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元スレ上条「イギリス清教女子寮の管理人さん」アンジェレネ「えっと…その2!」
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香焼「マジで何も知らないんすか?」
上条「あ、多分アルゼンチン人?……ってこと以外は……」
香焼「搭乗してきた機体も分からない、相手の人相も分からないでどうやって会うつもりだったんすか!!?」
上条「いや、着いてから探せば見つかるかなって……」
香焼「このやたら広いターミナルの人混みの中で!?」
上条「しょうかないだろ!アニェーゼに『行けば分かります』って言われてあんまり詳しく聞いてなかったんだから!!」
上条「空港だって、こんな広いとは思わなかったんだよ!」
香焼「…………」
上条「う……本当にすいません……」ずーん
オリアナ(坊やったら、あんなに落ち込んじゃって可愛……じゃなくて)
オリアナ(ここは、私が何とかしてあげないとね♪)
オリアナ「大丈夫よ坊や!」
上条「え……?」
オリアナ「お姉さんが一緒になって探してあげるから!」
オリアナ「取引に間に合わせるって言ったのは私だから、責任あるもの……」
上条「オリアナ……」じーん
香焼「…………」そーん
オリアナ「相手も魔術の関係者なんでしょ?だったらいくらでも探しようはあるわ」
オリアナ「ここは、お姉さんに任せて♪」
上条「あ……ありがとうございます!お姉さま!!」がしっ
オリアナ「あっ……」
オリアナ(坊やが、こんなに喜んで……)だきっ
オリアナ(はぁ……幸せ……////)じゅん
<おい、なんだアイツら。昼間っから熱いな
<本当だ。それにしてもすげえ格好した女だ……
<まったく……最近の若い奴らは所構わず……
がやがや
香焼「あの、悪い目立ち方してるんで抱き合うの止めてくんないすか。近くにいるだけですっげぇ恥ずかしいんで」
上条「お前がいてくれて良かった……」
オリアナ「ふふ、当たり前じゃない。言ったでしょ?」
オリアナ「どんなにつらい時も……ずっと一緒にいるって」にっこり
上条「オリアナぁ……!」がしっ
オリアナ「はぁぁぁあああん////」えくすたしー
<おおぉぉぉ……
<映画の撮影かなんかか?何言ってるのかは分からんが……
<うわ……大胆……///
香焼「…………」
オリアナ「時間にちょっと遅れちゃったから、相手がものすごーく怒っちゃっうかも知れないけど」
オリアナ「ちゃんと私が、“奥さん”として一緒に頭下げてあげるから♥」
オリアナ「安心してね♥」
上条「ありがとう……ありがとうっ……!」
香焼「最後!最後の最後でおかしなこと言ったすよ!いやはじめから全部おかしいすけど!!」
オリアナ「さぁ、そうと決まれば善は急げよ!行きましょダーリン!!」うふふ
上条「あぁ!!」あはは
香焼「おい待て何処行くんすか、話聞けバカップル!!まだ何も分かって……待てつってんだろコラァ!!」がっ
上条さんは日本語以外の言語、全然解らない癖にどうやって取引相手と意思疎通をとるつもりだったんだろう?
上条さんが馬鹿でも、相手は日本語ペラペラだろう・・・じゃない場合は気合と根性だな。ヒッチハイクしてロシアまで行ったんだから
後で朝起きたら隣に裸の女が寝ていたなんて日常茶飯事になりそう
後で朝起きたら隣に裸の女が寝ていたなんて日常茶飯事になりそう
これもし取引相手がフラグ建築済の奴だったら空港に入ってからの一部始終全部見られてたってことだよな
そういやアニェーゼから渡された手紙ってどうなったんだろ…まさか
>>211
三千円あげるから帰れ
三千円あげるから帰れ
5000円あげるから一緒にゲームでもして
大人しく待ってようぜ
大人しく待ってようぜ
おい……なんかシスターの格好をした女の子が、隣にいた男から金を貰った後、まるでヘビみたいに男を丸呑みにしたぞ…………気のせいk
<●> <●>
<●> <●>
上条さん以外があの穀潰しの捕食に耐えられる筈ないのに・・・バカな男だ・・・
彼の死を無駄にしてはいけない…これ以上犠牲者は絶対に出しちゃダメなんだ…!!
???「おなか一杯ごはんを食べさせてくれるとうれしいな」ニコォ
>>219
赤髪の神父「僕が日本でたくさんご飯を食べさせてあげるよ。だから、イギリスから離れよう」
赤髪の神父「僕が日本でたくさんご飯を食べさせてあげるよ。だから、イギリスから離れよう」
>>220
荒れてないだけマシだよ(諦め)
荒れてないだけマシだよ(諦め)
オリアナ「うるさいわね、もう少しで坊やと夫婦になれるとこなんだから!邪魔しないで」
香焼「いや無理だろ!何言ってんすか!?」
上条「悪いな香焼、いま忙しいんだ。後でちゃんと話聞くから」
香焼「さっきから、とても忙しい人の所業とは思えねーけどな!!」
オリアナ「行きましょダーリン♥」
上条「あぁ!」
香焼「くっそ、こいつら……っ!」
オリアナ「あっちにいる様な気がするわ!」だっ
上条「よし行ってみるか!」だっ
香焼「…………」
香焼(もうどうにでもなれや……)そーん
――――――――――
ガサッ
??「あ、お兄ちゃん達が動き出しました」
??「ホントだ、どうしましょう……」
??「決まっていりけるわ……」
??「われらも後を負うのだ!」どどーん
だだだっ
??「のだー!」だだだっ
??「ちょ、ちょっと!?」
乙
ローラまで上条勢力に取り込まれてるのか!?
……と思ったけど、すでに最新式電子レンジをプレゼントしたりしてるのなww
ローラまで上条勢力に取り込まれてるのか!?
……と思ったけど、すでに最新式電子レンジをプレゼントしたりしてるのなww
――その一方、使者側
@第一ターミナル・ゲート前
シルビア「おかしい……時間過ぎたのに来ないなんて」
シルビア(ターミナルに出ればすぐに分かるって言われたけど、それっぽい人はいないし)
シルビア「ねぇ、取引場所っていうのはホントにここで合ってる訳?」
オッレルス「はぁ………」ずーーん
シルビア「……おい」
オッレルス「はぁぁ……」ずずーーん
シルビア「……話を、聞け!!」ばちこーん
オッレルス「痛っ!?」
オッレルス「何するんだ、いてて……」
シルビア「辛気臭いため息ついてる野郎の意識を取り戻してやったんだ。感謝しなさい」
オッレルス「もう少しやりようってもんがあるだろうよ!力いっぱい叩きやがって、この暴力女め!」
シルビア「うるさい。そもそもこんな面倒なことになってるのも、いつもの様に厄介ごと引き受けちまったアンタが悪いんでしょうが!」
オッレルス「うっ……それは痛いほどに自覚していますけど……」
シルビア「はぁ……ほとほとあきれ返って言葉も無い」
オッレルス「で、でも!仕方ないだろう!?」
シルビア「己のどうしようもない馬鹿さ加減が?」
オッレルス「違う!ここで自分の愚かさをカミングアウトするのはおかしいだろ!というか俺は馬鹿じゃない!」
シルビア「いいえ、十二分に馬鹿。自分の過去の行いを振り返って見てから言え没落貴族が」
オッレルス「うっ……もう少し言葉選んでくれよシルビア……」
シルビア「それで?アンタの空っぽの脳みそがどうしたって?」
オッレルス「だから違うと言っているのに!」
シルビア「じゃあ、なに」
オッレルス「あーもう!!」
オッレルス「あんな風に恩人から頼み込まれたら、断れるわけないではありませんか!?」
――――――――――
~一週間前
@ブエノスアイレス大司教区
オッレルス『れ、霊装の運搬、ですか?』
司教『あぁ、そうなんだよ。お願いできないかな?』
オッレルス『そう言われましても……用事ついでで、あの子達の様子を見にフラッと立ち寄っただけですから』
司教『うん、だからそれにもう一つおまけで頼まれてくれないかい』
オッレルス『おまけって……』
オッレルス『その取引場所はイギリスなんですよね』
司教『そうだよ』
オッレルス『俺はこれからアメリカを経由して日本に行くつもりなんですが……』
司教『あぁ、旅費の事を心配しているのかね?それなら問題ない、ちゃんとうちから出そう』
オッレルス『いえ、そこは別に問題ではなくて……』
司教『霊装と言っても、そんな大層なものじゃないんだ。魔力が暴走するリスクもない』
オッレルス『ですから、問題はですね……?』
オッレルス(イギリスで行う取引で、それがさほど重要な用件でないとすれば―――相手は十中八九、イギリス清教だ)
オッレルス(嫌なんだよな……あそこにはまともな人がいないから)
オッレルス(それに今イギリスに帰ったら、絶対また何か面倒な事になる気が……)
司教『うーん、どうしてもダメか』
オッレルス『はい。申し訳ありませんが』
オッレルス(断っておくのが身の為だろう)
司教『まぁ、仕方ないね。無理強いできることじゃ無いから』
オッレルス『すみません。代わりといっては何ですけど、ここで俺が出来る様な仕事が有れば……』
司教『でも、残念だよ』
オッレルス『……はい?』
司教『てっきり、君なら承諾してくれると思ってね。子供達にも話してしまったんだ』
司教『「彼がイギリスへお仕事に行くことになったから、お土産を楽しみにしているといい」とね』
オッレルス『はぁ!?ちょっと待った!お土産って何?さっきと話が違いますでしょう!?』
オッレルス(そう言えば、さっき会ったときに子供達がすごい勢いでじゃれてきたっけ。あれは、こういう事だったのか!!)
オッレルス(この爺さん、勝手なこと言いやがって……!!)
司教『どうせ行くのだから、帰りにお土産を買ってくるぐらい良いじゃないか』
司教『確かに、荷物がかさばって大変かもしれないが……あの時の私達の苦労に比べたら……』ぼそっ
オッレルス『っ!』びくっ
司教『十年ぶりくらいに、突然連絡をくれたと思ったら「成り行きで拾った孤児達を何人か預かってほしい」と』
司教『それも慌てていたのか、時差のことも考えず真夜中の3時に。驚いたね、あれは』
オッレルス「…………」ぶるぶる
司教『まぁ、私達も神に仕えるもの同士……引き取り手の無い子供達を救うのは、勿論協力しようと思った』
司教『OKしたら、電話口で「明日連れて行きます!」と言われたのも許そう。正確には日付が変わっていたから数時間後の事だったが』
オッレルス「…………」ぶるぶる
司教『さて、その数時間後に尋ねてきた君を見て私は更に驚いた』
司教『……あれは、一体何人いたんだったかね?オッレルス君』
オッレルス『っ……ご…五十三人…です……』びくっ
司教『そうそう、五十三人。君を入れて五十四人だね……それが目の前にずらっと並んで「よろしくお願いします」と、憎らしいくらい綺麗に声を揃えて』
司教『教徒でありながら、君に軽く殺意を覚えてしまったよ。はっはっは』
オッレルス『…………』ぶるぶる
オッレルス(目が笑っていない……)
オッレルス『……あの……』
司教『子供達一人一人からの聞き取り、住居の確保、衣類等の調達、里親探し、正教本部への報告……本当に大変だった』
司教『それに比べれば、イギリスへの往復任務くらい……』
オッレルス『……あ、あの!!』
司教『なんだね?』
オッレルス『その仕事……引き受けます……』
――――――――――
某魔神「私と当麻のイチャイチャはいつになったら出るのかな?」
>>243
あなたはステイヌさんとでもイチャイチャしてなさい
あなたはステイヌさんとでもイチャイチャしてなさい
オッレルス「これで断れるわけがないじゃないか!!」どんっ
シルビア「何キレてんだ、キレたいのはこっちだわ!!ほんっとに学習しないねアンタは!!」げしっ
オッレルス「っぐ……」
シルビア「私はなんでこんな男に……」
オッレルス「……何がお願いだ……あんなの、遠回しな脅迫じゃないか……」ぐすっ
オッレルス「なぁ、君もそう思わない!?」
シルビア「思うか!!その脅迫のタネ蒔いたのもアンタじゃないのさ、えぇ!?」
オッレルス「そりゃ俺も悪かったと思って……痛い痛い!!」
シルビア「言っても分からない馬鹿は、体に直接教え込んでやる!」げしげしっ
オッレルス「い、痛いっ!待ってこれ以上はヤバ……」
シルビア「オラッ!!」がすっ
オッレルス「あひんっ!?」ばたり
シルビア「はぁ……やってらんない」
Side:上条&オリアナ
たったった……
上条「はぁ、はぁ……見つからないな……」
オリアナ「うーん、やっぱり情報がゼロだと探すの難しいわ」
オリアナ「というより、対象が分かっていない以上、探しているとは言えないわよね」
上条「時間は1時40分……もう20分も過ぎてるのか」
上条「ダメだ……絶望的状況だ……」がっくし
オリアナ「元気出して坊や」なでなで
上条「あ…ありがとうございます…」めそめそ
オリアナ(それにしても困ったわ……本当に探しようが無いんだもの)
オリアナ(霊装の取引に来るんだから、人目で分かるような格好とか、派手な振る舞いはしないだろうし)
オリアナ(アナウンスかけて貰うわけにもいかないわ)
オリアナ「さて、どうしようかしら」
上条「手がかりゼロ……時間は既にオーバー……はは、もう完全に終わった」
上条「俺はどうしてこう、いつもいつも……」しくしく
オリアナ(絶望的……リドヴィアが聞いたら小躍りして喜びそう)
オリアナ「ほら、泣かないで。諦めたらそこで試合終了よ?」
上条「……なんか聞いたことあるな、そのセリフ」
オリアナ「あんまり使いたくない手だけど、こちらから何らかの魔術を発動させれば、相手から来てくれるかも知れない」
オリアナ「まぁ、要するに誘き出しね。これなら、会えるでしょ」
上条「なるほど……でも、その方法大丈夫なのか?こんなに人が多い所で」
オリアナ「大丈夫よ!……多分♪」
上条「不安だぁぁぁ!」めそめそめそめそ
オリアナ「よしよし♪」なでなで
「まったく……衆人環視の中で何やってんですか。二人して情けない」
上条・オリアナ「「?」」
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