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元スレ鳴上「月光館学園?」
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アイギス「鳴上さん、これを」
>アイギスから昨日使った銃を渡される。
アイギス「これはペルソナの召喚を安定させる為の召喚器です。肌身離さず持っていて下さい」
鳴上「そんなものまであるのか」
鳴上(テレビの中でもないのにペルソナを呼べたのはこれのおかげって訳だな)
美鶴「それからこれもだ」
>美鶴から赤い腕章を受け取った。
>S.E.E.S と書かれている。
>アイギスから昨日使った銃を渡される。
アイギス「これはペルソナの召喚を安定させる為の召喚器です。肌身離さず持っていて下さい」
鳴上「そんなものまであるのか」
鳴上(テレビの中でもないのにペルソナを呼べたのはこれのおかげって訳だな)
美鶴「それからこれもだ」
>美鶴から赤い腕章を受け取った。
>S.E.E.S と書かれている。
美鶴「君には特別課外活動部という表向きは学校の部活動に入って貰う事になる。実態はもちろんシャドウ討伐のための組織だ」
美鶴「私が顧問、アイギスもOBという形での参加になる」
アイギス「改めてよろしくお願いします、鳴上さん」
鳴上「よろしくお願いします」
美鶴「現在のメンバーは私を含めて四人だ。まだ人数は少ないが、他にまだ心当たりがない訳でもない。人員集めは私がなんとかしよう」
美鶴「私が顧問、アイギスもOBという形での参加になる」
アイギス「改めてよろしくお願いします、鳴上さん」
鳴上「よろしくお願いします」
美鶴「現在のメンバーは私を含めて四人だ。まだ人数は少ないが、他にまだ心当たりがない訳でもない。人員集めは私がなんとかしよう」
鳴上「四人?」
美鶴「ああ。今日からまた一人、この寮に新しくやってくる者がいる。それが四人目のメンバーだ」
アイギス「話はうかがっていましたが、一体誰なのでしょうか。前のメンバーの方ですか?」
美鶴「それなんだがな……」
>そこで話を遮るように学生寮の扉が開いた。
?「ただいま到着致しました」
美鶴「ああ。待っていたよ」
アイギス「!」
>アイギスの表情が驚きに変わる。
美鶴「紹介しよう。彼女が話に出ていた四人目だ」
美鶴「ああ。今日からまた一人、この寮に新しくやってくる者がいる。それが四人目のメンバーだ」
アイギス「話はうかがっていましたが、一体誰なのでしょうか。前のメンバーの方ですか?」
美鶴「それなんだがな……」
>そこで話を遮るように学生寮の扉が開いた。
?「ただいま到着致しました」
美鶴「ああ。待っていたよ」
アイギス「!」
>アイギスの表情が驚きに変わる。
美鶴「紹介しよう。彼女が話に出ていた四人目だ」
?「初めましてみなさん。本日付けで特別課外活動部に所属する事になりました、対シャドウ兵器、個体名メティスと申します」
アイギス「何故、メティスが……」
メティス「“初めまして”、姉さん」
アイギス「……。初めまして」
鳴上「姉さん? 姉妹なのか」
美鶴「ああ。アイギスの『予感』を受けて万一の為にと新たに造られた最新型の対シャドウ兵器だ」
メティス「はい。私は姉さんのデータや記憶を元にして造られたと、そう聞いています」
アイギス「……なるほど、そういう事でしたか」
アイギス「何故、メティスが……」
メティス「“初めまして”、姉さん」
アイギス「……。初めまして」
鳴上「姉さん? 姉妹なのか」
美鶴「ああ。アイギスの『予感』を受けて万一の為にと新たに造られた最新型の対シャドウ兵器だ」
メティス「はい。私は姉さんのデータや記憶を元にして造られたと、そう聞いています」
アイギス「……なるほど、そういう事でしたか」
美鶴「そうだ。メティスの姿形や能力などはアイギスを頼りに極力“再現”をしているが、厳密には君の知っているメティスとは別物という事になる。特に、情緒面に関しては、な」
アイギス「わかりました」
アイギス「今日からよろしくね、メティス」
メティス「はい」
>メティスの表情が少し和らいだ。
メティス「鳴上さんも、よろしくお願いします」
鳴上「ああ、よろしく」
>鳴上たちの前に新しく現れたシャドウの存在……
>それに立ち向かう為の組織がここに結成された。
>みんなの強い決意を感じる……
>『0 愚者 特別課外活動部』のコミュを入手しました
>『0 愚者 特別課外活動部』のランクが1になった
美鶴「先にメティスの部屋を案内しよう。話はまたあとだ」
>……
>その後、特別課外活動部のこれからについてみんなで少し話しあった。
アイギス「わかりました」
アイギス「今日からよろしくね、メティス」
メティス「はい」
>メティスの表情が少し和らいだ。
メティス「鳴上さんも、よろしくお願いします」
鳴上「ああ、よろしく」
>鳴上たちの前に新しく現れたシャドウの存在……
>それに立ち向かう為の組織がここに結成された。
>みんなの強い決意を感じる……
>『0 愚者 特別課外活動部』のコミュを入手しました
>『0 愚者 特別課外活動部』のランクが1になった
美鶴「先にメティスの部屋を案内しよう。話はまたあとだ」
>……
>その後、特別課外活動部のこれからについてみんなで少し話しあった。
元メンバーで参加できそうなのは天田くんとコロマルぐらいか
天田くんは中等部?中学生の天田くんとか想像できないな…
流石にもう短パンははいてないだろうが
天田くんは中等部?中学生の天田くんとか想像できないな…
流石にもう短パンははいてないだろうが
成長期に入って確実に身長が伸びてる自分に自信がついてきてる天田君
翌日――
04/06(金) 晴れ 自室
【朝】
>今日から学校だ。
>月光館学園の三年生として新たに学園生活が始まる。
コンコン
アイギス「おはようございます。少しいいですか?」
鳴上「はい、今開けます」
ガチャ
鳴上「おはようございます」
メティス「おはようございます、鳴上さん」
鳴上「メティスもおはよう。……って、その格好は?」
>メティスは制服を身につけている。
>鳴上と同じく月光館学園の制服だ。
04/06(金) 晴れ 自室
【朝】
>今日から学校だ。
>月光館学園の三年生として新たに学園生活が始まる。
コンコン
アイギス「おはようございます。少しいいですか?」
鳴上「はい、今開けます」
ガチャ
鳴上「おはようございます」
メティス「おはようございます、鳴上さん」
鳴上「メティスもおはよう。……って、その格好は?」
>メティスは制服を身につけている。
>鳴上と同じく月光館学園の制服だ。
アイギス「彼女も今日から月光館学園に三年生として通う事になりました」
鳴上「メティスが?」
メティス「はい。これから平日は美鶴さんも姉さんも貴方のそばにいる事が出来ません。日中貴方を一人にさせておくよりもこの方が安全だと判断した為です」
鳴上「そうか。よろしく」
メティス「こちらこそ」
アイギス「……」
アイギス「今日は転入初日ですから二人で登校してください」
メティス「通学までの順路、時間、交通費等諸々のデータは既に入手済みです。今から出発すれば、予期せぬ事態が起こらない限り、規定の時間より10分前の登校が可能です」
鳴上「あ、ああ。じゃあ行こうか」
アイギス「二人とも、気をつけて。いってらっしゃい」
鳴上「いってきます」
鳴上「メティスが?」
メティス「はい。これから平日は美鶴さんも姉さんも貴方のそばにいる事が出来ません。日中貴方を一人にさせておくよりもこの方が安全だと判断した為です」
鳴上「そうか。よろしく」
メティス「こちらこそ」
アイギス「……」
アイギス「今日は転入初日ですから二人で登校してください」
メティス「通学までの順路、時間、交通費等諸々のデータは既に入手済みです。今から出発すれば、予期せぬ事態が起こらない限り、規定の時間より10分前の登校が可能です」
鳴上「あ、ああ。じゃあ行こうか」
アイギス「二人とも、気をつけて。いってらっしゃい」
鳴上「いってきます」
>……
月光館学園
鳴上「やっぱりジュネス三個分はありそうな大きさだ」
メティス「じゅねす? 私の中に該当するデータが存在しません。回答の入力を要請します」
鳴上「こっちの話だから気にするな」
メティス「なるほど、了解であります」
鳴上(うーん……)
鳴上(アイギスさんもそうだけど、こうしてると本当に人間にしか見えないな)
鳴上(でも話すとやっぱり人間とは何処か違う。アイギスさんはそうでもないんだけど)
メティス「? どうかされましたか」
鳴上「いや、なんでもない。それよりもまずはクラスを確認してそれから職員室に行こうか」
メティス「了解です」
>クラス分けの張り紙を見た。
>鳴上もメティスもA組のようだ。
月光館学園
鳴上「やっぱりジュネス三個分はありそうな大きさだ」
メティス「じゅねす? 私の中に該当するデータが存在しません。回答の入力を要請します」
鳴上「こっちの話だから気にするな」
メティス「なるほど、了解であります」
鳴上(うーん……)
鳴上(アイギスさんもそうだけど、こうしてると本当に人間にしか見えないな)
鳴上(でも話すとやっぱり人間とは何処か違う。アイギスさんはそうでもないんだけど)
メティス「? どうかされましたか」
鳴上「いや、なんでもない。それよりもまずはクラスを確認してそれから職員室に行こうか」
メティス「了解です」
>クラス分けの張り紙を見た。
>鳴上もメティスもA組のようだ。
職員室
鳴上「失礼します」
?「あ、転入生の鳴上悠くんとメティスさんだね」
>若い男性教員が話しかけてきた。
?「僕は君たちのクラスの担任で世界史を教えている橿原淳です。よろしく」
淳「今日はこれから講堂で集会があるのでまずそっちに案内します」
>……
月光館学園 講堂
>校長の長い話を聞いた……
鳴上「失礼します」
?「あ、転入生の鳴上悠くんとメティスさんだね」
>若い男性教員が話しかけてきた。
?「僕は君たちのクラスの担任で世界史を教えている橿原淳です。よろしく」
淳「今日はこれから講堂で集会があるのでまずそっちに案内します」
>……
月光館学園 講堂
>校長の長い話を聞いた……
月光館学園 3-A 教室
【放課後】
>特に問題もなく初日を終えた。
メティス「鳴上さん、よろしいですか?」
鳴上「ん? どうした」
メティス「今日は放課後になったらポロニアンモールへ来るようにと美鶴さんから仰せつかっています」
鳴上「わかった。一体なんの用だろうな」
メティス「辰巳東交番の前で待っているとしか聞いておりませんが……」
鳴上「交番?」
>とりあえず言われた通りメティスと一緒にポロニアンモールへ行く事にした。
【放課後】
>特に問題もなく初日を終えた。
メティス「鳴上さん、よろしいですか?」
鳴上「ん? どうした」
メティス「今日は放課後になったらポロニアンモールへ来るようにと美鶴さんから仰せつかっています」
鳴上「わかった。一体なんの用だろうな」
メティス「辰巳東交番の前で待っているとしか聞いておりませんが……」
鳴上「交番?」
>とりあえず言われた通りメティスと一緒にポロニアンモールへ行く事にした。
>……
ポロニアンモール 辰巳東交番前
メティス「お待たせしました」
美鶴「いや、こちらこそ突然こんな場所まで呼びつけてすまない」
鳴上「交番に何かあるんですか?」
美鶴「ああ、紹介したい人がいてな。行こう」
辰巳東交番
?「ん? 桐条のお嬢さんか」
?「……」
>制服の警官とスーツ姿の男が一人いる。
美鶴「こんにちは。突然申し訳ありません」
?「いや、構わない。もうおおまかな話は聞いているよ」
美鶴「鳴上、メティス。こちらはこの辰巳東交番に勤務している黒沢さんだ」
ポロニアンモール 辰巳東交番前
メティス「お待たせしました」
美鶴「いや、こちらこそ突然こんな場所まで呼びつけてすまない」
鳴上「交番に何かあるんですか?」
美鶴「ああ、紹介したい人がいてな。行こう」
辰巳東交番
?「ん? 桐条のお嬢さんか」
?「……」
>制服の警官とスーツ姿の男が一人いる。
美鶴「こんにちは。突然申し訳ありません」
?「いや、構わない。もうおおまかな話は聞いているよ」
美鶴「鳴上、メティス。こちらはこの辰巳東交番に勤務している黒沢さんだ」
美鶴「黒沢さんはこれからの戦いに備えて武器や防具を調達して下さる方だ」
黒沢「タダではないがな。よろしく」
>制服の警官、黒沢は頭を下げた。
黒沢「こちらは周防達哉さん。俺と同じく警官だ。この人の介添えもあって武器の調達が出来るんだ」
達哉「……」
達哉「周防だ」
>無口そうな男、周防から挨拶をされた。
メティス「了解しました。よろしくお願いします」
鳴上「よろしくお願いします」
達哉「……」
黒沢「タダではないがな。よろしく」
>制服の警官、黒沢は頭を下げた。
黒沢「こちらは周防達哉さん。俺と同じく警官だ。この人の介添えもあって武器の調達が出来るんだ」
達哉「……」
達哉「周防だ」
>無口そうな男、周防から挨拶をされた。
メティス「了解しました。よろしくお願いします」
鳴上「よろしくお願いします」
達哉「……」
>周防がこちらをじっと見ている。
鳴上「あの、何か……?」
達哉「……いや、すまない。いい瞳をしているなと思っただけだ」
>周防は僅かだが笑みを浮かべた。
達哉「事情は大体聞いている。俺達も出来る限りの協力をさせて貰う。困った事があったら相談しろ。よろしくな」
>周防に握手を求められた。
>周防の厚意が伝わってくる……
>『ⅩⅨ 太陽 周防達哉』のコミュを入手しました
>『ⅩⅨ 太陽 周防達哉』のランクが1になった
鳴上「ありがとうございます」
達哉「ああ、またな」
>辰巳東交番を後にした。
鳴上「あの、何か……?」
達哉「……いや、すまない。いい瞳をしているなと思っただけだ」
>周防は僅かだが笑みを浮かべた。
達哉「事情は大体聞いている。俺達も出来る限りの協力をさせて貰う。困った事があったら相談しろ。よろしくな」
>周防に握手を求められた。
>周防の厚意が伝わってくる……
>『ⅩⅨ 太陽 周防達哉』のコミュを入手しました
>『ⅩⅨ 太陽 周防達哉』のランクが1になった
鳴上「ありがとうございます」
達哉「ああ、またな」
>辰巳東交番を後にした。
ポロニアンモール
メティス「……」
鳴上「ん、どうかしたのか?メティス」
メティス「いえ。ただ周防さんから、私達と近い何かを感じとったものですから」
鳴上「私達と近い何かって?」
メティス「……。きっと気のせいでしょう」
鳴上「?」
>……
メティス「……」
鳴上「ん、どうかしたのか?メティス」
メティス「いえ。ただ周防さんから、私達と近い何かを感じとったものですから」
鳴上「私達と近い何かって?」
メティス「……。きっと気のせいでしょう」
鳴上「?」
>……
美鶴「二人とも今日はもう寮に帰って休むといい。転入初日で疲れただろう」
メティス「今後の作戦についての話し合いなどは行わなくていいのですか?」
美鶴「相手の出方が解らない以上は、こちらも何をすべきかまだ考えられないからな。今のところ、日夜問わずに周囲に極力注意を払うという他は出来ないだろう……悔しい話だがな」
メティス「学校を終えたらただちに寮内待機が望ましいという事ですね」
美鶴「それが一番かもしれんな」
美鶴「だが、非常時以外の行動は現状では君たちの自由にしてくれていて構わない」
メティス「今後の作戦についての話し合いなどは行わなくていいのですか?」
美鶴「相手の出方が解らない以上は、こちらも何をすべきかまだ考えられないからな。今のところ、日夜問わずに周囲に極力注意を払うという他は出来ないだろう……悔しい話だがな」
メティス「学校を終えたらただちに寮内待機が望ましいという事ですね」
美鶴「それが一番かもしれんな」
美鶴「だが、非常時以外の行動は現状では君たちの自由にしてくれていて構わない」
美鶴「シャドウに備えて鍛錬をするのもいいが、君にとっては最後の高校生活なんだ。勉強なり部活なりに励んでくれていいんだぞ」
美鶴「進路が決まる大事な時期でもあるしな」
鳴上(進路、か。……)
美鶴「……では、私は今日はこれで失礼するよ。他に気になる事があればアイギスに聞くといい」
鳴上「はい、それじゃあ」
メティス「お気をつけて」
>美鶴と別れてメティスと二人で寮に戻る事にした。
美鶴「進路が決まる大事な時期でもあるしな」
鳴上(進路、か。……)
美鶴「……では、私は今日はこれで失礼するよ。他に気になる事があればアイギスに聞くといい」
鳴上「はい、それじゃあ」
メティス「お気をつけて」
>美鶴と別れてメティスと二人で寮に戻る事にした。
今日はこれで終了です。
ペルソナシリーズの色々なところからキャラ引っ張ってきてて、しかも設定捏造もしてるから、今後これ誰だよと思う人も沢山出てくるかも。
ではまた次回。
ペルソナシリーズの色々なところからキャラ引っ張ってきてて、しかも設定捏造もしてるから、今後これ誰だよと思う人も沢山出てくるかも。
ではまた次回。
ひょっとすると、p3pとp4しかやってない俺は楽しめなかったりする?
>>76
これを機会にやればいい
これを機会にやればいい
P3PとP4と漫画のPと罪と罰しかわかんねぇけど楽しめますか?
目をそらすな<●><●>
って感じで投下
って感じで投下
【夜】
学生寮 ラウンジ
アイギス「おかえりなさい」
鳴上「ただいまです」
メティス「ただいま戻りました、姉さん」
アイギス「学校はどうでしたか?」
メティス「まだ初日ですのでなんともいえませんが、特にこれといった問題点は見受けられませんでした」
メティス「これより着替えて一階にて待機に入ります」
>メティスは先に部屋へと戻っていった。
アイギス「鳴上さん」
アイギス「あの子の事……メティスの事、どうかよろしくお願いします」
鳴上「? はい……」
学生寮 ラウンジ
アイギス「おかえりなさい」
鳴上「ただいまです」
メティス「ただいま戻りました、姉さん」
アイギス「学校はどうでしたか?」
メティス「まだ初日ですのでなんともいえませんが、特にこれといった問題点は見受けられませんでした」
メティス「これより着替えて一階にて待機に入ります」
>メティスは先に部屋へと戻っていった。
アイギス「鳴上さん」
アイギス「あの子の事……メティスの事、どうかよろしくお願いします」
鳴上「? はい……」
鳴上(本来なら俺の方がよろしくされるって話じゃなかったっけ?)
アイギス「あの子には学ぶべき事がまだ多い。シャドウと戦うという為だけに造られたけれど、それ以外の事を知ってはいけないという訳はないと思うんです」
>アイギスが優しく微笑む。
>メティスには見られない表情だ。
アイギス「あの子を見ているとかつての私を思い出します」
鳴上「そういえばアイギスさんを元に造られたって言っていましたね」
アイギス「ええ。まさかこんな形で再会する事になるとは思いませんでした」
アイギス「あの子には学ぶべき事がまだ多い。シャドウと戦うという為だけに造られたけれど、それ以外の事を知ってはいけないという訳はないと思うんです」
>アイギスが優しく微笑む。
>メティスには見られない表情だ。
アイギス「あの子を見ているとかつての私を思い出します」
鳴上「そういえばアイギスさんを元に造られたって言っていましたね」
アイギス「ええ。まさかこんな形で再会する事になるとは思いませんでした」
アイギス「……いえ、正確には私の知っている彼女ではないのですけれどね」
鳴上「それはどういう……?」
アイギス「……」
>アイギスは複雑そうに言い淀んでいる。
>やはり機械にしては人間のようなところがあるように思えた。
アイギス「この話は少し長くなる割にはあまり面白い事ではありません。機会があればいずれお話しましょう」
鳴上「はい」
>……
鳴上「それはどういう……?」
アイギス「……」
>アイギスは複雑そうに言い淀んでいる。
>やはり機械にしては人間のようなところがあるように思えた。
アイギス「この話は少し長くなる割にはあまり面白い事ではありません。機会があればいずれお話しましょう」
鳴上「はい」
>……
【深夜】
自室
>ベッドの中……
鳴上(……)
鳴上(なんだか立て続けに色々あって疲れている筈なのに、寝付けないな)
鳴上(今夜は雨じゃないけどやっぱりテレビが気になるし……)
>ベッドに横になったまま視線だけテレビの方へと向ける。
>……
鳴上(……!?)
自室
>ベッドの中……
鳴上(……)
鳴上(なんだか立て続けに色々あって疲れている筈なのに、寝付けないな)
鳴上(今夜は雨じゃないけどやっぱりテレビが気になるし……)
>ベッドに横になったまま視線だけテレビの方へと向ける。
>……
鳴上(……!?)
>何かがぼうっと浮かび上がってくるのが見える。
>しかしそれはテレビの画面にではない。
>鳴上の部屋の空間にだ。
>ヘッドホンを下げ月光館学園の制服を着た少年の姿がそこにはあった。
>どこかで見覚えがあるような気がする……
鳴上(……寮に来た日に階段にいた男?)
?「……」
>少年は前髪に隠れた片目をこちらに向けて鳴上を見つめていたが黙ったままで、その場ですぐに姿が消えてしまった……
鳴上(一体なんなんだ?)
鳴上(どうして部屋に……)
鳴上(……)
鳴上(そっとしておこう……)
鳴上(……ねむ……い……)
>急激に酷い眠気に襲われた……
>驚く間もなく目を閉じる事しか出来なかった……
>しかしそれはテレビの画面にではない。
>鳴上の部屋の空間にだ。
>ヘッドホンを下げ月光館学園の制服を着た少年の姿がそこにはあった。
>どこかで見覚えがあるような気がする……
鳴上(……寮に来た日に階段にいた男?)
?「……」
>少年は前髪に隠れた片目をこちらに向けて鳴上を見つめていたが黙ったままで、その場ですぐに姿が消えてしまった……
鳴上(一体なんなんだ?)
鳴上(どうして部屋に……)
鳴上(……)
鳴上(そっとしておこう……)
鳴上(……ねむ……い……)
>急激に酷い眠気に襲われた……
>驚く間もなく目を閉じる事しか出来なかった……
04/07(土) 晴れ 自室
【朝】
>昨夜は妙なものを見た気がする。
>だが、なんだったのかはあまり考えたくない。
>学校に行かなければ……
学生寮 階段
>三階からおりてきたメティスと遭遇した。
メティス「おはようございます、鳴上さん」
鳴上「ん、おはよう」
メティス「顔色が優れないようですが、どうかされましたか?」
鳴上「いや……」
メティス「日々の自己管理はしっかりしていただかないと、有事の際に支障をきたします。注意してください」
鳴上「気をつけます……」
【朝】
>昨夜は妙なものを見た気がする。
>だが、なんだったのかはあまり考えたくない。
>学校に行かなければ……
学生寮 階段
>三階からおりてきたメティスと遭遇した。
メティス「おはようございます、鳴上さん」
鳴上「ん、おはよう」
メティス「顔色が優れないようですが、どうかされましたか?」
鳴上「いや……」
メティス「日々の自己管理はしっかりしていただかないと、有事の際に支障をきたします。注意してください」
鳴上「気をつけます……」
【昼休み】
月光館学園 3-A 教室
>メティスがクラスの女子に囲まれている。
>どうやら色々と質問攻めにあっているようだ。
鳴上(ボロが出ないといいけどな……)
男子A「なあ、鳴上ー。お前って何処のガッコからきたの?」
男子B「そっちの学校に彼女とかいる?」
男子C「つーか、昨日も今日もメティスちゃんと一緒に登校してきたってマジ? どういう関係?」
>こっちはこっちで質問攻めにあった……
【放課後】
メティス「鳴上さん、帰りましょう」
鳴上「あ、ああ……」
>クラスからひそひそと話し声がする。
>とりあえず教室から出た。
月光館学園 3-A 教室
>メティスがクラスの女子に囲まれている。
>どうやら色々と質問攻めにあっているようだ。
鳴上(ボロが出ないといいけどな……)
男子A「なあ、鳴上ー。お前って何処のガッコからきたの?」
男子B「そっちの学校に彼女とかいる?」
男子C「つーか、昨日も今日もメティスちゃんと一緒に登校してきたってマジ? どういう関係?」
>こっちはこっちで質問攻めにあった……
【放課後】
メティス「鳴上さん、帰りましょう」
鳴上「あ、ああ……」
>クラスからひそひそと話し声がする。
>とりあえず教室から出た。
月光館学園 昇降口
鳴上「なあ、メティス」
メティス「はい、なんでしょう」
鳴上「えっと……もう登下校の道も覚えたしさ、行きも帰りも一緒にいなくても平気だから」
メティス「平気ではありません」
鳴上「え?」
メティス「姉さんから学校では鳴上さんと一緒にいるようにと言われています」
鳴上「だからって男子トイレにまで一緒に来ようとするのは流石にどうかと……」
鳴上「それに『一緒に帰って友達に噂とかされると恥ずかしいし』とか思ったりしないのか?」
メティス「鳴上さんは『一緒に帰って友達に噂とかされると恥ずかしいし』なのですか?」
鳴上「いや、そういう訳じゃなくて」
鳴上(うーん……)
鳴上「なあ、メティス」
メティス「はい、なんでしょう」
鳴上「えっと……もう登下校の道も覚えたしさ、行きも帰りも一緒にいなくても平気だから」
メティス「平気ではありません」
鳴上「え?」
メティス「姉さんから学校では鳴上さんと一緒にいるようにと言われています」
鳴上「だからって男子トイレにまで一緒に来ようとするのは流石にどうかと……」
鳴上「それに『一緒に帰って友達に噂とかされると恥ずかしいし』とか思ったりしないのか?」
メティス「鳴上さんは『一緒に帰って友達に噂とかされると恥ずかしいし』なのですか?」
鳴上「いや、そういう訳じゃなくて」
鳴上(うーん……)
鳴上「俺と一緒にいるって事にそれほど強要されなくて良いっていうか。アイギスさんの言ってるのは出来るだけって意味だろ?」
メティス「だから体育の授業などは除き、こうして鳴上さんと一緒にいるよう努めています」
鳴上「でもさ、それ以外にメティスだって他にしたい事とかあるだろ?」
メティス「他にしたい事?」
メティス「……」
メティス「……その問いに該当するものはありません」
メティス「私の大事は貴方の傍にいる事であります」
鳴上「アイギスさんに言われたから?」
メティス「……。そうです」
鳴上「……」
鳴上「メティスはアイギスさんの事が好きなんだな」
メティス「……え?」
メティス「だから体育の授業などは除き、こうして鳴上さんと一緒にいるよう努めています」
鳴上「でもさ、それ以外にメティスだって他にしたい事とかあるだろ?」
メティス「他にしたい事?」
メティス「……」
メティス「……その問いに該当するものはありません」
メティス「私の大事は貴方の傍にいる事であります」
鳴上「アイギスさんに言われたから?」
メティス「……。そうです」
鳴上「……」
鳴上「メティスはアイギスさんの事が好きなんだな」
メティス「……え?」
鳴上「そうだよな。お姉さんなんだもんな。そりゃ、期待に応えたいって思うのは当たり前か」
メティス「……」
メティス「はい。私は姉さんの事が好きです。何故だかは解りませんが、まだ出会ってもいない頃からそうでした」
メティス「だから姉さんの意に背いて嫌われたくはありません……」
>メティスは顔を俯かせている。
>それは想像するだけでも悲しい事なのだろう。
鳴上「そういう事なら仕方ない、か」
メティス「……」
メティス「はい。私は姉さんの事が好きです。何故だかは解りませんが、まだ出会ってもいない頃からそうでした」
メティス「だから姉さんの意に背いて嫌われたくはありません……」
>メティスは顔を俯かせている。
>それは想像するだけでも悲しい事なのだろう。
鳴上「そういう事なら仕方ない、か」
>ふと、昨夜のアイギスの言葉が蘇る。
『あの子の事……メティスの事、どうかよろしくお願いします』
『あの子には学ぶべき事がまだ多い。シャドウと戦うという為だけに造られたけれど、それ以外の事を知ってはいけないという訳はないと思うんです』
鳴上(だから一緒にって事か)
鳴上「じゃ、真っ直ぐ帰るか」
メティス「はい」
>寄り道せずにメティスと一緒に寮まで帰った。
>空にうっすらと丸い月が浮かんでいるのがふと目に止まった。
『あの子の事……メティスの事、どうかよろしくお願いします』
『あの子には学ぶべき事がまだ多い。シャドウと戦うという為だけに造られたけれど、それ以外の事を知ってはいけないという訳はないと思うんです』
鳴上(だから一緒にって事か)
鳴上「じゃ、真っ直ぐ帰るか」
メティス「はい」
>寄り道せずにメティスと一緒に寮まで帰った。
>空にうっすらと丸い月が浮かんでいるのがふと目に止まった。
【夜】
学生寮 ラウンジ
アイギス「おかえりなさい」
メティス「ただいま帰りました」
美鶴「お邪魔しているよ」
鳴上「こんばんは、桐条さん」
美鶴「今日は二人に少し話があってね。着替えないでいいからそこにかけてくれ」
>美鶴に促され、ソファに座った。
鳴上「話ってなんでしょうか」
美鶴「ああ。まずは君に聞きたい事がひとつ」
美鶴「君が以前戦っていたシャドウについての詳しい情報が欲しい」
美鶴「何処で、何時、どういう風にして出現していたのか」
鳴上「それは……」
>鳴上はマヨナカテレビの事について詳しい事情を説明した。
学生寮 ラウンジ
アイギス「おかえりなさい」
メティス「ただいま帰りました」
美鶴「お邪魔しているよ」
鳴上「こんばんは、桐条さん」
美鶴「今日は二人に少し話があってね。着替えないでいいからそこにかけてくれ」
>美鶴に促され、ソファに座った。
鳴上「話ってなんでしょうか」
美鶴「ああ。まずは君に聞きたい事がひとつ」
美鶴「君が以前戦っていたシャドウについての詳しい情報が欲しい」
美鶴「何処で、何時、どういう風にして出現していたのか」
鳴上「それは……」
>鳴上はマヨナカテレビの事について詳しい事情を説明した。
美鶴「テレビの中の世界か……それは実に興味深い話だ」
アイギス「影時間の中に現れていたタルタロスとはまた違ったもののようですね」
鳴上「影時間? タルタロス?」
美鶴「君は一日と一日の間に普通の人間には感知出来ない時間が以前まで存在していたと言ったら信じられるか?」
鳴上「なんですかそれ」
美鶴「私達が戦っていたシャドウはその時間にのみタルタロスと呼ばれる場所に出現していたんだ」
アイギス「タルタロスというのは鳴上さんが今通っている月光館学園の影時間での姿の事を言います」
鳴上「あの学校がそんな場所に!?」
アイギス「影時間の中に現れていたタルタロスとはまた違ったもののようですね」
鳴上「影時間? タルタロス?」
美鶴「君は一日と一日の間に普通の人間には感知出来ない時間が以前まで存在していたと言ったら信じられるか?」
鳴上「なんですかそれ」
美鶴「私達が戦っていたシャドウはその時間にのみタルタロスと呼ばれる場所に出現していたんだ」
アイギス「タルタロスというのは鳴上さんが今通っている月光館学園の影時間での姿の事を言います」
鳴上「あの学校がそんな場所に!?」
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