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元スレ上条「イギリス清教女子寮の管理人さん」アンジェレネ「えっと…その2!」
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アニェーゼ「うわっ、なんてみっともない顔してんですか……」
上条「アニェーゼ!?」
アニェーゼ「いかにも」
上条「ほ、本物のアニェーゼか!!ま、幻とかではなく!?」がしっ
アニェーゼ「はいはい、本物のアニェーゼですよ。当たり前でしょう……あぁもう、さっさと涙の跡拭いてください」
上条「良かったーー!!もう俺が人間花火にでもなるしかないと思ってた所に……神様仏様アニェーゼ様!!」
アニェーゼ「お、大袈裟でしょう……///」てれっ
上条「あれ?……でもそういやお前、今日は天気が良くないから家でずっとしてるって、昨日……」
アニェーゼ「し、心配だったんですよ!何かトラブルに巻き込まれちまってんじゃないかとかっ!」
アニェーゼ「……真面目に仕事してくれるかどうか、とか」じろっ
オリアナ「~♪」にっこり
アニェーゼ「…………」
上条「でもお前が来ちゃったら、俺が任された意味が……」
アニェーゼ「……うるせーです」ぷいっ
上条「そ、そんな」がっくし
オリアナ「…………」
オリアナ(なるほど……坊やのことが気になって気になってしょうがなくて、思わず追いかけて来ちゃったのね。カワイイ♪)
オリアナ(にしても、彼ってば本当にモテモテね……)
オリアナ「何だか、今日は懐かしい人達ばっかりだわ。久しぶり、アニェーゼ=サンクティスちゃん」
アニェーゼ「……えぇ、こんにちわ」さっ
上条「おっと……ん?何で俺の後ろに隠れるんだ?」
アニェーゼ「うぅ……」がるるるる
オリアナ「ふふふ♪」
上条「?」
アニェーゼ「んぅ……んなことよりっ!さっさと取引を終えて帰りましょう!」
上条「あぁ、俺もそのつもりだけど。俺昨日、アニェーゼに相手のこと聞くのすっかり忘れてて……」
アニェーゼ「ふぇ?……あ」
上条「それでオリアナも一緒に探してくれてたんだけど、全然分からなくてさ……途方にくれてたんだ」
アニェーゼ(なるほど……それでさっき「人間花火」とか意味不明なこと言ってたワケか)
オリアナ「坊やはよく頑張ったわ、えらいえらい」なでなで
上条「そうかな……俺頑張った?」
オリアナ「うん♪」
アニェーゼ「…………」
アニェーゼ「けっ、ぺっ!」
上条「!」びくっ
アニェーゼ(……この状況で、なんでいちゃついてんですかこいつらは)
アニェーゼ(これじゃ、魔術やら何やら駆使して必死に駆けつけた私が馬鹿みたいじゃないですか……)
アニェーゼ「……パパのばか」ぎゅいっ
上条「いっ!?いって!!……え、何で今つねられたんでせう…?」
アニェーゼ「てめーの胸に聞けよ」
上条「アニェーゼさん!?口調が!?」
オリアナ「ふふふ♪」
アニェーゼ「帰ったら、ペテロの逆十字でお仕置きですから」
上条「怖ッ!?だからそれお仕置きじゃないからな?処刑方法だからな!?」
アニェーゼ「では早速、ラプラタ大聖堂からの使者のことですが」
上条「うわぁ、華麗なスルー……」
オリアナ「やっぱり、ラテン系の色黒いおじ様かしら?」
アニェーゼ「いえ、若い男女のカップルだそうで」
上条・オリアナ「「カップル?」」
アニェーゼ「はい」
上条「くっ……こっちは死に掛けてまで頑張ってるってのに、どうせ向こうはデートのついでに荷物届けよう位にしか思ってないんだろ……っ!」
アニェーゼ「どの口が言いやがりますか。あと普通、空港に行くだけで死に掛けたりしませんから」
オリアナ「そうだったの……私、てっきりあのアロハシャツ来た人が怪しいと思って目をつけてたんだけど」
アニェーゼ「あれただの酔っ払いです。んでもってアロハシャツはハワイです」
???「なんだヨー、そんな顔芸女よりも私の方が断然可愛いアルね」ハナホジホジ
???「――――魔術師サイドを上に、学園都市サイドを下にッ!!」
>>263
つまり上条さんの理解者の出番も近いということだな!?
つまり上条さんの理解者の出番も近いということだな!?
インデックス「ギリギリでメリークリスマスなんだよ!」
インデックス「お使いネタが間延びしすぎて時事ネタぶち込めなかったんだよ!!」
インデックス「取り敢えず、皆に神のご加護が有りますように!!!」
>>266
oh………「今日」じゃなくて「その日」で
oh………「今日」じゃなくて「その日」で
神の御加護がない上条さんかわいそう……と思ったけど
実際はかわいいシスター達に囲まれてクリスマスを過ごしたんだろうな、爆ぜろ
実際はかわいいシスター達に囲まれてクリスマスを過ごしたんだろうな、爆ぜろ
アンジェレネ「はっぴーにゅーいやー!!」
オルソラ「明けましておめでとうでございますよ♪」
アンジェレネ「最近忙しくて更新できなくてごめんなさい……」
オルソラ「もう少ししたら、また更新復活致しますので」
アンジェレネ「今年もどうぞよろしくお願いしまーーす!!」
おめでとぉぉおお!!
アンジェレネたんもオルソラたんも可愛いよペロペロ
アンジェレネたんもオルソラたんも可愛いよペロペロ
おめでとう! 更新を気長に待ってるぜ>>1!
明け乙
ここのアンジェレネとルチアさんだったら10巻の目の前で上条さんを殺される光景が一生のトラウマと化すな
ここのアンジェレネとルチアさんだったら10巻の目の前で上条さんを殺される光景が一生のトラウマと化すな
アニェーゼ「で、外見の特徴なんですが」
アニェーゼ「男の方が金髪の優男、女の方が同じく金髪でメイド服を着ているらしいです」
上条「め、メイド服?ホントかそれ」
アニェーゼ「こんな事で嘘ついてもどうにもならないでしょう?」
上条「そんな目立つ格好ならすぐに見つかりそうなもんだけどな……」
アニェーゼ「メイドさんがいても隠れてしまうくらいに人が多いってことです」
オリアナ「…………」
オリアナ(優男にメイド……何かしら、その二人組ものすごく聞き覚えがある)
オリアナ(でも、向こうの組織とは関わりが無いはずだし……多分気のせいよね)
アニェーゼ「まぁ、ちょっとばかし服装に特徴は有りますが、一応魔術組織同士の取引ですから目立たないように行動しt」
<オラッ!!
<あひんっ!?
上条「ん?何か向こうで騒いでる人がいるな……うわ、男がしばかれてる」
アニェーゼ「公衆の場でのマナーも守れないアホって言うのは、何処にでもいるもんですから」
上条「うぅん、困ったもんだな」
アニェーゼ「パパは人のこと言えねーでしょうが」
上条「そんな!?」
オリアナ「……やっぱり。気のせいじゃなかったみたい」ぼそっ
アニェーゼ「とにかく!さっさとその二人を探し出しちまいましょう」
上条「だな。一刻も早く見つけて――」
オリアナ「いたわよ。優男とメイド服の女」
上条「って早い!もう見つかったの!?」きょろきょろ
アニェーゼ「くっ、さすがはやり手の運び屋……どこにいるんですか!」きょろきょろ
オリアナ「どこって、あそこに」
アニェーゼ「あそこ?」
上条「お…あれって」
<ふんっ!
<ぐ……は……
アニェーゼ「さっきから騒いでるカップル……」
上条「金髪の男が、金髪の女にしばかれて……」
上条・アニェーゼ「「ん?」」
オリアナ「だから、そのカップルでしょ。取引の相手」
上条・アニェーゼ「「えええええええ!?」」
某魔神「なりそこないのくせに私より出番が先だと……」ワナワナ
オリアナ「さぁ、行きましょ?」ぐいっ
上条「え、お、おい!」
アニェーゼ「ふぇ!?ちょ、ちょっと!」
オリアナ「なによぅ、せっかく見つかったのに、こんな所でぐずってるなんて馬鹿らしいじゃない?」
アニェーゼ「べ、別にぐずってるわけじゃ……」
上条「(……なぁ、オリアナ)」
オリアナ「(なに?)」
上条「(本っ当に、あの人達で合ってるのか?女の方、明らかにメイド服じゃないぞ?)」
オリアナ「(それは上からコート羽織ってるからよ。大丈夫、お姉さんを信じて!)」
上条「(信じてつったって……)」
オリアナ「……実を言うとね、あの二人のことはお姉さんよく知ってるの」
上条「え?」
オリアナ「ふふっ、いよいよ待望のご対面よ。坊やは懺悔のセリフでも準備しておいて♪」
Side:オッレルス&シルビア
シルビア「は?日本人?」
オッレルス「そう。日本人」
シルビア「…………」
オッレルス「…………」
シルビア「………」ぐいっ
オッレルス「ぐっ!?なっ、何故あなたは無言で俺の首を絞めるのでしょう!?」
シルビア「おかしいでしょう。なんでイギリス清教の元ローマ正教シスターズへの霊装取引で日本人が出てくるんだ、ん?」
オッレルス「向こうの人事の理由なんて知らないよ!……でもほら。いただろ、イギリス清教には日本人が」
シルビア「え……あぁ、あの変態ジーンズのこと?」
オッレルス「いや、そっちじゃなくて」
シルビア「他にいた?」
オッレルス「『幻想殺し』だよ。忘れたかい?」
シルビア「『幻想殺し』?……それって、前にアンタが利用しようとしてた……」
オッレルス「その彼が、この取引に来ることになっている」
シルビア「一人で?」
オッレルス「一人で」
シルビア「それはそれは。良かったじゃない」
オッレルス「何が良いって言うんだ……」
シルビア「この取引にその男一人しか来ないっていうなら、アンタがやろうとしてた計画とやらも……」
オッレルス「いや。それは無理だ……絶対に」
シルビア「どうして?」
オッレルス「……あの男のバックに、一体どれだけの陣営がついていると思う?」
シルビア「どれだけって……そりゃ、所属しているイギリス清教じゃないの?」
オッレルス「その通り。もちろんイギリス清教の後ろ盾がある……が、そんなもんじゃないんだ」
シルビア「?」
オッレルス「エリザベス女王並びにその子女達……つまり『イギリス王室』そのものもさ」
オッレルス「しかも、イギリス清教とはまた別にね」
シルビア「へぇ……」
オッレルス「ところがどっこい、これじゃまだまだ終わらない」
オッレルス「現在イギリス清教傘下にある天草式十字に、『新たなる光』や『明け色の陽射し』といった魔術結社」
オッレルス「アニェーゼ・サンクティスを筆頭にしたローマ正教の修道女達や、リドヴィア・ロレンツェッティ一派、かつて神の右席だったヴェントやアックアと言った曲者ども」
オッレルス「ロシア成教の殲滅白書や、果てはフリーランスの魔術関係者や……」
オッレルス「…………あの魔神までもが……ッ……」
シルビア「…………」
オッレルス「数え上げればキリがない」
オッレルス「これだけでも十分脅威だが、更に恐ろしいのは……あの『学園都市』もが幻想殺しの勢力にカウントされることだ」
シルビア「学園都市……」
オッレルス「実際にそう意思表示しているわけじゃないが、学園都市内でもトップの能力者達が彼と懇意らしい」
オッレルス「つまりはだよ、こちらが迂闊に手を出そうものなら……まして怪我でも負わせれば……」
オッレルス「普段ならいがみ合っている科学と魔術の両サイド、その大勢力から追われることになる」
オッレルス「俺達は、世界を敵に回したも同然……」
シルビア「…………」あぜん
オッレルス「だから、無理なんだ」
シルビア「……まさかイギリス清教に、そんな恐ろしいコマが……」
オッレルス「まったくだね」
シルビア「でも、そんな奴がいるんじゃ魔術サイドの勢力均衡に影響が出るんじゃない?」
オッレルス「それは問題ない。彼自信が取引の場に出てくることは、地球と他惑星間のレベルにならなければ無いだろう」
オッレルス「第一、前にも話したが彼は魔術師じゃない。一切魔術は使わない、というか使えない」
シルビア「あぁ、そんなことも言っていたかもね。……それで、その世界兵器はイギリス清教で何をしているのさ」
オッレルス「それが……」
シルビア「それが?」
オッレルス「なんでも、女子寮で管理人をしているらしい」
シルビア「………は?」
オッレルス「だから、大家さんみたいなものだね」
シルビア「…………」
オッレルス「…………」
シルビア「おい」ぐいっ
オッレルス「うぇええ!?何故だ!?ここまで懇切丁寧に説明をしたと言うのに何故俺は再び首を絞められているんだろう!?」
シルビア「んな話が信じられるかッ!!オラッ!!」どげしっ
オッレルス「あひんっ!?」
シルビア「世界をひっくり返すような勢力背負ったバケモンがのんきにロンドンの片隅で大家さんやってるなんざ、信じられるかってんだよ!!」
オッレルス「だ、だけども事実は小説より奇なりと言ってね!?実際有り得ないと思っても――」
シルビア「うるせぇ!!」
オッレルス「うぐっ!?」
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