のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:126,264,738人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    私的良スレ書庫

    不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitter
    ログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。

    元スレ勇者「ポーションについて聞きたいんだけどさ」

    SS+ スレッド一覧へ / SS+ とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニュー
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    レスフィルター : (試験中)
    1 2 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter
    1 : 創る名無しに見る - 2013/01/03(木) 23:06:46.23 ID:5OenBogN.net (+125,+30,-172)
    勇者「このポーションってどこがつくったの?これ絶対都会から
       盗んだやつだよね?この村チンケだし」
    店員「ち・・・違いますよ!何の証拠があって!これはうちで作ったものです」
    勇者「へぇ。じゃなんで都会にまで名がしれてんのよ」
    店員「それは・・・」
    勇者「知ってるよね。こんな村にも新聞はあるらしいから」
       都会のポーションが大量になくなった件」
    店員「知ってますよ!それぐらい!何ですか?
       それをうちがやったというのですか?」
    勇者「いや・・・もういいよ。俺はそんなことが知りたいわけじゃ
       ないんだよ」
    2 : 創る名無しに見る - 2013/01/03(木) 23:22:32.97 ID:epklvI2H.net (+30,+29,-142)
    >>1

    二次創作総合スレ
    http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1282482997/
    他に行き場所の無い作品を投稿するスレ4
    http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1322313024/
    【新ジャンル】「台詞系SS総合スレ」( ^ω^)
    http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1280803360/

    創作発表板はVIPと違い、放っておいてもスレが落ちません
    新ジャンルなど台詞系の単発スレを立てるときは、
    そのスレを>>1000か容量いっぱいまで投下する心づもりで

    単発SSなら↓の板おすすめ

    SS速報VIP
    http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/index.html
    3 : 創る名無しに見る - 2013/01/06(日) 12:59:39.34 ID:cGreaBJr.net (+24,+29,-27)
    現役女子中学生を下着モデルに採用したティーンズインナーカタログが配布開始5分で品切れ 12
    http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/underwear/1356999237/
    4 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 22:51:30.86 ID:stnigGwJ.net (+45,+30,-139)
    店員「じゃぁー、なんだと言うんですか?」
    勇者「盗んだか、盗まれたかはこの際置いて置くとしても
       ほら、ここを見てくれよ、この印」
    店員「この変な模様がどうかしたんですか?」
    勇者「困るんだよねー、勝手に使われると
       このマークがあるポーションは内で売り出している
       ブランドでね、勝手にライセンス払わずに
       使われると、困る訳、わかる?」
    店員「そんな事言われても、
       うちは大量に買い取った瓶に詰めただけで」
    勇者「お宅さんの事情はどうあってもね、
       ウチとしてもこういう事されるとね」
    5 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 22:57:34.98 ID:stnigGwJ.net (+45,+30,-140)
    勇者「まぁ、大量に作ったポーションを破棄しろって
       言う訳でもなし、時間かけて訴えて裁判するのは
       ウチとしても面倒な訳だし避けたいからね」
    勇者「こっちも商売だからね、悪いんだけど
       ライセンス代の1万ゴールド、払ってもらえないかな」
    店員「い、一万ゴールドですって!?
       冗談じゃないですよ、そんな額、
       田舎の道具屋ごときに払える訳ないじゃないですか」
    勇者「お宅も厳しいのはわかるよ?
       けどね、ウチも魔王討伐とかで結構お金かかるわけよ?」
    6 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 23:04:57.55 ID:stnigGwJ.net (+43,+30,-172)
    勇者「こちとらね、50ゴールドと銅の剣だけ王様に渡されて
       魔王を倒せとかって、無茶いわれるわけよ?」
    勇者「そりゃ、勇者礼状とか発行してくれてさ、民家の樽や壺の
       中身を持って行って良いって事になっているけどさ
       薬草とか数ゴールドとかそんなものしかないわけよ?」
    店員「で、でも魔物の毛皮とか牙とか
       破格で買い取っているじゃないですか」
    勇者「その魔物を倒すのにも、強い武器や防具ってのが居る訳さ
       表じゃ言っていないけど、武器とか防具とかって激しい戦い
       だとすぐにボロボロになるから、その補修費用とか
       食費とか、その他備品とか結構馬鹿にならないわけさ」
    7 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 23:12:44.28 ID:stnigGwJ.net (+45,+30,-185)
    店員「そんなにお金が必要なら、王様に直訴していただければ」
    勇者「したよ?50ゴールドじゃとても魔王討伐なんて無理ですってね
       けど、魔物から国を守る防衛費に金がかかりすぎて
       こっちに回す予算が無いって来たもんだ」
    勇者「最初のウチはルイーダさんの所で登録した仲間を加えて
       布の服を剥ぎ取って別れるとか、そんな事ばかり
       していたんだけど、それも結構問題になってね」
    勇者「そこで、どうしようもなくなって
       考えたのが、武器防具屋さんとか道具屋さんと
       提携を結ぶって事なのさ」
    8 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 23:17:58.30 ID:stnigGwJ.net (+45,+30,-174)
    勇者「『勇者棍棒』、『勇者ヒノキの棒』、『勇者皮の盾』、
       『勇者ポーション』、『勇者ケアル』、『勇者ブリザド』
       勇者マークの入っている装備品の売り上げ25%を勇者一向に
       還元する代わりに、勇者一向がその装備や道具を魔王討伐に
       使って、宣伝する・・そのマークはその印ってわけ」
    店員「で、でしたらウチに置いてあるポーションの
       売上25%をお渡ししますので」
    勇者「本来はそうなんだけどね、でもどれだけのポーションが
       売られたかなんて判らないからね」
    9 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 23:24:12.99 ID:stnigGwJ.net (+45,+30,-189)
    店員「そ、そんなの
       帳簿を見れば一発で」
    勇者「帳簿を付けているのはお宅さんだしね、
       脱税用に裏帳簿付けて誤魔化しているとは言わないけど
       そんな訳で、1万ゴールドをサクっと払ってくれないかな」
    店員「それを言ったら、貴方が本当の勇者様かどうかだって
       分からないじゃないですか」
    勇者「ほい、これが勇者礼状、ちゃんと王国の金印も入っているでしょ?
       これ疑うって事は、王国も疑うって事よ?」
    10 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 23:30:21.06 ID:stnigGwJ.net (+45,+30,-116)
    店員「だから、そんな大金
       急に言われても困りますって」
    勇者「そっか、払えないなら仕方ないやね
       店売って払えとか、借金して首吊れとかって
       なったら、本末転倒なわけだし」
    店員「な、なら」
    勇者「じゃ、この辺りの魔物討伐は後回しな
       世界中旅して来て、最後にまた来るわ」
    店員「へ?」
    勇者「別にうちら、魔物討伐する地域の順番
       指定されている訳じゃないし、非協力的な
       地域が後回しになるのは仕方ないだろ?」
    11 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 23:42:11.10 ID:stnigGwJ.net (+45,+30,-158)
    勇者「まぁ、この辺りは割と辺境だからさ
       王国軍とか直ぐに来てくれないけど
       よろしくやってくれよ、村が残っていたらまた来るわ」
    店員「ちょっと待ってください、困ります!
       一万ゴールドなんて村の財産集めても、とても払えませんし、
       でも、とてもじゃないですが魔物の襲撃があったら
       この村はひとたまりもありません」
    勇者「そんな泣きそうな声で言われてもね
       なんか俺、悪者みたいじゃん?
       別に見捨てるって言っている訳じゃないのよ?
       ちゃんと、また来るんだから10年後ぐらいに」
    12 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 23:48:59.80 ID:stnigGwJ.net (+45,+30,-124)
    店員「せめて5日、いや3日だけでも時間を下さい
       村長に相談しますので」
    勇者「まぁ、ウチとしては5日でも1か月でも
       駐留したい所なんだけどね、それだけ引き止められたら
       魔王討伐が遅れて他の町の連中とかそれだけ死んでいくし、
       恨まれるのは俺達な訳、そこん所忘れずにな」
    店員「でしたら1日、1日だけでも結構ですから
       宿もご用意させて頂きますから」
    勇者「それなら、まぁな
       どうせ今夜は泊まるつもりだったし」
    13 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 23:52:28.91 ID:stnigGwJ.net (+39,+29,-2)
    と、言う話を
    >>1を読んで思いついた。
    14 : 創る名無しに見る - 2013/01/09(水) 23:55:18.39 ID:F/TaEd0e.net (+23,+29,+0)
    店員の行動
    >>17
    15 : 創る名無しに見る - 2013/01/10(木) 21:42:24.43 ID:/auFGgqS.net (-15,-3,-1)
    ksk
    16 : 創る名無しに見る - 2013/01/11(金) 01:41:54.97 ID:YkEwmNGo.net (-15,-3,-1)
    ksk
    17 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 13:19:28.55 ID:HlcdC6Ov.net (+28,+30,-20)
    魔王軍に寝返って勇者を差し出そうとする
    18 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 19:20:07.80 ID:1vTGoeYE.net (+35,+30,-309)
     その夜、草木も眠る午前2時

    道具屋に事情を聞かされた村長が、村の主な面々を集め
    集会を開いていた。

    村人A「ふてぇ野郎だ!いくら勇者とは言え
        そんな恐喝じみた真似、許されるわけねぇぜ」
    村人B「今すぐ国王に伝書鳩飛ばして
        勇者の野郎を告発しようぜ」
    武器屋「俺の所なんて、武器の在庫全部持って行かれちまった
        明日から商売にならねーよ」
    村人C「あの野郎、ウチにも来やがったぜ
        礼状ちらつかせて、協力しないなら非国民だとか言って
        家の壺やら樽を全部叩き割っていきやがった」
    村人A「ウチなんて俺が留守の間に押し入ってきやがって
        ガキの前で箪笥に仕舞っておいたお年玉まで持っていきやがった」

     道具屋以外にも勇者の被害に遭っている面々が多いため、道具屋の
    言葉を疑う者は誰もいなかった。
     遂には勇者の寝込みを襲って殺してしまえなんて言う始末だ。
    19 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 19:34:27.03 ID:1vTGoeYE.net (+35,+30,-267)
    村長 「まぁ、待て待て
        皆の者、乱暴はイカンぞ乱暴は」
    村人A「けどよ!村長」
    村長 「相手はこの国の勇者殿だ、ワシらが束になって
        かかって言った所で敵う相手ではない」
    道具屋「では、あの勇者に好き勝手させるとでも
        言うのですか!?」
    村長 「仕方があるまい、魔物におびえて暮らすか
        借金背負ってでも生き抜くか、いずれにせよ
        ワシらは滅ぼされるわけにはいかん」
    武器屋「くそったれが!俺達に少しでも力があれば
        野郎の好き勝手なんてさせねぇのに!」

     村の中で一番屈強な武器屋が悔しさ紛れに村長の
    家の柱を殴りつける。
     武器屋の力に柱が一瞬軋むが、それだけの力を持つ
    武器屋であっても、勇者には掠り傷一つつけられないだろう。
    20 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 19:41:53.55 ID:1vTGoeYE.net (+35,+30,-177)
    ???「・・・話は聞かせてもらいました。」
    村人達『・・・・!!』

     一瞬前まで誰も居なかった所から、突如若い女の声が聞こえる
    赤黒いボロボロのローブをまとった、銀髪の若い女だ、
    しかし人間とは思えない異質の空気、魔力とか瘴気とか言うような
    暗く重たい存在感を放っている。
     村人達の誰しもが直感で感じた、こいつは人間とは相いれない
    水と油のような存在だ・・と。

    ???「おっと、そう身構えないでください
        私は魔王様のしもべ、───側近と言います。」
    村長 「魔王のしもべ・・じゃと?」
    側近 「聞けば随分とお困りの様子、自分勝手な勇者に
        荒らされて、村はボロボロとか」
    21 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 19:52:12.81 ID:1vTGoeYE.net (+35,+30,+0)
    ちょっと読みづらいから行間を開ける
    ───────────────────────

    側近 「そこでどうでしょう?
       件の勇者を討伐するのにご協力いただければ
       私共としても、こんな小さな村の一つや二つ
       見逃してもよろしいのですがね」

    村人B「俺達に、人間全てを裏切れと言うのか」

    側近 「そう、大袈裟な話ではないでしょう?
       勇者は遺体も残さずにこの村で足跡が途絶える」

    側近 「───いえ、この村の連中が口裏を合わせさえすれば
       勇者がこの村に来る前に死んでしまったという事になります」

    側近 「あなた方としても、あの勇者に義理立てする必要はないでしょう?
       そして、あなた方はこれまでと何一つ変わらず、今まで通りの暮らしができる」

    村長 「む・・むぅ」

     側近の言葉に村長は迷いを見せる、その場に居た
    誰しもが魔王の側近の言葉を即座に否定しなかった。
    22 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 20:06:30.95 ID:1vTGoeYE.net (+38,+30,+0)
    村人A「ちょっと待てよ!
       確かに俺達にとっちゃ、良い話だけどよ
       お前達が本当にこの村を見逃してくれるかどうか
       わからねぇじゃねぇか!」

    村人B「そ、そうだぜ
       お前達が本当に約束を守るのか、信用できねぇぜ」

    側近 「信じるも信じないもあなた方の勝手ですがね
        私がその気になれば、この村なんぞ一瞬で痕跡も残さずに
        蒸発させる事が出来るのをお忘れなく」

    側近 「そして、あなた方の安っぽい魂なんぞ魔王様はもとより
        私にとっても、腹を満たすどころかおやつにもならない
        気分でこの村を見逃しても、我々にとって益にも害にも
        ならない」

    村長 「わ・・わかったわい」

    村人B「村長!」

    村長 「勇者の命、貴様らにくれてやるわい」

     苦虫を噛み潰したかのような顔で声を絞り出す村長に、
    側近の口が僅かに邪悪な笑みを浮かべる。

    側近 「あなた方は魔王軍の一員として、私の指揮下に
        下っていただきましょう、ご心配なさらずとも
        この件が済んだらあなた方には何も命令しませんよ」

    側近 「まず手始めに────────────」

    ───────────────────────
    側近が村人達に要求した事とは。
    >>25
    23 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 20:38:42.33 ID:0w6Kg5/C.net (-18,-3,-1)
    ksk
    24 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 20:52:07.17 ID:0w6Kg5/C.net (-18,-3,-1)
    ksk
    25 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 21:02:00.40 ID:BM8yb4WH.net (+25,+29,+0)
    村一番のイケメンを差し出す
    26 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 21:09:19.69 ID:0w6Kg5/C.net (-22,-7,-2)
    クソwww
    27 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 21:16:38.44 ID:wkGnXMDI.net (+29,+29,-3)
    OK、やってみる
    でもうまく書けるかな
    28 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 21:43:49.85 ID:wkGnXMDI.net (+35,+30,-133)
    側近 「まず手始めに、村一番のイケメンを差し出してもらいましょう」

    村人A「はい?」

    側近 「イケメンよ、イケメン」

    村長 「なるほどワシの出番のようじゃな、これでも若い頃は
        都会でブイブイ。」

    側近 「死ね!バーコードハゲ!」

    村長 「ぎにゃぁぁぁぁぁああああ」

    村人C「村長ーっ!」

     問答無用で側近に蹴り倒されて、何故か嬉しそうな声を上げる村長。

    村人B「一つお伺いしますが」

    側近 「何よ」

    村人B「イケメンとは何でしょう?」
    29 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 21:46:44.02 ID:0w6Kg5/C.net (+11,+26,-2)
    村人www
    30 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 21:47:02.92 ID:wkGnXMDI.net (+35,+30,+0)
    側近 「そこから!?
        イケメン=いけてる+面な人間、わかる?」

     側近の言葉に、その場の村人達は円陣を組んで小声で話す。

    村人A「いけてる+面・・だとよ」

    村人B「つまり、容姿端麗って事か」

    村人C「容姿端麗ったってよ、人によって好みがあるだろ」

    武器屋「・・たしかに、あの側近の御嬢さん
        結構な美人だしな、あれに釣り合うぐらいの容姿って事だろ?」

    道具屋「容姿かどうかわからんだろ、つまりは男っぽいって事じゃね?」

    村人A「なんで、いけてる=男っぽいって事になるんだよ
        道具屋の」

    道具屋「その昔、ウチの店で仕入れた雑誌に書いてあったんだが
        女という者は、自分に無いものに憧れるらしい」

    村人B「それを言ったら、俺達全員男だから該当者だろ」

    村人A「しかし、村長は蹴られたぞ?」

    道具屋「あれは多分、年齢の問題だと思う」

    村人C「男っぽい所を見せるんだろ?
        武器屋の、アレ頼まれてくれるか?」

    武器屋「俺か?・・俺には妻子が
        いや、仕方がない村の為に一肌脱ごう」

     ────円陣、解散。

    道具屋「────結論が出ました」

    側近 「聞きましょう」
    31 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 21:49:10.94 ID:wkGnXMDI.net (+35,+30,-169)
     側近の言葉に武器屋が一歩前に出る、
    武器屋を見て目を細める側近に、武器屋は皮のジャケットを脱ぎ捨て
    大きく息を吸う。

    武器屋「ふんぬぉおおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!」

     武器屋が雄叫びを上げると同時に上半身の筋肉が膨れ上がり、
    波打ち、シャツがはち切れんばかりに伸びる。

    武器屋「おおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!」

     さらに、雄叫びが続き顔が真っ赤になり、筋肉がさらに波打ち
    膨れ上がる。
     やがて、臨界点を超えたシャツが引き裂け、散り散りになった
    シャツの切れ端が宙を舞う。

    武器屋「……………………………………。」

    側近 「……………………………………。」

     満面の笑みでドヤ顔を決める武器屋の頭を、側近の手が
    容赦なくアイアンクローを決める。

    武器屋「……いだだだだだだだだだ。」

    側近 「……説明、しれくれませんかね?」
    32 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 21:51:07.05 ID:wkGnXMDI.net (+35,+30,-180)
    道具屋「いけてる+面=男らしい人間という事かと」

    側近 「それは、男らしいというより
        暑苦しいって言うの、はい次」

     側近は泡吹いて気絶した武器屋を村長の横に投げ捨てる。

    道具屋「いえ、ここに居る全員以外、村には男はいないのですが
        どうでしょうかね」

    側近 「不合格」

    道具屋「あ、さいですか」

    村人A「となると、後は宿屋の主人か
        勇者ぐらいしか」

    側近 「一応聞いてあげるわ、宿屋の主人というのは?」

    村人A「今年63歳のナイスミドr………。」

    側近 「却下
        こんな田舎村に少しでも期待した私が馬鹿だったわ
        それじゃぁ、代わりに」

    >>35
    33 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 22:24:57.04 ID:DKpVb/Pj.net (-15,-3,-1)
    ksk
    34 : 創る名無しに見る - 2013/01/12(土) 23:08:05.47 ID:0w6Kg5/C.net (-18,-3,-1)
    ksk
    35 : 創る名無しに見る - 2013/01/13(日) 00:39:28.72 ID:gTcAJltk.net (+16,+25,-1)
    地酒
    36 : 創る名無しに見る - 2013/01/13(日) 02:31:56.74 ID:JUkWcEe2.net (+35,+30,-144)
    意外と難しい、どうやって続けよう。
    ───────────────────────
    側近 「酒よ、地酒
        ガンガン持ってきなさい」

    村人A「酒、ですか」

    側近 「そうよ、酒
        人をタダで働かせようってんだから、
        酒の一杯もおごりなさいよ」

    道具屋「そりゃぁ、まぁ…酒ぐらいなら
        一応ありますが」

    村長 「よい、ワシが買ってやるわい」

    道具屋「まぁ…村長がそう言うなら、
        しかしウチの酒が魔物の舌にあうかどうか」

     村長の指示の下、道具屋から酒樽が持ち込まれる
    若い女の子に見えても魔王の側近だ、大量に飲むに
    違いない。
    37 : 創る名無しに見る - 2013/01/13(日) 02:33:03.29 ID:JUkWcEe2.net (+35,+30,-138)
     部屋の中央に巨大な酒樽を置き、側近に
    巨大な杯が渡される。

    側近 「あん?なんで私だけなのさ
        あんた達も杯を持ちなさい」

     側近の言葉に、村長や村人達が困惑した
    表情で、それぞれに杯を持つ。

    側近 「それでは、打倒勇者の為に
        我々魔王軍と、この村の同盟を祝して!」

     武器屋の持った、ハンマーが地酒の入った樽の
    板を叩き割り、飛び散った酒の匂いが村長の家の中に
    充満する。

    村人C「うわぁ・・酒くっさぁ」
    38 : 創る名無しに見る - 2013/01/13(日) 02:33:48.99 ID:JUkWcEe2.net (+35,+30,-122)
    側近 「きゅう」

     ─────パタン。

     すると、酒を一口も飲まないまま、酒の匂いだけで
    側近は酔いつぶれる。

    村人達『・・・・えー・・・・』

     酒を要求するぐらいだから、酒に強いものと
    思っていた村人達が、各々に困り顔で苦笑する。

    道具屋「ちょっと、どうするんですか
        1樽も開けて」

    村人A「えっと・・どうしよう。」

     ──────バン!!

    勇者 「夜中に
        やかましいぞ!てめぇら!」
    39 : 創る名無しに見る - 2013/01/13(日) 02:34:25.57 ID:JUkWcEe2.net (+39,+30,-163)
     対応に困っていた所で勇者が扉を蹴破り
    怒鳴り込んでくる。

     しかし、各々に杯を持ち1樽開けて
    困り顔している村人達を見て、勇者の勢いも削がれる。

    勇者 「えーと・・・
        なにやってんだ?お前ら」

    村長 「いや・・まぁ・・その・・・。」

     まさか、魔王軍と同盟を結んだ祝いをしようとしたら、
    魔王の側近が酒の匂いだけでダウンしたと答える
    訳にも行かず、困惑していると。
     勇者は倒れている魔物の女に気が付く。

    勇者 「そいつは?なんだ?」

    ───────────────────────
    村人達の対応
    >>43
    40 : 創る名無しに見る - 2013/01/13(日) 02:36:38.26 ID:gTcAJltk.net (-18,-3,-1)
    ksk
    41 : 創る名無しに見る - 2013/01/13(日) 20:33:13.68 ID:1fg7OZtL.net (-15,-3,-1)
    ksk
    42 : 創る名無しに見る - 2013/01/13(日) 22:47:15.87 ID:1fg7OZtL.net (-15,-3,-1)
    ksk
    43 : 創る名無しに見る - 2013/01/14(月) 10:19:05.95 ID:TEYopo6w.net (+30,+29,-14)
    勇者に差し出す流れ
    44 : 創る名無しに見る - 2013/01/14(月) 12:39:56.88 ID:fN8Om9/+.net (+35,+30,-198)
    じゃ、やってみる
    ───────────────────────

     勇者は剣を抜き放ち、警戒しながら部屋に入ってくる、
    いくらド外道な勇者とは言え、一応は勇者なのだろう。

    勇者 「こいつは、随分高位の魔物じゃないか
        なんでこんな所に」

    道具屋「あ、いや・・その」

    村長 「これは、だな」

     勇者の問い掛けに不審な様子を見せる村長と、道具屋
    その様子に勇者の瞳が細くなる。

     酔い潰れて寝ている、魔物の娘
    そして、普段は祭事でしか出さないような開けられたばかりの
    酒樽──勇者が事態を察するのに、然程時間がかからなかった。

    勇者 「なるほど、良い度胸しているなてめぇら
        魔物に俺を売り飛ばそうって腹か」
    45 : 創る名無しに見る - 2013/01/14(月) 12:48:39.19 ID:fN8Om9/+.net (+35,+30,-260)
    村人A「誤解しないで欲しいですな、勇者どの」

    勇者 「なに?」

    村人A「辺境に住む私達でも、人としてプライドを捨てる訳には
        いきません、ましてや魔物に協力するなど」

    側近 「う…うぅーん……あまりの酒の臭いに一瞬昏倒しかけ………」

     村人Aが誤魔化そうとする中、タイミング悪く側近が
    目を覚ましかける。

    武器屋「そぉい!!」

     バシャ!!

    側近 「きゅう」

     ─────パタン。

     すかさず武器屋が杯の中の酒を側近にぶっかけ、
    側近は再び酒の臭いに酔っぱらって倒れる。

     今度はまともに頭から酒を被ったためか、顔を真っ赤にして
    完全に目を覚ます気配がなくなる。

    武器屋「OK!!」

    村人C「GJ!」
    46 : 創る名無しに見る - 2013/01/14(月) 12:50:56.17 ID:fN8Om9/+.net (+35,+30,-293)
    村人A「そんな訳で、酒に酔わせて眠らせて
        これから勇者どのに判断を仰ぎに行こうと思ったのですよ」

    道具屋「なんでも、こいつは魔王の側近らしくてですね、
        運良くこうして捕えたんですけど
        そんな訳で、1万ゴールドは何卒ご容赦を」

    勇者 「まぁ、いいだろう
        魔王の側近を・・しかも生け捕りだからな、
        1万ゴールドは許してやるよ」

    道具屋「へい、ありがとうごぜぇます」

    勇者 「こいつを王国まで運ぶから、馬車を用意してもらおう
        あと、酒樽をあるだけよこせ」

    村長 「へ、へい・・直ぐに
        おい、おめぇら!すぐに勇者殿の言うとおりに
        魔王の側近を馬車に詰め込むんだ」

    村人達『合点だ、村長』
    47 : 創る名無しに見る - 2013/01/14(月) 13:02:50.59 ID:fN8Om9/+.net (+38,+30,+0)
     ◆◇◆◇ 村~王国へ向かう馬車の荷台 ◆◇◆◇

     固い床に打ち付けられて、側近は目を覚ました
    頭からつま先まで、酒を掛けられたのか全身が物凄いアルコール臭さを
    放っている。

    側近「うっ…………。」

     あまりの酒臭さに顔を歪め、気を失いそうになるがなんとか堪える。
    頭がガンガンし、意識が遠のき掛けるのを堪えつつ呪文を唱え。

     体内と辺り一帯に降りかけられたアルコールを中和する。

     ──────バッ!!

     突如、幌が開けられ御者台に座った勇者の顔が
    荷台の中を覗き込む。

    勇者「……気のせいか……。」

     倒れたままの側近を見ると、安心したのか再び勇者は幌を閉じて
    御者台に戻っていく、馬車に乗っているのは勇者一人らしい。

    側近(どうやら、やられたみたいね)

     すぐに状況を理解し、幌の隙間から外の様子を伺う
    馬車は山道にさしかかったようで、荷台は激しくバウンドする。

    側近(不意打ちで仕掛ければ勇者にダメージは与えられるかもしれないけど
       確実には殺せない・・か)

     酒を中和したとはいえ、まだ本調子ではない
    馬車が石を踏んで大きくバウンドした所で、側近は荷台から外へと飛び出し、
    草叢の中に身を隠す。

     馬車は飛び降りた側近に気が付いたようすもみせずに、そのまま遠ざかって
    いき、やがてその姿が見えなくなっていった。

    側近 「さて、これからどうしよう」

    >>50
    48 : 創る名無しに見る - 2013/01/14(月) 15:26:34.33 ID:u8eXio45.net (-18,-3,-1)
    ksk
    49 : 創る名無しに見る - 2013/01/14(月) 15:32:13.03 ID:TEYopo6w.net (-9,+0,+0)
    kskst
    50 : 創る名無しに見る - 2013/01/14(月) 15:55:40.39 ID:u8eXio45.net (+16,+29,-3)
    面倒なので魔王の城に帰る
    1 2 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS+ スレッド一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について