私的良スレ書庫
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元スレモバP「ブスだなー」
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レッスンが終わり、その日の反省をする。
事務所のソファー前のテレビで今日のレッスンのビデオを再生する。
未央の姿を懸命に眺める。何が違うんだろう。腕の伸ばし方?ステップの速さ?
集中して見ていたから周りの気配に全く気付かなかった。
絶対に会いたくなかったのに、最悪の場面で最悪の奴に出会ってしまった。
P「お、今日のレッスンのビデオか。いやー、お前ほんとブスだな」ハハハ
凛「…あ?」
P「おーこわ」
こいつは未央に何を教えているんだろう。未央がこんなに遠くにいるのは、きっとこいつが何かをしたせいだ。
事務所のソファー前のテレビで今日のレッスンのビデオを再生する。
未央の姿を懸命に眺める。何が違うんだろう。腕の伸ばし方?ステップの速さ?
集中して見ていたから周りの気配に全く気付かなかった。
絶対に会いたくなかったのに、最悪の場面で最悪の奴に出会ってしまった。
P「お、今日のレッスンのビデオか。いやー、お前ほんとブスだな」ハハハ
凛「…あ?」
P「おーこわ」
こいつは未央に何を教えているんだろう。未央がこんなに遠くにいるのは、きっとこいつが何かをしたせいだ。
凛「…ねえ」
P「なんだ?」
凛「あんたは未央に何をしたの?」
P「俺は何もしてない。気持ちの問題だな」
気持ちの問題?
P「ま、今のお前さんにはわからんだろう。お、眉間にしわが寄ってる。次のステップを考えたな」
凛「…」
P「あーあ、そのせいで全体の流れが切れた。酷い顔。これじゃ駄目だ。ブスに拍車がかかってる」ハハハ
P「なんだ?」
凛「あんたは未央に何をしたの?」
P「俺は何もしてない。気持ちの問題だな」
気持ちの問題?
P「ま、今のお前さんにはわからんだろう。お、眉間にしわが寄ってる。次のステップを考えたな」
凛「…」
P「あーあ、そのせいで全体の流れが切れた。酷い顔。これじゃ駄目だ。ブスに拍車がかかってる」ハハハ
凛「…」
P「見ててしょうもない映像だな。仕事に戻る。早く帰れよ、ブスリン」
なんなのこいつ。
P「お、そういやブスなお前にお仕事一つ決まったぞー。
お前がブスだから仕事取るのも苦労したわー。再来週の頭にファッション誌のモデルの仕事なー。
夏ってこともあって水着もあるぞー。せいぜいブスに拍車がかからんように気を付けるんだなー」ヒラヒラ
ブス、ブス、ブス、ブス!本当に大嫌いだ。
P「見ててしょうもない映像だな。仕事に戻る。早く帰れよ、ブスリン」
なんなのこいつ。
P「お、そういやブスなお前にお仕事一つ決まったぞー。
お前がブスだから仕事取るのも苦労したわー。再来週の頭にファッション誌のモデルの仕事なー。
夏ってこともあって水着もあるぞー。せいぜいブスに拍車がかからんように気を付けるんだなー」ヒラヒラ
ブス、ブス、ブス、ブス!本当に大嫌いだ。
M「では今日は表情のトレーニングをしよう。キミは感情表現が得意そうではないからな」
凛「はい」
M「うむ、ではまずは笑ってみたまえ」
凛「…」ニコ
M「うむ、見事に張り付いた笑顔だな。レッスンのし甲斐がある」
凛「…」ハァ
M「もっと楽しいことを考えて笑いたまえ。では次は怒った表情をしてみよう。嫌なことを思い出すのが一番だ」
嫌なこと。あいつのことを思い出す。
凛「…」
M「」
凛「はい」
M「うむ、ではまずは笑ってみたまえ」
凛「…」ニコ
M「うむ、見事に張り付いた笑顔だな。レッスンのし甲斐がある」
凛「…」ハァ
M「もっと楽しいことを考えて笑いたまえ。では次は怒った表情をしてみよう。嫌なことを思い出すのが一番だ」
嫌なこと。あいつのことを思い出す。
凛「…」
M「」
凛「…あ、あの?」
M「はっ!すまない、あまりにも完璧な表情だったから肝を冷やしたよ」ハハハ
凛「…」
M「要するにそういうことだ。笑いたいときは楽しかったこと、泣きたいときは悲しかったこと、
怒りたいときは嫌だったこと、そういった思いを表に出すんだ。
本物の表現は相手にちゃんと伝わるし、必ず響く。それが何よりも重要だ」
凛「本物の表現?」
M「ああ。どれだけ着飾ったとしても、本物の輝きを前にしては全てが霞んでしまう。
この前のレッスンの本田君を見てどう思った?」
凛「…私とは違う。遠いなって」
M「はっ!すまない、あまりにも完璧な表情だったから肝を冷やしたよ」ハハハ
凛「…」
M「要するにそういうことだ。笑いたいときは楽しかったこと、泣きたいときは悲しかったこと、
怒りたいときは嫌だったこと、そういった思いを表に出すんだ。
本物の表現は相手にちゃんと伝わるし、必ず響く。それが何よりも重要だ」
凛「本物の表現?」
M「ああ。どれだけ着飾ったとしても、本物の輝きを前にしては全てが霞んでしまう。
この前のレッスンの本田君を見てどう思った?」
凛「…私とは違う。遠いなって」
M「素直でいい感想だ。では私がキミに会った時に見せたダンスと比べてどうだ?」
凛「…また別なものの気がします。未央のダンスの方が、…心を掴むものがありました」
M「うむ。それが本物の表現ということだ。彼女はとても魅力的だったな。キラキラ輝いて」
凛「はい」
M「気持ちが無ければ、どれだけ技術や体力をつけても、本田君のようにはなれない。
それがキミと本田君との距離だ」
凛「私と未央の距離…」
M「まあ、キミも島村君も本田君のようになれると思う。
そのきっかけが何だかは私にはわからないが、きっとキミを目覚めさせる何かがあるはずだ」
凛「…私が目覚めるきっかけ」
凛「…また別なものの気がします。未央のダンスの方が、…心を掴むものがありました」
M「うむ。それが本物の表現ということだ。彼女はとても魅力的だったな。キラキラ輝いて」
凛「はい」
M「気持ちが無ければ、どれだけ技術や体力をつけても、本田君のようにはなれない。
それがキミと本田君との距離だ」
凛「私と未央の距離…」
M「まあ、キミも島村君も本田君のようになれると思う。
そのきっかけが何だかは私にはわからないが、きっとキミを目覚めさせる何かがあるはずだ」
凛「…私が目覚めるきっかけ」
未央が目覚めたきっかけはなんだろう。
あいつは気持ちの違いといった。
でも気持ちなら私だって負けない。
遠い場所にいる魔法にかかった理想の私を追いかけ続けている。
何が違うの?
M「もしキミが行き詰って悩むなら、彼に相談すればいいじゃないかな?
彼とは長い付き合いだが、彼ほど仕事やアイドルに対して真摯な人間はいない」
凛「真摯?ブスブス言うのにですか?」
M「ははは!」
大笑いされた!?
あいつは気持ちの違いといった。
でも気持ちなら私だって負けない。
遠い場所にいる魔法にかかった理想の私を追いかけ続けている。
何が違うの?
M「もしキミが行き詰って悩むなら、彼に相談すればいいじゃないかな?
彼とは長い付き合いだが、彼ほど仕事やアイドルに対して真摯な人間はいない」
凛「真摯?ブスブス言うのにですか?」
M「ははは!」
大笑いされた!?
M「いや、彼の言う通りさ、キミはブスだ。私もそう思う」
凛「…酷くないですか?」
M「酷くないさ、ありのままの事実を述べただけだ。
レッスンを見てて思うがね、キミはとてもブスだ。全く持って輝きがない。
気持ちが見えないんだ。それが伝わってきてしまう。やはり彼はキミのことをよく見ているようだ」
凛「よく見てる?」
M「ああ。今は本田君と一緒にいるようだが、本田君と同じようにキミも島村君もしっかりと見ているとおもよ。
現にあいつはそういう男だ」
凛「あいつは私たちのことが嫌いなんじゃないんですか?」
M「あいつがキミたちのことを?それは無いな」
凛「どうして?」
M「どうしてと言われてもなあ。ただ、彼はキミたちのことを大切に思ってるぞ?」
大切に?あれで?
凛「…酷くないですか?」
M「酷くないさ、ありのままの事実を述べただけだ。
レッスンを見てて思うがね、キミはとてもブスだ。全く持って輝きがない。
気持ちが見えないんだ。それが伝わってきてしまう。やはり彼はキミのことをよく見ているようだ」
凛「よく見てる?」
M「ああ。今は本田君と一緒にいるようだが、本田君と同じようにキミも島村君もしっかりと見ているとおもよ。
現にあいつはそういう男だ」
凛「あいつは私たちのことが嫌いなんじゃないんですか?」
M「あいつがキミたちのことを?それは無いな」
凛「どうして?」
M「どうしてと言われてもなあ。ただ、彼はキミたちのことを大切に思ってるぞ?」
大切に?あれで?
M「あー、これは私の独り言なんだがなー」
凛「…」
M「という、いかにも青春漫画みたいな流れは嫌いでね」
凛「…なんなんですか」
M「まああいつのために少しだけ話してやろう。
例えば私だ。私は彼の知り合いだ。キミは私の事を知っていたかい?」
凛「いいえ」
M「だと思う。キミたちのレベルではなかなかお目にかかれない存在だからね」
凛「お目にかかれない?」
M「ああ。なんたって私は、マスタートレーナーだからな」ドヤァ…
凛「…」
M「という、いかにも青春漫画みたいな流れは嫌いでね」
凛「…なんなんですか」
M「まああいつのために少しだけ話してやろう。
例えば私だ。私は彼の知り合いだ。キミは私の事を知っていたかい?」
凛「いいえ」
M「だと思う。キミたちのレベルではなかなかお目にかかれない存在だからね」
凛「お目にかかれない?」
M「ああ。なんたって私は、マスタートレーナーだからな」ドヤァ…
凛「…マスタートレーナー?」
M「…あ、あれ?反応鈍い?」
凛「ええ」
M「そ、そうか…結構有名だと思ってたんだけどなぁ」ズゥン…
凛「す、すみません…」
M「いや、別にいいんだ。
例えば天海春香、如月千早、星井美希なんかを専属でトレーニングするレベルのトレーナーだ」
凛「 」ボーゼン
M「…あ、あれ?反応鈍い?」
凛「ええ」
M「そ、そうか…結構有名だと思ってたんだけどなぁ」ズゥン…
凛「す、すみません…」
M「いや、別にいいんだ。
例えば天海春香、如月千早、星井美希なんかを専属でトレーニングするレベルのトレーナーだ」
凛「 」ボーゼン
M「ま、超一流ってやつさ。そんな人間を嫌いなやつに付けるわけないだろう?」
凛「…」
M「ましてや私をこの期間雇うのにいったいいくらかかると思っているんだい?」
懐が温まるのがあんたの一番の事なんじゃないの?
M「他にも色々あるんだが、それは私の口から言っても信じないかもしれんな。
自分の目で見て、そして真実かどうかを確かめるんだな。あの男はよく見ているよ。
キミの事も、キミ以外の人もしっかりとね」
凛「…」
M「さ、トレーニングを続けよう。
ファッション誌のモデルなんて、まさに表現力が無ければどうにもならない現場だ。
しっかりと叩き込んであげよう」
凛「…はい」
凛「…」
M「ましてや私をこの期間雇うのにいったいいくらかかると思っているんだい?」
懐が温まるのがあんたの一番の事なんじゃないの?
M「他にも色々あるんだが、それは私の口から言っても信じないかもしれんな。
自分の目で見て、そして真実かどうかを確かめるんだな。あの男はよく見ているよ。
キミの事も、キミ以外の人もしっかりとね」
凛「…」
M「さ、トレーニングを続けよう。
ファッション誌のモデルなんて、まさに表現力が無ければどうにもならない現場だ。
しっかりと叩き込んであげよう」
凛「…はい」
明日は撮影。あいつと初めての二人きりでの仕事。
数日前から緊張とも何とも言えない感情が体を支配してうまく寝つけない。
本当になんなんだろう。私を見ている?私の何を見てるの?
結局今日もあまり眠れないまま朝を迎えてしまった。肌がほんの少し荒れている。
準備もそこそこに、何となく事務所に早く向かう。
凛「…おはようございます」
P「お、今日も朝からブスだなー。挨拶するだけましと考えるか」
凛「…」チッ
P「Mのトレーニングの効果があったみたいだな。見事な感情表現だ。
ま、そういうイライラした態度は最初から上手かったけどな」ハハハ
やっぱりこいつは嫌な奴だ。
数日前から緊張とも何とも言えない感情が体を支配してうまく寝つけない。
本当になんなんだろう。私を見ている?私の何を見てるの?
結局今日もあまり眠れないまま朝を迎えてしまった。肌がほんの少し荒れている。
準備もそこそこに、何となく事務所に早く向かう。
凛「…おはようございます」
P「お、今日も朝からブスだなー。挨拶するだけましと考えるか」
凛「…」チッ
P「Mのトレーニングの効果があったみたいだな。見事な感情表現だ。
ま、そういうイライラした態度は最初から上手かったけどな」ハハハ
やっぱりこいつは嫌な奴だ。
P「…それにしても早く来たな。俺との仕事が楽しみであんまり寝れなかったんだな」ドヤァ…
凛「あんたと仕事なんてしたくないから嫌で嫌で仕方なかったんだよ」
P「ま、なんでもいいさ。寝不足で肌が荒れてるのはブスに拍車をかけてるぞ。
メイクさんが超一流なことを祈るしかないな」ハハハ
なんでそんなことわかるの。ほんの少し、私も気づかないかもしれないぐらいの肌荒れなのに。
P「んじゃ、ちょっと早いが準備して行くかねー」
ブロロロロロロ
凛「あんたと仕事なんてしたくないから嫌で嫌で仕方なかったんだよ」
P「ま、なんでもいいさ。寝不足で肌が荒れてるのはブスに拍車をかけてるぞ。
メイクさんが超一流なことを祈るしかないな」ハハハ
なんでそんなことわかるの。ほんの少し、私も気づかないかもしれないぐらいの肌荒れなのに。
P「んじゃ、ちょっと早いが準備して行くかねー」
ブロロロロロロ
P「CGプロのPと申します。今日はよろしくお願いいたします。渋谷!挨拶!」
凛「渋谷凛です。お願いします」
ディレクター「はい、よろしくお願いします。
そろそろ他の方も到着すると思いますので、軽く準備してお待ちください」
P「はい!」
凛(…ちょっと寒い)フルフル
P(ガサゴソ)「ほれ、ストール掛けとけ。室内現場は冷えて嫌いだ」ハァ…
…ほんとなんなの!
凛「渋谷凛です。お願いします」
ディレクター「はい、よろしくお願いします。
そろそろ他の方も到着すると思いますので、軽く準備してお待ちください」
P「はい!」
凛(…ちょっと寒い)フルフル
P(ガサゴソ)「ほれ、ストール掛けとけ。室内現場は冷えて嫌いだ」ハァ…
…ほんとなんなの!
P「言い忘れてたが、今日は本来お前なんかが同席するのもおこがましいぐらいのスターとの撮影だ。
何か一つでも盗めるものがあったら盗んどけ」
凛「…誰が来るの?」
P「星井美希」
凛「 」
P「いい反応だな」ハハハ
凛「…無理無理無理!!」
P「本番当日に言って正解だったな」ニヤリ
ナムコプロホシイミキサンハイリマース!
何か一つでも盗めるものがあったら盗んどけ」
凛「…誰が来るの?」
P「星井美希」
凛「 」
P「いい反応だな」ハハハ
凛「…無理無理無理!!」
P「本番当日に言って正解だったな」ニヤリ
ナムコプロホシイミキサンハイリマース!
P「おはようございます、CGプロのPと申します。
本日は弊社の渋谷凛が一緒に撮影をさせていただきます。若輩者ですがどうぞ温かい目で指導してやってください」
律子「はい、こちらこそよろしくお願いいたします」
美希「よろしくなのー」
凛「 」
P「渋谷!挨拶!!」
凛「お、おはようございます、渋谷凛です!今日はよろしくお願いします!!」
P「すみませんね、新人みたいなものなので。そうだ、赤羽根は元気にやってますか?」
本日は弊社の渋谷凛が一緒に撮影をさせていただきます。若輩者ですがどうぞ温かい目で指導してやってください」
律子「はい、こちらこそよろしくお願いいたします」
美希「よろしくなのー」
凛「 」
P「渋谷!挨拶!!」
凛「お、おはようございます、渋谷凛です!今日はよろしくお願いします!!」
P「すみませんね、新人みたいなものなので。そうだ、赤羽根は元気にやってますか?」
律子「お知り合いなんですか?毎日元気で驚かされますよ」
P「調子に乗ってるようならあいつの恥ずかしい過去をぶちまけてやろうかと思ってるんですけど、元気なら何よりだ」
美希「ハニーの恥ずかしい話聞きたいの!」
律子「…美希?」
美希「は、はいなの…」
P「765プロに敏腕女性プロデューサーがいると聞いていましたが、なるほど素晴らしい。
なかなかあなたのようなプロデューサーはこの業界にもいないでしょう。頑張ってください」
律子「あ、ありがとうございます…」
P「調子に乗ってるようならあいつの恥ずかしい過去をぶちまけてやろうかと思ってるんですけど、元気なら何よりだ」
美希「ハニーの恥ずかしい話聞きたいの!」
律子「…美希?」
美希「は、はいなの…」
P「765プロに敏腕女性プロデューサーがいると聞いていましたが、なるほど素晴らしい。
なかなかあなたのようなプロデューサーはこの業界にもいないでしょう。頑張ってください」
律子「あ、ありがとうございます…」
美希「なんか変な雰囲気なのー。ね、凛ちゃん」
凛「 」
P「すみません、星井さんを前に緊張しすぎてるみたいで」
美希「んー、可愛いー」スリスリ
凛「 」
律子「美希、からかわないの」コツン
美希「てへ♪」
ジュンビオネガイシマース!
P「お。それでは後程。よろしくお願いします」
律子「お願いします。行くわよー」
美希「はーい」
凛「 」
P「そろそろ現実に戻れ」コツン
凛「!…す、す、す」
P「す?」
凛「スリスリされた…」
P(…刺激強すぎたか?)
凛「 」
P「すみません、星井さんを前に緊張しすぎてるみたいで」
美希「んー、可愛いー」スリスリ
凛「 」
律子「美希、からかわないの」コツン
美希「てへ♪」
ジュンビオネガイシマース!
P「お。それでは後程。よろしくお願いします」
律子「お願いします。行くわよー」
美希「はーい」
凛「 」
P「そろそろ現実に戻れ」コツン
凛「!…す、す、す」
P「す?」
凛「スリスリされた…」
P(…刺激強すぎたか?)
撮影中
P「うーん」
律子「どうしました?」
P「いえ、うちの渋谷なんですがね」
律子「ああ…なんというか、くすんでいますね」
P「お、はっきりいいますねー」
律子「も、申し訳ありません!」
P「いえいえ、私もそう思いますから」
律子「…それはどうなんですか?」
P「いいんですよ。隠しても何の意味もないですから」
律子「…だからうちの美希と仕事をブッキングさせたんですか?」
P「…なぜそう思います?」
P「うーん」
律子「どうしました?」
P「いえ、うちの渋谷なんですがね」
律子「ああ…なんというか、くすんでいますね」
P「お、はっきりいいますねー」
律子「も、申し訳ありません!」
P「いえいえ、私もそう思いますから」
律子「…それはどうなんですか?」
P「いいんですよ。隠しても何の意味もないですから」
律子「…だからうちの美希と仕事をブッキングさせたんですか?」
P「…なぜそう思います?」
律子「うちのプロデューサー殿が、
『あの人は意味のないことはしない、何よりもアイドルのことを思って行動する』と言っていましたので、
もしかしたらと思いまして」
P「…俺はただ、キラキラ輝いている星井さんを見て何かを感じて、学んでほしいなと思っただけです。
渋谷はあんな風にキラキラするのを目標にやってるんです。でも届かなくて苦しんでいる。
自分もあんな風にキラキラ輝いていた時期があったから。自分にかかった魔法をもう一度取り戻そうとしてる。
でもそうじゃない、違うんだってことを知ってほしいんです」
律子「渋谷さんのこと、しっかりと見ているんですね」
P「プロデューサーですから。俺があいつを見てやらなくて、誰があいつを助けてやるんですか。
あいつだけじゃないです。事務所にいる他の二人のためだって、俺は命を懸けますよ。それがプロデューサーです」
律子「…プロデューサー殿が憧れるのがわかりますよ」
P「ん?」
律子「いえ、独り言です」
『あの人は意味のないことはしない、何よりもアイドルのことを思って行動する』と言っていましたので、
もしかしたらと思いまして」
P「…俺はただ、キラキラ輝いている星井さんを見て何かを感じて、学んでほしいなと思っただけです。
渋谷はあんな風にキラキラするのを目標にやってるんです。でも届かなくて苦しんでいる。
自分もあんな風にキラキラ輝いていた時期があったから。自分にかかった魔法をもう一度取り戻そうとしてる。
でもそうじゃない、違うんだってことを知ってほしいんです」
律子「渋谷さんのこと、しっかりと見ているんですね」
P「プロデューサーですから。俺があいつを見てやらなくて、誰があいつを助けてやるんですか。
あいつだけじゃないです。事務所にいる他の二人のためだって、俺は命を懸けますよ。それがプロデューサーです」
律子「…プロデューサー殿が憧れるのがわかりますよ」
P「ん?」
律子「いえ、独り言です」
星井さんはとてもキラキラしている。
魔法をかけられたシンデレラだ。キラキラして、私には眩しすぎる。
なんであんなにキラキラ出来るのだろう。
撮影休憩中 控室
美希「疲れたのー」
凛「お、お疲れ様です」
美希「凛ちゃんもお疲れさまー」
凛「は、はい!」
美希「凛ちゃんはもっとリラックスしていいと思うな。今もそうだけど、撮影中もー」
凛「リラックス、ですか?」
美希「そう、リラックス。なんか無理してるなーって思うの。もっと楽して、楽しんだ方がいいと思うよ」
凛「…楽しむ」
魔法をかけられたシンデレラだ。キラキラして、私には眩しすぎる。
なんであんなにキラキラ出来るのだろう。
撮影休憩中 控室
美希「疲れたのー」
凛「お、お疲れ様です」
美希「凛ちゃんもお疲れさまー」
凛「は、はい!」
美希「凛ちゃんはもっとリラックスしていいと思うな。今もそうだけど、撮影中もー」
凛「リラックス、ですか?」
美希「そう、リラックス。なんか無理してるなーって思うの。もっと楽して、楽しんだ方がいいと思うよ」
凛「…楽しむ」
美希「そう、楽しむ!じゃなきゃキラキラ出来ないよ?」
凛「キラキラ?」
美希「そう、キラキラ!今の凛ちゃんは無理してる感じがするの」
凛「…」
美希「いつかきっと凛ちゃんは駄目になると思うな」
凛「星井さんは」
美希「ん?」
凛「キラキラ?」
美希「そう、キラキラ!今の凛ちゃんは無理してる感じがするの」
凛「…」
美希「いつかきっと凛ちゃんは駄目になると思うな」
凛「星井さんは」
美希「ん?」
凛「星井さんはどうしてそんなにキラキラ出来るんですか。
私は星井さんみたいにキラキラ出来ません。星井さんにはどんな魔法がかかっているんですか?」
美希「魔法?」
凛「星井さんはキラキラ輝くシンデレラだと思います。シンデレラは魔法でキラキラ輝くんです。
そんなキラキラ輝く魔法があるなら、私に教えてください」
美希「どういうことー?」
凛「…私は昔、ある人に魔法をかけられて、煌めくステージに立っていました。
でもその人が突然いなくなって、私にかかっていた魔法は解けてしまったんです」
美希「…」
私は星井さんみたいにキラキラ出来ません。星井さんにはどんな魔法がかかっているんですか?」
美希「魔法?」
凛「星井さんはキラキラ輝くシンデレラだと思います。シンデレラは魔法でキラキラ輝くんです。
そんなキラキラ輝く魔法があるなら、私に教えてください」
美希「どういうことー?」
凛「…私は昔、ある人に魔法をかけられて、煌めくステージに立っていました。
でもその人が突然いなくなって、私にかかっていた魔法は解けてしまったんです」
美希「…」
凛「それからずっと私は、魔法のかかっていた私を追ってきました。
でも全然届かないし、追いつかない。私は星井さんの言うように楽しむことなんて出来ません。
少しでも楽をしたら、私が遠くに行ってしまうような気がして」
美希「…うーん、美希には難しいことはわかんないけど、凛ちゃんにとってその人はとても大切な人だったんだね」
凛「…はい。あの人が私をアイドルにしてくれました。あの人がいるからアイドルでいられました。でも今の私は…」
美希「うーん、やっぱり美希にはわかんないの。でもね、自分が心から楽しまなきゃ、
人には楽しい気持ちは伝わらないと思うの。苦しいのー、辛いのー、って気持ちでお仕事しても、
きっとそれはうまくいかないよ。だからもっと楽しめばいいと思う。
そしたらきっと凛ちゃんもキラキラ出来ると思うな!」
凛「…楽しむ」
美希「そう、楽しむ!まずは後半の撮影を楽しんでやってみよー!」
凛「…はい」
でも全然届かないし、追いつかない。私は星井さんの言うように楽しむことなんて出来ません。
少しでも楽をしたら、私が遠くに行ってしまうような気がして」
美希「…うーん、美希には難しいことはわかんないけど、凛ちゃんにとってその人はとても大切な人だったんだね」
凛「…はい。あの人が私をアイドルにしてくれました。あの人がいるからアイドルでいられました。でも今の私は…」
美希「うーん、やっぱり美希にはわかんないの。でもね、自分が心から楽しまなきゃ、
人には楽しい気持ちは伝わらないと思うの。苦しいのー、辛いのー、って気持ちでお仕事しても、
きっとそれはうまくいかないよ。だからもっと楽しめばいいと思う。
そしたらきっと凛ちゃんもキラキラ出来ると思うな!」
凛「…楽しむ」
美希「そう、楽しむ!まずは後半の撮影を楽しんでやってみよー!」
凛「…はい」
撮影再開
P「…お?」
律子「渋谷さん、雰囲気変わりましたね」
P「ええ」
律子「美希が何か言ったのかしら」
P(…)
オツカレサマデシター!
P「…お?」
律子「渋谷さん、雰囲気変わりましたね」
P「ええ」
律子「美希が何か言ったのかしら」
P(…)
オツカレサマデシター!
P「今日はありがとうございました。とても良い勉強になりました。またよろしくお願いします」
律子「こちらこそありがとうございました。今度はまた違う場所でお会いできることを楽しみにしていますね」
P「ええ」
美希「お疲れさまなのー」
凛「お疲れ様です」
美希「凛ちゃん、撮影後半は楽しんでできた?」
凛「…少しだけ」
美希「うん、それでいいの!凛ちゃんの楽しいなって気持ちが美希にも伝わったよ♪」
凛「…」
律子「こちらこそありがとうございました。今度はまた違う場所でお会いできることを楽しみにしていますね」
P「ええ」
美希「お疲れさまなのー」
凛「お疲れ様です」
美希「凛ちゃん、撮影後半は楽しんでできた?」
凛「…少しだけ」
美希「うん、それでいいの!凛ちゃんの楽しいなって気持ちが美希にも伝わったよ♪」
凛「…」
美希「ちょっとだけだけど、キラキラしてたと思うな。美希ほどじゃないけどね♪」
律子「みーきー」
美希「」
P「いえいえ、星井さんのキラキラに比べたらうちの渋谷なんて」ハハハ
美希「でもね、美希はもっとキラキラするんだよ。今度見せてあげる!」
凛「…楽しみにしてます」
律子「それではこれで失礼します。行くわよー」
美希「はーいなのー。じゃあね凛ちゃん♪」フリフリ
凛「お疲れ様でした!」
P「さてと、うちらも帰りますかね」
凛「…うん」
律子「みーきー」
美希「」
P「いえいえ、星井さんのキラキラに比べたらうちの渋谷なんて」ハハハ
美希「でもね、美希はもっとキラキラするんだよ。今度見せてあげる!」
凛「…楽しみにしてます」
律子「それではこれで失礼します。行くわよー」
美希「はーいなのー。じゃあね凛ちゃん♪」フリフリ
凛「お疲れ様でした!」
P「さてと、うちらも帰りますかね」
凛「…うん」
楽しむ、そんなことプロデューサーが辞めてから考えたこともなかった。
なんで私はアイドルなんだろう。彼が私に魔法をかけたからアイドルなのだろうか。
魔法が解けても私はアイドルであり続けようとした。
それはただプロデューサーが大切だったから?違う、と思う。
私はアイドルでいたいのだ。でも私は楽しめない。自信が無い。
あの時輝いていた私には絶対に届かない。
魔法はもう解けてしまった。
なんで私はアイドルなんだろう。彼が私に魔法をかけたからアイドルなのだろうか。
魔法が解けても私はアイドルであり続けようとした。
それはただプロデューサーが大切だったから?違う、と思う。
私はアイドルでいたいのだ。でも私は楽しめない。自信が無い。
あの時輝いていた私には絶対に届かない。
魔法はもう解けてしまった。
M「今日で私のレッスンは終了だ。長いことお疲れ様。よく頑張ったな」
凛「ありがとうございました」
M「こちらもいい勉強になったよ。
しかし、キミを目覚めさせることが出来なかったのが何よりも悔しいよ。私もまだまだな」
凛「いえ、そんなこと…」
M「いいんだ。さ、それよりも何よりも今日はこの後君を送っていかなくてはいけないところがある。
シャワーを浴びて身支度を済ませて出発しよう」
凛「行くところ?」
M「ああ。キミのプロデューサーからご褒美がある。時間がないから早くしてくれたまえ」
凛「…はい。それで、どこに行くんですか?」
M「765プロオールスターライブだ!」
凛「ありがとうございました」
M「こちらもいい勉強になったよ。
しかし、キミを目覚めさせることが出来なかったのが何よりも悔しいよ。私もまだまだな」
凛「いえ、そんなこと…」
M「いいんだ。さ、それよりも何よりも今日はこの後君を送っていかなくてはいけないところがある。
シャワーを浴びて身支度を済ませて出発しよう」
凛「行くところ?」
M「ああ。キミのプロデューサーからご褒美がある。時間がないから早くしてくれたまえ」
凛「…はい。それで、どこに行くんですか?」
M「765プロオールスターライブだ!」
765プロライブ後の事務所
ガチャ
P「ん?こんな夜にどうした。家出少女か?」
凛「…」
P「随分しおらしいじゃないか。ブスリン改めシオリンに改名するか」
凛「…ねえ」
P「なんだ?」
凛「あんたは私たちの事嫌いなんじゃないの?」
P「嫌いになるほどお前らの事なんか知らん。
別に嫌ってもいないし、好いているわけでもない。プロデューサーとアイドル、それだけだな」
凛「好きでもないのになんで私たちにあんなこと出来るの?」
P「あんなこと?」
凛「トレーナーさんの事、今日のライブの事。どっちもすごいお金がかかったんでしょ?
トレーナーさんは超一流の人だし、ライブチケットもプレミア、しかもそれを5枚も」
P「トレーナーは俺の知り合いだったから。チケットもたまたま手に入った。
ただそれだけだ。気にするようなものじゃない」
ガチャ
P「ん?こんな夜にどうした。家出少女か?」
凛「…」
P「随分しおらしいじゃないか。ブスリン改めシオリンに改名するか」
凛「…ねえ」
P「なんだ?」
凛「あんたは私たちの事嫌いなんじゃないの?」
P「嫌いになるほどお前らの事なんか知らん。
別に嫌ってもいないし、好いているわけでもない。プロデューサーとアイドル、それだけだな」
凛「好きでもないのになんで私たちにあんなこと出来るの?」
P「あんなこと?」
凛「トレーナーさんの事、今日のライブの事。どっちもすごいお金がかかったんでしょ?
トレーナーさんは超一流の人だし、ライブチケットもプレミア、しかもそれを5枚も」
P「トレーナーは俺の知り合いだったから。チケットもたまたま手に入った。
ただそれだけだ。気にするようなものじゃない」
凛「…気にするよ、私にそんなことしてもらう価値なんてないのに」
P「価値ねえ」
私にそんな価値はない、私はただの魔法の解けた醜い人形。
アイドルなんてそんな大そうな肩書なんか背負えない、汚い灰かぶり。
凛「私に価値なんてないよ。お金をかけるだけ無駄。私なんか…」
P「島村より可愛くないし、本田より明るくない、か?」
凛「…」
P「お前は自信が無さすぎる」
自信なんかない。いつも不安で、余裕が無くて、辛くて、苦しくて。
P「お前、今まで来たプロデューサー全員に、これでいい?もっとこうした方がいいんじゃない?
こっちの方がうまくいくんじゃない?とか、そんなことをずっと聞いてたりしなかったか?」
凛「…」
P「価値ねえ」
私にそんな価値はない、私はただの魔法の解けた醜い人形。
アイドルなんてそんな大そうな肩書なんか背負えない、汚い灰かぶり。
凛「私に価値なんてないよ。お金をかけるだけ無駄。私なんか…」
P「島村より可愛くないし、本田より明るくない、か?」
凛「…」
P「お前は自信が無さすぎる」
自信なんかない。いつも不安で、余裕が無くて、辛くて、苦しくて。
P「お前、今まで来たプロデューサー全員に、これでいい?もっとこうした方がいいんじゃない?
こっちの方がうまくいくんじゃない?とか、そんなことをずっと聞いてたりしなかったか?」
凛「…」
P「ま、そんなこったろうと思ったよ。お前はどうにも自分を信じなさすぎる。
そんなに卑下するほどお前は酷いのか?」
凛「…酷いよ。あんたも言うじゃん、ブスだって。私は醜くて、魔法が解けた汚い人形」
P「お前、結構頭ん中ロマンティックなんだな」ハハハ
凛「…私はアイドルでいいのかな」
P「知らん」
凛「…知らんって」
P「お前が決めることだ。お前がアイドルでいたいならそれが答えで、それは俺が決めることじゃない」
凛「…」
そんなに卑下するほどお前は酷いのか?」
凛「…酷いよ。あんたも言うじゃん、ブスだって。私は醜くて、魔法が解けた汚い人形」
P「お前、結構頭ん中ロマンティックなんだな」ハハハ
凛「…私はアイドルでいいのかな」
P「知らん」
凛「…知らんって」
P「お前が決めることだ。お前がアイドルでいたいならそれが答えで、それは俺が決めることじゃない」
凛「…」
P「煌びやかに着飾ることは誰でも出来る。それをお前は魔法だと思っている。
そんな魔法なら俺だってかけてやれる。でもそれは本当の魔法じゃない。
お前、この前の撮影の時に星井さんから何を感じて、何を学んだ」
凛「…もっと楽しめって。そしたらもっとキラキラ出来るって」
P「そうだ、もっと楽しめ。何よりもお前がアイドルであることを楽しんで、
それで初めて自分の中から魔法が出てくる。そしてファンに魔法をかける」
凛「…ファンに魔法?」
そんな魔法なら俺だってかけてやれる。でもそれは本当の魔法じゃない。
お前、この前の撮影の時に星井さんから何を感じて、何を学んだ」
凛「…もっと楽しめって。そしたらもっとキラキラ出来るって」
P「そうだ、もっと楽しめ。何よりもお前がアイドルであることを楽しんで、
それで初めて自分の中から魔法が出てくる。そしてファンに魔法をかける」
凛「…ファンに魔法?」
P「かかる魔法を探すなよ。お前が魔法をかけるんだ。
その魔法は煌めくステージの上から鳴り止まない歓声を、アンコールを、強烈な好意を湧き立たせる。
誘惑して、翻弄して、魅了して、ファンがお前の魔法に魅せられて輝く。
そしてその魔法がお前に返ってきてお前を輝かせる。
お前を輝かせるのは、お前の魔法に魅了されたファンの一人一人だ。
ファンはお前を映す鏡だ。お前が魔法をかけて輝く世界を作るんだ」
凛「…でも私には」
P「だー、面倒くさいやっちゃなあ。ちょっと待ってろ。あれ重くて持ってくるの大変なんだよ」
その魔法は煌めくステージの上から鳴り止まない歓声を、アンコールを、強烈な好意を湧き立たせる。
誘惑して、翻弄して、魅了して、ファンがお前の魔法に魅せられて輝く。
そしてその魔法がお前に返ってきてお前を輝かせる。
お前を輝かせるのは、お前の魔法に魅了されたファンの一人一人だ。
ファンはお前を映す鏡だ。お前が魔法をかけて輝く世界を作るんだ」
凛「…でも私には」
P「だー、面倒くさいやっちゃなあ。ちょっと待ってろ。あれ重くて持ってくるの大変なんだよ」
P「どっこいせ」ドサ!
凛「…これは?」
P「お前の魔法に魅入られた人たちからのファンレターだ。
自分がアイドルでいいか信じられないならファンを見ろ。
お前をアイドルだと思ってくれるファンを信じろ。それで駄目なら諦めろ」
大きな段ボール箱が4つ。
色々な言葉が書いてある。
歌が素敵、魅了されます。
ダンスがかっこいいです!
仲が良さそうで見ていてウキウキする。
応援してます、頑張ってください!
渋谷さんは私の憧れです。
…
一つ一つの言葉に、涙が溢れた。
凛「…これは?」
P「お前の魔法に魅入られた人たちからのファンレターだ。
自分がアイドルでいいか信じられないならファンを見ろ。
お前をアイドルだと思ってくれるファンを信じろ。それで駄目なら諦めろ」
大きな段ボール箱が4つ。
色々な言葉が書いてある。
歌が素敵、魅了されます。
ダンスがかっこいいです!
仲が良さそうで見ていてウキウキする。
応援してます、頑張ってください!
渋谷さんは私の憧れです。
…
一つ一つの言葉に、涙が溢れた。
P「魔法をかける側もいいだろう?」
凛「…うん」
P「いつかその魔法が自分に返ってくる。自分を輝かせてくれる大きな魔法になってな。
今はまだ小さい魔法だが、お前が諦めずに自分を信じてくれるファンを信じて進んでいけば、
いつかお前が目指していたシンデレラになれるんじゃないか」
凛「…私に出来るかな」
P「それはお前次第だ。お前が諦めればそれで終わりだ。
でもな、俺はお前が諦めない限り支えてやるさ。それが俺の信念だ」
凛「…うん」
凛「…うん」
P「いつかその魔法が自分に返ってくる。自分を輝かせてくれる大きな魔法になってな。
今はまだ小さい魔法だが、お前が諦めずに自分を信じてくれるファンを信じて進んでいけば、
いつかお前が目指していたシンデレラになれるんじゃないか」
凛「…私に出来るかな」
P「それはお前次第だ。お前が諦めればそれで終わりだ。
でもな、俺はお前が諦めない限り支えてやるさ。それが俺の信念だ」
凛「…うん」
P「それにな、本田に頼まれたんだ。私だけじゃなくて、島村も渋谷も支えてやってくださいって」
凛「未央に?」
P「握手会の夜だったかな。
こんな嫌味な奴に頭下げてまでお前らを支えてほしいってお願いされたんだぞ?
その誠意に大人として応えないわけにはいかないだろ」
凛「…」
P「本田は先の世界に一歩足を踏み入れた。島村ももう進む準備はできている。
お前はあいつらと一緒じゃなくていいのか?」
凛「未央に?」
P「握手会の夜だったかな。
こんな嫌味な奴に頭下げてまでお前らを支えてほしいってお願いされたんだぞ?
その誠意に大人として応えないわけにはいかないだろ」
凛「…」
P「本田は先の世界に一歩足を踏み入れた。島村ももう進む準備はできている。
お前はあいつらと一緒じゃなくていいのか?」
私は、
凛「私は…アイドルでいたい。二人と一緒にあのステージにたどり着けるまで走り続けたい!」
P「やっと自分の意志でアイドルであろうと決意出来たんじゃないか?」
凛「…そうかもしれない」
いつもプロデューサーにアイドルである理由を求めていた。
でもプロデューサーはそんな理由じゃアイドルにはなれないってわかっていたんだ。
それがわからなかった私のために、プロデューサーは辞めていったのかもしれない。
悲しいけど、でもその思いに応える為にも、私は前に進まなきゃいけない。
凛「私は…アイドルでいたい。二人と一緒にあのステージにたどり着けるまで走り続けたい!」
P「やっと自分の意志でアイドルであろうと決意出来たんじゃないか?」
凛「…そうかもしれない」
いつもプロデューサーにアイドルである理由を求めていた。
でもプロデューサーはそんな理由じゃアイドルにはなれないってわかっていたんだ。
それがわからなかった私のために、プロデューサーは辞めていったのかもしれない。
悲しいけど、でもその思いに応える為にも、私は前に進まなきゃいけない。
P「他人に理由を求めるとどうしても決意が出来なくなる。
でもその思いがあれば大丈夫だ。お前には環境も、才能も、何より仲間が揃ってる。
焦らなくていい。でも真っ直ぐ前を向いて走り続けろ。
振り返らずに、ただ前を向いてあいつらと手を取り合って進んでいけ」
凛「うん」
私がみんなに魔法をかけて輝く世界を作る。
私を信じてくれるファンの煌めきで、私はキラキラ輝くシンデレラになる。
本物の煌めきを信じて、私はみんなと一緒に進んでいく。
あの煌めくステージを目指して。
しぶりんぼっち編終わり。
でもその思いがあれば大丈夫だ。お前には環境も、才能も、何より仲間が揃ってる。
焦らなくていい。でも真っ直ぐ前を向いて走り続けろ。
振り返らずに、ただ前を向いてあいつらと手を取り合って進んでいけ」
凛「うん」
私がみんなに魔法をかけて輝く世界を作る。
私を信じてくれるファンの煌めきで、私はキラキラ輝くシンデレラになる。
本物の煌めきを信じて、私はみんなと一緒に進んでいく。
あの煌めくステージを目指して。
しぶりんぼっち編終わり。
ひっそり更新。
毎度レスありがとうございます。
おやすみなさい。
毎度レスありがとうございます。
おやすみなさい。
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