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元スレ陽乃「お姉ちゃんは疲れました」八幡「魔王がこんなに可愛い訳がない」
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はるのん成分が足りないのでひたすらはるのんを愛でます
たまには純粋無垢なはるのんもいいよね
まったり日常ss
なお遅筆な1である
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1418141856
たまには純粋無垢なはるのんもいいよね
まったり日常ss
なお遅筆な1である
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陽乃「お姉ちゃんは疲れたんだよー」
八幡「……あの、人を呼び出しておいてなんなんですか」
陽乃「癒しを求めてるの」
八幡「無視ですか……」
八幡「旅行でも行ったらどうすか」
陽乃「うん、それもいいね。どこがいい?」ニコニコ
八幡「……何故俺に聞くんでしょうか」
陽乃「一緒に行くからだよ♪」
八幡「ことわ……」
陽乃「……それともお母さんとの食事に連れていく?」ニコニコ
八幡「……どっちも断りたいんですが」
陽乃「うん。それ無理♪」
どうしてこうなったのだろうか……
陽乃「ひゃっはろー」
雪乃「姉さん」
結衣「こんにちはー」
八幡「……」
雪乃「ここに何のようかしら?」
陽乃「雪乃ちゃんそんなに怖い顔しないでー」
雪乃「ではどんな用があるのかしら?」
陽乃「言わなきゃわからない?」
雪乃「……」
陽乃「比企谷くんを貰いに来たの♪お婿に」
八幡「な」
雪乃「何を」ガタッ
結衣「ええ!?」
陽乃「そういうわけで比企谷くん。こっちきてー」
八幡「そう言われても……」
八幡(こんな死線に自ら出向くのは気が引けるなんてもんじゃない。ただの自殺だ)
陽乃「はやく」
八幡(この否定を許さない場を作り出すのが本当に上手いと思う。流石ザ、魔王)
雪乃「いい加減に」
八幡「わかりました」
雪乃「比企谷くん?」
八幡「……話を聞くだけだ」
八幡(今この場に陽乃さんを留めるのは得策ではない。明らかに陽乃さんは雪ノ下をからかって楽しんでいる)
八幡(向こうからわざわざ出向けと言っているのだ。ここはそれに乗っておくのが得策だろう)
結衣「……ヒッキー」
八幡「……大丈夫だ」
陽乃「それじゃあちょっと外にいこっか♪」
八幡「……それで、何の冗談ですか」
陽乃「冗談に見える?」
八幡「……貴女のような家系が俺のような人間を婿にする必要はないでしょう。となるとそれは冗談かまたはもっと別なことを意味してることになりますね」
陽乃「……そうだね」ニッコリ
八幡「……なにかさせるつもりなら直接言ってください。少なくともさっきみたいな冗談は」
陽乃「冗談じゃないよ?」
八幡「……」
その表情はいたって真剣なもので嘘の欠片もないように感じる
……だけどだからこそ疑う
彼女は雪ノ下陽乃だから
俺の知っている雪ノ下陽乃は意味のない事は言わない
彼女の言葉には必ず意図がある
つまりこの件も意図があるはずなのだ
だがその意図がまるっきり掴めない
何故俺を婿にすると言い出した?
陽乃「まぁ今日は八幡にその挨拶をしに来ただけだよ」
八幡「いや、ちょっと待ってください」
陽乃「ああ。大丈夫だよ。八幡って私のこと怖がってるでしょ?」
八幡「……」
言わずも知れたことである
俺は彼女が怖い。その心理も何もわからないのだから
陽乃「ま。これからそこを解消していくってことだから♪」
八幡「いや、そうじゃなくて」
陽乃「ただ、私は八幡を婿にしたいって事だけ覚えておいてね」
そう言って彼女は嵐のように過ぎ去った
俺はただただ見送るしかなくて
頭の片隅でこの状況をどうあの二人に説明をするか考えている
そしてどうでもいいことに気がついた
八幡「……何時から名前呼びになったんだよ」
雪乃「何の話だったの」
八幡「……たいしたようじゃ」
結衣「ヒッキー」
八幡「ホントだって。何時もの冗談だった。ただ、変なお願いされただけだ」
雪乃「……それはどんなお願いなのかしら?」
八幡「……ただこれからも仲良くしてくれって言われただけだ」
雪乃「……」
結衣「……それって」
雪乃「……元々姉さんと比企谷君は仲が言い訳じゃないわ」
八幡「……そうだな」
雪乃「……それなのに仲良くしてくれ……?」
八幡「ただの暇潰しだろ……あの人って忙しそうにしてる所見たことないし」
結衣「あはは……それは確かに」
八幡(そう、ただの暇潰しに決まってる。もしくは俺に近づいて何かを聞き出そうとしているだけ……)
八幡「……」チラッ
雪乃「何かしら」
八幡「いや、何でもない」
八幡(どっちにしろ暫く家をでなければ問題ないだろ)
八幡「ただいま」
八幡(……まだ小町は帰ってないのか?)
八幡「ったくリビングの電気もつけっぱなしで……」ガチャ
陽乃「あ。おかえりー」
八幡「……は?」
陽乃「もっと遅いんだと思ってたよー」
八幡「……堂々と空き巣ですか」
陽乃「あはは。違うよー。小町ちゃんにいれてもらったんだー」
八幡「その小町はどこに行ったんですか」
陽乃「邪魔物はきえまーす。図書館で勉強してくるね♪だってー」
八幡「……あの馬鹿」
陽乃「いい子だよねー小町ちゃん」
八幡「まぁそうですね」
陽乃「うん。流石未来の妹だね」
八幡「違いますからね」
陽乃「さって八幡も帰ってきたしご飯作るねー」
八幡「話を聞いてくれませんかね」
それ以来何故か陽乃さんはちょくちょく顔を見せるようになったのだ……
呼び出しも増えた
行かないと向こうから乗り込んでくるので逃げようがない……
陽乃「おーい八幡ー聞いてるかなぁー」ツンツン
八幡「聞いてますからやめてください」
陽乃「えー。八幡の頬気持ちいいのになぁ」
八幡「勘弁してください」
陽乃「どうしても嫌なら私の事好きーって言ってくれたらやめるよー♪」
八幡「帰りますよ……」
陽乃「あはは。ごめんって」
八幡「……で、呼び出した本当の理由は何ですか」
陽乃「八幡と会うためだよ?」
八幡「……冗談でしょう」
陽乃「冗談じゃないんだけどなー」ニコニコ
八幡「……はぁ」
部室
八幡「……」
結衣「……」
雪乃「……」
八幡(非常に空気が重いんですが……由比ヶ浜頼むから黙らないでくれ)
陽乃「それでねー。この前の土曜日は八幡と買い物にいってー」
八幡(貴女は少し黙ってくれませんかねー)
陽乃「今度はどこ行こっか?」
八幡「ぁー家で寝てます」
陽乃「へ?家で寝るの?私は構わないけど」
八幡(あれ。あっさりだ)
陽乃「でも八幡から誘ってくるなんて思ったより大胆だね」
八幡「……」
結衣「へ?それって……」
雪乃「比企谷くん?」
八幡「!……ち、違う」
陽乃「もー。したいならそう言ってくれればよかったのに」
結衣「ひ、ひひ、ヒッキー!?」
雪乃「説明してもらおうかしら」
八幡「だから落ち着いて話をだな」
陽乃「……」ニコニコ
八幡「……ちょ、助けて下さいよ」
とある朝
「おきてー。ご飯できたよー」ユサユサ
八幡「……今日日曜だろ……小町」ゴロン
「……起きないなら……」ペロッ
八幡「……」ガバッ
陽乃「おはよー♪」
八幡「ななななな、なにして」
陽乃「大袈裟だなー。耳たぶ舐めただけだよ?」
八幡「そんな問題じゃない……じゃなくて何でここにいるんですか、てか小町ぃぃぃ」ダダダ
陽乃「ありゃりゃ、やり過ぎちゃったかな?」
勉強
陽乃「そこ違うよー」ニコニコ
八幡「……」
陽乃「その問いはこっちの本が参考になるかな」
八幡「……あの」
陽乃「なぁに?」
八幡「勉強教えてくれるのはいいんですが……」
陽乃「わからないことでもあった?」
八幡「ええ……何故横でくっついてるんでしょうか」
陽乃「えー?そっちのが見やすいじゃない?」
八幡「いえ、その……」
陽乃「それとも……いけない気分になっちゃった?」スッ
八幡「いえまったく」
陽乃「それはそれで傷つくなー。もー」
八幡「……とりあえず離れてくれませんか」
陽乃「だーめ♪」
陽乃「そこ違うよー」ニコニコ
八幡「……」
陽乃「その問いはこっちの本が参考になるかな」
八幡「……あの」
陽乃「なぁに?」
八幡「勉強教えてくれるのはいいんですが……」
陽乃「わからないことでもあった?」
八幡「ええ……何故横でくっついてるんでしょうか」
陽乃「えー?そっちのが見やすいじゃない?」
八幡「いえ、その……」
陽乃「それとも……いけない気分になっちゃった?」スッ
八幡「いえまったく」
陽乃「それはそれで傷つくなー。もー」
八幡「……とりあえず離れてくれませんか」
陽乃「だーめ♪」
はるのんが本気でヒロインしたら優勝待ったなしだと思うの
はるのん好きあつまれー
とりあえずお疲れ様でした
正直な話俺ガイルという作品において最もヒッキーのような人間に助けを求めているのは実ははるのんだと思う。基本「強いお姉ちゃん」じゃないとダメだしね
期待
期待
ひっきーとかいうはるのんの夫
はるのんかわいいんじゃあ~
策士系ヤンデレはるのんがかわいくないはずかない
はるのんかわいいんじゃあ~
策士系ヤンデレはるのんがかわいくないはずかない
ヒロインしたら優勝って言うかはるのんが本気出したら主人公でも師匠でも
陽乃「やっほー」ガラガラ
雪乃「姉さん……せめてノックぐらい……」
結衣「やっはろー!」ガラガラ
陽乃「ノックぐらい?」ニコニコ
雪乃「……はぁ。もういいわ。こんにちは由比ヶ浜さん」
陽乃「ひゃっはろー!」
結衣「陽乃さん。来てたんですかー」
陽乃「うん♪八幡は?」
結衣「ヒッキーなら後ろに……あれ!? 」
雪乃「逃げたわね」
陽乃「だねー……まぁ逃げられないけど♪」
結衣「ふぇ?」
10分後
八幡「……」ガラガラ
陽乃「おかえりー」
結衣「ほ、ほんとに帰ってきた」
雪乃「意外ね」
八幡「……校門にも裏門にも黒服の怖い人がいたんですが……」
陽乃「ああ、それ私のお付き♪」
八幡「しかもその人からこんなの渡されたんですが……」
陽乃「ああ、八幡の寝顔写真?可愛いよね」
八幡「……データは?」
陽乃「八幡が逃げないなら渡してあげるよ♪」
結衣「ね、寝顔ってどういうことヒッキー!?」
雪乃「姉さん……事と次第によっては……」
陽乃「まぁまぁ二人ともこれあげるから許してー」
結衣「へ?いいんですか?」
雪乃「いえ、そうじゃないわ由比ヶ浜さん」
結衣「はっ!?だ、騙される所だったよ」
陽乃「えー?駄目かなぁ?」
雪乃「どうせこれだけじゃないのでしょう?全部よこしなさい」
八幡「いや、そうでもないだろ……」
恋人繋ぎ
八幡「さっむ……」
陽乃「……よいしょ♪」ダキッ
八幡「ちょ……」
陽乃「ふふ。寒かったんでしょ?」
八幡「いえ、すっごく暑いです。離れてください」
陽乃「ポケットに手を突っ込みながら言われても説得力ないなー」
八幡「ああ、もう……これで」
陽乃「うん♪」パシッ
八幡「……あの?」
陽乃「腕は暑いだろうから手ならいいよね?」ニコニコ
八幡「だからそうじゃないです……」
陽乃「あ、そう言えば大学で噂になってるお店があるから行こっか」
八幡「ああ、もう……姉も妹も何で話を聞いてくれないんですかね」
一枚上手
陽乃「よ!元気かなー?」
八幡「……もう突っ込む気力すらわかないんですがその袋は?」
陽乃「え?私に何を突っ込む気なのかなぁー?」ニヤニヤ
八幡「……」
八幡(これに反応したら負けだ……)
陽乃「……な、何か言ってくれないと流石に恥ずかしい……よ?」モジモジ
八幡「え」
八幡(何これモジモジする陽乃さんとかそんなイメージ無いんだけど)
陽乃「……」
八幡「ぁ、あー……えーっと……」
八幡(ヤバイ何も言葉がでない、どうすりゃいいの。こんな時難聴主人公ならどうすりゃいいよ?何かいった?で誤魔化せばいいのか?いや無理だろ)
陽乃「……」クスクス
八幡「……ぇ」
陽乃「あはははは。やっぱ比企谷くんは可愛いなぁ」
八幡「……」プイッ
八幡(やられた……何これ。恥ずかしいとかいうレベルじゃないんだけど)
陽乃「からかってごめんね?お詫びに美味しいものご馳走するから許して?ね?」
八幡「……はぁ」
陽乃「あ。ご要望なら裸エプロンしてもいいいよ?」
八幡「やめてください」
陽乃「あははは」
嫉妬
雪乃「姉さんと楽しくしてるそうね」
八幡「……一方的に振り回されてるだけなんだが……」
雪乃「……本当かしら?」
八幡「本当だって……からかって楽しんでるだけだろ」
雪乃「……そう。あまり本気になると痛い目を見るわよ」
八幡「本気もなにもないっての……あいにくあの完璧笑顔に騙されるほど素直な人間じゃないんでな」
雪乃「ふふっ……そうね……貴方は捻くれてるものね」
八幡「現実的なだけだっての……」
結衣「やっはろー!」
雪乃「こんにちは」
八幡「よう」
結衣「ゆきのーん!今日さ!今日さ!」
雪乃「少し落ち着いて話して頂戴」
八幡(陽乃さんもこいつみたいに気楽に笑えたら楽なんだろうけどな)
待ち伏せ
正門
陽乃「……♪」
八幡「……何やってるんですか」
陽乃「やほー八幡」
八幡「……どうも」
陽乃「テンション低いなぁー。折角こんな寒いなか下校するまで待っててあげたのにー」
八幡「……わざわざ外で待たなくても……」
陽乃「……ほら、校門で待つのって何か憧れるじゃない?」
八幡「……だからって……」
陽乃「まぁまぁ……ちょっとだけ付き合ってよ」
八幡「どうせ拒否権はないんでしょう?」
陽乃「そうだねー♪」
八幡「ならいきますよ……」
陽乃「ふふっ……ありがとう」ニコニコ
陽乃「ちょっと休憩しようか」
八幡「そうですね」
陽乃「あそこでいい?」
八幡「何処でもいいですよ」
陽乃「うん。じゃああそこで」ニコニコ
八幡「……」
喫茶店
八幡「……そろそろ目的を話してくれてもいいんじゃないですか?」
陽乃「目的って?」
八幡「……言わなくてもわかるでしょう?」
陽乃「……あはは。そんなに怖い顔しなくていいのに」
八幡「……」
陽乃「本当に目的なんてないんだよ?」
八幡「……」
陽乃「おかしいかな?」
八幡「……いえ、それならいいんです」
陽乃「……ありがとう」ニコッ
八幡(目的が無いわけがない……けどこれ以上聞いても彼女は何も答えないし、ボロを出す人でもないだろうしな)
多分また夜に更新します
はるのん好き多くて安心した
お疲れ様でしたー
自分が書いた過去のいろはssの続編ってことで釣りスレが出てましたが続編需要あるんですか……いらんだろ
はるのん好き多くて安心した
お疲れ様でしたー
自分が書いた過去のいろはssの続編ってことで釣りスレが出てましたが続編需要あるんですか……いらんだろ
乙
冬コミでははるのんの同人誌がでることを期待する。あ、汚いおっさんはNG
冬コミでははるのんの同人誌がでることを期待する。あ、汚いおっさんはNG
>>35
うまい
うまい
「陽乃様」
八幡「……」
陽乃「何?今私は比企谷くんとお話ししてるんだけど?」
「お呼び出しでございます」
陽乃「……そう」
八幡「……」
陽乃「ごめんねー、八幡。ちょっと用ができちゃった」
八幡「別にいいですよ」
陽乃「また埋め合わせするからねー」
八幡「……別に埋め合わせなんていりませんよ」
陽乃「そっか。ありがと」ニコッ
「こちらです」
陽乃「わかってる」
八幡(……仕事の時の陽乃さんの顔っておっかねー)
八幡(あれが素の陽乃さんなんだろうか……違うか……あの顔ですら作った顔な気がする)
八幡「……あ」
八幡「伝票持ってかれてるんだが……」
今度出会ったら返しとこう……
後が怖いし……
亀裂
陽乃「おはよー」
八幡「……」ボー
陽乃「まだ寝ぼけてる?」ツンツン
八幡「……」キョロキョロ
八幡(俺の部屋だな。間違いない)
八幡「……110番」
陽乃「だーめ」パシッ
八幡「……」
陽乃「……ぁ」
八幡(陽乃さんが携帯を取ったせいで……顔が近いんですが……)
陽乃「……んっ」ズイッ
八幡「ちょ……離れて」
八幡(変な声だすのやめてくれ)
陽乃「……クスッ……ねえ八幡?」
八幡「や……やめ」
陽乃「……」ジー
ガチャ
小町「お兄ちゃーん……ぁ」
小町「……」
八幡「……」
陽乃「ありゃ?」
小町「失礼しました」ガチャ
八幡「こ、小町待って。待って下さい」
陽乃「んー、残念。邪魔が入っちゃったね」
八幡「そういう問題じゃないですよ……」
八幡「ああ、そうだ……この前の喫茶店の……んん!?」
陽乃「ん……ぁ……邪魔が入ったから止めるなんて私はしないよ?」ニコッ
八幡「……」
プルルル
陽乃「あ、ごめん。呼び出しが来たから帰るねー二度寝しちゃ駄目だぞ♪」
八幡「……う……ぁ……」
八幡「……」ボー
結衣「……何かヒッキーおかしくない?」
雪乃「そうね……何時もの三割増しで変ね」
陽乃「ひゃっはろー!」
八幡「……」ビクゥ
雪乃「姉さん……ノック」
陽乃「はいはいー。ごめんねー」
雪乃「わかっているなら……」
陽乃「うんうん。気にしないで」
雪乃「あのね……」
結衣「まぁまぁ……ゆきのん落ち着いて」
八幡「……」コソコソ
陽乃「八幡ー何を帰ろうとしてるのかな?」ニコニコ
八幡「……ちょっと急用が」
陽乃「どんな?」
八幡「……それは、あれですよ。あれなんですよ」オロオロ
陽乃「うん。わかんないかな♪」ズイッ
八幡「……」ビクッ
雪乃「何をそんなに怯えてるの?」
結衣「ヒッキー?」
八幡「何でもない……何でもないから」
陽乃「えー?キスまでしたのに?」ニヤリ
雪乃「……な!」
結衣「……嘘」
八幡「……っ」
陽乃「ありゃ。逃げちゃった」
結衣「ヒッキー!」ガタッ
雪乃「……姉さん。説明しなさい」
陽乃「えー?説明も何もそのままの意味だよ?」
雪乃「……いくら比企谷君と言っても無理矢理は犯罪よ?」
陽乃「えー?いずれ合意の上になるなら……いいんじゃないの?」
雪乃「話にならないわね」
陽乃「あれー?雪乃ちゃんもしかして妬いてるのかなぁ?」
雪乃「ねぇさん!」
陽乃「比企谷くんが欲しいならそう言えばいいのに……私は別に愛人がいてもいいよ?」
雪乃「……私達はそんな関係を求めてないわ」
陽乃「ふふふ……私達……か」
雪乃「……そうよ」
陽乃「それは誰の事なんだろうね?」ニヤニヤ
雪乃「……」キッ
陽乃「……比企谷くんも帰っちゃったし私も帰るね♪」
雪乃「……そうして頂戴」
陽乃(さーて、ガハマちゃんはどうするのかなぁー?)クスクス
……気持ち悪い
結衣「待って!ヒッキー!ヒッキーってば!」
ああ……本当に気持ち悪い
何してんだよ……
頭のなかゴチャゴチャする
そんなモノ望んでなかった
いらないと思ってた
見せかけの繋がりなんていらなくて……
ただずっと本物を望んでいて
なのに……
たったあれだけの事で心が揺れた
あの時の陽乃さんの顔が頭にこびりつく
今まで散々痛い目にあってきたのに
散々言い訳して目を逸らして……
それらすらどうでもよくなるぐらいに……
あの瞬間俺は求めてしまった……
それがどうしようもなく気持ち悪い
自分が今まで否定し求めていたものはこれっぽっちの事で覆った
それを……あいつらに知られたから逃げてる
これの何処が理性の化物だよ
本当に気持ち悪い……
結衣「ヒッキー!」パシッ
八幡「……由比……ヶ浜?」
結衣「はぁ……はぁ……やっと捕まえた……」
八幡「……」グイグイ
結衣「……まだ逃げる気なら離さないよ」
八幡「……逃げないから離してくれ」
結衣「わわわ。そんな乱暴に振りほどかなくても」
八幡「……悪い」
結衣「……いい……けど」
八幡「……」
結衣「……」
ごめんとりあえずここまでです
純粋無垢はどっかにいきました
お疲れ様でした
純粋無垢はどっかにいきました
お疲れ様でした
違ったら悪いんだけど>>1のいろはすSSって3部作?
八幡「……悪い」
結衣「……何が?」
八幡「……」
結衣「……」
八幡「……」
結衣「……ヒッキーが悪いって事はないよ」ギュ
八幡「……」ビクッ
結衣「絶対大丈夫だよ」
八幡「……」
結衣「……部室行く?……それとも帰る?」
八幡「………落ち着いたら部室に戻る」
結衣「……うん。それじゃぁ……待ってるね?」
八幡「……ああ」
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