元スレ凛「ふーん、アンタが私のプロデューサー?」モバP「え、違うけど?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
151 :
遅くなって申し訳ない、再開します
>>149
サンクス!やっぱ茄子様は美しいわ……
152 = 1 :
――――――― 総合事務所
ガチャー
ちひろ「あ、仲介Pさん。どうですか?担当の方は決まりましたか?」
P「それが……」
ちひろ「まぁ焦ることはありませんよ、ゆっくりじっくり」
普通P「そうですよ」
P「あれ?普通P。どうしたんですか?」
普通P「いえ、また新人の子が事務所を見学したいとのことで『担当が決まってなくて暇で個性の強すぎない人』
と言う事で僕が呼ばれたんですよ」
P「なるほど……」
凛「なるほど……」
卯月「島村卯月です!頑張りますのでよろしくお願いします!」
P「ああ、この子が」
普通P「そう。島村さん。元気そうでいい子ですよね」
卯月「卯月って呼んでください!」
普通P「ああ、うん」
凛「私は渋谷凛、よろしく」
卯月「よろしくね!凛ちゃん!」
P「(凛と卯月ちゃんは合いそうだけど……プロデューサーとアイドルって感じではないよなぁ……)」
P「(卯月ちゃんと普通Pは……あ、何か普通に合いそうだな)」
P「普通P」
普通P「え?なんですか?」
P「卯月ちゃんの担当、やってみます?」
普通P「僕が?」
P「ええ、なんか普通に合いそうだったんで」
普通P「なんか割と適当だなぁ」
P「いや、なんかビビッとくるんですよ、ビビっと……」
「お前の勘なら間違いないだろう」
P「あ、大御所P!」
凛「大御所P!?」
大御所P「あー、そうかしこまらんでもいい。この事務所ではお前の方が古株だろう」
P「わ、わかりました」
153 = 1 :
島村卯月
154 = 1 :
大御所P「やはり数々のトップアイドルを輩出してきたその手腕……
ワシがここに来たのも間違いじゃなかったようだのう」
P「泰葉ちゃんも、前の事務所よりイキイキしていますしね」
ヒョコ
泰葉「そうですか?」
P「わ、いたんだ」
泰葉「プロデューサーと打ち合わせですよ。いるに決まってるじゃないですか」
P「打ち合わせのスケジュールまでは把握してないよ。メモPじゃないんだから」
泰葉「あはは、そうですよね」
大御所P「やはり、よく笑うようになったな……」
泰葉「……そうですか?」
P「前の冷たい人形みたいな目をしてた時が嘘みたいですね」
大御所P「ここは……なんだか暖かい家のような場所だからな。
おかげでワシも丸くなってしまった……」
普通P「そんなに恐ろしかったんですか、昔」
P「そうか、普通Pは知らないんですよね。大御所Pは昔はもう、それはそれは……」
大御所P「はは、昔の話だ。それより……島村といったかな?」
卯月「はい!」
大御所P「お前はどうなんだ?この普通の男をプロデューサーとして、
おそらくこれからずっとアイドルを続けることになるとは思うが」
卯月「私は嬉しいです!なんというか……お兄ちゃんみたいな雰囲気を感じます!」
普通P「お兄ちゃんみたいかぁ……」
P「決まりですね」
普通P「え」
P「なんか普通にいけそうですしね。大丈夫でしょう。普通Pさえよければ」
普通P「まぁ、可愛いしね。普通にオッケーだよ」
P「よし」
卯月「それでは、改めて宜しくお願いします!プロデューサーさん!」
普通P「よろしく!卯月!」
凛「なんか普通に決まったねー」
P「まぁ、この二人はプロダクション中最も普通の組み合わせだと思うし……」
155 :
普通いいすぎだろぉ~
今この時はN状態だからしょうがないけど
156 = 1 :
岡崎泰葉
157 :
部屋ちらかってそうな普通P
158 = 1 :
「順調みたいだね」
P「あ、主夫P」
凛「主夫P……?」
主夫P「ああ、えっと、君が噂の凛ちゃんか」
凛「え?噂って……」
ヒョコッ
響子「あの仲介Pさんが初めて担当を決めかねているって聞きました!」
凛「わっ」
P「何で皆そんな神出鬼没な出方を……?」
主夫P「はいコーヒー」
コト
P「あ、ありがとうございます」
響子「麦茶どうぞ!」
コト
凛「あ、ありがとう」
主夫P「あの仲介Pをここまで悩ませるからどんな子かと思ったけど……案外普通の子なんだね」
卯月「呼びました?」ガタッ
普通P「卯月、違うから座ってようか」
響子「そんなに難しいんですか?担当決めって」
P「え?いや……今まで苦労したことはなかったんだけど」
主夫P「スランプって奴かな?」
P「それかもしれませんね」
主夫P「はは、じゃあもう、仲介辞めちゃえば?」
P「ええっ!?」
凛「結構きつい事言うんですね」
主夫P「そりゃあ、彼は一流の仲介で、今までアイドルの担当決めで迷ったことなんてないんだもの。
試行錯誤Pの時でさえ迷わず決めたほどだし。それが迷うって事はもう無理なんじゃない?」
P「……」
凛「(試行錯誤P!?)」
159 = 1 :
五十嵐響子
160 = 1 :
主夫P「そして凛ちゃん、君の担当はだ」
凛「はい」
主夫P「君が適当に決めちゃえば?」
凛「え?」
主夫P「だってそうじゃない?今まで担当決めの役割だったPが今を持って解任なんだよ。
じゃあもう、アイドル本人に選んでもらうほかなくない?」
凛「でも、それは……」
凛「(あ)」
『凛ちゃんがどんなプロデューサーならついていけるかを選ぶんです。
自分の個性に合わせるのではなく、自分が合わせられそうな個性のプロデューサーを選ぶんです』
凛「……考えてみます」
主夫P「おっ、いい反応だね」
響子「わー、ぱちぱちー」
P「(やはり茄子さんの言う通りに未来が動いた……)」
主夫P「アイドルにとってプロデューサーは一蓮托生。もちろん大事な役割だけど――」
響子「別に途中で変えちゃいけないって決まりもないんです。だから適当に決めてもいい」
主夫P「そして何より、お互いに大事なのは、結局のところ『相性』だけだからね」
響子「ねー♪」
凛「(この二人すごく仲いいな……)」
P「(この二人相変わらず仲いいな……)」
161 = 1 :
凛「一応、一人いいかなって思う人がいるんです」
主夫P「その人で決定かな」
P「え?そんな人いた?」
スッ……
P「……え、私?」
凛「うん、なんとなく、一番合いそうだなって思ったから」
P「私か……仲介の仕事は」
主夫P「さっき、ニュージェネレーションの二人目が決まっただろ?
だからその子で最後じゃない?つまり、仲介の仕事はもうない」
P「そうか……じゃあもう仲介Pである必要もないということか」
凛「もちろん、プロデューサー次第だよ。嫌なら無理にとは言わない」
P「そんな事はない!何より最初見たときから、君はトップになるだろうと確信している!」
凛「……ッ」
響子「おお~大胆ですねー」
P「え?」
凛「……そっか、じゃあ、よろしく」テレッ
P「どうした凛、顔が赤いようだけど」
凛「うっさい」
バシッ
P「痛い」
162 = 1 :
P「それじゃ、改めて……よろしく!俺は……えっと」
凛「……俺?」
P「あれ?変かな。今までは仲介の役割があったから、どうしても『私』に拘ってたんだけど……もういいかなって」
凛「ううん。そっちの方がいいよ」
P「ありがとう」
主夫P「おめでとう!えっと……あ、なるほど」
響子「何がなるほどなんですか?」
主夫P「仲介じゃなくなった今、こいつをなんて呼べばいいかわからない」
響子「なるほどー……だからさっきちょっと口ごもったんですね」
P「仲介じゃないなんて慣れないな……」
凛「ふつうにプロデューサーでいいよ。あだ名なんてそのうち勝手につくし」
P「そうだな……改めて宜しくな!凛!」
凛「うん。よろしく。ところで」
P「ん?」
凛「改めて、アイドルのプロデューサーになったわけだけど……気分はどう?」
P「まぁ、悪くないかな……」
凛「そ。これからよろしくね、プロデューサー!」
P「おう!」
終わり。
163 = 1 :
■おまけ デスマーチ
愛海「腐女子Pさん!ちょっと揉みたいんですが構いませんねッ!!」
腐女子P「いいよ。デスマーチ手伝ってくれるならね」
愛海「ですまーち?なんか知らないけど手伝う手伝うー♪」
モミモミーッ!
――――――――
カリカリカリカリカリカリカリカリカリ……
カリカリカリカリカリカリカリ……
愛海「……」 カリカリカリ……
愛海「……」 ウツラ…… ウツラ……
バチッ!!!
愛海「ひぎゃっ!!?」
腐女子P「駄目じゃない愛海ちゃん……手が止まってる」
愛海「すみ、すみません……」ビクビク
腐女子P「次はもうちょっと電圧強くしようか?」
愛海「ごめんなさああああぁぁぁぁいい!!」ビクビクッ!
由里子「いやー……犠牲者が増えてくれて助かるじぇ……」
――――――
淑女P「愛海……」
淑女P「あれほど『相手を選べ』って言ったのに……」
164 = 1 :
以上です。予想以上の長丁場になって申し訳ない。
お読みいただきありがとうございましたー。アイドル未登場のPもいますが、一応(非担当リスト以外は)全員考えてあります。
誰が誰のPか、全員わかりましたか? それではまたー。
165 :
てっきり姉妹Pがいて姉Pが美嘉を妹Pが莉嘉を担当してるのかと思ったから出ると思ったのに残念乙
166 :
乙
ふみふみと本屋Pを期待してた
168 :
乙
予想以上に設定にしっくりきた
169 :
乙
すごくいい設定だけど自堕落Pだけは
その組み合わせで仕事になるのか心配だw
170 :
いいssだった、かけ値なしに
171 :
まぁ悪くないかなってお前が言うのかよ
172 :
高峯のあとイノセントPとか
みんなの評価 : ☆
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