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元スレ上条「イギリス清教女子寮の管理人さん」アンジェレネ「えっと…その2!」
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シェリー「そう言えば、結局あの霊装の鑑定は不可能だったワケ?」
アニェーゼ「モロに右手で触っちまってたんで、恐らく無理でしょう」
バサッ
シェリー「一応、これが一次鑑定結果ですけど」
シェリー「ふぅん?」ぺらっ
ルチア「私にも見せてください」ひょいっ
シェリー・ルチア「「……え?」」
アニェーゼ「『ローマ法王のサインが認められるが、魔力の残滓はなし。ただの民芸品の類であると思われる』……」
アニェーゼ「要するに、ただのガラクタです」
シェリー「…………」
ルチア「わ、私達の苦労は一体……」
インデックス「?」がつがつむしゃむしゃ
アニェーゼ「今もう一回やり直してんですけど……この霊装が元々どんな力、作用を持ったものであったかは、もう鑑定しようがないでしょう」
シェリー「……なんとまぁ、お粗末な話だ」
ルチア「……あ!そうです。禁書目録の力を借りれば……」
アニェーゼ「勿論、真っ先に訊きましたよ。でも……」
インデックス「検索結果:0件です。なんだよ!」
アニェーゼ「と、いうことで」
ルチア「そうでしたか……」
シェリー「…………」
アニェーゼ「仕方ねーんで、相手側に何か他に手がかりになるような資料や文献が残ってないかもう一度t」
シェリー「……ちょっと待って」
アニェーゼ「?」
シェリー「おかしくないか?」
ルチア「おかしいとは、どういう意味ですか?」
シェリー「その霊装だよ。鑑定結果で魔力・魔術の痕跡が出なかったのは分かる」
シェリー「だけど、10万の魔道書や魔術関連の文献にはその存在を確認できなかったのよね?」
インデックス「うん。サインが偽造の可能性も考えて、他派閥・他系統のものまで調べたけど載ってなかった」
アニェーゼ「ローマ正教の資料に関しては、ウチの鑑定班がきっちり調べ上げました」
シェリー「でしょう?これだけ調べてもデータが出てこない」
シェリー「そうなると……これは、この霊装が作られた当時のローマ法王やその側近、果ては保管されていたブエノスアイレス大司教区がグルになって存在を隠蔽したって考えるのが自然じゃない?」
ルチア「!!まさか……」
アニェーゼ「……その隠蔽されたブツが、最近になって偶然出てきたと。そういうことですか」
インデックス「なるほど」がつがつむしゃむしゃ
prrrrrrrr
アニェーゼ「……ん、電話?」
ルチア「だとしたら、これはかなり重要な品だったのでは?」
ルチア「正教内の一部の人間にだけその存在が知られている霊装……」
シェリー「……まぁ、色々考えても情報が無いんじゃどれも推測の域を出ない」
インデックス「ふむふむ」がつがつむしゃむしゃ
アニェーゼ「ちょっと、電話出てきますよ」
シェリー「取り敢えず、明日にでも本部の資料庫に……」
インデックス「それだったらわたしも一緒に行った方がパスが楽かも」
シェリー「あぁ、頼むわ。そしたら――」
アニェーゼ「はぁ……もしもし」がちゃっ
アニェーゼ「あぁ、あんたですか。わざわざこんな時間に何の――」
アニェーゼ「…………」
シェリー「それなら確か、うちの学校の……ってどさくさに紛れて何食ってんだテメェは!!」
インデックス「な、なんのことかな?」
シェリー「しらばっくれんな!?その口元についてるソースはなんだ!」
インデックス「………」ぺろっ
シェリー「証拠隠滅しやがった!!」
ルチア「はぁ……真面目な話をしている時に……」
アニェーゼ「…………」ふむふむ
アニェーゼ「………は?」
アニェーゼ「……はい」
アニェーゼ「なんですと!?」
シェリー「!!」びくっ
ルチア「!!」びくっ
インデックス「!!」ぱくっ
アニェーゼ「……はい。了解しました」
アニェーゼ「後で、イギリス清教から正式に通知を出します……覚悟してろこんちくしょー!」
がちゃっ!
アニェーゼ「ちっ……」
シェリー「どうしたんだよ、急に大声出して」
ルチア「今の電話は誰からだったんですか?」
インデックス「冷めちゃうといけないから、おかず食べといてあげたんだよ」ぱくぱく
アニェーゼ「……今の連絡は、今日の取引相手だったラプラタ大聖堂からです。霊装の件で電話してきました……」
シェリー「げっ……」
ルチア「そ、それって……まさか……」
インデックス「もうバレちゃったの?当麻が霊装壊しちゃったって」
ルチア「それで抗議を……」
アニェーゼ「いえ……」
アニェーゼ「まだ抗議だったら、こっちに非がありますから……ちゃんと受け入れますがね」
アニェーゼ「……あんまりにもフザけた報告してきやがったんで」いらっ
シェリー・ルチア「「??」」
インデックス「おかわりおかわり♪」
シルビア「……ごちそうさま」
オルソラ「はい。お粗末さまでございました」
シルビア「?お粗末?」
オルソラ「日本では、こう言うのがお約束なのでございますよ」
シルビア「そうなの。ありがとう、とてもおいしい料理だった」
オルソラ「気に入っていただけたようで何よりでございます♪」
シルビア「さてと……」
オッレルス「」ちーん
シルビア「そろそろウチの馬鹿つれて帰るとするか」
シルビア「本当に申し訳ないんだけど、大きめのゴミ袋か何か無い?」
オルソラ「いえ、相手に与えるものの評価を謙るのは、日本人の特色でございます」
シルビア「……やっぱりいいわ。担いで帰る」
ローラ「帰るぅ?なーにを言っていやがるのシルビアぁ!」
シルビア「いや、何時までも邪魔するのはって酒くさッ!!」
ローラ「今日はうちの寮に泊まりて、帰るのは明日でもよかろうもん!」
シルビア「な、なんだコイツ……は、離せッ!服を掴むな!」
ローラ「え~じゃないか~え~じゃないかぁ~!ふごふご」
シルビア「だぁぁ!顔を拭くな!ちょ、いい加減に―――!!」
オルソラ「ローラさん?」にっこり
ローラ「はうぅ!?」ぞくっ!
オルソラ「せっかくいらしたお客様に、一体どれだけ粗相をしでかせば気が済むのでしょう?」にっこり
ローラ「あわ、あわわわわ……」
オルソラ「お仕置きでございます☆」にこぉ……
ローラ「ギャーーー!!」(;Д;)
シルビア「………はぁ」
シルビア(本当にどうなっているのイギリス清教は……)
シルビア(とてもアイツが言っていた様な……)
「「はぁーー!?ただのオモチャーー!?」」
シルビア「え?」
オルソラ「もうあんな事をしてはメッ!でございますよ」にっこり
ローラ「はい…もうしません……ごめんなさい……」ボロっ
オッレルス「」ちーん
対馬「……ね、ねぇ、五和?今日はお昼から何も食べてないでしょう?お腹空いたんじゃない?」
五和「…………」ふりふり
対馬「そう……あの、女教皇様も。何か食べた方が……」
神裂「…………」ふりふり
対馬「わ、分かりました……はぁ……」ちらっ
牛深「男牛深!イッキ飲み行かせてもらいます!」
建宮「いいぞ~、やれやれ!そんで吐いちまえ!」
香焼「よ、天草一!」
対馬「……アンタらは本当に……もう!!」
対馬「なんでこんな時にイッキ飲み大会なの!?」
香焼「ふっ……変な事を聞くんすね、対馬……」
建宮「全くだ……何故かと聞かれりゃ、そんなの……」
建宮・香焼「「そこに酒があったから」」
対馬「やかましいわ!!」がつん!
牛深「ま、まぁ対馬落ち着いて……」
対馬「あんたは大会一番手でしょうが!!同罪よ!!」ばちんっ
野母崎「あ、何かもっと食べたい物ある?俺取ってくるよ……良いって。遠慮しないで」
野母崎「え?そんなに食べたら太る?……はは、大丈夫だよ。君は太ってもその、可愛い……からさ……///」
対馬「そこで奥さんとイチャついてる男もね!!」
野母崎「え!?」びくっ
諫早「まったく……あいつらは一体何を騒いでおるのだ……」
浦上「いや、諫早さんいつもならあっち側ですから。人の事言えませんから」
諫早「そんなことは……無いよなぁ?アンジェレネちゃん?」
アンジェレネ「ぅえ?あ、あ、えと……」わたわた
浦上「ちょっと、うちの妹いじめないで下さいよ!」ぎゅっ
諫早「虐めてなどいないだろうが。ちょっと質問しただけだ」
浦上「……まぁ、良いですけど。アンジェレネちゃんに変な事言ったりしたら諫早さんと言えど承知しませんから」
諫早「なんと……いやはや、世知辛い世の中だ……」
「「はぁーー!?ただのオモチャーー!?」」
アンジェレネ「あれ?シェリーさんと、シスタールチア?」
浦上「ど、どうしたんだろう?」
諫早「…………」
アニェーゼ「声がでかいですよ!!」
シェリー「んなこと言われたら、そら声もデカくもなるだろ!あれが『実はオモチャでした』だなんて――」
インデックス「まぁまぁ、落ち着くんだよ。ほら、お肉でも食べて」ひょいっ
シェリー「いるか!!」
ルチア「…………」
~~~~~~~~~~~~~~~
霊装『…………』ひゅー
上条『くそっ!』だっ
がしっ
…………
~~~~~~~~~~~~~~~
ルチア「…………」
ルチア「あ……あぁ!!」がたっ
アニェーゼ「ど、どうしたんです。シスタールチアまで急に……」
ルチア「あの時……」
シェリー「あの時?」
ルチア「彼が、地面に落ちそうになっていた霊装を掴んだ時です」
シェリー「右手でな」
インデックス「それで取引おじゃんにしちゃうなんて、さすが当麻かも」
ルチア「そう、そこですよ!!」
シェリー・インデックス「「???」」
ルチア「彼が右手で霊装を掴んだその時……しなかったんです」
ルチア「異能の力を打ち消す時の、あの高周波の様な……不思議な音……」
シェリー「……え?」
アニェーゼ「…………」
インデックス「……ふぅん」ぱくぱく
シェリー「……なるほど。ただの土産物なら反応する訳が無い」
アニェーゼ「確定ですね。取り敢えず、この事は皆には内緒で……」
ルチア「そ、そうですね……真相がバレたら恐らく……」
インデックス「うーんと、それは無理だと思う」どーん
アニェーゼ「あ?」
シェリー「はぁ?インデックス、テメェは何をいっ」
インデックス「だってほら、後ろ」
シェリー・アニェーゼ「「……?」」くるっ
オルソラ「何かあったのでございますか?」
シルビア「…………」
ローラ「もうしません……ごめんなさい、ごめんなさい……」
浦上「あ、あのさっき大きな声が聞こえて……」
アンジェレネ「あー、やっぱりシスタールチアとシスターアニェーゼでしたー」
建宮「お、なんだなんだ。面白そうなことが起きているのよ」
対馬「待ちなさい!私はまだ話が終わって――」
香焼「上条当麻は、おしとやかなお姉さんがタイプだそうすよ」ぼそっ
対馬「!?」
シェリー・アンジェレネ「「…………」」
インデックス「ほらね?」
ルチア「あぁ……主よ、これもまた試練だというのですか……」うるっ
続きはまだかな?
イギリス清教女子寮はなかなか続かないね・・・
イギリス清教女子寮はなかなか続かないね・・・
―――数時間後
上条「…………」
上条「………ん……」ぴくっ
上条「う……いてて……あれ?」
上条(真っ暗だ……ここは……)
上条(!?な、なんで俺は食堂の床なんかで寝て―――)
上条「…………」
上条「……状況が一ミクロンも把握できないのですが。取り敢えず明かりを」
「お、やーっと目を覚ましたか。待ちくたびれたぜカミやん」
上条「え?」
土御門「相変わらずのラブコメ生活を謳歌しているみたいだな?」
上条「え、土御門!?」
土御門「そうですが?まさかカミやん、かつて苦楽を共にした親友の顔を忘れちまったてのか。それはちっと薄情すぎじゃないかにゃー……」
上条「そ、そうじゃねぇよ。いきなりでビックリしただけだ!」
上条「あと、暗くて顔見えねーし」
土御門「そうか。よっと」パチンッ
ぱっ
上条「うっ」
土御門「ほーら、これでよく見えるだろ」
上条「あ、あぁ……」
土御門「さってと、久しぶりだなフラグ王」
上条「誰がフラグ王だ」
バカヤロウ! 来てくれただけでも有り難く思いやがれ!っとミサカは心にもないコトをいいます
いや、来てくれて有り難く思ってます。本当に、っとミサカは今更ながらつくろいます
いや、来てくれて有り難く思ってます。本当に、っとミサカは今更ながらつくろいます
土御門「まぁまぁ。そうカッカするもんじゃねぇぜカミやん?」
土御門「久しぶりに可愛い旧友の顔でも見ようかと、遠路はるばるやって来たってのに」
上条「気持ち悪いことを言うな」
土御門「ご挨拶だにゃー」
上条「大体、学校はどうしたんだよ。今、日本じゃ丁度授業やってる時間だろ?」
土御門「学校行かずにロリからお姉様まで揃ったハーレムで遊びつくしてる男にそんなこと言われても……」
上条「帰れ」
土御門「冗談だ。大丈夫、正式に休んできたからな」
上条「休んでんじゃねーか」
土御門「おいおい、カミやん。何時からそんな教育ママみたいに口煩くなっちまったんだ?」
土御門「イメチェンだとしたら似合わなすぎるから今すぐ止めるべき」
上条「まともな意見だろ……?」
土御門「ま、ともあれ元気そうで何よりだよ」
上条「…………」
土御門「どうした、んな怖い顔して」
上条「……それで?今日は一体何の用だよ」
土御門「は?」
上条「は?じゃねぇよ……事前に何の連絡も寄越さずに急に来るのはいつもの事だけど」
上条「まさか、こんな世間話しにイギリスまで飛んで来た訳じゃないだろ?何か用が有ると思っただけだ」
土御門「なっ……」
ばさっ
土御門「あ、あの超絶鈍チンのカミやんが鋭い指摘を……誰だお前は!正体を表せニセもんが!!」ばんっ
上条「正真正銘上条当麻本人ですけど!?バカにするにも程があるだろ!!」ぎゃーん
土御門「冗談ぜよ、冗談」
上条「マジ後でぶん殴るからな」
土御門「暴力はんたーい」
土御門「……ま、オレがやって来た訳はその内分かるから。それまでのお楽しみだにゃー」
上条「はぁ、分かった」
土御門「さっすがカミやん、話のわかる男」
上条「うるせ」
上条「……そうだ、んなことよりも。他の奴ら何処行ったんだ?」
上条「土御門、お前俺が起きる前から居たんなら知らな……」
土御門「……ふっふっふ……」にやり
上条「い……知ってるな。その顔は知ってるな?」
土御門「ふっ……当たり前だろ?」
上条「当たり前じゃないだろ」
土御門「なんたって、いま女子寮の皆様方には俺が用意した衣装に着替えて貰っていますので」
上条「着替え……?」
土御門「そうだ」
土御門「カミやんを篭絡……もとい、『ご奉仕』のためにな!!」
上条「!!」
―――――数時間前―――――
ぎぎぎ……
土御門『やっと着いたか……久しぶりだな、ここも』
土御門(最近は学園都市の方が色々と忙しかったからにゃー)
かつかつかつ
土御門『さって……ねーちんは上手くいったのか、いかなかったのか』
土御門(ま、あの不器用と鈍感コンビじゃあ間違っても進展は無いだろうが)
土御門『建宮に頼んでおいた映像を肴に、今夜は旨い酒が飲めそうだぜい』わくわく
がちゃっ
土御門『はーいこんばんわー!皆大好きツッチーが満を持して登場だにゃー!!!』ばーん!!
しーーーん
土御門『あろ?』
オルソラ『それはそれは……』
ローラ『うぷっ……やばっ、飲みす、ぎ……おぶr』
シルビア『汚いッ!!ちょっとあんた何してんのさ!!おい!!』
浦上『そんな……今日の苦労は一体……』
アンジェレネ『えーっと……つまりどういうことですか?』
建宮『……まさにひーげき』
香焼『悲劇つーか、喜劇すよね。コメディ』
対馬『ちょっと!』
シェリー『…………』
インデックス『がつがつむしゃむしゃ』
ルチア『み、皆さん落ち着いて……』
オッレルス『』死ーん
上条『』死ーん
土御門『わー、カオスだにゃー』
土御門『取り敢えずノータッチだな。土御門危うきに近寄らずだ』
神裂『………』ずーん
五和『………』ずーん
土御門『おっと……何やらあっちの方からドス黒い瘴気が』
土御門『ちょっとそこのお姉さん?』
神裂『………あ?』
土御門『……もう完全に廃人の目をしてるじゃねーか。しっかりしろねーちん!!』
神裂『うるさい』
土御門『』
土御門『おいおい、マジで何が有ったんだ……?』
建宮『それはこの建宮斎字が説明しよう!!』
土御門『お、これはこれは教皇代理様!……説明と言いますと?』
建宮『モチのロン……ご所望の一部始終を捉えた映像だ』
土御門『ははぁ、ありがたき幸せ……此方も、ご依頼のモノを用意してまいりました』
建宮『ふっ……お主もワルよのぅ、土御門』
土御門『いえいえ、教皇代理様程では』
建宮・土御門『『ふははははははははは!』』
神裂『………』ずーん
五和『………』ずーん
~~鑑賞後~~
建宮『どうよ、ウチの撮影班は!』
土御門『いやぁ、中々のモノを見せてもらった』
建宮『だろう?天草式の盗撮技術は世界一ィィ!!なのよ』
土御門(ま、撮影中に五和の殺人未遂が写り込んでいなければもっと良かったんだがな)
土御門『これで、今日一日何が有ったのかを知ることが出来た……ねーちんの頑張りその他諸々含めてな!!』
土御門『こりゃ、赤飯炊いてお祝いしてやらんとにゃー!!』
建宮『あぁ!……と、そうしたいのは山々なんだけれども、この有様だから難しいのよな』
ローラ『うぷっ……』ちーん
オルソラ『ほら、ローラさんお味噌汁でございますよ』
シルビア『なんでミソスープ?』
アンジェレネ『私もみそしる飲みたいです!』
ルチア『こらシスターアンジェレネ!こんな時に……』
インデックス『おかわりなんだよ』
シェリー『…………』
浦上『え、教皇代理がいなくなった?』
対馬『丁度良いじゃない、放っておきなさいよ』
香焼『取り敢えず、先生を起こすための術式を』
土御門『……そうだったな』
土御門『ふぅむ……となるとここは、「アレ」の出番か……?』
建宮『はッ!!あ、アレとは……ま、まさか土御門お前さんあの計画を……』
土御門『あぁ、そのまさかよ』
土御門『当初の予定とは大幅にベクトルがズレまくってはいるが……やったろうぜい!!』
土御門『大コスプレ大会を!!』ばーん!!
建宮『お……おぉぉぉおおおお!!』
――――――――――――――
土御門「と言う訳なんだにゃー。understand?」
上条「いやいやいや待てよ」
土御門「?」
上条「なんで急にコスプレ大会?上条さん意味が分からなくてさっぱりキョトンなんですけど」
土御門「なんでって、そりゃ決まってるだろカミやん……」
土御門「趣味だよ」
上条「趣味かよ!!」
土御門「あったり前田に毛が三本だにゃー。何のために重い荷物背負ってここまで来たと思ってんの」
上条「え、お前がイギリスまで来た理由それ!?」
土御門「いかにも?」
上条「…………」
土御門「もちろん、学園都市に帰ってからコス姿の写真を売り捌いて金に……おっと、こっちはオフレコだった」
上条「…………」
土御門「もう彼女らが着替え始めてから随分経つ。数分もしないうちに嫁さん達は帰ってくるからおとなしく待ってるんだぜい?」
上条「…………」ぷるぷるぷる
上条「帰れ!!!!」ぎゃーーん!!
土御門「なんだよー、カミやんだって男だ。嫁の可愛い姿を見たいと思うのは当然だと思ったが!?」
上条「うるせぇ!さっきから訳わかんねえことばっか言いやがって!第一、嫁じゃないわ!!」
土御門「え……そ、それじゃあ、まさかあの子ら全員……愛人?」
土御門「いやーん!爛れてる!爛れてるわ!!」
上条「違えよ!!!」
がちゃっ……
上条「あ……?」
土御門「ふっふっふ……ゴチャゴチャと言い争っている内に、どうやらお出ましの様だぜカミやん!!」
上条「なっ――――!!」
―――少し前
@洗濯場・大浴場
アンジェレネ「わー、この大きいのなんですか!!」きらきらきらきら
インデックス「ふふん、それは超機動少女カナミンの第十二話に出てくる……」ぺらぺら
アンジェレネ「へえぇ……よく知ってますねぇ」
インデックス「ふふーん!カナミンの事で私が知らないことなんて無いんじゃないかな?」
アンジェレネ「あ!あれは―――」
インデックス「!!あ、あれはカナミン劇場版の―――」
きゃいきゃいきゃいきゃい
シェリー「良いよな、ガキは……」
ルチア「えぇ、本当に……」
ずーーーーーーん………
シェリー「……アンタ、どうするつもりなのよ」
ルチア「うっ……ま、まだ決まっていません」
ばさっばさっ
アニェーゼ「ったく……二人ともそんなんじゃ良い衣装は先に取られちまいますよ、っと」どっさり
ルチア「シスターアニェーゼ……そ、そんなに沢山着るつもりですか……?」
アニェーゼ「あくまで候補ですよ、候補」
シェリー「随分とノリノリじゃねぇか」
アニェーゼ「そら、パパに可愛い所見てもらいた……ごほんごほんっ!!わ、わたしは何事にも全力で取り組む!それだけでしゅから!」
シェリー「あぁ、そう……」
浦上「うわぁ、すごい……お姫様のドレスみたいのまである……」
対馬「は、派手なのが多いわね……って当たり前か。コスプレ衣装だし」
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