私的良スレ書庫
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元スレ男「監禁されて始まる恋?」
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先生「――ではここを……男くん、解いて下さい」
男「……」ボー
先生「……男くん?」
男「……」ボー
先生「男くん」
男「……」ボー
先生「こら!」
男「……」ボー
先生「……良かろう。それほど私のチョークの錆になりたいか……」
友「せ、先生!オレが代わりに解きます!解かして下さい!」
――そして、放課後。
友「おーい、帰ろうぜ」
男「……あぁ……」ボー
友「……」
男「……」ボー
友「……」
男(……どうすっかなぁ……)
男(…………)
男(……女ん家、行くか……?)
男(いや……行ってどうする?)
男(……でも、様子見も兼ねて……それに放課後に友達ん家行くくらい普通だよな……)
男(…………)
男(……『友達』か……)
男(……来てやったぜ、女)
―――時刻は16:30。
男(よし、行くか……!)
場所は―――。
男(……恋は曖昧っ!)ピーンポーン
女「はい」ガチャッ
男(えっ、出るの早っ!あれ?)
とりあえずここまでです。
いや、毎度少なくて申し訳ない。
四回目の戦いが始まるのは今日の夜です。それではまた後ほど。
こんばんは。
女さんの家に向かった男くん。果たしてどうなるのか?
始めます。
女「お、男くん……どうしたの?」
男(んん? 普段通りか?)
男「いや……なんだ、その……」
女「……?」
男(どうする俺? 『スマブラやりに来た』か『お前が心配で来た』かどっちにする? まずい、どっちも捨て難い……)
女「……」
男「……」
女「……でもまぁ、来てくれて嬉しいよ。上がって」
男(おぉ、やっぱりえぇ娘や……)
男「お邪魔しまーす」
女「どうぞ」
男「あー、なんだかんだ言ってこの部屋も見慣れたもんだな」
女「……そう、だね」
男「……」
女「……」
男「……なぁ」
女「……な、なに?」
男「……」
女「?」
男「……いや、何でもない」
男(気まずい……やっぱり『スマブラやりに来た』って言った方が良いか?)
女「……」
男「……」
女「……」
男「……今日はさ」
女「?」
男「紅茶、無いんだな」
女「……」
男(あれ? とりあえず話しやすそうな話題を出してみたんだが……)
女「……う…………ら…」
男「ん?」
女「……もう………めたから」
男「??」
女「……もう、遠回りするのは止めたから」スッ
男「――え?」カチャッ
男(カチャッという金属音と手首の冷たい感触……また手錠ですね分かります)
男(そして一瞬にしてベッド上で馬乗りになられた訳です。流石に手慣れてますね――と言ってる間にもう一方の腕にも手錠がね。うん)
女「……えーっと、リアクションは?」
男「……ん? あぁ、正直手際が良すぎて何されたかよく分からんかったわ。流石だな」
女「男くんも流石だよ……」
女「……まぁ、もう別にいいけどね」ゴソゴソ
男「……はい、質問!」
女「な、なに?」ヌギヌギ
男「どーして女さんは服を脱いでるんですか?」
女「……分からないの?」ヌギヌギ
男「分かりません。これって、ト○ビアになりませんか?」
女「……」ヌギヌギ
男(……おいおい、待て待て待て。マジか)
女「……わ、分からないなら教えてあげる」
男「そうしてくれ」
女「私達は、今から一緒になるの」
男「マジか」
女「う、うん。マジだよ」
男「……」
女「……」
男「……」
女「……」
男「顔、真っ赤だぞ」
女「―――っ!!??////」
※男は今、縛ry(
女「……も、もう関係ないもん。男くんは動けないんだから私の好きなようになるんだよ?」
男「……」
女「……」
男「……勝手にしろ」
女「うん。そうするね」スルスル
男「……」
女「ねぇ男くん。み、見てよ。私の……か、身体……っ」
男「あぁ。薄目開けたら顔がまだ真っ赤なのは分かった」
女「ちょっ!!??////」
※男は今(ry
女「で、でもほら……自分で言うのもなんだけど、結構大きいんだよ?」ムニュッ
男「なんか当たってるけど気のせいだなうんきっとそうだ!」
女「そんなこと言っても、その……ち、ち、ち……////」
男「ち?」
女「……ゴホン。こ、ここは正直だよ……?」
男(……やっぱこの娘ウブだ。凄ぇウブだ)
※男(ry
男「顔真っ赤だぞ」
女「……うぅ……」
男「――で、どこが正直だって?」
女「こ、ここだよ!ほらっ!」
男「……」
女「……」
男「……」
女「そ、そんな……」
女「変化なし……だと……!」
男「……ふふん」
女「な、なんで? なんでなんでなんでなんでなんでなんで?」
男「……ククク……」
女「あ、分かった。私の身体って魅力無いんだ。そりゃそうだよね。こんな汚い身体見ても気持ち悪いだけだよね。ごめんね……」ブツブツ
男「……いや、そんなことは全然ないけど?」
女「嘘。だって…………は、反応しないじゃない」
男「あぁ、これは局部に血液が集中するのを防ぐために交感神経ではなく副交感神経に意識を向けてるだけさ」
女「えっ」
男「だから俺はいま両足の指に意識を集中してる。こうすることによって副交感神経が優位になり、仁王立ちが収まってるって訳だな」
女「なにそれすごい」
※事実です。
男「でも耐えるのがまた辛くて辛くて。何回流されかけたことか」
女「……そ、そんな……」
男「という訳で俺の勝ちだな。お前はもっと自分を大切にしなさい」
女「……」
男「……」
女「……」
男(危ねぇ危ねぇ、友がこの技教えてくれてなかったらマジでやばかった…………でもちょっと惜しいことしたな)
女「……」
男「……」
女「……」
男「……」
女「………………ッ……」
男(……ん? 今、女が泣いてたような―――)
女「…………」
男「な、なぁ―――」
女「……やっぱり、ダメだったかぁ……」ボソッ
男「ん?」
女「……ううん。何でもないよ」スッ
男(俺の上から降りて服を着始めた……)
女「……」カチャカチャ
男(俺の手錠も外した……?)
女「……」
男「……なぁ」
女「……」
男「えっと、その…………どうかした、のか?」
女「……私、分かってた。男くんは私を見てないって」
男「!」
女「どんなことをしても……私だけを見てくれることは無かったよね」
男「……それは」
女「……前まではさ、私だけを見てくれないならいっそのこと二人で……って思ってた」
男「!」
女「ふふっ……。でもね、どうしても出来なかったんだ」
男「……」
女「笑っちゃうよね。男くんに迷惑ばっかりかけてた癖に……」
男「……」
女「……いざとなったら怖じ気づいてたの」
男「……」
女「あなたが本当に本当に大切で、傷つけることなんて絶対に出来なかった……」
男「……」
女「最後の手段で……なんて思ったけど、それでも男くんは私を見てくれなかった」
男(……だって俺も凄ぇ恥ずかしかったしまともに見たら絶対抑えられなかったもん)
女「……私……」
男「……」
女「……私、男くんが好き。きっとこれからもずっと……」
男「お、女……」
女「……たくさん酷いことして、ごめんなさい」
男「……」
女「もう……二度と男くんに近づかないようにする、から……」ポロッ
男「!」
女「グスッ、うっ……ふぇぇ……!」ポロポロ
男「女……」スッ
女「こ、来ないで……」
男「でも――」
女「……いいの……」グスッ
男「……」
女「……もう、いいの……」ニコッ
男(……なんでだよ。どうしてそんな悲しそうに笑うんだよ……)
女「……本当に……ごめんなさい」
男(……もう謝んなよ。俺が本当に嫌がる事は一回もやらなかっただろ)
女「今まで……ありがとう」
男(なんでお前はそうやって……)
女「……さよなら……」
男(勝手に進めんな。俺は……)
『……お前、なんだかんだで委員長のこと好きなのかなーって思って』
男(―――あぁ。認めるよ)
男「……よし」
女「……」
男「……今から抱き締めるけど、いいか?」
女「え……?」
女「―――ひゃっ!?」
女「お、男くん……!?」
男「ありがとよ」
女「え……?」
男「……ようやく、俺にも余裕が出来た」
女「そ、それって……」
男「……女。俺はお前のことが好きだ」
女「え……?」
男「やっと気づいた。どうやら俺もお前が好きらしい」
女「……は、放して。そんなこと言われたら私、また男くんを……」
男「大丈夫だよ」
女「……!」
男「……ウブなところも、そのくせ積極的なところも、どこか抜けてるところも……」
女「……」
男「全部、好きだ」
女「……っ……!!」
男「だから、大丈夫だよ」ナデナデ
女「……男くん……グスッ……男、くん……!」
男「おう。ここにいるぞ」
女「…………っ……!」ポロポロ
男「よし泣け。そりゃもう思いっきり泣け」
女「う、うわぁぁああぁん……!」ポロポロ
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