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元スレ勇者「すごい美人で有能な僧侶と魔法使いをお願いします」
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エルフ「な、なに?」
勇者「いいですか?男女共に性欲があるとどれだけのメリットがあると思っていますか?!」
エルフ「そ、そんなの考えたことないけど」
勇者「バッカだなぁ!!毎日、エッチなことしか考えない恋人同士ならよぉ!!毎日がもうドキドキじゃん?」
魔法使い「意味がわからないわよ」
勇者「いいか?!性欲は二人の関係を冷めさせないための大事で重要で大切でしかも肝心なものなんだぜぇ?!それぐらいわかるだろう?!」
僧侶「好きだけじゃダメですか?」
勇者「ダメだな。エッチも好きじゃないとダメだな」
僧侶「うぐ……」
ドラゴン「交尾などただの作業だろうに」
勇者「そう!!作業だ!!だが、その作業がすっごく気持ちよくて楽しくて、毎日でもやっていたいと思うのは良いことです」
エルフ「どうして?」
勇者「子宝に恵まれる。そして僕が嬉しい」
僧侶「なるほど……エッチになれるようにがんばりますっ」
魔法使い「女に囲まれながら何を口走ってるのよ、馬鹿ね……もう……ホントに……」
勇者「いいですか?男女共に性欲があるとどれだけのメリットがあると思っていますか?!」
エルフ「そ、そんなの考えたことないけど」
勇者「バッカだなぁ!!毎日、エッチなことしか考えない恋人同士ならよぉ!!毎日がもうドキドキじゃん?」
魔法使い「意味がわからないわよ」
勇者「いいか?!性欲は二人の関係を冷めさせないための大事で重要で大切でしかも肝心なものなんだぜぇ?!それぐらいわかるだろう?!」
僧侶「好きだけじゃダメですか?」
勇者「ダメだな。エッチも好きじゃないとダメだな」
僧侶「うぐ……」
ドラゴン「交尾などただの作業だろうに」
勇者「そう!!作業だ!!だが、その作業がすっごく気持ちよくて楽しくて、毎日でもやっていたいと思うのは良いことです」
エルフ「どうして?」
勇者「子宝に恵まれる。そして僕が嬉しい」
僧侶「なるほど……エッチになれるようにがんばりますっ」
魔法使い「女に囲まれながら何を口走ってるのよ、馬鹿ね……もう……ホントに……」
勇者「貴女はもう体がスケベですけど……ぬふふ……」
僧侶「そ、そうですか……?」
勇者「もう……うひょー」
魔法使い「ちょっと、この変態どうにかしてよ。今から魔王と戦いにいくっていうのに、緊張感の欠片もないじゃない」
エルフ「緊張を解そうとしているんじゃないの?」
魔法使い「まさか……単なる私利私欲を放出しているだけよ」
エルフ「そうかなぁ」
魔法使い「それに緊張を解すために選ぶ話題じゃないでしょう?」
エルフ「それはそうかもね」
勇者「とくにこの二の腕とか……」モミモミ
僧侶「あんっ」
魔法使い「ほら、離れて!!」グイッ
勇者「なにすんだこらぁ!!!!青空の下で脱がないお前らが悪いんだろうがぁ!!」
魔法使い「真面目にやってよ!!」
ドラゴン「暴れて落下だけはするなよ。拾うのが面倒だからな」
僧侶「そ、そうですか……?」
勇者「もう……うひょー」
魔法使い「ちょっと、この変態どうにかしてよ。今から魔王と戦いにいくっていうのに、緊張感の欠片もないじゃない」
エルフ「緊張を解そうとしているんじゃないの?」
魔法使い「まさか……単なる私利私欲を放出しているだけよ」
エルフ「そうかなぁ」
魔法使い「それに緊張を解すために選ぶ話題じゃないでしょう?」
エルフ「それはそうかもね」
勇者「とくにこの二の腕とか……」モミモミ
僧侶「あんっ」
魔法使い「ほら、離れて!!」グイッ
勇者「なにすんだこらぁ!!!!青空の下で脱がないお前らが悪いんだろうがぁ!!」
魔法使い「真面目にやってよ!!」
ドラゴン「暴れて落下だけはするなよ。拾うのが面倒だからな」
―――海上 海賊船 甲板
キャプテン「うてぇー!!!」
ドン!!ドン!!ドン!!」
魔物「キキー!!!」
キャプテン「うるさいよ!!!」ドォン!!
魔物「ぎゃぁ?!」
キャプテン「怯むな!!うてー!!!」
海賊「アイアイサー!!!」
キャプテン「さあ!!魔王の糞野郎!!さっさと追い詰められなぁ!!」
ゴゴゴゴ……!!
キャプテン「ん?なんだい?」
海賊「キャプテン!!海から魔物がぁ!!!」
キャプテン「海中からか!!そんなの想定内さ!!―――魚雷発射よーい!!!」
メキメキメキ……!!
キャプテン「え―――」
キャプテン「うてぇー!!!」
ドン!!ドン!!ドン!!」
魔物「キキー!!!」
キャプテン「うるさいよ!!!」ドォン!!
魔物「ぎゃぁ?!」
キャプテン「怯むな!!うてー!!!」
海賊「アイアイサー!!!」
キャプテン「さあ!!魔王の糞野郎!!さっさと追い詰められなぁ!!」
ゴゴゴゴ……!!
キャプテン「ん?なんだい?」
海賊「キャプテン!!海から魔物がぁ!!!」
キャプテン「海中からか!!そんなの想定内さ!!―――魚雷発射よーい!!!」
メキメキメキ……!!
キャプテン「え―――」
船長「どうした?!」
海賊『報告します!!第8、9、15船団が轟沈しましたぁ!!』
船長「馬鹿な!?何があった?!」
海賊『そ、それが海底から―――うわぁぁぁっぁぁ!!!!!!』
船長「どうした?!応答しろ!!どうしたんだ?!」
船長「くそ……!!キャプテンの船は無事だろうな……!!」
ゴゴゴゴゴ……!!!
船長「な、なんだ……!?」
海賊「かしらぁ!!やべえよ!!前に出たクラーケン級がうじゃうじゃいやがる!!!」
船長「なんだと?!」
キャプテン『―――誰か!!応答しな!!』
船長「キャプテン!!」
キャプテン『全員撤退だ!!魔王のやつら、とんでもない兵力をもってやがった!!これじゃあ全滅になるよ!!』
船長「しかし!!」
キャプテン『ここはあたしが引き受ける!!逃げれる奴は全員にげなぁ!!!』
海賊『報告します!!第8、9、15船団が轟沈しましたぁ!!』
船長「馬鹿な!?何があった?!」
海賊『そ、それが海底から―――うわぁぁぁっぁぁ!!!!!!』
船長「どうした?!応答しろ!!どうしたんだ?!」
船長「くそ……!!キャプテンの船は無事だろうな……!!」
ゴゴゴゴゴ……!!!
船長「な、なんだ……!?」
海賊「かしらぁ!!やべえよ!!前に出たクラーケン級がうじゃうじゃいやがる!!!」
船長「なんだと?!」
キャプテン『―――誰か!!応答しな!!』
船長「キャプテン!!」
キャプテン『全員撤退だ!!魔王のやつら、とんでもない兵力をもってやがった!!これじゃあ全滅になるよ!!』
船長「しかし!!」
キャプテン『ここはあたしが引き受ける!!逃げれる奴は全員にげなぁ!!!』
キャプテン「いいかい!!逃げて態勢を立て直すんだ!!」
船長『嫌です!!』
海賊『俺たちもキャプテンと戦います!!』
キャプテン「ばかいってんじゃないよぉ!!!死にたいのか!?」
船長『キャプテンを見捨てて何が海賊ですかぁ!!!』
海賊『キャプテン!!俺たちはいつも一緒ですからぁ!!』
キャプテン「……あんたらは生きろ。これは命令だよ」
船長『そ、そんな……』
キャプテン「生きて勇者に伝えな。奴らの戦力は異常だってね」
船長『キャプテン!!!』
キャプテン「はやくいきなぁ!!!」
船長『ア……アイアイサー……』
キャプテン「……」
メキメキ……!!!
キャプテン「どうやら……あたしもここまでみたいだねえ……。ごめんよ……いい女は黙って旦那の帰りを待つもんなのに……待てなくて……ごめんよ……」
船長『嫌です!!』
海賊『俺たちもキャプテンと戦います!!』
キャプテン「ばかいってんじゃないよぉ!!!死にたいのか!?」
船長『キャプテンを見捨てて何が海賊ですかぁ!!!』
海賊『キャプテン!!俺たちはいつも一緒ですからぁ!!』
キャプテン「……あんたらは生きろ。これは命令だよ」
船長『そ、そんな……』
キャプテン「生きて勇者に伝えな。奴らの戦力は異常だってね」
船長『キャプテン!!!』
キャプテン「はやくいきなぁ!!!」
船長『ア……アイアイサー……』
キャプテン「……」
メキメキ……!!!
キャプテン「どうやら……あたしもここまでみたいだねえ……。ごめんよ……いい女は黙って旦那の帰りを待つもんなのに……待てなくて……ごめんよ……」
海賊「キャプテン!!魚雷発射準備整いました!!」
キャプテン「よし。一斉発射だ。ただでは死なないよ!!」
海賊「「アイアイサー!!!」」
キャプテン「地獄の果てまでついてきなぁ!!!」
海賊「魚雷発射!!!」
ドォォォォン!!!
キャプテン「どうだい?!」
メキメキメキ……!!!
キャプテン「船が割れるよ!!!」
ボキィ……!!!
海賊「うわぁぁぁぁあ!!!!!キャプテェェェン!!!!」
キャプテン「くっ……!!意味がないとは……。これまでの苦労はなんだったのかねえ……」
ゴゴゴゴ……
キャプテン「情けない……結局は井の中の蛙に過ぎなかったわけだね」
キャプテン「……愛してるって……伝えたかったなぁ……」
キャプテン「よし。一斉発射だ。ただでは死なないよ!!」
海賊「「アイアイサー!!!」」
キャプテン「地獄の果てまでついてきなぁ!!!」
海賊「魚雷発射!!!」
ドォォォォン!!!
キャプテン「どうだい?!」
メキメキメキ……!!!
キャプテン「船が割れるよ!!!」
ボキィ……!!!
海賊「うわぁぁぁぁあ!!!!!キャプテェェェン!!!!」
キャプテン「くっ……!!意味がないとは……。これまでの苦労はなんだったのかねえ……」
ゴゴゴゴ……
キャプテン「情けない……結局は井の中の蛙に過ぎなかったわけだね」
キャプテン「……愛してるって……伝えたかったなぁ……」
ズズズズズ……!!
キャプテン「絶対にあたしの仇……とっておくれよ……」
―――守る!!
キャプテン「……え?」
ドラゴン「―――くらえぇ!!!」ゴォォォ
クラーケン「ガァァァァ!!!!」
キャプテン「あぁ……」
勇者「ふっ」バッ
キャプテン「あ……あぁ……」ウルウル
勇者「よっと」シュタ
キャプテン「あぁぁぁ……」ヨロヨロ
勇者「もう大丈夫です」
キャプテン「うぅぅ……」ギュッ
勇者「皆さんを他の船に運んでください!!」
ドラゴン「了解だ」バサッバサッ
キャプテン「絶対にあたしの仇……とっておくれよ……」
―――守る!!
キャプテン「……え?」
ドラゴン「―――くらえぇ!!!」ゴォォォ
クラーケン「ガァァァァ!!!!」
キャプテン「あぁ……」
勇者「ふっ」バッ
キャプテン「あ……あぁ……」ウルウル
勇者「よっと」シュタ
キャプテン「あぁぁぁ……」ヨロヨロ
勇者「もう大丈夫です」
キャプテン「うぅぅ……」ギュッ
勇者「皆さんを他の船に運んでください!!」
ドラゴン「了解だ」バサッバサッ
勇者「怪我は?」
キャプテン「……っ」ゴシゴシ
勇者「泣いて―――」
キャプテン「泣いてない!!」
勇者「そうですよね」
キャプテン「わ、悪かったね……約束、守れなくて……追い詰められなかった……」
勇者「いえ。僕も魔王軍がこれほどまでの戦力を有していたのは驚きです。これでは人間が文字通り束になっても敵いません」
キャプテン「どうしたらいいんだい?」
勇者「一隻だけ船を囮に使ってもいいでしょうか?」
キャプテン「それは構わないけど……」
勇者「ありがとうございます」
ドラゴン「おい。生存者は皆、運べたぞ」
勇者「分かりました。次の仕事をお願いします」
ドラゴン「全く、人使いが荒いな」
勇者「まあまあ、がんばってください。君にしかできないことですから」
キャプテン「……っ」ゴシゴシ
勇者「泣いて―――」
キャプテン「泣いてない!!」
勇者「そうですよね」
キャプテン「わ、悪かったね……約束、守れなくて……追い詰められなかった……」
勇者「いえ。僕も魔王軍がこれほどまでの戦力を有していたのは驚きです。これでは人間が文字通り束になっても敵いません」
キャプテン「どうしたらいいんだい?」
勇者「一隻だけ船を囮に使ってもいいでしょうか?」
キャプテン「それは構わないけど……」
勇者「ありがとうございます」
ドラゴン「おい。生存者は皆、運べたぞ」
勇者「分かりました。次の仕事をお願いします」
ドラゴン「全く、人使いが荒いな」
勇者「まあまあ、がんばってください。君にしかできないことですから」
―――海賊船
勇者「面舵いっぱーい!!」
僧侶「アイアイサー」
魔法使い「ふぅ……」
エルフ「クラーケンは集まってきてる」
勇者「はっ。確かに船の弱点は船底だ。だが……弱点しか狙ってこないのは馬鹿のやること」
少女「二匹ほど張り付いた!!」
勇者「よぉーし!!」
魔法使い「……網に掛かったわ!!」
勇者「お願いします!!!」
ドラゴン「のれぇ!!」
僧侶「うわ!うわ!!」テテテッ
エルフ「もっと高く!!」
勇者「―――今です!!」
エルフ「燃えろぉぉぉ!!!」ゴォォォ
勇者「面舵いっぱーい!!」
僧侶「アイアイサー」
魔法使い「ふぅ……」
エルフ「クラーケンは集まってきてる」
勇者「はっ。確かに船の弱点は船底だ。だが……弱点しか狙ってこないのは馬鹿のやること」
少女「二匹ほど張り付いた!!」
勇者「よぉーし!!」
魔法使い「……網に掛かったわ!!」
勇者「お願いします!!!」
ドラゴン「のれぇ!!」
僧侶「うわ!うわ!!」テテテッ
エルフ「もっと高く!!」
勇者「―――今です!!」
エルフ「燃えろぉぉぉ!!!」ゴォォォ
―――ドォォォォン!!!!
僧侶「きゃぁ?!」
魔法使い「あつっ……!」
勇者「どうだぁ!!一箇所にしか集まらないとこうなるんだよぉ!!あはっはー!!」
エルフ「大量の魚雷を同時に爆発させるなんて……馬鹿しか考えないよ」
勇者「最高の褒め言葉です」
ドラゴン「魔物は怯んでる。クラーケンも無事ではないだろう」
勇者「糞野郎どもぉぉぉ!!!!反撃の狼煙をあげろぉぉぉ!!!!」
海賊「「オォォォォ!!!!!」」
キャプテン「おまえらぁ!!!この好機をのがすんじゃないよぉ!!!」
勇者「では、行ってきます。くれぐれも無理はしないように。頃合を見て退却してください」
キャプテン「待っておくれ!!」
勇者「なんですか?」
キャプテン「あ……あ、あ……愛してるから!!!あたし、あんたが大好きだからぁ!!!」
魔法使い「ぶふっ?!」
僧侶「きゃぁ?!」
魔法使い「あつっ……!」
勇者「どうだぁ!!一箇所にしか集まらないとこうなるんだよぉ!!あはっはー!!」
エルフ「大量の魚雷を同時に爆発させるなんて……馬鹿しか考えないよ」
勇者「最高の褒め言葉です」
ドラゴン「魔物は怯んでる。クラーケンも無事ではないだろう」
勇者「糞野郎どもぉぉぉ!!!!反撃の狼煙をあげろぉぉぉ!!!!」
海賊「「オォォォォ!!!!!」」
キャプテン「おまえらぁ!!!この好機をのがすんじゃないよぉ!!!」
勇者「では、行ってきます。くれぐれも無理はしないように。頃合を見て退却してください」
キャプテン「待っておくれ!!」
勇者「なんですか?」
キャプテン「あ……あ、あ……愛してるから!!!あたし、あんたが大好きだからぁ!!!」
魔法使い「ぶふっ?!」
海賊「「なんだとぉぉぉお!!?!?!」」
キャプテン「はぁ……はぁ……」
勇者「どうしてそれを今?」
キャプテン「だ、だって……言いたかったんだから……仕方ないだろ……」
勇者「そうですか」
魔法使い「今、言わなくてもいいでしょう?!」
僧侶「私も勇者様のこと大好きですよ?」ギュッ
勇者「まいったなぁ」
魔法使い「もうなんでみんな真面目にやらないのよぉ!!!」
エルフ「変に固くならないだけいいんじゃない?」
ドラゴン「いくぞ。これほどまでに力をつけているなら、魔王様も恐らく……」
勇者「ええ。行きましょう」
キャプテン「絶対にもどってきなよー!!ダーリーン!!!」
勇者「分かってるよ!!ハニー!!」
海賊「「アァァァアアアアア!!!!!!俺たちのキャプテンがぁぁぁぁ!!!!寝取られたぁぁぁぁ!!!!」」
キャプテン「はぁ……はぁ……」
勇者「どうしてそれを今?」
キャプテン「だ、だって……言いたかったんだから……仕方ないだろ……」
勇者「そうですか」
魔法使い「今、言わなくてもいいでしょう?!」
僧侶「私も勇者様のこと大好きですよ?」ギュッ
勇者「まいったなぁ」
魔法使い「もうなんでみんな真面目にやらないのよぉ!!!」
エルフ「変に固くならないだけいいんじゃない?」
ドラゴン「いくぞ。これほどまでに力をつけているなら、魔王様も恐らく……」
勇者「ええ。行きましょう」
キャプテン「絶対にもどってきなよー!!ダーリーン!!!」
勇者「分かってるよ!!ハニー!!」
海賊「「アァァァアアアアア!!!!!!俺たちのキャプテンがぁぁぁぁ!!!!寝取られたぁぁぁぁ!!!!」」
勇者「魔物に動きを察知されないようにしてください」
ドラゴン「分かっている。俺を舐めるな」
勇者「え?舐めてもいいんですか?」
僧侶「ああいう告白って……いいですよねぇ……」
エルフ「そうかな?」
魔法使い「全然、そうは思わないわね。私だったら―――」
勇者「愛している」ボソッ
魔法使い「きゃぁあああ!?!」ビクッ
勇者「耳元で囁かれるほうがいいんですよね?」
魔法使い「ど、どうしてそのことを―――じゃなくて、気持ち悪いことしないで!!」
勇者「好きな人に愛してるって言われるのが嫌いなのですか?んー……変なの」
魔法使い「そういうことじゃないわよ!!馬鹿!!」
僧侶「勇者様、私にも言ってください」
勇者「……愛してるよ」
僧侶「はいっ。私もです」
ドラゴン「分かっている。俺を舐めるな」
勇者「え?舐めてもいいんですか?」
僧侶「ああいう告白って……いいですよねぇ……」
エルフ「そうかな?」
魔法使い「全然、そうは思わないわね。私だったら―――」
勇者「愛している」ボソッ
魔法使い「きゃぁあああ!?!」ビクッ
勇者「耳元で囁かれるほうがいいんですよね?」
魔法使い「ど、どうしてそのことを―――じゃなくて、気持ち悪いことしないで!!」
勇者「好きな人に愛してるって言われるのが嫌いなのですか?んー……変なの」
魔法使い「そういうことじゃないわよ!!馬鹿!!」
僧侶「勇者様、私にも言ってください」
勇者「……愛してるよ」
僧侶「はいっ。私もです」
―――魔王の城
キマイラ「魔王様!!!」
魔王「来たか」
キマイラ「海上に勇者が現れたと」
魔王「よし……好都合だ」
キマイラ「どうされますか?」
魔王「……手筈通りでいい」
キマイラ「ははっ」
魔王「くくく……ここまで我の邪魔をしてきた者は今回の勇者が始めてだな……」
魔王「我が側近のドラゴンすら手駒にするとは驚きだが、それもここまでにしてくれる」
キマイラ「勇者さえいなくなれば、魔王様に歯向かう愚かな人間がまた減りますね」
魔王「それだけではない」
キマイラ「え?」
魔王「魔族の完全なる復活を世に見せ付けてくれる……!!!未来永劫、この我に逆らう者が現れないようになぁ!!!」
魔王「ふふふふ……!!!!ふはははははははは!!!!!!」
キマイラ「魔王様!!!」
魔王「来たか」
キマイラ「海上に勇者が現れたと」
魔王「よし……好都合だ」
キマイラ「どうされますか?」
魔王「……手筈通りでいい」
キマイラ「ははっ」
魔王「くくく……ここまで我の邪魔をしてきた者は今回の勇者が始めてだな……」
魔王「我が側近のドラゴンすら手駒にするとは驚きだが、それもここまでにしてくれる」
キマイラ「勇者さえいなくなれば、魔王様に歯向かう愚かな人間がまた減りますね」
魔王「それだけではない」
キマイラ「え?」
魔王「魔族の完全なる復活を世に見せ付けてくれる……!!!未来永劫、この我に逆らう者が現れないようになぁ!!!」
魔王「ふふふふ……!!!!ふはははははははは!!!!!!」
―――上空
ドラゴン「見えてきたぞ」
勇者「あれが魔王の城か」
僧侶「このときが遂に来たのですね」
魔法使い「やっぱりここまで来ると……体が震えちゃうわね」
勇者「それは大変だ」ギュッ
魔法使い「……」ゴォッ
勇者「あつっ?!」
エルフ「このまま直接乗り込めるかな?」
ドラゴン「厳しいだろうな……」
僧侶「ど、どうしてですか?」
ドラゴン「城の周辺を見ろ」
魔物「―――グルルルル!!!」バサッバサッ
勇者「ドラゴちゃんの迎撃部隊か」
ドラゴン「お前たちを乗せながら戦えない。お前たちを城の近くで降ろし、俺は奴らを倒してから合流に向かう。いいな?」
ドラゴン「見えてきたぞ」
勇者「あれが魔王の城か」
僧侶「このときが遂に来たのですね」
魔法使い「やっぱりここまで来ると……体が震えちゃうわね」
勇者「それは大変だ」ギュッ
魔法使い「……」ゴォッ
勇者「あつっ?!」
エルフ「このまま直接乗り込めるかな?」
ドラゴン「厳しいだろうな……」
僧侶「ど、どうしてですか?」
ドラゴン「城の周辺を見ろ」
魔物「―――グルルルル!!!」バサッバサッ
勇者「ドラゴちゃんの迎撃部隊か」
ドラゴン「お前たちを乗せながら戦えない。お前たちを城の近くで降ろし、俺は奴らを倒してから合流に向かう。いいな?」
―――魔王の孤島 陸地
ドラゴン「また後でな」
勇者「いってらっしゃい。マイディアー」
ドラゴン「はいはい」バサッバサッ
僧侶「ご武運をー!!」
魔法使い「じゃあ、私たちも急ぎましょう。ドラちゃんが魔王の前に着くときに私たちがいないと締まらないもの」
勇者「ですねー。ドラゴちゃんも泣いてしまうかもしれない」
エルフ「……」
勇者「大丈夫ですか?」
エルフ「うん。勿論」
勇者「迫害されていたとはいえ、貴女は王を戦うわけですから……」
エルフ「心配ないよ。大丈夫」
勇者「よし。行きましょう」
僧侶「はいっ!」
魔法使い「故郷の仇……絶対に……倒す……」ギリッ
ドラゴン「また後でな」
勇者「いってらっしゃい。マイディアー」
ドラゴン「はいはい」バサッバサッ
僧侶「ご武運をー!!」
魔法使い「じゃあ、私たちも急ぎましょう。ドラちゃんが魔王の前に着くときに私たちがいないと締まらないもの」
勇者「ですねー。ドラゴちゃんも泣いてしまうかもしれない」
エルフ「……」
勇者「大丈夫ですか?」
エルフ「うん。勿論」
勇者「迫害されていたとはいえ、貴女は王を戦うわけですから……」
エルフ「心配ないよ。大丈夫」
勇者「よし。行きましょう」
僧侶「はいっ!」
魔法使い「故郷の仇……絶対に……倒す……」ギリッ
―――魔王の城 城門前
勇者「……」
魔法使い「ドラちゃん……戦ってるわね」
エルフ「一人で平気かな……?」
僧侶「見た感じ、相手は10匹ほどいますね」
勇者「なら、余裕でしょう。あの子は強いですし」
魔法使い「……ええ、そうね」
勇者「開けます」
ギィィィィ……
魔法使い「……」
エルフ「空気が重たい」
僧侶「なんという禍々しさ……ここが魔王の根城……」
勇者「どんな罠があるかわかりません。みなさんは僕に密着してください!」
僧侶「は、はい!」ギュッ
勇者「ぬふっ」
勇者「……」
魔法使い「ドラちゃん……戦ってるわね」
エルフ「一人で平気かな……?」
僧侶「見た感じ、相手は10匹ほどいますね」
勇者「なら、余裕でしょう。あの子は強いですし」
魔法使い「……ええ、そうね」
勇者「開けます」
ギィィィィ……
魔法使い「……」
エルフ「空気が重たい」
僧侶「なんという禍々しさ……ここが魔王の根城……」
勇者「どんな罠があるかわかりません。みなさんは僕に密着してください!」
僧侶「は、はい!」ギュッ
勇者「ぬふっ」
魔法使い「こっちに階段があるわ」
エルフ「とりあえず上を目指そうか」
魔法使い「魔王も最上階で威張ってるのかしら?」
エルフ「そうかもね」
勇者「あと二名、僕に抱きついてないですな。これは命令違反だ。組織としては処罰するしかねえな」
魔法使い「くっついてたら襲われたとき対応できないでしょ?」
勇者「罰として上から脱いでくれます?」
エルフ「行こう」
魔法使い「ええ」
勇者「おぉぉい!!本当に危険なんで固まって行動をですねえ!!!」
僧侶「んしょ……」スルッ
勇者「貴女は脱がなくていいですよ?」
僧侶「え?」
勇者「さ、緊張感を持って進みましょう!!」
魔法使い「アンタが言うな」
エルフ「とりあえず上を目指そうか」
魔法使い「魔王も最上階で威張ってるのかしら?」
エルフ「そうかもね」
勇者「あと二名、僕に抱きついてないですな。これは命令違反だ。組織としては処罰するしかねえな」
魔法使い「くっついてたら襲われたとき対応できないでしょ?」
勇者「罰として上から脱いでくれます?」
エルフ「行こう」
魔法使い「ええ」
勇者「おぉぉい!!本当に危険なんで固まって行動をですねえ!!!」
僧侶「んしょ……」スルッ
勇者「貴女は脱がなくていいですよ?」
僧侶「え?」
勇者「さ、緊張感を持って進みましょう!!」
魔法使い「アンタが言うな」
―――魔王の孤島 上空
ドラゴン「オォォォォ!!!!!」ゴォォォ
魔物「ギャァァァ―――」
ドラゴン「ふんっ!!」バキッ
魔物「オォォ―――」
ドラゴン「ふん……こんなものか……」
ドラゴン「さぁ、勇者と合流を―――」
ドラゴン「……!!」ゾクッ
ドラゴン「な、なんだ……?!」
ドラゴン「はぁ……はぁ……」キョロキョロ
ドラゴン「まさか……!!」
魔王「―――久しいな」
ドラゴン「ま、魔王様……?!」
魔王「ふふふ……」
ドラゴン「そうですか……全ての準備が……整ったのですね……」
ドラゴン「オォォォォ!!!!!」ゴォォォ
魔物「ギャァァァ―――」
ドラゴン「ふんっ!!」バキッ
魔物「オォォ―――」
ドラゴン「ふん……こんなものか……」
ドラゴン「さぁ、勇者と合流を―――」
ドラゴン「……!!」ゾクッ
ドラゴン「な、なんだ……?!」
ドラゴン「はぁ……はぁ……」キョロキョロ
ドラゴン「まさか……!!」
魔王「―――久しいな」
ドラゴン「ま、魔王様……?!」
魔王「ふふふ……」
ドラゴン「そうですか……全ての準備が……整ったのですね……」
魔王「そうだ」
ドラゴン「……」
魔王「さあ、戻って来い」
ドラゴン「え……?」
魔王「一時の気の迷いというのは誰にでもある。そうだな?」
ドラゴン「魔王様……」
魔王「お前の力が必要なのだ」
ドラゴン「……」
魔王「弱いニンゲンの味方をしてどうする?―――感じでいるはずだ。我の中で渦巻く魔力の奔流を」
ドラゴン「今の魔王様が本来のお姿ということですね……」
魔王「そうだ。もう誰も我を止めることはできない。我はニンゲンを殲滅し、この世界を手に入れる」
ドラゴン「そうですか」
魔王「行くぞ。我と共に栄華を―――」
ドラゴン「魔王様……いや、魔王。俺はもう裏切り者だ。お前の傍で働く気はない。―――もう信じた人に捨てられるのは嫌だからな」
魔王「そうか……ふはははは……残念だ……。ならば……死ね」スッ
ドラゴン「……」
魔王「さあ、戻って来い」
ドラゴン「え……?」
魔王「一時の気の迷いというのは誰にでもある。そうだな?」
ドラゴン「魔王様……」
魔王「お前の力が必要なのだ」
ドラゴン「……」
魔王「弱いニンゲンの味方をしてどうする?―――感じでいるはずだ。我の中で渦巻く魔力の奔流を」
ドラゴン「今の魔王様が本来のお姿ということですね……」
魔王「そうだ。もう誰も我を止めることはできない。我はニンゲンを殲滅し、この世界を手に入れる」
ドラゴン「そうですか」
魔王「行くぞ。我と共に栄華を―――」
ドラゴン「魔王様……いや、魔王。俺はもう裏切り者だ。お前の傍で働く気はない。―――もう信じた人に捨てられるのは嫌だからな」
魔王「そうか……ふはははは……残念だ……。ならば……死ね」スッ
魔王の攻撃
魔王は空の鍋をかき回している!
ドラゴンはおどろきとまどっている!
魔王は空の鍋をかき回している!
ドラゴンはおどろきとまどっている!
>>928
男の娘か・・・・ゴクリ
男の娘か・・・・ゴクリ
―――魔王の城 中層
勇者「はぁぁぁ!!!」ザンッ
魔物「グゥゥゥ……」
勇者「はぁ……はぁ……」
エルフ「こっちも倒したよ」
魔法使い「怪我はない?」
勇者「はい。なんともありません」
僧侶「もう少しですね」
勇者「ええ。いそぎ―――」
ドォォォォン……
勇者「ん?」
エルフ「なに?爆発?」
魔法使い「外からね。まさか……」
勇者「ドラゴちゃんを信じましょう。僕たちは魔王の下に」
エルフ「うん」
勇者「はぁぁぁ!!!」ザンッ
魔物「グゥゥゥ……」
勇者「はぁ……はぁ……」
エルフ「こっちも倒したよ」
魔法使い「怪我はない?」
勇者「はい。なんともありません」
僧侶「もう少しですね」
勇者「ええ。いそぎ―――」
ドォォォォン……
勇者「ん?」
エルフ「なに?爆発?」
魔法使い「外からね。まさか……」
勇者「ドラゴちゃんを信じましょう。僕たちは魔王の下に」
エルフ「うん」
―――魔王の城 最上階
勇者「……」ググッ
ギィィィ……
魔法使い「……いる?」キョロキョロ
エルフ「……」キョロキョロ
僧侶「いませんね」
勇者「いない……?まだ別室が―――」
キマイラ「ここが終着点だ、ニンゲン」
勇者「お前は……!?」
キマイラ「よく来たな」
僧侶「あ、あなたが……魔王?!」
エルフ「違うよ。あれはキマイラ。魔王の側近だね」
魔法使い「側近?魔王はどこなの?!」
キマイラ「さあな。魔王様もお忙しい身だからなぁ」
勇者「なんだと……?」
勇者「……」ググッ
ギィィィ……
魔法使い「……いる?」キョロキョロ
エルフ「……」キョロキョロ
僧侶「いませんね」
勇者「いない……?まだ別室が―――」
キマイラ「ここが終着点だ、ニンゲン」
勇者「お前は……!?」
キマイラ「よく来たな」
僧侶「あ、あなたが……魔王?!」
エルフ「違うよ。あれはキマイラ。魔王の側近だね」
魔法使い「側近?魔王はどこなの?!」
キマイラ「さあな。魔王様もお忙しい身だからなぁ」
勇者「なんだと……?」
キマイラ「まぁ、どうでもいいことだろう。お前らはここで死ぬんだからなぁ」
勇者「……」
エルフ「来る!」
僧侶「きゃぁー!!」
魔法使い「ここまで来て逃げるわけには―――」
勇者「出ましょう」
エルフ「え!?」
魔法使い「な、なにいってるの?!」
勇者「魔王はまだ魔法銃を警戒していたんです」
僧侶「ど、どういうことですか?」
勇者「魔王は僕たちと戦う気がないということですよ」
エルフ「じゃあ……逃げたの?」
勇者「でしょうね。先ほどの爆発音は恐らく、魔王によるもの」
僧侶「ゴンちゃんが危ないです!!」
キマイラ「貴様ら……逃げられるとでも思っているのか?」
勇者「……」
エルフ「来る!」
僧侶「きゃぁー!!」
魔法使い「ここまで来て逃げるわけには―――」
勇者「出ましょう」
エルフ「え!?」
魔法使い「な、なにいってるの?!」
勇者「魔王はまだ魔法銃を警戒していたんです」
僧侶「ど、どういうことですか?」
勇者「魔王は僕たちと戦う気がないということですよ」
エルフ「じゃあ……逃げたの?」
勇者「でしょうね。先ほどの爆発音は恐らく、魔王によるもの」
僧侶「ゴンちゃんが危ないです!!」
キマイラ「貴様ら……逃げられるとでも思っているのか?」
勇者「あぁ?」
キマイラ「ここでお前らは臓物をぶちまけて死ぬんだよぉ!!!」
勇者「行きましょう」
エルフ「え?でも……」
勇者「いいから」
魔法使い「しょうがないわね」
僧侶「ゴンちゃんが大変です!!」
キマイラ「まてこらぁぁぁ!!!!」ダダダッ
勇者「逃げろ!!」ダダッ
エルフ「うわ!!」ダッ
僧侶「ま、まってください!!」タタッ
魔法使い「くっ……!!」タタタッ
キマイラ「おらぁぁぁぁ!!!!」
勇者「扉を閉めてください!!」
キマイラ「てめ―――!?」
キマイラ「ここでお前らは臓物をぶちまけて死ぬんだよぉ!!!」
勇者「行きましょう」
エルフ「え?でも……」
勇者「いいから」
魔法使い「しょうがないわね」
僧侶「ゴンちゃんが大変です!!」
キマイラ「まてこらぁぁぁ!!!!」ダダダッ
勇者「逃げろ!!」ダダッ
エルフ「うわ!!」ダッ
僧侶「ま、まってください!!」タタッ
魔法使い「くっ……!!」タタタッ
キマイラ「おらぁぁぁぁ!!!!」
勇者「扉を閉めてください!!」
キマイラ「てめ―――!?」
エルフ「よいしょー!!!」グググッ
魔法使い「ふーん!!!」グググッ
バタンッ!!
キマイラ『ギャァァ―――』
ゴォォン!!!
勇者「よし」
僧侶「お間抜けさんで助かりましたね」
エルフ「うん」
魔法使い「と言ってもすぐに追いかけてくるわよ?」
勇者「どうでもいいです。一刻も早くドラゴちゃんの安否確認をしなくてはなりません」
僧侶「ですね!!」
勇者「それに僕らだけでは到底敵う相手ではありませんでしたし」
エルフ「そっか……」
勇者「とっとと城を出ます!!」
僧侶「おーっ」
魔法使い「ふーん!!!」グググッ
バタンッ!!
キマイラ『ギャァァ―――』
ゴォォン!!!
勇者「よし」
僧侶「お間抜けさんで助かりましたね」
エルフ「うん」
魔法使い「と言ってもすぐに追いかけてくるわよ?」
勇者「どうでもいいです。一刻も早くドラゴちゃんの安否確認をしなくてはなりません」
僧侶「ですね!!」
勇者「それに僕らだけでは到底敵う相手ではありませんでしたし」
エルフ「そっか……」
勇者「とっとと城を出ます!!」
僧侶「おーっ」
―――魔王の城 城門
勇者「はぁ……はぁ……!!ドラゴちゃぁぁん!!!」
魔法使い「あそこ!!」
僧侶「あぁ!!」
少女「う……ぅぅ……」
勇者「どうしたんですかぁ?!」
少女「まお……う……さま……が……」
エルフ「今、治癒するから」パァァ
勇者「大丈夫か?」
少女「ああ……この姿になって身を隠した……からな……」
魔法使い「魔王はどこに向かったの?」
少女「恐らく海賊船団のところだろう。魔王様はきっと……最終段階に入っている……」
勇者「力を取り戻すのか」
少女「海賊たちの命を吸収するつもりなのだろうな」
僧侶「そんな……!!私たちの目の届く場所でそんなことをさせるわけには……!!」
勇者「はぁ……はぁ……!!ドラゴちゃぁぁん!!!」
魔法使い「あそこ!!」
僧侶「あぁ!!」
少女「う……ぅぅ……」
勇者「どうしたんですかぁ?!」
少女「まお……う……さま……が……」
エルフ「今、治癒するから」パァァ
勇者「大丈夫か?」
少女「ああ……この姿になって身を隠した……からな……」
魔法使い「魔王はどこに向かったの?」
少女「恐らく海賊船団のところだろう。魔王様はきっと……最終段階に入っている……」
勇者「力を取り戻すのか」
少女「海賊たちの命を吸収するつもりなのだろうな」
僧侶「そんな……!!私たちの目の届く場所でそんなことをさせるわけには……!!」
少女「もうよい……十分だ」
エルフ「でも」
ドラゴン「―――乗れ。時間がないぞ」
魔法使い「よっと。ほら、早く乗って」
僧侶「は、はい」
エルフ「ほっ。―――いつでもいいよ!!」
ドラゴン「これが最終決戦になるだろう。心の準備はできているか?」
魔法使い「そんなのいつだって出来てたわ」
僧侶「す、少しこわ、こわいですけど……私も故郷のことがありますから……!!」
エルフ「エルフ族を喰うつもりなら、なんとしても止めたい。ボクらはただ平穏に暮らせればいいんだ」
勇者「とりあえず綺麗なお嫁さんと側室10人をはべらせるまでは死ねません。さくっと魔王を倒して報奨金をせしめて、風呂入って、歯を磨いて、寝る!!」
ドラゴン「急ごう」
勇者「いくぞぉ!!僕の可愛い側室ちゃんたちぃ!!!」
魔法使い・エルフ・僧侶「「おぉー!!」」
魔法使い「―――いや!!側室じゃないわよ?!」
エルフ「でも」
ドラゴン「―――乗れ。時間がないぞ」
魔法使い「よっと。ほら、早く乗って」
僧侶「は、はい」
エルフ「ほっ。―――いつでもいいよ!!」
ドラゴン「これが最終決戦になるだろう。心の準備はできているか?」
魔法使い「そんなのいつだって出来てたわ」
僧侶「す、少しこわ、こわいですけど……私も故郷のことがありますから……!!」
エルフ「エルフ族を喰うつもりなら、なんとしても止めたい。ボクらはただ平穏に暮らせればいいんだ」
勇者「とりあえず綺麗なお嫁さんと側室10人をはべらせるまでは死ねません。さくっと魔王を倒して報奨金をせしめて、風呂入って、歯を磨いて、寝る!!」
ドラゴン「急ごう」
勇者「いくぞぉ!!僕の可愛い側室ちゃんたちぃ!!!」
魔法使い・エルフ・僧侶「「おぉー!!」」
魔法使い「―――いや!!側室じゃないわよ?!」
―――海上 海賊船 甲板
キャプテン「ドンドン撃ちなぁ!!!弾が尽きてもぶっ放すんだよぉ!!!」
ドン!!ドン!!ドン!!!
海賊「キャプテン!!11時の方角からなんかくる!!!」
キャプテン「あぁ?!なんだい!?」
魔王「くっくっくっくっく……!!」
キャプテン「ありゃあ……魔王か……?」
海賊「ひぃぃぃ!?あれがぁ?!」
キャプテン「ひるむんじゃないよぉ!!!うてうてー!!!」
ドン!!ドン!!ドン!!
魔王「群小なる人間に我を止められるはずがないだろう……」
キャプテン「砲撃が効いてないのかい?!」
魔王「ハァァァァ!!!!」ゴォォォ
ドォォォォォン!!!!!
キャプテン「嘘だろ……船が……一撃で沈没……!?」
キャプテン「ドンドン撃ちなぁ!!!弾が尽きてもぶっ放すんだよぉ!!!」
ドン!!ドン!!ドン!!!
海賊「キャプテン!!11時の方角からなんかくる!!!」
キャプテン「あぁ?!なんだい!?」
魔王「くっくっくっくっく……!!」
キャプテン「ありゃあ……魔王か……?」
海賊「ひぃぃぃ!?あれがぁ?!」
キャプテン「ひるむんじゃないよぉ!!!うてうてー!!!」
ドン!!ドン!!ドン!!
魔王「群小なる人間に我を止められるはずがないだろう……」
キャプテン「砲撃が効いてないのかい?!」
魔王「ハァァァァ!!!!」ゴォォォ
ドォォォォォン!!!!!
キャプテン「嘘だろ……船が……一撃で沈没……!?」
魔王「ふはははは……!!よし……勝てる……これなら……!!!」
海賊「やばい!!逃げる暇のないですよー!!!」
キャプテン「うろたえるな!!おい!!キラちゃんはどこにいるんだい?!」
海賊「後方の第19船に積んでます!!」
キャプテン「その船は真っ先に戦闘海域から離脱させな!!その後、順次離脱するよ!!」
海賊「アイアイサー!!!」
魔王「ほう……逃げ出すか。魔法銃が一丁しかないというのは本当らしいな」
キャプテン「あたしのダーリンは絶対にきてくれる!!!それまで耐えるんだ!!いいねぇ!?」
海賊「「あいあいさぁ……」」
キャプテン「やる気だしなぁ!!!このボンクラどもぉぉ!!!」
魔王「―――どうやら、貴様が指揮官のようだな」
キャプテン「なっ……?!」
魔王「まずは兵隊の士気と指揮系統を壊すとするか」
キャプテン「にゃろ……!!人間様を舐めるんじゃないよぉ!!」チャカ
魔王「遅い!!!」ザンッ!!
海賊「やばい!!逃げる暇のないですよー!!!」
キャプテン「うろたえるな!!おい!!キラちゃんはどこにいるんだい?!」
海賊「後方の第19船に積んでます!!」
キャプテン「その船は真っ先に戦闘海域から離脱させな!!その後、順次離脱するよ!!」
海賊「アイアイサー!!!」
魔王「ほう……逃げ出すか。魔法銃が一丁しかないというのは本当らしいな」
キャプテン「あたしのダーリンは絶対にきてくれる!!!それまで耐えるんだ!!いいねぇ!?」
海賊「「あいあいさぁ……」」
キャプテン「やる気だしなぁ!!!このボンクラどもぉぉ!!!」
魔王「―――どうやら、貴様が指揮官のようだな」
キャプテン「なっ……?!」
魔王「まずは兵隊の士気と指揮系統を壊すとするか」
キャプテン「にゃろ……!!人間様を舐めるんじゃないよぉ!!」チャカ
魔王「遅い!!!」ザンッ!!
キャプテン「あ―――ぎゃぁぁああああああ!!!!!」
海賊「キャプテン!!!」
魔王「ふははははは!!!!やるなぁ!!!咄嗟に後ろに飛んだか!!!」
キャプテン「うぅぅ……ぁぁぁ……!!」
魔王「片目が潰れただけで済んだか……。だが、次は避けられまい」
キャプテン「あぁぁ……!!!おぉぉぅぅぅううぃぃ!!!!」
魔王「ふはははははは!!!!」
海賊「キャプテンを守れぇぇぇ!!!」ダダダッ
「ウオォォォ!!!」
魔王「劣弱な愚民が……霧散に消えろ!!」ゴォォォ
海賊「うあぁあああ!!!!!」
キャプテン「やめ……ろぉぉ……」
魔王「はーっはっはっはっはっはっ!!!!!安心するがいい!!全員が殺さん!!」
キャプテン「あ……?」
魔王「3割ほどは生かしておいてやろう……くっくっくっくっく……」
海賊「キャプテン!!!」
魔王「ふははははは!!!!やるなぁ!!!咄嗟に後ろに飛んだか!!!」
キャプテン「うぅぅ……ぁぁぁ……!!」
魔王「片目が潰れただけで済んだか……。だが、次は避けられまい」
キャプテン「あぁぁ……!!!おぉぉぅぅぅううぃぃ!!!!」
魔王「ふはははははは!!!!」
海賊「キャプテンを守れぇぇぇ!!!」ダダダッ
「ウオォォォ!!!」
魔王「劣弱な愚民が……霧散に消えろ!!」ゴォォォ
海賊「うあぁあああ!!!!!」
キャプテン「やめ……ろぉぉ……」
魔王「はーっはっはっはっはっはっ!!!!!安心するがいい!!全員が殺さん!!」
キャプテン「あ……?」
魔王「3割ほどは生かしておいてやろう……くっくっくっくっく……」
魔王「その他は殺せ」
魔物「「ギャギャギャギャギャ!!!!」」バサッバサッ
「た、戦え!!!」
「うぉぉぉぉ!!!」
魔王「はーっはっはっはっはっは!!!」
キャプテン「く……」チャカ
魔王「ん?」
キャプテン「くら……え……!!」バァァン
魔王「ふん」キュィィン
キャプテン「はぁ……ぁ……」
魔王「無駄だ。ニンゲンの火器では我が魔力の壁は突破できん」
キャプテン「へへ……ば……カ……だ、ねぇ……」
魔王「なに……?」
キャプテン「あたしのやることはね……旦那のお膳立て……なのさ……」
魔王「むっ?!―――後ろか?!」バッ
魔物「「ギャギャギャギャギャ!!!!」」バサッバサッ
「た、戦え!!!」
「うぉぉぉぉ!!!」
魔王「はーっはっはっはっはっは!!!」
キャプテン「く……」チャカ
魔王「ん?」
キャプテン「くら……え……!!」バァァン
魔王「ふん」キュィィン
キャプテン「はぁ……ぁ……」
魔王「無駄だ。ニンゲンの火器では我が魔力の壁は突破できん」
キャプテン「へへ……ば……カ……だ、ねぇ……」
魔王「なに……?」
キャプテン「あたしのやることはね……旦那のお膳立て……なのさ……」
魔王「むっ?!―――後ろか?!」バッ
勇者「オォォォォォ!!!!」ダダダッ
魔王「勇者か!!」
勇者「はぁ!!!」ギィィン
魔王「ふん!!」ギィン
勇者「おうわぁ!?」
魔王「非力だな、ニンゲンの英雄にしては」
勇者「うわぁぁぁぁ」ゴロゴロゴロゴロ
勇者「―――酷いことに」
キャプテン「なぁに。目ん玉は……もう一個あるよ……。ダーリンの顔が見れるだけでも……あたしは嬉しいね……」
勇者「よく戦ってくれましたね、感謝しています」
キャプテン「また……強く抱いておくれよ……」
勇者「はい」ギュッ
キャプテン「あぁ……やっと……あん、し……ん……して……ねむ、れ……る……」
勇者「―――魔王、いい加減にしろよ」
魔王「何のことだ?」
魔王「勇者か!!」
勇者「はぁ!!!」ギィィン
魔王「ふん!!」ギィン
勇者「おうわぁ!?」
魔王「非力だな、ニンゲンの英雄にしては」
勇者「うわぁぁぁぁ」ゴロゴロゴロゴロ
勇者「―――酷いことに」
キャプテン「なぁに。目ん玉は……もう一個あるよ……。ダーリンの顔が見れるだけでも……あたしは嬉しいね……」
勇者「よく戦ってくれましたね、感謝しています」
キャプテン「また……強く抱いておくれよ……」
勇者「はい」ギュッ
キャプテン「あぁ……やっと……あん、し……ん……して……ねむ、れ……る……」
勇者「―――魔王、いい加減にしろよ」
魔王「何のことだ?」
勇者「俺の女に手を出したな……それも二度もぉぉ!!!」
魔王「知らんなぁ」
勇者「絶対に許さん……てめえだけは許さん……たとえ、お前の正体が超美少女だったとしても許さん!!!」
魔王「はっ。我の姿はこれ一つだ。申し訳ないな」
勇者「よーし。これで俺の憂いは消え去った。迷うことなくお前を斬れる」
魔王「出来るものなら―――」
ドラゴン「オォォォォォ!!!!」ゴォォォォ
魔王「ぬっ!!」バッ
魔法使い「くらえぇ!!!」シュバ
魔王「そのような鞭でぇ!!!」バシッ
エルフ「燃えろぉぉ!!!」ゴォォォ
魔王「無駄だぁ!!」キュィィン
ドラゴン「ドラゴニックキック!!!」
魔王「ふんっ!!!」ドゴォ
勇者「隙ありぃぃぃ!!!!」ダダダッ
魔王「知らんなぁ」
勇者「絶対に許さん……てめえだけは許さん……たとえ、お前の正体が超美少女だったとしても許さん!!!」
魔王「はっ。我の姿はこれ一つだ。申し訳ないな」
勇者「よーし。これで俺の憂いは消え去った。迷うことなくお前を斬れる」
魔王「出来るものなら―――」
ドラゴン「オォォォォォ!!!!」ゴォォォォ
魔王「ぬっ!!」バッ
魔法使い「くらえぇ!!!」シュバ
魔王「そのような鞭でぇ!!!」バシッ
エルフ「燃えろぉぉ!!!」ゴォォォ
魔王「無駄だぁ!!」キュィィン
ドラゴン「ドラゴニックキック!!!」
魔王「ふんっ!!!」ドゴォ
勇者「隙ありぃぃぃ!!!!」ダダダッ
魔王「うっとうしいわ!!!!」ゴォッ!!
勇者「うわっ?!」
エルフ「突風!?」
ドラゴン「俺の後ろに!!」
魔法使い「うっ……」
ドラゴン「はぁぁぁ!!」バサッバサッ!!
魔王「くくく……よくもう一度来れたな……」
ドラゴン「今の目的は魔王を倒すことだからな。死なない限りは何度でも戦う」
魔王「目を覚ますと思ったが……ダメだったか……。ならば、今度こそ殺してやるぞ」
勇者「そこの人」
「は、はい?」
勇者「キラちゃんはどこに?」
「そ、それなら後方の船だ……第19船……」
勇者「案内しろ!!」
「そ、そんな無茶な?!状況わかってんのか?!」
勇者「うわっ?!」
エルフ「突風!?」
ドラゴン「俺の後ろに!!」
魔法使い「うっ……」
ドラゴン「はぁぁぁ!!」バサッバサッ!!
魔王「くくく……よくもう一度来れたな……」
ドラゴン「今の目的は魔王を倒すことだからな。死なない限りは何度でも戦う」
魔王「目を覚ますと思ったが……ダメだったか……。ならば、今度こそ殺してやるぞ」
勇者「そこの人」
「は、はい?」
勇者「キラちゃんはどこに?」
「そ、それなら後方の船だ……第19船……」
勇者「案内しろ!!」
「そ、そんな無茶な?!状況わかってんのか?!」
勇者「あの子がいないと勝てない!!」
「で、でも……どうやって……」
勇者「近くの船を寄せろ。それで俺が船伝いにキラちゃんを向かえにいく」
「ええ?!」
魔王「なにやら奇策珍策を練っているようだなぁ」
ドラゴン「……」
魔王「何の真似だ?」
ドラゴン「勇者の邪魔はさせない。まずは俺を倒してからにしてもらおう」
魔王「ふふふ……くくく……ふはははははは!!!!!」
魔法使い「……」
魔王「吼えたな!!!その驕り、万死に値するぞぉぉ!!」
ドラゴン「お前も勇者と共にいけ」
魔法使い「馬鹿ね。二人のほうが時間稼ぎできるでしょ?」
ドラゴン「ちゃんと役に立ってくれよ?」
魔法使い「分かってるわよ」
「で、でも……どうやって……」
勇者「近くの船を寄せろ。それで俺が船伝いにキラちゃんを向かえにいく」
「ええ?!」
魔王「なにやら奇策珍策を練っているようだなぁ」
ドラゴン「……」
魔王「何の真似だ?」
ドラゴン「勇者の邪魔はさせない。まずは俺を倒してからにしてもらおう」
魔王「ふふふ……くくく……ふはははははは!!!!!」
魔法使い「……」
魔王「吼えたな!!!その驕り、万死に値するぞぉぉ!!」
ドラゴン「お前も勇者と共にいけ」
魔法使い「馬鹿ね。二人のほうが時間稼ぎできるでしょ?」
ドラゴン「ちゃんと役に立ってくれよ?」
魔法使い「分かってるわよ」
魔王「くたばれぇぇ!!!」ゴォォォォ
ドラゴン「あぁぁぁぁぁ!!!!」ゴォォォォ
魔王「ふんっ。灼熱の息吹は流石だな」
ドラゴン「……」
魔王「冷気はどうだぁぁ!!!」コォォォ
ドラゴン「くっ!」
魔法使い「もえろぉぉぉ!!!!」ゴォォォォ
魔王「な……」
魔法使い「はぁ……はぁ……ふ……ふふ……魔王の魔法も……た、大したこと……ないわね……」
魔王「随分と苦しそうだな」
魔法使い「はぁ……アンタの目……お、かしいんじゃない……?」
魔王「ニンゲンにしては中々の使い手だ。しかし、情報通りではなぁ……」バリバリバリ
魔法使い「電撃……!?」
ドラゴン「下がれ」
魔王「焦土と化せ!!!」バチバチバチ!!!
ドラゴン「あぁぁぁぁぁ!!!!」ゴォォォォ
魔王「ふんっ。灼熱の息吹は流石だな」
ドラゴン「……」
魔王「冷気はどうだぁぁ!!!」コォォォ
ドラゴン「くっ!」
魔法使い「もえろぉぉぉ!!!!」ゴォォォォ
魔王「な……」
魔法使い「はぁ……はぁ……ふ……ふふ……魔王の魔法も……た、大したこと……ないわね……」
魔王「随分と苦しそうだな」
魔法使い「はぁ……アンタの目……お、かしいんじゃない……?」
魔王「ニンゲンにしては中々の使い手だ。しかし、情報通りではなぁ……」バリバリバリ
魔法使い「電撃……!?」
ドラゴン「下がれ」
魔王「焦土と化せ!!!」バチバチバチ!!!
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