元スレP「響が調子こいてたのでクビにする事にした」

みんなの評価 : ☆
1 :
~会議室~
ワイワイ ガヤガヤ
春香「大事な話ってなんなんだろうね?伊織は聞いてる?」
伊織「いいえ。でも、わざわざ全員を呼び付けてる位だから結構重い話なのかもしれないわね」
伊織「業績悪化で倒産するとか」
真「こっ怖い事言わないでよ伊織っ!」
伊織「冗談よ冗談。けど他に考えられる事とすると…」
ガチャッ!
皆「!」
P「…………」ザッザッザッ! スチャッ!
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2 = 1 :
真美「ど、どうしたんだろう兄ちゃん…?」ヒソヒソ
美希「すっごく険しい顔してるの…」
あずさ「何か気分を害する事があったのかしら…?」
雪歩「こ、恐いですぅ…」
P「…皆、今日は忙しい中集まってくれてありがとう」ギリギリ
春香「ど、どうしたんですか?プロデューサーさん」
P「……………」
伊織「何よ、人を呼び付けといて態度悪いわねぇ」
P「…悪いな、凄く腹の立つ事があって。ちょっと感情が抑えられないんだ」
3 = 1 :
真「腹の立つ…?まさか961プロがまた何かっ!」
P「違う。…惜しいっちゃ惜しいけどな」
やよい「あ、あの。プロデューサーちょっと質問があるんですけど…」
P「どうした?やよい」
やよい「これって全員参加なんですよね?」
やよい「響さんが見当たらないけど、どうしたのかなーって…」
P「そいつだあああああああああああっ!!!!!!」ズビシッ!!(指差し)
やよい「ひぅっ!?」ビクッ!?
伊織「やよい泣かせてんじゃないわよこの類人猿っ!!」スパーン!!
P「げふぅっ!?」
4 = 1 :
雪歩「」ホウシンジョウタイ
真「雪歩っしっかりして雪歩っ!」ユサユサッ!
千早「全く、何をやってるんですかプロデューサー」ジト
P「ホントごめん。感情が暴走しちゃった」
貴音「それで、一体どういうことなのですか?」
貴音「ここに響が居ない理由と、プロデューサーがそこまで怒りを覚えている理由は」
P「順を追って説明していこう。この雑誌、読んだやつ居るか?」バサッ
美希「あ、今日発売のm@sm@sなの」
律子「有名なティーン向けファッション誌じゃないですか。これに何か問題が?」
5 :
前VIPでやってた奴か?
今度は頼むぜ
6 = 1 :
春香「あっこれって響ちゃんが前取材受けたって話してたやつじゃない?」
千早「そういえば言ってたわね。久し振りに自分の本当の魅力が出せたとかなんとか…」
P「そう。これはコイツ、我那覇響の特集が組まれたファッション誌だ」トンッ
律子「等身大の響のPOP…どっから出したんですかそれ」
P「中身は写真とインタビューがメインになっていて」
P「写真のページはこんな感じになっている」パラパラ
やよい「うわーっ響さんすっごくカッコ良いです!」
伊織「なんか懐かしい感じね。961プロに居た時みたいな…」
雪歩「そうえば響ちゃんって、昔はこういう路線だったよね」
7 = 1 :
春香「あぁなるほど、それで久々に本当の魅力が~って言ってたんだね」
亜美「ひびきんはホントはこういう仕事がしたかったのかもしれないですなぁ」
伊織「…それで、これがどうしたの?」
伊織「折角765に移籍して、本性を露わにしてやったのに」
伊織「まだクールでカッコイイ路線にしがみ付こうっていう根性が気に入らないとかそういう話?」
真美「いおりんww」
P「いや、違う。この写真が腹立つのは腹立つけど、まぁこの路線が向いてないって事も無いし」
P「そもそも仕事を取って来たのは俺だからな。多少調子に乗った顔してる位は大目に見るさ」
春香「それじゃあどうして?」
P「…インタビュー記事、読み上げるぞ」
8 = 1 :
――今日は我那覇さんのカッコイイ姿が見れて嬉しかったです
響『フフッありがとう。自分も久し振りに自分の『本音』を見せる事が出来て楽しかったぞ』
――765プロに移籍してからは、バラエティ等での露出が増えましたね
響『自分はただそこで求められてる役割を全うしてるだけ。何でも出来ちゃうんだよ。自分カンペキだから(笑)』
――どちらが本当の響さんなんですか?
響『どちらかって言うなら、今の方が素に近いのかな。
尤も、皆を笑顔にする事が大好きなのも本当だけどね』
――折角ですので、おもしろショットも一枚撮っておきます?
響『…悪いね、今日はそういうヘンな先入観みたいなのは捨てて、仕事に臨もうと思って来てるから
ありのままの我那覇響を見て欲しいんだ。最近のファンになった子は驚くかもしれないけど、これが自分だから』
P「がああああああああっ!!!」ダンダンッ!!
律子「つっ机叩いちゃ駄目ですって!ふふっww」
亜美「こ、これはww」
春香「なるほどwwぷふふっww」
9 :
どっかで同じ内容見たんだが
10 = 1 :
P「ヘンな事って何だオラァッ!!!」
P「俺が必死で考えて!どうしたらアイツの魅力が一番出せるのか悩み抜いてやって来たプロデュースは!」
P「765プロの皆で作っている番組で出来た、アイツのアイドルとしてのイメージは!」
P「全部ヘンな先入観だって言うのか!?あぁんっ!?」
真美「兄ちゃん荒ぶってるねえww」
伊織「ふふっ気持ちは分からなくはないけどね」
P「765プロでの活動は恥ずべき事だっていうのか!?ふざけんじゃねえっつうんだよ!!」ダンダンッ!!
真「いや響はそんな事思ってないですってww」
春香「あはははははっwww…ごほごほっww!!」
雪歩「春香ちゃん笑い過ぎじゃ…大丈夫?」サスリサスリ
春香「あ、ありがと雪歩。いや~緊張と緩和の効果でツボっちゃって…」あはは
11 :
ログ速張って続きからやっておくれ
12 = 1 :
あずさ「で、でもプロデューサーさん、私はこれ位は許してあげても良いと思いますよ?」
あずさ「久しぶりにカッコイイ仕事が出来て、嬉しくなっちゃってたんでしょうし…」
貴音「響はさーびす精神が旺盛ですからね。相手の方や読者の事を思って」
貴音「つい大きな事を言ってしまったのだと思います」
貴音「響にはよく言って聞かせますので、ここはこの私に免じてご容赦を…」
ピラッ
貴音「?プロデューサー、それは?」
P「雑誌には載ってないインタビュー文だ。取材相手から無理言って貰ってきた」
13 = 1 :
――響さんの765プロ移籍の真相。こっそり教えて頂けませんか?
響『え~出来る限りなんでも答えてあげたかったけど、流石にそれは…』
――雑誌には載せませんから、ここだけの話でお願いします!
響『うーん…しょうがないなぁホントに内緒にしてよ?』
響『961を辞める時、自分はもうアイドルの次のステージしか見えてなかったから』
響『ちょっと故郷の沖縄で充電した後、外(海外)へでるつもりだったんだけど』
響『765のプロデューサーが、毎日涙ながらに土下座して』
響『「どうしても君が欲しいんだ。君が居れば夢を見られるんだよ!」なんて言って懇願するもんだから』
響『最後にはもう根負けしちゃってね(笑)』
響『最初はちょっと面倒見てやるか位の気持ちだったんだけど、今じゃ他の(アイドルの)子達にも情が移ってるし』
響『まだまだ当分はあそこを離れる訳にはいかないさー』
14 = 1 :
P「おるあああああっ!!!」ベキィッ!!!
亜美「ひびきんの等身大POPがwww」
伊織「安くないでしょそれ…ww」
貴音「………………」タラリ
律子「貴音もさすがに絶句ね…」アハハ…
真「実際はどんな感じだったっけ?」
美希「んーあんまり覚えてないけど、なんやかんやでミキ達3人は961をクビになって」
美希「これからどうしよっかなーって思ってたら」
美希「プロデューサーが行くとこ無いなら来るか?って声掛けてくれたの。その時たしか響泣いてたの」
春香「そりゃプロデューサーさん怒るよww」
15 = 1 :
P「はぁはぁ………」ゼェゼェ
P「えー…取り乱して悪かったな」
春香「いえいえ、しょうがないですよ」
やよい「そうですね。ちょっと響さんよくないと思います」
亜美「これは恐ろしい拷問が予想されますなぁw」
P「さぁ皆、ここで重大な発表がある。心して聞いてくれ」じっ
雪歩「は、はいっ!」
貴音「…畏まりました」
P「我が765プロは、我那覇響を………」
「―――クビにします!!」
皆「!?」
16 = 1 :
ざわざわざわざわ がやがやががや…
春香「wwwえっ?クビ?響ちゃんクビですか!?」
真「これは予想を越えて来たね…」フム
真美「まさかの二度目解雇www」
やよい「えっじょっ冗談ですよね!?プロデューサー!」
P「俺は本気だ。俺はアイドルをバカにする奴が大嫌いで、765プロをバカにするやつはもっと大嫌いだからな」
P「あんな初心も恩も忘れて調子乗ったアホはウチには必要無い」
律子「そんな辛辣な…w」
17 = 1 :
千早「流石にそれは可哀想では…」
亜美「そうだよ兄ちゃんwwひびきんにチャンスをあげてあげよーよ!」
あずさ「響ちゃんが居なくなったら私達寂しいですよ~」
貴音「何とか御容赦をお願い出来ないでしょうか…?」
ソーダヨソーダヨ! ユルシテアゲテッ イヤコレハモウシカタナインジャナイ? ハルカww アフゥ
P「………皆の気持ちはよく分かった」
P「俺も鬼じゃない。元よりちゃんと機会はあげるつもりだったさ」
やよい「ありがとうございます!」
P「礼を言う必要は無いぞ、やよい」
P「俺が響に与えるのはチャンスじゃなくて……試練だからな」ニヤリ
18 = 1 :
貴音「試練…?」
P「これから俺は、響の765プロ愛を試すために様々な試練を与える」
P「その中で響が、「もう765プロなんか嫌だ!」とか「辞めたい!」とか一言でも言ったら」
P「即刻クビにする。もう即刻!ほら書類も出来てるし」ピラッ
律子「これガチのやつじゃないですかww」フフッ
P「勿論それ(試練)は俺一人の力で出来る事じゃない」
P「765プロの皆の力を合わせて……」
春香「響ちゃんの765愛を証明するんですね!」
P「響をクビにするぞっ!!!」
春香「そっちですかwww」
P「765プロ~~~~ファイッ!!」
「オーーーーーー!!!!」
こうして一人のアイドルの進退が掛かる戦いが幕を開けたのだった…!
19 :
響ならクビもなんくるねぇな
20 = 1 :
つづく。某バラエティの某ドッキリのパロSSです。
捨てるには惜しいと思ったので、こっちで細々と書こうかなと。
反応がある内は飽きないと思う。多分。
21 :
確かにPが怒るのもわかるわ
続き楽しみにしてる
22 :
これは楽しみ。期待。
23 :
これはキレていいwwwwwwwwww
24 :
全キャラやるんなら、こういうssもたまにはいいかな?
25 :
やっぱ天狗なのか
26 :
>>24がいい事言った
28 :
響まだ出てないのにもう臭いのかたまげたなあ
29 = 9 :
自分臭くないぞ!
30 :
またいじめられてるのか
獣臭いししょうがないね
31 :
いじめられて輝く子だからね
ちかたないね
32 = 1 :
~翌日~
春香「いよいよ今日からだね、響ちゃんドッキリ」てくてく
千早「ドッキリで終わると良いのだけれど…」
響「春香ー!千早ー!おはようさー!」タタタッ
千早「!が、我那覇さん」
春香「響ちゃんおはようっ」ニコッ
響「?春香、なんか笑顔ヘンじゃないか?」
春香「そ、ソンナコトナイヨー?」
響「まぁいいや。今日って皆が事務所に集まって何かするんでしょ?そんなの久し振りだな!」
春香(私達は昨日ぶりだけどね)
ガチャッ!
P「遅いっ!!コラァッ!!」
響「うわっ!?なんだなんだ!?」
33 = 1 :
P「みんなもうとっくに揃ってるんだ。遅刻してんじゃねえぞ!」
響「えー自分時間通り来たハズだけどなぁ…」ポリポリ
響「ていうか春香と千早だって来たの一緒だぞ」
P「2人はそれで良いんだよ。響だけ早く来いって言ってるんだ」
響「なんだそれ!?理不尽過ぎるぞっ!」
P「お前昨日オフなんだからそれくらい当然だろうがいっ!!」
響「オフなのはみんな昨日オフだっただろ!」ウガー!
春香(…結局打ち合わせ終わった時間はてっぺん回ってたなぁ)トオイメ
34 = 1 :
P「全く…。さっさとそこ座れ」
響「なんだよもう…」
P「えー昨今のアイドル業界は非常に厳しい情勢になっている」
P「上に居る大御所達はなかなか席を開けてくれないし」
P「そのくせ新興勢力は次々と溢れんばかりに台頭してきて、一つでも上のポジションを奪おうと虎視眈眈だ」
P「俺達765プロも、今は一定の人気と地位を手に入れてはいるが」
P「それに胡坐をかいていては一瞬で押し潰され、喰い尽されて終わりだ。その事をお前達はちゃんと分かってるのか?」
響(え…今日ってこんな真面目な事を話す日だったのか?)アセ
P「取材とかで調子乗って油断して、アホな事口走ったりしてる奴は居ないか?」
響「そ、そんなの居る訳ないぞ!もっと自分達を信じて欲しいさー」
??「ぷふっwwゴホンゴホンッ!」
響「?」
36 = 1 :
P「そんな大変な状況の中、765プロは必死に生き抜いていかないといけないんだ」じっ
皆「……………」
P「という訳で、新メンバーを入れま~す」
響「へ?」
P「おーい、入って来てくれ~」
??「はーい!!!」
伊織「うるさっ……」キーン
ガチャッ
P「じゃ、自己紹介をお願いするよ。と言っても皆知ってると思うが」
愛「皆さんこんにちは!!わたし、876プロから来ました日高愛です!!よろしくお願いしますっ!!!」
響(えー……?)
37 = 1 :
~前日会議~
春香「愛ちゃんをですか?」
P「あぁ、日高愛を765プロに招き入れて」
P「現在の響の仕事や事務所での立ち位置を、根こそぎ食らい尽くしてもらう」
P「そうなっても765プロの事を好きで居られるか。これはそういう試練なんだ」
伊織「なるほど。地味にキツいわね」フム
雪歩「うーん、でも愛ちゃんと響ちゃんってそんなに性格とか似てないですよ?」
律子「共通点も少なくは無いけど、非なるものなのは違いないわよね」
P「ま、それを言ったらキリが無いからな」
P「響はスペックだけは無駄に高いから、上位互換連れて来るのも難しかったし」
春香「それはたしかにそうですよね」
P「大丈夫。この1週間、響と一緒に居る時は事あるごとに日高愛の名前を出して」
P「サブリミナル的に不安感を煽る様徹していたから、今の響は愛を見るだけで」
P「謎の胸のざわつきに苛まれるハズだ。その種さえあれば後はちょろい」
真美「流石兄ちゃん用意しゅーとーだね」ニシシ
38 = 1 :
~今~
響(なんだ…?この胸のモヤモヤは)ムゥ
響「いやそんな急に新メンバーとか言わ「えーホントッ!?」
春香「ホントに愛ちゃん765プロに来てくれるの?わー嬉しいなーっ!」
亜美「大歓迎だよ~ん!これはこれから毎日が楽しくなりそうですな!」
やよい「愛ちゃんこれからよろしくね!同世代の子が来てくれて嬉しいかもーっ」
真「これは良いトレーニング相手が来てくれたね!一緒に頑張ろう、愛!」
アイチャンー! ヤッタヤッター! ウレシイナー! アハハハッ ウフフフフッ
響「……………」
39 = 1 :
響(なんだコレ、自分の時はこんなに…)
愛「あははははっ皆さんありがとうございます!こんなに歓迎してくれるなんて…私すっごく嬉しいです!!」
亜美「ねぇねぇ愛ぴょん。じゃあこれからずっと765プロに居てくれるんだよね?」
愛「えぇと…」チラッ
P「そういう訳じゃないんだ。あくまで一ヶ月間のレンタル移籍って事でな」
P「この一ヶ月間ウチで色々経験を積んで、終わったら元の876に戻る事になっている」
響(そうなんだ…)ほっ
響(!!じ、自分なんで今ほっとしたりしたんだ!?そ、そんなサイテーな事…)
40 = 1 :
亜美「えーやだやだっ!ずっと居てよ愛ぴょん~っ」ダキッ!
春香「一ヶ月終わったら再延長とか出来ないんですか?」
P「無茶言ってやるなって。愛は今や876の看板アイドルなんだから」
P「何だったらお前達より格上な位なんだぞ?」
愛「そっそんな事無いですよ!私なんてまだまだ勉強中の下っ端です!!下っ端!!」
P「あはは、愛は謙虚で可愛いなぁ」キーン ナデナデ
響「……………」
真美「む~それじゃさ兄ちゃん!愛ぴょんの代わりにウチがひびきんをレンタルに出すっていうのはDo-dai?」
響「えっ!」
「「「…………………」」」シーン
41 = 1 :
真美「いやいやひびきん。何を固まってんの?」
真美「そこはいつもみたく『何で自分なんだっ!』とか言ってツッコミ入れるとこじゃん!」
響「あ、あぁ、そうだな!ごめんごめん油断してたぞ…」アハハ…
亜美「まさか本当に自分が愛ぴょんと交換で追い出されるんじゃと思ったんじゃないの→?」ウリウリ
響「っ!そっそそそんな訳にゃいだろ!ない言ってんだ!バカ!」
伊織「動揺し過ぎでしょアンタ」
愛「あははっやっぱり響さんって面白い人ですね!」ニコッ!
響「はっ…ははは。そうだろー?」ハハハ…
42 = 1 :
~会議室~
真「真美達飛ばし過ぎでしょ」
真美「いやホントゴメン!ひびきんの顔見てたらS心がウズいちゃって…w」
春香「それは分かる。あれちょっと本気で焦ってたよね?」
あずさ「プロデューサーさん響ちゃんに何を言ったんですか?」メッ
P「まぁ導入部としてはこれ以上無い位に上手くいったな」
P「これで響に、愛に対する危機感や恐怖を味あわせる事が出来たはずだ」
P「このままじゃヤバイぞと。さぁこれからどんどん追い込んでいくぞ~」ニヤリ
春香「Pさんホント楽しそうですねw」
P「と言っても、この第二パートではちょっと回復させるんだけどな」
あずさ「今別室に、響ちゃん、貴音ちゃん、伊織ちゃん、雪歩ちゃん、千早ちゃん、美希ちゃんの6人が居ますね」
やよい「これはどういう意味があるんですか?」
P「この6人が『日高愛反対派』だ。厳密には美希は中立なので5人だがな」
春香「反対派?」
43 = 1 :
P「今響は、愛が新メンバーとして765に入って来た事を嫌がっている」
P「同時に、そんな事を考えてしまう自分に罪悪感を感じていたはずだ」
あずさ「そうでしょうね。響ちゃん良い子だから…」
律子「なるほど。そこに、響と同じく愛ちゃん加入を納得していない仲間が居る事を伝える」
律子「それによって『嫌だと思うのは自分だけじゃないんだ…』となって」
律子「罪悪感を軽減させる助けにする訳ですね」
P「まぁ本当に病まれても困るしな。一応フォローは入れておかないと」
春香「流石プロデューサーさん。それが分かってるから私達も全力で煽りに行けるってものですよね」
真「いや絶対春香フツーに全力で楽しんでたでしょ」
P「―――ただし」
皆「?」
44 = 1 :
P「当然日が経つにつれて、その仲間はどんどん減って行く」ニヤリ
春香「!ま、まさか……」タラリ
P「そう。仲間として一緒に過ごして行く過程で、愛の良さを知った仲間達は」
P「一人、また一人とほだされて裏切って行く」
P「そして最後に一人残されるのは……」ニタリ
春香「ゲスいっww本当にゲスいですねプロデューサーさんww」
真「あーもうその瞬間が早く見たいような見たくないような!」
亜美「それなら亜美もあっち側が良かったよー!あーすっごく楽しそうっww!」
現在の状況
賛成派『P・春香・真・あずさ・やよい・亜美・真美・律子』
反対派『響・雪歩・伊織・千早・貴音』
中立派『美希』
46 = 1 :
~別室~
伊織「いや別に私もさ、愛が嫌だって事じゃないのよ?」
雪歩「それは私だってそうだよ。誰だからって事じゃなくて」
雪歩「ライブだって番組だって、今迄みんなで頑張って来たのに」
雪歩「状況が厳しいからって、安易に新しい人入れるのは違うかなって…」
伊織「今回は愛一人で、しかもレンタルだからまだいいけど」
伊織「あの言い方だとヘタしたら今後も、もっとドバっと新しいのが入るとかになりかねないわ」
貴音「私達には私達のばらんすというものがあります」
貴音「それを軽々に触れるというのは、些か無神経だと言わざるを得ませんね」
伊織「春香達もどうかと思うわよ。そりゃアホだから仲間増えて嬉しいって思うのは分かるけどさ」
響「…………」ウルウル
47 = 1 :
~会議室~
亜美「ひびきんの顔www」
春香「もう泣いちゃってるじゃんww駄目でしょアレww」
あずさ「これ愛ちゃん見たらどう思うのかしら…」
真「あの泣き顔も種類どっちかによって変わるよね」
律子「そうね。仲間が居た事の安堵によるものか、愛ちゃんが入る事のショックによるものか…」
律子「まぁ両方だろうけど。ワリと後者が強めの」
真美「だとするとひびきんどんだけ愛ぴょん入るの嫌なのww?」
真美「これ愛ぴょんの方が泣くって!見たら!」
P「あーもうヤバい。こんなもんずっと笑ってられるわww」
48 = 1 :
真「見ててちょっと思ったんですけど、雪歩の台詞多くないですか?」
亜美「台詞?これ台本とかあるの?」
P「いや、大まかな流れくらいは言ってあるが、基本はアドリブだ」
真美「へー。じゃあたしかに雪ぴょんがこんなに自分から喋ってるの違和感あるね」
P「喋ってるっていうか、演じてる気分なんだろうな。最近雪歩は芝居の方面が伸びて来てるし」
P「そういう事もあって、今回の雪歩の役割はかなり重要なものを置いてみた」
P「気合い入ってたぞ『頑張ってお芝居してみせますぅ!』って」キュッ!
真「似てるww」
春香「実際私達の中では一番経験ありますし、雪歩なら上手くやってくれそうですね」
49 = 1 :
~別室~
雪歩「…陰口言う訳じゃないけど、真美ちゃん良くないよね。響ちゃんに向かって…」
響「!」
伊織「あぁ、交換がどうこうってやつ?」
雪歩「うん。あの時ちょっと様子おかしかったから、響ちゃん大丈夫かなって」
響「じっ自分は全然何ともないぞ!あの時はただちょっとボーっとしてただけで…」
雪歩「でも…」
伊織「雪歩」じっ
雪歩「あ……。うん、ごめん。なんでもない」
響(雪歩………)じーん
50 = 1 :
~会議室~
春香「あー今の雪歩上手かったね。自然だった」
真「うん。響の好感度がグーンと上がったね」
あずさ「伊織ちゃんも流石ね。空気を察してちゃんとフォローして…」
亜美「自然だけど、事情知ってここから見てると色々と意図が見え見えで面白いよねw」
春香「真美、地味に本気で凹んでない?」
真美「そっそういうのは言わない約束っしょー!」アタフタ
P「実際あれ本音でもあると思うしなぁ」
真美「追い打ちまでかけるの!?」
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