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【ポケモンリーグ】
ワタル「レッド、君がチャンピオンに就任してどれくらい経った?」
レッド「……はて。二年くらいか」
ワタル「うん。君もそろそろいい歳だ」
レッド「良い歳って言ったって、まだティーンエイジャーだぜ」
ワタル「ラストティーンじゃないか。法的には婚姻も可能だ」
レッド「まあ……」
ワタル「そこでどうだろう。そろそろ君も身を固めては」
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1351325958
ワタル「レッド、君がチャンピオンに就任してどれくらい経った?」
レッド「……はて。二年くらいか」
ワタル「うん。君もそろそろいい歳だ」
レッド「良い歳って言ったって、まだティーンエイジャーだぜ」
ワタル「ラストティーンじゃないか。法的には婚姻も可能だ」
レッド「まあ……」
ワタル「そこでどうだろう。そろそろ君も身を固めては」
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1351325958
レッド「そろそろって何だよ。ワケがわからないよ」
ワタル「いや、もう結婚出来るだろ? 君」
レッド「いやいやいや、早すぎだって」
ワタル「君は若い内からポケモンとしか触れあってないせいか、どうもこの手の話題に弱い」
レッド「……ほっとけよ」
ワタル「だから兄貴分たる僕が世話を焼かねばならないと思った次第さ」
レッド「そこから結婚に至るのはどう考えてもおかしい」
ワタル「いや、もう結婚出来るだろ? 君」
レッド「いやいやいや、早すぎだって」
ワタル「君は若い内からポケモンとしか触れあってないせいか、どうもこの手の話題に弱い」
レッド「……ほっとけよ」
ワタル「だから兄貴分たる僕が世話を焼かねばならないと思った次第さ」
レッド「そこから結婚に至るのはどう考えてもおかしい」
ワタル「いや、おかしくない。ホウエン地方のジムリーダーのセンリ殿を思い起こしてみろ」
レッド「あの人のケッキング強いよな……」
ワタル「ああ。だがそうじゃなくて。若いだろう、あの人は」
レッド「まあ、30代後半くらいの印象だな」
ワタル「彼には娘さんがいるだろ。ホウエンのリーグを制した」
レッド「ああ、いるいる。リーグ戦を放送で見たけど、あの娘のジュカインも強かったな」
ワタル「君は本当にポケモンのことだけだな……」
レッド「悪いかよ」
レッド「あの人のケッキング強いよな……」
ワタル「ああ。だがそうじゃなくて。若いだろう、あの人は」
レッド「まあ、30代後半くらいの印象だな」
ワタル「彼には娘さんがいるだろ。ホウエンのリーグを制した」
レッド「ああ、いるいる。リーグ戦を放送で見たけど、あの娘のジュカインも強かったな」
ワタル「君は本当にポケモンのことだけだな……」
レッド「悪いかよ」
ワタル「センリ殿のご息女! 歳は幾つくらいだと思う」
レッド「俺と同じくらいだろ?」
ワタル「だったら言わなくてもわかってくれよ。センリ殿は今の君くらいの時期に子供をこさえているんだよ!」
レッド「おお……。……で、だから?」
ワタル「君が今結婚するのは別に早すぎるということはない」
レッド「いや、でもいきなり結婚ってのはハードル高いだろ?」
ワタル「じゃあ女の子と付き合いたまえ。君は枯れすぎている」
レッド「……無茶苦茶言いおるな」
レッド「俺と同じくらいだろ?」
ワタル「だったら言わなくてもわかってくれよ。センリ殿は今の君くらいの時期に子供をこさえているんだよ!」
レッド「おお……。……で、だから?」
ワタル「君が今結婚するのは別に早すぎるということはない」
レッド「いや、でもいきなり結婚ってのはハードル高いだろ?」
ワタル「じゃあ女の子と付き合いたまえ。君は枯れすぎている」
レッド「……無茶苦茶言いおるな」
ワタル「誰か良い子はいないのかい?」
レッド「良い子って……。まあ知り合いはそれなりに多いけど」
ワタル「じゃあ誰か一人を思い浮かべてみたまえ。初めに浮かんだのは誰だい?」
レッド「…………」
ワタル「レッド?」
レッド「うーん……ナツメ?」
ワタル「ほう。彼女か」
レッド「良い子って……。まあ知り合いはそれなりに多いけど」
ワタル「じゃあ誰か一人を思い浮かべてみたまえ。初めに浮かんだのは誰だい?」
レッド「…………」
ワタル「レッド?」
レッド「うーん……ナツメ?」
ワタル「ほう。彼女か」
レッド「最近よく会うからな。だから何となく思い浮かんだ」
ワタル(それは君に会いに来てるんだろうに)
レッド「で? ナツメが思い浮かんだから何なんだ」
ワタル「いや? 君が初めに思い浮かべたと言うことは、君が一番意識しているのも彼女なんじゃないか、とね」
レッド「……いやいやいや、ナツメは良い友人だって」
ワタル「彼女が聞いたら怒るか泣くぞ」
レッド「?」
ワタル(それは君に会いに来てるんだろうに)
レッド「で? ナツメが思い浮かんだから何なんだ」
ワタル「いや? 君が初めに思い浮かべたと言うことは、君が一番意識しているのも彼女なんじゃないか、とね」
レッド「……いやいやいや、ナツメは良い友人だって」
ワタル「彼女が聞いたら怒るか泣くぞ」
レッド「?」
ワタル「まあともかくだよ。君はそろそろポケモンだけでなく周りの子に目を向けた方が良い」
レッド「なんでだ?」
ワタル「……いつか血を見ることになりかねない」
レッド「……?」
ワタル「この点についてはシバもキクコも同意している」
レッド「はぁ……」
ワタル「というわけで、少し君には休暇を出すから。その間に女の子と仲を深めてきたまえ」
レッド「はぁ!?」
レッド「なんでだ?」
ワタル「……いつか血を見ることになりかねない」
レッド「……?」
ワタル「この点についてはシバもキクコも同意している」
レッド「はぁ……」
ワタル「というわけで、少し君には休暇を出すから。その間に女の子と仲を深めてきたまえ」
レッド「はぁ!?」
レッド「ちょ、ちょっと待て、俺のチャンピオン職は」
ワタル「大丈夫だ。チャンピオンまでは到達させないとも」
レッド「おい無茶苦茶言ってるってわかってんのかお前」
ワタル「わかっているとも。いやしかしこれは君を思ってのことなんだよ」
ワタル「君は若い。だが青春には限りがある。限りある青春をこのような地で無為に過ごして良いのか? 答えは否」
ワタル「酸いも甘いも経験してきたまえよ。それが君の人生の糧になるはずさ」
レッド「ワタル……お前、そこまで俺のことを考えて……」
ワタル「言ったじゃないか。僕は君の兄貴分だとね」
レッド「……わかった。ワタル、お前の気持ちは確かに受け取った!」
ワタル「わかってくれたようで嬉しいよ」
ワタル「大丈夫だ。チャンピオンまでは到達させないとも」
レッド「おい無茶苦茶言ってるってわかってんのかお前」
ワタル「わかっているとも。いやしかしこれは君を思ってのことなんだよ」
ワタル「君は若い。だが青春には限りがある。限りある青春をこのような地で無為に過ごして良いのか? 答えは否」
ワタル「酸いも甘いも経験してきたまえよ。それが君の人生の糧になるはずさ」
レッド「ワタル……お前、そこまで俺のことを考えて……」
ワタル「言ったじゃないか。僕は君の兄貴分だとね」
レッド「……わかった。ワタル、お前の気持ちは確かに受け取った!」
ワタル「わかってくれたようで嬉しいよ」
レッド「じゃ、俺は少し荷物を纏めてから出発するよ」
ワタル「ああ。楽しんできたまえ」
レッド「おう。……で、仲を深めるってどうすりゃいいんだ?」
ワタル「それくらい自分で考えるか、あるいは君の友人のグリーンにでも聞いてみたらどうだ?」
レッド「グリーンか。確かにあいつはそういうの得意そうだな! 軽いし」
ワタル(正論だけど酷い)
レッド「んじゃマサラタウンが最初の目的地ってことにするか……」
ワタル「ああ。楽しんできたまえ」
レッド「おう。……で、仲を深めるってどうすりゃいいんだ?」
ワタル「それくらい自分で考えるか、あるいは君の友人のグリーンにでも聞いてみたらどうだ?」
レッド「グリーンか。確かにあいつはそういうの得意そうだな! 軽いし」
ワタル(正論だけど酷い)
レッド「んじゃマサラタウンが最初の目的地ってことにするか……」
【マサラタウン】
レッド「久しぶりに帰ってきたな。たまには里帰りしなきゃダメだよな」
レッド「っと、リザードン、戻って良いぞ」
リザードン「りざー」
レッド「さて……まずは母さんに顔見せとくか」
レッド「おーっす、ただいま」
ママ「あら、レッドじゃない。久しぶりね」
レッド「久しぶり、母さん。元気そうで何よりだよ」
レッド「久しぶりに帰ってきたな。たまには里帰りしなきゃダメだよな」
レッド「っと、リザードン、戻って良いぞ」
リザードン「りざー」
レッド「さて……まずは母さんに顔見せとくか」
レッド「おーっす、ただいま」
ママ「あら、レッドじゃない。久しぶりね」
レッド「久しぶり、母さん。元気そうで何よりだよ」
ママ「急に戻ってきてどうしたの?」
レッド「いや、実は……」
レッド(……いや待て俺。これを素直に口に出すのは憚られやしまいか)
レッド(女の子と仲を深めるために帰ってきたって……)
レッド「……」
ママ「?」
レッド「ま、まあ、なんだ。たまには妹の顔も見なきゃならんかなー、と」
ママ「あら、リーフに会いに来てくれたの? あの子きっと喜ぶわ」
レッド「いや、実は……」
レッド(……いや待て俺。これを素直に口に出すのは憚られやしまいか)
レッド(女の子と仲を深めるために帰ってきたって……)
レッド「……」
ママ「?」
レッド「ま、まあ、なんだ。たまには妹の顔も見なきゃならんかなー、と」
ママ「あら、リーフに会いに来てくれたの? あの子きっと喜ぶわ」
(リーフはFRLGの主人公♀って具合でよろしく)
レッド「あいつ、元気にしてるのか?」
ママ「ええ。チャンピオンの兄を持ってること、本当に誇りに思ってるみたいよ」
レッド「そっか。……結構気恥ずかしいな」
ママ「ふふ。きっと部屋にいるはずだから驚かせてあげなさい」
レッド「ああ、そうするよ」
レッド「あいつ、元気にしてるのか?」
ママ「ええ。チャンピオンの兄を持ってること、本当に誇りに思ってるみたいよ」
レッド「そっか。……結構気恥ずかしいな」
ママ「ふふ。きっと部屋にいるはずだから驚かせてあげなさい」
レッド「ああ、そうするよ」
レッド「……」コンコン
『はーい。入って良いよー』
レッド「入るぞー」ガチャ
リーフ「えっ!? 兄さんっ!?」
レッド「ようリーフ、久しぶり……だ、な……」
リーフ「あわわわわわ!」
レッド(……部屋中に俺のブロマイドやらポスターやらが貼られているのはどういうワケだ)
レッド(ていうか部屋中見渡して俺しかいねぇ! 何だこの部屋!?)
リーフ「あ、あっははー。久しぶりだね、兄さん!」
レッド「あ、ああ、久しぶりだな……」
リーフ「こ、これはっ、この部屋はその、ママが集めたポスターとかが勿体ないから貼ってるだけだから!」
レッド「あ、うん、そうだよな……うん……」
『はーい。入って良いよー』
レッド「入るぞー」ガチャ
リーフ「えっ!? 兄さんっ!?」
レッド「ようリーフ、久しぶり……だ、な……」
リーフ「あわわわわわ!」
レッド(……部屋中に俺のブロマイドやらポスターやらが貼られているのはどういうワケだ)
レッド(ていうか部屋中見渡して俺しかいねぇ! 何だこの部屋!?)
リーフ「あ、あっははー。久しぶりだね、兄さん!」
レッド「あ、ああ、久しぶりだな……」
リーフ「こ、これはっ、この部屋はその、ママが集めたポスターとかが勿体ないから貼ってるだけだから!」
レッド「あ、うん、そうだよな……うん……」
リーフ「べ、別に私が兄さんのこと大好きで仕方ないとかそういうわけじゃないから! 勘違いしないでよね!」
レッド「しねーよ……。ていうかしたくねーよ」
リーフ「何でよ!」
レッド「えっ、逆ギレ!?」
リーフ「……じゃ、じゃなくて。兄さんおかえり!」
レッド「あ、ああ、うん。ただいま」
リーフ「何で急に戻ってきたの? チャンピオンの職は?」
レッド「あー……まあ母さんに話すのは憚られる少しアレなワケが」
リーフ「なになに?」
レッド「知り合いの女の子と仲を深めるためにチャンピオンを休職した」
リーフ「」
レッド「しねーよ……。ていうかしたくねーよ」
リーフ「何でよ!」
レッド「えっ、逆ギレ!?」
リーフ「……じゃ、じゃなくて。兄さんおかえり!」
レッド「あ、ああ、うん。ただいま」
リーフ「何で急に戻ってきたの? チャンピオンの職は?」
レッド「あー……まあ母さんに話すのは憚られる少しアレなワケが」
リーフ「なになに?」
レッド「知り合いの女の子と仲を深めるためにチャンピオンを休職した」
リーフ「」
レッド「ワタルが気を使ってくれてさ。俺はもう少しポケモンだけじゃなくて周りの女の子を見てみろって」
リーフ「よ、余計な事を……」ボソッ
レッド「んで、まあとりあえずマサラタウンに戻ってグリーンと話してみようかなーって」
リーフ「あ、そうなの? じゃあまだ誰にも会ってないんだね?」
レッド「んあ? ああ、まあな」
リーフ「よしっ」グッ
レッド「?」
リーフ「兄さん。兄さんにはまだ女の子は早いわ!」
レッド「えー……ワタルと逆のこと言うのな」
リーフ「よ、余計な事を……」ボソッ
レッド「んで、まあとりあえずマサラタウンに戻ってグリーンと話してみようかなーって」
リーフ「あ、そうなの? じゃあまだ誰にも会ってないんだね?」
レッド「んあ? ああ、まあな」
リーフ「よしっ」グッ
レッド「?」
リーフ「兄さん。兄さんにはまだ女の子は早いわ!」
レッド「えー……ワタルと逆のこと言うのな」
リーフ「それに女の子たちと無理に仲を深めようとすることはないわ!」
リーフ「積極的な男の子は確かに良いかもしれないけど、あまりがっつきすぎては引かれるだけ」
リーフ「まして兄さんには圧倒的に経験が足りないのだから、その線引きは難しいでしょ?」
レッド「ま、まあな……」
レッド(何この妹の熱の入りよう)
リーフ「だから兄さんはそのままの兄さんでいて良いのよ!」
レッド「……はあ」
リーフ「というかワタルも何を言ってくれてるのよまったく……!」
レッド(……見ないうちに少し変わったなこいつ。昔は反抗期だったのに)
リーフ「積極的な男の子は確かに良いかもしれないけど、あまりがっつきすぎては引かれるだけ」
リーフ「まして兄さんには圧倒的に経験が足りないのだから、その線引きは難しいでしょ?」
レッド「ま、まあな……」
レッド(何この妹の熱の入りよう)
リーフ「だから兄さんはそのままの兄さんでいて良いのよ!」
レッド「……はあ」
リーフ「というかワタルも何を言ってくれてるのよまったく……!」
レッド(……見ないうちに少し変わったなこいつ。昔は反抗期だったのに)
リーフ「ともかく。今日は当然泊まるんでしょ?」
レッド「いや……グリーンに会ったらすぐにでも出ようかと」
リーフ「な……」
レッド「ヤマブキに行こうと思うんだ。ナツメもいるし」
リーフ「や、やっぱりナツメは侮れないわね……!」
レッド「なあリーフ。お前、しばらく見ないうちに……」
リーフ「っ、な、なに?」
レッド「よく表情が変わる奴になったな。見てて面白いぞ」
リーフ「……あ、ああ、そうですか……。そうですよね」
レッド「あと綺麗になったな。二年月日が流れると結構違うもんだ」
リーフ「!」
レッド「いや……グリーンに会ったらすぐにでも出ようかと」
リーフ「な……」
レッド「ヤマブキに行こうと思うんだ。ナツメもいるし」
リーフ「や、やっぱりナツメは侮れないわね……!」
レッド「なあリーフ。お前、しばらく見ないうちに……」
リーフ「っ、な、なに?」
レッド「よく表情が変わる奴になったな。見てて面白いぞ」
リーフ「……あ、ああ、そうですか……。そうですよね」
レッド「あと綺麗になったな。二年月日が流れると結構違うもんだ」
リーフ「!」
リーフ「き、綺麗になった?」
レッド「おう。自慢の妹だな」ナデナデ
リーフ「~~っ!」
リーフ(ど、どうしよう……嬉しすぎて変な顔になっちゃいそう……)ニヘラ
レッド「……さて。んじゃ母さんに挨拶して出るとするか」
リーフ「あっ……」
レッド「じゃあな、リーフ。早いとこリーグに挑戦しにこいよ」
リーフ「ちょ、ちょっと待って、兄さん!」
レッド「ん?」
リーフ「……あ、えっと、ヤマブキに行くんだよね?」
レッド「まあ、一応はな」
リーフ「じゃあ、後で会いに行くから!」
レッド「ん? そうか。わかった」ガチャッ
リーフ「あ……」
レッド「おう。自慢の妹だな」ナデナデ
リーフ「~~っ!」
リーフ(ど、どうしよう……嬉しすぎて変な顔になっちゃいそう……)ニヘラ
レッド「……さて。んじゃ母さんに挨拶して出るとするか」
リーフ「あっ……」
レッド「じゃあな、リーフ。早いとこリーグに挑戦しにこいよ」
リーフ「ちょ、ちょっと待って、兄さん!」
レッド「ん?」
リーフ「……あ、えっと、ヤマブキに行くんだよね?」
レッド「まあ、一応はな」
リーフ「じゃあ、後で会いに行くから!」
レッド「ん? そうか。わかった」ガチャッ
リーフ「あ……」
グリーン「……で?」
レッド「女の子と仲良くする方法を教えてくれ」
グリーン「いきなり現われたと思ったらそれか」
レッド「良いだろ別に。お前だったら経験豊富だろ?」
レッド「俺はワタルの気持ちに報いなきゃならないんだ」
グリーン「ったく。別に適当にすりゃあいいじゃないか」
レッド「適当って?」
グリーン「押し倒せ」
レッド「いやいやいや無理無理無理!」
グリーン「ポケモンバトルはグイグイ行く癖に……」
レッド「女の子と仲良くする方法を教えてくれ」
グリーン「いきなり現われたと思ったらそれか」
レッド「良いだろ別に。お前だったら経験豊富だろ?」
レッド「俺はワタルの気持ちに報いなきゃならないんだ」
グリーン「ったく。別に適当にすりゃあいいじゃないか」
レッド「適当って?」
グリーン「押し倒せ」
レッド「いやいやいや無理無理無理!」
グリーン「ポケモンバトルはグイグイ行く癖に……」
義理じゃなければ結婚できない法律なんてポケモンの世界にはない(希望)
グリーン「大体お前は俺を遊び人か何かと勘違いしてるだろ」
レッド「違うのか?」
グリーン「違う!」
レッド「なんだ……いっつも女の子侍らせてるからそうなのかと」
グリーン「お前はいっつも俺をそんな目で見てたのか」
レッド「ははは、ごめんごめん。で、結局どうすればいいんだ?」
グリーン「だから押し倒せよ」
レッド「無理だって言ってるだろ!」
グリーン(ナツメも、エリカも、カスミも、絶対に喜ぶと思うがな)
レッド「違うのか?」
グリーン「違う!」
レッド「なんだ……いっつも女の子侍らせてるからそうなのかと」
グリーン「お前はいっつも俺をそんな目で見てたのか」
レッド「ははは、ごめんごめん。で、結局どうすればいいんだ?」
グリーン「だから押し倒せよ」
レッド「無理だって言ってるだろ!」
グリーン(ナツメも、エリカも、カスミも、絶対に喜ぶと思うがな)
こんなSSを待ってた
レッド主人公でリーフが出てくるSSとかないからちょー嬉しいよ
レッド主人公でリーフが出てくるSSとかないからちょー嬉しいよ
グリーン「まあ、俺からのアドバイスは押し倒せ、で」
レッド「そんなケダモノみたいなことできるかよ……お前じゃないんだから」
グリーン「お前は一体俺をどんな目で見てるんだ、あぁ!?」
レッド「ちょっと軽薄なイケメン」
グリーン「一度じっくりと話し合う必要がありそうだな」
レッド「冗談だよ冗談……。とりあえず実行するかは兎も角助言としては受け止める」
グリーン「俺は間違った事言ってないからな。ことお前の思い浮かべた女達に対しては十二分に効果があるはずだ」
レッド「ふーん……?」
グリーン(同時に既成事実も作られそうだが……そこまでは知らん)
レッド「そんなケダモノみたいなことできるかよ……お前じゃないんだから」
グリーン「お前は一体俺をどんな目で見てるんだ、あぁ!?」
レッド「ちょっと軽薄なイケメン」
グリーン「一度じっくりと話し合う必要がありそうだな」
レッド「冗談だよ冗談……。とりあえず実行するかは兎も角助言としては受け止める」
グリーン「俺は間違った事言ってないからな。ことお前の思い浮かべた女達に対しては十二分に効果があるはずだ」
レッド「ふーん……?」
グリーン(同時に既成事実も作られそうだが……そこまでは知らん)
レッド「わかった。アドバイスサンキューな」
グリーン「いや……」
レッド「お前も気が向いたらリーグに挑戦してくれよ」
グリーン「元チャンピオンがどの面下げて挑むってんだ」
レッド「俺からチャンピオンの座を奪うくらいの気概で来いよ」
グリーン「もうそれは俺の仕事じゃないな」
レッド「ちぇっ。お前との再戦、楽しみにしてんのに」
グリーン「ふん、そいつは悪かったな。……さ、とっととヤマブキに行って押し倒して来いよ」
レッド「だから押し倒さないっての……。ったく、それじゃあな、グリーン」
グリーン「ああ。またな」
レッド「リザードン、ヤマブキに向かおう!」
リザードン「りざー」
グリーン「いや……」
レッド「お前も気が向いたらリーグに挑戦してくれよ」
グリーン「元チャンピオンがどの面下げて挑むってんだ」
レッド「俺からチャンピオンの座を奪うくらいの気概で来いよ」
グリーン「もうそれは俺の仕事じゃないな」
レッド「ちぇっ。お前との再戦、楽しみにしてんのに」
グリーン「ふん、そいつは悪かったな。……さ、とっととヤマブキに行って押し倒して来いよ」
レッド「だから押し倒さないっての……。ったく、それじゃあな、グリーン」
グリーン「ああ。またな」
レッド「リザードン、ヤマブキに向かおう!」
リザードン「りざー」
【ヤマブキシティ】
レッド「……もう夜になっちまったな」
レッド「リザードン、ありがとう。戻ってくれ」
リザードン「りざー」
レッド「……さってと。ジムはまだやってるよな」
レッド「ナツメの奴、驚くかな」
【ヤマブキジム】
ナツメ「……」
トレーナー「ナツメさん、そろそろジム閉めますか?」
ナツメ「……ええ、そうね」
トレーナー「ナツメさん、最近なんだか浮かない顔ばかりですけど。どうかしたんですか?」
ナツメ「別に、何でもないわ。普段と変わらないつもりだけれど……」
トレーナー「そうですか……?」
ナツメ(……嘘ばかり。……レッドに会えないから悶々としてるとは、口が裂けても言えない)
レッド「……もう夜になっちまったな」
レッド「リザードン、ありがとう。戻ってくれ」
リザードン「りざー」
レッド「……さってと。ジムはまだやってるよな」
レッド「ナツメの奴、驚くかな」
【ヤマブキジム】
ナツメ「……」
トレーナー「ナツメさん、そろそろジム閉めますか?」
ナツメ「……ええ、そうね」
トレーナー「ナツメさん、最近なんだか浮かない顔ばかりですけど。どうかしたんですか?」
ナツメ「別に、何でもないわ。普段と変わらないつもりだけれど……」
トレーナー「そうですか……?」
ナツメ(……嘘ばかり。……レッドに会えないから悶々としてるとは、口が裂けても言えない)
レッド「なんだ? ナツメは元気ないのか、最近」
トレーナー「あ、はい……ってあなた一体」
ナツメ「えっ……?」
レッド「よっ。元気?」
トレーナー「……あっ、チャンピオン!?」
レッド「ははは、俺も有名人だな」
ナツメ「あ、あなたが、なんでここに……?」
レッド「ナツメに会いに来た」
ナツメ「…………」
ナツメ「~~!」カァァ
トレーナー(顔真っ赤にしてるナツメさんって新鮮だな)
トレーナー「あ、はい……ってあなた一体」
ナツメ「えっ……?」
レッド「よっ。元気?」
トレーナー「……あっ、チャンピオン!?」
レッド「ははは、俺も有名人だな」
ナツメ「あ、あなたが、なんでここに……?」
レッド「ナツメに会いに来た」
ナツメ「…………」
ナツメ「~~!」カァァ
トレーナー(顔真っ赤にしてるナツメさんって新鮮だな)
>>28
自分で義理かどうか確認しといてなんだけど同意
自分で義理かどうか確認しといてなんだけど同意
これって、ナツメ、エリカ、カスミ全ルート考えてるの?
エリカ様ルート超見たいんだが
エリカ様ルート超見たいんだが
この手のスレでいつもハブられるカンナさんは今回もハブられるんでしょうか
>>42
最初の四天王の名前が出たところで同意してるのがシバとキクコはって言ってるから出るんじゃない?
最初の四天王の名前が出たところで同意してるのがシバとキクコはって言ってるから出るんじゃない?
2年ってことはグレン島はもう…
色々あって人間不信になりしろがね山でポケモンと生きて行くのか
色々あって人間不信になりしろがね山でポケモンと生きて行くのか
ナツメ「私に会いに来たって……あなた、チャンピオン職は」
レッド「ああ、それなら今休暇を取ってる。話すと少し長いけど」
ナツメ「きゅ、休暇を取ってまで……?」
レッド「うん」
ナツメ「……、……」
レッド「ナツメ?」
ナツメ「……う、嬉しいわ……とても」ギュッ
レッド「うおっ?」
トレーナー(ナツメさんが俯き赤面しながらチャンピオンの裾を摘んだァァァァ!)
レッド「ああ、それなら今休暇を取ってる。話すと少し長いけど」
ナツメ「きゅ、休暇を取ってまで……?」
レッド「うん」
ナツメ「……、……」
レッド「ナツメ?」
ナツメ「……う、嬉しいわ……とても」ギュッ
レッド「うおっ?」
トレーナー(ナツメさんが俯き赤面しながらチャンピオンの裾を摘んだァァァァ!)
レッド「どうしたんだよ、ナツメ」
ナツメ「あ……いえ、ごめんなさい」パッ
ナツメ(……嬉しすぎておかしくなってしまったみたい)
ナツメ「……改めて。会いに来てくれてありがとう、レッド」ニコッ
レッド「――あ、ああ。うん」
レッド(……み、見とれちまう)
トレーナー(初々しいなあ……)
トレーナー(……あれ? でもこれってチャンピオンとジムリーダーの逢瀬……だよね?)
トレーナー(ポケモンリーグ的に良いのかなこれ)
ナツメ「あ……いえ、ごめんなさい」パッ
ナツメ(……嬉しすぎておかしくなってしまったみたい)
ナツメ「……改めて。会いに来てくれてありがとう、レッド」ニコッ
レッド「――あ、ああ。うん」
レッド(……み、見とれちまう)
トレーナー(初々しいなあ……)
トレーナー(……あれ? でもこれってチャンピオンとジムリーダーの逢瀬……だよね?)
トレーナー(ポケモンリーグ的に良いのかなこれ)
トレーナー「……あのー」
レッド「!」
ナツメ「あ、あなた……いたの……?」
トレーナー「いや、最初からいましたけど……」
ナツメ「~~!」
レッド「威厳も何も無いな……ははは」
トレーナー「そろそろジムの営業終了時間なんで、鍵閉めようと思うんですけど」
ナツメ「そ、そう。そうね、わかりました」
ナツメ「……鍵は私が閉めておくから。ご苦労様」
トレーナー「あ、はい。お疲れ様でした。……それとナツメさん、頑張って下さいね♪」
ナツメ「――ちょ、ちょっとあなた」
トレーナー「それじゃあ失礼しまーす」
レッド「!」
ナツメ「あ、あなた……いたの……?」
トレーナー「いや、最初からいましたけど……」
ナツメ「~~!」
レッド「威厳も何も無いな……ははは」
トレーナー「そろそろジムの営業終了時間なんで、鍵閉めようと思うんですけど」
ナツメ「そ、そう。そうね、わかりました」
ナツメ「……鍵は私が閉めておくから。ご苦労様」
トレーナー「あ、はい。お疲れ様でした。……それとナツメさん、頑張って下さいね♪」
ナツメ「――ちょ、ちょっとあなた」
トレーナー「それじゃあ失礼しまーす」
レッド「仲良いんだな、ジムトレーナーと」
ナツメ「ええ……。私に着いてきてくれる大事な仲間だから」
レッド「そいつは何よりだ。……で、これから時間あるか?」
ナツメ「……あ、あるわ」
レッド「じゃ、少し付き合ってくれよ。俺がここに来た理由を話すから」
ナツメ「わかったわ」
レッド「……」
ナツメ「鍵、閉めてくるから」
ナツメ「ええ……。私に着いてきてくれる大事な仲間だから」
レッド「そいつは何よりだ。……で、これから時間あるか?」
ナツメ「……あ、あるわ」
レッド「じゃ、少し付き合ってくれよ。俺がここに来た理由を話すから」
ナツメ「わかったわ」
レッド「……」
ナツメ「鍵、閉めてくるから」
【ヤマブキシティ】
ナツメ「それで……どうして急に会いに来てくれたの……?」
レッド「ワタルの奴がさ、俺はもっと周りに目を向けるべきだって言うんだよ」
ナツメ「確かに、それはそうだと思うわ」クスッ
レッド「そうか?」
ナツメ「ええ、そうよ」
レッド「……まあそれで、女の子と仲を深めてこいって言われてな」
ナツメ「!?」
レッド「だからヤマブキに来たんだ。真っ先に思い浮かんだのがナツメだったから」
ナツメ「それで……どうして急に会いに来てくれたの……?」
レッド「ワタルの奴がさ、俺はもっと周りに目を向けるべきだって言うんだよ」
ナツメ「確かに、それはそうだと思うわ」クスッ
レッド「そうか?」
ナツメ「ええ、そうよ」
レッド「……まあそれで、女の子と仲を深めてこいって言われてな」
ナツメ「!?」
レッド「だからヤマブキに来たんだ。真っ先に思い浮かんだのがナツメだったから」
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