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    元スレマリオ「最近、テニスやパーティーにゴルフばかりで…何かを忘れているような」

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    51 = 47 :

    *********************************

    マリオRPGはスーファミの神作、異論は認めんッッッ!!

              【ぼくの にっき】
       るいーじまんしょん は よなかに くらいへやでやると
      ちょー こえーよ まじで! なつやすみ とか といれ 
      いけなくなった コワイ。





    >>44 そう言って頂けるなんて、恐縮です!

    >>49 テレサ(♀)のレサレサ、 クリボー(♀)のクリスチーヌ
      ボム兵(♀)のピンキー、 ニューハーフのビビアンとか居るので
      メスのキャラもいると思われます
    *********************************

    52 :

    おお、ちょっと不穏になってきた?

    53 :

    乙!
    このキノピオ一級フラグ建築士じゃね?

    54 :

    おつおつ

    55 :

    待機なのん

    56 :

    ―――
    ――


    ルイージ(『過保護はあまり良くない』、か…)


    ルイージ(僕らやピーチ姫が間違ってるのかな?)






    「ガッハッハ!随分としけた面してるじゃあねーか、ルイージ!」





     オヤ・マー博士のラボからの帰り道
    豪快な笑い声と共に名を呼ばれ振り向けば、そこには…


    ルイージ「暇そうだね…ワリオ」ハァ

    ワリオ「オイオイ、俺様の何処見て暇だと思うんだ!」

    ルイージ「…じゃ、訊くけどさ、ここで何をしてるんだい?」

    ワリオ「アァ~?何ってしてるって? 金儲けだよ!」

    ルイージ「両手に持ってるスコップと肥料でかい?」


    ワリオ「おおともよ! いいか?今、俺様は非っ常に機嫌が良いからな
        特別教えてやろう」

    ワリオ「これはある情報筋から仕入れたんだがよォ!世界のどっかに
        光る地面があんだよ
        そこに金を埋めりゃあ金のなる木ができんだぜ!」



    ルイージ(うわぁ、すごくガセっぽい…)


    ルイージ「そ、そう、それはすごいねー」

    ワリオ「おう!んでよォ、俺様がその情報屋から買い取った地図によれば
        この辺りの筈なんだがよ」

    ルイージ「あのさ、他人のやり方に口を挟むのは良かないと思うけど
         言わせて貰って良い?
         そんな事より、真面目に働いたほうが良いと思うよ、僕は…」

    ワリオ「ハァ~?何言ってんだ!タダ金を地面に埋めるだけで億万長者だ
        額に汗して働くなんざぁ、やってらんねぇだろォ!」


    ルイージ「あー、うん、そうだね、じゃあ僕帰るから、頑張ってね」


    ワリオ「待て待て、此処で出会ったのもなんかの縁じゃあないの
        ちょっと手伝ってくんねぇか?
        成功報酬はちゃんと払うからよォ!(儲けの9分の1ぐらい)」

    ルイージ「ワルイージでも誘いなよ、僕も忙しいから」



    ワリオ「…ケッ、なぁ~にが忙しいだ!
          どうせお兄ちゃんのお世話だろうがよォ!」


    ルイージ「…悪いかい?」


    ワリオ「俺に言わせりゃあなぁ…
        てめぇ等のやり方なんざぁ"独善"よッ!気にいらねぇぜ!」

    57 = 56 :


    ワリオ「あー、どっこいしょっと」ドスッ

    ワリオ「ずっと荷物持って歩いてたからな、腰が痛くて堪んねぇぜ」

    ルイージ「君の言い方は気に入らないよ
         僕やピーチ姫のやっている事が"独善"だって?」


    ワリオ「おう!そうだぜ、つーか独善じゃなきゃ、なんだってんだい?」



    ルイージ「僕達は兄さんの為にやってるんだよ!
          今のは訂正してよ、流石の僕だって怒るよ!」







    ワリオ「ソレだよ!ソレ! そこんとこが"独善"だっつってんのよ」






    ルイージ「どういう意味さ?」


    ワリオ「…」ゴソゴソ   キュポンッ

    ワリオ「作業の途中で飲もうと思ってた酒だ、ちょいと早いが
        積もる話もするわけだぁ、まっ一杯やろうじゃねーか」トクトクッ

    ワリオ「ホレ、結構良い酒だぜ、飲めよ」

    ルイージ「僕はお酒は飲まないよ…」

    ワリオ「んだよ、つれねー奴だなぁ」グイッ


    ルイージ「それで…今のはどういう意味なんだい?」


    ワリオ「お前よォ、『兄さんの為にやってるんだよ!』って言ったが
        それは"マリオ本人がお願いしたのか?"」

    ワリオ「アイツが事故って頭空っぽになりました、それはわぁってらぁ
        んで、身内のお前やピーチが心配すんのも百歩譲って理解しよう


          だがな、アイツに何も教えず、ただ庇護するってだけなのは
         気に食わねぇな!」

    ルイージ「君も『過保護はあまり良くない』って事を言いたいのかい?」

    ワリオ「…ヒック、まぁ大雑把にいやぁ、そだな」


    ワリオ「お前、…いや、お前だけじゃあねぇな
         ピーチもヨッシーもだ、ドイツもコイツも今のアイツの目を
        よぉーく見てんのか?あぁん?」







    ワリオ「あんな…、あんな"死んじまったような目ぇ"したマリオは
         マリオなんかじゃあねぇよ」ヒック


    ルイージ「…」

    58 = 56 :


    ワリオ「てめぇ等が良かれと思ってやってることは
        マリオ自身の尊厳が無ぇんだよ」

    ワリオ「本気でアイツの為を思ってんならよォ、何を忘れているかとか
        それを説明して、その上でアイツがどうしたいのかを訊いてだ
         …まずはそれからだろうがよォ」グビッ


    ルイージ「…君の意見は参考までにさせて貰うよ、じゃあね」


    ワリオ「おうおう、話はまだ終わってねぇぞ、大体だ、お前はなぁヒック
        いつもオドオドしやがってヒック 周りばっかヒック」



    枯れ木に向かって説教するワリオを置いてルイージは帰宅した…
        



    ―――
    ――



    ルイージ「ただいま、兄さん」

    マリオ「ああ」ペラッ


    ルイージ「お、今日の朝刊じゃないか!」

    マリオ「郵便受けに入っていた、今日はまだ見てなかったからな」

    ルイージ「面白そうな記事はあったかい?」


    マリオ「んー」



    ・遭難した考古学者のチャールズ氏、遺跡研究チームのクリスチーヌ氏に
     救助される


    ・大富豪ブッキー氏がマルガリータ夫人との結婚記念を祝して
     メリー・マリー村で盛大なパーティーを開く模様


    ・海賊ブラックシュガー団、脱獄!?国内に衝撃走る


    ・サラサ・ランドのデイジー姫、マメーリア王国へ緊急訪問
     警備体制の強化に付き交通機関に遅れが…?




    マリオ「これといって面白そうな記事は無い、な…」

    ルイージ「そっかぁ」


    マリオ「…」

    ルイージ「…」


    マリオ「ルイージ、何かあったのか?」


    ルイージ「へっ!?」

    マリオ「いつもより口数が少ないじゃないか、…どうした?」

    59 = 56 :


    ルイージ「あ、あー、今日は少し疲れちゃったかなぁって
         レース用のカートのエンジンの調整が予想以上に大変でさぁ」


    マリオ「そうか」ペラッ


    ルイージ「そうそう」


    マリオ「…」ペラッ

    ルイージ「…」

    ルイージ「…」チラッ

    マリオ「…俺に何か言いたいのか?」

    ルイージ「…いや、別にそういうんじゃあないよ」

    マリオ「お前が何を思っているかは解らん、だが言いたい事は正直に
        言うべきだと思うぞ」





    ルイージ「…その、さ
            兄さんは今の生活ってどう思ってるの」




    マリオ「…? 今の生活だと?」


    ルイージ「普通に暮らして、たまに配管工としての依頼があって
         そんでその賃金で生活してく今の生活だよ…」


    マリオ「別段何も思わないさ、収入は少ないがそれなりに
        充実した毎日だと俺は思う」

    マリオ「ただ…」

    ルイージ「ただ?」

    マリオ「…去年ぐらいか、俺が"下水管の修理中に頭を打った、らしいな"
        その頃からずっと違和感がある」


    マリオ「ずっと"大切な物を忘れてる"ような感覚でな、特にそれが最近
        強くて」





    マリオ「寝ても覚めて、ソレばかり考えてしまって他の事が頭に入らない
        お前やピーチ姫、ヨッシーと遊びに行ったり
        美味い物を食べたりしてる時だってそうだった」


    マリオ「最近、何をやっても満たされない
         何をしても面白いとか楽しいって思えないんだ…」


    ルイージ「…」

    マリオ「どう言えば良いんだろうな…抜け殻みたいに生きてるような
             "生きてて楽しくない"っていうかな…」


    ルイージ「兄さん、それは言いっこ無しだ
          生きてる事をつまらないとか言わないでくれ
         僕やヨッシー、それに姫だって哀しむ」

    マリオ「…ああ、すまんな」

    60 = 56 :

    *********************************


        マリオの語りから解るか分かりませんがルイージ達は
       トレーニング中の事故ではなく配管の修理中に頭を打った
      そう伝えてあります、当然、マリオは原因も何を忘れてるかも
     知らずに日々(他者は楽しんでると思い込んでる)【無意味な人生】を

         送り続けてます、"幸せの価値観"は人それぞれなのです…





      ほんとうの しあわせは そのひとにしか りかいできない 。






             【どうでもいい話】

    どうでもいいけどワリオの声は大塚パパで脳内再生されます、CMのせい
    *********************************

    61 :

    傷付いて欲しく無いって考えも時としてエゴにしかなり得ないのか
    加減って大事

    62 :

    >>61
    本当は「傷ついている人を見て、自分が傷つきたくないから」って理由だったりするしな
    相手の事を思っているようで、結局自分の都合を押しつけているだけだったり

    63 :

    でも本人の意志じゃないという理屈で行くと
    記憶を失ってる本人の意志は元の本人の意志とイコールとは言えないよな
    実際記憶を取り戻して、なんで戻したりしたんだ、ってなるケースもあるみたいだし

    64 :

    今のとこ>>50が重要な伏線っぽいな
    これからも期待

    65 :

    新聞記事の人(?)物たちが懐かし過ぎる

    66 :

    光る地面に金ってどうぶつの森じゃねーかww

    67 :

    味方サイドかライバルサイドかで見事に分かれているな
    ドンキーはどっちなんだろうか

    68 :

    クッパといいワリオといいライバル達がカッコいい

    69 :


    ルイージ「…兄さん、あのさ
            兄さんは――」


    ルイージ「…」


    ルイージ「…ごめん、やっぱさ、なんでもないや」


    マリオ「…?」


    ルイージ「ちょっと外でラケットの素振りでもやってくるよ!
          テニス大会は明後日だしね!」


    マリオ「もう、陽も落ちてしまうぞ」

    ルイージ「いいの、いいの!そうでもしなきゃ
         我等がスーパーマリオ様にはとても敵わないからね」ドタドタ


    マリオ「…ふぅ、忙しないなぁ…」

    マリオ「…」

    マリオ(今の生活…、か)

    マリオ(どうして、"楽しくない"って感じるのだろうな
        決して悪い物では無い筈なのに)

    マリオ(…俺の思い過ごしか? 以前よりルイージやヨッシー、姫達が
        何処か遠くに感じるような気がする)

    マリオ(何か、俺に"隠し事"でもしてるような、他所他所しさを感じる)


    マリオ(…、いや、止そう
        身内を疑うなんてな、俺も疲れてるのかな?)













            僕はどうしたいんだろうか?

    ルイージ「…」


    『君等は"善い"と思う事でもそれが
     "相手にとっての善い"とは限らんのだよ』

    『てめぇ等のやり方なんざぁ"独善"よッ!気にいらねぇぜ!』

    『あんな"死んじまったような目ぇ"したマリオは
       マリオなんかじゃあねぇよ』


    ルイージ(僕達のやり方は兄さんの尊厳を無視している…か)

    ルイージ(家族として知らせない方が"正しい"僕はそう思ってた)

    ルイージ(でも実際は違うのだろうか…)

    ルイージ(…)

    ルイージ(…決めた、テニス大会だ、大会に日にピーチ姫に相談しよう
         ヨッシーも他の皆も来る筈だ、もう一度皆で話し合おう!)

    70 = 69 :


    ―――
    ――

    ザアァ… ザアァ…

    「ンン~!いいねぇ、この波の音…やっぱ俺達は海に出てこそよ」
    「ははは、同感だぜ!」
    「おい、静かにしろい、キャプテンが来るぞ・・・!」


    「此処だ、此処で良いから降ろしてくれ」

    「あら、此処でイイの?」

    「構わねぇさ、それより迎えの日は分かってるよな」

    「ええ、確かに"明後日"、此処で"あんた等"を迎えに来ればいいのね」

    「そうだ…、俺の荷物を寄越してくれ」

    「はいはい、お前達、お客さんが下船するよ! 荷物をお返し!」



    「…へっへっへ、ありがとよキャプテン・シロップ」

    シロップ「にしても、"あんた等"も変な奴等だね、こんな雪山で
         降ろして欲しいだなんてさ、オマケに…
         なんだい、その荷物は?

           アタシにゃ唯の"枕"にしか見えないけどねぇ」


    「"枕"が変わるとイイ夢見れないんでね…俺達は」

    シロップ「ふぅ~ん、まぁなんでもイイんだけどね」

    「"明後日"はちゃんと迎えに来いよ」

    シロップ「もちろんさ、"あんた等"を雪山まで送迎する、それっぽっちの
         お駄賃でアタシ等は豚小屋から出れたんだ、喜んでやるわよ」

    「何事も、世の中助け合いだからなぁ、ギブ&テイクさ」

    シロップ「助け合いねぇ~、これからデカイ事やろうって奴が
         よく言うもんだ」

    「はっはっは、じゃあな船長、また明後日に会おうぜ!」



    「やっとあの連中ともオサラバですわ」
    「キャプテン、これからどうしやすかい?」


    シロップ「そうだねぇ、デンプーのランプを探す前に近場の民間船でも
         襲って酒盛りと行こうじゃあないの」ジュルシ


    「おおー!流石キャプテン」
    「最高ッスよ!」
    「酒だ酒だ!」
    「金目のモンを奪い盗ってやろうぜ!」


    シロップ「うふふ、選り取り見取りと行こうか」


    シロップ(ランプを手に入れたら、あのギザヒゲにリベンジを挑むのも
         悪くないわねぇ)





    シロップ(にしても…物騒な連中だったわねぇ)

    シロップ(アタシ等も人の事言えた義理じゃあないけど、さぁ…)

    71 = 69 :






































    シロップ(   流石は"クッパ軍団"と言った所ね

            協定を組んで平和、平和と謳っておきながら

          影で本格的な戦争に向けて再軍備をしてるなんてねぇ)






























    72 = 69 :

    *********************************

                今回はここまでです

        実質2レス程度しか投下できませんでしたね…申し訳ない





    学生の頃なので記憶がおぼろげですが

    確か癌などを患ってしまった患者が『自分が癌であること家族に黙秘』

    逆に身内が患者の様態を知り、『医師共々に患者に癌である事を黙る』

    そういう知らせない権利っていう物が法律(だったかな?)であったと

    ような気がする…


    くどいようですが
    知ればマリオは前みたいに死ぬかもしれないトレーニングしますし
    今の所、全員が身を案じて黙っている方針です



    >>67 い、言えない…ドンキーの事、素で忘れてたとか言えない!(震え
       関係ないけどマリオと敵対したのは【若き日のクランキー】で
       裸ネクタイの方のドンキーじゃないんですよね
       故にネクタイのドンキーはマリオファミリーってイメージが強い



    >>68 クッパ様とかはマリオの事を一番理解してると個人的に思ってる
       例えるなら【ルパン三世と とっつぁん】の関係です
       相棒のガンマンや侍、下手すると不二子ちゃんより理解してる的な




    今回>>67のおかげでドンキーの存在を思い出せました
    予定に無かったけどドンキーをこのSSに入れてあげる努力をしましょう

    本当にありがとう!
    *********************************

    73 :

    乙、演出なのはわかるが改行はもう少し減らしてくれると嬉しい

    74 :

    蠢く陰謀、そして壮大な戦いが幕を開ける…

    75 :


    改行は>>1の作風でもあるだろうし、表現の方法の一つでもあるからこのままでもいいと思う
    まあ、>>1のスレなんだから好きなように書けばいい
    少なくとも俺はこういう改行での表現が嫌いじゃない

    76 :



    出番なしは

    ヘイホー
    ジュゲム
    パックンフラワー
    ハンマーブロス
    カメック
    デイジー
    ワンワン
    ボムへい

    この辺りか?

    77 :

    >>36でカメックでてるぞ

    78 :

    カメックババ(ボソッ

    79 = 75 :

    出番なしとかマリオRPGシリーズ、マリオストーリーシリーズ、マリオ64シリーズ、マリオサンシャイン
    マリオギャラクシーシリーズやら合わせたら相当な量いるよ
    ギャラクシー組とかは宇宙にいるから無理だろうけど

    80 :

    クッパJrやコクッパ達はどういう立場なんだろ

    81 :





     テニス大会当日、…TVじゃ降水確率は7割強と報道されたが
    気象予報士の予測に反して空は今だに曇り空なだけであった



           スパンッ!



    「ゲームセット!勝者【ルイージ選手】」

      ワァー ワァー カッコイイ マリオサーン! キャールイージサーン! エッマリオジャナイノ!?

    ルイージ「イエーイ!皆さん、ご声援ありがとうございますっ!」

    マリオ「ようルイージ…次で決勝進出だな」

    ルイージ「そうだね!しっかし、僕は運がイイねぇ~
          なんてったってくじ引きの結果此処まで兄さんと1戦も
         当たらなかったんだから
         こりゃあ"流れ"が僕に来てますよ」

    マリオ「ちっと大袈裟に喜び過ぎじゃないか?」

    ルイージ「チッチッチ、僕にとって今大会最大の強敵は
         スーパーマリオって訳でね、大袈裟でもなんでもないさ!」



    ルイージ「決勝で叩きのめしてやるから覚悟しなよ…っ!」グッ

    マリオ「ふっ…無論だ!俺もハナっから本気で行かせて貰う」


    スタスタ…
               スタスタ…


    ルイージ「…はぁ~」ドスン

    ルイージ「あんな事言ったけど、自身無いねこりゃ…」


    ヨッシー「地べたに座り込んでどうしたんですか?」


    ルイージ「いやね、これはアレだよアレ、ちゅっと床に座って精神統一を
         してるだけなのさ」

    ヨッシー「はいはい」

    ヨッシー「それで、最近"流れ"が来てらっしゃるルイージさん
         僕に何の御用ですか?」

    ルイージ「なんだい、聴いてたのか」

    ヨッシー「チラッとですけどね」


    ルイージ「…」


    ルイージ「今の兄さんの顔、君には"どんな風に見えた"」


    ヨッシー「マリオさんの顔ですか…?」

    ヨッシー「……そう、ですね」


    ヨッシー「すごく、生き生きとした顔、でしたね」


    ヨッシー「まるで冒険してた頃のような
         どんな逆境も勇敢に立ち向かっていく…そんな意思が見える」

    82 = 81 :


    ルイージ「ちょっと前にワリオや色んな人に言われた事があってね
         僕は、さ…色々と考えたんだ」

    ルイージ「何が兄さんの幸せなのかって事を
         この先、どうしてくのがベストなのかを」

    ルイージ「さっきの顔、決勝戦で僕と戦うって時に見せた顔は
         君の言う通りだ、長く見せてくれなかった生き生きとした顔」

    ルイージ「きっと、本能みたいなモンなんだろうね
         強敵と闘う感覚…記憶に無くても身体はソレを覚えている」



    ルイージ「僕は、…この大会終わったら姫達に相談するんだ
           兄さんに真実を打ち明けるべきなのかもしれないって」



    ヨッシー「ルイージさん…」











    ヨッシー「自分で自分の事"強敵"とか言っちゃうのはどうかと思います」

    ルイージ「ちょ!? そこぉ!? 今、僕シリアスだったよね!?
         思いっきしシリアスな話してたよねぇ!?」


    ヨッシー「冗談はさておきルイージさんは
         マリオさんに真実を打ち明けたいんですね?」

    ルイージ「あの人は…何時だって僕の目標だった、超えるべき壁だった
         身内として家族には死んで欲しくないって気持ちとは別に
         目標に消えてもらいたくないって考えが少なからずあったさ」

    ルイージ「いつかは、日陰者でも永遠の2番手でもない
         本当の意味で追いつきたい追い越したい気持ちがある」


    ルイージ「そう考えてたら、なんとなく
          …うん、単に解った気になっただけかもしれないけど
         クッパ達の気持ちが少しだけ分かった気がするんだよ」


    ヨッシー「…」

    ルイージ「身内だから守りたい、家族だから助けたい」

    ルイージ「そう言いつつも、僕は心のどっかじゃあ
         そんな自分勝手なエゴで兄さんを庇護してたんだって思った」


    ルイージ「嫌な人間だろう?」


    ヨッシー「僕にはなんとも言えませんね」

    ヨッシー「人間は感情の生き物です」

    ヨッシー「純粋な善意もあればそういう利己的な面のある少し歪な善意も
         あります、"人間ならあって当然"なんですよルイージさん」

    ヨッシー「僕は別にルイージさんを軽蔑したりしませんよ?
         むしろ真っ当な人間らしさを見て安心してますもの」

    ルイージ「そうかい?」

    ヨッシー「そうですよ!ルイージさんは少しネガティブ過ぎるんですよ」

    83 :


    ルイージ「ふふ、君に励まされるとはね」

    ヨッシー「ルイージさんが落ち込み過ぎるとネガティブゾーンが
         発動しますからねぇ、皆、ふっとびますよ」

    ルイージ「え、酷くね?」

    ヨッシー「はっはっは、冗句ですよ冗句!」

    ヨッシー「それよりも、もうすぐ試合始まっちゃいますよ?
         行かなくて良いんですか?」

    ルイージ「へ?……うおっ!?本当だ!」ダッ


    ヨッシー(頑張ってくださいよルイージさん…)




    ルイージ「ヨッシー!」クルッ


    ヨッシー「?」


    ルイージ「そのさ!本当にありがとうね!」クルッ ダッ


    ヨッシー(…)

    ヨッシー「ふふ、私は外の出店でも回りますかねぇ」トテトテ


    ―――
    ――



    マリオ「…来たか、ルイージ」

    ルイージ「もちのろんだね!あー、あー、おほん
          観客席の皆様ーっ!皆のスーパースタールイージさんの
         ご登場です!!さぁ、さぁ熱いご声援をお掛けくださいィ!」


     ウォー ワァー  ルイ-ジ! ルイージ! ミドリノヒゲ! ルイージ!


    ルイージ「ん~!良いね、このファンの声援を受けて僕が兄さんを倒す!
         そして、此処に新たなNEWヒーロー誕生ッ!みたいな感じに
         なっちゃう訳だ、燃えるねぇ~!」

    マリオ「おっと、悪いがそういう訳にはいかんぞ?
         俺にも兄としてのプライドがあるんでな、お前には負けんさ」


          ゴゴゴゴゴ…

                    ドドドドド…


    ルイージ「たまには弟に勝ちを譲ってくれても良いんだぜ?」

    マリオ「俺は大人気ないんだよ、諦めろ」


     二人はテニスコートに立つ、丁度ぽつぽつと小さな水滴も濁り空から
     落ち始めましたが、試合をする上での問題は一切ありませんでした


    ルイージ(超えるべき人…僕の目標…っ!)

    ルイージ「兄さん!勝たせてもらうよ!」

    マリオ「来いッ!」

               スパンッッ!!

    84 = 83 :

    ―――
    ――


    ワアァァァーーー  


    ヨッシー「おや? 会場が盛り上がりましたねぇ、始まりましたか」パク

    ヨッシー「あ、店員さん、この人形焼おみやげにもう一箱くださいな」

    ヘイホー「イイヨー」つ【人形焼ヘイホー(カスタードクリーム)】

    ヨッシー「はい、御代です」

    ヘイホー「マイドー」

    ヨッシー「いやぁ、本当に美味しいですねぇ、粒餡もいいですが
         クリームも美味!ヘイホーそっくりな見た目も
         食欲をそそられますねぇ!」ジュルリ

    ヘイホー「ナニ コノ オキャク コワイヨー」ガタガタ

    ヨッシー「ん?あれは…」










    テレサ「フハハハハ!隣国の遣いよ!中々の健闘ぶりであったぞ!」
       (試合見てましたよキノピオさん!お疲れ様です)


    キノピオ「ははは…一回戦目でルイージさんと当たっちゃって
         負けちゃいましたけどね…やっぱり情けないですよね」


    テレサ「結果に拘るなどと具の骨頂…結果を求めたという過程こそが
        至高の心理であろう」
        (ううん!そんなことありません!キノピオさんは頑張りました
         勝ち負けなんかより、一生懸命戦った事が大事ですよ)

    キノピオ「そういって貰えると嬉しいですね…」

    テレサ「時に隣国の遣いよ…」
       (あのう…キノピオさん)

    テレサ「我、自らの魔力を以ってして、命への捧げ物を作ったのだが
        今だ、誰の体内へも捧げておらぬ、毒見をする勇気はあるか?
        …無理強いはせぬがな!」
       (今日、お弁当を作ってきたんですけど
        その…私が味見しただけで、誰も食べてないんです
        他人の感想が欲しいので食べてもらえませんか?
        あっ…無理ならいいです!)


    キノピオ「へぇ、テレサさん、お弁当を作ったんですか?
         僕なんかで良ければ喜んで食べますよ」ニコ


    テレサ「う、うむ!そうか!」
       (あ、あう…///)






    【物陰】
     クリボー「裏山死ねッ!!!」


    ヨッシー「君は何をやっているんですか?」

    85 = 83 :


    クリボー「うおおお!?」ビクゥ

    ヨッシー「いやいや、そんな露骨に驚かなくてもいいじゃないですかー」

    クリボー「あ、いや、なんつーか俺は基本的にアンタさんには
         良い思い出が無いッスからね・・・」

    ヨッシー「大丈夫、大丈夫、食べたりなんてしませんよ!
          ヨッシー ウソ ツカナイ」パクパク

    クリボー「ヘイホーにくりそつな人形焼
         食いながら言われても説得力無いッス」

    ヨッシー「時にクリボー君はどうして此処に来てるんですか?」

    クリボー「ああ、テニス大会の出店の手伝いッスね!
         この辺の屋台なんかはうち等クッパ軍団が経営してるんで」

    ヨッシー「おお!そうでしたかぁ!ご馳走様でした!」

    クリボー「…その様子だと
         もう何軒か屋台の物を全部食い尽くしたっぽいッスね」

    ヨッシー「ボム兵さんトコのたこ焼きやジュゲムさんのわたあめ
         あっ、無論、ハンマーブロスのチョコバナナも頂きました」

    クリボー「売れ残りは無さそうッスね!」

    ヨッシー「はっはっは、次はパックンフラワーさんトコの…おや?」

    クリボー「? どうかしたんですかい?」


    ヨッシー「あー、いえね、そういえばクッパ軍団の皆さんって全員此処に
         来てるんですか?」

    クリボー「あー、その"予定"でしたわ…」

    ヨッシー「"予定"…?」

    クリボー「なんか、数名、屋台の手伝いに来れない連中が居るらしくて」

    ヨッシー「"来れない"というのは何故ですか?」

    クリボー「さぁ? 有給使って旅行って奴や体調不良で来てないのが
         多いって聴いてるッス、俺もサボりてーッス」

    ヨッシー「ふぅむ、どうりで屋台の数が少ないと思いましたよ…
          クッパ軍団を全軍総動員させれば飲食店も
         この倍、いや3倍になった筈…ぐぬぬ」

    クリボー「食うことしか無いんスか?」

    ヨッシー「まぁ、いいでしょう私は引き続き
          出店のはしごをするとしましょう」

    クリボー「飲食店以外も見て行って欲しいッス!」

    ヨッシー「…じゃあ、ワンワンのケーキ早食いショーでみましょうか?」

    クリボー「ワンワンからケーキを取り上げないようにお願いします!」








    ―――
    ――


    「やっと、掘り当てたな」
    「ああ、後は氷を溶かすだけだ」
    「お楽しみはこれからだなぁ…ハッハッハ!」


    86 = 83 :

    *********************************

               今回はここまで

        眠気に負けそうでヤバイ…もう駄目だぁ、おしまいだぁ

       冗談抜きで後3時間寝たら会社に出勤しなきゃ、ヤバイ







    >>76>>80

     いちマリオファンとしては一人でも多くのキャラを出したい
    考えでありますが、あまりにも多すぎると>>1自身収集が付かないし
    何より、貴重なお時間を割いてまで読んでくださる方を混乱…ひいては
    不愉快な思いをさせてしまう危害があるため、勝手ながら彼等の出番は
    ほぼ無いモノとさせていただきます
    個人的にはマリオ3から付き合いのある子クッパ達も出したかった…

    どうか、その点に関してご理解の程をよろしくお願い申し上げます




    P・S 今回チラッと出てきたヘイホーの様に
       ちょい役でなら少しは可能です

       みんな! まだ わんちゃん あるでー!

    *********************************

    87 :

    乙です

    忙しい中、頑張って更新してくれるのはありがたい。ただ一つ指摘を

    後書きはもう少し簡潔に書くべきかと思う
    個人的には別に気にしないが、中には叩いてくる人もいるかも知れないし
    例えば、後書き書く前に*を大量に書いたり…
    あとはコメント返しももっと簡潔にした方が良いかと


    長々とすまない
    ただ個人的にはさほど気にならないし、最終的にどう書いてくかは任せます

    88 :

    そっかー?

    オレはなんとなくマリオらしくて好きだけどね、あの表現

    89 :

    そうか、リアルで考えるとヨッシーの捕食ってわりと怖いものだな…ww
    リア充カップルは幸せにもげればいいと思うの

    後書きは別に神経質にならんでもいいと思うぞ
    なんにも書いてないより好きよ

    90 :

    Jrは重要な役を担ってそうだと思ったんだがな…
    一応クッパの正式な跡継ぎだし

    91 :

    でっていう良い性格してるなww

    92 :

    クリスタラーやジャッキー先生、ジョナサン・ジョーンズが今のマリオを見たら何を思うのか

    93 :

    ジョナサンはタイマン勝負忘れられた事を悔やむだろうな
    クリスタラーやジャッキー先生は…どうだろう
    このマリオ闘争本能はあるっぽいし、大丈夫じゃね?

    94 :


    「傷つけん様に気をつけて運べよ?"コイツ等"は大事な戦力になるんだ」

    「「了解です!」」




    「さて、お前達、よくぞワシについて来てくれた!」

    「…かつてワシ等には誇りがあった、栄光のクッパ軍団の一員として
     また、武を重んずる戦士としての誇りがあった!」

    「闘いこそが全て、勝利の余韻、戦士を称える名声こそが
     ワシ等の人生そのものと呼べた!」


    「…だが、それは過去の話よ!ワシ等の主君クッパ様にはかつての覇気は
     無く、ただ堕ちたとしか言いようが無い!」

    「諸君!
      故にこれは決して主君への謀反に非ず!
       かつての…クッパ軍団の輝かしき黄金時代を取り戻す為の行為!」

    「我等が主にあるべき姿に戻っていただく為の行為であるッッ!」




    「「「「うおおぉぉぉぉっ!」」」」





    「全ては主君の為! 全てはクッパ軍団の輝かしき栄光と覇権の為!」


    「その為ならば、ワシのような"老兵"であろうと
      この身を粉にしてでも…最後まで闘い抜く事を宣言するッッッ!!」


    「クッパ軍団、万歳! クッパ軍団に栄光あれッ!」


    ウォー!    ウォー!  ウォー! バンザーイ!


    「諸君!、あの忘れえぬ日々を取り戻す為に!
        今一度、諸君の力を貸していただきたい!」




    ウオオオォォォォォー!   ウオオオォォォォォー!   ウオオオォォォォォー!



    (…これで、ワシの長きに渡る"夢"を取り戻せる…っ!)


    (これは決して謀反では無い、ワシの行動は全て名誉の為
      全ては絶対の忠義から来る物、今一度…
     クッパ軍団の力を知らしめて見せましょうぞ!)




    ―――
    ――


    マリオ「はぁッ!」smash!


          スパンッ!


    ルイージ「ぐっ!?」

    95 = 94 :


    「ゲームセット!勝者【マリオ選手】」


    ルイージ(…っ!負けたか!)


    ルイージ「兄さん…!イイ試合だったよ!」

    マリオ「それは俺の台詞だ
        さっきのショットは打ち返されたらどうしようと考えた程だ」

    ルイージ「そう、言って貰えるとは光栄かな、さて…
         あとは表彰式でカメラマンの前でピースして終わりだね!」

    マリオ「そうだな」

    ルイージ「はは、まだ時間もあるし、僕はちょっと水でも飲んでくるよ
         喉カラカラじゃあ、インタビューの時に僕の美声を
         聴かせらんないからねぇ!」

    マリオ「はっはっは、相変わらずだな!」

    ルイージ「そんじゃ僕はちょっと失礼しちゃうよ~!」スタスタ




    ルイージ(…)スタスタ

    ルイージ(…はぁ、やっぱり遠く及ばないなぁ)


    ヨッシー「イイ試合でしたね」サクサク


    ルイージ「やぁ、ヨッシー…負けた僕を励ましにでも来たのかい?」

    ヨッシー「まぁ、そんなトコですね、あっ、パックンサブレ食べます?」

    ルイージ「はは…一枚貰おうかな」サクッ

    ヨッシー「どうぞどうぞ」サクサク


    ヨッシー「で、どうです?」

    ルイージ「え?突然、何?」


    ヨッシー「マリオさんですよ、マリオさん
         やっぱり、活き活きとしてましたか?」

    ルイージ「ああ、あんな感じで誰かと競ったりしてる時が一番
         輝いて見えるよ、自宅でのんびりしてる時よりも
         姫達と遊びに行くときよりも一番、ね」

    ヨッシー「何が正しいかなんて、誰にも分からない
         良かれと思ってやった事が失敗だったり
         やらない事が失敗に繋がりもします」

    ヨッシー「"自分が"正しいと思う事が正解なんです
         さっきの試合で本来のマリオさんの生き方に戻す方が良しと
         感じたならそれで"正解"なんですよ」

    ルイージ「…そうだね

           …弟として心から家族を心配している、できるなら
         また命に関わる無茶させないのがベストだと考えたさ」

    ルイージ「でも…ワリオが言う通りなのかもしれないな
          今の兄さんは本当の意味で生きてないのかもって」

    ルイージ「僕が間違ってたのかもしれないってさ」


    ヨッシー「…間違ったなら直していけば良いんですよ」

    ヨッシー「"違ったなら直す"それが人間ですもの」

    96 = 94 :


    ルイージ「やれやれ…なんだか最近、君には色々と愚痴を零したり
         悩みを相談してばかりな気がするよ」

    ヨッシー「同じ緑色のよしみって奴ですよ!
         まぁ、そこら辺の茂みの色と同化してしまう程
         緑が似合う、ルイージさんには適いませんけど」

    ルイージ「ちょ!それ褒めてるんだよねぇ!?
         貶めてるんじゃなくて!?」

    ヨッシー「ルイージさん、そろそろ表彰式じゃないですか?
         こんな床で油なんか売ってて良いんですか?」

    ルイージ「へ?あっ、もうこんな時間じゃん!」

    ルイージ「なんか釈然としないけど僕は失礼させてもらうよ!」ダッ



    ヨッシー「ふぅ…忙しないですねぇ」

    ヨッシー「おや?」



    チャールズ「――」



    ヨッシー「つかぬ事をお伺いしますが考古学者のチャールズさんですか」

    チャールズ「うん?そうですが君は…えっと誰でしたかな?」

    ヨッシー「初対面で失礼します
         僕はヨースター島から来たヨッシーです」

    ヨッシー「マリオさんと面識があるお方と聴いていたものでして
         お声を掛けた次第です」

    チャールズ「ああ、そうでしたか」

    ヨッシー「チャールズさんもテニス観戦でしょうか?」

    チャールズ「ええ、以前雪山で酷い目に遭いましてな
          気分転換も兼ねてのテニス観戦です」

    ヨッシー「酷い目?」


    チャールズ「はい、私はご存知かもしれませんが考古学を専門としており
          雪山を探索中に遭難してしまったのです」

    チャールズ「私はどうにか、ゴロツキタウンから来た遺跡研究チームに
          救助され事なきを得ましたが…いやはや」

    ヨッシー「それは災難でしたねぇ…」

    チャールズ「はぁ、気分転換も兼ねて大会を見に来たのですが
          どうにも運が無いというか…私が行った食べ物の出店が
          全て売り切れていたり、踏んだり蹴ったりですな」

    ヨッシー「それは災難ですね」


    チャールズ「この分じゃ、雪山の埋蔵物も誰かに
          発見されてるかもしれません…」

    ヨッシー「…?雪山の埋蔵物ですか?」



    チャールズ「ええ、科学の進歩と言いますか
          少し前にあの雪山の地中深くに金属が埋まってると
          判明したんですよ」

    97 = 94 :


    ヨッシー「金属が埋まっている…というとお宝があるという事ですかね」


    チャールズ「それを調べるのが私の仕事ですよ!」キラキラ


    ヨッシー「は、はぁ、すごく目を輝かせますね?」

    チャールズ「ロマンが埋まってるのです!夢が埋まっているのですよ?」

    チャールズ「年甲斐も無く興奮してしまいますよ!」


    チャールズ「まぁ、発掘できませんでしたが…」

    ヨッシー「ま、まぁまぁ、それで埋まってるお宝が何かとか解ったり
         するんでしょうか?」


    チャールズ「…そうですな、調べた情報を元にすると
          山に大昔の王様が埋蔵金を埋めたと言う情報はありませんが
          何十年だか前に空から何かが降ってきたという話があると」


    ヨッシー「"何か"ですか?」

    チャールズ「ええ、あの雪山はあまり人が寄らない所でして詳しくは
          解りませんが、情報を整理すると宇宙からの鉱物が
          あるのでは言う見方もあります、ロマンに溢れてますな!」

    ヨッシー「そ、そうですねぇ」

    チャールズ「そう、そうロマンと言えば―――」


          クドクド   アレガ アアデ   スバラシイ ト

    ヨッシー(…な、長い!)


    チャールズ「という訳です!」


    ヨッシー「そ、そうですねぇ~、では僕はこの辺で―」
    チャールズ「あー、言い忘れてました!」


    ヨッシー「ま、まだあるんですかぁ?」

    チャールズ「ええ、これを語らずして何が考古学者と言えましょうか!」

    チャールズ「そんな訳で、マリオくんが私にくれたグツグツ火山の―」


    ヨッシー(ダレカタスケテェー)


    ―――
    ――



    「船に発掘した物を積み込む作業完了いたしました!」

    シロップ「はぁ…大したもんだよアンタ等」

    「キャプテン・シロップもう出航しても構わんよ」

    シロップ「アタシ等の船にこんなモン乗せて欲しくは無いんだけどね
         まぁ、良いわ…お前達、船をお出し!」




    (ワシ等が発掘した"コイツ等"…以前クッパ城で見たのと同じじゃ
      コイツ等の脅威はワシも知っておる…存分に働いて貰おうか!)

    98 = 94 :






              氷から発掘された"彼等"…

        彼等は"昔"キノコ王国へやって来た事がありました…

    "彼等"は災厄でした、"彼等"と"彼等の指導者"は遥か彼方から来たのです

    ですが"昔"の英雄<ヒーロー>と"今"の英雄<ヒーロー>の"4人"が災厄から国を救い

          キノコ王国に平和が訪れたと思われました




             これは【過去からの忘れ物】…




    "彼等の指導者"を倒し、"鎮魂歌を奏でる姉"をも絶ち、最後は"涙の雨"で

           全てを洗い流し、終わらせた筈でした…



                  しかし



    まだ、終わってはいなかったのです、"彼等"はまだ"残って"いたのです

         "彼等"は隕石のように地表へ墜ちていきました

      日の光も当たらない凍てつく大地に埋もれるように墜ちました

       洗い流すための"涙の雨"も氷に埋もれた"彼等"までは届かず

              "彼等"は生き永らえたのでした


      そして、時は流れた今、氷に覆われ動けずにいた"彼等"は動き出す

           再び、この国に災厄をばら撒く為に!


          そう、これは【過去からの贈り物】です




        今、災厄達は再びキノコ王国に彼等は姿を現すのでした!



    99 = 94 :

    *   *  *  *  *  *  *  *  *  *   *

                 今回はここまでです

                【"彼等"に関して】
         もう殆どの人が正体を察しているかもしれませんね…
         個人的に最終戦であれだけ機体が墜落してたんだから
         こんな展開アリなんじゃないかって>>1は考えました

         実際、某所で冷凍保存されて生きてましたし(ボソ

    >>87>>89

    ありがとうございます!
    本文と後書きの区別もあるので*はつけたい考えです
    ご指摘、感謝致します、もう少しコメントも簡潔にする努力も致します

    完結まで何卒しばしのお付き合いを…

    *   *  *  *  *  *  *  *  *  *   *

    100 :

    おつー

    まさかの「やつら」か
    (名前言っちゃっていいのかな?)


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