」
P(ガラス製のテーブル。プラスチック製の食器やはし、金属製のスプーン。それらが温かみを失った部屋にさらに冷たい風を送り込むような風景を彩る日常)
肇「どうですか?」
P「おいしいよ」
P(肇の表情はあの頃に比べると柔らかくなった。でも、依然としてどこかに冷たさを感じたままだ)
肇「Pさん」
P「なんだ?」
肇「神様っていると思いますか?」
P(あまりに簡単すぎる問いに拍子抜けした)
P「ここにはいないよ」
P(肇は悲しげに笑った。その笑顔があのとき、みんなで集まったお茶会で見せた悲しげな表情にそっくりだった)
P「ああ、神様なんていない方が……」
P(肇の寂しげで悲しい表情により一層暗さが増した。もしかして、俺と肇はどこかですれ違っていたのかもしれない)
爺『ああ、女の子は不思議じゃ。現実を見ているのに夢に囚われることもできる』
P(ふと電話の内容を思い出す。そして気づく。未だに彼女は夢を見ている。終わることのない悪夢と幸せな現実の両方をみているのだ、と)
P「なあ、肇。陶器の皿が……」
肇「いいんです。私はこちらを選びましたから」
P(やっぱり、肇は……)
肇「それに……、幸せですよ」
肇「あなたに選んでもらえたんですから」
P(それは違うんだ、肇)
P「そっか、ありがとう」
P(俺はお前を選んだんじゃなくて……)
P「俺も幸せだよ」
P(お前がいなくならないことを選んだんだ。自分が傷つかないようにするために)
肇「ありがとうございます」
P(分かっていたんだな、ずっと……、現実ってやつを。愛されてなくてもかまわないと思ってしまったんだな。こんな俺のために)
P(冷たい空間が二人を包む。それは起こってしまった現実と報われなかった温かみのある夢がずっと俺たちを、いや俺を責め続けるのだ)
P(ふと電話の内容を思い出す。そして気づく。未だに彼女は夢を見ている。終わることのない悪夢と幸せな現実の両方をみているのだ、と)
P「なあ、肇。陶器の皿が……」
肇「いいんです。私はこちらを選びましたから」
P(やっぱり、肇は……)
肇「それに……、幸せですよ」
肇「あなたに選んでもらえたんですから」
P(それは違うんだ、肇)
P「そっか、ありがとう」
P(俺はお前を選んだんじゃなくて……)
P「俺も幸せだよ」
P(お前がいなくならないことを選んだんだ。自分が傷つかないようにするために)
肇「ありがとうございます」
P(分かっていたんだな、ずっと……、現実ってやつを。愛されてなくてもかまわないと思ってしまったんだな。こんな俺のために)
P(冷たい空間が二人を包む。それは起こってしまった現実と報われなかった温かみのある夢がずっと俺たちを、いや俺を責め続けるのだ)
肇「いいんです、あなたがいるなら」
肇「焼き物を焼くこともおじいさんもアイドルも……、夢見ることをやめました」
肇「後悔はあります」
肇「だけど、私はこれで良かったと思います」
肇「あなたと私がいる。この現実さえあれば」
肇「愛されてなくても」
肇「温かみがなくても」
肇「笑顔が戻らなくなったとしても」
肇「そうですよね」
肇「叶わない願いよりも幸せな現実がいいんです」
肇「そうですよね」
肇「私は……、間違っていませんよね」
肇「おじいちゃん……」
肇「焼き物を焼くこともおじいさんもアイドルも……、夢見ることをやめました」
肇「後悔はあります」
肇「だけど、私はこれで良かったと思います」
肇「あなたと私がいる。この現実さえあれば」
肇「愛されてなくても」
肇「温かみがなくても」
肇「笑顔が戻らなくなったとしても」
肇「そうですよね」
肇「叶わない願いよりも幸せな現実がいいんです」
肇「そうですよね」
肇「私は……、間違っていませんよね」
肇「おじいちゃん……」
肇編終了です。
リアル事情で体調がすぐれず、あまり更新できませんでした。
頑張らなきゃ……(使命感)
リアル事情で体調がすぐれず、あまり更新できませんでした。
頑張らなきゃ……(使命感)
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