私的良スレ書庫
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元スレ咲「キャバクラ行ったら世界が変わった」霞「ええ、よくってよ」
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――選手控室――
咲「・・・」
ドアガチャ
咏「おーっす宮永ちゃん、お疲れー」
咲「え? 三尋木さん?」
咲「どうしてここに? 解説の仕事はどうしたんですか?」
咏「細かい事は気にすんなよ若人。それより実況席から見させてもらったけど、今日はいい感じにバイオレンスじゃねぇ?」
咲「・・・ええと、まあ」
咏「交流戦とかいつもはプラマイゼロでお茶を濁すのに、今日はずいぶん勝負を急いだんじゃなぃかい?」
咲「う・・・そう、ですかね」
咏「話したくない事ならいいけどねぃ、一応は同じチームのキャプテンとして聞いておこうと思っただけさ」
咲「・・・いえ、話したくないって程の事ではないんですけど・・・ただ、勝負を急いだのは・・・今日は少し早く帰りたい用事がありまして」
咏「へ?」
咲「その・・・それだけです」
咏「ぶっ!」
咏「・・・ぷぷ、あっはっはっはっは! なるほどねぃ・・・そうかぃそうかぃ」
咲「三尋木さん?」
咏「いやいや、宮永ちゃんは国際戦やってる時期は、いつも調子を落としてたからねぃ。国際戦の監督になったトシさんから、留守の間は気にかけておきなって言われてたんだ」
咏「でも宮永ちゃん、今日はいい調子で突然どうしたかと思っていたけど・・・何だ、ただの春かぃ」
咲「ぶっ!?」
咲「・・・」
ドアガチャ
咏「おーっす宮永ちゃん、お疲れー」
咲「え? 三尋木さん?」
咲「どうしてここに? 解説の仕事はどうしたんですか?」
咏「細かい事は気にすんなよ若人。それより実況席から見させてもらったけど、今日はいい感じにバイオレンスじゃねぇ?」
咲「・・・ええと、まあ」
咏「交流戦とかいつもはプラマイゼロでお茶を濁すのに、今日はずいぶん勝負を急いだんじゃなぃかい?」
咲「う・・・そう、ですかね」
咏「話したくない事ならいいけどねぃ、一応は同じチームのキャプテンとして聞いておこうと思っただけさ」
咲「・・・いえ、話したくないって程の事ではないんですけど・・・ただ、勝負を急いだのは・・・今日は少し早く帰りたい用事がありまして」
咏「へ?」
咲「その・・・それだけです」
咏「ぶっ!」
咏「・・・ぷぷ、あっはっはっはっは! なるほどねぃ・・・そうかぃそうかぃ」
咲「三尋木さん?」
咏「いやいや、宮永ちゃんは国際戦やってる時期は、いつも調子を落としてたからねぃ。国際戦の監督になったトシさんから、留守の間は気にかけておきなって言われてたんだ」
咏「でも宮永ちゃん、今日はいい調子で突然どうしたかと思っていたけど・・・何だ、ただの春かぃ」
咲「ぶっ!?」
咲「春違います! そういうのじゃなくて、友達! 友達がぎっくり腰で倒れたので看病したくて! それで早く帰りたいって事です!」
咏「ええー違うのかぃ? つまんねー」
咲(この人ほんと言動も行動も発想も自由人だよ・・・アラサーなのに中学生くらいに見えるし。良い人なんだけどね)
咏「おっと流石に戻らないとやべぇ。それじゃぁ宮永ちゃん、今日は実況席から楽しませてもらうねぃ」
咲「あ、やっぱり解説抜け出してきてたんですね。しりませんよ監督が帰った時に絞られても」
咏「はっは、じゃぁの若人」トテトテトテ
咲「・・・」
咲(そっか・・・私、結構周りにも心配かけてたのか。自分の事ばかりで気付いてなかったな)
咲(霞さんの事を考えて、目を向けるべきところが多くなったからかな? 今日は牌がいつもよりよく見える気がする)
咲(三尋木さんに心配をかけたお詫びは、対局の内容で出来そうだよ)
咲(それに、早く帰ってしっかり、霞さんのお世話もしないとだし)
咲「あ、靴下脱ぐの忘れてた」ヌギヌギ
世間の目が国際戦一色となっていた裏で行われ、注目の薄かったその日のプロ・アマチュア交流戦
目にしたごく一部の麻雀ファンのみが、その日の宮永咲プロの独壇場と打ち立てた伝説を語り継ぐ事になる
それは咲と同卓となった者にとっては、トラウマとなってもおかしくないような対局内容だったが、解説をした三尋木咏は番組の最後にこうコメントを残している
咏「トラウマ背負う覚悟もない奴が、プロ相手にしようと思うなんて甘すぎじゃねぇ?」
今日はここまでっす
マイペースってレベルじゃないくらい日が空いちゃいましたが、今後はもう少し間隔短く投下できると思います・・・たぶん
――霞宅周辺――
咲「でもあきらめたーらおわーりー きもーちをリセットしてー もどーる場ー所ーへー♪」ランラン
咲(今日は久々に麻雀をいい感じで打てたし、予定よりもずっと早く終わらせられた)
咲(色々買い物もできたし。さあ、早く霞さんの所へ帰ろう)
――霞がぎっくり腰になってからここ数日、咲はプロ雀士の仕事をこなしながら、霞宅を往復する毎日を送っていた
――仕事の時間の関係で霞宅に泊まる事もあり、実家暮らしの長い咲は両親から心配されたりしているが、なんとかその生活に慣れ始めていた
そんなある日の事・・・
咲「ただいま霞さん」
ドアガチャ
霞「おかえりなさい咲ちゃん」
咲「お弁当買ってきました、おでんもありますよ」
霞「わあ、嬉しい。お腹ペコペコだったの」
咲「ふふ、私もです。一緒に食べましょうか」
咲「でもあきらめたーらおわーりー きもーちをリセットしてー もどーる場ー所ーへー♪」ランラン
咲(今日は久々に麻雀をいい感じで打てたし、予定よりもずっと早く終わらせられた)
咲(色々買い物もできたし。さあ、早く霞さんの所へ帰ろう)
――霞がぎっくり腰になってからここ数日、咲はプロ雀士の仕事をこなしながら、霞宅を往復する毎日を送っていた
――仕事の時間の関係で霞宅に泊まる事もあり、実家暮らしの長い咲は両親から心配されたりしているが、なんとかその生活に慣れ始めていた
そんなある日の事・・・
咲「ただいま霞さん」
ドアガチャ
霞「おかえりなさい咲ちゃん」
咲「お弁当買ってきました、おでんもありますよ」
霞「わあ、嬉しい。お腹ペコペコだったの」
咲「ふふ、私もです。一緒に食べましょうか」
霞「ええ。寝そべったままでお行儀が悪いけど許してね」
腰に負担をかけないように慎重に、うつ伏せの体勢をとろうとする霞
咲「あ、霞さん、良かったらこれ使ってください」スス
霞「え? これは、クッション?」
咲「はい、うつ伏せ用の腰の負担を軽減するやつです」
霞「あらあら、今さらだけどなんだか悪い気がするわ、ここまで至れり尽くせりだなんて・・・」
咲「それは言いっこなしですよ霞さん」
霞「ありがとう、じゃあ気を取り直して使わせてもらおうかしら・・・まあ」ムギュ
咲「どうですか使い心地は?」
霞「凄いわこれ、本当に腰が楽になったわ」ポムポム
霞「らっくらくーよ、ありがとうね咲ちゃん」
咲「い、いえ、それならよかったです」
咲(やった喜んでもらえた! 選ぶのに苦労した甲斐があったよ)グッ
咲(店員さんに、胸が大きい人が使うのに適した物はありますかって聞いた時は、かなり憐れみの混じった視線を私の胸に向けられたけど、でも選んでよかった)
霞「咲ちゃんの持ってきてくれた本のおかげで、ずっと寝たきりでも退屈しなかったし、本当にいくら感謝しても足りないわ」
咲「そんな、大袈裟ですよ。友達ならこれくらい当然です」
霞「え?」
咲(あ! しまった・・・三尋木さんとの話の流れのせいで、友達だって口に出しちゃった・・・馴れ馴れしかったかな?)
霞「いま・・・友達って・・・」
咲「そ、そうです・・・なんて、えへへ」
霞「う、嬉しい」
咲「え?」
霞「私って友達いないから・・・子供の時から家の都合で交友関係が制限されてたし、そのせいなのか、うまく同年代の友達が作れないのよ・・・」
霞「だから咲ちゃんが友達になってくれるなら、本当に嬉しいわ」ニコニコ
咲「う・・・はい」カア
咲(なんだろう・・・霞さんの言葉は飾り気がないっていうか、ストレートに物を言うから、すごく照れちゃうな)テレテレ
咲(絶対いま、私の顔真っ赤だ・・・話題を変えよう)
咲「あ、そうだ霞さん、実は他にも持ってきた物があったんです」ガサゴソ ハイ
霞「ん? これって携帯ゲーム機かしら?」
咲「はい、連盟からの貰い物でソフトは一本しか持ってないんですけど」
霞「なになに・・・プロ麻雀ポータブル? あ、もしかしてこのパッケージに載ってるのって咲ちゃんじゃない?」
咲「う・・・よくわかりましたね、隅っこに小っちゃくまざっててディフォルメされたアニメ絵なのに」
霞「うふふ、クセ毛がしっかり再現されてるもの。あら? よく見れば他にも見た事あるような顔がいっぱい」
咲「そうですね、私達の世代だとお姉ちゃんや愛宕さんや臼沢さん、それに和ちゃんもいます。麻雀プロの一線にいる人を、プレイヤーキャラとして使えるというのがコンセプトのゲームですから」
咲「有名な人は支配や得意な打ち筋も再現されてたり、あとはローカルルールやローカル役も自由に設定できるんです」
霞「あらあら、すごく面白そうね・・・これを私に?」
咲「はい、これなら腰に負担をかけず寝ながらでもできますし、いいかと思って」
霞「嬉しいわ。腰が治ったら何かお返しをさせてね」
咲「そんな、いいですよ気にせずに・・・元々貰い物ですから」
霞「駄目よ、それじゃ私の気が収まらないわ。それに、何も遠慮は無しにしましょう・・・」
霞「・・・だって私達、友達なのでしょう?」ニコニコ
咲「う・・・は、はい」カアッ
咲(話題を変えたつもりが戻ってきちゃった・・・)
ドン!
咲「!?」
霞「!?」
咲(え、今の音なに? 壁ドンかな? そんなうるさくしてなかったし、霞さんの話だと隣には誰も住んでいないはずだったけど・・・)
ドンドン!
咲(あ、叩かれているのはドアみたいだ。誰かきたのかな?)
霞「あら誰かしら? 珍しいわね・・・」
咲「あ、私代わりに出てみますよ」
何か重要な用事だった場合、霞一人の時間は出られないので咲は代わりに出る事にした
念のため、チェーンロックはかけながら、咲はドアを開ける
咲「え!?」
和「こんばんは咲さん」
咲「和ちゃん!? うそ、なんで・・・今は国際戦の代表に選ばれて日本に居ないはずじゃ・・・」
和「はい、そうだったんですけど、咲さんの顔を見たくて帰ってきちゃいました」ニコッ
咲「きちゃいましたって・・・え、国際戦は!?」
和「もう個人戦は終わりましたし、団体戦は補欠なので大丈夫です。書置きしてきましたし」
咲「大丈夫じゃないよね!? 書置きとか、そんな軽いノリで登録選手がいなくなったら大問題だよ!」
和「補欠は私だけじゃありません、何かあっても交代要員はいます。園城寺さんとか」
咲「一壮戦で休憩なしの国際ルールで園城寺さんが出たら死んじゃうでしょ!」
和「HAHAHA面白い冗談ですね、麻雀やって人が死ぬとか、そんなオカルトありえません」
咲「解ってて言ってるでしょ! 鬼! 悪魔! ピンク!」
霞「さ、咲ちゃんどうしたの、玄関先でそんな大声出して・・・誰か知り合いでも来たの?」
バタン!(ドアを閉める音)
咲「いえ、誰も来てません」
霞「え? ・・・でも話し声が」
咲「私は何も見てません、見てたとしてもきっと幻覚です」ハハ
霞(咲ちゃんの目が虚ろに!? いったい何を見たの?)
咲「気にしないでください本当に、きっと霞さんに迷惑がかかる事は間違いありませんから」
和「そうです気にしないでください。というか私と咲さんの二人の時間を邪魔しないでくださいシリコンBBA」
咲「!?」
霞「!?」
咲「和ちゃん!? どこから湧いて出たの!?」
和「会いたいと願う心とちょっとした冒険心があれば、私と咲さんを阻む存在などこの世にありません」
咲「そんなポエムは聞いてないよ!」
霞「ま、まあまあ落ち着いて咲ちゃん。あまり騒ぐとご近所様に・・・ね?」
咲「あ・・・すいません」
和「咲さんは悪くありませんよ、悪いのは壁の薄いこの建物です」
咲「・・・和ちゃんはちょっと黙っててもらえるかな?」
霞(咲ちゃんの目が荒んだ目に・・・この子確か原村和ちゃんよね、清澄で咲ちゃんのチームメイトだった)
咲「・・・紹介します霞さん。こちらは原村和ちゃん、職業は私と同じプロ雀士で、一応友達です」
和「照れずに親友と紹介して頂いてもいいんですよ咲さん。な、なんならもっと深い仲だと・・・」ポッ
咲「と、も、だ、ち、です」
霞「そ、そう・・・あ、私は石戸霞です。よろしくお願いしますね和ちゃん」
和「ふん」プイ
霞「え?」
咲「ちょ、ちょっと和ちゃん! ほとんど初対面の相手にその態度は失礼すぎるよ!」
和「そうは言っても咲さん、そこのパイレーツゴーストは私から夢を奪った憎き相手、そうそう仲良くできるはずもありません」プクー
霞「夢?」
和「・・・咲さんとの事情は聞きました。ぎっくり腰で倒れて以来、世話を焼いてもらっているそうじゃないですか」
霞「え、ええ・・・」
咲「なんで和ちゃんがそれを知ってるの? ここの場所もそうだけど、お父さん達以外には言ってないのに・・・あ、まさか盗ty」
和「盗聴とかはしてませんよ?」
咲「え? じゃあどうして?」
和「国際戦の選手村で、お義姉さんと同じ宿舎があてがわれていて本当に良かったです。お義姉さんが日本にいるお義父さんと、電話で咲さんの事を話しているのを『偶然』聞いたのです」
咲「偶然ね・・・まあいいけど、とりあえずお義父さんやお義姉さんって呼び方はやめてね」
和「そんな事より聞きましたよ! 浮いた噂の一つも無く、実家暮らしアラサー街道一直線のあの咲さんが、ここにお泊りとかしてるそうじゃないですか!」
咲「・・・散々な言いようだね和ちゃん。大体私が実家暮らしなのって、半分くらいは和ちゃんがやらかした諸々のせいで、一人暮らしをお父さんたちに認められてないからなのに」
和「咲さんとお泊り・・・二人きりで一つ屋根の下(血涙)・・・ブツブツ・・・霞咲とか二回戦が終わった時点でとっくに絶滅したと思ってたのに・・・ブツブツ・・・」
咲「私の話聞いてないし・・・」
和「咲さんの初めてのお泊りは、咲さんの初めての友達であるこの私とであってしかるべきだったはず! その夢をぽっと出の泥棒乳袋に奪われた悔しさ! そのカルマ許しがたし!」
咲「初めてのお泊りとか、初めての友達とか、さっきから明らかに私の事ディスってるよね!?」
和「この語尾が~よね! ~だよ! ってなるアラサーみたいなツッコミも、本来私にだけ向けられるべきなんです、それを、それを!」
咲「それは心配しなくても和ちゃんにしかしてないよ! そもそもアラサーって言われるほどわたし年取ってないから!」
霞(こんな感情的な咲ちゃん初めて見たわ・・・なにか疎外感を感じてしまうわね)
咲「もう・・・和ちゃん、本当に何しに来たの? そろそろ本気で怒ってもいい?」ゴゴゴ
和「」ビクッ
和「い、いえ。ただ私は、少し様子を見に来ただけで、本当はすぐ帰ろうと思っていたんですが・・・」チラッ
霞「ん?」
和「先ほどの二人の百合百合しい場面に、感情のままドアを叩いてしまいました。ドアドンです」
咲「百合百合しいって・・・三尋木さんもそうだけど、やめてよすぐそういう発想になるの。普通に仲良くお話ししてただけでしょ」
霞(百合百合しい場面ってどういう意味かしら? 百合の花言葉はたしか威厳とか無垢って言葉だったと思うけど・・・これがジェネレーションギャップ?)
和「とにかくここで帰ってしまっては、この原村一生の恥」
咲「・・・和ちゃんはもっと恥に思っていい部分がいっぱいあると思うよ」
和「こうなれば勝負です石戸霞!」ババアーン
霞「え?」
咲「え? ・・・ってちょっと和ちゃん、脈絡無いにもほどがあるよ! 唐突に表れていきなり勝負を挑むとか、そんな話してなかったよね!?」
和「理由はありますよ、どうやらこの石戸霞は咲さんの友人として認可されたそうじゃないですか・・・」
咲(認可って・・・特許か何かみたいに言わないでよ)
和「・・・本来咲さんの友人枠は厳正な審査を通らなければいけないんです。あの公式に認められた咲日和でさえ、その辺の描写は厳しく制限されているのに・・・」
咲(特許か何かみたいな扱いだった!?)
和「だからこの私こと原村和が今この場で、石戸霞が咲さんの友人に相応しいかどうかを試して差し上げます!」
霞「・・・」ポカーン
咲「あの、霞さん。和ちゃんの言ってる事は何も気にしなくていいですよ、ちょっと色々こじらせてしまっているだけですから」
霞「え? ええ・・・」
咲「だいたい和ちゃん、霞さんは腰を痛めて動けないんだよ? 今この場で勝負だなんて、無理を言わないで」
和「ならば負担にならないような勝負内容ならいいのでしょう? 例えば、そのゲーム・・・プロ麻雀ポータブル、略してプロポを使うとか」
咲「え?」
和「麻雀のルールが分かっているなら、少し触れば簡単にプレイできるようになるはずです」
咲「・・・あのね和ちゃん。日本代表がゲームとはいえ麻雀で勝負を挑むだなんて、ずるいとは思わないの?」
和「双方納得のいくハンデをつければ問題ありません。細かい設定ができる事がウリのゲームですから」
和「どうですか石戸霞。私との勝負、受けますか? それとも私と咲さんの結婚を祝福しますか?」
咲「話がすり替わってるよ!」
和「申し訳ありませんが、咲さんは黙っていてください。これは私と石戸霞の問題なのです」
咲(ええー・・・)
霞「・・・いいでしょう。その勝負、受けて立ちましょうか」
咲「霞さん!?」
霞「なんとなくだけど、感じたわ。この勝負はきっと、咲ちゃんと友人関係を続けていくのに避けては通れない事なのだと・・・」
霞(原村和ちゃん・・・この子は無視できない、そんな気がするわ)
和「良くお分かりですね。なにせ私は学校の屋上で昼食を一緒に食べたりおかずを分け合ったりした事があるくらい、咲さんとの友情を深め合っていますからね」ドヤ
霞「あらあら、それなら私は咲ちゃんに昼食を作ってもらった事があるのよ? それはつまり、同じくらい仲が深まっているということなのかしら?」
和「!?」
和「つ、つつ、作ってもらった? そ、そそそれは、手作りって・・・いや、そんなはずは・・・」
霞「? もちろん手作りよ(野菜炒めだけど)」
和「」ガーン
霞「え?」
和「そんな馬鹿な・・・お弁当に冷凍食品しか入れないあの咲さんが・・・手作り料理だなんて・・・そんなオカルトありえません」ガクッ
咲「ちょ、ちょっと!」
霞(なんか勝手に自滅したわこの子・・・)
和「く・・・お泊りどころか手料理まで、どこまで私の夢を奪う気ですか石戸霞」プルプル
和「かくなるうえは、この悔しさも勝負において晴らさせてもらいます」ガフッ
咲(あ、やっぱりするんだ勝負)
霞(すでに満身創痍のような気がするのだけれど)
今日はここまでっす
もう少しキリのいいところまで終わらせてから投下したかったですが断念
リッツが休載しないで頑張ってるので自分も続きを頑張ります(希望的観測)
乙
なんか張り切ってるピンクさんいるけど霞咲ssで良いんだよね?
なんか張り切ってるピンクさんいるけど霞咲ssで良いんだよね?
咲菫が照菫、久咲が部キャプ、そしてここも霞咲が咲和になる
もう咲和以外で宮永咲がメインのSS書くな
もう咲和以外で宮永咲がメインのSS書くな
>>1ですがちょっと補足しときます。意味深なレスつけちゃった事で読んでくれている方が混乱しちゃったかもしれないと思ったので
このスレは霞咲です、この二人を中心に話を作ってあります。一応展開も頭の中では最後まで考えてあってその上で>>1の注意書きを書いてあります
投下が遅いのは単純に文字におこすのが遅いというだけ
「霞咲のような何か」としたのは、カプ要素ビンビンの描写を書く自信があまりないためです。他のキャラとも絡んでますし
淫ピをここで出したのも最初から考えてあった事で、綺麗な和ではなく淫ピなのも一応理由があります
たぶん最初から全て読んでくださっている方は、この流れで和咲にはならないだろうとは解っているとは思われますが、念のため一応補足させてもらいました
では今後もお付き合い頂けるとありがたいです、長文失礼しました
このスレは霞咲です、この二人を中心に話を作ってあります。一応展開も頭の中では最後まで考えてあってその上で>>1の注意書きを書いてあります
投下が遅いのは単純に文字におこすのが遅いというだけ
「霞咲のような何か」としたのは、カプ要素ビンビンの描写を書く自信があまりないためです。他のキャラとも絡んでますし
淫ピをここで出したのも最初から考えてあった事で、綺麗な和ではなく淫ピなのも一応理由があります
たぶん最初から全て読んでくださっている方は、この流れで和咲にはならないだろうとは解っているとは思われますが、念のため一応補足させてもらいました
では今後もお付き合い頂けるとありがたいです、長文失礼しました
気に入らないなら素直にそっ閉じすればいいのになんで余計なレスするんだろう
突如現れた原村和の申し出により、麻雀ゲームを使って勝負する事になった石戸霞
唐突な流れの中、困惑する宮永咲をよそに勝負は始まろうとしていた
和「プロポの操作方法は充分に理解できましたか?」
霞「ええ、十字キーと〇ボタンで操作するだけだから問題ないわ」
和「そうでしょう。いくら石戸さんがドルアーガやゼビウスで育った世代とはいえ、基本は同じでしょうから」
霞「ドルアーガ? ゼビウス?」
和「・・・なんでもありません」
和(チョイスしたゲームが古すぎて、嫌味が空振りしてしまいましたか)
咲「和ちゃん、ハンデの事忘れてないよね?」
和「当然です、私にもプロ雀士としてのプライドがあります。提示させていただくハンディキャップは・・・そうですね、私は1翻でのみ和了できるというのはどうでしょう?」
霞「1翻でのみ? 1翻以上ではなく?」
和「あくまで1翻でのみ、です。リーチして裏が乗っても私の負けで」
霞「あらあら、随分と不利な条件で勝負をしてくれるのね」
唐突な流れの中、困惑する宮永咲をよそに勝負は始まろうとしていた
和「プロポの操作方法は充分に理解できましたか?」
霞「ええ、十字キーと〇ボタンで操作するだけだから問題ないわ」
和「そうでしょう。いくら石戸さんがドルアーガやゼビウスで育った世代とはいえ、基本は同じでしょうから」
霞「ドルアーガ? ゼビウス?」
和「・・・なんでもありません」
和(チョイスしたゲームが古すぎて、嫌味が空振りしてしまいましたか)
咲「和ちゃん、ハンデの事忘れてないよね?」
和「当然です、私にもプロ雀士としてのプライドがあります。提示させていただくハンディキャップは・・・そうですね、私は1翻でのみ和了できるというのはどうでしょう?」
霞「1翻でのみ? 1翻以上ではなく?」
和「あくまで1翻でのみ、です。リーチして裏が乗っても私の負けで」
霞「あらあら、随分と不利な条件で勝負をしてくれるのね」
和「それ以外にもう二つ、石戸さんの持ち点はこちらの倍の5万点スタートで構いません、また半荘戦一回でハコにならなければ点差に限らず石戸さんの勝ちでいいしょう」
霞「・・・それは流石に、こちらが有利すぎるのではなくて?」
和「その代り、こちらの1翻のみ縛りに邪魔になりそうなローカル役やローカルルールは設定で外させてもらい、使用キャラの能力が発動しないように対局はSOAモード設定で行う・・・これでいかがですか?」
咲(和ちゃんはデジタル打ちだから、SOAモードでやりたがるのは解るけど、それ以外は随分と自分に不利な条件を提示した・・・)
霞「それだけハンデをつけられては気が引けるくらいだけど、麻雀にブランクがある私としてはありがたいわね」
和「ではハンデはそれでいきましょう。それと私達二人以外はCPUを入れ、ハコになってゲームが終了しないようCPUの持ち点は無限にします」
霞「私は点棒を守りきれば勝利なのだから構わないわ」
和「どうですか咲さん?」
咲(つまるところ、霞さんが点棒を守りきれば霞さんの勝ち、和ちゃんが霞さんをトバせば和ちゃんの勝ち・・・)
咲(守りが得意だった霞さんを相手に、1翻のみという縛りで5万点を削りきるのは至難の業・・・ここまでの条件なら私が口出すわけにはいかない)
咲「・・・霞さんがいいなら、それで。でもズルはしないでね」
和「もちろん、チートやツールの類は使いません。なんなら咲さんが、後ろから見ていてくれてもいいんですよ?」
咲「じゃあ、一応そうするよ」
和「ふふふ、咲さんに見られながらゲームができるなんて幸せです」
霞「・・・始めましょう」
ゲームスタート
和「まずは通信対戦モードにしてキャラ選択です、私は当然咲さんを選びます」
霞「あら先に選ぶなんてずるいわ、私も咲ちゃんにしたかったのに」
和「同キャラ対戦もできますからどうぞ・・・でも私が使う咲さんの方が一枚上手ですけどね」
咲「どういう事?」
和「ふふふ、私はDLCで咲さんの水着姿をダウンロードしてあります! 無課金のニワカは相手になりませんよ!」ドヤア
咲「・・・それ別に対局に影響しないでしょ」
和「何を言いますか、水着姿で恥ずかしそうに卓につく咲さんを見ながら、現実の咲さんに見られてプレイする。私はもう有頂天ですよ」
咲「いいから早く始めてよ・・・」
和「ちなみに、自分の水着姿を私が操作するのを見る気分はどうですか咲さん?」
咲「じ、実写じゃないから恥ずかしくないもん!」
※ゲーム内のアバターは咲アニメEDみたいな三頭身の絵です
霞(水着の咲ちゃん・・・羨ましいわね。後でやり方を教えてもらいましょう)
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