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元スレ吹雪「この鎮守府は何かがおかしい」空母棲姫「……」
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初風「貴方が望むなら、ずっと此処に居てあげてもいいのよ?」
提督「……」
初風「何か言ってよ」
提督「そうだな。素敵な提案だ」
提督「俺としても君は喉から手が出るほど欲しい」
初風「なら――」
提督「――それが叶わぬ願いだと君自身が一番理解しているんじゃないのか?」
初風「……」
提督「さて、仕事に戻ろうか」
提督「……」
初風「何か言ってよ」
提督「そうだな。素敵な提案だ」
提督「俺としても君は喉から手が出るほど欲しい」
初風「なら――」
提督「――それが叶わぬ願いだと君自身が一番理解しているんじゃないのか?」
初風「……」
提督「さて、仕事に戻ろうか」
空母棲姫「190、200……もっとか」
ヲ級【こんなところで海を見て、どうしたのですか?】
空母棲姫【そういう貴女は?】
ヲ級【姫と同じです】
空母棲姫【そう。まさかアレが貴女の仕業じゃないでしょうね?】
ヲ級【どうして私が……】
空母棲姫【……そうね】
ヲ級【姫はどうするつもりです?】
空母棲姫【さぁ。貴女はどう考える?】
ヲ級【こんなところで海を見て、どうしたのですか?】
空母棲姫【そういう貴女は?】
ヲ級【姫と同じです】
空母棲姫【そう。まさかアレが貴女の仕業じゃないでしょうね?】
ヲ級【どうして私が……】
空母棲姫【……そうね】
ヲ級【姫はどうするつもりです?】
空母棲姫【さぁ。貴女はどう考える?】
ヲ級【……提督を連れて此処を離れるべきかと】
空母棲姫【珍しい。貴女も彼の事が気に入ったのかしら?】
ヲ級【まさか。現在の姫は彼を中心に行動していますから】
空母棲姫【よくわかってるじゃない】
空母棲姫【だけどそれは最終手段。彼はそんな事望まない】
ヲ級【勝ち目はないですよ?】
空母棲姫【そうかしら。私と貴女に、金剛、利根筑摩、川内神通、陽炎型の子達】
空母棲姫【ギリギリ吹雪型の三人が間に合うかどうか】
ヲ級【それでもまだ及ばない。相手はおそらく……】
空母棲姫【ええ。だからその時まで待つ】
空母棲姫【最強のカードがやってくるまで】
空母棲姫【珍しい。貴女も彼の事が気に入ったのかしら?】
ヲ級【まさか。現在の姫は彼を中心に行動していますから】
空母棲姫【よくわかってるじゃない】
空母棲姫【だけどそれは最終手段。彼はそんな事望まない】
ヲ級【勝ち目はないですよ?】
空母棲姫【そうかしら。私と貴女に、金剛、利根筑摩、川内神通、陽炎型の子達】
空母棲姫【ギリギリ吹雪型の三人が間に合うかどうか】
ヲ級【それでもまだ及ばない。相手はおそらく……】
空母棲姫【ええ。だからその時まで待つ】
空母棲姫【最強のカードがやってくるまで】
提督「探したよ姫」
空母棲姫「今度は貴方か……」
提督「俺以外に誰か来たのか?」
空母棲姫「ええ、ヲ級がちょっとね」
空母棲姫「それにしても、探しに来たってことは、心配してきてくれたのかしら?」
提督「当たり前だろ。どれだけ惚れ込んでると思ってる」
空母棲姫「そう……」
空母棲姫「今度は貴方か……」
提督「俺以外に誰か来たのか?」
空母棲姫「ええ、ヲ級がちょっとね」
空母棲姫「それにしても、探しに来たってことは、心配してきてくれたのかしら?」
提督「当たり前だろ。どれだけ惚れ込んでると思ってる」
空母棲姫「そう……」
提督「それで、用事は済んだのかい?」
空母棲姫「いえ、用事というよりは考え事ね」
提督「考え事?」
空母棲姫「何が正しいのか。どうすればよかったのか」
提督「難しい話だけど、らしくないな」
空母棲姫「そうかしら? ……いや、そうね」
空母棲姫「どのみち私達は目的の為なら手段を選ばない。でも」
提督「……?」
空母棲姫「貴方と共にいたから、貴方と共に此処にいたい。今は心からそう思うわ」
提督「俺も必ず君と此処を守ってみせる。守れるようになってみせるよ」
空母棲姫「いえ、用事というよりは考え事ね」
提督「考え事?」
空母棲姫「何が正しいのか。どうすればよかったのか」
提督「難しい話だけど、らしくないな」
空母棲姫「そうかしら? ……いや、そうね」
空母棲姫「どのみち私達は目的の為なら手段を選ばない。でも」
提督「……?」
空母棲姫「貴方と共にいたから、貴方と共に此処にいたい。今は心からそう思うわ」
提督「俺も必ず君と此処を守ってみせる。守れるようになってみせるよ」
空母棲姫「……ふん」
提督「もしかして照れてるのか?」
空母棲姫「臆面もなくそんなこと言って、恥ずかしくないの?」
提督「誰かさんのおかげで少し恥ずかしくなくなった」
空母棲姫「……そろそろ戻る?」
提督「そうだな」
空母棲姫「ん」
提督「……?」
空母棲姫「ん!」
提督「……姫も好きだなぁ」
空母棲姫「別に、貴方が好きだからやって欲しいだけよ」
提督「……臆面もなくまぁ」
空母棲姫「何か言った?」
提督「なんでもないよ。姫」
提督「もしかして照れてるのか?」
空母棲姫「臆面もなくそんなこと言って、恥ずかしくないの?」
提督「誰かさんのおかげで少し恥ずかしくなくなった」
空母棲姫「……そろそろ戻る?」
提督「そうだな」
空母棲姫「ん」
提督「……?」
空母棲姫「ん!」
提督「……姫も好きだなぁ」
空母棲姫「別に、貴方が好きだからやって欲しいだけよ」
提督「……臆面もなくまぁ」
空母棲姫「何か言った?」
提督「なんでもないよ。姫」
初風「それで、二人で仲良く手を繋いで帰ってきたと」
初風「人に二人分の仕事押し付けてまったく……」
提督「……初風?」
初風「なによ」
提督「怒ってるのか?」
初風「……どうかしらね」
初風「人に二人分の仕事押し付けてまったく……」
提督「……初風?」
初風「なによ」
提督「怒ってるのか?」
初風「……どうかしらね」
空母棲姫「嫉妬? 可愛いわね」
初風「別に嫉妬とかそういうわけじゃ!?」
空母棲姫「ふふふ」
空母棲姫「羨ましいなら貸して上げましょうか?」
初風「……すごい自信ね」
空母棲姫「ええ。でも見解の相違ね」
空母棲姫「私は一つしか無いものを独占するほど残酷じゃないわ」
空母棲姫「彼が望むのなら、まぁ三人目までなら認めないこともないわよ?」
初風「……」
初風「別に嫉妬とかそういうわけじゃ!?」
空母棲姫「ふふふ」
空母棲姫「羨ましいなら貸して上げましょうか?」
初風「……すごい自信ね」
空母棲姫「ええ。でも見解の相違ね」
空母棲姫「私は一つしか無いものを独占するほど残酷じゃないわ」
空母棲姫「彼が望むのなら、まぁ三人目までなら認めないこともないわよ?」
初風「……」
提督「……」
空母棲姫「そんなに強く抱きしめて……なに、拗ねてるの?」
提督「別に」
空母棲姫「……少し苦しいのだけどけど」
提督「悪い」
空母棲姫「それで、どうかしたの?」
提督「……」
空母棲姫「……ねぇ」
空母棲姫「そんなに強く抱きしめて……なに、拗ねてるの?」
提督「別に」
空母棲姫「……少し苦しいのだけどけど」
提督「悪い」
空母棲姫「それで、どうかしたの?」
提督「……」
空母棲姫「……ねぇ」
提督「……お前は、俺に浮気しても言いと言われて嬉しいか?」
空母棲姫「……私は別に、どうでもいい」
提督「どうでもいい……?」
空母棲姫「立場の違いね。私は貴方のおかげで生きている」
空母棲姫「感謝してるし、恩は返したい」
空母棲姫「貴方が望む限り、私は貴方に尽くすし、離れない」
空母棲姫「だから貴方が望むのなら、愛人だって認めるわ」
空母棲姫「だから三人というのは許容範囲」
空母棲姫「四人より多かったり、私が一番じゃないのなら……」
空母棲姫「……私は別に、どうでもいい」
提督「どうでもいい……?」
空母棲姫「立場の違いね。私は貴方のおかげで生きている」
空母棲姫「感謝してるし、恩は返したい」
空母棲姫「貴方が望む限り、私は貴方に尽くすし、離れない」
空母棲姫「だから貴方が望むのなら、愛人だって認めるわ」
空母棲姫「だから三人というのは許容範囲」
空母棲姫「四人より多かったり、私が一番じゃないのなら……」
提督「一番じゃないのなら?」
空母棲姫「……拗ねるかも」
提督「……ふふ。姫が拗ねる所は少し見てみたいかもな」
空母棲姫「本気で拗ねるわよ? 面倒臭いわよ?」
提督「それにしても、本当に肝が座っているというかなんというか」
空母棲姫「……もっと言ってあげましょうか?」
空母棲姫「例え何億人の人に否定され、何万人の同胞に軽蔑されても、私は貴方の事が大好きよ」
提督「……寝る」
空母棲姫「ふふ、おやすみなさい」
空母棲姫「……拗ねるかも」
提督「……ふふ。姫が拗ねる所は少し見てみたいかもな」
空母棲姫「本気で拗ねるわよ? 面倒臭いわよ?」
提督「それにしても、本当に肝が座っているというかなんというか」
空母棲姫「……もっと言ってあげましょうか?」
空母棲姫「例え何億人の人に否定され、何万人の同胞に軽蔑されても、私は貴方の事が大好きよ」
提督「……寝る」
空母棲姫「ふふ、おやすみなさい」
私が恥ずかしいので買い物行ってきます
帰ってきしだい書き溜めするの
帰ってきしだい書き溜めするの
吹雪「〜♪」
深雪「……」ソワソワ
叢雲「……」ソワソワ
ヲ級【彼女達はどうしたのですか?】ボソッ
空母棲姫【改装待ち、だそうよ】
ヲ級【なるほど……?】
明石「入りますよ! 提督!」
提督「どうぞ」
明石「提督! 改装終わりました!」
「「「――っ!」」」
深雪「……」ソワソワ
叢雲「……」ソワソワ
ヲ級【彼女達はどうしたのですか?】ボソッ
空母棲姫【改装待ち、だそうよ】
ヲ級【なるほど……?】
明石「入りますよ! 提督!」
提督「どうぞ」
明石「提督! 改装終わりました!」
「「「――っ!」」」
提督「ありがとう明石。ついでに三人を案内してくれないか?」
明石「はい。わかりました!」
ヲ級【……】
明石「……どうしました?」
ヲ級【私も付いて行く】
吹雪「ヲ級さんも付いてきたいそうです」
提督「……明石、迷子にならないよう頼めるか?」
明石「はい、大丈夫です……大丈夫」
明石「はい。わかりました!」
ヲ級【……】
明石「……どうしました?」
ヲ級【私も付いて行く】
吹雪「ヲ級さんも付いてきたいそうです」
提督「……明石、迷子にならないよう頼めるか?」
明石「はい、大丈夫です……大丈夫」
ヲ級【……】
吹雪【一緒に行きませんか?】
ヲ級【……頼む】
吹雪【それじゃ行きますよ!】
明石「ちょっと吹雪さん!?」
深雪「よし行くぞ叢雲ー」
叢雲「ちょっと!? あぁ、もう!」
明石「……」
提督「……明石、四人の面倒を頼む」
明石「はい。わかりました」
吹雪【一緒に行きませんか?】
ヲ級【……頼む】
吹雪【それじゃ行きますよ!】
明石「ちょっと吹雪さん!?」
深雪「よし行くぞ叢雲ー」
叢雲「ちょっと!? あぁ、もう!」
明石「……」
提督「……明石、四人の面倒を頼む」
明石「はい。わかりました」
提督「さて、私達も支度をするか」
初風「呼ぶのは青葉さんだけでいいのね?」
提督「頼む」
初風「はいはい」
提督「はい は一度でいい」
初風「あら、二つ返事の意味で使ったのだけど?」
提督「なら迅速に行動するように」
初風「ふふふ、そうね」
空母棲姫【300……増えてる】
提督「姫?」
空母棲姫「なんでもない」
初風「呼ぶのは青葉さんだけでいいのね?」
提督「頼む」
初風「はいはい」
提督「はい は一度でいい」
初風「あら、二つ返事の意味で使ったのだけど?」
提督「なら迅速に行動するように」
初風「ふふふ、そうね」
空母棲姫【300……増えてる】
提督「姫?」
空母棲姫「なんでもない」
大和「提督、そろそろ着きますよ」
元帥「……」
大和「もしかして拗ねているんですか?」
元帥「ふん。本当に海から行く必要があったのか?」
大和「勿論です。今から会うのは――」
元帥「そういうことじゃない」
元帥「例えば私だけタクシーで行くとか――」
大和「――大和の腕の中では不満ですか?」
元帥「……お姫様だっこされてるところを見られたら、威厳も何もあったもんじゃないだろ」
元帥「……」
大和「もしかして拗ねているんですか?」
元帥「ふん。本当に海から行く必要があったのか?」
大和「勿論です。今から会うのは――」
元帥「そういうことじゃない」
元帥「例えば私だけタクシーで行くとか――」
大和「――大和の腕の中では不満ですか?」
元帥「……お姫様だっこされてるところを見られたら、威厳も何もあったもんじゃないだろ」
ちょっと地の文無しの弊害が出たので続きは未定なのです
台詞だけで戦闘描写が辛くて……
最悪地の文が入るかもしれないのです
台詞だけで戦闘描写が辛くて……
最悪地の文が入るかもしれないのです
あいよ、了解
地の文無しの戦闘は、描写の殆どを読んでる奴に補ってもらうのがコツ
詳しく書こうとするから地の文が必要になる、艦載機飛ばすだけなら「第一攻撃の要を認めます!急いで!」だけで飛龍が艦載機飛ばしてるって充分伝わる
必要な情報だけ抜き出して、補わなきゃいけない所だけ擬音にたよれば案外なんとかなる
地の文無しの戦闘は、描写の殆どを読んでる奴に補ってもらうのがコツ
詳しく書こうとするから地の文が必要になる、艦載機飛ばすだけなら「第一攻撃の要を認めます!急いで!」だけで飛龍が艦載機飛ばしてるって充分伝わる
必要な情報だけ抜き出して、補わなきゃいけない所だけ擬音にたよれば案外なんとかなる
提督「私どものためにご足労頂きありがとうございます」
元帥「こちらこそ、急に押しかけて申し訳ない。それでは定時連絡から」
元帥「……相変わらず君達の活動を一部制限すべきとの声もあったが、現状維持だそうだ。これからも頑張ってくれ」
提督「了解しました」
元帥「さて、ここからが本題だ」
元帥「こちらこそ、急に押しかけて申し訳ない。それでは定時連絡から」
元帥「……相変わらず君達の活動を一部制限すべきとの声もあったが、現状維持だそうだ。これからも頑張ってくれ」
提督「了解しました」
元帥「さて、ここからが本題だ」
元帥「ヲ級ちゃ……ヲ級を仲間にしたと聞いた。それは本当か?」
提督「……はい。その情報は彼女達から?」
元帥「全ては私の命令だ。彼女達を咎めないでやってくれ」
元帥「もっとも、そのうちの数人は報告を怠っているみたいだがね」
初風「……ふん」
元帥「さて、話を戻そう。是非此処にヲ級を呼んでくれないだろうか」
提督「いえ、それは――」
元帥「何か不都合でも?」
提督「……姫、彼女を呼んで来てくれ」
空母棲姫「……わかった」
提督「……はい。その情報は彼女達から?」
元帥「全ては私の命令だ。彼女達を咎めないでやってくれ」
元帥「もっとも、そのうちの数人は報告を怠っているみたいだがね」
初風「……ふん」
元帥「さて、話を戻そう。是非此処にヲ級を呼んでくれないだろうか」
提督「いえ、それは――」
元帥「何か不都合でも?」
提督「……姫、彼女を呼んで来てくれ」
空母棲姫「……わかった」
元帥「……さて、彼女達が戻ってくるまでに一つ話をしようか」
提督「?」
元帥「報告書の一つにこんな報告があった」
元帥「匿名にしておくが、移籍させた子の中に君に惚れている者がいるそうだ」
元帥「そうして君も満更ではなさそうと聞いている」
初風「……!?」
元帥「どうした初風?」
初風「な、なんでもないから」
元帥「そうか。話を戻そう。君に一つ提案がある」
提督「……なんでしょうか」
提督「?」
元帥「報告書の一つにこんな報告があった」
元帥「匿名にしておくが、移籍させた子の中に君に惚れている者がいるそうだ」
元帥「そうして君も満更ではなさそうと聞いている」
初風「……!?」
元帥「どうした初風?」
初風「な、なんでもないから」
元帥「そうか。話を戻そう。君に一つ提案がある」
提督「……なんでしょうか」
元帥「そう身構えなくていい。こちらの条件さえ飲めば、初風を君に託そう」
初風「ちょっと!?」
元帥「あっ」
大和「提督……」
提督「……」
元帥「まぁ、いい。それで君は初風が欲しいかね」
提督「はい」
元帥「即答か。では条件を言おう」
初風「ちょっと!?」
元帥「あっ」
大和「提督……」
提督「……」
元帥「まぁ、いい。それで君は初風が欲しいかね」
提督「はい」
元帥「即答か。では条件を言おう」
元帥「難しいことじゃない。彼女とケッコンすること。それだけだ」
提督「……」
元帥「彼女の練度は既に最大まで上げてある。書類もこちらで用意しよう。どうだ、悪い話じゃないだろ?」
元帥「返答は」
提督「申し訳ありませんが……」
元帥「理由を教えてくれないか?」
提督「私が生涯を誓ったのは姫であり、彼女を裏切るつもりはありません」
提督「私には勿体無い話です。申し訳――」
元帥「――結論を出すにはまだ早いんじゃないのかね? 移籍の期間も数週間残っている」
元帥「答えを出すのはその時でもいいんじゃないか?」
提督「……」
元帥「彼女の練度は既に最大まで上げてある。書類もこちらで用意しよう。どうだ、悪い話じゃないだろ?」
元帥「返答は」
提督「申し訳ありませんが……」
元帥「理由を教えてくれないか?」
提督「私が生涯を誓ったのは姫であり、彼女を裏切るつもりはありません」
提督「私には勿体無い話です。申し訳――」
元帥「――結論を出すにはまだ早いんじゃないのかね? 移籍の期間も数週間残っている」
元帥「答えを出すのはその時でもいいんじゃないか?」
提督「……どうして元帥殿はそこまでしてくださるのですか?」
元帥「君をこちら側に縛り付けたいという意図も勿論ある」
元帥「だが、うちの子には幸せになって欲しい。そう願うのはおかしいことかね?」
空母棲姫「連れて来たわよ」
元帥「さて、この話は此処までだな」
提督「姫、入ってくれ」
元帥「君をこちら側に縛り付けたいという意図も勿論ある」
元帥「だが、うちの子には幸せになって欲しい。そう願うのはおかしいことかね?」
空母棲姫「連れて来たわよ」
元帥「さて、この話は此処までだな」
提督「姫、入ってくれ」
乙
大丈夫……3人までは大丈夫……4人目ができても姫が拗ねるだけ……拗ねた姫可愛い……。
大丈夫……3人までは大丈夫……4人目ができても姫が拗ねるだけ……拗ねた姫可愛い……。
元帥「君がヲ級か。はじめまして、かな?」
ヲ級【……姫、どうすれば?】
空母棲姫【握手でもすればいいんじゃない?】
ヲ級【……】
元帥「さあさあ、椅子に掛けてくれ」
元帥「さて教えてくれないか? 彼女がどういう経緯で仲間になったのかを」
ヲ級【コイツの仲間になった覚えは――】
空母棲姫「ヲ級、黙りなさい」
ヲ級【――っ!】
ヲ級【……姫、どうすれば?】
空母棲姫【握手でもすればいいんじゃない?】
ヲ級【……】
元帥「さあさあ、椅子に掛けてくれ」
元帥「さて教えてくれないか? 彼女がどういう経緯で仲間になったのかを」
ヲ級【コイツの仲間になった覚えは――】
空母棲姫「ヲ級、黙りなさい」
ヲ級【――っ!】
元帥「もしかして彼女も言葉がわかるのかね?」
空母棲姫「聞き取りだけ、ですが」
提督「そうなのか!?」
空母棲姫「……最近になってようやく、ね」
空母棲姫「ちなみに彼女――ヲ級は彼のものではなく私のものです」
元帥「……」
空母棲姫「……これでもかつては深海棲艦を束ねる主の一人」
空母棲姫「中には彼女のような子がいてもおかしくないでしょ?」
空母棲姫「聞き取りだけ、ですが」
提督「そうなのか!?」
空母棲姫「……最近になってようやく、ね」
空母棲姫「ちなみに彼女――ヲ級は彼のものではなく私のものです」
元帥「……」
空母棲姫「……これでもかつては深海棲艦を束ねる主の一人」
空母棲姫「中には彼女のような子がいてもおかしくないでしょ?」
元帥「……なるほど。となると、まだ仲間が増えるという事もあるわけだ」
空母棲姫「可能性としては。何か不都合でも?」
元帥「ないと言ったら嘘になる。だが、彼が信じた君を信じることにしよう」
空母棲姫「――ですが、返答次第で貴方は終わり」
提督「……姫?」
空母棲姫「――っ!」
ヲ級【……】
青葉「藍色の炎……?」
大和「――提督下がって!!」
空母棲姫「下がるのはお前だ。艤装もなく、陸の上で何ができる」
提督「何をやってる姫!?」
空母棲姫「……ごめんね」
提督「……どうして」
元帥「……」
提督「……」
初風「ちょっと!? 何やってるのよ!?」
空母棲姫「黙りなさい。用はそこの男にある」
元帥「……なんだ」
空母棲姫「一時的でいい。ここの艦隊の指揮を取りなさい」
大和「……えっ?」
元帥「……どういうことだ?」
初風「ちょっと!? 何やってるのよ!?」
空母棲姫「黙りなさい。用はそこの男にある」
元帥「……なんだ」
空母棲姫「一時的でいい。ここの艦隊の指揮を取りなさい」
大和「……えっ?」
元帥「……どういうことだ?」
空母棲姫「少し離れたところに深海棲艦が集結しつつある」
初風「!?」
空母棲姫「私とヲ級がいてもたぶん勝てない。そこでお前と大和の力を貸してもらう」
元帥「断れば?」
空母棲姫「彼を連れてここを放棄する」
元帥「それは、私達を殺した後でか?」
初風「……」
初風「!?」
空母棲姫「私とヲ級がいてもたぶん勝てない。そこでお前と大和の力を貸してもらう」
元帥「断れば?」
空母棲姫「彼を連れてここを放棄する」
元帥「それは、私達を殺した後でか?」
初風「……」
空母棲姫「ええ。私の障壁を破る術がない以上、選択肢はない。死にたければ首を横に振ればいい」
元帥「それは彼の意思なのか? それで彼が喜ぶとでも?」
空母棲姫「恨まれても構わない。彼を死なせるよりはずっといい」
ヲ級【……】
元帥「……こちらかも条件がある」
元帥「それは彼の意思なのか? それで彼が喜ぶとでも?」
空母棲姫「恨まれても構わない。彼を死なせるよりはずっといい」
ヲ級【……】
元帥「……こちらかも条件がある」
提督「……ここは」
元帥「起きたかね」
提督「――っ!? 姫は!?」
元帥「落ち着きなさい。とりあえずみんな無事だ」
元帥「君の姫もね」
元帥「強引だが、こちらの油断を突いたいい手だった」
提督「一体なにが……」
元帥「起きたかね」
提督「――っ!? 姫は!?」
元帥「落ち着きなさい。とりあえずみんな無事だ」
元帥「君の姫もね」
元帥「強引だが、こちらの油断を突いたいい手だった」
提督「一体なにが……」
大淀「……姫から入電です」
提督「――っ!?」
元帥「なんだ?」
大淀「数は約300。旗艦はおそらく戦艦棲姫、他にル級flagship改その他多数」
大淀「こちらに気付いたのか、航行を開始しております」
元帥「さて……」
提督「――っ!?」
元帥「なんだ?」
大淀「数は約300。旗艦はおそらく戦艦棲姫、他にル級flagship改その他多数」
大淀「こちらに気付いたのか、航行を開始しております」
元帥「さて……」
空母棲姫「水上打撃部隊が本隊を、私達は取り巻きを……ね」
吹雪「あの……」
空母棲姫「なに?」
吹雪「頑張ってください!」
空母棲姫「……貴女達も死ぬ気で撃ち落としなさい」
深雪「おう。任せろ!」
叢雲「……ふん」
ヲ級【――姫】
空母棲姫「ええ、始めましょうか」
吹雪「あの……」
空母棲姫「なに?」
吹雪「頑張ってください!」
空母棲姫「……貴女達も死ぬ気で撃ち落としなさい」
深雪「おう。任せろ!」
叢雲「……ふん」
ヲ級【――姫】
空母棲姫「ええ、始めましょうか」
大淀「続いて第三支援艦隊から入電です」
大淀「姫、爆撃機、攻撃機の二割をロスト。ヲ級は三割ロスト」
大淀「撃沈数は……凄い! 40を超えています! 大破50 中破40 小破30程度だそうです!」
元帥「……これがたった二人の戦果とは恐れいる」
元帥「地獄猫の――いや、彼女達の実力あってこそか」
大淀「姫、爆撃機、攻撃機の二割をロスト。ヲ級は三割ロスト」
大淀「撃沈数は……凄い! 40を超えています! 大破50 中破40 小破30程度だそうです!」
元帥「……これがたった二人の戦果とは恐れいる」
元帥「地獄猫の――いや、彼女達の実力あってこそか」
元帥「対して相手はどうだ。制空が思ったより濃い」
元帥「あの姫が相変わらずだとすると、もう一人編成の指揮を取っている個体がいると考えるべきか……」
提督「姫……」
元帥「……大丈夫とは言わんが、任せなさい」
元帥「うちの鎮守府からも支援艦隊を派遣させた。数時間もすれば到着する」
元帥「もちろん、その前に殲滅するつもりだがね」
元帥「あの姫が相変わらずだとすると、もう一人編成の指揮を取っている個体がいると考えるべきか……」
提督「姫……」
元帥「……大丈夫とは言わんが、任せなさい」
元帥「うちの鎮守府からも支援艦隊を派遣させた。数時間もすれば到着する」
元帥「もちろん、その前に殲滅するつもりだがね」
提督「……」
元帥「……申し訳ないが作戦に集中したい」
提督「……わかりました。吉報をお待ちしております」
元帥「……」
元帥『さて、準備はいいか? 大和』
元帥「……申し訳ないが作戦に集中したい」
提督「……わかりました。吉報をお待ちしております」
元帥「……」
元帥『さて、準備はいいか? 大和』
大和『だから私は武蔵も連れていこうと言ったんですよ?』
元帥『いやはや、耳が痛い』
大和『まぁいいですけど』
大和『でも後を考えるといっその事、彼女は今ここで――』
元帥『いっその事なんだ? 私達を信用して預けられた背中を撃つつもりか?』
大和『……冗談ですよ』
元帥『ともかく、彼女は素晴らしい戦果をあげている』
元帥『こっちも負けていられない、だろう?』
元帥『いやはや、耳が痛い』
大和『まぁいいですけど』
大和『でも後を考えるといっその事、彼女は今ここで――』
元帥『いっその事なんだ? 私達を信用して預けられた背中を撃つつもりか?』
大和『……冗談ですよ』
元帥『ともかく、彼女は素晴らしい戦果をあげている』
元帥『こっちも負けていられない、だろう?』
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- 吹雪「この鎮守府、変人が多いような」明石「測ってみます?」 (148) - [49%] - 2018/10/15 2:47 ○
- 吹雪「だからこの鎮守府はおかしいって言ってるんです!!!」 (1001) - [46%] - 2015/5/11 4:15 ★★
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