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元スレ京太郎「ステルスっ子と」桃子「初夜」
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それと同時に、
ゆみ「誕生日おめでとう、モモ」
智美「おめでとうだぞ、モモ」
佳織「お誕生日おめでとう、桃子さん」
睦月「おめでとう、桃子」
クラッカーの弾ける音と共に先輩が声をかける。
モモはなにがおきているのかんからない表情で棒立ちのままだった。
ったく……仕方ない……。
モモの背中を後ろから出来るだけ強く、それでいて痛くない程度に叩いてやる。
京太郎「誕生日おめでとう」
俺のその声でモモはハッとなって周りを見渡す。
桃子「えっと……あの…あの……」
オロオロするばかりで要領をえないことを呟いているモモを通りすぎて先輩のいる位置に立つ。
ゆみ「水くさいじゃないかモモ」
ゆみ「京太郎くんがモモの誕生日を教えてくれなかったらこうして祝うことも出来なかったしな」
ゆみ「っと、喋りすぎたようだな」
智美「ユミちんは話が長いからなー」
ゆみ「年を取ると話が長くなってしまっていかんな」
智美「元々のユミちんの性格だと思うぞ」
ゆみ「なんだと!?」
佳織「どうどう」
睦月「先輩も部長も今日の主役は桃子なんですから」
先輩達がモモの気を引いている間に着替えないとな。
モモのいない間に何度か着たことあるけど……やっぱり馴れないな。
早着替えをして心の準備を整える。
桃子「あれ……京さんは?」
周りを見渡すモモ。
お前、気付くの早すぎるだろ……。
ゆみさんと部長が目を合わせて頷く。
ゆみ「では、その京太郎くんに登場してもらおう」
智美「せーのっ」
京太郎「お帰りなさいませ、お嬢様」
何度も練習した言葉と共に一礼。
頭を上げてモモの顔を見る。
桃子「…………」パクパク
口を金魚のごとくパクパクさせていた。
くっ……確かに似合わねぇとは思うが絶句されるのはちょっと辛いものがあるぜ。
モモ以外の皆に見せたときも同じ反応されたから余計に辛い。
そのくせ、俺にこういうことさせるんだから酷いと思う。
桃子「こ、これって…」
あわあわとこちらを指差して先輩の方を向く。
ゆみ「ああ、これは予選で戦った龍門渕からちょっと借りたものだ」
得意気に言うゆみさん。
桃子「な…なるほどっす」
納得するモモ。
京太郎「本日はお嬢様のご奉仕をさせていただきます」
ハギヨシー龍門渕の執事ーさんに教わった言葉を噛まずに言えた。
桃子「ご奉仕……」
桃子「って………」
桃子「………………………////」
真っ赤になって黙りんでしまった。
ああ、そうなるよな、実際俺もそんなこと女の子に言われたらそうなるさ。
でも、そういう意味じゃないからな。勘違いするな。
意味を把握したのかプルプルと震えた次の瞬間、
桃子「えぇぇぇぇぇぇ///////」
多分きっと、この時のモモの声は誰の声よりも響き渡っていたと思う。
帰り道
桃子「なーんだ、そういうことはしてくれないんっすね」
京太郎「当たり前だろっ!」
桃子「私だったら全然オッケーすよ?」
京太郎「そういうのはちゃんと順序を踏んでからじゃないと……ハッ!?」
桃子「……」ニヤニヤ
京太郎「」
桃子「順序を踏めば私とそういう関係になってくれるってことっすね」ニヤニヤ
京太郎「うっせーばーか///」
桃子「えへへー、京さんは分かりやすいっすねぇ」ニヤニヤ
カンッ
桃子「なーんだ、そういうことはしてくれないんっすね」
京太郎「当たり前だろっ!」
桃子「私だったら全然オッケーすよ?」
京太郎「そういうのはちゃんと順序を踏んでからじゃないと……ハッ!?」
桃子「……」ニヤニヤ
京太郎「」
桃子「順序を踏めば私とそういう関係になってくれるってことっすね」ニヤニヤ
京太郎「うっせーばーか///」
桃子「えへへー、京さんは分かりやすいっすねぇ」ニヤニヤ
カンッ
こちらにも一応生存報告を
仕事が片付き次第更新していきますっす
仕事が片付き次第更新していきますっす
了解しました
妄想を書き込みます
咏さん
弟子と買い物中にすこやん&はやりんと遭遇
妄想を書き込みます
咏さん
弟子と買い物中にすこやん&はやりんと遭遇
弟子と買い物
京太郎「折角のオフを俺の買い物になんかに付き合わせて申し訳ないっす」
彼はそう言いながら頭を下げた。
咏「んなこと気にしなさんなってーの」
咏「好きで付き合ってるんだし、知らんけどー」
咏(まぁオフにやることなんてアラフォーと痛いお姉さんと麻雀するくらいだし)
咏(そんな生産性のないことやるより、未来ある若者と一緒にいた方がずっといい)
咏(それに私の弟子はわりと外見はいいと思うんだけどねぃ……師匠の贔屓目に見ても)
咏(こういう時のをカメラとかテレビとかに映れば外堀がいい感じに埋まっていくんだけど…)
咏(中々上手くいかないねぃ)ハァ
私が溜め息をつくと彼が振り返ってこちらを見た。
京太郎「どうかしましたか?」
咏「いんやなんでもないさ」
京太郎「もしかして退屈させちゃいました?」
やれやれ、気が利くようになったじゃないか。
咏「そんなことはないさ」
京太郎「そうだ、咏さん」
咏「ん?」
京太郎「ちょうどそこにプリクラがあるんで撮りますか」
彼が指を指した方向にはキラキラと光を放つプリクラ機があった。
京太郎「すっげーなぁ最近のプリクラって」
彼が珍しそうにプリクラ機のタッチ画面を弄っている。
私はというと……。
咏「……」
固まっていた。
ええまぁ入ってしまいましたよホイホイと。
まさかプロになってこういうことをする機会が訪れるとは思わなかった。
ましてやその相手が男性だとは夢にも思ってなかった。
悲しいことに、麻雀が強い女性は婚期が遅れると言うジンクスがあるのだ。
それを作ったのがアラフォーと牌のお姉さん。
結婚に関してはあまり興味がないのだが、ジンクスによってどれだけ遅れるか定かではなかった。
ゆえに、この年で男性とプリクラを撮れるとは露にも思わなかったのだ。
京太郎「咏さん、これでいいっすか?」
彼が振り返って聞いてくる。
咏「あ、ああ。いいと思うぜ……知らんけど……」
何をやってるか分からないのだから知らないのは当然だがつい口癖が出てしまう。
慌てて口を塞ぐ。
京太郎「ぷっ」
咏「な、なに笑ってるんだよっ」
師匠のことで笑うなんて許せない。
これは躾が必要だ。
そう思って彼に手を伸ばす。
「カメラの方を向いてね」
不意に私でも彼でもない声が聞こえてきた。
私はビックリして伸ばした手を縮める。
京太郎「変な顔で撮られちゃいますよ」
彼はそう言いながら私の横に並んだ。
不意に私の脳裏にある光景が過る。
パシャと機械的なシャッター音で現実に無理矢理連れ戻された。
京太郎「咏さん?」
咏「な、なんだ!?///」
多分私の顔はさっきの光景のせいで真っ赤になっているだろう。
京太郎「いや、ポーズ決めないから」
咏「あ、ああ……忘れた……」
咏「次はしっかりやるさ」
顔を軽く叩いて気合いを入れる。
しかしその気合いも無惨に砕けてしまうことになる。
「じゃあ仲の良い二人は抱きしめ合っちゃおう!」
Why? 今この機械はなんて言った?
抱きしめ合う? 無理無理無理。
出来るわけない。
さっきの頭に浮かんだ光景で意識しまくってるのに……。
最近のプリクラはそんなことを要求するのか。
京太郎「あはは…最近のプリクラは大胆なことさせるなぁ」
京太郎の方を向くと彼も動揺しているのか頬をポリポリ掻きながら照れ臭そうに苦笑いしていた。
京太郎「咏さん」
彼がこっちを向いた。
咏「お、おう」
京太郎「郷に入れば郷に従えってことで……やりましょう」
とキメ顔で彼が言った。
そんな彼を見て溜め息が出た。
咏(こんな機会なんて滅多にないし)
咏(だから浮かれて抱きしめても仕方ないよな、知らんけど)
なんて心の中で言い訳して彼をジト目で見る。
きっと彼には私が渋々承諾したように見えているのだろう。
京太郎「失礼します」
彼はそう言って後ろから私を抱き締めてた。
そういえばドラマにこんなシーンとかあったっけ?
………。
………………。
あ、これあすなろ抱きってやつだ。
咏「きょ、きょ京太郎っ!?///」
予想外の抱き付きだった。
嬉しいけど、なんかこれじゃない気がした。
嬉しいけど!
顔を真っ赤にしながらどうにか出来ないかとあたふたしたが抱きしめられていて上手く身動きがとれず、気がついた時には既に写真を撮られてた後だった。
「次は横の機械で写真をデコっちゃおう」
京太郎「じゃ行きますか」
そう言って彼は私から離れて箱の外に出た。
咏(あっ……)
京太郎が私から離れたせいで冷たい空気に触れて放心状態だった私を現実へと連れ戻す。
慌てて彼の後を追う。
京太郎「えっと……これをこうして…」
馴れた手つきで機械をタッチしていく。
咏(私が昔撮ったときにはこんなのなかったんだけどねぃ……)
そんなことを思っているとやることが終わったのか、京太郎がこっちを見た。
京太郎「すぐ出てきますんでちょっと待ってましょうか」
訳もわからず彼の後を追う。
まるで生まれたばかりの雛鳥みたいだと思った。
自分で考えたことだがちょっと面白くて小さく笑ってしまう。
きっと今の姿を知り合いとかに見られたら滑稽なんだろうな、なんて考えていると。
健夜「あっ」
はやり「あっ」
出会ってしまった。
もっとも今出会いたくない二人組に。
溜め息を吐いて上を見上げる。
建物の中で空が見えないことなんてわかっていたがどうしてもそうしたくなった。
咏(神様はつくづく意地悪だ……わっかんねーけど)
この時初めて神様をちょっとだけ恨んだ。
買い物なのに買い物してないですこはやペアに出会ってしまった件←
ほんと申し訳ないっすorz
まぁ、こういうこともあるよね(震え声
ほんと申し訳ないっすorz
まぁ、こういうこともあるよね(震え声
とまぁ出会ってしまったものは仕方ない。
なんでかわかんねーけどその出会いに抵抗したくなった。
だから私は京太郎の手を取ってアラフォーどもが現れた方向と逆方向に向かって走った。
咏(せっかくの時間をアラフォーに邪魔されてたまるかっての、知らんけど)
健夜「えと……咏ちゃん?」
はやり「男の子と一緒……?」
後ろからそんな声が聞こえたけど無視無視。
とりあえず、一刻も早くこの二人から離れないと…。
京太郎「えっ!咏さん!?」
京太郎も驚きながらしっかりと私の手を握って付いてきてくれてる。
だが、いつまでも走り続けられるほどの体力は私にはなかった。
しばらく走ったら息が切れて立ち止まってしまった。
京太郎「大丈夫ですか?」
京太郎が心配そうたこっちを見る。
私がなにも言わないでいる――正確には息が切れて喋れないのだが――と京太郎は近くのベンチに私を座らせた。
京太郎「ちょっと待っててくださいね」
そう言って京太郎は人混みに紛れてしまった。
一人っきりになった私は人混みを呆然と眺めることにした。
見るからにカップルだったり、親子だったり、友人同士だったり。
咏(私と京太郎だったらどう見えてるんだろうかねぃ……知らんけど……)
京太郎「咏さんっ」
咏「ひゃぅっ!?」
声をかけられて飛び退いた。
そりゃそうだろ……。
頬に冷たい物を押し付けられたら誰だってビックリする。
京太郎「すいません、ちょっとした茶目っ気出しちゃいました」
申し訳なさそうに頭に手を添える。
茶目っ気で師匠を驚かせる奴がどこにいるんだよ。
ジト目で抗議しながら、差し出されたジュースを手にとって蓋を上げる。
咏「ありがと」
そう言ってジュースを喉に入れる。
渇いた喉が潤っていく。
これがビールだったらもっといいんだけどねぃ……ま、昼間っから飲むのは主義じゃないし
京太郎「落ち着きました?」
咏「まぁね」
切れていた息も元通りになっていた。
京太郎「じゃ買い物しますか」
咏「あっ」
プリクラ撮ったりあの二人に出会ったり衝撃的なことがありすぎて目的を忘れていた。
プリクラ……あっ。
京太郎「落ち着きました?」
咏「まぁね」
切れていた息も元通りになっていた。
京太郎「じゃ買い物しますか」
咏「あっ」
プリクラ撮ったりあの二人に出会ったり衝撃的なことがありすぎて目的を忘れていた。
プリクラ……あっ。
咏「そういやプリクラは……」
京太郎「もちろん回収済みっす」
そう言って二人でとってプリクラをペラペラと見せてくれた。
咏「流石私の弟子だ」
京太郎「とりあえじ半分こしますか」
咏「そう……だな」
京太郎がプリクラを綺麗に半分にする。
え、ハサミも使わずに出来るもんなの?
京太郎「最近のプリクラってハサミ使わなくても半分に出来るようになってるんっすよ」
咏「へぇ、便利になったもんだねぃ」
京太郎「前にプリクラ撮った時に教えてもらったんすけどね」
咏「む……」
なんだか胸がムカムカとした。
なんだろうこの気持ち……。
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