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    元スレ竹井久「一雀士に一体『須賀京太郎』」

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    101 = 1 :

    京太郎クローン2『……あ、あ?』ブクブクッ

    竜華『え? 須賀君?』

    京太郎クローン2『あ、あっ、ああっああああっああ?』ブクブクブクブク

    セーラ『は? な、なんやこれ!! 須賀がどんどん膨れ上がって……!!』

    京太郎クローン2『あ、あ、ああぁぁあぁあぁああああ!!!!』ブクブクブクブク

    『ちょ、これアカンやつですよ!!! 京太郎くん死んじゃいますって!!!』アセアセ

    『す、スイッチ! フナQ!! そのスイッチにこれ止める方法とか書いてないんか!?』

    京太郎クローン2『あっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっ』ブクブクブクブク

    浩子『だ、駄目や!! うちが今押したボタン以外、何も付いとら――』



    パァンッ!!

    ドチャ

    ビチャチャ・・・

    102 = 1 :

    >>101 修正

    京太郎クローン2『……あ、あ?』ブクブクッ

    竜華『え? 須賀君?』

    京太郎クローン2『あ、あっ、ああっああああっああ?』ブクブクブクブク

    セーラ『は? な、なんやこれ!! 須賀がどんどん膨れ上がって……!!』

    京太郎クローン2『あ、あ、ああぁぁあぁあぁああああ!!!!』ブクブクブクブク

    『ちょ、これアカンやつですよ!!! 京太郎くん死んじゃいますって!!!』アセアセ

    『す、スイッチ! フナQ!! そのスイッチにこれ止める方法とか書いてないんか!?』

    京太郎クローン2『あっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっあっ』ブクブクブクブク

    浩子『だ、駄目や!! うちが今押したボタン以外、何も付いとら――』



    パァンッ!!

    ドチャ

    ビチャチャ・・・





    ザワザワ・・・!!
    「なんてこと……!」

    洋榎「は? マジか、これ……」

    103 = 1 :

    竜華『……え?』

    『う、嘘やろ……京ちゃん……』

    セーラ『あ、あああぁ……』カタカタ

    『――!』ペタン

    浩子『……あ? ……血?』

    浩子『……っひ、ひぃ。い、いや……』

    浩子『いやぁぁあああああああああああああああああああああ!!!!!』


    浩子『う、うう、うち、うちが押したぼぼ、ボタンでぇぇええ……はじけ、はじけたあ』

    浩子『こ、殺した……? うち、が……殺したぁ……? 須賀を? うちがぁ……』

    浩子『う、嘘や! こんなん嘘やぁぁあああああああ!!!!』ガタガタ

    セーラ『ひ、浩子! しっかりせえや!!』ガシッ

    浩子『だだ、だって……し、死んだんやで、ああぁ……須賀、うちのせいでし、しし』

    浩子『こ、ここんな、まさかこないことなるなんてこれっぽっちも思っとらんかった、思っとらんかった』カタカタ

    浩子『す、スイッチ、ただのスイッチや思ったんやぁぁ。うち、それ押しただけで……でも、須賀はそれで死んで……』

    セーラ『大丈夫や、大丈夫……。浩子は悪くない』

    浩子『でも、でもぉ……』チラ

    グチャア・・・

    浩子『あ、ああああぁぁぁぁ……』

    104 :

    なんやこれ
    いきなり話危なくなってきたぞ

    105 = 1 :

    セーラ『しっかりせえ!! 浩子が殺したわけや無い! これだけはしっかりと言える!!』

    セーラ『須賀を殺したんは、あのスイッチを渡した竹井の奴や!!』

    浩子『ぅぅぅぅ』ガタガタ

    竜華『こ、これ……どういうことなん? 須賀君、ホンマに死んじゃったんか……?』

    竜華『あ、はは。な、なんかの間違いやろ。あんだけ完璧なおもてなしが出来る須賀君なんや。きっとこれも演技だったりするんやろ……? なあ怜?』

    『わ、私が一巡先をみとけば……防げたのに……』

    竜華『……怜?』

    『ごめんなぁ、京ちゃん……私が間抜けなばっかりに、こんなぁ……』

    竜華『あ、ああぁぁ……。怜ぃ……。そんな。現実なんや、これ、現実なんやなぁ……』

    竜華『ホンマに須賀君……』

    『いやや、見たくない、見たくない……』カタカタ

    セーラ『皆……』


    セーラ『……竹井。こうやって須賀の命弄びおったんも、俺らの精神滅茶苦茶にしおったんも、全部あの女……!!』

    セーラ『竹井ぃ……!! お前の事や。今も俺らの姿眺めてほくそ笑んどるんやろ!? あぁ!?』

    セーラ『ぶっ飛ばしたる……。覚悟しときぃ……!! その顔、絶対にぶん殴ったるからな……』

    セーラ『竹――』

    ウゾ・・・

    セーラ『……井?』

    106 = 1 :

    ウゾウゾ・・・

    セーラ『……は? なんやこれ……う、動いとんのか?』

    『……え。え? きょ、京ちゃんの肉片が、うぞうぞと蠢めいとる……』

    ウゾウゾウゾ・・・

    浩子『あああぁぁぁ……。なんや、なんなんやぁ。うちにこんな幻覚まで見せて……もう、嫌ぁ……』

    竜華『い、いや、浩子! あんただけやないで……。うちにもこれ、ちゃんと見えてるわ……!』

    『……?』カタカタ


    ウゾウゾウゾウゾ・・・!


    セーラ『さ、さっきよりも動きが激しくなっとる……』

    『ま、まさか! 京ちゃん、生き返ろうとしとるんちゃうん!?』

    セーラ『は? ん、んなアホなことがあるわけ……』

    『私の未来視だって、本来ならできてはいけんことや。でも、雀力を通してならそれを実現させることができるっ……! できてまうっ……!』

    『京ちゃんも結構長いことここに居とるから、その間に私らの雀力とかも色々吸収してたんや!』

    『京ちゃんは今きっと、必死で死の運命から抗っとる! 死ぬまい死ぬまいとして、肉片になってもなお、僅かな雀力駆使して生きようとがんばっとるんやっ!』

    竜華『そ、そうか……! 須賀君はまだ死んどらんのやな……!』

    ウゾウゾ

    『……え? きょ、京太郎くんまだ生きとるんですか!?』バッ

    浩子『……生き、とる……? 須賀、が……?』

    107 :

    >>104
    クローン京太郎の扱いの時点でもうグレーゾーンだろ
    あんまりキャラdisが酷いようだと切るがもうちょい様子見だな

    108 = 1 :

    竜華『ああ、みたいやで! 肉片にこそなっとるが、魂までは召されておらんかったようや……!』

    セーラ『は、ははっ。しぶといやっちゃな……。しゃーない! ここは俺達の雀力を送り込んで、再生を早めさせたろう!』

    『やな。いつまで京ちゃんが現世に留まっていられるかは分からへん……。三途の川渡りきってまう前に再生させたらな。皆、早速応援や!』


    『京ちゃん、頑張れー!』パァァ

    ウゾ

    竜華『須賀君、ファイトー!』パァァ

    ウゾウゾ

    セーラ『こんなところで死ぬんやない! 須賀、頑張れ!』パァァ

    ウゾウゾウゾ

    浩子『す、須賀……。須賀っ! うちの雀力、受け取ってっ……!』パァァ

    ウゾウゾウゾウゾ

    『少ないけど、これ使って頑張ってやっ……!』パァァ

    ウゾウゾウゾウゾウゾ・・・


    ウゾ…

    ウゾウゾウゾウゾウゾウゾ!!!

    109 = 1 :

    セーラ『あ、ああっ! 須賀の肉片が人の形になってく……!』

    浩子『が、頑張れっ! 須賀ぁっ!』

    竜華『す、すごい……。須賀君すごいわっ!』

    『麻雀ってなんでもアリなんですね……すごい』

    『京、ちゃ――』


    カッ!



    京太郎クローン2×5『……』シュウウウウ

    『ん……って、ん?』

    『あれ? なんか大分増えてません?』

    セーラ『お、おう……。5人になっとるな』

    110 = 1 :

    京太郎クローン2×5『『『『『ん、ん……』』』』』

    京太郎クローン2×5『『『『『あれ、皆様、どうなされたので……』』』』』

    竜華『す、須賀君……』

    京太郎クローン2×5『『『『『……ん? 何か変ですね。自分の声がいくつにも重なって聞こえてくるような……』』』』』

    京太郎クローン2×5『『『『『って、あれぇっ!!?? お、俺!? ちょ、何で俺がこんなに増えてるんですか!?』』』』』

    セーラ『うぉ、ちょいキャラ崩壊したな。まあ、自分がこんなんなってんの見たらそうもなるか……』

    京太郎クローン2×5『『『『『えっと、事情のせつめ……』』』』』

    京太郎クローン2×5『『『『『……これ、ちょっと流石にうっとうしいですね』』』』』

    『ま、まあ確かに……』

    京太郎クローン2A『えっと、じゃあ俺……じゃない、私が代表して喋ります』

    京太郎クローン2BCDE『『『『た、頼んだ』』』』

    京太郎クローン2A『それで……あの後一体何があったので? 浩子様がスイッチを押されたところまでは覚えているのですが』

    竜華『そ、それがな……』


    ~説明中~


    京太郎クローン2A『……はあ。そのようなことが……』

    111 = 1 :

    竜華『うん……。うちらも、最初はめちゃめちゃ驚いたわ』

    京太郎クローン2A『なんと……。申し訳ありません。皆様にくつろぎを提供するのが私の役目であると言うのに……』

    京太郎クローン2A『そのような凄惨な場面を、不可抗力とは言えお見せしてしまったなんて……』

    『いやいや、京ちゃんが謝るようなことやない。それいうんやったら、竹井の奴にまんまハメられた私らの方が謝るべきやしな』

    京太郎クローン2A『寛大なお言葉、深く心に染み渡ります……』シミジミ

    『でもまあ、何はともあれ良かったんやないですか? ちょっと想定外の事態は起こってまいましたけど、結果的に京太郎くんは生き返ったわけやし』

    セーラ『やな。ただ、問題はこっからどうするかやけど……』

    『増えた京ちゃんについてはどうやって対処してけばええんやろな……』

    京太郎クローン2BCDE『『『『これ以上の面倒を皆様にかけるわけにはいきません』』』』

    京太郎クローン2BCDE『『『『後のことは全てAに任せ、私達はどこかの焼却炉にでも……』』』』

    竜華『はあっ!? あ、あかんあかん! んなの絶対ゆるさへんで!』

    『せや。増えた4人の京ちゃんの内、一人として死なせたりはせんからな』

    京太郎クローン2BCDE『『『『しかし、それ以外に方法は……』』』』

    浩子『……引き取ればええ』

    竜華『え?』

    浩子『須賀は今合わせて五人……うちらも合わせて五人……』

    浩子『人数的にはぴったしや……。それなら、部員一人につき一人の須賀を割り当てて、持ち帰ればええ……』

    112 = 1 :

    京太郎クローン2BCDE『『『『!?』』』』

    京太郎クローン2A『なっ……。そんなことをすれば、皆様に迷惑が……』

    浩子『他のみんなが無理や言うんやったら、うちが四人引き取ったる……。残った一人には今までどおり部室の手伝いをしてもらうっちゅう形にすれば、なんら問題はあらへん』

    京太郎クローン2A『浩子様……』

    浩子『元はと言えば、うちがスイッチ押したのが悪いんや。こう見えて洞察力にはまあまあ長けとるつもりやったけど、何だかな……』

    浩子『……で、皆はどうや? うちの案に乗ってくれる奴はおるか?』

    『あ、私は別にかまへんですよ。京太郎君なら何かしてくる心配もないでしょうし、家の手伝いとかしてくれんやったらむしろ歓迎や』

    京太郎クローン2A『いや、そんなあっさり……』

    竜華『言われてみればせやな……』

    竜華『この時期、部屋の整理とか疎かにしてしまいがちやもんな。須賀君が全部やってくれるんやったら、それほど楽なことはないわ』

    『京ちゃんのマッサージ気持ちええしな……』

    セーラ『うーん……部屋の整理……掃除……全部やってくれる、か……』

    浩子『おいしい食事付き』ボソッ

    セーラ『最高やな! よし決めたわ。俺んところも須賀を迎え入れたる』

    113 = 1 :

    京太郎クローン2A『は、はあ……?』

    京太郎クローン2A『いや、ちょっと皆さ――』

    京太郎クローン2B『まあ――良いんじゃないか? 正直、皆様に引き取ってもらう以外にはこれといった方法は無いだろ』

    京太郎クローン2C『確かに……。それに、俺達が千里山の皆様に対して欲情することは無いんだし』

    京太郎クローン2D『うん……』

    京太郎クローン2E『言えてるな』

    京太郎クローン2A『うーん……。言われて見れば、なあ』

    竜華『そっちの方の意見も纏まったみたいやな』

    『一緒に住むとかいうと何や如何わしく聞こえますけど、実際には使用人と雇い主の関係になる言うわけですからね。そう思うと意外になんとも無いかもしれません』

    セーラ『お前、エグいな……』

    アハハハハ……

    114 = 1 :

    『えっと……はい。すみません。なんか、千里山の人たちに全く情報が行き渡っていなかったようで、予想以上に長く時間がかかってしまいました』

    『能力のバリエーションにどんなものがあるのかについては殆ど説明できませんでしたけど……』

    『こんな風に、「完全再生能力」と「分裂能力」の合わせ技、とでも言うのでしょうか。そういうトンデモな能力も身につけさせることができます』

    『この須賀君クローンの場合は既に「ステルスモード」というメイン能力を身につけて居たので、「再生・分裂能力」の方は余り強力とはいえないものに仕上がっていましたが』

    『そちらの方の能力に重点を置いた須賀君クローンならば、また違った様相を見せてくれます』

    『それでは皆様。映像はこれで最後となりますが、この後も引き続き私達の発表をお楽しみ下さい』

    『ごきげんよう、さようなら。2XXX年 ○月△日 竹井久 記録終了』

    115 = 1 :

    今日はここまで

    ありがとうございました

    117 :

    クローンの人権ってどうなるんだろうか?

    118 :

    こりゃまたキチガイなスレやな

    119 :

    SAN値直葬ってレベルじゃないやっぱヒッサって()
    環境によってはクローンがオリジナルのスペック超えそうだから
    クローンに依存するとオリジナルに合った時、幻滅しそうで怖いわ

    120 = 104 :

    俺は普通に好きだけどな

    121 :

    バイオの自爆する敵思い出したわ

    123 = 107 :

    >>122に同意だな
    俺も最初胸糞で最終的には面白かったってパターンが捨てきれないから見てる
    でも正直何を書きたいのかが掴めない

    124 :

    京豚に何を求めてるのかしら

    125 :

    >>122
    >無意味なグロシーンとか泣き叫ぶ女の子
    これは耐性あったらむしろ大興奮出来るだろ

    126 :

    はーなるほど 思ったより面白くなってきた

    127 :

    俺たちの雀力を送り込んでのところで笑ってしまったわ、DBかよ
    肉片がもぞもぞのところが魔人ブゥ再生シーンにしか見えない

    128 :

    おっつおっつ
    期待してるから頑張ってー

    129 :

    この京太郎はプラナリアかなんかか?

    130 :

    また迷走スレか

    131 :

    雀力取り込んだりしてその能力ゲットとかバクハツシサン!からの蠢く肉片と言いブウリスペクトですね

    132 = 1 :

    投下していきまーす

    133 = 1 :



    ザワザワ・・・

    洋榎「っはぁー! ビビッたわー。竹井も人が悪い。そんじょそこらのスプラッター映画より性質の悪い映像見せおって」

    「でも、千里山の人たちも須賀君クローンも、皆無事な様で良かったわ」

    洋榎「ん、まあな。いや、あれから千里山にこき使われまくってるやろう須賀のクローン共が、果たして無事なんか言われたら首ひねるところやけど」

    「うふふ、それは確かにね……」




    「はい。何か、随分とグダグダした映像をお見せしてしまいましたが……」

    アハハハハ

    「まあ、中々にスリリングではありましたので、多少はお楽しみいただけたと思います」

    「えっと、須賀君が起きるまでは……。まだ、あとちょっとありますね」

    「それでは、質問の時間へと移らせて頂きます――」

    134 = 1 :


    コソッ

    桃子「……」


    エー、ソレデハ1カイセキ――

    ハイ――


    桃子「よし、バレてはないっすね」

    135 :

    前置き長すぎんよー

    136 = 1 :

    桃子(竹井のお姉さん……。私を無視したはおろか、更に恥までかかせに来た……)

    桃子(許せないっす!!!)


    桃子(……って言うほどまあ、怒ってはいないっすけどね。『存在感が薄い』ことが私の能力なわけっすし)

    桃子(恥をかかせに来たって言っても、竹井さんは単純にその事実を述べただけ……)

    桃子(うん。だから実際は全然怒っちゃいないっすね。怒りゲージゼロっす)

    桃子(でも、ステージにあがっちゃった以上はもう、引き返せないっす。いや引き返せるけど、気持ち的にね?)

    桃子(うーん……といっても、特にやることはないんっすよね)

    桃子(竹井さん本人に悪戯するってのはちょっとやり過ぎな気もするし……)

    桃子(さて、どうしたものっすかねえ……ん?)



    スイッチ「……」ポツーン

    137 = 1 :

    桃子(あ、あれはっ!?)

    桃子(ま、間違いないっす……。さっきのビデオに出てきたスイッチ……)

    桃子(なぜこれが舞台裏に……?)

    桃子(あ、もしかして……。この金髪さんクローンの能力が『完全再生能力』ってことなんっすかね?)

    桃子(んで、その能力のすごさを私たち来場者にも見せようとしたとか?)

    138 = 1 :

    桃子(……)ソワソワ

    桃子(だ、大丈夫っすよね? ビデオだと、ちょっとスプラッタな破裂を見せた後5人に分裂しただけだったし……)

    桃子(いくらそれをメイン能力としているといっても、精々再生速度がかなり早まってるという程度の差に収まる筈っす)

    桃子(それに、金髪さんクローンを破裂させるのがプログラムの予定に組み込まれているんなら、このスイッチはどの道押される運命にある訳っすし)

    桃子(……よし、決めたっす。私は一度決めたことは覆さない女……というわけで)

    桃子(ポチ――)スッ

    139 = 1 :

    >>138 修正

    桃子(……)ソワソワ

    桃子(だ、大丈夫っすよね? ビデオだと、ちょっとスプラッタな破裂を見せた後5人に分裂しただけだったし……)

    桃子(いくらそれをメイン能力としているといっても、精々再生速度がかなり早まってるという程度の差に収まる筈っす)

    桃子(それに、金髪さんクローンを破裂させるのがプログラムの予定に組み込まれているんなら、このスイッチはどの道押される運命にある訳っすし)

    桃子(……よし、決めたっす。私は一度決めたことは覆さない女……というわけで)

    桃子(ポチ――)スッ



    (……おや?)

    140 = 1 :

    (あそこの舞台裏の辺り……。誰か、居ますね。でも、輪郭が全体的にぼやけていて正体が分からない……)

    (……私にも殆ど見えないとなると、かなり強力なステルス能力者である筈。例えば、東横さんのような……)

    (そういえば先ほど、質問ボタンを押したのに何故か質問自体はしてこなかった方がいましたが……)

    (その人の席は確か、鶴賀の加治木さんの隣にありましたね)

    (私も遠くに居たので良くは見えませんでしたが、いま思うとあれは東横さんだったのでしょう)

    (来場者全体はおろかあの席の隣に居た人さえも誰一人として、質問者が居なくなってしまったことに『疑問』一つ抱いていない様子だったのは少しおかしいと思いましたが……成る程)

    141 = 1 :


    (それをやったのが東横さんであるというのなら、納得です)

    (しかし、東横さんは舞台裏で一体何を? 正直この発表は私にとってそこまで重要ではありませんし、舞台裏を覗く、位なら勝手にしてもらっても構わないのですが……)

    (……あれ? でも確かあそこには、須賀君の『スイッチ』が置いてあったような――)

    (え、まさか東横さん、あのスイッチを押そうと!?)

    (ありえない話ではありませんっ。むしろ濃厚っ! 質問を無視された腹いせとして、こちらに嫌がらせを仕掛けようとしてきているのでしょう!)

    (いけない、早く止めないと!)ダッ

    142 = 1 :

    「と、東横さん!! ダメです、それを押してはいけません!!」

    「っ、え? 和? ちょ、一体なに――」


    桃子(――ッとな!)ポチッ



    「ああっ! そ、そんな!」

    「ちょ、和!? 何だっていうのよ一体!? まだ発表の途中なのよ!?」

    「そ、それどころじゃないんです!」




    京太郎クローン「ッ!」ビクッ



    洋榎「……お? なんや口論しとるな。トラブルか?」

    「らしいわね。それに今、須賀君のクローンの体が一瞬はねたような……」


    京太郎クローン「ッ! アッ! アアッ!」ボコッ


    「……え? 膨張が始まってる? ちょっ、まさか」

    「そのまさかなんです!! 質問を無視されたことに怒った東横さんが、腹いせにあのスイッチを押したらしくて……」

    「はぁぁ!? なっにやらかしてくれてんのよあのステルスゥ!?」

    143 :

    待ってた

    144 :

    桃子「……」

    桃子「お二人のあの動揺っぷり……。なんかまずいことしちゃったみたいっす」テヘペロ

    桃子「まあヤバイことになるかなー、とは予想してたっすけどね。『再生速度がかなり早まってるという程度の差に収まる』とはもとより思っては居なかったっすし」

    桃子「自分が今からやろうとしていることへの言い訳? 的な? やつっす。ハハハ」

    桃子「……」

    桃子(むっちゃん先輩は何があっても死ぬことは無いし……、かおりん先輩も持ち前の超マジヤバ激運でなんとかするだろうし……)

    桃子(蒲原元部長もああ見えて、グランドキャニオンの谷底に炎上したワゴンカーで突っ込んでいったその翌日、何時も通りにワハハと笑いながらピンピンして部活に来た猛者っすし)

    桃子(……)

    桃子(加治木先輩かついでとっとと逃げるっす!!)スタコラサッサ

    145 = 1 :




    京太郎クローン「ア、アアア、アアアアアアアアアア!!!!」ボコボコボコ


    洋榎「ちょ、待てやあれ。さっきのビデオん中でもあいつ、あんな風になっとらんかったか!?」

    「え、ええ。まるきり同じだわ……。もしあのビデオが本当なら、彼ももうすぐに破裂するでしょうね……」

    洋榎「あー、でも。雀力の供給が無かったら分裂まではいかんのとちゃうか?」

    「……どうかしら」

    洋榎「あん? それどういうことや?」

    「竹井さんの動揺ぶりから考えても、これが予定ないこと……つまり、予期せぬトラブルであることは確定だけれど」

    「果たして本当に、『破裂』だけでおさまるのかしらね?」

    洋榎「それって……」

    「ビデオの中の須賀君とあの須賀君は、外見こそ同じものの中身は全くの別物」

    「ビデオの最後で竹井さんが言っていた『完全再生・分裂能力』をメイン能力とするのが、まさしくあの須賀君であるという可能性も否定はできないわ」

    「それに、もし『破裂』という現象が彼を無理やり覚醒状態に移行させたら? その先一体何が起こるのか、誰が予測できるというのかしら」

    「覚醒状態への移行の瞬間に脳に莫大な負荷がかかり暴走……。そして、その暴走した須賀君が幾人にも増えて皆を襲っていく、という最悪のシナリオが紡ぎ出されないとは言い切れないわ」

    洋榎「ああ、確かにせやな……。んじゃどうする? 逃げた方がええ気もするけど……」

    「……」

    「いえ。私にいい考えがあるわ」

    洋榎「……良い考え?」

    「聞いて頂戴。あのね……」

    146 = 1 :

    ちょい短すぎる気もしますが、今日はここまでで

    ありがとうございました

    147 :

    乙待ってる

    148 :

    これは酷い

    149 :

    はよ本題に入れや

    150 :

    これって破裂する時須賀はどれくらい痛いんやろか


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