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元スレ提督「なぁ鈴谷」鈴谷「何?」
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青葉『続きましてじゃんけん大会の上位三名が挑むのはもちろんこの方!鎮守府でくじ引きをすれば、いつ引いても必ず当たりを引いていく!鎮守府で何かが見つかった時はほとんど彼女が見つけます!』
青葉『幸も不幸も引き寄せて、周りも巻き込み幸せ不幸のちゃんぽん状態!幸運の女神に愛されると同時に不幸の女神まで引き連れるが如きその様は、さながら幸運艦ではなく豪運艦とは司令官の談!』
青葉『幸運の女神のキスをいつも感じる幸運艦!じゃんけん無敗の女王!雪風さんです!』
雪風「雪風は沈みませぇん!」
青葉『気合い十分です!』
青葉『さぁ!皆さんお待たせしました!ある意味ここが大本命!腕相撲大会の上位三名が挑むのはもちろんこの方!』
青葉『神の奇跡か悪魔の仕業か!生まれたいきさつは妖精さんだけが知っている!小さな体に圧倒的なパワー!どう考えても駆逐艦じゃない!駆逐艦の皮を被ったナニカとはどの深海棲艦の断末魔だったか!』
青葉『アイアンクローで沈めた深海棲艦は数知れず、鈴谷さんと並んで鎮守府の双璧と呼ばれる小さな巨人は、その名の如く敵を駆逐する!』
青葉『駆逐艦が強くて何が悪い!道理も条理も蹴飛ばして!我が道を行く!陸奥さんにトラウマを刻み込んで以来封印していた腕相撲!今日再びその舞台に彼女は立つ!』
青葉『怪力無双!パワーオブジャスティス!豪腕の女王!長月さんです!』
長月「……途中誉められてるのか分からない所があったな」ボシュッ
青葉『細かい事は気にしないで下さい!お願いします!』
青葉『以上チャンピオン達の紹介でした!』
ワーワー
青葉『さて、紹介も終わった所でルール説明に移りたいと思います』
提督『まず大食い大会のルールだが単純明解、十分の間により沢山食べた方の勝ちだ』
青葉『ただしハンデとしまして、挑戦者は三人一組で更に一皿を二皿とカウントします』
加賀「つまり一皿ずつ食べれば赤城さんの六皿分と?」
青葉『その通りです、更に赤城さんには先ほどの皆さんに出したのと同じ量を六人分ハンデとして既に食べてもらっています』
陸奥「六人分?それなら条件は同じかしら?勝ちの目がありそうね」
提督『あーちなみにだが、先程の皆のタイムだが、加賀が五分二十七秒、山城が五分三十二秒、陸奥が五分三十五秒だな』
青葉『そして赤城さんの六人分のタイムはですね、四分十八秒です』
加・山・陸「「「は?」」」
赤城「いい準備運動でした!」
陸奥「待ってお願い、え?アレを六人分食べて、私達よりも早かったの?」
青葉「トップの加賀さんとの差が一分九秒ですから、あと一人分は余裕だったかと」
山城「うぷっ」
陸奥「山城!しっかり!誰か!交代できないの!」
扶桑「山城ー!」
加賀「……勝ちの目は……あるんですか?」
青葉『頑張って下さい!なお交代は認めません!』
提督『では準備出来次第始めるぞ』
赤城「お腹が減りました!」モグモグ
青葉『ですからまだ始まってませんから!』
加・山・陸「「「……」」」
青葉『続きましてじゃんけん大会のルール説明です、こちらも分かりやすいですよ』
提督『挑戦者三人と雪風の四人でじゃんけんをして、三十回のウチに一度でも雪風が負けになれば挑戦者の勝ちだ』
時雨「四人でじゃんけんをするのかい?」
58「それならかなり余裕でち」
瑞鶴「……ねぇ?そんなにこっちに有利なのはなんで?何か理由があるのよね?」
提督『あーまぁな……最初は当然一対一でやる予定で、一応事前にロケハンと言うか……まぁ少しやってみたんだよ』
青葉『そしたらですね、そこで青葉が雪風さんに七八連敗しまして』
時雨「な……七十……八……」
58「でっでもそれならそこで勝ったんでしょ?」
提督『いやさすがに青葉の心が折れそうだったんで俺がそこで止めた、まぁあの調子なら百連敗はしてたと思うぞ』
瑞鶴「青葉でそれって……」
青葉『自分で言うのもアレですけど、青葉は結構運がいい方なんですけどね、勝てる気がしませんでしたよ』アハハハハ
時雨「目が死んでいる……」
58「ゴーヤ怖いでち」ガタガタ
瑞鶴「作戦会議とかは?」
青葉『当然ダメです!』
雪風「さぁ!始めましょう皆さん!」
提督『ここも準備が出来次第始めるが、先に言っておくぞ、無事に帰ってこい』
時・5・瑞「「「……」」」
青葉『最後に腕相撲大会のルール説明です、こちらも分かりやすく三対一で腕相撲をしてもらいます』
提督『それと挑戦者側はどんな立ち位置でもかまわんし、全員両手を使ってかまわん、ただし一人は普通に正面に陣取って組み合ってもらう』
鈴谷「それならなんとか?」
長門「ちょっといいか?」
青葉『何ですか?』
長門「長月の力が強いのは知っているが、駆逐艦相手にそこまでする必要があるのか?」
那智「そうか、あの時はまだ長門は居なかったな」
鈴谷「私も居なかったけど、五十鈴や五月雨ちゃんから聞いてる」
長門「ん?何の話だ?」
那智「先程青葉が言っていただろう?陸奥にトラウマを刻み込んだと」
長門「そういえば、大会に陸奥を誘った時も絶対に嫌だと言っていたな」
那智「そうだろうな、あれはまだウチの鎮守府が出来てからそんなに経っていない頃だ、戦艦もまだ陸奥と山城、榛名と比叡の四人しかいなくてな」
鈴谷「なんでもね、誰が一番強いかって事で腕相撲をしたらしいんだ」
長門「ん?そういえば陸奥以外の三人も出ていないな」
那智「陸奥程ではないが、あの時の戦艦組は皆腕相撲を嫌がるさあんな事件を目の前で見ていてはな」
長門「何があったと言うんだ?」
那智「……いいだろうこの際だ、先に話そう……あれは腕相撲をしていてーー
陸奥「くぅっ」ググッ
比叡「ひえー!」ググッ
陸奥「くっ」グイッ
比叡「あっ」ボフッ
青葉「そこまで!勝者陸奥さんです!」
陸奥「ふうっ、まぁこんなものね」
山城「ふふふ……同じ不幸艦なのに……低速艦なのに力で負けて不幸だわ……私の存在意義って……あぁ姉様……」
榛名「やっ山城さん!しっかりして下さい」
比叡「もう少しだったんですが、次こそ気合い!入れて!頑張ります!」
ーーーーー
那智「陸奥の優勝で和やかに終わる所だったんだがな……青葉が……」
ーーーーー
五月雨「じゃあこれでお終いですね」
青葉「いえ、待って下さい!どうせなら陸奥さんに挑戦したい人はいませんか?」
陸奥「えっ?」
那智「ふむ……それはそれで……しかし戦艦相手か……」
足柄「ちょっと厳しいかしら?」
陸奥「ふふっそうね、誰でもいいわよ?」
長月「本当か?なら私が挑戦してもいいか?」
陸奥「えっ?」
五月雨「長月ちゃんが?」
長月「誰でもいいんだろう?」
皐月「いやいくら長月でも陸奥さん相手じゃ危ないって」
弥生「……」コクコク
長月「だが姉さん達だと相手にならないし、自分がどれくらいやれるのか知りたいんだ」
青葉「あれ?そう言えば長月さんって力が強いんでしたっけ?」
三日月「はい、姉妹の中だと一人だけすごく強くて」
青葉「なーるほどー、ではせっかくですからやっちゃいましょう!」
陸奥「いいのかしら?」
長月「ああ頼む陸奥」
陸奥「そうね……なら少しだけよ?(ちょっと手加減して)」スッ
長月「よし!全力で行かせてもらうぞ」ガシッ
陸奥「あ、あら?」
青葉「行きますよー?用意……始め!」
長月「ふっ」グンッ
陸奥「!?」グンッ
ーーーーー
長門「そ……それで?どうなったんだ?」
那智「陸奥はどうやら手加減と言うか、少し遊ぶつもりだったようでな、おそらく腕を動かない様に固定するように力を加えていたんだろう」
鈴谷「あれだね?子供相手に大人がやるみたいに、全然動かないって奴」
那智「ああ……だがそれがよくなかった、そのせいで陸奥は……」
長門「陸奥が?」
那智「その時はまだ長月自信も自分の力をはかれていなくてな、全力で行った結果……陸奥が身体ごと薙ぎ倒されてな」
長門「身体ごと……?」
那智「身体が宙を舞って、長月のパワーで机が割れて、そのまま机と椅子を巻き込んで床に叩きつけられて大破したんだ」
長門「なっ……」
那智「さすがにその場に居た全員の時が止まったよ……そしていち早く我に返った長月が陸奥をいわゆるお姫様抱っこの状態でドックまで運んでな、まぁまだ動揺はしてたんだろうがその時に思ったよりもスピードが出たのか、食堂の扉に激突していたな」
鈴谷「ていうか食堂でやってたんだ」
那智「ちなみに食堂の扉は完全に壊れて、後日新しい物が取り付けられたよ、まぁそんな訳でそれ以来陸奥は腕相撲は絶対にやらない、そしてそれを目の当たりにした山城比叡榛名もまた腕相撲を避けるようになった」
鈴谷「もし自分が勝ってたら、陸奥さんの代わりにそうなってたんだもんね」
那智「さて……まだ質問はあるか?」
長門「……そっ……それは大分前なんだな?」
那智「ああそうだ、まだ長月の練度が低かった頃だな」
長門「……」
長月「おいお前たち、準備はいいのか?」ボシュッ
長門「……さっ……作戦タイム!」
長月「認める」
長門「その頃に既にそれだとしたら、練度が上がり鍛練も積んでいる今なら」
那智「計り知れんな、三人いても勝負にならん可能性も大いにあるぞ、あれから腕相撲をしていないのは長月も同じだからな」
鈴谷「でもさっきからずっと果物潰してジュース作ってるよね?長月」
長門「はっそうだ!つまりそれで大分疲れているはずだ!そうと決まれば!」バッ
長月「ふんっ」メショッ
皐月「長月すごーい!ココナッツやヤシの実が簡単に潰れてるー!」
長月「これで全部か、丁度いい準備運動だったな……そっちはどうだ?準備はできたか?」グッグッ
長門「……にっ」
長月「?」
長門「二度目の作戦ターイム!」
長月「認める」
書ききりたかったですが……すみません一旦離れます。
と言ってもこんな時間ですから誰もいないかもですが、では一旦これで。
と言ってもこんな時間ですから誰もいないかもですが、では一旦これで。
>>662
長月「私の周りの闘気は常に-100℃に保たれている、だがお前たちの闘気は精々40℃、それが触れればどうなると思う?」
カチコチカチコチ パリーン
長・那・鈴「「「ひいぃぃぃ」」」ガタガタガタ
こうですか分かります、少し続き書きます。
長月「私の周りの闘気は常に-100℃に保たれている、だがお前たちの闘気は精々40℃、それが触れればどうなると思う?」
カチコチカチコチ パリーン
長・那・鈴「「「ひいぃぃぃ」」」ガタガタガタ
こうですか分かります、少し続き書きます。
鈴谷「ヤバいよ、いくら何でも何百個もリンゴとか潰した後にココナッツとかヤシの実潰して、丁度いい準備運動だった、とか言ってる相手に勝てないよ」
那智「見積もりが甘かったようだな」
長門「どうする?こうなると正攻法ではかなり厳しいが……いっそ長月が不調ならば付け入る隙も」
五月雨「あのー」
鈴谷「あれ?五月雨ちゃん?どうしたの?」
五月雨「昨日ちょっと長月ちゃんと話したんですけど、昨日までこの企画の事知らなかったみたいで、大会に出るつもりで一週間前から体調を整えてきたって」
那智「ふむ……つまり万全の状態ということか……マズいな……かなりマズい」
青葉『おおっとぉ!大食い大会の戦いが始まりましたが!これはすごい!』
長門「ん?赤城達の方か」チラッ
赤城「おかわり!」
間宮「ちょっと待っててね赤城さん」ガチャガチャ
青葉『赤城さんの圧倒的なスピードが炸裂!挑戦者側が全員一皿目を食べている途中で既に八皿目に突入!しかも料理を運ぶスピードが全く追いついていません!これはもはやわんこ蕎麦状態です!』
間宮「はい」コトッ
赤城「おかわり!」ペロリ
提督『どうやったらあのスピードで食えるんだ?どうやらここは早くも勝負が着いたかな?じゃんけんの方は……え?』
シーン
青葉『盛り下がってます!とても盛り下がってます!えっと戦績は……え?』
提督『おい……なんだこれ?四人でやってんだぞ?』
雪風「いきますよ!じゃんけんほいっ」グー
時雨「あ……」チョキ
瑞鶴「まだ……まだこんな所で……」チョキ
58「噂のオリョクルと比べたら……でち」チョキ
雪風「やりました!また勝ちました!」
ザワ…ザワ…
青葉『なんと……ここまで十回勝負をして……全て雪風さんの一発一人勝ちです……』
提督『……これは……もうマジで幸運のレベルじゃないな、完全に豪運……いや業運とでも呼ぶべきか』
雪風「じゃんけんほいっ」パー
時雨「あぁ……あ……」グー
瑞鶴「時雨!しっかりして!まだ負けた訳じゃないわ!」グー
58「あはははは……イルカさんと一緒に泳ぐでち」グー
雪風「また勝ちました!」
ザワ…ザワ…ザワ…
長門「これは……どうやら勝負がほぼ着いたようだな」
那智「というよりも大食いはもう……」
鈴谷「いやじゃんけんの方が、時雨ちゃんそろそろヤバくない?」
長門「くっやはり私達でなんとか一矢報いるぞ!」チラッ
長月「ふぅー」ブンッブンッ
長門「イメージトレーニング……だと?」
那智「こっこうなったら、とにかく全力でやるしかない!」
長門「やはり一位だった私が正面で」
鈴谷「いや待って、脇から両手でやる方が力込めやすいよね?体重も乗るし」
那智「確かにな、では鈴谷を正面にして、私と長門が横から全力で引き倒す、という形でいこう」
長門「ビッグセブンの力見せてやろう」
長月「話はまとまったか?私はいつでもいいぞ」
朝潮「ではこちらへ、審判は引き続き私が務めます」
鈴谷「よぉーし!やるぞぉ!」スッ
長月「ふっ負けんぞ鈴谷」スッ
ガシッ
青葉『さあ皆さん!どうやら作戦タイムも終わったようです!長月に腕相撲で挑戦!果たして結果は!』
朝潮「ようい……はじめ!」バッ
長月「はぁ……」
鈴谷「おーい長月ー、どうしたの?」
長月「ん?鈴谷か、すまんなやりすぎた」
鈴谷「いやいや大丈夫だって、二人とも中破だし」
長月「むぅ……お前の手も」
鈴谷「これくらい問題ないって、すぐに治るよ」
長月「はぁ……やはり私は腕相撲は止めた方がよさそうだな」
鈴谷「そこまで気にしてないって、ほら結果発表見ようよ」
長月「……そうだな、他はどうなったやら」
青葉『さぁ皆さん、これにて全ての大会が終了しました!ではさっそく大食い大会から結果を発表します!』
提督『大食い大会の赤城に挑戦、勝者は……赤城だ!』
赤城「美味しかったです」
加賀「……」チーン
山城「……」チーン
陸奥「どうやったらあの量が……」
提督『ちなみに最終スコアは赤城87皿、挑戦者チーム36皿だ』
青葉『三人掛かりでもこれですか、さすがの貫禄ですね』
提督『もっとも最初に言った通り挑戦者チームは一皿を二皿で計算している、実際は18皿だ』
青葉『赤城さんは一皿辺りおよそ7秒ですか……本当にわんこ蕎麦ですね』
提督『まぁこんなもんだろ、良くも悪くも予想通りではあった』
青葉『以上大食い大会でした』
ワーワー
青葉『続いてじゃんけん大会の雪風に挑戦です!』
提督『雪風に挑戦、勝者は……挑戦者だ!』
雪風「うぅ……負けちゃいました」
時雨「すごいぞ!瑞鶴!」
58「どうあげでち!」
瑞鶴「ちょっ待って、危ないから!」
青葉『いやー正直言ってここが一番キツいかと思いましたが、ラスト30戦目でまさかの勝利でした!』
提督『最後まで諦めなかった瑞鶴のファインプレーだな、時雨も58も正直かなり危なかった』
青葉『いやー素晴らしいファイトでしたねー、勝利した挑戦者チームには後ほど司令官から何かご褒美がありますので』
提督『まて青葉!聞いてないぞ!』
青葉『このチャンスに前から欲しかった物でも頼んでください!』
提督『いや待て青葉!だから聞いてないって』
青葉『司令官はこの厳しい戦いを勝ち抜いた彼女達に何も労いをしないと?』
提督『そうじゃない、むしろそれは吝かではない、だが何も言わずに急に決めるのは何故だと言っている』
青葉『まぁいいじゃないですか、ではその辺は後で司令官と直接話してください』
提督『くっ覚えてろよ青葉』
ワーワー
青葉『それでは最後に腕相撲大会、長月に挑戦です!』
提督『まず結果発表だ、勝者は……長月!』
長月「むぅ……正直素直に喜べんな……」
鈴谷「だから気にしてないってば」
青葉『せっかくなのでVTRをどうぞ』
提督『撮影してたんかい』
スクリーン『……ようい……』
ーーーーー
朝潮「ようい……はじめ!」バッ
鈴谷(とりゃっ)グッ
長門「ふんっ」グッ
那智「くっ」グッ
長月「ふっ」ミシッ
鈴谷(えっ?)グンッ
長門(なっ)フワッ
那智(あっ)フワッ
長月「むっ」グイッ
鈴谷「つっ」ダンッ
長門「のわぁっ」ドシャア
那智「おぶっ」ドシャア
長月「あっ大丈夫か三人共!」
鈴谷「つつっ……大丈夫だよ、ちょっと筋痛めたかもだけど、長門さんは?」
長門「大丈夫……だくっ」チュウハ
那智「私もなんとかな」チュウハ
長月「すまない……その、またやりすぎた」
鈴谷「いや大丈夫だよ長月、むしろ予想してたしこれくらいは」
那智「大破まではいかなかったしな、これなら自分でドックに行ける」
長門「そうだ、むしろ勝ったのだから喜ぶべきだぞ長月」
長月「あ……ああ」
朝潮「大丈夫みたいですね、では!勝者は長月さんです!」
青葉『決まりました!やはりと言いますかなんと言いますか!勝者は豪腕長月さんです!』
提督『まさか三人纏めて投げ飛ばすとは、さすが長月だ』
長月「むぅ……」
長門「では少しドックに行ってくるか」
那智「そうだな」
提督『あっ一応バケツ三つ用意しといたから、鈴谷も痛かったら入ってきていいぞ』
鈴谷「はーいありがと提督」
ーーーーー
青葉『さぁ!一部始終をご覧いただきましたが、流石ですねぇ長月さん』
提督『単純な腕力なら誰も勝てそうにないよな』
青葉『まったくです!では皆さん!これにて終了です!また機会がありましたらその時に!』
提督『以上!鎮守府一周年!チャンピオンに挑戦!でした!』
長月「……もう少し加減を……もう二割ほど下げて四割くらいを目安に」ブツブツ
五月雨「……えっ?」
終わり
はいここまでです、そんなに長くなかったのに寝落ちしたりなんだりでこんなに……。
まぁ何はともあれ次の話でこのスレも終わりです、読んで下さった方にお礼を……先に言うのも何ですが、ではまた次回。
まぁ何はともあれ次の話でこのスレも終わりです、読んで下さった方にお礼を……先に言うのも何ですが、ではまた次回。
長月「私が何だって?」ニッコリ
ル級「……」ミシミシミシ
青葉「長月さん、そのル級もう落ちてますから」
鈴谷(ゴリラ……見た目は駆逐艦なのになぁ)
今日来たかったんですが、ちょっと出かける事になりまして、来れないかもです。
どうも1です。
少しだけ書けそう……かも。
いつから長月は空母の主機を積んだんですか?
少しだけ書けそう……かも。
いつから長月は空母の主機を積んだんですか?
提督「なぁ鈴谷」
鈴谷「何?」
提督「今晩いいか?久し振りに新しい技を教えてやろうと思ってな」
鈴谷「おおー今度は何?」
提督「実はなコンコンん?何だ?」
加賀「失礼します、先程こんなものが」ガチャ
鈴谷「手紙?」
提督「どれ?……加賀、第一艦隊集合だ」
加賀「了解しました」パタン
鈴谷「何かの指令書?」
提督「いや……果たし状だ」ピラッ
【ミョウチョウ7ジ
ハクチノアリシトコロニテマツ
ケッセンノタメニコラレヨ
コナケレバマチヲオソウジュンビアリ】
鈴谷「……泊地ってまさか」
提督「だろうな……しかし決戦……どういうつもりだ?」
鈴谷「いつも通り倒しちゃえばいいんじゃないの?」
提督「そう簡単じゃないよこれは」
鈴谷「ん?」
長月「司令官入るぞ?」コンコンガチャ
提督「おう、急で悪いな皆」
鈴谷「とりあえずこれ読んでみて」
五十鈴「なる程……これは厄介ね」
長月「決戦か……つまりそういうことか?」
提督「だろうな」
五月雨「あのーそういうことって何の事ですか?」
提督「こいつ等はウチに送りつけてきた、鈴谷が居ると知ってるだろうにだ」
瑞鶴「……つまり、鈴谷と戦うことになるって分かってて送りつけてきたって事?」
五十鈴「そうなるわね、そしてその理由は大きく分けて二つ考えられるわ」
青葉「あれ?二つですか?」
長月「一つは鈴谷を始めとした主力、つまり私達をここに向かわせておいて他を狙う、ようは陽動だな」
鈴谷「もう一つは?」
提督「ここに書いてあるまんまさ、決戦をこうして提案するのは算段があるからだ」
鈴谷「算段って何の?」
提督「……勝てる算段……つまり……鈴谷に勝てる算段だ」
鈴谷「ー」
鈴谷「……どっちかなら、普通は前者かな?」
五月雨「でも、それなら無視すれば」
長月「この一文が無ければな」
瑞鶴「街を襲う……」
五十鈴「私達が行っても行かなくても襲う可能性はある、でもこうして示されている以上は無視するのはね」
青葉「むむむ……どちらが正解でしょうか?」
提督「それは分からんよ、情報が少なすぎるからな……とはいえここは乗るしかなさそうだな」
鈴谷「……大丈夫だよ、鈴谷は負けないし、陽動でも瞬歩ですぐに戻ってこれるもん」
提督「……鈴谷……よし!明朝マルゴーマルマルに鎮守府を出発!十分な警戒をしつつ第一艦隊で向かう!」
鈴・五・五・長・青・瑞「「「「「「了解!」」」」」」
長月「……?……何だ?嫌な予感が……」
提督「ああそれと長月、ちょっと話が」
長月「ん?」
鈴谷「じゃあ出発するよ!」
五十鈴「ええ……」ジャキ
青葉「準備万端です!」ジャキ
瑞鶴「艦載機もバッチリよ」キィン
五月雨「いつでもいけます!」ジャキ
長月「問題ないぞ」ドラムカン
鈴谷「よし!それじゃあ出発!」クルリ
五十鈴「じゃない!」
鈴谷「へ?」
五十鈴「長月?それは何?」
長月「ドラム缶だ」
青葉「あっ本当だ!」
瑞鶴「主砲や魚雷はどうしたの?」
長月「今回は私も本気で行くつもりだからな、あれらは不要だ」
鈴谷「そっか、確かに必要ないよね」
五月雨「えぇー」
五十鈴「主砲や魚雷を積まない方が強いって、駆逐艦としてどうなの?」
長月「まぁ気にするな……」
鈴谷「それじゃあ改めて出発!」
全員「「「おー!」」」
モゾ
長月「……」
五十鈴「……長月?」ボソッ
長月「何も言うな」ボソッ
とりあえずここまでで。
夜勤行ってきます、帰って来たら書き終わりたいと思います、それではまた明日。
夜勤行ってきます、帰って来たら書き終わりたいと思います、それではまた明日。
どうも1です。
帰って寝落ちして今から少し書きます……なんとか今日中に最後まで行きたい。
帰って寝落ちして今から少し書きます……なんとか今日中に最後まで行きたい。
鈴谷「敵影は?」
瑞鶴「今の所は……待ち伏せも想定してたけど」
青葉「もう少ししたら泊地跡地が見えてきますね」
五月雨「……ねぇ長月ちゃん」
長月「何だ?」
五月雨「それ重くないの?ドラム缶って普通海に浮かべて曳くよね?なんで担ぎ上げてるの?」
長月「……これは輸送用ではない」
五月雨「え?」
長月「敵に対し、時に投げつけ、時に殴りかかる為の武器だ」
カタッ
五月雨「痛そうだね……ん?今何か音が」
長月「中に石でも入ってたか?」
五十鈴「……ほら五月雨ちゃん、そろそろ確認出来るわ」
五月雨「あっはい!」
五十鈴「……どうするつもり?」ボソッ
長月「さぁな、私に聞くな」ボソッ
五十鈴「でしょうね……」コンコン
モゾ
五十鈴「……無茶はしないで……って言うだけ無駄かもね」ボソッ
長月「だから私達が居るんだ」ボソッ
五十鈴「そうね」
瑞鶴「見えた!結構な数の深海棲艦がいるわ!仮に陽動だとしてもかなり割いてるはずよ」
鈴谷「よし!このまま警戒態勢を取りつつ行くよ!」
五月雨「はい!」
鈴谷「……襲ってくる様子はないね」
五十鈴「どうやら本当に決戦のつもりなのかしら?」
青葉「こんなに沢山の深海棲艦が居て、襲ってこないと逆に不気味ですね」
五月雨「……あの時とどっちが多いかな?」
瑞鶴「さぁね……でも今回は燃料も弾薬も満タンだもの、もう二度とあんな事にはならない……ううんさせない!」
長月「……あまり気負いすぎるなよ?……どうやらあそこだな」
鈴谷「ん?あの深海棲艦……どこかで」
????「キタカコムスメ……マッテイタゾ」
鈴谷「!まさか……生きてたの?」
????「イヤ……イチドシンダヨウナモノダ……ダガアノママニナドシテオケルモノカ」
五十鈴「復讐心……」
????「ソウダ……アラタメテナノロウ、イマハ戦艦水鬼トナノッテイル」
長月「……それで?どうするつもりだ?ここにいる全員と私達で決戦か?」
戦艦水鬼「イヤ……コチラハヒトリダ」
五月雨「え?」
戦艦水鬼「コイレ級」
レ級「キャハ?アイツラカ?」
鈴谷「!」
長月「……なる程な」
五十鈴「……これは……」
瑞鶴「レ級?よね?」
青葉「何だか様子が変ですよ?」
レ級「キャハ?」
レ級「オイ、アレヲタオシタラアトハスキニシテイインダナ?」
戦艦水鬼「ソウダ」
レ級「キャハ、イイゾヤッテヤル……アイツガヨサソウダナ」ニィィ
青葉「一人だけですか……でもそれなら」ジャキ
長月「動くな!」
青葉「え?」
五十鈴「……鈴谷と長月に任せるしかないわよあれは……」
瑞鶴「どういう事?」
長月「……いや……おそらく鈴谷だけだろう、私のアイアンクローも通りそうにない」
五月雨「えっ?」
鈴谷「……皆下がってて……大丈夫、鈴谷は負けないよ……」
レ級「オーイモウイイカ?ハジメルゾ?」
戦艦水鬼「オイ、ソンナコトシテナイデトットト」
レ級「ウルサイ!ワタシニサシズスンナ……スコシハタノシマセロ」ギロ
戦艦水鬼「グッ」
長月「……ふん、とんでもない事をしてくれたなあいつ」
五十鈴「頑張って鈴谷!」
鈴谷「うん……すぅ……」
レ級「キャハ!」
鈴谷「ふっ」シュッ
レ級「ハ?」
鈴谷「せあっ」ガゴゴッ
瑞鶴「決まっ……え?」
レ級「オ?カルクイタイゾ?イイナァオマエ」ニタァ
鈴谷「マジ?パイルバンカー二発で痛いだけって……」
レ級「キャハハハハ!オカエシダ!」グンッ
鈴谷「くっ」ギュンバッ
ボフォァァァン
レ級「オ?ヨケタ?オマエハヤイナ」
鈴谷「魚雷?どんな威力の積んでるのかなーとっ波ぁ!」ギュオオオ
レ級「オッ?コレハ!クヌヌヌヌ!」ボッ
鈴谷「ふぅ……」
レ級「ケホッケホックチハイッタケホッ」
鈴谷「……あの距離で無傷って……マジ?」
レ級「キャハ?」ニタァ
五月雨「そんな……鈴谷さんのかめはめ波が……効かない?」
長月「どれだけ改造したんだあいつ……もうレ級と呼称するのもはばかられるぞ」
五十鈴「火力もとんでもないけど、何よりあの装甲ね……パイルバンカーとかめはめ波で無傷なんて……」
青葉「青葉よりも頑丈な相手は初めて見ました」
瑞鶴「そこ!?」
長月「もっとも強化しすぎたようだがな」チラッ
戦艦水鬼「クッレ級メ」
五十鈴「完全に御しきれてないわね、レ級の方が強いからかしら?」
長月「だろうな……鈴谷……」
鈴谷「ファンネル!」バシュシュシュシュ
レ級「イッケー!」バラララララララ
鈴谷「なっ?出しすぎだってば!」
レ級「ワタシノトウサイスウハ300ダゾ!」バラララララララ
鈴谷「くっ数が違いすぎる!」ギュン
レ級「クラエッ」ドドドドド
鈴谷「くっ避けきれない……プロテクトシェード!」ギュオオオオオ
レ級「オオッ?オモシロイナ!」ドドドドド
鈴谷「ぐっダメ……抜かれる……くっ」バァンドドドドド
レ級「オ?ヤッタカ?」
鈴谷「はっ」シュッ
レ級「オッ?」
鈴谷「鞭打、二重の極、ジャイアントシザーズ!ビームシザーズ!」ドガガガガ
レ級「オオ?」ビリビリ
鈴谷「大雪山おろし!」グイッ
レ級「オ?」ブオッ
鈴谷「重っ!くっのりゃあ!」ブオン!
レ級「ナンダ?ナンダ?」
鈴谷「吹き飛べー!」ドゴォ
レ級「キャハ?」ボシュ
鈴谷「はぁぁぁぁぁ!」ズオォォ
ボゴフォォォン
鈴谷「はぁ……はぁ……これで……さすがに……少しは……」
レ級「イタタ……イタカッタゾイマノハ」ニタァ
鈴谷「はぁ……はぁ……マジ?……影分身!でもってファンネル!」ボフンバシュシュシュシュ
レ級「フエタ!オモシロイナオマエ!」バラララララララ
長月「……歯痒いな……見ている事しか出来んのは」ミシ
五十鈴「……ジリ貧ね……ほとんどフルコースを当てても平然と起き上がってくるなんて」
五月雨「鈴谷さん……」
瑞鶴「……何とかならないの?このままじゃ」
青葉「でも青葉達が何かしたところで……」
ギシ
長月「……おい……このままにするつもりはないんだろ?……手はあるのか?」
五月雨「え?何?」
ギシ
五十鈴「……後はもう……あなた達しか……また任せるしか出来ないのね……」
ギシ
青葉「二人とも何を?」
瑞鶴「ていうかさっきから何かドラム缶から音が……まさか……」
ギシ
鈴谷「はぁ……はぁ」
レ級「ソコダ!」ドゴォ
鈴谷「くっ」ギュン
レ級「チョコマカトシブトイナァ」ニタァ
鈴谷(マズい、集中力が……コンセントレーション=ワンが、体力もヤバいかも……)
レ級「オリャッ」ブオン
鈴谷「しまっくっ」ドゴッブオッ
レ級「オ?ヤットアタッタナァ」ニィィ
鈴谷「かほっ一発でコレって……本当に化け物じみてるね」ヨロ
レ級「サァツギダイクゾ!」
鈴谷「くっ」
「待て!そこまでだ!」
鈴谷「へ?この声!」
レ級「ン?ナンダ?」
提督「選手交代だ、ここからは俺が相手だ」
レ級「ドラムカンカラニンゲンダトォ!」
鈴谷「そこ!?そこ気にするとこ!?てか提督なにしてんの!?」
提督「下がってろ鈴谷、ここからは俺がやる」
鈴谷「何言ってんのさ!提督なんて私よりも弱いじゃん!」
提督「ああそうだ、鈴谷よりも弱い……だがだからこそ俺はこいつに勝てる」
鈴谷「は?」
レ級「オイオイオマエミタイナヨワソウナヤツガカ?オモシロイジョウダンダナ」ケラケラ
提督「精々笑ってろ……お前なんぞ一発で倒せる」
レ級「ハ?」
鈴谷「ちょっ提督!」
提督「さぁ俺と戦えレ級」
長月「……カッコつけてる所悪いが……とりあえずドラム缶から出ろ」
提督「あっそうだった」モゾモゾ
長月「……策はあるんだな?無茶をしない策は」
提督「ない!」
長月「……ちっ、鈴谷に心配させるなよ?」
提督「保証は出来んな」
五十鈴「……無茶しないでよね頼むから」
提督「無茶なんざしたことねぇよ」
青葉「はい嘘です」
瑞鶴「よくしてるじゃない」
五月雨「沢山ありますね」
提督「……行ってくる」
長月「……後は任せろ司令官」
提督「さぁやろうぜレ級」
鈴谷「提督!」
レ級「オイオマエ、サッキワタシヲイッパツデタオセルッテイッテタナ?ジョウダンダロウガ」
提督「本気さ……それともお前はそれが怖いのかな?」
レ級「アァ?キャハハハハ!オモシロイナ……イイゾ?ナライッパツメハナニモシナイデウケテヤル、ヨケモシナイゾ」
戦艦水鬼「レ級!ソンナコトヲスルナ!トットトコロセ!」
レ級「ウルサイ!オマエカラサキニツブスゾ!?セッカクタノシクナッテキタンダ!」ギロ
戦艦水鬼「グッ」
レ級「ホーラコイコイスキナトコニウチコメヨ」ケラケラ
鈴谷「提督!下がってて!」
提督「大丈夫だ鈴谷……この技は……これだけは真似すんなよ?」
鈴谷「え?」
提督「すぅーはぁー」
鈴谷「お別れ?なにと?」
提督「流派東方不敗の名の下に」ブワァ
戦艦水鬼「アノトキトオナジ!」
提督「超丹田!」キラッ
鈴谷「は?」
提督「重ねて界王拳四倍だぁ!」ドファ
レ級「オオッ?コンドハアカクナッタ?ナルホド?ソノパワーアップデナグルツモリカ、コイヨソレデハマダタリナイケドナ」
鈴谷「提督!無茶だよ!そんなの提督の体が!」
提督「いくぞレ級」パチャッパチャッ
レ級「コイヨハヤクキャハハハハ……ハ?ナンカチカクナイカ?」
提督「……コンセントレーション=ワン、アンサートーカー」ギュンクワッ
レ級「オイモウメノマエダゾ?ナニヲカンガエテ……ン?」ピトッ
提督「小さく前へ習え」スッ
鈴谷「あれは……」
提督「最初はグー!」ググッ
レ級「!」ゾワッ
提督「突き貫け12連」ギシッミシッ
レ級(ヤバイ……コイツヤバイ……)
提督「マッハネイルゴッド無空爆砕!」ボギュンメジョッ
レ級「カホッ」ゴボッフラッドボン
提督「……言っただろ?……一発だってよ……ぐぁっ」バシャッ
鈴谷「提督!大丈夫!?なっ」
五十鈴「提督!腕が!」
青葉「あわわわわおっお医者さん!」
五月雨「腕が……こんな……」
提督「わりいな……なまじっか形が残っててかえってグロいなこの左腕」
鈴谷「何でこんな無茶を!」
提督「はっ……お前たちを……鈴谷を守るためだぞ?腕の一本くらい安いもんさ」
鈴谷「……馬鹿……」
瑞鶴「鈴谷!今すぐ提督さんを鎮守府に!」
鈴谷「うん!行くよ提督「マテ!」ん?」
戦艦水鬼「マテ!ニガサンゾ!ヨクモレ級ヲ……キサマラハココデコロス!」ジャキッ
鈴谷「……ねぇ……提督は真似するなって言ったけどさぁ、出来るよ?さっきの」
戦艦水鬼「!」
鈴谷「提督よりも強い私が打ったらどうなるかな?」
提督「鈴谷」
鈴谷「鈴谷だって同じだよ、提督を守る為なら腕一本くらい惜しくなんてないよ?」キッ
戦艦水鬼「ア……グ……」
長月「いや……その必要もないぞ」ガシッ
鈴谷「長月!」
戦艦水鬼「ナンダオマエハ!ジャマヲムッ?」ギシ
長月「司令官が腕一本犠牲にしてケリを着けたんだ、なのにそれを反故にするなら……容赦はしないぞ」ミシュッ
戦艦水鬼「グアッウデガ!」ビキビキ
長月「行け鈴谷、コイツくらいなら間合いに入れば私でも勝てる、ノコノコ出て来てたのが貴様の敗因だ」ミシッミシュッ
鈴谷「……ありがとう長月皆!先に提督を送ってくる!」ヒュン
戦艦水鬼「アグァッ」ビキビキ
長月「さぁ選べ、ここで私に顔を握りつぶされて死ぬか、先の言葉通り司令官の勝ちで決戦を終えるか」スッガシッ
戦艦水鬼「グァァ」ビキビキバキ
長月「好きな方を選べ」ミシュッ
ーーーーー
提督「……」カリカリ
鈴谷「……」カリカリ
提督「……ふぅー、そろそろ休憩にするか」
鈴谷「あっうん……ねぇ提督?その左腕どう?」
提督「ん?流石はウチの技術開発班、夕張明石アストナージ製だ、日常生活や書類仕事には支障ないなこの義手、いやもう機械鎧か?これは」グッパッグッパッ
鈴谷「……」
提督「どうした?」
鈴谷「ゴメンね提督……鈴谷が最初にアイツに勝ててれば……そんな事にならなかったのに」グスッ
提督「……馬鹿……これは俺が勝手にやった事だよ……鈴谷が気にする事じゃない」ギュッ
鈴谷「……冷たいね左腕……もうあの暖かい左腕は……」
提督「確かに生身じゃ無くなっちまった……でもこうしてお前を抱きしめられる、それで十分さ」
鈴谷「ていどぐーうわぁん」ギュー
提督「よしよし……お前たちが……鈴谷が無事で、俺にはそれで十分すぎるんだよ……だからお前が気に病むんじゃない」ポンポン
鈴谷「でいどぐ……うん……ゴメンね……ありがとう」ギュー
提督「ほら笑ってくれよ、前も言ったけど鈴谷は笑顔が似合うんだ……でもって俺はお前の笑顔が大好きなんだよ」
鈴谷「うん……うん……」グシグシ
提督「……」ポンポン
鈴谷「えへへ」ニコッ
提督「そうそう、それにこの義手も良いことがあるんだぞ?」
鈴谷「え?」
提督「……俺の夢が叶った」スルスル
鈴谷「夢?……あっまさか」
提督「とくとご覧あれ!パイルバンカー突破王モデル!」ガコッ
鈴谷「やっぱりー!」ガビーン
提督「そしてお誂え向きに偶々執務室に置いてた廃棄予定のドラム缶を!とう!」バゴム
鈴谷「絶対偶々じゃない!何で最近ドラム缶がずっと置いてあるんだろ?って思ってたら!」
提督「どうよ?良いこともあるだろ?」フフン
鈴谷「……ぷっくふふあはははは」
提督「おいおいどうした?」
鈴谷「いや……ちょっとね」
提督「何だ?」
鈴谷「提督マジ提督だなぁって思っただけだよー」ニコッ
艦
はい以上です。
とりあえず最後なんで色々好きな物を詰め込みました、一気に書けてよかった。
では後でHTML依頼してきます……読んで下さった皆様、改めてありがとうございます、またいつかどこかで
提督「なぁ山城」山城「何ですか?」
でお会いしましょう(嘘)、ではまた。
とりあえず最後なんで色々好きな物を詰め込みました、一気に書けてよかった。
では後でHTML依頼してきます……読んで下さった皆様、改めてありがとうございます、またいつかどこかで
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