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元スレ吹雪「この鎮守府は何かがおかしい」空母棲姫「……」
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この提督は鈍感なのかスルーしてるだけなのか有能なのか無能なのかわかりにくいな
ごめんなさい。もう少しイベントやらせて
何もかも戦艦水鬼が悪い
何もかも戦艦水鬼が悪い
大和「外は少し冷えますね……」
提督「熱燗を拝借してきました。よろしければどうですか?」
大和「頂きます」
大和「……」
大和「貴方もどうですか?」
提督「頂きます」
提督「……」
大和「……お飲みにならないのですか?」
提督「今飲めば呂律が回らないと思うので」
提督「熱燗を拝借してきました。よろしければどうですか?」
大和「頂きます」
大和「……」
大和「貴方もどうですか?」
提督「頂きます」
提督「……」
大和「……お飲みにならないのですか?」
提督「今飲めば呂律が回らないと思うので」
大和「お酒に弱いのですね」
提督「恥ずかしながら……」
大和「それと、丁寧語はやめてください」
提督「……わかった」
提督「姫と始めてあった時は、そう――」
提督「――今日のように月が綺麗な日の夜のことだった」
提督「恥ずかしながら……」
大和「それと、丁寧語はやめてください」
提督「……わかった」
提督「姫と始めてあった時は、そう――」
提督「――今日のように月が綺麗な日の夜のことだった」
提督「配属になる一ヶ月前」
提督「俺がこの鎮守府の下見に来たその日の夜」
提督「ちょうど俺はこの場所から海を眺めていた」
提督「深海棲艦――艦娘の指揮を取って倒さなければならない、我が国の敵」
提督「そう遠くない戦い日々を想い、決意を固めていた時のことだ」
提督「ふと視界の端に――あそこの砂辺に、僅かに動く黒い影が見えた」
提督「急いで駆け寄って見ると、地面に倒れている彼女が深海棲艦だと一目で気付いたよ」
提督「俺がこの鎮守府の下見に来たその日の夜」
提督「ちょうど俺はこの場所から海を眺めていた」
提督「深海棲艦――艦娘の指揮を取って倒さなければならない、我が国の敵」
提督「そう遠くない戦い日々を想い、決意を固めていた時のことだ」
提督「ふと視界の端に――あそこの砂辺に、僅かに動く黒い影が見えた」
提督「急いで駆け寄って見ると、地面に倒れている彼女が深海棲艦だと一目で気付いたよ」
提督「血の気の引いた真っ青な身体に、壊れてはいるが艤装にも似た装備」
提督「服は青色の血で染みており、砂辺を這った後がそのまま血の跡になっていた」
提督「誰の目から見ても重傷は明らか」
提督「そしてそんな彼女を俺は、殺そうとした」
大和「!?」
提督「意外か?」
大和「いえ……」
提督「今なら銃弾の一発でも仕留められる」
提督「せめて苦しまぬように、そう思い引き金に指をかけた時だった」
提督「私を見上げた彼女の口が僅かに動いた」
提督「目の焦点すら合っていない、そんな彼女の口から微かに絞り出された――波の音に掻き消される程の小さな声で彼女は何かを言った」
提督「意外か?」
大和「いえ……」
提督「今なら銃弾の一発でも仕留められる」
提督「せめて苦しまぬように、そう思い引き金に指をかけた時だった」
提督「私を見上げた彼女の口が僅かに動いた」
提督「目の焦点すら合っていない、そんな彼女の口から微かに絞り出された――波の音に掻き消される程の小さな声で彼女は何かを言った」
大和「……なんて言ったんですか?」
提督「残念ながら、波の音に掻き消えて聞こえなかった」
提督「だからこそ彼女の口元まで耳を寄せて、彼女の言葉を待った」
提督「――助けてくれ」
提督「――沈みたくない、そう彼女は呟いていたよ」
大和「……」
提督「残念ながら、波の音に掻き消えて聞こえなかった」
提督「だからこそ彼女の口元まで耳を寄せて、彼女の言葉を待った」
提督「――助けてくれ」
提督「――沈みたくない、そう彼女は呟いていたよ」
大和「……」
提督「思うところは多々あった」
提督「深海棲艦が何をしたか。彼女達のせいでこの国がどのような状況に陥ったか」
提督「それでも俺は、助けを求める彼女を殺せなくなっていた」
提督「敵であるはずの彼女を助けようと思った」
提督「……馴れ初めはこんなところか」
提督「深海棲艦が何をしたか。彼女達のせいでこの国がどのような状況に陥ったか」
提督「それでも俺は、助けを求める彼女を殺せなくなっていた」
提督「敵であるはずの彼女を助けようと思った」
提督「……馴れ初めはこんなところか」
大和「……」
提督「君も思うかい? 深海棲艦を助け、現を抜かしている俺は提督失格であると」
大和「……そうなのかもしれません」
大和「ですが、その優しさは人間として間違っていないと思います」
大和「まぁ、艦娘の私が人間を語るのも変な話ですけどね」
提督「そう変な話じゃないさ」
提督「君も思うかい? 深海棲艦を助け、現を抜かしている俺は提督失格であると」
大和「……そうなのかもしれません」
大和「ですが、その優しさは人間として間違っていないと思います」
大和「まぁ、艦娘の私が人間を語るのも変な話ですけどね」
提督「そう変な話じゃないさ」
提督「艦娘は限りなく人に近い」
大和「……やはり、優しい人だと思いますよ。貴方という人は」
提督「そうでもない」
提督「1人の少女の願いすら、叶えようとしない男だよ。私は」
大和「……」クス
大和「……やはり、優しい人だと思いますよ。貴方という人は」
提督「そうでもない」
提督「1人の少女の願いすら、叶えようとしない男だよ。私は」
大和「……」クス
提督「何かおかしいかったか?」
大和「いえ、私の思う通りの人なら、貴方は彼女とケッコンしますよ」
提督「……俺は彼女以外とケッコンするつもりは――」
大和「今のままだとそうなるかもしれません」
大和「ですが結果は同じ事だと思いますよ」
提督「……」
大和「いえ、私の思う通りの人なら、貴方は彼女とケッコンしますよ」
提督「……俺は彼女以外とケッコンするつもりは――」
大和「今のままだとそうなるかもしれません」
大和「ですが結果は同じ事だと思いますよ」
提督「……」
大和「貴方はケッコンを勘違いしています」
大和「その事については、おそらく私の提督から通達があるでしょう」
提督「元帥殿から……」
大和「はい。ケッコンカッコカリは絆の証」
大和「絆の形というのは様々です」
大和「愛情も、有情も、信頼も。全てが含まれます」
大和「端的に言いますと、ケッコンするのに愛情はなくてもいいんです」
大和「彼に彼女が欲しいかと問われ、貴方は肯定した」
大和「上が言うケッコンする資格はそれだけで十分なのです」
大和「さて、優しい貴方は此処に居たいと願う彼女を引き取るか否か」
大和「どちらに転ぶと思いますか?」
大和「その事については、おそらく私の提督から通達があるでしょう」
提督「元帥殿から……」
大和「はい。ケッコンカッコカリは絆の証」
大和「絆の形というのは様々です」
大和「愛情も、有情も、信頼も。全てが含まれます」
大和「端的に言いますと、ケッコンするのに愛情はなくてもいいんです」
大和「彼に彼女が欲しいかと問われ、貴方は肯定した」
大和「上が言うケッコンする資格はそれだけで十分なのです」
大和「さて、優しい貴方は此処に居たいと願う彼女を引き取るか否か」
大和「どちらに転ぶと思いますか?」
提督「……酒をもらってもいいか?」
大和「もちろんです」
提督「……」
大和「いい飲みっぷりです」
提督「……視界が歪むな」
大和「一気に飲むからですよ」
提督「話は十分だろう。そろそろ戻ろうか」
大和「もちろんです」
提督「……」
大和「いい飲みっぷりです」
提督「……視界が歪むな」
大和「一気に飲むからですよ」
提督「話は十分だろう。そろそろ戻ろうか」
大和「……ちょっと待ってください」
提督「……?」
大和「私はまだ許すなんて一言も言っていませんよ?」
提督「……なっ」
大和「というわけでもう少しお話しましょうか」
提督「……」
提督「……?」
大和「私はまだ許すなんて一言も言っていませんよ?」
提督「……なっ」
大和「というわけでもう少しお話しましょうか」
提督「……」
空母棲姫「どうぞ」
大和「こんばんは」
提督「……」
空母棲姫「随分飲んだようね」
提督「……」
大和「ちょっと飲ませ過ぎたみたいで……」
空母棲姫「そう。わざわざありがとう」
大和「いえいえ、こちらこそ」
大和「こんばんは」
提督「……」
空母棲姫「随分飲んだようね」
提督「……」
大和「ちょっと飲ませ過ぎたみたいで……」
空母棲姫「そう。わざわざありがとう」
大和「いえいえ、こちらこそ」
空母棲姫「……」
大和「……」
空母棲姫「手は出してないでしょうね?」
大和「それはないです」
空母棲姫「冗談よ」
空母棲姫「さて、貴女もあがっていったら?」
大和「……え?」
空母棲姫「なに、私とは飲めないって言うの?」
空母棲姫「深海棲艦(私)でも酒が飲みたい時ぐらいあるわ」
空母棲姫「もっとも、こっちに来て知った楽しみだけど」
大和「……頂きます」
大和「……」
空母棲姫「手は出してないでしょうね?」
大和「それはないです」
空母棲姫「冗談よ」
空母棲姫「さて、貴女もあがっていったら?」
大和「……え?」
空母棲姫「なに、私とは飲めないって言うの?」
空母棲姫「深海棲艦(私)でも酒が飲みたい時ぐらいあるわ」
空母棲姫「もっとも、こっちに来て知った楽しみだけど」
大和「……頂きます」
今日は寝ます。
なんか更新できない日々が続いたら似たようなタイトルのSS上がってて驚いた。(ステルス宣伝
なんか更新できない日々が続いたら似たようなタイトルのSS上がってて驚いた。(ステルス宣伝
提督「……ん」
空母棲姫「起こしたかしら」
提督「姫……?」
空母棲姫「少し狭いけど、布団で我慢してね」
提督「……俺はいつ戻ってきた?」
空母棲姫「大和が二時間前ぐらいに運んできたわ」
提督「それで……彼女は?」
空母棲姫「酔い潰れたから寝かしてる」
空母棲姫「起こしたかしら」
提督「姫……?」
空母棲姫「少し狭いけど、布団で我慢してね」
提督「……俺はいつ戻ってきた?」
空母棲姫「大和が二時間前ぐらいに運んできたわ」
提督「それで……彼女は?」
空母棲姫「酔い潰れたから寝かしてる」
空母棲姫「それと大和に話したようね。色々と」
提督「……すまない」
空母棲姫「いいわよ。私も色々と話したし」
提督「……彼女は何処まで知っている?」
空母棲姫「ほとんど。私達が何処から来て、何が目的だったのか」
提督「それはそれは……彼女も驚いただろうか」
提督「……すまない」
空母棲姫「いいわよ。私も色々と話したし」
提督「……彼女は何処まで知っている?」
空母棲姫「ほとんど。私達が何処から来て、何が目的だったのか」
提督「それはそれは……彼女も驚いただろうか」
空母棲姫「ええ。信じられないって顔をしていたわ」
提督「そうか。まあ、そうなるよな」
空母棲姫「……」
提督「……姫? 少し苦しいのだけど」
空母棲姫「今日の事、怒ってる?」
提督「少しだけ怒っているし、感謝しているよ」
提督「すまない。ありがとう」
提督「次は必ず君を守るから」
空母棲姫「ううん。貴方には十分守ってもらった」
空母棲姫「だから、私が貴方を守ってみせる」
提督「……そういうところは頑固だな」
空母棲姫「それはお互いさまね」
提督「さて、姫もそろそろ寝た方がいい」
空母棲姫「そうね。だから――」
空母棲姫「――今だけはもっと甘えてもいいかしら?」
提督「そうか。まあ、そうなるよな」
空母棲姫「……」
提督「……姫? 少し苦しいのだけど」
空母棲姫「今日の事、怒ってる?」
提督「少しだけ怒っているし、感謝しているよ」
提督「すまない。ありがとう」
提督「次は必ず君を守るから」
空母棲姫「ううん。貴方には十分守ってもらった」
空母棲姫「だから、私が貴方を守ってみせる」
提督「……そういうところは頑固だな」
空母棲姫「それはお互いさまね」
提督「さて、姫もそろそろ寝た方がいい」
空母棲姫「そうね。だから――」
空母棲姫「――今だけはもっと甘えてもいいかしら?」
イムヤ(……本日、この鎮守府に配属になったイムヤです)
イムヤ(突然ですが――)チラッ
初風「そんなにキスマーク付けて、昨夜は随分とお楽しみだったようで」
提督「……」
初風「ほら、そこイージーミスしてるわよ」
初風「……翌日に影響出るまでやるなんて、何考えてるの?」
提督「……すまん、初風。吐きそう
だからバケツを――っ!」
初風「はぁああああ!? ちょ、ちょっと待ってなさい!」
イムヤ(突然ですが――)チラッ
初風「そんなにキスマーク付けて、昨夜は随分とお楽しみだったようで」
提督「……」
初風「ほら、そこイージーミスしてるわよ」
初風「……翌日に影響出るまでやるなんて、何考えてるの?」
提督「……すまん、初風。吐きそう
だからバケツを――っ!」
初風「はぁああああ!? ちょ、ちょっと待ってなさい!」
イムヤ(……)チラッ
大和「二日酔いですか……少しだけ罪悪感を感じますね」
空母棲姫「……」
大和「ところでまだですか」
空母棲姫「待っ――」
大和「――待ったはもう使い切りましたよ?」
空母棲姫「ぐぬぬぬぬぬ……」
金剛「hey! 紅茶のお代わりはどうデースか?」
大和「ありがとうございます」
金剛「姫は?」
空母棲姫「……」
金剛「それどころじゃないみたいネー」
大和「二日酔いですか……少しだけ罪悪感を感じますね」
空母棲姫「……」
大和「ところでまだですか」
空母棲姫「待っ――」
大和「――待ったはもう使い切りましたよ?」
空母棲姫「ぐぬぬぬぬぬ……」
金剛「hey! 紅茶のお代わりはどうデースか?」
大和「ありがとうございます」
金剛「姫は?」
空母棲姫「……」
金剛「それどころじゃないみたいネー」
イムヤ(……)チラッ
ル級【――?】
ヲ級【――っ】
ル級【――っ?】
ヲ級【――っ!】
吹雪【――っ】
ル級【――っ……】
イムヤ(……)チラッ
ヲ級F【……】ジー
イムヤ(……っ!)ビクッ
イムヤ(こ、この鎮守府は何かがおかしい!)
ル級【――?】
ヲ級【――っ】
ル級【――っ?】
ヲ級【――っ!】
吹雪【――っ】
ル級【――っ……】
イムヤ(……)チラッ
ヲ級F【……】ジー
イムヤ(……っ!)ビクッ
イムヤ(こ、この鎮守府は何かがおかしい!)
翔鶴「翔鶴型航空母艦、翔鶴。着任しました」
瑞鶴「同じく、妹の瑞鶴よ。よろしくね」
提督「ようこそ。君達を歓迎するよ」
空母棲姫「……」
提督「早速だがこの後、彼女と演習を行ってもらう予定だ。まずは君達の力を見せてくれ」
瑞鶴「……ふーん」
瑞鶴「同じく、妹の瑞鶴よ。よろしくね」
提督「ようこそ。君達を歓迎するよ」
空母棲姫「……」
提督「早速だがこの後、彼女と演習を行ってもらう予定だ。まずは君達の力を見せてくれ」
瑞鶴「……ふーん」
提督「その前に、君達用の艦載機を渡さなくてはな」
提督「工廠に君達用の艦載機を用意してある。姫、案内を頼めるか?」
空母棲姫「もちろん」
提督「演習後の案内は吹雪に頼んである。わからないことがあったら彼女に聞いてくれ」
空母棲姫「ついて来なさい」
翔鶴「……」
瑞鶴「……」
提督「工廠に君達用の艦載機を用意してある。姫、案内を頼めるか?」
空母棲姫「もちろん」
提督「演習後の案内は吹雪に頼んである。わからないことがあったら彼女に聞いてくれ」
空母棲姫「ついて来なさい」
翔鶴「……」
瑞鶴「……」
空母棲姫「これが貴女達の艦載機よ」
瑞鶴「嘘!これって烈風!?」
翔鶴「烈風だけじゃない。流星改や彗星一二型甲まで……」
空母棲姫「早くなさい」
大和「何やってるんですか?」
空母棲姫「大和……」
瑞鶴「え、大和さん?」
大和「どうも初めまして」
翔鶴「初めまして」
瑞鶴「は、初めまして」
瑞鶴「嘘!これって烈風!?」
翔鶴「烈風だけじゃない。流星改や彗星一二型甲まで……」
空母棲姫「早くなさい」
大和「何やってるんですか?」
空母棲姫「大和……」
瑞鶴「え、大和さん?」
大和「どうも初めまして」
翔鶴「初めまして」
瑞鶴「は、初めまして」
大和「なるほど、艦載機の換装中でしたか」
大和「どうです? 気に入ってもらえましたか?」
瑞鶴「はい! まさか烈風があるなんて思ってもみませんでした!」
空母棲姫「……」
大和「良かったですね。喜んでもらえて」
瑞鶴「え?」
空母棲姫「五月蝿い」
空母棲姫「準備はできたかしら?」
翔鶴「はい」
瑞鶴「まあ、うん」
空母棲姫「ならついて来なさい」
大和「どうです? 気に入ってもらえましたか?」
瑞鶴「はい! まさか烈風があるなんて思ってもみませんでした!」
空母棲姫「……」
大和「良かったですね。喜んでもらえて」
瑞鶴「え?」
空母棲姫「五月蝿い」
空母棲姫「準備はできたかしら?」
翔鶴「はい」
瑞鶴「まあ、うん」
空母棲姫「ならついて来なさい」
空母棲姫「今回の演習では私と航空戦をしてもらう」
空母棲姫「お互いの背後にある的の撃破率で判定するわ」
空母棲姫「ハンデとしてそっちは二人掛かりでいいわ」
瑞鶴「馬鹿にしないで。一人で十分よ」
翔鶴「……」
空母棲姫「そう、なら好きにしなさい」
空母棲姫「妾の子の癖に」ボソッ
空母棲姫「お互いの背後にある的の撃破率で判定するわ」
空母棲姫「ハンデとしてそっちは二人掛かりでいいわ」
瑞鶴「馬鹿にしないで。一人で十分よ」
翔鶴「……」
空母棲姫「そう、なら好きにしなさい」
空母棲姫「妾の子の癖に」ボソッ
空母棲姫「そのチンケな誇りごと叩き潰してあげる」
瑞鶴「――っ!」
大和「少し言葉がキツイですよ」
空母棲姫「余所者(あなた)は黙ってなさい」
大和「やはり五航戦が気になるのですか?」
空母棲姫「黙りなさい。一航戦と二航戦は未来永劫この鎮守府にこない」
空母棲姫「消去法で彼女達しかいない。それだけの話に過ぎない」
翔鶴「……?」
瑞鶴「――っ!」
大和「少し言葉がキツイですよ」
空母棲姫「余所者(あなた)は黙ってなさい」
大和「やはり五航戦が気になるのですか?」
空母棲姫「黙りなさい。一航戦と二航戦は未来永劫この鎮守府にこない」
空母棲姫「消去法で彼女達しかいない。それだけの話に過ぎない」
翔鶴「……?」
大和「結局一人づつやることになりましたね」
大和「貴女はどちらが勝つと思いますか? 吹雪さん」
吹雪「……姫が負けるのは考えられないです」
大和「私もそう思います」
大和「人の知恵を得た深海棲艦は恐ろしいものです」
大和「貴女はどちらが勝つと思いますか? 吹雪さん」
吹雪「……姫が負けるのは考えられないです」
大和「私もそう思います」
大和「人の知恵を得た深海棲艦は恐ろしいものです」
大和「彼女達がただの深海棲艦なら、私の鎮守府が演習で負けることもなかったでしょう」
吹雪「……引き分けだと聞きましたが?」
大和「戦術的勝利、戦略的敗北」
大和「勝ちであり、負けでもある」
大和「捉え方の問題ですね」
大和「それで、ヲ級さんはこの演習どう思いますか?」
ヲ級【わざわざ姫が相手するまででもない】
大和「ですよね」
吹雪「……引き分けだと聞きましたが?」
大和「戦術的勝利、戦略的敗北」
大和「勝ちであり、負けでもある」
大和「捉え方の問題ですね」
大和「それで、ヲ級さんはこの演習どう思いますか?」
ヲ級【わざわざ姫が相手するまででもない】
大和「ですよね」
乙
つうかこのヲ級って、フラヲ改だったよね?
姫じゃなくても、ヲ級だけで五航戦二人を相手できそうな気が……。
つうかこのヲ級って、フラヲ改だったよね?
姫じゃなくても、ヲ級だけで五航戦二人を相手できそうな気が……。
だからこそのこの台詞なんでしょうねえ
なんだかんだで構ってしまうんですね
なんだかんだで構ってしまうんですね
空母棲姫「仮にも姫級に対して一人で十分? それこそ慢心ね」
瑞鶴「ぐぬぬぬぬ」
空母棲姫「さて、二人の実力はだいたいわかったわ」
翔鶴「……」
空母棲姫「新鋭機を使ってこれとは……七面鳥撃ちとは、まさにこの事ね」
瑞鶴「七面鳥ですって!?」
空母棲姫「五月蝿い」デコピン
瑞鶴「アヒャン」
瑞鶴「ぐぬぬぬぬ」
空母棲姫「さて、二人の実力はだいたいわかったわ」
翔鶴「……」
空母棲姫「新鋭機を使ってこれとは……七面鳥撃ちとは、まさにこの事ね」
瑞鶴「七面鳥ですって!?」
空母棲姫「五月蝿い」デコピン
瑞鶴「アヒャン」
空母棲姫「搭載機数が違うとはいえ、制空を取られ、多数の艦載機を撃ち落とされ、目標をより多く破壊される」
空母棲姫「貴女達が航空戦で艦載機を落とさなければ、誰が落とす」
空母棲姫「中途半端な仕事をして、残りを随伴艦に投げるのか?」
瑞鶴「それは……」
空母棲姫「最新鋭の深海棲艦と戦うということは、私かそれ以上の子と戦うということ」
空母棲姫「覚悟はしておきなさい」
翔鶴「……」
空母棲姫「貴女達が航空戦で艦載機を落とさなければ、誰が落とす」
空母棲姫「中途半端な仕事をして、残りを随伴艦に投げるのか?」
瑞鶴「それは……」
空母棲姫「最新鋭の深海棲艦と戦うということは、私かそれ以上の子と戦うということ」
空母棲姫「覚悟はしておきなさい」
翔鶴「……」
瑞鶴「何なのよアイツ! 何なのよアイツ!!」
翔鶴「落ち着きなさい瑞鶴」
瑞鶴「翔鶴姉はなんとも思わないの!?」
翔鶴「そんなわけないでしょ」
翔鶴「でも、私達の実力が足りなかった。それは事実よ」
瑞鶴「それは……」
翔鶴「だから、何が足りなかったのか」
翔鶴「これから何をすればいいのか考えていきましょう」
瑞鶴「……そうだね」
翔鶴「とにかく、提督の所に行ってみる?」
瑞鶴「えっ、さっき……それに提督は」
翔鶴「提督は提督でしょ?」
瑞鶴「それはまぁそうだけど……」
翔鶴「そう。なら行きましょう♪」
翔鶴「落ち着きなさい瑞鶴」
瑞鶴「翔鶴姉はなんとも思わないの!?」
翔鶴「そんなわけないでしょ」
翔鶴「でも、私達の実力が足りなかった。それは事実よ」
瑞鶴「それは……」
翔鶴「だから、何が足りなかったのか」
翔鶴「これから何をすればいいのか考えていきましょう」
瑞鶴「……そうだね」
翔鶴「とにかく、提督の所に行ってみる?」
瑞鶴「えっ、さっき……それに提督は」
翔鶴「提督は提督でしょ?」
瑞鶴「それはまぁそうだけど……」
翔鶴「そう。なら行きましょう♪」
空母棲姫「それでノコノコやって来たと」
瑞鶴「最悪……」ボソッ
空母棲姫「七面鳥が何か鳴いているわね」
瑞鶴「なにぃっ!」
空母棲姫「だいたいそのぐらい――」
提督「――向上心旺盛でいいじゃないか」
空母棲姫「……ふん」
瑞鶴「最悪……」ボソッ
空母棲姫「七面鳥が何か鳴いているわね」
瑞鶴「なにぃっ!」
空母棲姫「だいたいそのぐらい――」
提督「――向上心旺盛でいいじゃないか」
空母棲姫「……ふん」
提督「さて、簡潔に言うのなら君達はひたすらに練度を上げてくれればいい」
瑞鶴「……それだけ?」
提督「ああ。他の鎮守府と同じでシンプルだろ?」
瑞鶴「そうかもだけど……」
提督「ただし、要求する練度は極めて高いぞ」
提督「君達二人で姫を圧倒する。そのぐらいでなくては困る」
瑞鶴「コイツを……?」
空母棲姫「まぁ、期待してないけど」
瑞鶴「ふん!」
提督「姫……」
空母棲姫「……ふん」
瑞鶴「……それだけ?」
提督「ああ。他の鎮守府と同じでシンプルだろ?」
瑞鶴「そうかもだけど……」
提督「ただし、要求する練度は極めて高いぞ」
提督「君達二人で姫を圧倒する。そのぐらいでなくては困る」
瑞鶴「コイツを……?」
空母棲姫「まぁ、期待してないけど」
瑞鶴「ふん!」
提督「姫……」
空母棲姫「……ふん」
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