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    元スレシン「主役はオレだ」 キラ「やめてよね」

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    801 = 797 :

    >>799
    やつらは運命プランを勝手に解釈して攻めてきたんじゃん
    そもそもレクイエム破壊なんてやつらにする権利無いのに

    802 :

    >>801
    原作の話してるんだよな?SSと混同してないよな?
    軍事力 オーブ<<<<<ザブト
    経済力 オーブ<<<<<ザフト
    求心力 オーブ<<<<<議長
    あの当時ザフトに対抗できる勢力は残っていなかった
    なのに議長は反対してる国のまだ交戦してもない軍隊に強硬姿勢でレクイエム一発撃ってるよね?
    主導権を渡したくないだけとか中立(笑)とかのあげくにプランの解釈の違いに権利?
    明確に対峙したのはプランじゃなくて大量破壊兵器の扱いだから

    803 :

    軍事行動を起こそうとしている大西洋連邦の月基地を攻撃することに
    特に障害があるとは思えないが、レクイエムでプラントのコロニーを沈めた
    オーブが文句言うのは、いくらなんでも筋違い

    804 :

    >>802

    >>478>>479>>480>>481
    の話題のこと言ってる?

    805 = 797 :

    >>802
    落ち着けって
    まずオーブの経済力と軍事力がザフトに劣るってのはどこ情報?ただでさえファクトリーとかターミナルみたいな謎組織の協力もあるのにさぁ
    しかもレクイエム撃ったのは地球連合が艦隊動かしたからじゃん

    806 = 804 :

    seedアンチの俺だがこんな感じの話が読みたかったんだ。ただ生き残らせすぎじゃない?

    なんにしても>>1


    ところで雑談?が長すぎじゃないか?

    807 :

    >>803
    積極的自衛権、つまり先制的自衛権の行使を認めるのか? どこの世界の警察様だよwwwwwwww

    つーかオーブがプラント沈めたって……

    808 :

    種死終盤の流れって、

    レクイエム攻防戦でザフトがジブリールを殺害、レクイエム占領

    戦争を推し進めるロゴスを倒したので、議長がデスティニープラン発表

    オーブとかが反対を宣言

    連合がレクイエムを取り返そうと軍を動かす

    ザフトがレクイエムで連合のアルザッヘル基地を破壊。大西洋連邦大統領死亡

    オーブが議長は反対派を滅ぼす気だと言い張ってオーブ軍出撃

    ってこと?

    809 :

    原作で議長は
    「デステニプランは人類救済の最後の策であり、それに反対するのは人類の敵だ」
    ってような事をハッキリ言ってるけどな
    それをどう曲解したら「強制ではない」なんて言えるのか分からないんだが?

    810 :

    おまえらの考察とかどうでもいいです。議論()で荒れる前にヨソいけヨソ

    811 :

    純粋に>>1のストーリーを楽しもうぜ。

    812 :

    スレも残り200だ
    無駄な雑談で埋めるなよ
    これだから種厨は…

    813 :

    なんだ?
    >>809書きこんだら原作アンチが急に黙っちまったな

    814 :

    スルー検定のお時間です。

    815 :

    >>807
    先制的自衛権の行使か
    まさにラクシズがやったことじゃないか

    816 :

    よーし、俺がんばって>>1以外は
    スルーをするー

    817 :

    まあ実際議長が、平和的世界平和の為にレクイエムぶっ放してるっていう理屈そのものは擁護のしようが無いっていう点がひとつ
    ただ逆に、デスティニープランの制度導入と職業選択の自由の有無はまた別の話っていう見方もあるねぇ

    どっちにしろ原作じゃ議長は悪役として描かれてた事に間違いはねーよ
    要塞に篭って「さあ来るがいい」みたいに待ち受ける正義の味方を俺は知らないwwww

    818 :

    先の展開と結末はある程度もう決まってるんだけど
    戦闘シーンわかりやすくしようと思って地の文書いてみたらこれが難しくて進まない
    ノロノロ書いてたら色々立て込んで来てなかなか書く時間なくなってきてしまった
    というわけでもう少し待っててくれ
    完結はさせるので

    >>806
    いっぱい生きてるのは一応理由があるんだよ!

    819 :

    スレタイ通りにならないことを願います

    820 :

    それはそれで>>1の考えた物語って事で別にいいとおもうんだ。自分の書きたい物語を書いて欲しいわ。

    821 :

    もう一月ちかいな

    822 :

    もう終わってると思ってゆーっくり読んでたら追いついてしまったww
    >>1まじ期待してる。支援。

    823 :

    とりあえずシンはハッピーに終わるとシンじてる

    824 :

    いつになったら戻ってくるんだ

    825 :

    やっとキリのいいところまで書けた…

    再開

    826 = 825 :

    ついにザフトとオーブの最終決戦が始まった。それぞれの戦艦から更に多くのMSが飛び出していく
    お互いに平和を望みながらも、求める平和の形の違いから起きてしまった戦い
    二年前のヤキン・ドゥーエ戦役を上回る規模の戦闘が予想される


    メサイアからもデスティニーとレジェンドを含むMSの発進が完了し、
    周囲に設置されたバリアリングから展開するリフレクターが、繭のようにメサイアを包み込んでいく


    シン「ミネルバ…離れて大丈夫かな…」

    レイ「大丈夫だ、彼らは強い。だがフリーダムとジャスティスを止められるのは俺達だけだ」

    レイ「奴らは一直線に此処まで向かってくるはずだ…必ず守り通すぞ、メサイアを!」

    シン「ああ!」

    827 = 825 :

    -ボルテール-

    イザーク「くっ…オーブか…」

    ディアッカ「できれば戦いたくはなかったんだがな…結局こうなっちまったか」

    イザーク「フン…」

    ディアッカ「で、オレ達はどうするんだ?」

    イザーク「しばらくは此処で待機だ…前線を突破してきた敵を確実に叩くためにな」

    イザーク「一刻も早く奴をこの手で殴ってやりたいが…」

    ディアッカ「アスラン、か…オレ達に相談してくれたって良かっただろうにな」

    イザーク「…なんにせよ、今のアスランは俺達ザフトにとって討つべき敵だ。覚悟は決めておけ」

    ディアッカ「わかってるさ…」

    828 = 825 :

    オーブ軍はフリーダムとジャスティスを筆頭に、その後をアークエンジェルとエターナルが続く
    そしてアークエンジェルとエターナルを中心として、おびただしい数のムラサメが群がっている


    それを待ち受けるのはザフトの全戦力
    最新鋭のミレニアムシリーズであるザクやグフを筆頭に、ゲイツ等の型落ち機までも集結している

    -エターナル-

    ラクス「通信回線をわたくしに」

    メイリン「はい!」

    ラクス『こちらはエターナル、ラクス・クラインです!』

    ラクス『ジェネシスを護衛する全ザフト軍兵士に通告いたします!』

    ラクス『我々はこれより、その無用な大量破壊兵器の解除を行います!』

    ラクス『それはプラントにとっても必要無い物のはず…人はもう何処へ向けてであれ、そのようなものを撃ってはならないのです!』

    ラクス『そしてデスティニープラン!人の夢を奪い、世界を死の世界へと変えてしまう恐ろしいもの!』

    ラクス『ザフトがその力と誇りを懸けて守るべきものでは決してないはず…』

    ラクス『平和の為にと軍服を纏った誇りが、まだその身にあるのなら…』

    ラクス『道を開けなさい!』

    829 = 825 :

    自分の声ならば、必ずザフトは耳を傾けるはずと信じ呼びかけるラクス
    その声は、戦線で待ち構えていたイザーク達の耳にも届いていた


    イザーク「盗んだ艦で偉そうに…!よくもぬけぬけと!」

    ディアッカ「面の皮の厚い女だね…で、どうすんの?」

    イザーク「決まっている!俺達はザフトの軍人だ!」

    イザーク「エターナルを堕とすぞ!あれは…ザフトの艦ではない!」


    ラクスがいくら呼びかけても、ザフトのMS達は攻撃の手を緩めない
    それどころか、火に油を注ぐように激しくなっていくばかりだった


    ラクス「わたくしの声は、もう届かないのですか…」

    メイリン「α20にミネルバ!α18に空母ゴンドワナ!」

    ラクス「…」

    830 = 825 :

    ラクス「キラとアスランは、議長の下へ行ってください」

    キラ『え…!?』

    ラクス「ミネルバは、わたくし達がなんとしても抑えます!」

    アスラン『囮になるつもりか!?いくらなんでも無茶だ!』

    ラクス「大丈夫、わたくしに味方してくださっているのは強いお方ばかりですから」

    キラ『だけど!』

    ラクス「わたくしの言葉が届かない以上、この戦いの勝敗を決するのは何よりもスピード…」

    ラクス「一刻も早く司令塔を叩き、この戦いを終わらせなくてはなりません!」

    ラクス「そのために…行ってください!」

    キラ『ラクス…』

    831 = 825 :

    ラクス「キラ…わたくしなら大丈夫、不沈艦アークエンジェルの加護がありますから」

    キラ『…わかった、ミーティアを借りていくよ』

    ラクス「はい、アスランも」

    アスラン『ああ…』


    フリーダムとジャスティスはミーティアとドッキングし、メサイアに向けて飛び去っていく
    それを見届けたラクスは、もう一つの切り札に指示を出す
    エターナルのドックから、ラクスの命を受けた漆黒のMSが飛び出していった

    832 = 825 :

    ミネルバも宿敵アークエンジェル、そしてエターナルへ向けて進む
    道を阻むオーブ艦隊、そこから飛び出してくるムラサメの大群を、カオスとアビスが蹴散らしていく
    連合軍で戦っていたときとは違い、本来の搭載艦であるミネルバの支援を受けた二機は、その力を最大限に発揮していた

    アウル「ええい!キリが無いぜ、これじゃあ!」

    スティング「いいんだよ、俺達は足止めだけしてりゃ…ん?」

    アウル「なんだよ、スティング」

    スティング「なんだありゃ…?」

    833 = 825 :

    飛び回るムラサメを次々と叩き落していくカオスとアビスに、漆黒のMSが接近する

    ZGMF-XX09Tドムトルーパー

    ストライクフリーダム、インフィニットジャスティスと同じく
    クライン派に味方する秘密武装組織【ターミナル】が、ザフト軍のデータベースから盗用した設計図を基に製造した機体であった

    スティング「一つ眼…ザフトのMSか…?いや違う、気をつけろアウル!」

    アウル「わかってる!」

    834 = 825 :

    ヒルダ「行くよ!野郎共!」

    マーズ「おう!」

    ヘルベルト「行くのかよ」

    ドムを操るハーケン隊のリーダー、ヒルダ・ハーケンの号令と共に、
    ビームサーベルを携えた先頭のヒルダ機が、紅い光を強固な殻のように纏う
    その後ろにギガランチャーを構えたマーズ機、ヘルベルト機が続き、一列に並んでカオスとアビスに突貫する

    『ジェットストリームアタック!』

    アウル「なんだか知らねえけど…」


    アビスの両肩に装備されたバインダーが左右に展開し、内部に搭載された計6門のビーム砲が姿を見せる
    更に胸部の複相ビーム砲と背部のバラエーナを前方に向け、光を収束し一斉に撃ち出す

    アウル「沈めぇッ!」

    縦一列に並んだ敵はアビスの砲撃の格好の的、次の瞬間には三機纏めて貫かれている
    そのはずだった

    835 = 825 :


    しかしアビス攻撃は紅の殻を突き破ることなく掻き消されていき
    三機のドムは依然として健在、隊列を乱すこともなく直進する

    アウル「なっ…!?」

    ヘルベルト「武器の選択を誤ったな…ドムにはビームなんざ効かねえ!」

    アウル「くそッ!どうなってんだよ!」

    ヒルダ「ラクス様の邪魔をする奴は許さないよ!」

    スティング「アウル、逃げろ!」

    アビスに狙いを定めたヒルダ機は勢いよくビームサーベルを振り上げる

    ヒルダ「堕ちなッ!」

    アウル「やられるっ…」

    836 = 825 :

    アウル「なんてなぁッ!」

    振り下ろされたビームサーベルをランスの柄で受け止め、そのままドムの展開したバリアの内側へと入り込む

    ヒルダ「なっ!?」

    アウル「中に入っちまえば…関係ねえだろッ!」

    アビスの胸部に光が収束し、次の瞬間、真紅の光が三機のドムを串刺しにしていた

    アウル「へへっ…終わりぃ!」

    837 = 825 :

    スティング「ったく…ヒヤヒヤさせやがって!」

    アウル「ボクが負けるわけないっての!」

    スティング「…エネルギー残量は?」

    アウル「ギリギリ」

    スティング「なら、一旦戻るぞ。俺が道を開けてやるから付いて来い。無駄撃ちするなよ」

    アウル「えぇ!?めんどくせえよ!デュートリオンビームで…」

    スティング「棒立ちになれる状況か?」

    アウル「それは…」

    スティング「とにかく戻るぞ、いいな」

    アウル「りょーかい…」

    838 = 825 :

    -アークエンジェル-

    アークエンジェルの船室の中で、ネオは例えようのない不快感に襲われていた

    ネオ「…」

    ネオ「(なんだ…?この気味の悪い感覚は…この艦が敵の根城に近づけば近づく程に強くなっていく…)」

    ネオ「(誰かが、俺を呼んでいるような…)」

    ネオ「…じっとしてても、始まらねぇか!」

    839 = 825 :

    ミリアリア「艦長!アカツキが…」

    マリュー「え!?」

    ピピッ

    ネオ『出してくれよ艦長さん!この金色、俺が使っていいんだろ?』

    マリュー「記憶が…戻ったの?」

    ネオ『そうじゃない、戦場に出たら俺のやりたいようにやらせてもらうつもりだ』

    ネオ『ただ…デュランダルのやり方は、正直好かん。敵の敵は味方って意味でなら、結果的にはあんたらに協力することになるかもな』

    840 = 825 :

    マリュー「…わかったわ」

    ミリアリア「艦長…」

    ネオ『話のわかる美人さんで助かったぜ!』

    マリュー「…その代わり約束して、必ず帰ってくるって!」

    ネオ『はいはい、了解』

    ネオ『ネオ・ロアノーク!アカツキ、出るぞ!』

    841 = 825 :

    ---

    ジャスティスとフリーダムはメサイアを目指し一直線に進む
    モノアイのMS達による包囲の輪は、戦艦にも匹敵するミーティアの火力の前に成す術もなく崩れていく

    アスラン「くっ…出てくるなッ!」

    キラ「ごめんね…」

    撃ち落した機体の爆発の音も聞こえない
    ただひたすらに、デュランダルの待ちうける機動要塞へと突き進む
    目的の場所まであと少し

    アスラン「キラ、恐らくあの要塞の防衛には―――」

    キラ「っ!アスラン!」

    842 = 825 :

    アスラン「ぐぁぁっ!?」

    巨大な真紅の閃光がジャスティスのミーティアの推進器を突き破り、衝撃で機体が大きく揺さぶられる
    爆散寸前のミーティアをギリギリで切り離し機体へのダメージは抑えるが、爆風の衝撃にバランスを崩してしまう

    アスラン「くっ…撃たれたのか…一体どこから!?」

    ジャスティスのレーダー効果範囲外からの狙撃
    こんな芸当ができるMSは、アスランの知る限りでは、キラのストライクフリーダムを除けばただ一機
    なんとか体勢を整え、それを確かめる為に向き直ると、暗いトリコロールカラーのMSがジャスティスのすぐ傍まで迫って来ていた

    シン「アスラァンッ!!」

    アスラン「シンっ…」

    シン「この裏切り者がぁッ!」

    デスティニーは背のアロンダイトを引き抜き
    なんとか体制を立て直したジャスティスは、連結させた両刃のビームサーベルで迎え撃つ

    843 = 825 :

    シン「せっかく助かった命で、また殺されに来たのかよ!!」

    デスティニーの必殺の斬撃を、ジャスティスはビームシールドで受け流し、ビームサーベルで反撃を狙う
    そのまま両者は、お互いの剣と盾とをぶつけ、火花を散らしながら睨み合う

    アスラン「くっ…聞けシン!お前はオーブを討っては駄目だ!」

    シン「ふざけるなッ!この戦争を仕掛けたのは、アンタ達だろうが!」

    アスラン「お前の後ろに在るものを見てみろ!あれは…人でも国でもない!」

    アスラン「たった一撃で、大勢の人の命を奪う兵器なんだぞ!」

    シン「履き違えるな!こんな風に戦いを仕掛けてくる奴がいるから兵器が無くならないんだろ!」

    844 = 825 :

    アスラン「シン、そうじゃない!あんな物を守って戦ってしまったら…」

    アスラン「お前は今度こそ力の呪縛から逃れられなくなるんだぞ!」

    シン「力を持つなら…その力の使い方を考えろって、オレにそう言ったのはアンタだろ!」

    アスラン「シン、俺は…」

    シン「自分の力は自分が正しいと思えることに使う!そう決めたんだ!」

    アスラン「お前は本当に、これが正しいと思ってるのか!?お前が欲しかったのは、本当にそんな力か!」

    シン「オレにだって分かるさ…議長の言う正しさだけが全てじゃないってことも…」

    アスラン「それなら…」

    845 = 825 :

    シン「アンタ達に世界を任せてしまったら、ロクなことにはならないってことも!!」

    アスランの言葉を拒絶するかのように、デスティニーは脚部のブースターを噴かせ、渾身の力でジャスティスを蹴り飛ばす
    吹き飛ばされたジャスティスも隙を見せず体勢を整え、両者は睨み合いとなる

    アスラン「くっ…!」

    シン「オレとアンタ達とでは、違いすぎるんだ…この戦争の終わりの、その先に見ているものが!」

    アスラン「どうしても自分が正しいと言い張るのなら…」

    ジャスティスは左腕に装備されたウェポンラックから、最大の武器であるシャイニングエッジを引き抜く
    発せられた明確な敵意を感じ取ったデスティニーも、アロンダイトを真正面に構え、光の翼を最大出力で展開する

    アスラン「俺に勝って、その正しさを証明してみせろ!シンッ!!」

    シン「望むところッ!!」

    ほんの少し前までは、僚友として肩を並べ、共に戦っていたシンとアスラン
    戦いの中で悩み、苦しんだ末に別々の道を選んだ二人
    お互いに迷いを捨てた、全身全霊の戦いが幕を開けた

    846 = 825 :

    シンとアスランが互角の戦いを繰り広げる一方で、レイの猛攻に対しキラは防戦一方だった
    機体性能、操縦技術、実戦経験、いずれもキラが上回っていたが、
    レイの執念とキラの動揺が二人の力の差を覆していた

    キラ「くっ…この機体、まさかっ…」

    レイ「お前は必ず…この手で殺してやる!キラ・ヤマト!」

    展開されたドラグーン、それをマウントする巨大な円盤型のプラットフォーム、そして灰と紺を基調にしたカラーリング
    どれをとっても二年前に相対したクルーゼの機体を連想させ、キラの判断力を削り取っていく

    キラ「誰なんだ…君は!何故そこまで僕を憎む!?」

    レイ「そんなこと…お前が兄の仇だからさ!」

    キラ「なっ…兄!?」

    レイ「わかるだろう…お前には…」

    レイ「ラウ・ル・クルーゼだ!!」

    キラ「っ!?」

    847 = 825 :

    キラが大きく動揺した隙に、レジェンドは計十基のドラグーンを一斉に展開、
    瞬く間にフリーダムを包囲する

    キラ「うっ…」

    レイ「新世界の手向けとなれ…キラ・ヤマトッ!!」

    次の瞬間にはビームの雨がフリーダムを蜂の巣にするだろう
    勝利を確信した直後、レイの脳裏に警鐘が鳴り響く

    レイ「っ!?」

    レジェンドはドラグーンを呼び戻しながら咄嗟にその場を離脱、
    それと同時に、寸前までレジェンドのいた位置にビームの閃光が通過した

    848 = 825 :

    レイが攻撃のあった方向に目をやると、眩い光を放つ黄金色のMSが、レジェンドを見下ろしていた

    レイ「オーブの…だが、この感覚は…?」

    キラ「あ…あれは…」

    金色のMSはそのまま降下し、レジェンドとフリーダムの間に割って入る

    ネオ「なーにチンタラやってんだ、坊主!」

    キラ「ムウさん!」

    レイ「ムウ…?ムウ・ラ・フラガか!?」

    849 = 825 :

    キラ「記憶が戻ったんですか!?」

    ネオ「ボヤボヤするな!さっさとデュランダルを止めに行け!」

    キラ「…はい!」

    レイ「この状態では、追撃は諦めるしか…」

    ネオ「久しいな!白いザクに乗っていた坊主君だろう?」

    レイ「…っ」

    歯噛みするレイ、レジェンドのコクピットに響く軽薄そうな男の声に、更に苛立ちを募らせる

    850 = 825 :

    ネオ「やはりな、この不快感の正体は君か…こうして銃を向け合うのは、いつ以来かな?」

    レイ「…これも運命、か」

    ネオ「あぁ?」

    レイ「わからないか?俺達が互いの存在を感知できる、その意味が…」

    ネオ「なにを言っている…?」

    レイ「…いいだろう、貴様も、あの人の仇に他ならない!」

    レジェンドはビームライフルを投げ捨て、空いた右手にビームサーベルを握りしめる

    レイ「アル・ダ・フラガの罪、貴様の死を以って償え!」


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