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元スレ勇者「ポーションについて聞きたいんだけどさ」

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1 : 創る名無しに見る - 2013/01/03(木) 23:06:46.23 ID:5OenBogN.net (+125,+30,-172)
勇者「このポーションってどこがつくったの?これ絶対都会から
   盗んだやつだよね?この村チンケだし」
店員「ち・・・違いますよ!何の証拠があって!これはうちで作ったものです」
勇者「へぇ。じゃなんで都会にまで名がしれてんのよ」
店員「それは・・・」
勇者「知ってるよね。こんな村にも新聞はあるらしいから」
   都会のポーションが大量になくなった件」
店員「知ってますよ!それぐらい!何ですか?
   それをうちがやったというのですか?」
勇者「いや・・・もういいよ。俺はそんなことが知りたいわけじゃ
   ないんだよ」
2 : 創る名無しに見る - 2013/01/03(木) 23:22:32.97 ID:epklvI2H.net (+30,+29,-142)
>>1

二次創作総合スレ
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1282482997/
他に行き場所の無い作品を投稿するスレ4
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1322313024/
【新ジャンル】「台詞系SS総合スレ」( ^ω^)
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1280803360/

創作発表板はVIPと違い、放っておいてもスレが落ちません
新ジャンルなど台詞系の単発スレを立てるときは、
そのスレを>>1000か容量いっぱいまで投下する心づもりで

単発SSなら↓の板おすすめ

SS速報VIP
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/index.html
3 : 創る名無しに見る - 2013/01/06(日) 12:59:39.34 ID:cGreaBJr.net (+24,+29,-27)
現役女子中学生を下着モデルに採用したティーンズインナーカタログが配布開始5分で品切れ 12
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/underwear/1356999237/
4 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 22:51:30.86 ID:stnigGwJ.net (+45,+30,-139)
店員「じゃぁー、なんだと言うんですか?」
勇者「盗んだか、盗まれたかはこの際置いて置くとしても
   ほら、ここを見てくれよ、この印」
店員「この変な模様がどうかしたんですか?」
勇者「困るんだよねー、勝手に使われると
   このマークがあるポーションは内で売り出している
   ブランドでね、勝手にライセンス払わずに
   使われると、困る訳、わかる?」
店員「そんな事言われても、
   うちは大量に買い取った瓶に詰めただけで」
勇者「お宅さんの事情はどうあってもね、
   ウチとしてもこういう事されるとね」
5 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 22:57:34.98 ID:stnigGwJ.net (+45,+30,-140)
勇者「まぁ、大量に作ったポーションを破棄しろって
   言う訳でもなし、時間かけて訴えて裁判するのは
   ウチとしても面倒な訳だし避けたいからね」
勇者「こっちも商売だからね、悪いんだけど
   ライセンス代の1万ゴールド、払ってもらえないかな」
店員「い、一万ゴールドですって!?
   冗談じゃないですよ、そんな額、
   田舎の道具屋ごときに払える訳ないじゃないですか」
勇者「お宅も厳しいのはわかるよ?
   けどね、ウチも魔王討伐とかで結構お金かかるわけよ?」
6 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 23:04:57.55 ID:stnigGwJ.net (+43,+30,-173)
勇者「こちとらね、50ゴールドと銅の剣だけ王様に渡されて
   魔王を倒せとかって、無茶いわれるわけよ?」
勇者「そりゃ、勇者礼状とか発行してくれてさ、民家の樽や壺の
   中身を持って行って良いって事になっているけどさ
   薬草とか数ゴールドとかそんなものしかないわけよ?」
店員「で、でも魔物の毛皮とか牙とか
   破格で買い取っているじゃないですか」
勇者「その魔物を倒すのにも、強い武器や防具ってのが居る訳さ
   表じゃ言っていないけど、武器とか防具とかって激しい戦い
   だとすぐにボロボロになるから、その補修費用とか
   食費とか、その他備品とか結構馬鹿にならないわけさ」
7 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 23:12:44.28 ID:stnigGwJ.net (+45,+30,-185)
店員「そんなにお金が必要なら、王様に直訴していただければ」
勇者「したよ?50ゴールドじゃとても魔王討伐なんて無理ですってね
   けど、魔物から国を守る防衛費に金がかかりすぎて
   こっちに回す予算が無いって来たもんだ」
勇者「最初のウチはルイーダさんの所で登録した仲間を加えて
   布の服を剥ぎ取って別れるとか、そんな事ばかり
   していたんだけど、それも結構問題になってね」
勇者「そこで、どうしようもなくなって
   考えたのが、武器防具屋さんとか道具屋さんと
   提携を結ぶって事なのさ」
8 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 23:17:58.30 ID:stnigGwJ.net (+45,+30,-174)
勇者「『勇者棍棒』、『勇者ヒノキの棒』、『勇者皮の盾』、
   『勇者ポーション』、『勇者ケアル』、『勇者ブリザド』
   勇者マークの入っている装備品の売り上げ25%を勇者一向に
   還元する代わりに、勇者一向がその装備や道具を魔王討伐に
   使って、宣伝する・・そのマークはその印ってわけ」
店員「で、でしたらウチに置いてあるポーションの
   売上25%をお渡ししますので」
勇者「本来はそうなんだけどね、でもどれだけのポーションが
   売られたかなんて判らないからね」
9 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 23:24:12.99 ID:stnigGwJ.net (+45,+30,-189)
店員「そ、そんなの
   帳簿を見れば一発で」
勇者「帳簿を付けているのはお宅さんだしね、
   脱税用に裏帳簿付けて誤魔化しているとは言わないけど
   そんな訳で、1万ゴールドをサクっと払ってくれないかな」
店員「それを言ったら、貴方が本当の勇者様かどうかだって
   分からないじゃないですか」
勇者「ほい、これが勇者礼状、ちゃんと王国の金印も入っているでしょ?
   これ疑うって事は、王国も疑うって事よ?」
10 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 23:30:21.06 ID:stnigGwJ.net (+45,+30,-116)
店員「だから、そんな大金
   急に言われても困りますって」
勇者「そっか、払えないなら仕方ないやね
   店売って払えとか、借金して首吊れとかって
   なったら、本末転倒なわけだし」
店員「な、なら」
勇者「じゃ、この辺りの魔物討伐は後回しな
   世界中旅して来て、最後にまた来るわ」
店員「へ?」
勇者「別にうちら、魔物討伐する地域の順番
   指定されている訳じゃないし、非協力的な
   地域が後回しになるのは仕方ないだろ?」
11 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 23:42:11.10 ID:stnigGwJ.net (+45,+30,-158)
勇者「まぁ、この辺りは割と辺境だからさ
   王国軍とか直ぐに来てくれないけど
   よろしくやってくれよ、村が残っていたらまた来るわ」
店員「ちょっと待ってください、困ります!
   一万ゴールドなんて村の財産集めても、とても払えませんし、
   でも、とてもじゃないですが魔物の襲撃があったら
   この村はひとたまりもありません」
勇者「そんな泣きそうな声で言われてもね
   なんか俺、悪者みたいじゃん?
   別に見捨てるって言っている訳じゃないのよ?
   ちゃんと、また来るんだから10年後ぐらいに」
12 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 23:48:59.80 ID:stnigGwJ.net (+45,+30,-124)
店員「せめて5日、いや3日だけでも時間を下さい
   村長に相談しますので」
勇者「まぁ、ウチとしては5日でも1か月でも
   駐留したい所なんだけどね、それだけ引き止められたら
   魔王討伐が遅れて他の町の連中とかそれだけ死んでいくし、
   恨まれるのは俺達な訳、そこん所忘れずにな」
店員「でしたら1日、1日だけでも結構ですから
   宿もご用意させて頂きますから」
勇者「それなら、まぁな
   どうせ今夜は泊まるつもりだったし」
13 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 23:52:28.91 ID:stnigGwJ.net (+39,+29,-2)
と、言う話を
>>1を読んで思いついた。
14 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 23:55:18.39 ID:F/TaEd0e.net (+23,+29,+0)
店員の行動
>>17
15 : 創る名無しに見る - 2013/01/10(木) 21:42:24.43 ID:/auFGgqS.net (-14,-2,-1)
ksk
16 : 創る名無しに見る - 2013/01/11(金) 01:41:54.97 ID:YkEwmNGo.net (-14,-2,-1)
ksk
17 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 13:19:28.55 ID:HlcdC6Ov.net (+28,+30,-20)
魔王軍に寝返って勇者を差し出そうとする
18 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 19:20:07.80 ID:1vTGoeYE.net (+35,+30,-309)
 その夜、草木も眠る午前2時

道具屋に事情を聞かされた村長が、村の主な面々を集め
集会を開いていた。

村人A「ふてぇ野郎だ!いくら勇者とは言え
    そんな恐喝じみた真似、許されるわけねぇぜ」
村人B「今すぐ国王に伝書鳩飛ばして
    勇者の野郎を告発しようぜ」
武器屋「俺の所なんて、武器の在庫全部持って行かれちまった
    明日から商売にならねーよ」
村人C「あの野郎、ウチにも来やがったぜ
    礼状ちらつかせて、協力しないなら非国民だとか言って
    家の壺やら樽を全部叩き割っていきやがった」
村人A「ウチなんて俺が留守の間に押し入ってきやがって
    ガキの前で箪笥に仕舞っておいたお年玉まで持っていきやがった」

 道具屋以外にも勇者の被害に遭っている面々が多いため、道具屋の
言葉を疑う者は誰もいなかった。
 遂には勇者の寝込みを襲って殺してしまえなんて言う始末だ。
19 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 19:34:27.03 ID:1vTGoeYE.net (+35,+30,-267)
村長 「まぁ、待て待て
    皆の者、乱暴はイカンぞ乱暴は」
村人A「けどよ!村長」
村長 「相手はこの国の勇者殿だ、ワシらが束になって
    かかって言った所で敵う相手ではない」
道具屋「では、あの勇者に好き勝手させるとでも
    言うのですか!?」
村長 「仕方があるまい、魔物におびえて暮らすか
    借金背負ってでも生き抜くか、いずれにせよ
    ワシらは滅ぼされるわけにはいかん」
武器屋「くそったれが!俺達に少しでも力があれば
    野郎の好き勝手なんてさせねぇのに!」

 村の中で一番屈強な武器屋が悔しさ紛れに村長の
家の柱を殴りつける。
 武器屋の力に柱が一瞬軋むが、それだけの力を持つ
武器屋であっても、勇者には掠り傷一つつけられないだろう。
20 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 19:41:53.55 ID:1vTGoeYE.net (+35,+30,-178)
???「・・・話は聞かせてもらいました。」
村人達『・・・・!!』

 一瞬前まで誰も居なかった所から、突如若い女の声が聞こえる
赤黒いボロボロのローブをまとった、銀髪の若い女だ、
しかし人間とは思えない異質の空気、魔力とか瘴気とか言うような
暗く重たい存在感を放っている。
 村人達の誰しもが直感で感じた、こいつは人間とは相いれない
水と油のような存在だ・・と。

???「おっと、そう身構えないでください
    私は魔王様のしもべ、───側近と言います。」
村長 「魔王のしもべ・・じゃと?」
側近 「聞けば随分とお困りの様子、自分勝手な勇者に
    荒らされて、村はボロボロとか」
21 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 19:52:12.81 ID:1vTGoeYE.net (+35,+30,+0)
ちょっと読みづらいから行間を開ける
───────────────────────

側近 「そこでどうでしょう?
   件の勇者を討伐するのにご協力いただければ
   私共としても、こんな小さな村の一つや二つ
   見逃してもよろしいのですがね」

村人B「俺達に、人間全てを裏切れと言うのか」

側近 「そう、大袈裟な話ではないでしょう?
   勇者は遺体も残さずにこの村で足跡が途絶える」

側近 「───いえ、この村の連中が口裏を合わせさえすれば
   勇者がこの村に来る前に死んでしまったという事になります」

側近 「あなた方としても、あの勇者に義理立てする必要はないでしょう?
   そして、あなた方はこれまでと何一つ変わらず、今まで通りの暮らしができる」

村長 「む・・むぅ」

 側近の言葉に村長は迷いを見せる、その場に居た
誰しもが魔王の側近の言葉を即座に否定しなかった。
22 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 20:06:30.95 ID:1vTGoeYE.net (+38,+30,+0)
村人A「ちょっと待てよ!
   確かに俺達にとっちゃ、良い話だけどよ
   お前達が本当にこの村を見逃してくれるかどうか
   わからねぇじゃねぇか!」

村人B「そ、そうだぜ
   お前達が本当に約束を守るのか、信用できねぇぜ」

側近 「信じるも信じないもあなた方の勝手ですがね
    私がその気になれば、この村なんぞ一瞬で痕跡も残さずに
    蒸発させる事が出来るのをお忘れなく」

側近 「そして、あなた方の安っぽい魂なんぞ魔王様はもとより
    私にとっても、腹を満たすどころかおやつにもならない
    気分でこの村を見逃しても、我々にとって益にも害にも
    ならない」

村長 「わ・・わかったわい」

村人B「村長!」

村長 「勇者の命、貴様らにくれてやるわい」

 苦虫を噛み潰したかのような顔で声を絞り出す村長に、
側近の口が僅かに邪悪な笑みを浮かべる。

側近 「あなた方は魔王軍の一員として、私の指揮下に
    下っていただきましょう、ご心配なさらずとも
    この件が済んだらあなた方には何も命令しませんよ」

側近 「まず手始めに────────────」

───────────────────────
側近が村人達に要求した事とは。
>>25
23 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 20:38:42.33 ID:0w6Kg5/C.net (-17,-2,-1)
ksk
24 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 20:52:07.17 ID:0w6Kg5/C.net (-17,-2,-1)
ksk
25 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 21:02:00.40 ID:BM8yb4WH.net (+25,+29,+0)
村一番のイケメンを差し出す
26 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 21:09:19.69 ID:0w6Kg5/C.net (-20,-5,-2)
クソwww
27 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 21:16:38.44 ID:wkGnXMDI.net (+29,+29,-3)
OK、やってみる
でもうまく書けるかな
28 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 21:43:49.85 ID:wkGnXMDI.net (+35,+30,-133)
側近 「まず手始めに、村一番のイケメンを差し出してもらいましょう」

村人A「はい?」

側近 「イケメンよ、イケメン」

村長 「なるほどワシの出番のようじゃな、これでも若い頃は
    都会でブイブイ。」

側近 「死ね!バーコードハゲ!」

村長 「ぎにゃぁぁぁぁぁああああ」

村人C「村長ーっ!」

 問答無用で側近に蹴り倒されて、何故か嬉しそうな声を上げる村長。

村人B「一つお伺いしますが」

側近 「何よ」

村人B「イケメンとは何でしょう?」
29 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 21:46:44.02 ID:0w6Kg5/C.net (+12,+27,-2)
村人www
30 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 21:47:02.92 ID:wkGnXMDI.net (+35,+30,+0)
側近 「そこから!?
    イケメン=いけてる+面な人間、わかる?」

 側近の言葉に、その場の村人達は円陣を組んで小声で話す。

村人A「いけてる+面・・だとよ」

村人B「つまり、容姿端麗って事か」

村人C「容姿端麗ったってよ、人によって好みがあるだろ」

武器屋「・・たしかに、あの側近の御嬢さん
    結構な美人だしな、あれに釣り合うぐらいの容姿って事だろ?」

道具屋「容姿かどうかわからんだろ、つまりは男っぽいって事じゃね?」

村人A「なんで、いけてる=男っぽいって事になるんだよ
    道具屋の」

道具屋「その昔、ウチの店で仕入れた雑誌に書いてあったんだが
    女という者は、自分に無いものに憧れるらしい」

村人B「それを言ったら、俺達全員男だから該当者だろ」

村人A「しかし、村長は蹴られたぞ?」

道具屋「あれは多分、年齢の問題だと思う」

村人C「男っぽい所を見せるんだろ?
    武器屋の、アレ頼まれてくれるか?」

武器屋「俺か?・・俺には妻子が
    いや、仕方がない村の為に一肌脱ごう」

 ────円陣、解散。

道具屋「────結論が出ました」

側近 「聞きましょう」
31 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 21:49:10.94 ID:wkGnXMDI.net (+35,+30,-168)
 側近の言葉に武器屋が一歩前に出る、
武器屋を見て目を細める側近に、武器屋は皮のジャケットを脱ぎ捨て
大きく息を吸う。

武器屋「ふんぬぉおおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!」

 武器屋が雄叫びを上げると同時に上半身の筋肉が膨れ上がり、
波打ち、シャツがはち切れんばかりに伸びる。

武器屋「おおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!」

 さらに、雄叫びが続き顔が真っ赤になり、筋肉がさらに波打ち
膨れ上がる。
 やがて、臨界点を超えたシャツが引き裂け、散り散りになった
シャツの切れ端が宙を舞う。

武器屋「……………………………………。」

側近 「……………………………………。」

 満面の笑みでドヤ顔を決める武器屋の頭を、側近の手が
容赦なくアイアンクローを決める。

武器屋「……いだだだだだだだだだ。」

側近 「……説明、しれくれませんかね?」
32 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 21:51:07.05 ID:wkGnXMDI.net (+35,+30,-180)
道具屋「いけてる+面=男らしい人間という事かと」

側近 「それは、男らしいというより
    暑苦しいって言うの、はい次」

 側近は泡吹いて気絶した武器屋を村長の横に投げ捨てる。

道具屋「いえ、ここに居る全員以外、村には男はいないのですが
    どうでしょうかね」

側近 「不合格」

道具屋「あ、さいですか」

村人A「となると、後は宿屋の主人か
    勇者ぐらいしか」

側近 「一応聞いてあげるわ、宿屋の主人というのは?」

村人A「今年63歳のナイスミドr………。」

側近 「却下
    こんな田舎村に少しでも期待した私が馬鹿だったわ
    それじゃぁ、代わりに」

>>35
33 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 22:24:57.04 ID:DKpVb/Pj.net (-14,-2,-1)
ksk
34 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 23:08:05.47 ID:0w6Kg5/C.net (-17,-2,-1)
ksk
35 : 創る名無しに見る - 2013/01/13(日) 00:39:28.72 ID:gTcAJltk.net (+15,+25,-1)
地酒
36 : 創る名無しに見る - 2013/01/13(日) 02:31:56.74 ID:JUkWcEe2.net (+35,+30,-145)
意外と難しい、どうやって続けよう。
───────────────────────
側近 「酒よ、地酒
    ガンガン持ってきなさい」

村人A「酒、ですか」

側近 「そうよ、酒
    人をタダで働かせようってんだから、
    酒の一杯もおごりなさいよ」

道具屋「そりゃぁ、まぁ…酒ぐらいなら
    一応ありますが」

村長 「よい、ワシが買ってやるわい」

道具屋「まぁ…村長がそう言うなら、
    しかしウチの酒が魔物の舌にあうかどうか」

 村長の指示の下、道具屋から酒樽が持ち込まれる
若い女の子に見えても魔王の側近だ、大量に飲むに
違いない。
37 : 創る名無しに見る - 2013/01/13(日) 02:33:03.29 ID:JUkWcEe2.net (+35,+30,-149)
 部屋の中央に巨大な酒樽を置き、側近に
巨大な杯が渡される。

側近 「あん?なんで私だけなのさ
    あんた達も杯を持ちなさい」

 側近の言葉に、村長や村人達が困惑した
表情で、それぞれに杯を持つ。

側近 「それでは、打倒勇者の為に
    我々魔王軍と、この村の同盟を祝して!」

 武器屋の持った、ハンマーが地酒の入った樽の
板を叩き割り、飛び散った酒の匂いが村長の家の中に
充満する。

村人C「うわぁ・・酒くっさぁ」
38 : 創る名無しに見る - 2013/01/13(日) 02:33:48.99 ID:JUkWcEe2.net (+35,+30,-122)
側近 「きゅう」

 ─────パタン。

 すると、酒を一口も飲まないまま、酒の匂いだけで
側近は酔いつぶれる。

村人達『・・・・えー・・・・』

 酒を要求するぐらいだから、酒に強いものと
思っていた村人達が、各々に困り顔で苦笑する。

道具屋「ちょっと、どうするんですか
    1樽も開けて」

村人A「えっと・・どうしよう。」

 ──────バン!!

勇者 「夜中に
    やかましいぞ!てめぇら!」
39 : 創る名無しに見る - 2013/01/13(日) 02:34:25.57 ID:JUkWcEe2.net (+39,+30,-164)
 対応に困っていた所で勇者が扉を蹴破り
怒鳴り込んでくる。

 しかし、各々に杯を持ち1樽開けて
困り顔している村人達を見て、勇者の勢いも削がれる。

勇者 「えーと・・・
    なにやってんだ?お前ら」

村長 「いや・・まぁ・・その・・・。」

 まさか、魔王軍と同盟を結んだ祝いをしようとしたら、
魔王の側近が酒の匂いだけでダウンしたと答える
訳にも行かず、困惑していると。
 勇者は倒れている魔物の女に気が付く。

勇者 「そいつは?なんだ?」

───────────────────────
村人達の対応
>>43
40 : 創る名無しに見る - 2013/01/13(日) 02:36:38.26 ID:gTcAJltk.net (-17,-2,-1)
ksk
41 : 創る名無しに見る - 2013/01/13(日) 20:33:13.68 ID:1fg7OZtL.net (-14,-2,-1)
ksk
42 : 創る名無しに見る - 2013/01/13(日) 22:47:15.87 ID:1fg7OZtL.net (-14,-2,-1)
ksk
43 : 創る名無しに見る - 2013/01/14(月) 10:19:05.95 ID:TEYopo6w.net (+30,+29,-14)
勇者に差し出す流れ
44 : 創る名無しに見る - 2013/01/14(月) 12:39:56.88 ID:fN8Om9/+.net (+35,+30,-198)
じゃ、やってみる
───────────────────────

 勇者は剣を抜き放ち、警戒しながら部屋に入ってくる、
いくらド外道な勇者とは言え、一応は勇者なのだろう。

勇者 「こいつは、随分高位の魔物じゃないか
    なんでこんな所に」

道具屋「あ、いや・・その」

村長 「これは、だな」

 勇者の問い掛けに不審な様子を見せる村長と、道具屋
その様子に勇者の瞳が細くなる。

 酔い潰れて寝ている、魔物の娘
そして、普段は祭事でしか出さないような開けられたばかりの
酒樽──勇者が事態を察するのに、然程時間がかからなかった。

勇者 「なるほど、良い度胸しているなてめぇら
    魔物に俺を売り飛ばそうって腹か」
45 : 創る名無しに見る - 2013/01/14(月) 12:48:39.19 ID:fN8Om9/+.net (+35,+30,-260)
村人A「誤解しないで欲しいですな、勇者どの」

勇者 「なに?」

村人A「辺境に住む私達でも、人としてプライドを捨てる訳には
    いきません、ましてや魔物に協力するなど」

側近 「う…うぅーん……あまりの酒の臭いに一瞬昏倒しかけ………」

 村人Aが誤魔化そうとする中、タイミング悪く側近が
目を覚ましかける。

武器屋「そぉい!!」

 バシャ!!

側近 「きゅう」

 ─────パタン。

 すかさず武器屋が杯の中の酒を側近にぶっかけ、
側近は再び酒の臭いに酔っぱらって倒れる。

 今度はまともに頭から酒を被ったためか、顔を真っ赤にして
完全に目を覚ます気配がなくなる。

武器屋「OK!!」

村人C「GJ!」
46 : 創る名無しに見る - 2013/01/14(月) 12:50:56.17 ID:fN8Om9/+.net (+35,+30,-294)
村人A「そんな訳で、酒に酔わせて眠らせて
    これから勇者どのに判断を仰ぎに行こうと思ったのですよ」

道具屋「なんでも、こいつは魔王の側近らしくてですね、
    運良くこうして捕えたんですけど
    そんな訳で、1万ゴールドは何卒ご容赦を」

勇者 「まぁ、いいだろう
    魔王の側近を・・しかも生け捕りだからな、
    1万ゴールドは許してやるよ」

道具屋「へい、ありがとうごぜぇます」

勇者 「こいつを王国まで運ぶから、馬車を用意してもらおう
    あと、酒樽をあるだけよこせ」

村長 「へ、へい・・直ぐに
    おい、おめぇら!すぐに勇者殿の言うとおりに
    魔王の側近を馬車に詰め込むんだ」

村人達『合点だ、村長』
47 : 創る名無しに見る - 2013/01/14(月) 13:02:50.59 ID:fN8Om9/+.net (+38,+30,+0)
 ◆◇◆◇ 村~王国へ向かう馬車の荷台 ◆◇◆◇

 固い床に打ち付けられて、側近は目を覚ました
頭からつま先まで、酒を掛けられたのか全身が物凄いアルコール臭さを
放っている。

側近「うっ…………。」

 あまりの酒臭さに顔を歪め、気を失いそうになるがなんとか堪える。
頭がガンガンし、意識が遠のき掛けるのを堪えつつ呪文を唱え。

 体内と辺り一帯に降りかけられたアルコールを中和する。

 ──────バッ!!

 突如、幌が開けられ御者台に座った勇者の顔が
荷台の中を覗き込む。

勇者「……気のせいか……。」

 倒れたままの側近を見ると、安心したのか再び勇者は幌を閉じて
御者台に戻っていく、馬車に乗っているのは勇者一人らしい。

側近(どうやら、やられたみたいね)

 すぐに状況を理解し、幌の隙間から外の様子を伺う
馬車は山道にさしかかったようで、荷台は激しくバウンドする。

側近(不意打ちで仕掛ければ勇者にダメージは与えられるかもしれないけど
   確実には殺せない・・か)

 酒を中和したとはいえ、まだ本調子ではない
馬車が石を踏んで大きくバウンドした所で、側近は荷台から外へと飛び出し、
草叢の中に身を隠す。

 馬車は飛び降りた側近に気が付いたようすもみせずに、そのまま遠ざかって
いき、やがてその姿が見えなくなっていった。

側近 「さて、これからどうしよう」

>>50
48 : 創る名無しに見る - 2013/01/14(月) 15:26:34.33 ID:u8eXio45.net (-17,-2,-1)
ksk
49 : 創る名無しに見る - 2013/01/14(月) 15:32:13.03 ID:TEYopo6w.net (-9,+0,+0)
kskst
50 : 創る名無しに見る - 2013/01/14(月) 15:55:40.39 ID:u8eXio45.net (+16,+29,-3)
面倒なので魔王の城に帰る
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