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元スレ八幡「やはり雪ノ下雪乃のいない奉仕部はまちがっている」
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前も雪ノ下無しで三浦とかに言えたし、今回も八幡いけるんじゃない?
この調子だと八幡にとって、奉仕部は守りたい空間にはならないだろうな
葉山達を食い止める方法はその場ではやむを得ず場を譲った振りをして、その足で職員室に赴いて葉山達のコート無断使用の件をチクればええねん。
あとは校内放送が葉山達を呼び出してくれるだろうから、その後に空いたコートで戸塚のフォームチェックに専念できるやろ。
あとは校内放送が葉山達を呼び出してくれるだろうから、その後に空いたコートで戸塚のフォームチェックに専念できるやろ。
八幡「(翌日の昼休み、俺、由比ヶ浜、戸塚、そして何故かついてきた材木座の四人が、テニスコートに集合。弁当は時間がもったいないので早弁で済ませて、着替えが終わったらすぐに練習を始められる体制になっていた)」
八幡「そんじゃ、まずはジョギングからやってくれ」
彩加「うん、分かった」
結衣「はーい」
輝義「承知!」
八幡「(俺はテニスの知識がほとんどないので、コーチング本に載っているフィットネス系統の練習を主にやることを説明したところ、この二人も参加したいということで、戸塚に付き合うことになった。恐らく体重を気にしての事だろうが、由比ヶ浜は必要ないと思うんだがなぁ)」
八幡「(それからしばらく、筋トレやランニング、最後に壁打ちをして、昼練は終了となった。まぁ戸塚以外の二人は筋トレですぐにギブアップしていたが、戸塚は流石に主将ということもあって、きつめのトレーニングもなんとかこなしていた。)」
八幡「(戸塚にきついトレーニングを指示するのは心苦しいが、ここで手を抜いたら戸塚のためにはならない)」
八幡「よし、今日はこんなもんでいいだろ。終了だ」
戸塚「はぁ、はぁ、そうだね、なんだかいつもよりいい練習が出来た気がするよ。ありがと」
八幡「礼には及ばねえよ。俺はただ突っ立って指示出してただけだからな」
彩加「でも、八幡が見てくれてたから頑張れたというか…ってぼく何言ってるんだろね、あはは」
八幡「(え、何その言葉、もう勘違いするしかないの?いやいや男相手に勘違いとかシャレになんねーよ)」
八幡「そんなことよりこれやるよ。疲れただろ」スッ
彩加「え、スポルトップ?いいの?」
八幡「ああ、MAXコーヒー渡すわけにもいかんしな。」
彩加「あはは…ほんとにありがとね、八幡!」
義輝「ぐぬぬ…おぬし、いつの間に戸塚殿とそんなに仲を深めたのだ!」
彩加「え?そんなに仲良さそうに見えるかな…そうだったらちょっと、うれしい、かも…」
義輝「なぁ八幡、なんでこの人こんなにかわいいの?俺今心臓バックバクなんだけど」
八幡「素で俺に聞くなよ。気持ちは痛いほどわかるが」
結衣「むー、さいちゃんにばっかデレデレしちゃってー…ヒッキーってもしかして…」
八幡「違うからな?俺はれっきとしたノーマルだぞ。大体俺が常時デレデレしてたら気持ち悪いだろ」
結衣「そうだけどさー、さいちゃんだけにってのは…なんかむかつく」
八幡「それに戸塚だけじゃないぞ。妹に対してもデレは全開だ」
結衣「うわ、シスコン?キモッ…まぁでも小町ちゃんすごくかわいいもんね」
八幡「ああ、小町マジ天使…ってお前小町のこと知ってるのか?」
結衣「え?あ、ううん、べ、べつに知らないよ?ただヒッキーが前に妹の名前言ってたし可愛いのかなって」
八幡「うーん、そんなこと言ったっけなぁ」
結衣「と、とにかく知らないの!じゃ、じゃああたし戻ってるからね!」
八幡「なんであいつあんなにあせってんだ?…まぁいい、俺たちも戻ろう、戸塚」
彩加「うん!そうだね」
義輝「はちまーん!ねぇ我は?我は?」
八幡「そんじゃ、まずはジョギングからやってくれ」
彩加「うん、分かった」
結衣「はーい」
輝義「承知!」
八幡「(俺はテニスの知識がほとんどないので、コーチング本に載っているフィットネス系統の練習を主にやることを説明したところ、この二人も参加したいということで、戸塚に付き合うことになった。恐らく体重を気にしての事だろうが、由比ヶ浜は必要ないと思うんだがなぁ)」
八幡「(それからしばらく、筋トレやランニング、最後に壁打ちをして、昼練は終了となった。まぁ戸塚以外の二人は筋トレですぐにギブアップしていたが、戸塚は流石に主将ということもあって、きつめのトレーニングもなんとかこなしていた。)」
八幡「(戸塚にきついトレーニングを指示するのは心苦しいが、ここで手を抜いたら戸塚のためにはならない)」
八幡「よし、今日はこんなもんでいいだろ。終了だ」
戸塚「はぁ、はぁ、そうだね、なんだかいつもよりいい練習が出来た気がするよ。ありがと」
八幡「礼には及ばねえよ。俺はただ突っ立って指示出してただけだからな」
彩加「でも、八幡が見てくれてたから頑張れたというか…ってぼく何言ってるんだろね、あはは」
八幡「(え、何その言葉、もう勘違いするしかないの?いやいや男相手に勘違いとかシャレになんねーよ)」
八幡「そんなことよりこれやるよ。疲れただろ」スッ
彩加「え、スポルトップ?いいの?」
八幡「ああ、MAXコーヒー渡すわけにもいかんしな。」
彩加「あはは…ほんとにありがとね、八幡!」
義輝「ぐぬぬ…おぬし、いつの間に戸塚殿とそんなに仲を深めたのだ!」
彩加「え?そんなに仲良さそうに見えるかな…そうだったらちょっと、うれしい、かも…」
義輝「なぁ八幡、なんでこの人こんなにかわいいの?俺今心臓バックバクなんだけど」
八幡「素で俺に聞くなよ。気持ちは痛いほどわかるが」
結衣「むー、さいちゃんにばっかデレデレしちゃってー…ヒッキーってもしかして…」
八幡「違うからな?俺はれっきとしたノーマルだぞ。大体俺が常時デレデレしてたら気持ち悪いだろ」
結衣「そうだけどさー、さいちゃんだけにってのは…なんかむかつく」
八幡「それに戸塚だけじゃないぞ。妹に対してもデレは全開だ」
結衣「うわ、シスコン?キモッ…まぁでも小町ちゃんすごくかわいいもんね」
八幡「ああ、小町マジ天使…ってお前小町のこと知ってるのか?」
結衣「え?あ、ううん、べ、べつに知らないよ?ただヒッキーが前に妹の名前言ってたし可愛いのかなって」
八幡「うーん、そんなこと言ったっけなぁ」
結衣「と、とにかく知らないの!じゃ、じゃああたし戻ってるからね!」
八幡「なんであいつあんなにあせってんだ?…まぁいい、俺たちも戻ろう、戸塚」
彩加「うん!そうだね」
義輝「はちまーん!ねぇ我は?我は?」
八幡「(そんなこんなで日々が過ぎてゆき、練習も実践的なものが多くなってきた。
材木座と由比ヶ浜はとっくの昔に戸塚の練習から脱落している。二人とも最初は頑張るが、中盤になるとぐったり倒れてしまう)」
八幡「(今は戸塚がフィットネスのトレーニングをしている間に練習したサーブを打って、それを戸塚が打ち返すという練習をしている。戸塚曰く、俺はサーブだけならテニス部員レベルらしい。
と言ってもここのテニス部員なんてたかが知れているが、少々アウトになっても打ち返すというようにしているため、結構な練習にはなってると思う)」
優美子「あ!テニスしてんじゃん!お、結衣もいるし」
八幡「(なんだ?葉山に三浦、その他大勢もいるな)」
優美子「ねー戸塚、あーしらもここで遊んでいい?」
戸塚「いや、僕たちは遊んでるわけじゃなくて…」
優美子「でも部外者とか混じってんじゃん、男テニだけでコート使ってないならあーしらも使っていいよね?」
戸塚「…だけど」ウルウル
八幡「悪いけど、今俺たちは戸塚の頼みで練習に付き合ってるんだ。遊びでやってるわけじゃない」
優美子「はぁ?何その態度、ちょーむかつくんですけど」
隼人「まぁそんなに喧嘩腰になるなよ。みんなでやるのはどうだ?その方が楽しいだろうし」
八幡「皆って誰だよ。俺友達いたことないから分かんねぇよ…」
隼人「…なんかごめんな?そういうつもりで言ったわけじゃないんだ。悩みがあるんあだったら俺が相談に乗るぞ?」
八幡「葉山、お前の優しさは嬉しいがそんな友達もいない俺からテニスコートまで奪うとか人として恥ずかしくないのか?」
隼人「うっ、んー、そうかぁ」
優美子「ねー隼人―。いつまでダラダラやってんの?あーし早くしたいんだけど」
八幡「(なんでこいつはいつも人の話聞かねぇんだよ)」
隼人「じゃあこうしよう。部外者同士で戦って勝った方がテニスコートで戸塚に付き合うってことで。戸塚も上手い奴とやった方が上手くなるだろう?」
優美子「勝負?なにそれ超楽しそう」
八幡「(えー、なんでそうなんの?でも反論できる要素がねぇ…)」
材木座と由比ヶ浜はとっくの昔に戸塚の練習から脱落している。二人とも最初は頑張るが、中盤になるとぐったり倒れてしまう)」
八幡「(今は戸塚がフィットネスのトレーニングをしている間に練習したサーブを打って、それを戸塚が打ち返すという練習をしている。戸塚曰く、俺はサーブだけならテニス部員レベルらしい。
と言ってもここのテニス部員なんてたかが知れているが、少々アウトになっても打ち返すというようにしているため、結構な練習にはなってると思う)」
優美子「あ!テニスしてんじゃん!お、結衣もいるし」
八幡「(なんだ?葉山に三浦、その他大勢もいるな)」
優美子「ねー戸塚、あーしらもここで遊んでいい?」
戸塚「いや、僕たちは遊んでるわけじゃなくて…」
優美子「でも部外者とか混じってんじゃん、男テニだけでコート使ってないならあーしらも使っていいよね?」
戸塚「…だけど」ウルウル
八幡「悪いけど、今俺たちは戸塚の頼みで練習に付き合ってるんだ。遊びでやってるわけじゃない」
優美子「はぁ?何その態度、ちょーむかつくんですけど」
隼人「まぁそんなに喧嘩腰になるなよ。みんなでやるのはどうだ?その方が楽しいだろうし」
八幡「皆って誰だよ。俺友達いたことないから分かんねぇよ…」
隼人「…なんかごめんな?そういうつもりで言ったわけじゃないんだ。悩みがあるんあだったら俺が相談に乗るぞ?」
八幡「葉山、お前の優しさは嬉しいがそんな友達もいない俺からテニスコートまで奪うとか人として恥ずかしくないのか?」
隼人「うっ、んー、そうかぁ」
優美子「ねー隼人―。いつまでダラダラやってんの?あーし早くしたいんだけど」
八幡「(なんでこいつはいつも人の話聞かねぇんだよ)」
隼人「じゃあこうしよう。部外者同士で戦って勝った方がテニスコートで戸塚に付き合うってことで。戸塚も上手い奴とやった方が上手くなるだろう?」
優美子「勝負?なにそれ超楽しそう」
八幡「(えー、なんでそうなんの?でも反論できる要素がねぇ…)」
ワイワイガヤガヤ
八幡「(ということでテニス勝負をすることになった。審判は戸塚。
プレイヤーは葉山、三浦ペアと俺、由比ヶ浜ペア。材木座はそもそも動けそうになかったのでパートナーから外した)」
「「「「「H・A・Y・A・T・O!!」」」」」
八幡「(そして葉山目当てに集まったギャラリー200人余り。どんだけ人気あるんだよ)」
八幡「(因みに由比ヶ浜はやらなくていいといったんだが、自分も頑張ると言ってきかなかった。俺なんかとペアなんかくんじゃったらなんかいろいろヤバいぞといったんだがな…)」
八幡「(そのあともテニスウェアに着替えてきた由比ヶ浜といろいろやり取りがあったのだが、今はそんなことどうでもいいので割愛)」
八幡「(そしてとうとう、テニス勝負という名の地獄が始まった)」
八幡「(葉山の運動神経と三浦のショットはすさまじく、最初の方こそ戸塚との練習や壁打ちで鍛えたプレーで五分五分の勝負をしていたが、やはり地力の差か、徐々に点差が開いていった)」
優美子「ふん!」ブン
結衣「ひぃ」
八幡「(それに加えて、由比ヶ浜への集中攻撃が始まり、テニス経験ほとんどゼロの由比ヶ浜はボールを捌けず、点差は圧倒的なものになりつつあった)」
八幡「(てかこいつ、経験なしでよくこんなところに立てるな…恥晒すの分かってただろうに、戸塚のために…いい奴過ぎる)」
八幡「無事か?」
結衣「怖かった…けど、大丈夫」
隼人「優美子、マジ性格悪いのな」
優美子「違うし!勝つためだし!あーしもそこまで性格悪くないし!」
隼人「ああ、ただドSなだけか」
ドワッハッハッハー
結衣「…ヒッキー、絶対勝とうね」
結衣「っていったぁぁぁ!」
八幡「おい、大丈夫かよ」
結衣「ちょっと筋やっちゃったかも…でも、これくらいだいじょう、あたっ」
八幡「ばっか、こんなことで無理すんな。」
結衣「でも、このままじゃさいちゃんが…」
八幡「…はぁ、お前はコートの隅に立ってろ。あとは俺がどうにかする」
結衣「…できるの?」
八幡「テニスには昔から、『ラケットがロケットになっちゃった!』って言う裏ワザがあんだよ」
結衣「それただのラフプレーだ!?」
八幡「…まぁ最悪本気だす。俺が本気だしたら土下座も靴舐めも余裕だ」
結衣「あさっての方向に本気すぎる…」
結衣「…ヒッキー、性格も悪くて、頭も悪くて、そのうえ諦めまで悪いんだね。あの時も全然諦めてなかったし…あたし、覚えてるから」
八幡「いやお前なにいって」
結衣「だから、あたしも頑張るよ。無理はできるだけしないけど」
八幡「…はぁ、じゃあお前、コートの右側に立ってろ。立つだけで良い。今お前が怪我したことは会場全体に伝わっているはずだ。こんなに長いこと座ってるんだからな。
なら、相手もそこを狙っては打ってこれない。コートの左側にボールが集まるからそこを俺が何とかする。立つのが厳しかったら座ってても良い。その方が同情も誘える」
結衣「相変わらずゲスイ…でも、やってみるよ。あたしにできること、それくらいだろうし」
八幡「あぁ、頼む」
八幡「(そう言った由比ヶ浜はコートの右側に立つ。ここで座らないのは、あいつなりの意思表示だろう。しかし傍から見てても足が痛そうなのが見て取れる)」
八幡「(さて、うまいこといってくれるといいが…)」
八幡「(ということでテニス勝負をすることになった。審判は戸塚。
プレイヤーは葉山、三浦ペアと俺、由比ヶ浜ペア。材木座はそもそも動けそうになかったのでパートナーから外した)」
「「「「「H・A・Y・A・T・O!!」」」」」
八幡「(そして葉山目当てに集まったギャラリー200人余り。どんだけ人気あるんだよ)」
八幡「(因みに由比ヶ浜はやらなくていいといったんだが、自分も頑張ると言ってきかなかった。俺なんかとペアなんかくんじゃったらなんかいろいろヤバいぞといったんだがな…)」
八幡「(そのあともテニスウェアに着替えてきた由比ヶ浜といろいろやり取りがあったのだが、今はそんなことどうでもいいので割愛)」
八幡「(そしてとうとう、テニス勝負という名の地獄が始まった)」
八幡「(葉山の運動神経と三浦のショットはすさまじく、最初の方こそ戸塚との練習や壁打ちで鍛えたプレーで五分五分の勝負をしていたが、やはり地力の差か、徐々に点差が開いていった)」
優美子「ふん!」ブン
結衣「ひぃ」
八幡「(それに加えて、由比ヶ浜への集中攻撃が始まり、テニス経験ほとんどゼロの由比ヶ浜はボールを捌けず、点差は圧倒的なものになりつつあった)」
八幡「(てかこいつ、経験なしでよくこんなところに立てるな…恥晒すの分かってただろうに、戸塚のために…いい奴過ぎる)」
八幡「無事か?」
結衣「怖かった…けど、大丈夫」
隼人「優美子、マジ性格悪いのな」
優美子「違うし!勝つためだし!あーしもそこまで性格悪くないし!」
隼人「ああ、ただドSなだけか」
ドワッハッハッハー
結衣「…ヒッキー、絶対勝とうね」
結衣「っていったぁぁぁ!」
八幡「おい、大丈夫かよ」
結衣「ちょっと筋やっちゃったかも…でも、これくらいだいじょう、あたっ」
八幡「ばっか、こんなことで無理すんな。」
結衣「でも、このままじゃさいちゃんが…」
八幡「…はぁ、お前はコートの隅に立ってろ。あとは俺がどうにかする」
結衣「…できるの?」
八幡「テニスには昔から、『ラケットがロケットになっちゃった!』って言う裏ワザがあんだよ」
結衣「それただのラフプレーだ!?」
八幡「…まぁ最悪本気だす。俺が本気だしたら土下座も靴舐めも余裕だ」
結衣「あさっての方向に本気すぎる…」
結衣「…ヒッキー、性格も悪くて、頭も悪くて、そのうえ諦めまで悪いんだね。あの時も全然諦めてなかったし…あたし、覚えてるから」
八幡「いやお前なにいって」
結衣「だから、あたしも頑張るよ。無理はできるだけしないけど」
八幡「…はぁ、じゃあお前、コートの右側に立ってろ。立つだけで良い。今お前が怪我したことは会場全体に伝わっているはずだ。こんなに長いこと座ってるんだからな。
なら、相手もそこを狙っては打ってこれない。コートの左側にボールが集まるからそこを俺が何とかする。立つのが厳しかったら座ってても良い。その方が同情も誘える」
結衣「相変わらずゲスイ…でも、やってみるよ。あたしにできること、それくらいだろうし」
八幡「あぁ、頼む」
八幡「(そう言った由比ヶ浜はコートの右側に立つ。ここで座らないのは、あいつなりの意思表示だろう。しかし傍から見てても足が痛そうなのが見て取れる)」
八幡「(さて、うまいこといってくれるといいが…)」
優美子「ふん」パコーン
結衣「ひっ」
優美子「あーし、対戦相手に同情とか逆に失礼だと思ってんから。結衣がやるっていうんなら遠慮なく狙わせてもらうし」
八幡「(やっぱりな…そううまくはいかねーか。仕方ない、本気だすか)」
八幡「(媚びるときは徹底的に媚びる。それが俺のプライド。見せてやる、俺の土下座)」
八幡「三浦、葉山、ちょっと話を聞いてくれ」
優美子「なにー?もしかしてギブ?」
結衣「まさか…」
ザザッ
八幡「…頼む、テニスコートだけは、見逃してくれ。頼む」
ザワザワザワ・・・・・・・・・・
モブ男「おいなんだあいつ、急に土下座してきたぞ」
モブ樹「俺、土下座なんて初めて見たぜ…」
モブ美「つーかなにあれ?マジで受けるんですけどー!」ケラケラ
結衣「ヒッキー!」
彩加「八幡!」
八幡「(由比ヶ浜が足を引きずりながら、戸塚がすごい勢いで審判台から降りてきて、俺のもとに駆け寄ってくる)」
戸塚「八幡、もういいよ!だから顔上げてよ!僕のためにこんな…」
結衣「そうだよ!何もほんとに土下座することないじゃん!」
八幡「(ああ、ほんとにお前らはいい奴だ。こんなに良い奴らと知り合えたなんて、嬉しくて涙が出そうだ。だがこの頭だけは地面から離すわけにはいかない。あいつらからの許しを得るまでは)」
材木座「…ふん」
材木座「俺からも頼む。見逃してやってくれ」ザザッ
戸塚「そんな材木座君まで!やめてよ!こんなこと…」
モブ太「なんだ、隣のデブまで土下座してきたぞ!こりゃ傑作だ!」
モブ理「ていうかあの目が腐ったやつ、前に三浦さんにケンカ売ってたやつじゃね?
あんだけ啖呵きっといてその相手に土下座とか…よくやるわ」
モブ絵「あんたらの頭に何の価値があるんですかー!?答えてくださいよー!」
結衣「ヒッキー…もう…」ウルウル
優美子「…分かったし。でも2つだけ言うこと聞け」
モブ沙「え?」
ザワザザワ
八幡「…ありがとう。俺にできることなら何でもする」
優美子「まず、この勝負の負けを認めろし」
八幡「それはもちろんそのつもりだ。俺の惨敗だ」
優美子「じゃああと一つ…さっさと顔上げろ。あんたの土下座なんてこれ以上見ても不快なだけだし」
八幡「…ほんとにそれだけでいいのか?」
優美子「あーしの言うことは聞くんでしょ?じゃあさっさとする!」
八幡「(そう言われたので顔を上げると、三浦はコート外に歩いて行った)」
大和「おい、あれだけでいいのか?この前の事を仕返しできるいいチャンスだったのに」
真理「そこは優美子の優しさっしょー。でも見事な土下座っぷりだったねー。あの姿を皆に見せた時点であの男にとっちゃ十分恥だよ。マジ受けたわー。あはははは」
ゲラゲラゲラゲラ
八幡「(三浦の傍に寄ってきた女が発した声によって、俺たちと葉山以外がドッと沸き立つ)」
八幡「(しかしこの直後、三浦の一言が周囲を凍り付かせた)」
優美子「ふーん。まぁ確かに面白かったけど、もし誰かのために土下座する覚悟も持ってない奴がヒキオのこと笑ってんなら、あーしマジで軽蔑するわ」
真理「え…」
シーン
八幡「(まさか、三浦の口から俺をフォローするようなセリフが出るとは夢にも思わなかった。あんたそういうキャラだったの?)」
結衣「優美子…」
戸塚「八幡!」ガバッ
八幡「(戸塚は顔を上げた俺に泣きながら抱き付いてきた。普段ならうろたえたりするところだが、そういう場面でもないので普通に受け止める)」
戸部「だ、だよなー。ていうかむしろ漢の土下座を見せてくれたヒキタニくんマジパネェっていうか?笑うとこじゃないでしょーって感じだよなー」
大岡「そ、そうだな。あんだけのすごい土下座は漢なら一度はしてみたいぜ」
八幡「(冷たくなった空気を変えるため、取り巻きが場を盛り上げようとする。
葉山もその状況にほっとしたようだ。笑いながら集団の中心に戻っていく)」
八幡「(由比ヶ浜、戸塚、材木座、俺の四人を残して、ギャラリーたちも去って行った)」
彩加「八幡、ほんとにごめんね…僕のせいでこんなことに…」
八幡「構わねぇよ。結果コートが守れたからよかったじゃねえか。それに女王様の気まぐれで命拾いもしたしな。つーか謝罪なら材木座にしてやってくれ。あいつこそただの部外者なのにあんなことさせてしまったんだ」
義輝「いや、その必要はなーい!我は戸塚殿のためではなく、いつも我のしょーもない原稿を読んでくれてる八幡に恩を返したまでよ!」
彩加「そっか…でも、結局は僕のために顔を下げてくれたよね。ありがとう!」
義輝「おっふ…」
八幡「(戸塚のやつ、着々と材木座も攻略してるな…天然で)」
結衣「…ヒッキー、今日の部活で、話があるから」
八幡「お、おう。なんだよ急に」
結衣「いいから。絶対来てね」
八幡「もともとそのつもりだ」
結衣「うん」
すいません、久しぶりの更新で悪いんですがこれだけです。
まぁ見てわかると思いますがこれから戸塚は原作以上に八幡になついていきます。
なんか文字数が思ってた1/3ぐらいだったので、自分でも驚いています。正直このシーンを一番書きたかったのに…
あと、更新が遅れたのは全部スマブラのせいです。俺は悪くないです。スマブラが悪いんです。
まぁ見てわかると思いますがこれから戸塚は原作以上に八幡になついていきます。
なんか文字数が思ってた1/3ぐらいだったので、自分でも驚いています。正直このシーンを一番書きたかったのに…
あと、更新が遅れたのは全部スマブラのせいです。俺は悪くないです。スマブラが悪いんです。
乙。雪乃がいない分結衣がもう少し踏ん張るかと思ったけど怪我もあるしこうなるしかなかったか
あーしさん普通に好いやつだな
原作だともうちょっと性格悪そうだけど
原作だともうちょっと性格悪そうだけど
あーしさんは面倒見のいいオカンタイプってそれ一番言われてるから
アニメエピしか知らんがこの後は葉山グループの問題は八幡が解消して、ルミルミも八幡が頑張って文化祭は雪野下が居ないから相葉が苦しむだけで終わって……あれ?ゆきのんって必要ないんじゃね?
>>128
相葉って誰?
相葉って誰?
ガハマさんが結構ヒッキー寄りだから相模が文化祭委員になる可能性低いんじゃね?
材木座の待遇がよくて、暖かい気持ちになれた。
このスレの八幡すこしかっこいいな。ユキノンがいない分がんばってる、気がする
このスレの八幡すこしかっこいいな。ユキノンがいない分がんばってる、気がする
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