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    元スレ京太郎「俺の日記」咲「2冊目」

    SS+覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★★×4
    タグ : - 京太郎 + - 反転 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 1 :

    色々落ち着いたので、戻ってきました>>1です
    SSLがどうとかありますが>>1としては特に気にしていません
    ただsageだけは忘れないで欲しいです。切実に

    夜に投下予定です
    特別編から投下していきます
    ではまた

    102 :

    待ってたよー
    SSL叩きはどこのスレでも一度は話題になる通過儀礼みたいなもんだから気にせんでな

    103 :

    単にSSLでやらかす奴が多いってだけだからな

    104 :

    おかえりー
    夜が楽しみ

    105 :

    こんばんわ、改めてお久しぶりです
    現在進行形でニートですが、ぼちぼちやっていきます
    では、投下します

    106 = 1 :

    特別編
    side阿知賀
    ※京太郎は昔から阿知賀にいたという設定です。日記発見から中身拝見までの流れは省略します

    107 = 1 :

    ○月×日

    今日はみんな用事があったらしく、俺と玄さんだけだった

    いい機会なのでおもちについて徹底的に語り合った

    やはり玄さんの方が柔らかさや形など詳細まで分かっている

    実際に触れることができない俺では到底届かないところまで知っているのが羨ましい

    小さいおもち、穏乃や灼さんのおもちについても褒めていたのは意外だった

    曰く、2人とも小さいがその分とても綺麗でささやかな自己主張がすばららしい

    憧のおもちについてはバランスの取れたすばらなものだと言っていた。大きすぎず小さすぎず、そっちが好みの人にはたまらないらしい

    そして一番熱弁していたのは宥さんのおもちについてだ

    厚着してなお、はっきりと分かる大きさ。何より形と柔らかさが一級品らしい

    手を激しくワキワキさせながら語っていた

    とてもいい話を聞けたのだが、玄さん自身は自分のおもちについて無関心っぽいんだよな

    玄さんは何も言わなかったが、充分な大きさで俺にはとても魅力的に見えていたのに

    やはり一回本人に言わないと駄目なんだろうか

    108 = 1 :

    「…………なにこれ」

    「……玄ちゃん?」

    「えっと……あ、私用事が」

    「シズ」

    穏乃「確保ー!!」ガシッ

    「は、離してー!!あ、背中に感触が……微かにある!!」

    「ったく、2人っきりってだけでも羨ましいのに、ずいぶん言ってくれたみたいじゃない?」

    「褒めただけ!褒めただけだよ!!」

    「小さい……小さいって褒め言葉?」

    穏乃「うん、玄さんちょっとこれは駄目ですよ」

    「形とか柔らかさって……京太郎くんに言っちゃったの?」

    「ばっちりきっかり隅々までですのだ!!……あ」

    「へぇー……こういうのって、みんな平等じゃないと不公平よねぇ?」

    「う~ん……でも私達じゃ玄ちゃんみたいに伝えられないよ?」

    穏乃「いっそ見せます?ほら、百聞は一見にしかずって言いますし」

    「それがい……」

    「じゃあまずは上を脱がして……あ、こら玄、暴れない!宥姉も灼も手貸して!」

    「ご、ごめんなさい~!!」ジタバタ

    ※ある程度揉みくちゃにされたら許してもらいました

    109 = 1 :

    △月◇日

    久しぶりに子供麻雀クラブのみんなに会った

    結構会ってなかったがみんな俺のことを覚えていたみたいで歓迎された

    懐かしさからか抱き着いてきたり、俺の膝に座って打ちたがったりで結構大変だった

    何人かの女の子が「私が勝ったらチューして!」とか言いだして大変だった

    そこから何故か女の子みんなそうしてと言い出し、結局は全員と対局することになった

    流石に本当にキスするわけにもいかないから、額で誤魔化したが

    それが不満だったのか、帰り際、綾と凛とひなにいきなりほっぺにキスされたのは驚いた

    そういうのは好きな人にやってやれ、と言ってはおいたが、最近の子はませてるのかね

    110 = 1 :

    「き、きききキスって……」

    穏乃「お、落ち着いて憧!ほっぺだから!」

    「でも京太郎くんからしてくれたんだよねー」

    「うらやまし……」

    「私達なんて全然なのにねー」

    穏乃「これ、本気かな……」

    「本気でしょ。京太郎は気づいてないっぽいけど」

    「こうなったら私も京太郎くんに勝ってしてもらおう!!」

    「…………できるの?される直前に逃げたりしない?」

    「……おねえちゃ~ん」

    「多分私もそうだし……」

    「悔しいけど、同じだわ」

    穏乃「私も……うぅ、小学生に負けてるのか、私達」

    「言わない方がいいとおも……」

    111 = 1 :

    ☆月●日

    今日は松実館で話し込んでいたら遅くなってしまったので泊めてもらった

    しかし、大浴場で風呂に入っているとき、宥さんが「背中、流します……」と言って入ってきたのは驚いた

    何が驚いたってあの宥さんがタオル1枚だったのが驚いた

    大丈夫と言っていたのでありがたく背中を流してもらっていたが、途中でやっぱり寒かったのかいきなり抱き着いてきた

    背中に当たるタオル1枚隔てたおもちの感触がすばらすぎて色々あぶなかった

    さんが「あったか~い」とか言いながら抱き着いていると、今度は玄さんまで入ってきた

    さんは「お姉ちゃんずるい!私も!!」とか言って抱き着いてきた

    色々な意味で限界だったので、そこで俺は意識を失った

    目が覚めたら部屋で2人に謝られた。おもちの感触がすばらだったのですぐに許したが

    その後はゆったりと3人で麻雀をして過ごした

    ……そういえば倒れた時全裸だったのに、どうやって浴衣着たんだ俺?

    112 = 1 :

    「アウト」

    「アウト」

    穏乃「アウトです」

    「元々はお姉ちゃんですのだ!!」

    「私!?く、玄ちゃんも入ってきたじゃない~」

    穏乃「いや、そっちもですけど、最後の方ですよ」

    「そうそう。その、きょ、京太郎の……アレを……」

    「京太郎の裸見たの?」

    「あ、ああ灼!?」

    「…………」

    「…………」

    「ふ、2人とも?どうして黙ってるの?」

    「……立派、だったね」

    「……あったかかった、よ」

    穏乃「え!?やっぱり見たんですね!!京太郎の…」

    「す、ストップシズ!!それ以上は駄目ー!!」

    113 = 1 :

    阿知賀はここまで

    ここからは
    特別編
    side永水
    ※京太郎は昔から永水にいたという設定です。日記発見から中身拝見までの流れは省略します

    114 = 1 :

    ○月×日

    今日はみんなで海に行った

    霞さんや小蒔さんの水着姿……すばらしすぎた

    春も結構あるし、巴さんも結構水着姿が良かった

    初美さんは……泳ぎ上手いね

    六女仙全員でということで明星ちゃんと湧ちゃんも来ていた

    色々楽しかった

    初美さんと競争したり、明星ちゃん湧ちゃんと砂で黒糖食ってる春を砂で埋めたり……

    アレ、俺初美さん、明星ちゃん、湧ちゃんとばっかり遊んでね?懐かれてるのは良いんだけど

    俺はおもちが好きなはずなのに何故こうなった……

    ま、霞さん、小蒔さん、春の水着姿見れたし、良しとしよう

    115 = 1 :

    「あらあら、またこんなこと書いて」

    「……胸ばっかり」ポリポリ

    小蒔「わ、私の水着姿が良かったって……今から着替えてきます!」

    「ひ、姫様?さすがに今からはどうかと……姫様?」

    初美「むむむ……私の水着姿に対して何もないのはどういうことですかー!」

    「……差?」

    初美「はーるーるー?」

    「まぁまぁ、一番京太郎くんと遊んだのは初美ちゃんなんだから、いいじゃない」

    初美「それは嬉しいんですけど、なんか納得いかないですー!!」

    116 = 1 :

    △月◇日

    今日はえらい目にあった

    小蒔さんを呼びに部屋に行ったら、いつもと雰囲気の違う小蒔さんがいた

    一言で言うと、エロかった。ひとつひとつの動作、表情や目、滲み出る感じ、全てそう感じた

    「なんか、暑いですね?」とか言いながらいきなり服を脱ぎだした

    その脱ぎ方も1枚1枚ゆっくりと脱いでいくようで、ついつい目が釘づけになった

    「ふふふ、どうしたんですか?気になります?」

    気になりますとも!!あの小蒔さんが!俺の目の前で自ら服を脱いでいくんだから!!

    「あら、脱ぎすぎちゃった……寒いですね」ってもう下着とだけで言った

    白い清楚な下着で姫様に似合っているだろうそれは、その時だけ清楚さと真逆な感じだった

    「あたためて、もらえませんか?」そう言ってこちらに寄ってきた

    正直、やばかった。そのまま理性とか色々なものがさよならしそうだった

    しかし、途中で来た霞さんが止めてくれた

    霞さんと来たのか、初美さん、巴さん、春も慌てて小蒔さんを止め、俺を別室に移動させてくれた

    うん、頭がくらくらして1人で移動できたか怪しかったしな

    その後、小蒔さんはいつもの小蒔さんで、俺を誘惑してきたことは全く覚えていないようだった

    後で聞いたら、いつもと違う神様を降ろしていたらしい

    一体どんな神様なんだ

    117 = 1 :

    初美「あー、姫様がエロを司る神様をうっかり降ろした時ですねー」

    「あの時は……危なかった」

    「あの姫様が全力で誘惑だもんねー。京太郎くんよく私達が来るまで持ったよね」

    「そうね。京太郎くん移動させた後もなかなか手ごわかったわ」

    小蒔「そ、そそそそんなことがあったんですか!?」

    初美「いやー、姫様の口からあんな言葉が出てくるなんて……」

    「……すごかった」

    「大抵の男の子は即陥落しますね」

    「『じゃあ1日だけどうでしょう。彼を腹上死させる気はありませんよ?』なんて、小蒔ちゃんじゃ絶対言えないわよね」

    小蒔「そんなはしたないことを……お嫁にいけません……」

    初美「いや、京太郎はその辺り聞いてないですよー?」

    小蒔「じゃ、じゃあ、お婿さんとして……」

    「それは姫様でも駄目。譲れない」

    「でも、『じゃあみんなでどうですか?』って言われた時は少し危なかったですよね」ヒソヒソ

    「結構いい案ではあったけどね」ヒソヒソ

    118 = 1 :

    ☆月●日

    黒糖を使ったお菓子を試作した

    黒糖ケーキ、黒糖アイス、黒糖プリン、どれもいい出来だったと思う

    少し目を離したら消えていた

    迷わず春の部屋に行くとすごくいい笑顔で黒糖ケーキを食べようとしていた

    即3つとも取り上げたらマジ泣きしそうだった

    「どうして!目の前で取り上げるなんて酷いことを……!?」と春は言った

    あきらかにこっそり持ってったくせに何言ってるんだか。そもそも試作で作ったから小さいんだっての

    「うぅぅ……京太郎の手作り黒糖お菓子……」

    お前そんなに感情豊かだったかと考えるくらい泣いてた

    仕方ないから半分にして2人で食べることになった

    分けようと言った時、今までで一番いい笑顔で抱き着いてきたのは驚いた

    春も相当おもちがあるし、いい感触だった

    2人で食べた後も「すっごくおいしかった!また、絶対に作って!!」

    と俺の手を握って何度も何度も言ってきた

    明日のおやつにまた作ってやるかな

    119 = 1 :

    初美「はるるー?こういうことがあったなんて聞いてませんよー?」

    「……言ってないから」

    「そういえば今日黒糖持ってないけど」

    「京太郎が新しいお菓子作るからって言ったから渡した。楽しみ」

    小蒔「羨ましいです」

    「……お礼にほっぺにキスしてきた」

    小蒔・霞・初美・巴「!?」

    「ちょーっとやりすぎじゃないかしら?」

    「……京太郎、赤くなってて可愛かったな」

    初美「むむむ~……ちょっと京太郎のところ行ってきますっ!!」

    小蒔「あ、わ、私も行きます!!」

    「はっちゃん!?姫様も!?待って下さい!!」

    「もう、そんなに急いだら駄目よ?まずは私が先に行って……」

    「……私が先。お菓子も京太郎も譲らない」

    120 :


    待ってたぜ

    121 = 1 :

    書き溜めを一気に出したところで今夜はここまでです
    特別篇はまたネタと機会があればやっていきたいです
    本編が進まなくならないくらいのペースを考えています

    次回は本編です
    最後に本編投下したのが前スレだったので久しぶりの本編になります
    ではまた

    122 = 104 :

    乙でした~
    阿知賀も永水も甲乙付け難い…

    124 = 102 :


    本編と変わらないクオリティだからこのまま読んでたいくらいだった

    125 :

    乙でした~
    これは、清澄が一区切りしたら違う学校でもう一度はじめからしてほしいわ~

    127 :

    乙ー。
    綾ひな凜はいいね。


    エロの神は、ウズメかな?

    128 :

    ウズメは芸能の神やで

    129 :

    境ホラのネタでしょ

    130 :

    大変、乙です。
    早く本編終わらせて他のが見たい所存~

    131 :

    たまには清澄以外もいいもんですね

    132 :

    マーラかな?

    133 :

    おつー
    宮守を見たい、特に豊音を(迫真)
    清澄編が終わったら続きあるの?

    135 :

    どうでもいいけど明星ちゃんもおっぱいおばけだよね

    136 :

    これからは各高校でも同じ流れでいけるな

    137 :

    積極的な子多いなぁ...
    阿知賀ネタならアルコール入りチョコを食べた灼が京太郎に普通じゃ考えられないほど甘える話とかを。
    永水ネタなら明星ちゃんがやたら積極的で他の子がぐぬぬする話ください

    138 :

    こんばんわ
    今夜は書き溜めていた本編と、特別編を投下します
    なお、特別編を書いた時はテンションがアレだったのでご注意ください
    本編から投下します

    139 = 1 :

    8月▼日

    個人戦、3日目

    今日からは直接順位に関係する試合だった

    強い選手同士が当たることも増えるらしい

    また知り合い同士が当たるのかと思っていた1試合目、組み合わせを見て目を疑ったね

    宮永咲と宮永照の名前があった

    どこかで当たるとは思っていたが、1試合目とかさすがに予想できない

    咲が組み合わせを見てどんな顔をしていたか、見えなかった

    部長達もどう言うべきか悩んでいるようだった

    だけど咲は、「じゃあ、いってきます」と、今までと変わらない感じだった

    せめてこれくらいと思い、俺も変わらないように「頑張れよ咲」と言った

    何もしてやれないのが少し悔しかった

    試合は、照さんが1位、2位が咲、という結果だった

    試合開始も試合中も、咲と照さんは何か話している様子はなかった

    試合自体も……同じ卓だった名前も覚えていない2人が可哀想だった

    ただ、最後に照さんが何かを書いた紙を咲に渡していた

    それを受け取った咲は笑って帰ってきた

    そして嬉しそうに、「これ、お姉ちゃんの携帯の番号だって」と言っていた

    昔の咲と照さんに何があって、そして試合の後に何を話したのか分からない

    だけど、少しだけ昔みたいに2人は仲の良い姉妹に戻れたみたいだった

    その後も照さんは圧倒的に勝ち続け、咲も照さんほどではないが勝ち続けた

    140 = 1 :

    昼過ぎに、和の試合の応援に行くと、新道寺の花田さんに会った

    なんでも和の試合に新道寺の部長、白水哩さんもいるらしく、応援に来たらしい

    和の応援もしたいけど、今は新道寺の部員として白水さんを応援するとか。真面目な人だ

    途中から、花田さんの隣に新道寺の人が来た。大将だった鶴田姫子さんだった

    初めは花田さんと話している俺を警戒しているようだったが、タコスを作ったのが俺だと分かるとすぐにお礼を言ってきた

    相当好評だったのか、タコス

    試合は白水さんが1位、和は2位だった。試合後、白水さんと和もこっちに来た

    和は負けたことを気にしている様子はなく、普通に白水さんとも話していた

    白水さんも花田さんと鶴田さんと親しそうに話している俺に驚いていたが、すぐに仲良く話せるようになった

    その後、白水さんはすぐに別の場所での試合、花田さんと鶴田さんはその応援ということで別れた

    少ししてから、花田さんから2人に連絡先を教えていいかというメールが来たので、俺も二人の連絡先を教えてもらった

    それから俺は和の応援をしていた

    やはりインターミドルチャンプはみんな注目しているのか、人が多かった

    和、小蒔さん、竜華さん、福路さん、という初日以上に夢のような組み合わせの試合では特に多かった

    後、愛宕洋榎さんとセーラさん、そして淡と小走やえという人の試合がうるさすぎて少し話題になった

    なお、その試合は小走やえという人が僅差でトップだったとか

    141 = 1 :

    「この時に仲直りできたんですね?」

    「うん。この時から少しずつ話して、って感じで」

    優希「良かったじぇ」

    まこ「全くじゃな」

    「そうね。ちなみに仲直りしてからどんな感じなの?」

    「えっと……京ちゃんの中学の時の写真を送って欲しいって言われました」

    まこ「オイ」

    「あ、後待ち受けにしたいから写メもって……でも私その辺り分からなくて……」

    「……やるわね」

    「ええ……少なくとも昔からの知り合いでもあったからでしょうか……」

    優希「いずれにしても恐ろしいじぇ……試合でもえらい目にあったし……」

    まこ「ところで写真は送ったんか?じゃったらわしにも……」

    「あ、抜け駆けしないでよ!」

    「お、送ってませんよ!」

    (こっそりお姉ちゃんが持ってた子供の時の京ちゃんの写真と交換では渡したけど……)

    142 = 1 :

    今夜は本編はここまでです
    特別編いきます

    143 = 1 :

    特別編
    京太郎とハギヨシ
    時期はインハイ以降です。一部インハイ中のシーンがあります。また、日記形式ではありません
    ※完璧執事なハギヨシさんが好きな方は読まないことをおすすめします

    144 = 1 :

    ▲月●日 昼

    ハギヨシ「京太郎くん、庭の掃除ですが…」

    京太郎「終わらせておきました。倉庫の方も少し散らかっていたんで片づけておきました」

    ハギヨシ「ありがとうございます。では私はお嬢様と少々外出するのでその間に屋敷の掃除と食材の買い出し、それから花壇の水やり」

    ハギヨシ「それら全て終わってから、各道具の整備までお願いしますね。ああ、整備が終わったら皆さんにお茶とお菓子をお出しして、一緒に休憩してください」

    京太郎「はい、分かりました」

    「……しっかしあいつすげーなー」

    「ん?あー、京太郎か。今休んでる人達の分のバイトだったよね」

    「あの仕事量、普段ハギヨシさんがやってる分全部だろ。他のメイドや執事なら1日かけても終わらねーのに」

    「半日、下手したら数時間でやっちゃうからねぇ。今いる他のメイドや執事からの評判もいいし」

    「ハギヨシさんなら2時間……いや、あのレベルは無理か。でもハギヨシさんレベルになる日も遠くねーよな」

    「ハギヨシさんが色々教えてて、今回のことでハギヨシさん自らの提案でバイトとして来てるらしいよ。確か、友人がバイトとして来てくれる、って言ったってさ」

    「へー。あのハギヨシさんの友人ね。どうやって仲良くなったんだか」

    「さぁ?ネット麻雀とか、タコスづくりとかがきっかけって言ってたし、案外共通点があるんじゃない?」

    145 = 1 :

    インハイ団体戦、数日前

    京太郎「くっそ、タコスを早朝に売ってる店なんてさすがに東京にもねーよ」

    京太郎「いっそ手作りするかな……でもタコスの作り方なんて知らないし、そもそも料理自体ほとんどしないしな……」

    ハギヨシ「おや?京太郎くん、どうしたんですか?」

    京太郎「ハギヨシさん、実は…」

    説明中

    ハギヨシ「…なるほど、でしたら私が教えましょう」

    京太郎「いいんですか?」

    ハギヨシ「ええ。友人が困っているんですから、助けるのは当然のことです」

    京太郎「あ、ありがとうございます!」

    ハギヨシ「では、簡単な基本から教えて、そこから簡単なレシピを教えましょう。まず調理室を借りることからですね」

    京太郎「じゃあ俺ちょっと行ってきます」

    数時間後

    京太郎「今日はありがとうございます。おかげで助かりました」

    ハギヨシ「いえいえ。それにしても京太郎くんはかなり筋がいい。どうです?執事などを目指しては」

    京太郎「あはは。ハギヨシさんにそう言ってもらえるなんて光栄ですね。そうですね、アリかもしれませんね」

    京太郎「それにしてもこのレシピ、分かりやすくて作りやすい、いいレシピですね。そうだ、少し聞きたいことがあるんです」

    ハギヨシ「なんでしょう?大体のことは大丈夫ですよ?」

    京太郎「ちょっと待ってください。確か、この漫画のレシピなんですけど……鞄の奥にあったかな?確か……うわっ!?」ドサドサッ

    ハギヨシ「大丈夫ですか?手伝いましょう」

    京太郎「すいません、鞄ひっくり返しちゃって。あーあ、中身が全部出ちまったかな」

    ハギヨシ「ああ、この本で……」

    京太郎「え?ハギヨシさ……」

    ハギヨシ「こ、これは……」金髪ロリ物エロ本、貧乳露出物エロ本

    京太郎「!?」

    京太郎(し、しまった!!あれは副会長に選別にと押し付けられたエロ本!!しかもよりによって衣さんと一さんそっくりの女優の表紙!!)

    京太郎(くっ……趣味じゃないけどエロ本自体の質や満足度が高いから捨てずに置いたのが墓穴だったか!!)

    146 = 1 :

    ミス
    ×京太郎(し、しまった!!あれは副会長に選別にと押し付けられたエロ本!!しかもよりによって衣さんと一さんそっくりの女優の表紙!!)

    ○京太郎(し、しまった!!あれは副会長に餞別にと押し付けられたエロ本!!しかもよりによって衣さんと一さんそっくりの女優の表紙!!)

    147 = 1 :

    ハギヨシ「…………京太郎くん」

    京太郎「は、はい!!そ、それは……」

    ハギヨシ「なかなかいい本をお持ちですね」

    京太郎「…………はい?」

    ハギヨシ「いや、さすがにここまで衣様や一様にそっくりとは……私でもやや似ている程度を見つけるのが限界だったのに……」ペラペラ

    ハギヨシ「しかも単なるロリ、露出だけでなく、他のページにはその趣味が無い人間でも手が進むほどのもの……」ペラペラ

    ハギヨシ「そして細かく多種多様なニーズに対応し、かつ1枚1枚のクオリティも高く、本そのもののボリュームもある……素晴らしい」パタン

    ハギヨシ「これほどの物を、一体どうやって……」

    京太郎「それ自体はとある人からもらったものです……ロリや露出は趣味じゃないですけど、素晴らしいと感じました」

    京太郎「俺本来の趣味は……こっちです」巨乳物エロ本、巫女物エロ本、ナース物エロ本

    ハギヨシ「ほう……これもなかなかのもので……私はこちらを」メイド物エロ本、姉妹丼物エロ本、ライトSM物エロ本

    ハギヨシ「少々マニアックなものもいくつかありますが、今はこれくらいですね」

    京太郎「ほほう、これはこれは……しかし意外ですね。ハギヨシさんがここまでとは」

    ハギヨシ「ふふふ、私も男でしてね。あまりこういうことを話せる機会がないもので、ついはしゃいでしまいました」

    京太郎「いえいえ、男なら当然のことですよ……おお、この子はまた智紀さんにそっくりで」

    ハギヨシ「見つけるのに苦労しましたよ。どうです?そちらはお貸しするので、こちらを借りても」

    京太郎「どうぞどうぞ。そうだ、実はインハイでこの本そっくりの子を見つけまして」

    ハギヨシ「興味深いですね。詳しくお願いします」

    京太郎「ええ、確か…」

    148 = 1 :

    ▲月●日 夕方

    ハギヨシ「ただいま戻りました。これは旦那様から預かった本日の給料です」

    京太郎「ハギヨシさん、ありがとうございます」

    ハギヨシ「そしてこれは先日借りたものです……しかしまた白糸台の渋谷さんにそっくりでしたね」和服巨乳物エロ本

    京太郎「ええ。和服がまた似合っていたでしょう?」

    ハギヨシ「素晴らしいです。そちらはどうでした?」

    京太郎「病弱ながらも精一杯のことをする……病弱娘物、想像以上に素晴らしいですね」

    京太郎「新しいことに気付けましたよ。また千里山の怜さんにそっくりなのがいいです」病弱娘物エロ本

    ハギヨシ「いえいえ。多少マニアックですが」

    京太郎・ハギヨシ『そこがいい』

    ハギヨシ「……ふっ、私はいい友人に巡り合えました」

    京太郎「それは俺もですよ」

    ハギヨシ「これからも、よろしくお願いします」ガシッ

    京太郎「こちらこそ、よろしくお願いします」ガシッ



    透華「ハギヨシに京太郎さん?あら、こちらに居たんですね」

    「んー?2人とも握手か?どうしたんだ?」

    智紀「……友情の握手?」

    透華「みたいですね。ハギヨシもあんな楽しそうに笑って……嬉しい限りです」

    「うむ。家族もいいが友達もいいからな」

    智紀「ん……私達も、どう?」

    透華「いいですわね」

    「わーい」


    京太郎とハギヨシ、様々なことが違う2人ではあるが、2人の男は硬い友情で結ばれた者同士である

    エロ本の貸し借り、性癖の暴露などのハイリスクなこと、硬い友情で結ばれた者同士にしかできないのだから


    カンッ!!

    149 :

    男子高校生の日常ですな

    150 :

    これは親友になれるわ


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